JP5557396B2 - 電磁弁 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁弁に関し、特に、プランジャーの吸引子側に形成されたバネ装着孔と吸引子との間に介装され、プランジャーを弁座方向に付勢するコイルバネを備えた電磁弁に関する。
従来、例えば、パイロット弁を備えたパイロット式の電磁弁は、図9に示したように構成されている。
すなわち、図9に示したように、電磁弁100は、主弁としてのピストン102を備えた制御部104を備えている。また、この電磁弁100の制御部104は、駆動部106が挿通された電磁コイル108を備えている。
そして、電磁コイル108は、巻線が巻かれたボビン110とボビン110の周囲を囲むようにモールド樹脂112でモールドされている。さらに、電磁コイル108は、磁気フレーム114の内部に装着され、磁気フレーム114を介して駆動部106に固定されている。
すなわち、磁気フレーム114の底板部116の中央部に形成された駆動部挿通孔118、ボビン110の駆動部挿通孔120に、駆動部106が挿通されている。そして、駆動部106の吸引子122の上部に形成されたメネジ124に、磁気フレーム114の上板部126の中央部に形成されたボルト挿通孔128を介して、締結ボルト130が螺合されている。
これにより、電磁コイル108が駆動部106に挿通して固定され、電磁弁100の制御部104が構成されている。
また、駆動部106は、プランジャーケース132を備え、このプランジャーケース132内に上下に移動可能なプランジャー134を備えている。そして、吸引子122とプランジャー134との間に、プランジャー134を下方に、すなわち、弁座150の方向にピストン102を付勢するコイルバネ138が介装されている。
すなわち、図10(A)の拡大図に示したように、コイルバネ138は、プランジャー134の吸引子122の側に形成されたバネ装着孔140と吸引子32との間に介装されている。
なお、図10は、コイルバネ138とバネ装着孔140との間隙を広げて示しており。後述する座屈状態を誇張して図示している。
さらに、電磁弁100は、弁本体142を備えており、上側弁本体144に形成された弁室146内にピストン102が収容されるとともに、下側弁本体148に形成された弁座150に、ピストン102が離接するように構成されている。
また、このピストン102には、その中央部分に上下に貫通するパイロット通路152が形成され、このパイロット通路152の上部にパイロット弁座としてのニードル弁座154が設けられている。そして、プランジャー134の下端には、このニードル弁座154に離接するパイロット弁体としてのニードル弁体156が突設されている。
一方、下側弁本体148には、例えば、冷媒などの流体を流入させる一次側流路158と、流体を排出するための二次側流路160が形成されている。
なお、下側弁本体148には、前述したように、弁座150に弁ポート162が形成されている。
さらに、ピストン102の外周には、スリット164が形成されており、このスリット164と、ピストン102と上側弁本体144の弁室146の内壁との間のクリアランスにより、環状の副流路166が形成されており、上側弁本体144の弁室146と一次側流路158側が連通するように構成されている。
このような電磁弁100は、電磁コイル108への通電を遮断した状態では、プランジャー134が、コイルバネ138の付勢力により、吸引子122から離反する方向に移動する。
これにより、プランジャー134の下端に形成されたニードル弁体156が、ピストン102のパイロット通路152の上部に形成されたニードル弁座154に当接する方向に移動して、パイロット通路152が閉止されることになる。
また、このプランジャー134の吸引子122から離反する方向への移動によって、下側弁本体148に形成された弁座150に、ピストン102が当接して、弁座150に形成された弁ポート162が閉止される。
この状態で、高圧側である一次側流路158の流体が、ピストン102の外周に形成された副流路166を介して、上側弁本体144の弁室146に流入して、弁室146が高圧になり、ピストン102が弁座150に当接する方向に付勢されている状態となる。
一方、電磁弁100の電磁コイル108に通電することにより、プランジャー134が、コイルバネ138の付勢力に抗して吸引子122方向に移動する。
これにより、プランジャー134の下端に形成されたニードル弁体156が、ピストン102のパイロット通路152の上部に形成されたニードル弁座154から離反する方向に移動して、パイロット通路152が開かれることになる。
その結果、上側弁本体144の弁室146内の高圧の流体が、パイロット通路152を介して、低圧側である二次側流路160に排出される。これにより、弁室146内の圧力が低下して、高圧側である一次側流路158の流体との差圧によって、ピストン102が弁座150から離反する方向に移動して、弁ポート162が開放されるように構成されている。
ところで、このような電磁弁100において、弁ポート162から流れる流量を十分に確保するためには、弁座150からのピストン102の移動距離(リフト)を、弁ポート162の口径に対して一定の割合以上に大きくする必要があり、口径の大きい電磁弁である程、ピストン102の移動距離が大きくなる。また、ピストン102の移動距離が大きくなる程、プランジャー134の移動距離も同様に大きくする必要があり、このようなプランジャー134の移動距離が大きい電磁弁の場合、縦長のコイルバネ138を使用する必要がある。
しかしながら、コイルバネ138の圧縮した状態では、図10(B)に示したように、コイルバネ138が座屈した状態となりやすい。
このため、電磁弁100の電磁コイル108に通電することにより、プランジャー134が、コイルバネ138の付勢力に抗して吸引子122方向に移動する際に、プランジャー134が、コイルバネ138の付勢力に抗して吸引子122に当接した状態では、このコイルバネ138の座屈部分138aが、プランジャー134と吸引子122との間に挟み込まれた状態となる。
従って、このような状態では、プランジャー134が吸引子122に密着(吸着)しない場合がある。この場合、ピストン102が弁座150から離反する方向に移動したとしても、弁ポート162が開放されない状態となるおそれがある。
また、後述する図3のストロークと荷重の関係を示すグラフの点線で示したように、座屈が生じると、座屈開始点Aからストロークと荷重の関係が比例関係(いわゆるリニアな関係)でなくなり、例えば、荷重特性が低下してしまう場合には、通電を停止したとしても、プランジャー134が吸引子122から離反せず、ピストン102が弁ポート162を閉止しないおそれがある。
さらに、このような状態では、電磁コイル108の通電による、いわゆる磁気音が発生しノイズ(騒音)の原因ともなる。
このため、従来より、座屈を防止するために、プランジャーの移動部分、すなわち、コイルバネの吸引子側のコイルバネの部分を全て座巻(密着巻き)にすることが行われている。しかしながら、座巻を片側のみに付けた場合、組立時にコイルバネをプランジャーのバネ装着孔に装着する際に、コイルバネを逆方向に組み込んでしまう可能性があり、その場合、座屈防止効果が得られなくなる。
このため、特許文献1(実開昭59−105664号公報)では、図11に示したように、コイルバネ200の中央部分202の両端側に、密着巻き部分204を形成し、これらの密着巻き部分204によって座屈を防止するとともに、通電時の吸引子とプランジャーとの間の挟み込みを防止するように構成したコイルバネ200が提案されている。
また、特許文献2(実開平04−093577号公報)では、図12の概略図に示したように、コイルバネ300を、2個の上方バネ302と下方バネ304とから構成するとともに、これらの2個の上方バネ302と下方バネ304との間に、バネ挿着部306を装着している。
これにより、2個の上方バネ302と下方バネ304を使用し、その間にバネを構成しない(バネとして機能しない)バネ挿着部306を設けることによって、図12(A)〜(C)に示したように、バネ部分の長さが短くなるので、座屈によるずれ量が小さくなるとともに、バネ装着孔からバネがはみ出すのが防止でき、通電時の吸引子とプランジャーとの間の挟み込みを防止するように構成している。
実開昭59−105664号公報 実開平04−093577号公報 特許第4016370号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたコイルバネ200では、コイルバネ200の中央部分202の両端側に設けた密着巻き部分204によって、座屈、挟み込みを防止することができるが、バネとして機能する部分が、中央部分202に限定されるので、バネとしての効率が低下することになる。
また、所定のバネの機能を果たそうとするとコイルバネ200の全長を長くしなければならず、コイルバネ200を挿入するためのバネ装着孔の全長を長くする必要があり、加工に時間と手間が必要となる、さらに、場合によっては、プランジャーの長さを長くする必要があり、電磁弁自体が大型化してしまうことになる。
また、特許文献2のコイルバネ200では、2個の上方バネ302と下方バネ304、バネ挿着部306と部品点数が多くなり、組み込み作業が煩雑となるとともに、コストが高くつくことにもなる。
このため、本発明者等は鋭意研究した結果、コイルバネの中間部分に、隣接するコイル部分が相互に密着した状態で巻かれた密着巻き部分を設けることによって、バネ部分の長さが短くなるので、座屈によるずれ量が小さくなるとともに、バネ装着孔からバネがはみ出すのが防止でき、通電時の吸引子とプランジャーとの間の挟み込みを防止することを見出し本発明を完成したものである。
なお、特許文献3(特許第4016370号公報)では、図13に示したように、両端側を疎巻にした両端側コイル部402、404と、中央部を密巻とした中央コイル部406とから構成した不等ピッチのコイルバネ400が提案されている。
しかしながら、このような不等ピッチのコイルバネ400では、両端側コイル部402、404と、中央コイル部406のばね定数が変化してしまい、本願発明の図3のストロークと荷重の関係を示すグラフに示したようなストロークと荷重の関係が比例関係(いわゆるリニアな関係)でなくなって、制御が難しくなることにもなる。
本発明は、このような現状に鑑み、座屈が生じにくく、座屈によるずれ量が小さくなるとともに、バネ装着孔からバネがはみ出すのが防止でき、通電時の吸引子とプランジャーとの間の挟み込みを防止することができるコイルバネを備え、確実に作動することが可能な電磁弁を提供することを目的とする。
また、本発明は、部品点数も少なくなり、組み込み作業が容易で、コストを低減することができるとともに、電磁弁自体も大型化することなくコンパクトな電磁弁を提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の電磁弁は、
電磁コイルの通電により移動して、弁体を作動させるプランジャーと、
前記プランジャーと対峙して配置される吸引子と、
前記プランジャーの吸引子側に形成されたバネ装着孔と吸引子との間に介装され、プランジャーを弁座方向に付勢するコイルバネとを備えた電磁弁であって、
前記コイルバネの特性が、ストロークと荷重の関係が比例関係の特性であり、
前記コイルバネの中間部分に、隣接するコイル部分が相互に密着した状態で巻かれた密着巻き部分を設け、
前記密着巻き部分の外周が、前記バネ装着孔の内周壁と接触しない状態で配置されていることを特徴とする。
このように構成することによって、コイルバネの中間部分にバネを構成しない(バネとして機能しない)密着巻き部分を設けることになり、その両側に2個のバネを上下に直列に配置した場合と同様の状態になる。
従って、短いバネを重ねて使用しているのと同じであり、バネ部分の長さが短くなるので、座屈が生じにくい。これにより、座屈によるずれ量が小さくなるとともに、バネ装着孔からコイルバネがはみ出すのが防止でき、通電時の吸引子とプランジャーとの間の挟み込みを防止することができ、確実に作動することが可能な電磁弁を提供することができる。
さらに、部品点数も少なくなり、組み込み作業が容易で、コストを低減することができるとともに、電磁弁自体も大型化することなくコンパクトな電磁弁を提供することができる。
また、本発明の電磁弁は、前記コイルバネの密着巻き部分の巻径が、密着巻き部分以外の径と同じ巻径を有することを特徴とする。
すなわち、コイルバネにおいて、コイルバネの全長をL、コイルバネの巻径をDとした時に、縦横比L/Dが所定の値を超えると、座屈による変形が急激に増加する。
このため、コイルバネの中間部分にバネを構成しない(バネとして機能しない)密着巻き部分を設けると、縦横比がL/2Dとなり、座屈を起こす値以下にすることができる。この場合は、コイルバネの中間部分の密着巻き部分を太くしなくても座屈を防ぐことができる。
また、本発明の電磁弁は、前記コイルバネの密着巻き部分の巻径が、密着巻き部分以外の巻径より大きい巻径を有し、
前記バネ装着孔の内周面で、前記コイルバネの密着巻き部分が案内されるように構成したことを特徴とする。
このように構成することによって、巻径が大きいコイルバネの密着巻き部分が、バネ装着孔の内周面で、コイルバネの密着巻き部分が案内されるので、座屈が生じにくくなる。
また、本発明の電磁弁は、前記吸引子が、プランジャー側に突設して、前記コイルバネの吸引子側端部に嵌合される嵌合突設部を備えること特徴とする。
このように構成することによって、吸引子の嵌合突設部が、コイルバネの吸引子側端部に嵌合されるので、コイルバネのバネ装着孔から露出するコイルバネの部分が固定されることになり、座屈が生じにくくなる。
また、本発明の電磁弁は、前記コイルバネの密着巻き部分が、コイルバネの全長の中央部分に形成されていること特徴とする。
このように、コイルバネの密着巻き部分が、コイルバネの全長の中央部分に形成されていれば、図3のストロークと荷重の関係を示すグラフの実線で示したように、ストロークと荷重の関係が比例関係(いわゆるリニアな関係)であり、荷重特性が変化してしまうことがない。
また、本発明の電磁弁は、前記コイルバネの密着巻き部分が、コイルバネの全長の中央部分から吸引子側にずれた位置に形成されていること特徴とする。
このように、コイルバネの密着巻き部分が、コイルバネの全長の中央部分から吸引子側にずれた位置に形成されていてもよい。
また、本発明の電磁弁は、前記コイルバネの密着巻き部分が、コイルバネの全長の中央部分からプランジャー側にずれた位置に形成されていること特徴とする。
このように、コイルバネの密着巻き部分が、コイルバネの全長の中央部分からプランジャー側にずれた位置に形成されていてもよい。
また、本発明の電磁弁は、前記コイルバネの密着巻き部分が、コイルバネの中間部分にコイルバネの長さ方向に離間して複数個形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、コイルバネの中間部分にバネを構成しない(バネとして機能しない)密着巻き部分を、コイルバネの長さ方向に離間して複数個形成することによって、短いバネを複数個重ねて使用しているのと同じであり、バネ部分の長さが短くなるので、座屈が生じにくくなる。
また、本発明の電磁弁は、
前記コイルバネにおいて、コイルバネの全長をL、コイルバネの巻径をDとした時に、
縦横比L/Dが、0.8〜4.0の範囲になるように、前記密着巻き部分が形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、縦横比L/Dが、座屈による変形が生じにくく、座屈を起こす値以下にすることができ、座屈が生じにくくなる。
本発明によれば、コイルバネの中間部分にバネを構成しない(バネとして機能しない)密着巻き部分を設けることになり、その両側に2個のバネを上下に直列に配置した場合と同様の状態になる。
従って、短いバネを重ねて使用しているのと同じであり、バネ部分の長さが短くなるので、座屈が生じにくい。これにより、座屈によるずれ量が小さくなるとともに、バネ装着孔からコイルバネがはみ出すのが防止でき、通電時の吸引子とプランジャーとの間の挟み込みを防止することができ、確実に作動することが可能な電磁弁を提供することができる。
さらに、部品点数も少なくなり、組み込み作業が容易で、コストを低減することができるとともに、電磁弁自体も大型化することなくコンパクトな電磁弁を提供することができる。
図1は、本発明の電磁弁の概略縦断面図である。 図2は、図1の電磁弁の部分拡大断面図である。 図3は、ストロークと荷重の関係の一例を示すグラフである。 図4は、本発明の別の実施例の電磁弁の部分拡大断面図である。 図5は、本発明の別の実施例の電磁弁10を示す部分拡大断面図である。 図6は、本発明の別の実施例の電磁弁10を示す部分拡大断面図である。 図7は、本発明の参考例の電磁弁10を示す部分拡大断面図である。 図8は、本発明の別の実施例の電磁弁10を示す部分拡大断面図である。 図9は、従来の電磁弁の概略縦断面図である。 図10は、図9の電磁弁の部分拡大断面図である。 図11は、従来の電磁弁の概略縦断面図である。 図12は、従来の電磁弁のコイルバネの概略縦断面図である。 図13は、従来の電磁弁のコイルバネの概略縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の電磁弁の概略縦断面図、図2は、図1の電磁弁の部分拡大断面図であり、図2(A)は、電磁コイルの通電を遮断した状態で、プランジャーが吸引子から離間し、座屈が生じていない状態を示す部分拡大断面図、図2(B)は、電磁コイルの通電を開始した状態で、座屈が生じている状態を示す部分拡大断面図、図2(C)は、電磁コイルに通電し、プランジャーが吸引子に当接した状態を示す部分拡大断面図、図3は、ストロークと荷重の関係を示すグラフである。
図1において、符号10は、全体で本発明の電磁弁を示している。
本発明の実施例1の電磁弁10は、パイロット弁を備えたパイロット式の電磁弁であり、図1に示したように構成されている。
すなわち、図1に示したように、電磁弁10は、主弁としてのピストン12を備えた制御部14を備えている。また、この電磁弁10の制御部14は、駆動部16が挿通された電磁コイル18を備えている。
そして、電磁コイル18は、巻線が巻かれたボビン20を備えており、ボビン20の周囲を囲むようにモールド樹脂22でモールドされている。さらに、電磁コイル18は、磁気フレーム24の内部に装着され、磁気フレーム24を介して駆動部16に固定されている。
すなわち、磁気フレーム24の底板部26の中央部に形成された駆動部挿通孔28、ボビン20の駆動部挿通孔30に、駆動部16が挿通されている。そして、駆動部16の吸引子32の上部に形成されたメネジ34に、磁気フレーム24の上板部36の中央部に形成されたボルト挿通孔38を介して、締結ボルト40が螺合されている。
これにより、電磁コイル18が駆動部16に挿通して固定され、電磁弁10の制御部14が構成されている。
また、駆動部16は、プランジャーケース42を備え、このプランジャーケース42内に上下に移動可能なプランジャー44を備えている。そして、吸引子32とプランジャー44との間に、プランジャー44を下方に、すなわち、弁座60の方向にピストン12を付勢するコイルバネ48が介装されている。
すなわち、図2(A)の拡大図に示したように、コイルバネ48は、プランジャー44の吸引子32の側に形成されたバネ装着孔50と吸引子32との間に介装されている。
なお、図2は、コイルバネ48とバネ装着孔50との間隙を広げて示しており、後述する座屈状態を誇張して図示している。
さらに、電磁弁10は、弁本体52を備えており、上側弁本体54に形成された弁室56内にピストン12が収容されるとともに、下側弁本体58に形成された弁座60に、ピストン12が離接するように構成されている。
また、このピストン12には、その中央部分に上下に貫通するパイロット通路62が形成され、このパイロット通路62の上部にパイロット弁座としてのニードル弁座64が設けられている。そして、プランジャー44の下端には、このニードル弁座64に離接するパイロット弁体としてのニードル弁体66が突設されている。
一方、下側弁本体58には、例えば、冷媒などの流体を流入させる一次側流路68と、流体を排出するための二次側流路70が形成されている。
なお、下側弁本体58には、前述したように、弁座60に弁ポート72が形成されている。
さらに、ピストン12の外周には、スリット74が形成されており、このスリット74と、ピストン12と上側弁本体54の弁室56の内壁との間のクリアランスにより、環状の副流路76が形成されており、上側弁本体54の弁室56と一次側流路68側が連通するように構成されている。
このような電磁弁10は、電磁コイル18への通電を遮断した状態では、プランジャー44が、コイルバネ48の付勢力により、吸引子32から離反する方向に移動する。
これにより、プランジャー44の下端に形成されたニードル弁体66が、ピストン12のパイロット通路62の上部に形成されたニードル弁座64に当接する方向に移動して、パイロット通路62が閉止されることになる。
また、このプランジャー44の吸引子32から離反する方向への移動によって、下側弁本体58に形成された弁座60に、ピストン12が当接して、弁座60に形成された弁ポート72が閉止される。
この状態で、高圧側である一次側流路68の流体が、ピストン12の外周に形成された副流路76を介して、上側弁本体54の弁室56に流入して、弁室56が高圧になり、ピストン12が弁座60に当接する方向に付勢されている状態となる。
一方、電磁弁10の電磁コイル18に通電することにより、プランジャー44が、コイルバネ48の付勢力に抗して吸引子32方向に移動する。
これにより、プランジャー44の下端に形成されたニードル弁体66が、ピストン12のパイロット通路62の上部に形成されたニードル弁座64から離反する方向に移動して、パイロット通路62が開かれることになる。
その結果、上側弁本体54の弁室56内の高圧の流体が、パイロット通路62を介して、低圧側である二次側流路70に排出される。これにより、弁室56内の圧力が低下して、高圧側である一次側流路68の流体との差圧によって、ピストン12が弁座60から離反する方向に移動して、弁ポート72が開放されるように構成されている。
ところで、このような電磁弁10において、前述のように弁ポート72から流れる流量を十分に確保するためには、プランジャー44の移動距離を大きくしなければならず、縦長のコイルバネ48を使用する必要がある。
しかしながら、コイルバネ48の圧縮した状態では、前述した従来技術の図10(B)に示したように、コイルバネ48が座屈した状態となりやすい。
このため、本願発明では、図2(A)に示したように、コイルバネ48の中間部分に、隣接するコイル部分が相互に密着した状態で巻かれた密着巻き部分48aを設けている。
なお、本発明において、「密着巻き部分」とは、図2(A)に示したように、隣接するコイル部分が相互に密着した状態で巻かれた状態であって、コイルバネとして機能しない部分を意味し、完全に隣接するコイル部分が相互に密着した状態だけでなく、僅かに隣接するコイル部分が相互に間隙を有する場合も包含する意味である。
ところで、JIS B 2704−1により、図2(A)に示したように、コイルバネ48の全長をL、コイルバネ48の巻径をDとした時に、縦横比L/Dは、座屈を考慮する場合、4.0以下とする必要がある。
例えば、コイルバネ48の巻径D=φ3mm、コイルバネ48の全長L=18mmとした場合に、以下のようになる。
(1)従来の電磁弁100のように、図10(A)に示したように、コイルバネ138の中間部分に密着巻き部分を設けない場合には、縦横比L/D=18/3=6.0となる。
(2)本発明の電磁弁10のように、図2(A)に示したように、コイルバネ48の中間部分に密着巻き部分48aを設けた場合には、縦横比L/D=(L/2)/D=9/3=3.0となる。
従って、従来の電磁弁100のように、コイルバネ138の中間部分に密着巻き部分を設けない場合には、縦横比L/D=6.0となり、適正範囲の上限である4.0を超えてしまう。
これに対して、本発明の電磁弁10のように、コイルバネ48の中間部分に密着巻き部分48aを設けた場合には、縦横比L/D=3.0となり、適正範囲内に収まる。
これにより、縦横比L/Dの大きいコイルバネであっても、中間部分に密着巻き部分を設けることにより、座屈を効果的に防止することができる。
すなわち、コイルバネ48において、コイルバネ48の全長をL、コイルバネ48の巻径をDとした時に、縦横比L/Dが所定の値を超えると、座屈による変形が急激に増加する。
このため、コイルバネ48の中間部分にバネを構成しない(バネとして機能しない)密着巻き部分48aを設けると、縦横比がL/2Dとなり、座屈を起こす値以下にすることができる。この場合は、コイルバネ48の中間部分の密着巻き部分48aを、後述する実施例2のように太くしなくても座屈を防ぐことができる。
このように構成することによって、コイルバネ48の中間部分にバネを構成しない(バネとして機能しない)密着巻き部分48aを設けることになり、その両側に2個のバネ部分48b、48cを上下に直列に配置した場合と同様の状態になる。
従って、短いバネを重ねて使用しているのと同じであり、バネ部分(48b、48c)の長さが短くなるので、座屈が生じにくい(図2(B)参照)。これにより、座屈によるずれ量が小さくなるとともに、バネ装着孔50からコイルバネ48がはみ出すことを防止できる。これにより、通電時の吸引子32とプランジャー44との間の挟み込みを防止することができ(図2(C)参照)、確実に作動することが可能な電磁弁10を提供することができる。
さらに、部品点数も少なくなり、組み込み作業が容易で、コストを低減することができるとともに、電磁弁自体も大型化することなくコンパクトな電磁弁10を提供することができる。
また、本発明の電磁弁10では、図3のストロークと荷重の関係を示すグラフの実線で示したように、座屈が生じることがなく、ストロークと荷重の関係が比例関係(いわゆるリニアな関係)であり、荷重特性が変化してしまうことがない。その結果、従来の座屈を生じる場合(図3の点線)と比較して、作動不良となるおそれもない。
また、この実施例の電磁弁10では、図2(A)に示したように、コイルバネ48の密着巻き部分48aが、コイルバネ48の全長の中央部分に形成されている。
このように、コイルバネ48の密着巻き部分48aが、コイルバネ48の全長の中央部分に形成されていれば、図3のストロークと荷重の関係を示すグラフの実線で示したように、ストロークと荷重の関係が比例関係(いわゆるリニアな関係)であり、荷重特性が変化してしまうことがない。
なお、図4(A)で示したように、コイルバネ48の密着巻き部分48aが、コイルバネ48の全長の中央部分から吸引子32側にずれた位置に形成されていてもよい。
この場合、図3のストロークと荷重の関係を示すグラフの実線で示したように、ストロークと荷重の関係が比例関係(いわゆるリニアな関係)であり、荷重特性が変化しないようにするためには、図4(A)で示したように、プランジャー44側のバネ部分48cのコイルの巻き方を、吸引子32側のバネ部分48bのコイルの巻き方に比較して、巻き数を多くしたり、密な巻き方となるようにすればよい。
また、この逆に、図4(B)で示したように、コイルバネ48の密着巻き部分48aが、コイルバネ48の全長の中央部分からプランジャー44側にずれた位置に形成されていてもよい。
この場合、図3のストロークと荷重の関係を示すグラフの実線で示したように、ストロークと荷重の関係が比例関係(いわゆるリニアな関係)であり、荷重特性が変化しないようにするためには、図4(B)で示したように、吸引子32側のバネ部分48bのコイルの巻き方を、プランジャー44側のバネ部分48cのコイルの巻き方に比較して、巻き数を多くしたり、密な巻き方となるようにすればよい。
図2、図4のいずれの場合であっても、座屈を生じにくくするためには、コイルバネ48において、コイルバネ48の全長をL、コイルバネ48の巻径をDとした時に、
縦横比L/Dが、0.8〜4.0の範囲になるように、コイルバネ48の密着巻き部分48aが形成されるようにすればよい(以下の実施例においても同様である)。
(実施例2)
図5は、本発明の別の実施例の電磁弁10を示す部分拡大断面図であり、図5(A)は、電磁コイルの通電を遮断した状態で、プランジャーが吸引子から離間し、座屈が生じていない状態を示す部分拡大断面図、図5(B)は、電磁コイルの通電を開始した状態で、座屈が生じている状態を示す部分拡大断面図、図5(C)は、電磁コイルに通電し、プランジャーが吸引子に当接した状態を示す部分拡大断面図である。
この実施例の電磁弁10は、実施例1に示した電磁弁10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の電磁弁10では、図5(A)に示したように、コイルバネ48の密着巻き部分48aの巻径D1が、密着巻き部分以外のバネ部分(48b、48c)の巻径D2より大きい巻径を有している。
これにより、バネ装着孔50の内周面50aで、コイルバネ48の密着巻き部分48aが案内されるように構成している。
このように構成することによって、図5(A)〜図5(C)に示したように、巻径が大きいコイルバネ48の密着巻き部分48aが、バネ装着孔50の内周面50aで、コイルバネ48の密着巻き部分48aが案内されるので、座屈が生じにくくなる。
(実施例3)
図6は、本発明の別の実施例の電磁弁10を示す部分拡大断面図であり、図6(A)は、電磁コイルの通電を遮断した状態で、プランジャーが吸引子から離間し、座屈が生じていない状態を示す部分拡大断面図、図6(B)は、電磁コイルに通電し、プランジャーが吸引子に当接した状態を示す部分拡大断面図である。
この実施例の電磁弁10は、実施例1に示した電磁弁10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の電磁弁10では、図6(A)に示したように、吸引子32が、プランジャー44側に突設して、コイルバネ48の吸引子側端部に嵌合される略円錐形状の嵌合突設部32aを備えている。
このように構成することによって、図6(A)〜図6(B)に示したように、吸引子32の嵌合突設部32aが、コイルバネ48の吸引子側端部に嵌合されるので、コイルバネ48のバネ装着孔50から露出するコイルバネ48の部分が固定されることになり、座屈が生じにくくなる。
この場合、吸引子32のプランジャー44側に突設する嵌合突設部32aは、吸引子32と一体でも、また、別の部材から構成して、例えば、溶接、圧入、ねじ込みなど周知の固定方法で固定してもよい。
(参考例1)
図7(A)は、本発明の参考例の電磁弁の概略縦断面図、図7(B)は、電磁コイルの通電を遮断した状態で、プランジャーが吸引子から離間し、座屈が生じていない状態を示す部分拡大断面図である。
この参考例の電磁弁10は、実施例1に示した電磁弁10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この参考例の電磁弁10では、図7(A)に示したように、コイルバネ48の密着巻き部分48aの巻径D1が、密着巻き部分以外のバネ部分(48b、48c)の巻径D2より小さい巻径を有している。
また、図7(A)〜図7(B)に示したように、吸引子32が、プランジャー44側に突設する突設案内軸部材32bを備えている。そして、コイルバネ48の密着巻き部分48aが、吸引子32の突設案内軸部材32bの外周に案内されている。
また、吸引子32のプランジャー44側に突設する突設案内軸部材32bは、吸引子32と一体でも、また、別の部材から構成して、上記のような周知の固定方法で固定してもよい。
このように構成することによって、図7(A)〜図7(B)に示したように、小さい巻径を有するコイルバネ48の密着巻き部分48aが、吸引子32の突設案内軸部材32bの外周に案内されるので、コイルバネ48に座屈が生じにくくなる。
(実施例4)


図8は、本発明の別の実施例の電磁弁10を示す部分拡大断面図である。
この実施例の電磁弁10は、実施例1に示した電磁弁10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の電磁弁10では、図8(A)に示したように、コイルバネ48の密着巻き部分48aが、コイルバネ48の中間部分にコイルバネ48の長さ方向に離間して複数個、この実施例の電磁弁10では、2個の密着巻き部分48aが形成されている。
このように構成することによって、コイルバネ48の中間部分にバネを構成しない(バネとして機能しない)密着巻き部分48aを、コイルバネ48の長さ方向に離間して複数個形成することによって、短いバネを複数個重ねて使用しているのと同じであり、バネ部分(48b、48c、4bd)の長さが短くなるので、座屈が生じにくくなる。
この場合、図8(A)に示したように、密着巻き部分以外のバネ部分(48b、48c、4bd)の巻き方は、バネ部分48bの巻き方Bと、バネ部分48cの巻き方Cと、バネ部分48dの巻き方Dとの関係が、B=C=Dとなるようにするのが、ばね定数が変わらず、図3のストロークと荷重の関係を示すグラフの実線で示したように、ストロークと荷重の関係が比例関係(いわゆるリニアな関係)であり、荷重特性が変化しないようにするには望ましい。
しかしながら、バネ部分48bの巻き方Bと、バネ部分48cの巻き方Cと、バネ部分48dの巻き方Dとの関係を、例えば、C>B=Dとするなど不均一な巻き方とすることも可能である。
また、この図8(A)の実施例の電磁弁10では、コイルバネ48の密着巻き部分48aの数を2個としたが、図8(B)に示したように、3個以上の密着巻き部分48aと、密着巻き部分以外のバネ部分(48b、48c、4bd、48e)とすることも可能である。
さらには、図8(C)に示したように、最もプランジャー44側に位置する密着巻き部分以外のバネ部分48eを省略するとともに、コイルバネ48の最もプランジャー44側に位置する密着巻き部分48aを、いわゆる座巻きとして使用することも可能である。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施例では、パイロット弁を備えたパイロット式の電磁弁に適用したが、その他の電磁弁にも用いることも可能であるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、プランジャーの吸引子側に形成されたバネ装着孔と吸引子との間に介装され、プランジャーを弁座方向に付勢するコイルバネを備えた電磁弁に適用することができる。
10 電磁弁
12 ピストン
14 制御部
16 駆動部
18 電磁コイル
20 ボビン
22 モールド樹脂
24 磁気フレーム
26 底板部
28 駆動部挿通孔
30 駆動部挿通孔
32 吸引子
32a 嵌合突設部
32b 突設案内軸部材
34 メネジ
36 上板部
38 ボルト挿通孔
40 締結ボルト
42 プランジャーケース
44 プランジャー
48 コイルバネ
48a 密着巻き部分
48b、48c、48d、48e バネ部分
50 バネ装着孔
50a 内周面
52 弁本体
54 上側弁本体
56 弁室
58 下側弁本体
60 弁座
62 パイロット通路
64 ニードル弁座
66 ニードル弁体
68 一次側流路
70 二次側流路
72 弁ポート
74 スリット
76 副流路
100 電磁弁
102 ピストン
104 制御部
106 駆動部
108 電磁コイル
110 ボビン
112 モールド樹脂
114 磁気フレーム
116 底板部
118 駆動部挿通孔
120 駆動部挿通孔
122 吸引子
124 メネジ
126 上板部
128 ボルト挿通孔
130 締結ボルト
132 プランジャーケース
134 プランジャー
138 コイルバネ
138a 座屈部分
140 バネ装着孔
142 弁本体
144 上側弁本体
146 弁室
148 下側弁本体
150 弁座
152 パイロット通路
154 ニードル弁座
156 ニードル弁体
158 一次側流路
160 二次側流路
162 弁ポート
164 スリット
166 副流路
200 コイルバネ
202 中央部分
204 密着巻き部分
300 コイルバネ
302 上方バネ
304 下方バネ
306 バネ挿着部
400 コイルバネ
402 両端側コイル部
406 中央コイル部

Claims (9)

  1. 電磁コイルの通電により移動して、弁体を作動させるプランジャーと、
    前記プランジャーと対峙して配置される吸引子と、
    前記プランジャーの吸引子側に形成されたバネ装着孔と吸引子との間に介装され、プランジャーを弁座方向に付勢するコイルバネとを備えた電磁弁であって、
    前記コイルバネの特性が、ストロークと荷重の関係が比例関係の特性であり、
    前記コイルバネの中間部分に、隣接するコイル部分が相互に密着した状態で巻かれた密着巻き部分を設け、
    前記密着巻き部分の外周が、前記バネ装着孔の内周壁と接触しない状態で配置されていることを特徴とする電磁弁。
  2. 前記コイルバネの密着巻き部分の巻径が、密着巻き部分以外の径と同じ巻径を有することを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
  3. 前記コイルバネの密着巻き部分の巻径が、密着巻き部分以外の巻径より大きい巻径を有し、
    前記バネ装着孔の内周面で、前記コイルバネの密着巻き部分が案内されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
  4. 前記吸引子が、プランジャー側に突設して、前記コイルバネの吸引子側端部に嵌合される嵌合突設部を備えること特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電磁弁。
  5. 前記コイルバネの密着巻き部分が、コイルバネの全長の中央部分に形成されていること特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電磁弁。
  6. 前記コイルバネの密着巻き部分が、コイルバネの全長の中央部分から吸引子側にずれた位置に形成されていること特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電磁弁。
  7. 前記コイルバネの密着巻き部分が、コイルバネの全長の中央部分からプランジャー側にずれた位置に形成されていること特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電磁弁。
  8. 前記コイルバネの密着巻き部分が、コイルバネの中間部分にコイルバネの長さ方向に離間して複数個形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電磁弁。
  9. 前記コイルバネにおいて、コイルバネの全長をL、コイルバネの巻径をDとした時に、
    縦横比L/Dが、0.8〜4.0の範囲になるように、前記密着巻き部分が形成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の電磁弁。
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