JP5550972B2 - シートバックのフレーム構造体 - Google Patents

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Description

本発明は車両用シートのシートバックを構成するフレーム構造体、詳しくは車両の後突時に、乗員の脊椎部を保護可能とするシートバックのフレーム構造体に関する。
車両が後方から追突された際に、乗員の頭部を保護するヘッドレスト付きの車両用シートが種々提案されている。例えば、アクティブヘッドレスト付シートは、いわゆる後突時の衝撃による乗員の背部の後方移動に追従して、ヘッドレストが前方に可動して乗員の頭部を保護している。しかしながら、このような可動のヘッドレストによる頭部の保護は、シートバック及びヘッドレストの構成の複雑化を伴い易く、近年その見直しが図られている。
ここで、後突時に、ヘッドレストが前方に可動せずに、乗員の背中をシートバックに大きく沈み込ませることで乗員の頭部をヘッドレストに接近させるものが、例えば、特開2009-107571号公報に開示されている。このような構成であれば、ヘッドレストを可動とする必要がないため、構成の簡素化が十分に可能となる。
特開2009−107571号公報
ところで、シートバックの骨格を成すフレーム(シートバックフレーム)は一般的に矩形状であり、その左右のサイドフレーム間に架設されたばね部材等の支持体前面にパッドが配置される。つまり、従来の構成においては、後突の際の過大な荷重のもとで乗員の背中を単純に大きく沈み込ませると、乗員の脊椎部が過大な加速度のもとでシートバックフレームの上部フレームに急激に接近するため、乗員の脊椎部に過剰な底つき感を与えるおそれがある。
その対策としてパッドの弾性強化等によるシートバックフレームの上部フレームの保護等が考えられるが、シートバックの内部構造が複雑化しやすなるなどの不具合がある。
そこで、本発明の目的は以上の従来品の不具合を除去することである。
以上の目的を達成するための本発明は、左右のサイドフレーム上部に、ヘッドレスト支持用の上部フレームに対して前方に突出状に形成した肩衝撃吸収部を延設して、該肩衝撃吸収部に後突時における乗員の肩部からの荷重を前記上部フレームへの入力に先行して入力させることを特徴とする構成である。
後突時に、以上の肩衝撃吸収部に、まず、乗員の肩部が突き当たって、衝撃を吸収し、乗員の背椎部が上部フレームへに接近する前に肩衝撃吸収部に入力されるように、或いは、乗員の背椎部からシートバック側に入力される荷重を肩衝撃吸収部で負担するようにしている。
また、前記上部フレームの少なくとも両外側部を前方に湾曲させることにより、前記上部フレームにおけるヘッドレスト支持用の筒状ホルダーの取り付け面を前記サイドフレーム上部の後面より突出して設けることが好ましい。
更に、前記上部フレームに、上端が前方に向けて傾斜するズリ上がり防止プレート部を設けて、後突時の乗員のズリ上がりを防止するようにするのが好ましい。
本発明によれば、後突時における乗員からの荷重の入力が、上部フレームに先行して
肩衝撃吸収部に成されるため、肩衝撃吸収部での後突時の荷重の負担およびその吸収により、上部フレームへの乗員の背椎部の急激な接近が防止できる。したがって、車両の後突時における乗員の脊椎部の保護が十分に図られ、しかも、構造簡単で部品数を増加させることがない。
本発明に係るフレーム構造体の上部を示す斜視図。 図1のII−II線断面図。 本発明に係るフレーム構造体の部分断面図。 本発明に係るフレーム構造体の側面図。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1はシートバックのフレーム構造体の上部であるヘッドレスト支持部側を示し、フレームは左右のサイドフレーム1、1と、サイドフレーム1、1の下部を一体に連結する下部フレーム(不図示)と、サイドフレーム1、1の上部を一体に連結する上部フレーム2とから構成されている。
図示するサイドフレーム1、1、上部フレーム2は板金製で、サイドフレーム1、1はシートバックの内方に向けたフランジを、各々の端縁に一体に設けてある。
この左右のサイドフレーム1、1の上部には、前端部30が前記上部フレーム2に対して前方に突出状に形成した肩衝撃吸収部3が前方に向けて延設されている。
この肩衝撃吸収部3の前端部30がサイドフレーム1、1の前フランジ11、11の延長状に形成されたフランジで、この前端部30に、乗員の肩部からの荷重が入力されるように構成されている。
そして、肩衝撃吸収部3の外側面には補強用の段部31が形成されている。
従って、この肩衝撃吸収部3によって、上部フレーム2は図2に示すように、乗員が着座した際、深い位置になる。
上部フレーム2には、ヘッドスレストL支持用の筒状ホルダー5、5が固設され、このホルダー5、5間には、下端が後方に向けて傾斜するズリ上がり防止プレート部4が設けてある。
ここで、この筒状ホルダー5,5間には、上端が前方に向けて傾斜するズリ上がり防止プレート部4が設けてある。このズリ上がり防止プレート部4は、後突時に乗員が後方且つ上方に擦りあがらないように面に角度をつけて、乗員の上半身上部を抑えることができるようにしている。
以上の上部フレーム2の少なくとも外側部23、23は、図3に示すように、筒状ホルダーの取り付け面となるそのほぼ中央部をサイドフレーム上部の後面より後方に突出させるように前方に湾曲して形成され、その端縁が肩衝撃吸収部3、3に一体に溶接されている。
図中21、22は上部フレーム2のフランジ、40はズリ上がり防止プレート部4に設けた補強用ビードを各々示す。
また、図中60、60…は、発泡体製パッド(不図示)を支持するバネで、その上端が前記上部フレーム2の外側部22、23に掛止されている。
なお、前記サイドフレーム1、1、上部フレーム2の前面側は、前記バネ60、60に支持されるパッドが配置され、このパッドは表皮材で被覆され、シートバックSBを形成している。
以上の図示するサイドフレーム1、1、上部フレーム2はいずれも板金製であるが、これをパイプを折曲して形成しても良い。
いずれにしても、上部フレームの左右方向の中央部が、サイドフレームの上部より後方に位置するように、肩衝撃吸収部をサイドフレームの上部に設けて、追突時に乗員Mの肩部から入力される荷重を肩衝撃吸収部で受け、乗員の背椎部にかかる荷重を肩部で負担するようにしている。
従って、前記肩衝撃吸収部3は、従来のサイドフレームの上部を前方に突出状に形成すれば良いため、構造が簡単で部品数も増加させることもない。
1、1
サイドフレーム
2 上部フレーム
3 肩衝撃吸収部
4 ズリ上がり防止部












Claims (3)

  1. 左右のサイドフレーム上部に、ヘッドレスト支持用の上部フレームに対して前方に突出状に形成した肩衝撃吸収部を延設して、該肩衝撃吸収部に後突時における乗員の肩部からの荷重を前記上部フレームへの入力に先行して入力させることを特徴とするシートバックのフレーム構造体。
  2. 前記上部フレームの少なくとも両外側部を前方に湾曲させることにより、前記上部フレームにおけるヘッドレスト支持用の筒状ホルダーの取り付け面を前記サイドフレーム上部の後面より突出して設けてなる請求項1記載のシートバックのフレーム構造体。
  3. 前記上部フレームに、上端が前方に向けて傾斜するズリ上がり防止プレート部を設けて、後突時の乗員のズリ上がりを防止してなる請求項1または2記載のシートバックのフレーム構造体。













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