JP5556778B2 - 冷間鍛造用快削鋼 - Google Patents
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SA/SB>0.50・・・(1)
0.030<Te/S<0.15・・・(2)
Ti−3.5N≦0・・・(3)
ここで、式(1)中のSAは、4mm2以上の総面積の観察領域における、1mol%以上のCaを含有し、かつ、1μm以上の円相当径を有する硫化物系介在物の総面積(μm2)である。SBは、上記観察領域における、1μm以上の円相当径を有する硫化物系介在物の総面積(μm2)である。式(2)及び式(3)中の各元素記号には、対応する元素の含有量(質量%)が代入される。
SA/SB>0.50・・・(1)
ここで、式(1)中のSAは、4mm2以上の総面積の観察領域における、1mol%以上のCaを含有し、かつ、1μm以上の円相当径を有する硫化物系介在物の総面積(μm2)である。SBは、SAを求めた上記観察領域における、1μm以上の円相当径を有する硫化物系介在物の総面積(μm2)である。
F1=SA/SB
0.030<Te/S<0.15・・・(2)
式(2)中の各元素記号には、対応する元素の含有量(質量%)が代入される。
Ti−3.5N≦0・・・(3)
ここで、式(3)中の各元素記号には、対応する元素の含有量(質量%)が代入される。
本実施の形態による冷間鍛造用快削鋼は、以下の化学組成を有する。
炭素(C)は、鋼の引張強度及び疲労強度を高める。使用される部品に必要な強度レベルに応じて、C含有量が決定される。一方、C含有量が高すぎれば、鋼の冷間鍛造性及び被削性が低下する。したがって、C含有量は0.10〜0.60%である。好ましいC含有量の下限は、0.10%よりも高く、さらに好ましくは、0.15%以上であり、さらに好ましくは、0.18%以上である。好ましいC含有量の上限は、0.60%未満であり、さらに好ましくは0.55%以下であり、さらに好ましくは0.50%以下である。
シリコン(Si)は、鋼中のフェライトに固溶して、鋼の引張強度を高める。一方、Si含有量が高すぎれば、鋼の冷間鍛造性が低下する。したがって、Si含有量は、0.05〜0.5%である。上記のとおりSiは冷間鍛造性に影響を与える。そのため、必要な強度が得られれば、Si含有量はなるべく低い方が好ましい。Si含有量の好ましい上限は0.5%未満であり、さらに好ましくは0.4%以下であり、さらに好ましくは0.3%以下である。
マンガン(Mn)は、鋼に固溶して鋼の引張強度及び疲労強度を高める。Mnはさらに、鋼の焼入れ性を高める。Mnはさらに、Sと結合して硫化物系介在物を形成し、鋼の被削性を高める。一方、Mn含有量が高すぎれば、鋼の冷間鍛造性が低下する。また、Mn含有量が低すぎれば、鋼の熱間加工性が低下する。したがって、Mn含有量は、0.35〜1.30%である。好ましいMn含有量の下限は0.35%よりも高く、さらに好ましくは0.40%以上であり、さらに好ましくは0.60%以上である。好ましいMn含有量の上限は1.30%未満であり、さらに好ましくは1.20%未満であり、さらに好ましくは1.00%未満である。
燐(P)は不純物である。Pは鋼の冷間鍛造性及び熱間加工性を低下する。したがって、P含有量はなるべく低い方が好ましい。P含有量は0.03%以下である。好ましいP含有量は0.03%未満であり、さらに好ましくは0.02%以下であり、さらに好ましくは0.015%以下である。
硫黄(S)は、MnSに代表される硫化物系介在物を形成し、鋼の被削性を高める。一方、S含有量が高すぎれば、Caを固溶しない硫化物系介在物が増加し、鋼の冷間鍛造性が低下する。したがって、S含有量は0.005%以上0.030%未満である。鋼の被削性をさらに高める場合、好ましいS含有量の下限は0.005%よりも高く、さらに好ましくは0.008%以上であり、さらに好ましくは0.010%以上である。鋼の冷間鍛造性をさらに高める場合、好ましいS含有量の上限は0.025%未満であり、さらに好ましくは0.020%未満である。
クロム(Cr)は鋼の引張強度を高める。したがって、機械部品の強度を高める目的で、Crは含有される。Crはさらに、鋼の焼入れ性を高める。機械部品の表面は、浸炭処理又は高周波焼入れにより硬化される場合がある。Crは鋼の焼入れ性を高めるため、浸炭処理又は高周波焼入れ後の機械部品の表面硬度を高める。一方、Cr含有量が高すぎれば、鋼の被削性が低下する。したがって、Cr含有量は0.01〜2.0%である。好ましいCr含有量の下限は0.01%よりも高く、さらに好ましくは0.05%以上であり、さらに好ましくは0.10%以上である。好ましいCr含有量の上限は2.0%未満であり、さらに好ましくは1.50%以下であり、さらに好ましくは1.20%以下である。
アルミニウム(Al)は鋼を脱酸する。鋼中のカルシウム(Ca)は、酸素(O)と結合してCaOを形成しやすい。本実施の形態では、CaOの生成が抑制され、CaSが生成される方が好ましい。なぜなら、1mol%以上のCaを含有した硫化物系介在物は、CaSを核として晶出するからである。Alは上述のとおり鋼を脱酸し、鋼中の溶存酸素量を低減する。そのため、CaOの生成が抑えられ、CaSの生成が促進される。CaSの生成を促進するために、製造工程において、AlはCaよりも先に鋼中に含有されるのが好ましい。Alはさらに、Nと結合して窒化物を形成し、鋼中のN含有量を低減する。一方、Al含有量が高すぎれば、脱酸効果が飽和する。さらに、Alが鋼に固溶して冷間鍛造性が低下する。したがって、Al含有量は、0.010%よりも高く0.070%以下である。好ましいAl含有量の下限は0.020%よりも高く、さらに好ましくは0.040%よりも高い。好ましいAl含有量の上限は、0.070%未満であり、さらに好ましくは0.060%未満であり、さらに好ましくは、0.050%未満である。なお、本明細書でいうAl含有量は、sol.Al(酸可溶Al)の含有量を意味する。
チタン(Ti)は微細な窒化物及び/又は炭窒化物を形成し、ピン止め効果によりオーステナイト結晶粒を微細化する。Tiはさらに、窒化物及び/又は炭窒化物を形成することにより、鋼中のN固溶量を低減する。そのため、Tiは鋼の冷間鍛造性を高める。一方、Ti含有量が高すぎれば、Tiは炭化物を形成し、鋼の冷間鍛造性を低下する。したがって、Ti含有量は0.001〜0.028%である。好ましいTi含有量の下限は0.001%よりも高く、さらに好ましくは0.002%以上であり、さらに好ましくは、0.003%以上である。好ましいTi含有量の上限は0.028%未満であり、さらに好ましくは0.02%以下であり、さらに好ましくは0.015%以下である。
窒素(N)は、不純物である。鋼中に固溶するNは、鋼の冷間鍛造時の変形抵抗を大きくし、また冷間鍛造性を低下する。したがって、N含有量は0.0080%未満である。好ましいN含有量は、0.0060%未満であり、さらに好ましくは、0.0050%未満である。一方、NとともにTi、又はTi及びNbが含有されることにより、窒化物や炭窒化物が生成される。そのため、オーステナイト結晶粒が微細化され、鋼の冷間鍛造性が高まる。
酸素(O)は不純物である。Oは粗大な酸化物を形成し、鋼の冷間鍛造性及び被削性を低下する。したがって、O含有量は低い方が好ましい。O含有量は0.0040%以下である。好ましいO含有量は0.0040%未満であり、さらに好ましくは0.0030%未満であり、さらに好ましくは、0.0025%未満である。
カルシウム(Ca)は、硫化物系介在物に固溶して、硫化物系介在物を球状化する。そのため、Caは鋼の冷間鍛造性を高める。一方、Ca含有量が高すぎる場合、粗大な酸化物が形成される。粗大な酸化物は鋼の被削性及び冷間鍛造性を低下する。したがって、Ca含有量は0.0003〜0.0035%である。好ましいCa含有量の下限は、0.0003%よりも高く、さらに好ましくは0.0005%以上であり、さらに好ましくは0.0007%以上である。好ましいCa含有量の上限は0.0035%未満であり、さらに好ましくは0.0030%以下であり、さらに好ましくは0.0025%以下である。
テルル(Te)は硫化物系介在物へのCaの固溶を促進する。したがって、Teは硫化物系介在物を球状化し、鋼の冷間鍛造性を高める。一方、Te含有量が高すぎれば、鋼の熱間加工性が低下する。したがって、Te含有量は0.0001%以上0.0040%未満である。好ましいTe含有量の下限は0.0001%よりも高く、さらに好ましくは0.0005%以上であり、さらに好ましくは0.0008%以上である。好ましいTe含有量の上限は0.0030%未満であり、さらに好ましくは0.0020%未満である。
SA/SB>0.50・・・(1)
0.030<Te/S<0.15・・・(2)
Ti−3.5N≦0・・・(3)
ここで、式(1)中のSAは、4mm2以上の総面積の観察領域における、1mol%以上のCaを含有し、かつ、1μm以上の円相当径を有する硫化物系介在物の総面積(μm2)である。SBは、前記観察領域における、1μm以上の円相当径を有する硫化物系介在物の総面積(μm2)である。式(2)及び式(3)中の各元素記号には、対応する元素の含有量(質量%)が代入される。
上述のとおり、Ca及びTeを含有して、1mol%以上のCaを含有する硫化物系介在物の割合を増やせば、鋼の冷間鍛造性が高まる。式(1)を満たせば、図6に示すとおり、限界圧縮率が顕著に高くなり、冷間鍛造性が高まる。
上述のとおり、Teは、硫化物系介在物の球状化を促進する。したがって、TeとSは密接な関係を有する。F2を次のとおり定義する。
F2=Te/S
TiはNと結合して微細なTi窒化物及び/又はTi炭窒化物を形成する。微細なTi窒化物及び/又はTi炭窒化物は、オーステナイト結晶粒を微細化して鋼の冷間鍛造性を高める。したがって、Ti含有量とN含有量とは密接な関係を有する。F3を次のとおり定義する。
F3=Ti−3.5N
ここで、F3中の「Ti」及び「N」には、Ti含有量及びN含有量が代入される。
モリブデン(Mo)は、鋼の焼入れ性を高めて鋼の強度を高める。Moはさらに、浸炭処理における不完全焼入れ層の生成を抑制する。Moが少しでも含有されれば、上記効果が得られる。一方、Mo含有量が高すぎれば、鋼の被削性が低下する。さらに、鋼の製造コストも高くなる。したがって、Mo含有量は1.0%以下である。好ましいMo含有量の下限は0.02%以上であり、さらに好ましくは0.05%以上であり、さらに好ましくは0.10%以上である。好ましいMo含有量の上限は1.0%未満であり、さらに好ましくは0.50%以下であり、さらに好ましくは0.30%以下である。
バナジウム(V)は、炭化物を形成し、鋼の引張強度及び疲労強度を高める。V炭化物は、フェライト中に析出して鋼の芯部(表層以外の部分)の強度を高める。Vが少しでも含有されれば、上記効果が得られる。一方、V含有量が高すぎれば、鋼の冷間鍛造性及び被削性が低下する。したがって、V含有量は0.30%以下である。好ましいV含有量の下限は、0.02%以上であり、さらに好ましくは0.04%以上であり、さらに好ましくは0.05%以上である。好ましいV含有量の上限は、0.30%未満であり、さらに好ましくは0.20%以下であり、さらに好ましくは、0.10%以下である。
ボロン(B)は鋼の焼入れ性を高め、鋼の引張強度及び疲労強度を高める。Bが少しでも含有されれば、上記効果が得られる。一方、B含有量が高すぎれば、その効果は飽和する。したがって、B含有量は0.02%以下である。好ましいB含有量の下限は、0.0005%以上であり、さらに好ましくは、0.001%以上であり、さらに好ましくは、0.002%以上である。好ましいB含有量の上限は、0.02%未満であり、さらに好ましくは0.015%以下であり、さらに好ましくは0.010%以下である。
マグネシウム(Mg)は、Alと同様に、鋼を脱酸して鋼中の酸化物を微細化する。鋼中の酸化物が微細化されれば、破壊の起点となる粗大酸化物が減少する。そのため、鋼の冷間鍛造性が高まる。Mgが少しでも含有されれば、上記効果が得られる。一方、Mg含有量が高すぎれば、上記効果は飽和し、かつ、鋼の被削性が低下する。したがって、Mg含有量は0.0035%以下である。好ましいMg含有量の下限は0.0001%以上であり、さらに好ましくは0.0003%以上であり、さらに好ましくは0.0005%以上である。好ましいMg含有量の上限は、0.0035%未満であり、さらに好ましくは0.0030%以下であり、さらに好ましくは0.0025%以下である。
ニオブ(Nb)は、Tiと同様に、微細な炭化物、窒化物、炭窒化物を生成してオーステナイト結晶粒を微細化し、鋼の冷間鍛造性を高める。Nbが少しでも含有されれば、上記効果が得られる。一方、Nb含有量が高すぎれば、上記効果は飽和し、かつ、鋼の被削性が低下する。したがって、Nb含有量は0.08%以下である。好ましいNb含有量の下限は0.01%以上であり、さらに好ましくは0.015%以上であり、さらに好ましくは0.02%以上である。好ましいNb含有量の上限は、0.08%未満であり、さらに好ましくは0.05%未満であり、さらに好ましくは0.04%未満である。
本実施の形態による冷間鍛造用快削鋼の製造方法を説明する。本実施の形態では、一例として、冷間鍛造用快削鋼からなる機械部品を製造する工程を説明する。
表1に示す化学組成を有する鋼番号A1〜A13、B1〜B17、C1及びD1〜D3の溶鋼を真空誘導加熱炉で製造した。
表1を参照して、鋼番号A1〜A13、B1〜B17の化学組成は、JIS G4051に記載されたS25C、S43C、S53Cをベースとした。鋼番号C1及びD1〜D3の化学組成は、JIS G4053に記載されたSCM420をベースとした。なお、表1の結果を踏まえて、図5のグラフを作成した。
表1を参照して、鋼番号A1〜A13及びC1の化学組成は、本発明の化学組成の範囲内であった。さらに、F1値が式(1)の範囲内であり、F2値が式(2)の範囲内であり、F3値が式(3)の範囲内であった。
放冷後の各マークの直径38mmの各マークの丸棒から、F1を求めるための試験片を採取した。具体的には、各丸棒のR/2位置から10mm×10mmの表面を有する試験片を採取した。10mm×10mmの表面を「被検面」とした。被検面は、熱間鍛造時の鍛伸軸(つまり、丸棒の長手方向)と平行であった。この試験片を用いて、上述の方法により、面積率SA及びSBを求めた。得られた面積率SA及びSBを用いて、F1値を求めた。
放冷後の各マークの丸棒を用いて、以下の方法により熱間加工性試験を実施した。各マークの直径60mmの丸棒から棒状の引張試験片を、機械加工により作製した。引張試験片は、丸棒のR/2位置(丸棒切断面(円形状)の中心点と外周との間を2等分する点)に中心を有し、直径10mm、長さ130mmであった。熱間加工性試験には、熱間加工再現装置を用いた。熱間加工性試験では、初めに、引張試験片を真空中で高周波加熱し、1250℃で5分間保持した。次に、引張試験片を、10℃/分の冷却速度で900℃まで冷却し、900℃で10秒間保持した。次に、900℃にて高温引張試験を実施し、絞り値(%)を求めた。このときの歪み速度は10秒−1であった。熱間加工性試験では、引張試験片の長さ方向の中央点±10mmの領域(合計20mm)を加熱した。引張試験後、引張試験片を急冷した。引張試験温度を900℃に設定した理由は、Teを含有した鋼は800〜900℃において、絞り値が低くなると推定されるからである。
各マークの直径38mmの丸棒に対して、球状化焼鈍処理を実施した。具体的には、上述の丸棒を、加熱炉を用いて925℃で1時間均熱した。次に、丸棒を別の加熱炉に移し、600℃で1時間均熱し、均熱後に丸棒を放冷した。次に、丸棒を再び加熱し、765℃で5時間均熱した。均熱後、15℃/hの冷却速度で丸棒を660℃まで冷却した。その後、丸棒を放冷した。
球状化焼鈍処理が実施された各鋼番号の直径38mmの丸棒を直径36mmまでピーリング加工した。ピーリング加工された丸棒に対して冷間引抜を実施して、直径31mmの被削性試験片を作製した。冷間引抜での減面率は25.8%であった。
球状化焼鈍処理が実施された各鋼番号の直径38mmの丸棒のR/2位置から、丸棒試験片を作製した。丸棒試験片は、直径38mmの丸棒のR/2位置を中心とした直径14mm、長さ21mmの試験片であり、丸棒試験片の長手方向は、直径38mmの丸棒の鍛伸軸(長手方向)と平行であった。
表2に各鋼番号における逃げ面工具摩耗量(単位はμm、以下、単に摩耗量という)、限界圧縮率(%)及び絞り(%)を示す。
Claims (3)
- 質量%で、C:0.10〜0.60%、Si:0.05〜0.5%、Mn:0.35〜1.30%、P:0.03%以下、S:0.005%以上0.030%未満、Cr:0.01〜2.0%、Al:0.010%よりも高く0.070%以下、Ti:0.001〜0.028%、N:0.0080%未満、O:0.0040%以下、Ca:0.0003〜0.0035%及びTe:0.0001%以上0.0040%未満を含有し、残部はFe及び不純物からなり、式(1)〜式(3)を満たす、冷間鍛造用快削鋼。
SA/SB>0.50・・・(1)
0.030<Te/S<0.15・・・(2)
Ti−3.5N≦0・・・(3)
ここで、式(1)中のSAは、4mm2以上の総面積の観察領域における、1mol%以上のCaを含有し、かつ、1μm以上の円相当径を有する硫化物系介在物の総面積(μm2)である。SBは、前記観察領域における、1μm以上の円相当径を有する硫化物系介在物の総面積(μm2)である。式(2)及び式(3)中の各元素記号には、対応する元素の含有量(質量%)が代入される。 - Feの一部に代えて、Mo:1.0%以下、V:0.30%以下及びB:0.02%以下からなる群から選択される1種以上を含有する、請求項1に記載の冷間鍛造用快削鋼。
- Feの一部に代えて、Mg:0.0035%以下及びNb:0.08%以下の1種以上を含有する、請求項1又は請求項2に記載の冷間鍛造用快削鋼。
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