JP5555335B1 - ウィルキー - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドルリングに対する取り付け位置を制限することなく、使用に際しての自由度の向上を図ること。
【解決手段】棒形状をなす把持部材101の長さ方向における一端に設けられた支持部材102の平面部102aに、当該平面部102aから離間する方向に突出し、平面部102aにおいて把持部材101の軸心方向に平行な方向に対して傾斜する方向に沿って対向する一対の当接部材103が設けられウィルキー100を構成した。一対の当接部材103のうち、一方の当接部材103aは把持部材101側に設けられ、他方の当接部材103bは当該一方の当接部材103aから所定の間隔をあけて当該一方の当接部材103aよりも把持部材101から離間する位置に設けられている。
【選択図】図5

Description

この発明は、リング形状をなすハンドルリングの操作に用いるウィルキーに関する。
発電所などの施設においては、各種計器や、水(水蒸気)や油などの液体を移送する管路などに設けられた弁を手動操作によって開閉する作業がある。弁を開閉する作業に際しては、当該弁の開閉に連動するリング状のハンドルを回転させる。このハンドルの回転抵抗が大きく、人力では開閉することが難しい場合、ウィルキーと称されるバルブハンドル操作用工具を用いてハンドルを回転させる。
回転抵抗が大きいハンドルを手動操作によって閉める場合、作業者が体感する回転抵抗の大きさのために、バルブが完全に閉められていない状態であるにもかかわらず、完全に閉めたと判断を誤ってしまうことが懸念される。ウィルキーを用いてハンドルを閉めることにより、このような誤判断を防止し、バルブを完全に閉めることができる。
このようなウィルキーに関する技術として、具体的には、従来、ウィルキーにおいて、複数の係合突起を有する回転板を、当該回転板が一方向のみ回転可能となるように操作棹に取り付けた技術があった(たとえば、下記特許文献1を参照。)。
また、具体的には、従来、ウィルキーにおいて、把持杆の先端側に設けられた操作部に、操作部に対して略直交し、把持杆の軸線に対して軸対称となるとともに、把持杆の軸線に対して所定の傾斜角度となるように配設された2組の固定脚を設けた技術があった(たとえば、下記特許文献2を参照。)。
また、具体的には、従来、ウィルキーにおいて、操作杆に、ハンドルにおけるリング状部(ハンドルリング)の外周部および内周部にそれぞれ当接する当接部材を備えた係合部材を取り付けた技術があった(たとえば、下記特許文献3を参照。)。
特開2009−291862号公報 特開2008−44062号公報 特許第4953646号公報
しかしながら、上述した従来の技術は、いずれも、ウィルキーにおいて使用時にハンドルリングの内側に位置付けられる部分を、必ず、当該ハンドルリングの内周部、および、ハンドルの回転軸とハンドルリングとを連結するリブに当接させなくてはならない。このため、上述した従来の技術は、いずれも、ウィルキーを取り付ける位置が制限されるという問題があった。
ウィルキーを用いてハンドルを開閉する際には、ハンドルの回転にともなってウィルキーが移動する範囲(操作代、作業空間)を確保する必要があり、上記のようにウィルキーを取り付ける位置が制限されると、確保できる作業空間も制限される。このため、たとえば、ハンドルの周辺にある柱や壁などの移動できない設備とハンドルとの位置関係によっては十分な作業空間を確保することが難しい場合がある。
このため、上述した従来の技術のウィルキーは、十分な作業空間を確保できない場合、ハンドルを十分に回転させることができなかったり、ウィルキーをハンドルに正しく取り付けることができなかったりして、バルブの開閉を十分におこなうことが難しいという問題があった。また、上述した従来の技術のウィルキーは、十分な作業空間を確保できない場合、ウィルキーを取り付ける位置が制限されることにより作業者が無理な体勢で作業をするなどして作業性に劣るという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、ハンドルリングに対する取り付け位置を制限することなく、使用に際しての自由度の向上を図ることができるウィルキーを提供することを目的とする。
また、この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、ハンドルを回転させることによるバルブの開閉作業にかかる作業性の向上を図ることができるウィルキーを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかるウィルキーは、棒形状をなす把持部材と、前記把持部材の長さ方向における一端に設けられて平面部を備える支持部材と、前記支持部材の平面部に設けられて、当該平面部から離間する方向に突出し、前記平面部において前記把持部材の軸心方向に平行な方向に対して傾斜する方向に沿って対向する一対の当接部材と、を備え、前記一対の当接部材のうち、一方の当接部材は前記把持部材側に設けられ、他方の当接部材は当該一方の当接部材から所定の間隔をあけて当該一方の当接部材よりも前記把持部材から離間する位置に設けられていることを特徴とする。
また、この発明にかかるウィルキーは、上記の発明において、前記一対の当接部材が、当該一対の当接部材の間の空間が、前記平面部において前記把持部材の軸心または当該軸心の延長線と重なる位置に交差するように設けられていることを特徴とする。
また、この発明にかかるウィルキーは、上記の発明において、前記一対の当接部材が、互いに対向する面が、対向する当接部材に向かって突出するように湾曲していることを特徴とする。
また、この発明にかかるウィルキーは、上記の発明において、前記一対の当接部材が、互いに対向する面が、正対する位置ほど曲率が高く、当該正対する位置から離れるほど曲率が低くなるように湾曲していることを特徴とする。
また、この発明にかかるウィルキーは、上記の発明において、前記一対の当接部材が、互いに対向する面に、滑り止め加工が施されていることを特徴とする。
また、この発明にかかるウィルキーは、上記の発明において、前記一対の当接部材が、前記対向する面を、操作対象とするハンドルにおけるハンドルリングの表面の摩擦係数よりも摩擦係数の高い部材によって形成することにより滑り止め加工が施されていることを特徴とする。
また、この発明にかかるウィルキーは、上記の発明において、前記一対の当接部材が、前記対向する面を、凹凸形状に形成することにより滑り止め加工が施されていることを特徴とする。
この発明にかかるウィルキーによれば、ハンドルリングに対する取り付け位置を制限することなく、使用に際しての自由度の向上を図ることができるという効果を奏する。
また、この発明にかかるウィルキーによれば、ハンドルを回転させることによるバルブの開閉作業にかかる作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
この発明にかかる実施の形態のウィルキーの構成を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態のウィルキーの構成を示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態のウィルキーを用いた、ハンドルの開閉作業の手順を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態のウィルキーを用いた、ハンドルの開閉作業の手順を示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態のウィルキーを用いた、ハンドルの開閉作業の手順を示す説明図(その3)である。 この発明にかかる実施の形態のウィルキーを用いた、ハンドルの開閉作業の手順を示す説明図(その4)である。 この発明にかかる実施の形態のウィルキーを用いた、ハンドルの開閉作業の手順を示す説明図(その5)である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるウィルキーの好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、この発明にかかる実施の形態のウィルキーの構成について説明する。図1および図2は、この発明にかかる実施の形態のウィルキーの構成を示す説明図である。図1においては、この発明にかかる実施の形態のウィルキーの斜視図を示している。
図1において、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100は、棒形状をなす把持部材101を備えている。把持部材101は、略円柱形状または略円筒形状をなすことが好ましい。把持部材101は、外周面に滑り止め加工がなされていてもよい。具体的には、たとえば、ゴムやシリコンなどを用いて形成したシートを、把持部材101の外周面に巻き付けることによって滑り止め加工を実現することができる。また、具体的には、たとえば、把持部材101の外周面に突起を設けるなどして凹凸を設けることによって滑り止め加工を実現することができる。
把持部材101の長さ方向の一端側には、支持部材102が設けられている。支持部材102は、四角形状をなし、外形をなす四辺のうちの一辺の中心部分において把持部材101と連結されている。支持部材102は、平坦な平面部102aを備えた平板形状をなしている。支持部材102において平面部102aは少なくとも一面設けられていればよく、平面部102aの裏面側は湾曲形状であってもよく、山型に突出した形状であってもよい。支持部材102は、平面部102aが把持部材101の軸心方向に平行になる状態で、把持部材101に固定されている。
支持部材102には、一対の当接部材103が設けられている。一対の当接部材103は、支持部材102における平面部102aに設けられている。一対の当接部材103は、それぞれ、平面部102aから離間する方向に突出している。一対の当接部材103は、支持部材102がなす四角形の対角位置に設けられている。一対の当接部材103のうち一方の当接部材103aは、把持部材101側に設けられている。
一対の当接部材103のうち他方の当接部材103bは、一方の当接部材103aから所定の間隔をあけて、当該一方の当接部材103aよりも把持部材101から離間する位置に設けられている。一対の当接部材103は、操作対象とするハンドルリング(図3を参照)の太さ(直径)よりも大きい間隔をあけて対向配置されている。
図2においては、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100を、平面部102aに正対する側から見た状態を示している。図2において、一対の当接部材103は、支持部材102の平面部102aにおいて、把持部材101の軸心方向(符号201を参照)に平行な方向に対して傾斜する方向に沿って対向するように設けられている。また、一対の当接部材103は、当該一対の当接部材103の間の空間(符号202で示した斜線部分を参照)が、平面部102aにおいて把持部材101の軸心または当該軸心の延長線と重なる位置(符号203を参照)に交差するように設けられている。
一対の当接部材103は、互いに対向する面210a、210bが、対向する当接部材に向かって突出するように湾曲している。また、一対の当接部材103は、互いに対向する面210a、210bが、正対する位置ほど曲率が高く、当該正対する位置から離れるほど曲率が低くなるように湾曲している。一対の当接部材103における互いに対向する面210a、210bは、円弧形状ではなく、たとえば「たまご型」のような、いわゆるカム状に湾曲している。
一対の当接部材103は、互いに対向する面210a、210bに、滑り止め加工が施されている。滑り止め加工は、たとえば、一対の当接部材103における互いに対向する面210a、210bに、操作対象とするハンドルにおけるハンドルリングの表面の摩擦係数よりも摩擦係数の高い部材を設けることによって実現することができる。具体的には、滑り止め加工は、たとえば、ゴムやシリコン製のシート状の部材を互いに対向する面210a、210bに設けることによって実現することができる。
ハンドルは、バルブの開閉に連動して正逆方向に回転可能に設けられた軸と、ウィルキー100の取り付け対象となるハンドルリングと、軸とハンドルリングとを連結する連結部材と、を備えている(図3における符号301、302、303、304を参照)。ハンドルリングやリブは、たとえば、鉄などの金属材料を用いて形成されている。
滑り止め加工は、たとえば、一対の当接部材103における互いに対向する面210a、210bを、凹凸形状に形成することによって実現することができる。具体的には、たとえば、一対の当接部材103における互いに対向する面210a、210bに複数の突起やリブを設けることによって、当該対向する面210a、210bを凹凸形状にすることができる。また、具体的には、たとえば、一対の当接部材103における互いに対向する面210a、210bに複数の溝や穴を設けることによって、当該対向する面210a、210bを凹凸形状にすることができる。
図3、図4、図5、図6および図7は、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100を用いた、ハンドルの開閉作業の手順を示す説明図である。図3、図4、図5、図6および図7において、符号301はハンドルを示し、符号302はハンドルリングを示し、符号303は軸を示し、符号304はリブを示している。
ハンドル301の開閉作業をおこなう作業者は、まず、ウィルキー100をハンドルリング302に取り付ける。ウィルキー100は、一対の当接部材103の間にハンドルリング302を挟むようにして、当該ハンドルリング302に取り付ける(図3を参照)。ウィルキー100は、たとえば、ハンドルリング302が連動するバルブを閉める場合は、平面部102aをハンドルリング302の下側から当該ハンドルリング302に押し当てる(突き当てる)ようにして、ハンドルリング302に取り付ける。平面部102aをハンドルリング302に押し当てるようにして、ウィルキー100をハンドルリング302に取り付けることにより、ハンドルリング302に対する一対の当接部材103の位置を安定させることができる。
つぎに、作業者は、一方の当接部材103aをハンドルリング302外周面に押し当てた状態(図4を参照)で、ハンドルリング302の円周方向に沿って把持部材101を押すまたは引くことにより、当該把持部材101を、ハンドルリング302を回転させたい方向に向かって移動させる。たとえば、ハンドルリング302が連動するバルブを閉める場合は、図4における符号A1方向に、把持部材101を移動させる。
一方の当接部材103aをハンドルリング302外周面に押し当てた状態で、把持部材101を図4における符号A1方向に移動させることにより、一方の当接部材103aとハンドルリング302の外周面との当接部401を中心としてウィルキー100(支持部材102)が矢印A2方向に回転する。そして、他方の当接部材103bがハンドルリング302の内周面に当接する(図5における符号501を参照)。
一対の当接部材103は、把持部材101の軸心方向と一対の当接部材103の対向方向とが交差するように、当該軸心方向に平行な方向に対して傾斜して対向するように設けられているため、把持部材101に加えた付勢力によってウィルキー100(支持部材102)が回転すると、当該回転によって各当接部材がハンドルリング302に押しつけられる。これにより、一方の当接部材103aと他方の当接部材103bとによってハンドルリング302を挟持することができる。
その後、さらに、ハンドルリング302を回転させたい方向(たとえば、図4における符号A1方向)に向かって把持部材101を押すまたは引く。これにより、一方の当接部材103aとハンドル301(ハンドルリング302)との当接部401を支点とし、他方の当接部材103bとハンドル301(ハンドルリング302)との当接部501を力点としたてこの原理によって、ハンドルリング302に対して当該ハンドルリング302を閉じる方向CLに回転させる力を作用させることができる。
これにより、ハンドルリング302を把持している一対の当接部材103とハンドルリング302との当接部401、501を介して、当該ハンドルリング302に対して回転させたい方向(たとえば、閉じる方向CL)への付勢力を加えることができ、ハンドルリング302すなわち軸303を回転させることができる(図6を参照)。
ハンドルリング302が連動するバルブを閉じる場合、図7に示したように、一方の当接部材103aをハンドルリング302の外周面に当接させるよりも先に、他方の当接部材103bをハンドルリング302内周面に押し当ててもよい。この場合、他方の当接部材103bをハンドルリング302内周面に押し当てた状態で、把持部材101を図7における符号A3方向に移動させることにより、一方の当接部材103aをハンドルリング302の外周面に当接させ、一方の当接部材103aと他方の当接部材103bとによってハンドルリング302を挟持することができる。
また、たとえば、ハンドルリング302が連動するバルブを開く場合は、ハンドルリング302に対するウィルキー100の位置を、ハンドルリング302を閉じる場合とは逆にする。すなわち、ハンドルリング302が連動するバルブを開く場合は、たとえば、ハンドルリング302の上側から、平面部102aを当該ハンドルリング302に押し当てる(押しつける)ようにして、ウィルキー100をハンドルリング302に取り付ける。
そして、ウィルキー100をハンドルリング302に取り付けた状態で、把持部材101を図4における符号A1とは反対方向に移動させる。これにより、一方の当接部材103aと他方の当接部材103bとによってハンドルリング302を挟持した状態で、当接部401、501を介して、当該ハンドルリング302に対して回転させたい方向への付勢力を加えることができ、ハンドルリング302すなわち軸303を回転させることができる。
このように、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100を用いることにより、ハンドルリング302内周面と外周面とを挟んでハンドルリング302を挟持(圧迫保持)して、ハンドルリング302を回転させることができる。これにより、ハンドル301におけるリブ304の位置や、ハンドル301(ハンドルリング302)とハンドル301(ハンドルリング302)周辺における柱などの障害物との位置関係などに影響されることなく、ウィルキー100を使用することができる。
以上説明したように、この実施の形態のウィルキー100は、棒形状をなす把持部材101と、把持部材101の長さ方向における一端に設けられて平面部102aを備える支持部材102と、支持部材102の平面部102aに設けられて、当該平面部102aから離間する方向に突出し、平面部102aにおいて把持部材101の軸心方向に平行な方向に対して傾斜する方向に沿って対向する一対の当接部材103と、を備え、一対の当接部材103のうち、一方の当接部材103aは把持部材101側に設けられ、他方の当接部材103bは当該一方の当接部材103aから所定の間隔をあけて当該一方の当接部材103aよりも把持部材101から離間する位置に設けられていることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態のウィルキー100によれば、たとえば、ハンドルリング302に連動するバルブを開く作業者が、一対の当接部材103の間にハンドルリング302を挟んだ状態で当該ハンドルリング302に対して閉じる方向あるいは開く方向への力を作用させることにより、ハンドル301のリブ304にウィルキー100を当接させることなくハンドル301を回転させ、バルブを閉じたり開いたりすることができる。
また、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100によれば、平面部102aをハンドルリング302に押し当てるようにして、ウィルキー100をハンドルリング302に取り付けることができるので、ハンドルリング302に対する一対の当接部材103の位置を安定させることができる。これにより、ハンドルリング302に対して回転させる力を作用させた場合にも、各当接部材をハンドルリング302に対して安定して確実に当接させた状態を維持することができ、ハンドルリング302に対するウィルキー100の位置が傾いて、いずれか片方の当接部材がハンドルリング302から外れてしまうことを防止し、ハンドル301の開閉作業を安定しておこなわせることができる。
上記のように、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100によれば、ハンドル301のリブ304の位置にかかわらず、ハンドルリング302における任意の位置にウィルキー100を取り付けてハンドルリング302を回転させ、バルブを開閉することができる。これにより、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100によれば、ハンドルリング302に対する取り付け位置を制限することなく、使用に際しての自由度の向上を図ることができる。また、これにより、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100によれば、ハンドルリング302を回転させることによるバルブの開閉作業にかかる作業性の向上を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100は、一対の当接部材103が、当該一対の当接部材103の間の空間が、平面部102aにおいて把持部材101の軸心または当該軸心の延長線と重なる位置に交差するように設けられていることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態のウィルキー100によれば、作業者が把持部材101を押すまたは引くことによって作用させる付勢力を、いずれか片方の当接部材に集中させることなく、一方の当接部材103aおよび他方の当接部材103bの両方にほぼ均等に作用させることができる。これにより、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100によれば、当接部401、501の2箇所によってハンドルリング302を確実に挟むことができ、上記の付勢力がいずれか片方の当接部材に集中することによってハンドルリング302に対してウィルキー100の位置がすべることを防止し、ハンドルリング302を回転させることによるバルブの開閉作業にかかる作業性の向上を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100は、一対の当接部材103が、互いに対向する面210a、210bが、対向する当接部材に向かって突出するように湾曲していることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態のウィルキー100によれば、互いに対向する面210a、210bすなわちハンドルリング302に当接する面を曲面とすることにより、各当接部材をハンドルリング302に対して確実に当接させることができる。これにより、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100によれば、当接部401、501の2箇所によってハンドルリング302を確実に挟むことができ、ハンドルリング302を回転させることによるバルブの開閉作業にかかる作業性の向上を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100は、一対の当接部材103が、互いに対向する面210a、210bが、正対する位置ほど曲率が高く、当該正対する位置から離れるほど曲率が低くなるように湾曲していることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態のウィルキー100によれば、互いに対向する面210a、210bを円弧状にした場合よりも各当接部材をハンドルリング302に対して確実に当接させることができる。これにより、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100によれば、当接部401、501の2箇所によってハンドルリング302を確実に挟むことができ、ハンドルリング302を回転させることによるバルブの開閉作業にかかる作業性の向上を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100は、一対の当接部材103が、互いに対向する面210a、210bに、滑り止め加工が施されていることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態のウィルキー100によれば、ハンドルリング302に対する各当接部材のすべりを確実に防止することができる。これにより、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100によれば、当接部401、501の2箇所によってハンドルリング302を確実に挟むことができ、ハンドルリング302を回転させることによるバルブの開閉作業にかかる作業性の向上を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100は、一対の当接部材103における対向する面210a、210bを、操作対象とするハンドル301におけるハンドルリング302の表面の摩擦係数よりも摩擦係数の高い部材によって形成することにより滑り止め加工が施されていることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態のウィルキー100によれば、対向する面210a、210bに、たとえばゴムなどのように、摩擦係数の高い材料として汎用性の高い材料を取り付けることによって、ハンドルリング302に対する各当接部材のすべりを容易かつ確実に防止することができる。これにより、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100によれば、当接部401、501の2箇所によってハンドルリング302を確実に挟むことができ、ハンドルリング302を回転させることによるバルブの開閉作業にかかる作業性の向上を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100は、一対の当接部材103が、対向する面210a、210bを、凹凸形状に形成することにより滑り止め加工が施されていることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態のウィルキー100によれば、対向する面210a、210bを凹凸形状に形成することによって、ウィルキー100を構成する部品点数を増やすことなく、ハンドルリング302に対する各当接部材のすべりを容易かつ確実に防止することができる。これにより、この発明にかかる実施の形態のウィルキー100によれば、当接部401、501の2箇所によってハンドルリング302を確実に挟むことができ、ハンドル301を回転させることによるバルブの開閉作業にかかる作業性の向上を図ることができる。
以上のように、この発明にかかるウィルキーは、リング形状をなすハンドルリングの操作に有用であり、特に、狭い場所に設置されたハンドルのハンドルリングの操作に適している。
100 ウィルキー
101 把持部材
102 支持部材
103(103a、103b) 当接部材
210a、210b 対向する面
301 ハンドル
302 ハンドルリング
303 軸
304 リブ

Claims (6)

  1. 棒形状をなす把持部材と、
    前記把持部材の長さ方向における一端に設けられて平面部を備える支持部材と、
    前記支持部材の平面部に設けられて、当該平面部から離間する方向に突出し、前記平面部において前記把持部材の軸心方向に平行な方向に対して傾斜する方向に沿って対向する一対の当接部材と、
    を備え、
    前記一対の当接部材は、互いに対向する面が、対向する当接部材に向かって突出するように湾曲しており、当該一対の当接部材のうち、一方の当接部材は前記把持部材側に設けられ、他方の当接部材は当該一方の当接部材から所定の間隔をあけて当該一方の当接部材よりも前記把持部材から離間する位置に設けられていることを特徴とするウィルキー。
  2. 前記一対の当接部材は、互いに対向する面が、正対する位置ほど曲率が高く、当該正対する位置から離れるほど曲率が低くなるように湾曲していることを特徴とする請求項に記載のウィルキー。
  3. 前記一対の当接部材は、当該一対の当接部材の間の空間が、前記平面部において前記把持部材の軸心または当該軸心の延長線と重なる位置に交差するように設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のウィルキー。
  4. 前記一対の当接部材は、互いに対向する面に、滑り止め加工が施されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のウィルキー。
  5. 前記一対の当接部材は、前記対向する面を、操作対象とするハンドルにおけるハンドルリングの表面の摩擦係数よりも摩擦係数の高い部材によって形成することにより滑り止め加工が施されていることを特徴とする請求項に記載のウィルキー。
  6. 前記一対の当接部材は、前記対向する面を、凹凸形状に形成することにより滑り止め加工が施されていることを特徴とする請求項に記載のウィルキー。
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