JP5558468B2 - チェックアウト装置、および作業状況計測装置 - Google Patents
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Description
本実施形態に係るチェックアウト装置の構成について図1を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係るチェックアウト装置100は、大きく分けてレジ端末101と、チェックアウトスキャナ108と、レジ台107と、センサテーブル113aと、センサテーブル113bと、ガード114と、カウンター115とを含む。さらに、レジ端末101は、客面表示器102と、タッチパネル103と、キーボード104と、レシートプリンタ105と、ドロワ106とを含む。一方、チェックアウトスキャナ108は、客面表示器109と、タッチパネル110と、キーボード111と、コードスキャナ112とを含む。
ここで、図1はチェックアウト装置100をオペレータ側から見た様子を示す図である。オペレータは、チェックアウト装置100において、作業者、キャッシャー、チェッカー、およびレジ係などの総称をいう。また、オペレータ側とは、レジ端末101およびチェックアウトスキャナ108と正対してデータを入力できる位置をいい、図1の例では、チェックアウトスキャナ108およびカウンター115に対して手前をいう。
ガード114は、オペレータまたは買い物客がかごをカウンター115平面上で移動させる場合にチェックアウトスキャナ108に衝突しないようにする防護柵である。
客面表示器102は、オペレータがタッチパネル103およびキーボード104により入力した情報を買い物客が認識できるように表示する。タッチパネル103およびキーボード104は、オペレータが商品の種類または価格などを入力する処理操作を行うために使用する。レシートプリンタ105は、レシート印字等に使用する。ドロワ106は、オペレータが金銭の出し入れを行うために使用する。
客面表示器109は、商品の種類または価格等の情報を表示して買い物客にこれらの情報を認識させるために使用する。タッチパネル110およびキーボード111は、主にバーコードが付されていない商品等の登録作業を行うために使用する。上述の客面表示器109、タッチパネル110、およびキーボード111は、レジ端末101に含まれる客面表示器102、タッチパネル103、およびキーボード104とそれぞれ同様の動作をする。
コードスキャナ112は、偏平筐体状でありオペレータ側に正対する立設面に設けられた読み取り窓から、商品に付されたバーコード情報をオペレータ操作に基づいて読み取り処理を行う。読み取り処理は、読み取り窓から出射されたレーザ光等がバーコード上で反射し、その反射光を再び読み取り窓から入射させて受光部で受光することにより行う。
各センサテーブル113a、113bとカウンター115との隙間は数ミリ程度のわずかな間隔であり、また、硬貨やカード、薄い形状の商品が仮にその隙間に入り込んでも、重量計の部分まで落下しないようにセンサテーブルに受け部分が設けられている。センサテーブル113a、113bをカウンター115の色と別の色に着色するか、または、センサテーブル113a、113bの縁に沿って色の付いた線で囲むなどしてカウンター115と区別をすることで確実にかごをセンサテーブル113上に載せ、重量計202で重量の変化を捉えるようにしてもよい。さらに言えば、カウンター115を半分に分けて、その半分のカウンター115の上面全体を1つのセンサテーブル113aまたは113bとしてもよい。
作業状況認識部402は、コード識別部501と、商品内容抽出部502と、作業時刻抽出部503と、作業時間算出部504と、作業内容解析部505と、異常検出部506と、商品重量算出部507とを含む。
コード識別部501は、コードスキャナ112で商品のJANコードを数字列としてコード識別し、識別した数字列である商品番号を商品内容抽出部502へ送る。併せて、コード識別部501では、コードスキャナ112がJANコードを読み取った時刻を抽出し、その時刻を作業時間算出部504へ送る。
なお、作業性分類情報はオペレータの作業結果に合わせて随時変更してもよい。例えば、作業性分類情報が数値で表現され、数値が高いほどオペレータのスキャン作業が容易であるとした場合、商品の形状がリニューアルなどにより変化したり、同じ商品を複数個まとめて販売したりするときには、持ちやすさや包装の状態が変化すると考えられる。その際にオペレータがスキャン作業をしにくいと感じる場合には、作業性分類情報の数値を下げることにより、オペレータが感じた作業状況を反映させることができる。
ここで、作業時刻抽出部503、異常検出部506、および商品重量算出部507で使用される重量データ(a)および重量データ(b)の処理方法について、そのデータ取得例である図6および図7を用いて詳細に説明する。
図6および図7の横軸はある基準からの経過時間、縦軸はそれぞれの重量計202で得られた重量を表す。図6(a)のグラフで示した重量データ(a)は、かごから順々に商品を取り出してスキャンしていく作業における、重量計202aで計測した重量の変化を表したもので、6つの商品をかごから取り出した様子である。同様に、図6(b)のグラフで示した重量データ(b)は、スキャンした商品をかごへ順々に収納していく作業における、重量計202bで計測した重量の変化を表したもので、先の6つの商品に対応した部分を示す。これらのグラフには、コード識別部501で得られたスキャン時刻を波線で表示してあり、図6(a)では、商品の接触時刻を1点鎖線、商品の取得時刻を2点鎖線で示している。また、図6(b)では、商品の置き始め時刻を1点鎖線、商品の手放し時刻を2点鎖線で示している。図7は、図6で示した商品Cのスキャン作業を行った前後の時間を抽出したグラフである。
ここで、異常認識信号処理について図6を参照して説明する。図6中の(P)で示した部分の重量データは、オペレータの商品への接触および取得以外の重量の変動であるので重量変動信号である。例えば、図6中の(P)のような信号波形は、商品を取り出した後かごから完全に取り出す前に、商品をかごのふちに接触させた動作をした場合に発生する。また、図示しないが、重量データにおいて商品取得後の一定値より一時的に減少した後に振動的波形が観測されたならば、この波形は、オペレータが商品を2つ共取りした後に、うちひとつをかご内に戻した動作を示す。さらに、重量データにおいて商品接触前の一定値と同じレベルになって振動的波形が観測されたならば、この波形は、オペレータが手にした商品をかご内に落下させた動作を示す。このような波形からこれらの重量変動信号をそれぞれ、かご当たり検出信号、商品共取り検出信号、商品落下検出信号として定義し、これらの重量変動信号を検出して異常認識信号と定義する。
ここで、作業時間算出部504における読取情報の算出方法の一例について図7を参照して説明する。接触スキャン時間taは、重量データ(a)から求めることができ、商品Cのスキャン時刻と商品接触時刻との時間差である。取得スキャン時間tbは、同じく重量データ(a)から求めることができ、商品Cのスキャン時刻と商品取得時刻との時間差である。さらに、スキャン置き始め時間tcは、重量データ(b)から求めることができ、商品Cのスキャン時刻と商品置き始め時刻との差である。スキャン手放し時間tdは、重量データ(b)から求めることができ、商品Cのスキャン時刻と商品手放し時刻との差である。
さらに、商品Cのスキャン時刻と、直前に取り扱った商品Bのスキャン時刻との差であるスキャン間隔時間tsを算出する。また、接触スキャン時間taとスキャン手放し時間tdを足し合わせた時間ttは、商品Cを取り扱った合計時間となる。なお、商品手放し時刻と次に取り扱う商品の商品接触時刻の差を取ることで、左手で商品を収納しながら右手で次の商品を取得するなどの作業の重複度合いを見ることができる。例えば、図6の例では、商品Aを置き始めるとほぼ同時に、商品Aを手放す前に商品Bと接触しているため、オペレータが左手で商品Aを置きながら次の商品Bを取り上げようとしていることがわかる。さらに、スキャン時刻とその次に取り扱う商品の商品接触時刻との差を算出することで、スキャン時に商品を持っている手が右手であるか左手であるか、それが通常の持ち手と異なる場合には、スキャンミスなどの異常があったと推定することができる。このように、重量データ(a)および重量データ(b)を作業内容解析部505で解析することで、単に商品重量を算出するだけではなく、オペレータの作業内容を認識することができ、加えて、商品に対してスキャン作業を開始した時刻と終了した時刻、および費やした時間を算出することができ、さらに加えて、通常と異なる作業状況を抽出することができる。
図8は、レジ端末101で実施される作業状況を抽出するための作業状況認識部402における処理の流れを示したフローチャートである。
レジ端末101の作業状況認識部402が起動すると、オペレータIDの読込、商品DB401へのアクセス確認、作業履歴DB403へのアクセス確認、チェックアウトスキャナ108のコードスキャナ112、および重量計202(a)および重量計202(b)の接続確認等の初期設定を行う(ステップS801)。続いて、商品のスキャン作業中は、各種データの読み込みから信号の生成、保存に至る処理を繰り返し実行する。すなわち、図8では、(X)と(Y)との間に挟まれた、ステップS802からステップS811までのステップの処理を繰り返して行う。この繰り返しの周期は、例えば1ミリ秒で実行される。
図9では、図8と同様に、ステップS901からステップS918までの処理を、例えば1ミリ秒の間隔で繰り返して行う。また、ステップS901からステップS911までの処理は作業時刻抽出部503が、ステップS912およびステップS913までの処理は異常検出部506が、ステップS914からステップS918までの処理は作業時間算出部504がそれぞれ行う。
ステップS906では、先の条件判定(ステップS904)により、まだ接触が行われていない状態で重量データの分散値viが閾値以上になったことを示し、これは図7で示した重量データ(a)の立ち上がりの部分に該当するため、オペレータが商品に接触したと判断できる。よって、このときの時刻を商品接触時刻として取得する。
ステップS907では、商品接触フラグを「ON」に設定し、次のステップS914へ進む。
ステップS911では、商品取得フラグを「ON」に設定して次のステップS914へ進む。
ステップS914では、コード識別部501から送られるスキャンフラグ、スキャン時刻を参照して値を読み取る。
ステップS915では、スキャンフラグが「ON」であるかどうかを判定する。スキャンフラグが「ON」である場合、ステップS916に進み、スキャンフラグが「ON」でない場合、ステップS918に進む。
ステップS917では、商品接触フラグ、商品取得フラグ、および、スキャンフラグをすべてOFFに設定する。
ステップS918では、最後に算出した平均値aiと分散値viを1サンプル前のデータとしてRAM303に格納する。以上のステップにより、ステップS804で行われる処理を終了する。
また、以降のステップS806からステップS811までの処理は、作業状況認識部402に含まれる作業内容解析部505で実行される。
ステップS807では、作業時間算出部504から受け取った接触スキャン時間ta、取得スキャン時間tb、スキャン間隔ts、スキャン置き始め時間tc、およびスキャン手放し時間tdと、異常検出部506から受け取ったかご当たり検出信号、商品共取り検出信号、および商品落下検出信号とを、送られてくる同商品の作業性分類情報と対応付けて作業履歴DB403に保存する。
ステップS809では、各読取情報の分散、各検出信号、取扱商品の重量、および取扱商品総数に対して重み付けを行って、作業リズム信号、異常認識信号、単純疲労信号、不慣れ信号を得、さらにこれらの重み付け和である作業状況信号を得る。これらの信号について説明は、図10を参照して後述する。
ステップS810では、ステップS809で得た各信号を外部に出力する。
ステップS811では、ステップS809で得た各信号を作業履歴DB403へ保存する。
始めに、重量データ(a)から抽出した接触スキャン時間taおよび取得スキャン時間tb、および重量データ(b)から抽出したスキャン置き始め時間tcおよびスキャン手放し時間td、さらに、スキャン間隔時間tsのそれぞれの読取情報ごとに、直近5回分の値に対して中間値フィルタをかけた後、それらの分散値を算出する。各読取情報の分散に重み係数(Ka、Kb、Kc、Kd、Ks)をかけてそれらを足し合わせることで、商品に接触してから商品を手放すまでの一連の処理の繰り返し時間におけるゆらぎを表現する作業リズム信号を得る。なお、フィルタをかける際のデータ数は扱う商品の同分類の数や信号更新の迅速性などを考慮して適宜決定すればよい。さらに、中間値フィルタの代わりに平均値フィルタを使用してもよい。算出された作業リズム信号は、オペレータIDおよび作業性分類をインデックスとして作業履歴DB403に保存される。
さらに、ある初期値を設定し、読み取り終えた商品数に比例して初期値から閾値に達するまで減算して重み付け(ここで、重み係数はKg)を行い、閾値を超えた場合は一定値となる不慣れ信号を得る。不慣れ信号はオペレータのスキャン間隔時間tsを測定し、オペレータが不慣れな初期段階ではスキャン間隔が長くなるが、ある程度商品のスキャンをこなすうちにスキャン間隔が短くなり、一定のスキャン間隔時間tsに収束する。これをある商品取得数まで一定に減少し、その後一定値を取るように設定する。
図11A、図11B、図12A、および図12Bは、同じ商品の作業性分類となる商品300個を取り扱ったデータで、横軸が取扱商品数を、縦軸は作業状況を表す数値であり、その数値が大きいほど作業状況が悪くなった、疲労感が増えた等の負のイメージを表す。また、図11Aおよび図12Aは女性のオペレータA、図11Bおよび図12Bは男性のオペレータBの作業状況を示す。さらに、図11Aおよび図11Bは、作業リズム信号、異常認識信号、単純疲労信号、および不慣れ信号を示し、図12Aおよび図12Bは、図11Aおよび図11Bに示される4つの信号から算出される作業状況信号と主観ポイントとを示す。主観ポイントとは、スキャン作業中にオペレータが受けている気分を数値化したもので、数値が低いほど、気分良く作業できている状態を意味し、数値が高いほど、疲労感等による負のイメージを意味する。図12Aおよび図12Bには定期的にオペレータが申告した主観ポイントをプロットしている。
異常認識信号の生成にあたっては、かご当たり検出、商品落下検出および商品共取り検出が行われるごとに1ステップ増える(オフセットする)信号を生成する。
単純疲労信号の生成にあたっては、取り扱った商品の重量がほぼ等しいため、ほぼ線形的に上昇する信号となる。仮に商品の重量が大きいと、この単純疲労信号の傾きが大きくなる。また、スキャン作業の間に作業性分類の異なる商品を扱って、再び同じ作業性分類の商品を扱った場合は、その部分で異なる作業性分類商品を扱った分だけオフセットされた信号となる。
不慣れ信号の生成にあたっては、図11Aでは、取扱商品数100個まで一様に減少し、その後一定となる信号を生成している。これは商品を100個程度扱うまでには慣れてきて、その後は慣れの影響は現れないことを意味する。また、オペレータBはスキャン作業に慣れているため、図11Bの不慣れ信号は常に0としている。
図12Aおよび図12Bは、作業内容解析部505で生成される、図11Aおよび図11Bで示した各信号からそれぞれ作業状況信号を生成した結果を表す。一部乖離があるものの、作業状況信号と主観ポイントとの相関を見ることができ、オペレータのスキャン作業を解析することにより、間接的にオペレータ自身の疲労度を計測できていることがわかる。さらに、オペレータの過去の作業状況の履歴を蓄積しておくことにより、オペレータの定常状態の作業状況を把握することができ、オペレータの作業状況信号が、定常状態の作業状況信号よりも閾値より大きければ、非定常状態であると判定することもできる。
図13中には、(Q1)および(Q2)で示した、取扱商品数がそれぞれ140個および190個付近に図11Bの作業リズム信号では現れない極大値を確認できる。このとき、オペレータBはスキャン作業中に買い物客から声をかけられていた。この信号は接触スキャン時間と取得スキャン時間に重みをとった信号であるから、声をかけられたという特定の状況により、商品をかごから取り出す作業に影響を与えたことがわかる。このように、作業内容解析部505において、同一読取情報に対して、それらの重み係数を変化させた作業リズム信号を複数生成することで、違った観点に着目した複数の信号を同時に生成し、特定の状況を推定することができる。逆に言えば、様々な重み係数の組み合わせを準備し、それらを用いた作業リズム信号を同時に生成し、それら信号を別のオペレータと比較することで、あるオペレータがどのような状況に敏感に反応するのか、または反応を受けにくいかといった作業に対する個人的特性を表現できる。
Claims (11)
- 測定する対象物を置くカウンターと、
前記対象物に付されたコードを読み取るスキャナと、
該対象物の決済を行うレジ端末と、
前記カウンターに埋設される少なくとも1つの重量計と、
読み取った前記コードから、予め設定した前記対象物の読み取り作業の分類を示す作業性分類情報を参照して前記対象物を識別し、前記コードを読み取った時刻と前記重量計により計測される重量の時間履歴とから算出される少なくとも1種類の時間情報を前記対象物の読み取り作業ごとに得て、前記対象物に接触してから該対象物を手放すまでの一連の処理の繰り返しによって得られる複数の前記時間情報の分散値に対して重み付けを行うことで、繰り返し作業におけるゆらぎに対応する作業リズム信号を算出する作業状況認識部とを具備することを特徴とするチェックアウト装置。 - 前記作業状況認識部は、
前記スキャナで前記コードを読み取った時刻であるスキャン時刻を抽出し、前記重量計が前記コードを読み取る作業において対象物を読み取る前に該対象物が置かれる場所である前記カウンターの上流側のみにある場合は、前記重量計で計測した読み取り作業に関する時刻であって、前記対象物に接触した時刻である対象物接触時刻と、該対象物を取得した時刻である対象物取得時刻とのうち少なくとも1つを抽出し、前記重量計が該対象物を読み取った後に該対象物が置かれる場所である該カウンターの下流側のみにある場合は、読み取り終えた該対象物を置き始めた時刻である対象物置き始め時刻と、該対象物から手を離した時刻である対象物手放し時刻とのうち少なくとも1つを抽出し、前記重量計が前記上流側および前記下流側の両方にある場合は、前記対象物接触時刻と、前記対象物取得時刻と、前記対象物置き始め時刻と、前記対象物手放し時刻とのうち少なくとも1つを抽出して時刻情報として得る作業時刻抽出部と、
前記スキャン時刻ごとの間隔であるスキャン時間を算出し、前記重量計が前記上流側のみにある場合は、前記スキャン時刻と前記対象物取得時刻との時間差、前記スキャン時刻と前記対象物接触時刻との時間差のうち少なくとも1つの時間差を算出し、前記重量計が前記下流側のみにある場合は、前記スキャン時刻と前記対象物置き始め時刻との時間差、前記スキャン時刻と前記対象物手放し時刻との時間差のうち少なくとも1つとの時間差を算出し、前記重量計が前記上流側および前記下流側の両方にある場合は、前記スキャン時刻と前記対象物接触時刻との時間差、前記スキャン時刻と前記対象物取得時刻との時間差、前記スキャン時刻と前記対象物置き始め時刻との時間差、前記スキャン時刻と前記対象物手放し時刻との時間差のうち少なくとも1つの時間差を算出して前記時間情報として得る作業時間算出部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のチェックアウト装置。 - 前記作業状況認識部は、オペレータの読み取り作業における定常状態の作業以外の前記対象物の重量の変動である異常状態を検出する異常検出部をさらに含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のチェックアウト装置。
- 前記作業状況認識部は、前記異常検出部で検出した異常状態の回数を加算した値に対応する異常認識信号を算出し、読み取り終えた該対象物の重量を積算した値に対応する疲労信号を算出し、読み取り終えた該対象物の数量に応じて閾値に達するまで減算し、該閾値を超えた場合は一定値となる値に対応する不慣れ信号を算出し、
前記作業リズム信号と、前記異常認識信号と、前記疲労信号と、前記不慣れ信号との重み付け和である作業状況信号を生成する作業内容解析部をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のチェックアウト装置。 - 前記作業性分類情報は、該対象物の形状、重量、該対象物に付された前記コードの位置、および、該対象物の内容物の状態を表す、前記対象物の読み取り作業のしやすさを示すパラメータであることを特徴とする請求項4に記載のチェックアウト装置。
- 前記作業内容解析部は、前記作業性分類情報と、前記オペレータを識別する識別情報とに基づいて前記作業状況信号を生成することを特徴とする請求項4に記載のチェックアウト装置。
- 前記作業内容解析部は、前記時間情報に対する重み付けを変化させることにより複数の作業リズム信号を生成し、前記複数の作業リズム信号から特定の作業状況を抽出することを特徴とする請求項4または請求項6に記載のチェックアウト装置。
- 前記作業状況認識部は、前記作業リズム信号の大きさが閾値よりも大きい場合または前記作業リズム信号の変動量が閾値よりも大きい場合にオペレータの作業状況が非定常状態であると判定することを特徴とする請求項1に記載のチェックアウト装置。
- 前記重量計は、前記スキャナが立設する前記カウンターにおいて、対象物を読み取る前に該対象物が置かれる場所である前記カウンターの上流側と、該対象物を読み取った後に該対象物が置かれる場所である該カウンターの下流側との少なくとも一方に設置されていることを特徴とする請求項1に記載のチェックアウト装置。
- 作業前の対象物を置く第1設置スペースと、
作業済みの前記対象物を置く第2設置スペースと、
前記第1設置スペースおよび前記第2設置スペースの少なくとも1つに設置する重量計と、
前記重量計のデータから対象物に対する作業ごとの作業時間を抽出する第1抽出部と、
前記対象物に接触してから該対象物を手放すまでの一連の処理の繰り返しによって得られる複数の前記作業時間の分散値に対して重み付けを行うことで、繰り返し作業におけるゆらぎに対応する作業リズム信号を生成する第1生成部と、
作業し終えた前記対象物の重量を積算したに対応する疲労信号と、読み取り終えた該対象物の数量に応じて閾値に達するまで減算し、該閾値を超えた場合は一定値となる不慣れ信号とを生成する第2生成部と、
前記作業リズム信号と前記疲労信号と前記不慣れ信号との重み付け和である作業状況信号を生成する第3生成部と、を具備することを特徴とする作業状況計測装置。 - 前記作業時間に対する重み付けを変化させることにより複数の作業リズム信号を生成する第4生成部と、
前記複数の作業リズム信号から特定の作業状況を抽出する第2抽出部と、をさらに具備することを特徴とする請求項10に記載の作業状況計測装置。
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