JP5555771B2 - 搬送体及び分配シュート - Google Patents

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Description

本発明は、製鉄機械の高炉などに配設される製鉄原料の鉄鉱石、コークス、石灰石などを搬送または分配するための設備内で用いられている搬送体に関するものである。
製鉄所のコークス工場、焼結工場、高炉工場などの上工程では、製鉄原料の鉄鉱石、コークス、石灰石などを搬送するための設備が数多く設けられている。これらの設備は、製鉄原料の搬送時に、製鉄原料が当接することによって摩耗又は欠損するため、所定周期で保守点検する必要がある。
特に高炉内に配備されている鉄鉱石、コークス、石灰石などを分配する旋回シュートが摩耗又は欠損すると、高炉の操業に適した分散挙動が得られなくなり、生産品質の低下、或いは高炉の操業に悪影響を及ぼすおそれがある。
一方、高生産を維持する方法として、保守点検の周期、修理期間などを短縮化することが有効である。そのため、製鉄原料の搬送又は分散に用いられる設備の長寿命化が重要な課題とされている。
従来の旋回シュートについて説明する。旋回シュートは、ホッパーから供給される鉄鉱石、コークス、石灰石など(以下、高炉装入物という)を炉内下方に向かって搬送する(滑落させる)。旋回シュートは、炉幅方向の外側に向かって漸次下方に傾斜する傾斜部を有する。ホッパーから供給された高炉装入物は、傾斜部の傾斜面に衝突した後、転動しながら高炉内の空間に向かって落下する。このとき、傾斜面は、衝突した高炉装入物から激しい衝撃と摺動摩耗を受けるため、耐摩耗性及び耐衝撃性を備えた保護ライナーで傾斜面を覆うことにより、欠損及び摺動摩耗対策としている。
保護ライナーは、耐摩耗性及び耐衝撃性を備えた複数の板状部材を含む。これらの板状部材は、前記傾斜部の傾斜方向に積層されている。各板状部材は、前記傾斜方向に延びる支持板に締結又は溶接することにより固定されている。保護ライナーは、鉄鉱石などが当接することにより摩耗、欠損した場合には、交換する必要がある。
特開2002−180115号公報
しかしながら、保護ライナーを交換する際に、前記支持板に固定された板状部材の締結を解除し、或いは溶接部分を熱溶融する必要があるため、交換作業が煩雑化する。そこで、本願発明は、プレートの交換作業が容易な搬送体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明の搬送体は、(1) 塊鉱物の搬送路を形成する搬送体であって、所定方向に積層される複数の第1のプレートと、これらの第1のプレートを貫通して、前記所定方向に延びる棒状部材と、を有し、各前記第1のプレートは、前記棒状部材の長手方向に直交する方向から、各前記第1のプレートを前記棒状部材に組む込むための組み込み孔部を有する搬送体。
(2)(1)の構成において、前記棒状部材の長手方向の端部に固定され、前記複数の第1のプレートが前記所定方向に移動するのを規制する第2のプレートを設けることができる。(2)の構成によれば、第1のプレートが前記所定方向に抜けるのを防止できる。
(3)(1)又は(2)の構成において、前記複数の第1のプレートが載置される第3のプレートを有し、前記組み込み孔部は、各前記第1のプレートにおける前記第3のプレートに面する側の外縁部に形成することができる。(3)の構成によれば、第1のプレートの組み込み作業が容易になる。
(4)(3)の構成において、前記組み込み孔部は、前記第3のプレートに対して垂直な第1の方向に延びる第1の組み込み孔部と、前記第1の方向に直交し、前記第1のプレートの平面方向である第2の方向に延びる第2の組み込み孔部とを有し、前記棒状部材は、前記第2の組み込み孔部に位置する。(4)の構成によれば、第1のプレートが前記第1の方向へ移動するのを規制でき、位置決め精度が向上する。
(5)(4)の構成において、前記第3のプレートにおける前記第2の方向の一端部には前記第1の方向に突出する第1の凸部が形成され、他端部には前記第1の方向に突出する第2の凸部が形成され、前記第1のプレートは、前記第1の凸部に当接して前記第1のプレートが前記第2の方向に移動するのを規制する第1の凹部と、前記第1のプレートを前記棒状部材に組み込む際に、前記第1のプレート及び前記第2の凸部の干渉を回避するための第2の凹部とを有する。(5)の構成によれば、第1のプレートが第2の方向へ移動するのを規制できるとともに、第1のプレートの組み込み時の干渉を回避できる。
(6)(5)の構成において、前記第1の凹部は、前記第2の凹部よりも前記第2の方向の長さを短くするのが好ましい。
(7)(3)の構成において、前記第1のプレートは、前記第3のプレートに対して垂直な第1の方向に対して傾斜した第3の方向に延びる。(7)の構成によれば、第1のプレートの着脱が容易になる。
(1)〜(7)の搬送体は、高炉の炉頂部に配置される分配シュートに用いることができる。
本発明によれば、プレートの交換作業が容易化する。
高炉炉頂部の概略図である。 旋回シュートの一部を示す斜視図である。 第1の搬送ブロックの斜視図である。 第2の搬送ブロックの斜視図である。 第1の搬送部の断面図である(動作説明図1)。 第1の搬送部の断面図である(動作説明図2)。 第1の搬送部の断面図である(動作説明図3)。 第1の搬送部の断面図である(動作説明図4)。 第1の搬送部の断面図である(動作説明図5)。 変形例1の保護プレートの断面図である。 変形例1の第1の搬送部の断面図である。 変形例2の保護プレートの断面図である。 変形例3の保護プレートの断面図である。 変形例4の保護プレートのX矢視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は、高炉炉頂部の概略図である。旋回シュート11は、垂直シュート2に対して傾き調整軸部3を介して取り付けられている。垂直シュート2には、図示しない傾動装置が設けられている。この傾動装置を作動させると、傾き調整軸部3を回転軸として旋回シュート11が回転し、回転軸に対する旋回シュート11の傾きが調整される。なお、回転軸は、傾き調整軸部3を通って垂直に延びる。
垂直シュート2は、図示しない回転駆動装置に連結されている。回転駆動装置を作動させると、回転軸周りに、旋回シュート11及び垂直シュート2が一体的に回転する。垂直シュート2は、ホッパー部4に接続されている。ホッパー部4は、炉頂バンカー6に接続されている。ホッパー部4と炉頂バンカー6との間には、ゲート5が設けられている。ゲート5は、ゲート回転軸7周りに回転する。
炉頂バンカー6は、高炉装入物(塊鉱物)Aを貯留する。ゲート5が閉じ状態から開き状態に切り替わると、それまで炉頂バンカー6に貯留されていた高炉装入物Aがホッパー部4に流入する。なお、高炉装入物Aには、鉄鉱石、コークス、石灰石が含まれるが、必要に応じて他の副原料(たとえば、廃プラスチック)を含めることもできる。
ホッパー部4に流入した高炉装入物Aは、垂直シュート2を介して旋回シュート11に供給される。旋回シュート11に供給された高炉装入物Aは、旋回シュート11内を転動しながら滑落し、高炉1内に装入される。ここで、旋回シュート11を用いることにより、高炉装入物Aの堆積位置を容易に制御できる。これにより、高炉装入物Aが高炉1内に均一に分散する。
次に、図2を参照しながら、旋回シュート11の構造を詳細に説明する。図2は、旋回シュート11の一部を示す斜視図であり、矢印は高炉装入物Aの搬送方向を示す。X軸、Y軸及びZ軸は互いに直交する異なる三軸を示し、X軸は高炉装入物Aの搬送方向に対応する。旋回シュート11は、フレーム12と、このフレーム12に固定される搬送体13とを含む。フレーム12及び搬送体13の固定方法は、締結部材14を用いた締結であってもよい。フレーム12は、Y―Z面方向の断面形状が凹形である。
搬送体13は、第1〜第6の搬送部20〜70を含む。第1〜第6の搬送部20〜70は、この順序で高炉装入物Aの搬送方向下流側から上流側に向かって配列されている。互いに搬送方向に隣接する搬送部は、離間することなく接触している。
次に、第1の搬送部20について詳細に説明する。第2〜第6の搬送部30〜70は、第1の搬送部20と同じ構成であるため、説明を繰り返さない。また、搬送体13は、第6の搬送部70よりも搬送方向上流側にさらに他の搬送部を含むが、当該他の搬送部は第1の搬送部20と同じ構成であるため、説明を繰り返さない。
第1の搬送部20は、第1の搬送ブロック21、第2の搬送ブロック22、第3の搬送ブロック23及び第4の搬送ブロック24から構成される。図3は、第1の搬送ブロック21の斜視図であり、説明を簡略化するために、一部の保護プレート21Bを省略して図示する。図2及び図3を参照して、第1の搬送ブロック21は、一対のエンドプレート(第2のプレート)21Aと、複数の保護プレート(複数の第1のプレート)21Bと、支持棒(棒状部材)21Cと、ブロックフレーム(第3のプレート)21Dとを含む。
一対のエンドプレート21Aは、X軸方向(高炉装入物Aの搬送方向)に所定の間隔を隔てて位置する。エンドプレート21Aは、Y軸方向の両端部に凹部211Aを有する。
支持棒21Cは、一対のエンドプレート21Aの間に位置し、一端部が一方のエンドプレート21Aに固定され、他端部が他方のエンドプレート21Aに固定されている。固定方法は、溶接或いは圧入であってもよい。支持棒21Cは、Y−Z面方向の断面形状が円形であるが、円形以外の他の形状であってもよい。支持棒21Cは、Y軸方向に並んで2本設けられている。
複数の保護プレート21Bは、X軸方向に積層されている。これらの保護プレート21Bは、一対のエンドプレート21Aに挟まれた領域に位置する。保護プレート21Bは、基板211Bとこの基板211B上に肉盛り溶接された肉盛溶接層212Bとから構成される。
基板211Bは、一般構造用圧延鋼板(JIS:SS材)、溶接構造用圧延鋼材(JIS:SM材)などの普通鋼板(通称;軟鋼板)であってもよい。肉盛溶接層212Bは、高クロム鋳鉄、W、Cr、Mo、V、Nb、Tiの1種以上の炭化物を含む炭素鋼、合金鋼、ステンレス鋼、Ni、Co金属のサーメットであってもよい。
肉盛溶接層212Bは、マンガンを主成分とするオーステナイト系マンガン鋼であってもよい。代表的には14%マンガン鋼をマトリックスとして、その中にタングステン炭化物粒子を断面積比率で20〜70%占めるように分散混合させた複合材が好ましい。タングステン炭化物粒子は、コバルトを3〜15%含有するものが好ましく、粒径は最大8mm以下、平均で0.5〜1.5mmが好ましい。
この複合材は、マトリックスとして14%マンガン鋼を使用しているため、落下衝突した高炉装入物Aに対する耐摩耗性が優れている。高炉装入物Aは、高炉内の諸化学的変化のバラツキを抑制するために鉄鉱石を30〜50mm程度に整粒して使用することが好ましいとされている。このことから、少なくとも鉄鉱石の一つの塊の重量は100〜600g程度となり、この塊がホッパー部14から落差をもって落下し、搬送体13に直撃した際に与える面圧は、490N/cm以上に達すると推察される。上述した複合材は、このような衝撃荷重に対しても適した特性を有するため、保護プレート21Bとして適した特性を有する。
保護プレート21Bは、ブロックフレーム21Dに面する側の端面に組み込み孔部213Bを有する。組み込み孔部213Bは、X軸方向から視たときにL字状に形成されている。すなわち、組み込み孔部213Bは、ブロックフレーム21Dに面する側の端面からZ軸方向(保護プレート21Bの高さ方向、第1の方向)に延びる第1の組み込み孔部213B1と、Y軸方向(保護プレート21Bの長手方向、第2の方向)に延びる第2の組み込み孔部213B2とから形成される。
保護プレート21Bが支持棒21Cに組み込まれた状態において、支持棒21Cは、第2の組み込み孔部213B2のY軸方向の端部に位置する。したがって、保護プレート21Bは、第2の組み込み孔部213B2のZ軸方向の端面に支持棒21Cが当接することにより、Z軸方向の移動が規制される。これにより、保護プレート21BがZ軸方向に移動して、支持棒21Cから抜けるのを防止できる。
保護プレート21BのY軸方向の一端部には短凹部214Bが形成され、他端部には長凹部215Bが形成されている。長凹部215Bは、短凹部214BよりもY軸方向の寸法が長く、Z軸方向の寸法が同じである。
ブロックフレーム21Dは、Y軸方向の両端部に凸部211Dを有する。エンドプレート21Aの凹部211A及びブロックフレーム21Dの凸部211Dは、互いにY軸方向の寸法が同じであり、接合されている。接合方法は、溶接であってもよい。したがって、凹部211Aは、凸部211Dに沿って接触し、凹部211A及び凸部211DのY軸方向の端面は、同一面内に位置する。
保護プレート21Bの短凹部214B及びブロックフレーム21Dの凸部211Dは互いにY軸方向の寸法が同じである。したがって、短凹部214Bは、凸部211Dに沿って接触し、短凹部214B及び凸部211DのY軸方向の端面は、同一面内に位置する。保護プレート21Bの長凹部215Bは、ブロックフレーム21Dの凸部211DよりもY軸方向の寸法が長い。長凹部215B及び凸部211DのY軸方向の外側端面は、同一面内に位置する。したがって、保護プレート21Bが支持棒21Cに組み込まれた状態において、長凹部215B及び凸部211Dの間には、Y軸方向に隙間が形成されている。
上述の構成によれば、長凹部215Bが形成されることにより、保護プレート21Bの組み込み時に、保護プレート21B及びブロックフレーム21Dの凸部211Dが干渉するのを抑制できる。第2の搬送ブロック22は、第1の搬送ブロック21と同じ構成であるため、説明を繰り返さない。
次に、図4を参照して、第3の搬送ブロック23について詳細に説明する。図4は、第3の搬送ブロック23の斜視図であり、説明を簡略化するために、一部の保護プレート23Bを省略して図示する。
第3の搬送ブロック23は、一対のエンドプレート23Aと、複数の保護プレート23Bと、支持棒23Cと、ブロックフレーム23Dとを含む。保護プレート23Bは、保護プレート21Bと下記の点で相違する。保護プレート23Bの組み込み孔部233Bは、保護プレート21Bの組み込み孔部213BよりもZ軸方向の寸法が長い。図6に図示するように、組み込み孔部233BのZ軸方向の端部に支持棒23Cが当接する位置まで保護プレート23Bを持ち上げたときに、保護プレート23Bの下端部が保護プレート21Bの上端部よりも上側に位置するように、第2の組み込み孔部233B2の長さを設定するとよい。
図4を参照して、保護プレート23BのZ軸方向の一端部には、凹部234Bが形成されている。ブロックフレーム23DのZ軸方向の一端部には、凸部231Dが形成されている。保護プレート23Bの凹部234B及びブロックフレーム23Dの凸部231Dは互いに、Z軸方向の寸法が同じである。したがって、凹部234Bは、凸部231Dに沿って接触し、凹部234B及び凸部231DのZ軸方向の端面は、同一面内に位置する。
次に、図5乃至図7を参照して、保護プレート23Bの交換方法について説明する。図5乃至図7は、第1の搬送部20をY−Z面で切断した断面図である。図5を参照して、最初に保護プレート23BをZ軸方向に移動させる。保護プレート23Bが、Z軸方向に第2の組み込み孔部233B2の長さ分だけ移動すると、支持棒23Cが第2の組み込み孔部233B2の端部に当接して、保護プレート23Bが停止する(図6参照)。
図6に図示する状態において、保護プレート23Bの下端面は、保護プレート21Bの上端面よりも上側に位置する。図7を参照して、Y軸方向の反対方向に保護プレート23Bを移動させる。保護プレート23Bは、保護プレート21Bの上側を保護プレート21Bの上面に沿って移動し、第1の組み込み孔部233B1の長さ分だけ移動すると、支持棒23Cから離脱する。上述の構成によれば、組み込み孔部233Bに沿って保護プレート23Bを移動させるだけで、簡単に保護プレート23Bを交換することができる。
次に、図8及び図9を参照して、保護プレート21Bの交換方法について説明する。図8及び図9は、第1の搬送部20をY−Z面で切断した断面図である。まず、保護プレート21Bに隣接して位置する保護プレート23Bを、上述の方法により、支持棒23Cから取り外す。図8を参照して、保護プレート21Bを、第2の組み込み孔部213B2に沿ってY軸方向に移動させる。保護プレート21Bが第2の組み込み孔部213B2の長さ分だけ移動すると、支持棒21Cが第2の組み込み孔部213B2の端部に当接して、保護プレート21Bが停止する。
図9を参照して、保護プレート21Bを、第1の組み込み孔部213B1に沿ってZ軸方向に移動させる。保護プレート21Bは、第1の組み込み孔部213B1の長さ分だけ移動すると、支持棒21Cから離脱する。上述の構成によれば、保護プレート23Bが取り外された後、保護プレート21Bを、組み込み孔部213Bに沿って移動させるだけで、交換することができる。
ここで、搬送体13は、複数の搬送部から構成されており、落下投入される高炉装入物の落下位置、或いは落下後のバウンド位置は、特定の搬送部に集中する傾向がある。この場合、同一の旋回シュート11内において、摩耗した搬送部の保護プレートと摩耗していない搬送部の保護プレートとを互いに交換することにより、交換作業を容易化できるとともに、長寿命の旋回シュート11を提供することができる。
(変形例1)
上述の実施形態では、組み込み孔部をL字状に形成したが、本発明はこれに限られるものではなく、支持棒に直交する方向から保護プレートを組み込むことができれば、他の形状であってもよい。図10は、変形例1の保護プレートの断面図である。保護プレート101は、ブロックフレーム102に面する領域に組み込み孔部101Aを有する。組み込み孔部101AのZ軸方向の端部には、支持棒103が当接する。組み込み孔部101Aは、ブロックフレーム102に垂直なZ軸方向に対して、保護プレート101の平面方向に傾斜した傾斜方向に延びる。変形例1の構成によれば、保護プレート101を組み込み孔部101Aに沿って移動させるだけで、保護プレート101を交換することができる。
図11は、変形例1の保護プレート101を用いた搬送体の一例である。上記実施形態と同一の構成要素には、同一符合を付している。保護プレート23Bを上記方法で支持棒23Cから取り外した後に、保護プレート101の交換作業を行うことができる。
(変形例2)
図12は変形例2の保護プレートの断面図である。保護プレート201は、ブロックフレーム202に面する領域に組み込み孔部201Aを有する。組み込み孔部201AのZ軸方向の端部には、支持棒203が当接する。組み込み孔部201Aは、Z軸方向に延びた後、Z軸方向に対して保護プレート201の平面方向に傾斜した傾斜方向に延びる。変形例2の構成によれば、保護プレート201を組み込み孔部201Aに沿って移動させるだけで、保護プレート201を交換することができる。
(変形例3)
図13は、変形例3の保護プレートの断面図である。実施形態と同一の機能を有する構成要素には、同一符合を付している。同図を参照して、本願発明は、組み込み孔部213Bが一本の保護プレート21Bに対しても適用することができる。
(変形例4)
図14は、変形例4の保護プレートのX矢視図である。組み込み孔部及び支持棒を破線により投影して図示している。実施形態と同一の機能を有する構成要素には、同一符合を付している。変形例4は、支持棒21Cの端部に大径部55を設けることにより、保護プレート21BがX軸方向から抜けるのを防止している。
(変形例5)
上述の実施形態では、第1〜第6の搬送部20〜70を全て同じ構成としたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、摩耗などの起こりやすい領域が予めわかっている場合には、当該領域にのみ第1の搬送部20の構成を適用してもよい。
(変形例6)
上述の実施形態では、保護プレート21Bが積層される所定方向を高炉装入物Aの搬送方向としたが本発明はこれに限られるものではない。前記所定方向は、前記搬送方向を含む面内(X−Y面内)で変更してもよい。例えば、前記所定方向は、前記搬送方向に直交するY軸方向であってもよい。
上述の実施形態では、高炉の炉頂部に設けられる旋回シュート11について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。搬送体は、転炉工場に設けられる副原料投入シュート、焼結工場に設けられる鬼歯クラッシャー下の盲板ライナーなど交換の困難な長寿命を必要とする構造体であってもよい。
11 旋回シュート 21 第1の搬送ブロック 21A エンドプレート
21B 保護プレート 21C 支持棒 21D ブロックフレーム
213B1 第1の組み込み孔部 213B2 第2の組み込み孔部
23 第3の搬送ブロック 23A エンドプレート 23B 保護プレート
23C 支持棒 23D ブロックフレーム 233B1 第1の組み込み孔部
233B2 第2の組み込み孔部

Claims (9)

  1. 塊鉱物の搬送路を形成する搬送体であって、
    所定方向に積層される複数の第1のプレートと、
    これらの第1のプレートを貫通して、前記所定方向に延びる棒状部材と、を有し、
    各前記第1のプレートは、前記棒状部材の長手方向に直交する方向から、各前記第1のプレートを前記棒状部材に組む込むための組み込み孔部を有する搬送体。
  2. 前記棒状部材の長手方向の端部に固定され、前記複数の第1のプレートが前記所定方向に移動するのを規制する第2のプレートを有する請求項1に記載の搬送体。
  3. 前記複数の第1のプレートが載置される第3のプレートを有し、前記組み込み孔部は、各前記第1のプレートにおける前記第3のプレートに面する側の外縁部に形成されている請求項1又は2に記載の搬送体。
  4. 前記組み込み孔部は、前記第3のプレートに対して垂直な第1の方向に延びる第1の組み込み孔部と、前記第1の方向に直交し、前記第1のプレートの平面方向である第2の方向に延びる第2の組み込み孔部とを有し、
    前記棒状部材は、前記第2の組み込み孔部に位置する請求項3に記載の搬送体。
  5. 前記第3のプレートにおける前記第2の方向の一端部には前記第1の方向に突出する第1の凸部が形成され、他端部には前記第1の方向に突出する第2の凸部が形成され、
    前記第1のプレートは、前記第1の凸部に当接して前記第1のプレートが前記第2の方向に移動するのを規制する第1の凹部と、前記第1のプレートを前記棒状部材に組み込む際に、前記第1のプレート及び前記第2の凸部の干渉を回避するための第2の凹部とを有する請求項4に記載の搬送体。
  6. 前記第1の凹部は、前記第2の凹部よりも前記第2の方向の長さが短い請求項5に記載の搬送体。
  7. 前記第1のプレートは、前記第3のプレートに対して垂直な第1の方向に対して傾斜した第3の方向に延びる請求項3に記載の搬送体。
  8. 前記所定方向は、前記塊鉱物の搬送方向である請求項1乃至7のうちいずれか一つに記載の搬送体。
  9. 請求項1乃至8のうちいずれか一つに記載の前記搬送体と、
    前記搬送体が固定され、塊鉱物の搬送方向に延びるフレームと、
    を有する高炉の炉頂部に配置される分配シュート。


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