JP5550919B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスの燃焼を行うメインバーナと口火用のパイロットバーナとを備えた燃焼装置に関するものである。
図8には、燃焼装置の一例が模式的なシステム図により示されている(例えば特許文献1、参照)。
この燃焼装置は、例えば浴室に配置されるバランス風呂釜であり、給湯メインバーナ10と、該給湯メインバーナ10により加熱される給湯熱交換器7とを有し、給湯熱交換器7内には水を通す管路が設けられている。また、給湯熱交換器7には、該給湯熱交換器7に水を導入する給水導入通路19と、給湯熱交換器7を通って加熱された水を給湯先に導く給湯通路11とが接続されている。給湯通路11の先端側には、給湯栓9が設けられており、この例では、給湯栓9が切り替えレバー方式の栓で形成されている。この種の給湯栓9は、レバーの切り替えによって、給湯通路11を通った湯を、カラン側の出湯管30側とシャワー側通路31のいずれかから選択的に出湯させるものであり、同図では、出湯管30側から出湯されるように選択した状態が示されている。
前記給水導入通路19には、水量調節機構21が接続されており、水量調節機構21には、水ガバナー15、ダイヤフラムケース13、水量調節室20が設けられている。ダイヤフラムケース13には、ダイヤフラム14が設けられており、このダイヤフラム14によって、ダイヤフラムケース13内が、一次室13aと二次室13bとに区分けされている。水量調節室20には温度調節子23が設けられており、温度調節子23は、温度調節つまみ22に接続されている。
また、水量調節機構21には、水量調節機構21に水を供給する給水通路8と、水量調節機構21から水を導出する通路16,18と、排水通路24とが接続されている。給水通路8にはフィルタ25が介設されている。出湯時に大気開放によって得られる低圧力は、通路16によりダイヤフラム2次室13bへ伝えられる。排水通路24には水抜き栓26が設けられている。
前記給湯メインバーナ10には、ガス通路32が接続されており、該ガス通路32は、水圧自動ガス弁33と、器具栓34とを介し、ガス導入通路35に接続されている。水自動ガス弁33は、前記ダイヤフラム14に連結して設けられ、器具栓34は、器具栓つまみ48に接続されている。ガス導入通路35は、燃料ガスを燃焼装置に外部から導入するものであり、ガス導入通路35から導入される燃料ガスが、器具栓34を介してガス通路32を通り、給湯メインバーナ10に供給される。また、器具栓34には、ガス通路36,37が接続されており、ガス導入通路35から器具栓34まで導入された燃料ガスが、ガス通路36を通して口火用のパイロッバーナ38に導入され、ガス通路37を通して風呂メインバーナ(風呂の追い焚き用の追い焚きメインバーナ)39に供給される構成と成している。
風呂メインバーナ39の上部側には、風呂メインバーナ39によって加熱される風呂熱交換器(追い焚き熱交換器)40が設けられており、風呂熱交換器40には、空焚き安全装置46が設けられている。また、前記給湯熱交換器7の出側には給湯過熱防止装置47が設けられている。なお、図8の図中、符号50はサーミスタ、51は水自弁スイッチ、52は器具栓スイッチ、54はガスの電磁弁、24は能力切り替えつまみ、符号45は過熱防止装置をそれぞれ示す。器具栓スイッチ52は、マイクロスイッチにより構成されており、器具栓つまみ48の「ふろ」の位置を検出する。
この燃焼装置において、給水栓(図示せず)を開くと、水は、給水通路8を通って水ガバナー15を通り、ダイヤフラムケース13の一次室13aへと流れ、水量調節子23により分岐して、その一方は、通路16,18を通り、給湯通路11側に導かれる。他方は、給水導入通路19、給湯熱交換器7を通って給湯通路11側に導かれ、給湯通路11から出湯管30(またはシャワー側通路31)へ流れて出水される。
また、器具栓つまみ48を押し下げると電磁弁54が開き、器具栓つまみ48を「口火」の位置に操作することにより、燃料ガスはガス導入通路35を通って器具栓34の入口まで流入する。そして、燃料ガスは器具栓34を通り、パイロットバーナ38に流れるので、その状態で、燃焼制御部(図示せず)の制御によって、イグナイタ電極43によりパイロットバーナ38への点火が行われる。
さらに、器具栓つまみ48を「給湯・シャワー」の位置に合わせることにより、燃料ガスは、水圧自動ガス弁33の配設位置まで流れる。そして、この状態で給湯栓9を開き、給水通路8を通して水が流れ始めると、この水がダイヤフラムケース13の一次室13aから通路16,18を通り、大気開放により得られる低圧力が通路16によりダイヤフラム二次室13bに伝えられ、一次室13a(高圧)との差圧がダイヤフラム14の面積により荷重として働き、ダイヤフラム14が二次室13b側へと移動する。
この結果、ダイヤフラム14と連結された水圧自動ガス弁33が開き、燃料ガスがガス通路32を通って給湯メインバーナ10に供給され、パイロットバーナ38の口火から給湯メインバーナ10に着火する。つまり、給湯メインバーナ10は、前記給湯栓9が開かれることにより流れる(燃焼装置に導入される)水の量が予め定められた設定作動流量以上となったときに燃焼を開始する。そして、この給湯メインバーナ10の燃焼によって、給湯熱交換器7を通る水が加熱され、出湯管30(またはシャワー側通路31)から出湯される。
また、図8には示されていないが、風呂熱交換器40は風呂循環通路を介して浴槽に接続されており、その接続部(上部循環口)よりも例えば10cm以上高い位置まで湯または水を入れた状態で、器具栓つまみ48を「ふろ」の位置に合わせることにより、燃料ガスが通路36を通って風呂メインバーナ39に供給され、パイロットバーナ38の口火から風呂メインバーナ39に着火し、風呂熱交換器40を循環して浴槽内の湯水の加熱が行われる。
なお、この種の燃焼装置においては、給湯メインバーナ10および風呂メインバーナ39の燃焼停止後も、消火動作が行われるまでの間、つまり、器具栓つまみ48を「口火」の位置から「消火」の位置に戻すまでの間は、パイロットバーナ38の燃焼は継続する。
また、前記のような燃焼装置には、例えば図9(a)の分解斜視図に示すような構成のバーナ装置が適用されている。このバーナ装置は、給湯メインバーナ10と風呂メインバーナ39とを、互いに間隔を介して隣り合わせに配置し、その間隔に、パイロットバーナ38を配置して形成されている。なお、図9(b)には、パイロットバーナ38の平面図を示す。
これらの図に示すように、このパイロットバーナ38は、給湯メインバーナ10側に設けられた第一の炎口1と風呂メインバーナ39側に設けられた第二の炎口2と、これら第一と第二の炎口1,2の間に設けられた第三の炎口3とを有している。第一の炎口1には、その炎口から出る炎の熱をその熱による起電力により検出する熱電対44が設けられ、第二の炎口2には、パイロットバーナ38に点火する点火手段としてのイグナイタ電極43が設けられ、第三の炎口3には該第三の炎口3から出る炎を検出するフレームロッド電極4が設けられている。熱電対44は、前記電磁弁54に電気的に接続されており、熱電対44の起電力が予め定められる電磁弁維持電圧(L)以上になると、器具栓つまみ48を離しても電磁弁54が開状態に保たれ、熱電対44の起電力が前記電磁弁維持電圧より下がると、電磁弁54が閉じる方向に動作する。
特許第4181674号公報
ところで、バランス風呂釜において、パイロットバーナ38への点火が行われ、熱電対44の起電力が設定電圧以上となった以降は、該熱電対44による炎の熱の検出を連続的に行って炎の有無を確認しているが、給湯燃焼中にパイロットバーナ38の炎消えが生じて、熱電対44の起電力が電磁弁54の維持電圧より下がると、ガスの供給が遮断され、湯ではなく水が出てしまうという不具合が生じる。特に、シャワーの使用中に、水が出てしまうと、水が体かかってしまうので、利用者は非常に不快な思いをすることになった。
本発明は、前記従来の課題を解決するために成されたものであり、その目的は、給湯利用中に、パイロットバーナの炎消えにより、出湯されている湯が水となり利用者が不快な思いをすることを防ぐことができる燃焼装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、次の構成をもって課題を解決する手段としている。すなわち、第1の発明は、給湯メインバーナと、該給湯メインバーナに隣接する口火用のパイロットバーナとが設けられており、前記給湯メインバーナの燃焼を行うときには前記パイロットバーナに点火してその炎によって前記給湯メインバーナの炎口に着火し、該着火後も消火動作が行われるまでの間は前記パイロットバーナの燃焼を継続する燃焼装置であって、前記パイロットバーナは複数の炎口を有してその一つには前記パイロットバーナに点火する点火手段が設けられ、別の炎口の一つには該炎口から出る炎の熱をその熱による起電力により検出する熱電対が設けられ、さらに別の炎口の一つには該炎口から出る炎を検出するフレームロッド電極が設けられており、前記パイロットバーナの点火後に前記熱電対の起電力が設定電圧以上となった以降は、該熱電対による炎の熱の検出を連続的に行いながら予め定めた設定間隔毎の炎検出設定タイミングで前記フレームロッド電極による炎の検出を断続的に行う炎検出制御部を有しており、該炎検出制御部は、前記熱電対の起電力が前記設定電圧以上となった以降に予め定めた許容範囲を超えて下がったときに前記給湯メインバーナの消火動作が行われていないで該給湯メインバーナが燃焼中であるときには前記炎検出設定タイミングでなくても前記フレームロッド電極による炎検出を行う構成をもって課題を解決する手段としている。
また、第2の発明は、前記第1の発明の構成に加え、風呂メインバーナが前記給湯メインバーナと間隔を介して配置され、該間隔にパイロットバーナが設けられており、該パイロットバーナに点火してそのパイロットバーナの炎によって前記給湯メインバーナと前記風呂メインバーナの少なくとも一方の炎口に着火してメインバーナ燃焼を行うことを特徴とする。
さらに、第3の発明は、第1または第2の発明の構成に加え、前記炎検出制御部は、パイロットバーナへの点火以降にフレームロッド電極による炎の検出が行われなかったときには、点火手段によるパイロットバーナへの点火指令を出力することを特徴とする。
さらに、第4の発明は、前記第3の発明の構成に加え、前記給湯メインバーナの燃焼が行われているときに炎検出制御部の点火指令が出力され、該点火指令に基づき点火手段によるパイロットバーナへの点火を行う前に、風呂メインバーナの点火指令が出力されたときには、該風呂メインバーナと前記給湯メインバーナと前記パイロットバーナへの燃料供給を強制的に遮断してバーナ燃焼を停止させる燃焼強制停止部を有することを特徴とする。
本発明の燃焼装置のように、パイロットバーナの点火後に、熱電対の起電力を連続的に検出する装置において、熱電対の起電力が予め定められるガス電磁弁の維持電圧より下がると、ガス電磁弁が閉じる方向に動作してしまう構成では、パイロットバーナの炎消えが生じて熱電対の起電力が前記維持電圧より下がるとガスの供給が遮断されるので、給湯利用中にパイロットバーナの炎消えが生じると、出湯されている湯が水となって出てしまうという不具合が生じる。
それに対し、本発明によれば、パイロットバーナの点火後に前記熱電対の起電力が設定電圧以上となった以降は、該熱電対による炎の熱の検出を連続的に行いながら予め定めた設定間隔毎の炎検出設定タイミングで前記フレームロッド電極による炎の検出を断続的に行うが、前記熱電対の起電力が前記設定電圧以上となった以降に予め定めた許容範囲を超えて下がったときに前記給湯メインバーナが燃焼中であるときには前記炎検出設定タイミングでなくても前記フレームロッド電極による炎検出を行うので、熱電対の起電力がガス電磁弁の維持電圧より下がる前に、早めにパイロットバーナの炎消えを検出できる。
したがって、例えば、パイロットバーナへの点火以降にフレームロッド電極による炎の検出が行われなかったときに、炎検出制御部が、点火手段によるパイロットバーナへの点火指令を出力して、パイロットバーナへの点火を行うようにすれば、前記のように、給湯中に水が出てしまう不具合を防ぐことができる。
また、本発明において、給湯メインバーナの燃焼が行われているときに炎検出制御部の点火指令が出力され、該点火指令に基づき点火手段によるパイロットバーナへの点火を行う前に、風呂メインバーナの点火指令が出力されたときには、該風呂メインバーナと前記給湯メインバーナと前記パイロットバーナへの燃料供給を強制的に遮断してバーナ燃焼を停止させるように構成すると、パイロットバーナにおける風呂メインバーナ側の炎口の炎が消えていて生ガス漏れが生じていた状態において風呂メインバーナの燃焼が開始され、漏れていた生ガスに一気に着火することにより、大きな音がして近所迷惑となったり、近くを歩く人が驚いたりするといった支障を防ぐことができ、安全性を高めることができる。
本発明に係る燃焼装置の一実施例の制御構成を示すブロック図である。 実施例の燃焼装置に設けられているバーナの構成を示す斜視分解説明図(a)と、そのパイロットバーナの平面説明図(b)である。 実施例の燃焼装置に設けられているバーナの構成を模式化して示す説明図である。 実施例の燃焼装置のシステム構成図である。 実施例の燃焼装置における動作の例を示すフローチャートである。 実施例の燃焼装置における図5に続く動作の例を示すフローチャートである。 その他の実施例の燃焼装置に設けられているバーナの構成を模式化して示す説明図である。 従来の燃焼装置の一例を示すシステム構成図である。 燃焼装置に設けられているバーナの構成を示す斜視分解説明図(a)と、そのパイロットバーナの平面説明図(b)である。 バーナの別の構成例を示す斜視分解説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略または簡略化する。
本実施例の燃焼装置は、図2(a)、図3に示すような構成の特徴的なバーナ構成を有している。なお、図2(b)には、パイロットバーナ38の平面構成を示す。これらの図に示すように、本実施例では、第一の炎口1には、該第一の炎口から出る炎の熱を検出する熱電対44が設けられ、第二の炎口2には、該第二の炎口から出る炎を検出するフレームロット電極(パイロット側フレームロッド電極)4が設けられ、第三の炎口3には、パイロットバーナ38に点火するイグナイタ電極43が設けられている。また、給湯メインバーナ10の炎口には、パイロットバーナ38の近傍側に、給湯メインバーナ10の炎口から出る炎を検出する給湯側フレームロッド電極5が設けられている。なお、給湯側フレームロッド電極5の配設場所は、必ずしもパイロットバーナ38の近傍側とは限らない。
図4には、本実施例の燃焼装置のシステム構成が示されており、同図に示されるように、本実施例は、図8に示した従来の燃焼装置のシステム構成に、給湯側フレームロッド電極5を加えた構成を有している。
図1には、本実施例の特徴的な制御構成が示されている。同図に示すように、本実施例は、炎検出制御部6、時計機構27、燃焼強制停止部28を有する制御装置55を有しており、この制御装置55は、熱電対44、給湯側フレームロット電極5、パイロット側フレームロット電極4、イグナイタ電極43、追い焚き燃焼指令出力部29と報知手段41とに接続されている。
炎検出制御部6は、パイロットバーナ38の点火後に、まず、パイロット側フレームロット電極4にて炎の検出を行うが、熱電対44の起電力が設定電圧(例えばHi)以上となった以降は、パイロット側フレームロッド電極4による炎の検出を停止して、熱電対44による炎の熱の検出を連続的に行う。
また、炎検出制御部6は、給湯メインバーナ10または風呂メインバーナ39の燃焼開始時には、給湯側フレームロッド電極5による炎の検出とパイロット側フレームロッド電極4による炎の検出とを行う。そして、給湯メインバーナ10の燃焼開始時に、給湯側フレームロッド電極5で炎検出を行った際に、炎が検出されなかったときには、たとえ熱電対44の起電力が前記設定電圧(例えばHi)から下がっていなくとも(熱電対44の起電力が低下するには、炎が消えてから時間がかかるので)、パイロットバーナ38の第一の炎口1の炎が消えていると判断し、その判断結果(第一の炎口1の炎消えの判断結果)を燃焼強制停止部28に加える。
また、炎検出制御部6は、パイロット側フレームロット電極4で炎検出を行った際に、炎が検出されなかったときには、パイロットバーナ38の第二の炎口2の炎が消えていると判断し、その判断結果(第二の炎口2の炎消えの判断結果)を燃焼強制停止部28に加える。
燃焼強制停止部28は、給湯メインバーナ10または風呂メインバーナ39の燃焼開始時に、炎検出制御部6から第一の炎口1の炎消えや第二の炎口2の炎消えの判断結果が加えられたときには、風呂メインバーナ39と給湯メインバーナ10とパイロットバーナ38への燃料供給を強制的に遮断してバーナ燃焼を停止させる。
また、炎検出制御部6は、給湯メインバーナ10の燃焼中には、前記熱電対44の起電力に基づく炎検出動作に加え、予め定めた設定間隔(例えば30秒)毎の炎検出設定タイミングで、パイロット側フレームロッド電極4による炎の検出を断続的に行うが、熱電対44の起電力が予め定めた許容範囲を超えて下がったとき(例えばMinになったとき)には、前記炎検出設定タイミングでなくてもパイロット側フレームロッド電極4による炎検出を行う。
そして、このとき、パイロット側フレームロッド電極4による炎の検出が行われなかったときには、炎検出制御部6は、イグナイタ電極43に、パイロットバーナ38への点火指令を出力する。この指令を受けて、イグナイタ電極43は、パイロットバーナ38に点火する。また、炎検出制御部6は、イグナイタ電極43に点火指令を出力する際、その信号を燃焼強制停止部28にも加える。
燃焼強制停止部28は、給湯メインバーナ10の燃焼が行われているときに炎検出制御部6から点火指令が出力され、該点火指令に基づきイグナイタ電極43によるパイロットバーナ38への点火を行う前に、追い焚き燃焼指令出力部29から風呂メインバーナ39の点火指令が出力されたときには、電磁弁54を強制的に閉じて、風呂メインバーナ39と給湯メインバーナ10とパイロットバーナ38への燃料供給を強制的に遮断し、バーナ燃焼を停止させる。なお、追い焚き燃焼指令出力部29は、バランス風呂釜の器具栓つまみ48を「ふろ」の位置に合わせたときに追い焚き指令を出力するようにしてもよいし、バランス風呂釜にリモコン装置を接続し、リモコンの追い焚き用の操作部を操作したときに追い焚き指令を出力するようにしてもよい。
さらに、燃焼強制停止部28は、給湯メインバーナ10と風呂メインバーナ39の少なくとも一方のメインバーナ燃焼が行われずに、パイロットバーナ38のみの燃焼が行われている時間が予め定めた設定時間以上経過したときには、電磁弁54を閉じてパイロットバーナ38への燃料(燃料ガス)供給を遮断し、パイロットバーナ38の燃焼を強制的に停止させる。
燃焼強制停止部28は、メインバーナ燃焼が行われずに、パイロットバーナ38のみの燃焼が行われている時間を、以下のようにして検出する。つまり、例えばイグナイタ電極43によるパイロットバーナ38の点火開始時後、パイロット側フレームロット電極4により炎が検出されて、熱電対44の起電力が設定電圧(Hi)になってからの時間を時計機構27から時々刻々と受け、また、追い焚き燃焼指令出力部29からの燃焼開始指令と、炎検出制御部6を介して加えられる給湯側フレームロッド電極5による給湯メインバーナ10の炎確認情報とを受けて、メインバーナ燃焼が行われずに、パイロットバーナ38のみの燃焼が行われている時間を検出する。
なお、メインバーナ燃焼が行われずに、パイロットバーナ38のみの燃焼が行われている時間の検出方法は、この方法に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。例えば、風呂メインバーナ39の燃焼情報は、器具栓つまみ48を「ふろ」の位置に合わせた時間情報によって判断することもできる。
また、燃焼強制停止部28によるパイロットバーナ38の強制停止を行うために設定されている前記設定時間は、実験等により求めて設定されるものであるが、以下に、計算により求める例について述べる。プロパンガスの発熱量は23680kcal/Nmであり、それに対し、例えば、底面積が540mm×230mmで、底面から炎口までの高さが70mmの位置のパイロットバーナ38の場合、パイロットバーナ38の炎口よりも下に形成されている空間の(ガスの流入可能な)体積は、540×230×70=0.008694mである。そして、パイロットバーナ38の発熱により生じるカロリーが250kcal/h(hは時間)の場合、爆発限界を例えば1.8%とすると(爆発限界は、通常9.5〜2.1%だが、ブタン等が混ざると1.8%位となる場合もある)、器具底面に溜まる爆発可能な生ガスは、250÷60÷23680÷1.8%(0.018)=0.009775Nm/min(分)となる。前記設定時間は、例えばパイロットバーナから放出された濃い生ガスがすぐに薄くなったような場合を想定した場合、最短で53秒と設定される。また、プロパンガスの一次空気率(プロパンガスの燃焼時に、プロパンガスと混合される空気の割合)は30%であり、パイロットバーナ38からは、0.00025Nm/minの濃度の濃い生ガスが排出されるので、例えば最大34分に設定される。
なお、パイロットバーナ39に溜まったプロパンガスが風により揺らぎ、プロパンガスの量が前記空間の体積に達していなくても、パイロットバーナ39の炎口に達するおそれを考えると、前記設定時間は短めに設定されるものであり、逆に、3つある炎口全てから生ガスが出ることはないので、全体(250kcal/h)の1/3をしめる炎口の1つから生ガスが出ていた場合を考えたり(この場合、例えば最大34分の設定は、34×3=102分に設定される)、溜まったプロパンガスの一部が換気によってパイロットバーナ39から離れることを考えたりすると、前記設定時間は長めに設定されるものである。したがって、これらの要素を様々に取り入れた安全係数を実験等により求め、その値を計算値にかけて前記設定時間が設定される。
そして、燃焼強制停止部28は、前記のように、メインバーナ燃焼が行われずに、パイロットバーナ38のみの燃焼が行われている時間が予め定めた設定時間以上経過してパイロットバーナ38の強制停止を行うときには、その強制停止指令を報知手段41に加える。
報知手段41は、燃焼強制停止部28からの強制停止指令を受け、燃焼強制停止部28によりパイロットバーナ38の燃焼を強制的に停止させたときには、その燃焼強制停止を知らせる報知を行う。この報知は、例えばエラーメッセージ等の適宜の手段により行われる。
図5、図6には、本実施例における炎検出に伴う動作の一例が示されている。なお、図5、図6において、FRはパイロット側フレームロット電極4を示し、IGはイグナイタ電極43を示し、給湯FRは給湯側フレームロッド電極5を示す。図5のステップS1で、パイロットバーナ38への点火指令(口火点火指令)が発せられると、ステップS2で、イグナイタ電極43(IG)への通電がオンされて点火動作が行われ、また、パイロット側フレームロット電極4(FR)への通電がオンされて、パイロット側フレームロット電極4による炎検出動作が開始される。そして、ステップS3で、パイロット側フレームロット電極4により炎が検出されるまでの間、ステップS2の動作を繰り返し、炎が検出されたときには、ステップS4で、イグナイタ電極43がオフされる。
次に、ステップS5で、熱電対44の起電力が、第一の炎口1に炎があると判断するための前記設定電圧(設定値Hi)になったか否かを判断し、熱電対44の起電力が設定値Hi以上になったら、ステップS6で、パイロット側フレームロット電極4の通電をオフする。そして、ステップS7で、給湯メインバーナ10の燃焼が開始されたか否かを判断し、開始されたときには、ステップS8aで給湯側フレームロッド電極5をオンすると共に、ステップS8bでパイロット側フレームロット電極4をオンする。そして、ステップS9aでは、給湯側フレームロッド電極5側で給湯メインバーナ10の炎検出が行われたか否かを判断し、ステップS9bでは、パイロット側フレームロット電極4でパイロットバーナ38の第二の炎口2の炎検出が行われたか否かを判断する。そして、どちらも炎があると判断されたときには、図6のステップS20へ進む。
なお、ステップS9aで炎が検出されなかったときには、パイロットバーナ38の第一の炎口1の炎が消えていると判断され、ステップS9bで炎が検出されなかったときには、パイロットバーナ38の第二の炎口2の炎が消えていると判断される。そして、これらのときには、いずれも、ステップS11で、電磁弁54をオフしてバーナ燃焼を停止させる。
また、ステップS7で、給湯メインバーナ10の燃焼が開始されないと判断されたときには、ステップS12で、風呂メインバーナ39の燃焼が開始されたか否かを判断する。そして、風呂メインバーナ39の燃焼が開始されたときには、同図には図示していないが、給湯メインバーナ10の燃焼開始時におけるステップS8a、ステップS8bの動作と同様に、給湯側フレームロッド電極5をオンすると共に、パイロット側フレームロット電極4をオンして前記と同様の動作を行う。
ただし、風呂メインバーナ39の燃焼が開始されたときに、ステップS9aで炎が検出されず、ステップS9bで炎が検出されたときには、図6のステップS20へ進んで、風呂メインバーナ39の燃焼を継続させると共に、給湯側フレームロッド電極5とパイロット側フレームロット電極4を共にオフした後、30秒ごとに、パイロット側フレームロット電極4をオンして炎の検出を行う。そして、このとき、炎検出が行われないときには、電磁弁54をオフする。なお、ステップS7とステップS12の動作は逆でもよい(風呂メインバーナ39の燃焼開始を給湯メインバーナ10の燃焼開始よりも先に検出してもよい)し、同時でもよい。
また、図5のステップS12で、風呂メインバーナ39の燃焼が開始されなかったときには、給湯メインバーナ10も風呂メインバーナ39も燃焼せずに、パイロットバーナ38のみが燃焼していることになるので、ステップS13で、タイマをスタートさせ、このタイマスタートからの時間が、ステップS15で、強制燃焼停止部28に設定されている前記設定時間に達したとき(つまり、給湯メインバーナ10と風呂メインバーナ39の燃焼が行われずに、パイロットバーナ38のみの燃焼が行われている時間が設定時間以上経過したとき)には、ステップS16で、電磁弁54をオフしてバーナ燃焼をオフする。
なお、ステップS13でタイマをスタートさせてから、ステップS14で、熱電対44の起電力が電磁弁維持電圧Lになったときにも、ステップS16で、電磁弁54をオフしてバーナ燃焼をオフする。また、ステップS13からのタイマ計測時に、給湯や風呂の燃焼が行われた場合は、タイマをリセットしてもよい。なぜならば、燃焼による上昇気流で底面生ガスの排出が促進すると考えられるからである。なお、タイマのリセットは、燃焼開始後、所定時間経過後が好ましい(上昇気流安定後が好ましい)。
また、図6のステップS20では、給湯側フレームロッド電極5とパイロット側フレームロット電極4を共にオフし、タイマをスタートさせる。そして、ステップS21で、30秒経過したことが確認されたときには、ステップS32で、再びパイロット側フレームロット電極4の通電をオンし、ステップS33で、パイロット側フレームロット電極4によりパイロットバーナ38の第二の炎口2の炎が検出されるかどうかを判断し、炎が検出されたときには、ステップS20に戻り、炎が検出されないときには、図5のステップS2に戻って、ステップS2からの前記各動作を繰り返す。
また、図6のステップS21で、30秒経過するまでの間、本実施例では、ステップS22で、熱電対44の起電力が許容範囲を超えて下がるかどうかを監視し、熱電対44の起電力が許容範囲を超えて下がったとき、つまり、設定値Min以下になったときには、ステップS23で、パイロット側フレームロット電極4をオンする。そして、ステップS24で、パイロット側フレームロット電極4によりパイロットバーナ38の第二の炎口2の炎が検出されれば、ステップS20に戻り、炎が検出されなかったときには、ステップS25で、炎検出制御部6が、イグナイタ電極43への通電指令を出力する。
なお、ここで、点火指令に基づきイグナイタ電極43によるパイロットバーナ38への点火を行う前に、ステップS26で、追い焚き燃焼指令出力部29から風呂メインバーナ39の点火指令が出力されたときには、イグナイタ電極43による点火動作を行わずに、ステップS30で、イグナイタ電極43をオフ、パイロット側フレームロット電極4をオフ、熱電対44の検出回路をオフし、ステップS31で、電磁弁54を閉じて、パイロットバーナ38をオフし、給湯メインバーナ10もオフする。
また、前記風呂メインバーナ39の点火指令が出力されずに、ステップS25での点火指令に基づきイグナイタ電極43によるパイロットバーナ38への点火が行われたときには、ステップS27で、パイロット側フレームロット電極4によりパイロットバーナ38の第二の炎口2の炎の検出を行い、炎の検出が行われたときには、ステップS2で、イグナイタ電極43をオフし、ステップS20に戻る。また、ステップS27で、パイロット側フレームロット電極4により炎の検出が行われなかったときには、ステップS28で、熱電対44の起電力を検出し、この起電力が前記電磁弁維持電圧LになったときにはステップS31に進む。
本実施例は、以上のような特徴的な動作を行うものであり、給湯メインバーナ10の燃焼中に、熱電対44の起電力が予め定めた許容範囲を超えて下がったときに、予め定めた例えば30秒ごとの炎検出設定タイミングでなくてもパイロット側フレームロッド電極4による炎検出を行うことができ、パイロット側フレームロッド電極4による炎の検出が行われなかったときには、イグナイタ電極43によって、パイロットバーナ38への点火を行うので、給湯メインバーナ10の燃焼中に、パイロットバーナ38の炎が消えてしまったときには、再点火により、パイロットバーナ38の燃焼を復帰できる。したがって、第一の炎口1の炎が消えて、それにより、熱電対44の起電力が低下し、電磁弁54が自動的に遮断されて、バーナ燃焼が停止され、冷たい水が出てしまうといったことも防ぐことができ、使い勝手をよくできる。
なお、このイグナイタ電極43による再点火より前に、追い焚き指令が出力されたときには、全てのバーナ燃焼が停止されるので、仮に、パイロットバーナ38における風呂メインバーナ39側の第二の炎口2の炎が消えていて生ガス漏れがあるような場合には、バーナ燃焼が停止され、安全性を確保できる。
また、本実施例によれば、給湯側フレームロッド電極5を設け、給湯メインバーナ10の燃焼開始時に、給湯側フレームロッド電極5で炎検出を行った際に、炎が検出されなかったときには、たとえ熱電対44の起電力が前記設定電圧から大きく下がっていなくとも、パイロットバーナ38の第一の炎口1の炎が消えていると判断するので、給湯メインバーナ10の燃焼開始時に、パイロットバーナ38の第一の炎口1に炎が有るかどうかを確実に検出して、給湯メインバーナ10の燃焼を開始することができる。そして、パイロットバーナ38の第一の炎口1に炎が検出されなかったときには、風呂メインバーナ39と給湯メインバーナ10とパイロットバーナ38への燃料供給を強制的に遮断してバーナ燃焼を停止させるため、従来のように、たまった生ガスに一気に着火することにより、大きな音がして近所迷惑となったり、近くを歩く人が驚いたりするといった支障を防ぐことができる。
さらに、本実施例によれば、パイロットバーナ38の第二の炎口2(風呂メインバーナ39側)にパイロット側フレームロット電極4を設け、風呂メインバーナ39の燃焼開始時に、パイロット側フレームロッド電極で炎検出を行ってから風呂メインバーナ39を燃焼させ、炎検出が行われなかったときには、風呂メインバーナ39と給湯メインバーナ10とパイロットバーナ38への燃料供給を強制的に遮断してバーナ燃焼を停止させるので、生ガス漏れによる支障を防ぎ、さらに安全性を高めることができる。
さらに、本発明によれば、給湯メインバーナ10および風呂メインバーナ39の燃焼が行われずにパイロットバーナ38のみの燃焼が行われている時間が予め定めた設定時間以上経過したときには、パイロットバーナ38の燃焼を強制的に停止させることにより、パイロットバーナ38の複数の炎口1,2,3のうち、一部の炎口の炎が消えて、生ガスがパイロットバーナ38内に放出されてその底にたまっても、その生ガスがパイロットバーナ38の炎口1,2,3の位置まで達する前に、パイロットバーナ38の燃焼が停止され、生ガスへの着火による支障を防ぐことができる。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。例えば、前記実施例では、給湯メインバーナ10側に給湯側フレームロッド電極5を設けたが、燃焼装置に適用されるバーナ装置の構成は、例えば従来例と同様(図9、参照)にしてもよいし、図7に示すようにしてもよい。同図に示すバーナ装置の構成は、パイロットバーナ38の第一の炎口1に、該第一の炎口から出る炎を検出するパイロット側フレームロッド電極4を設け、第二の炎口2に、該第二の炎口2から出る炎の熱を検出する熱電対44を設け、第三の炎口3にイグナイタ電極43を設け、風呂メインバーナ39の炎口に、風呂メインバーナ39の炎口から出る炎を検出する風呂側フレームロッド電極42を設けて形成されている。
この場合も、給湯メインバーナ10または風呂メインバーナ39の燃焼開始時には、風呂側フレームロッド電極42による炎の検出とパイロット側フレームロッド電極4による炎の検出とを行う炎検出制御部6を設け、炎検出制御部6が、風呂メインバーナ39の燃焼開始時に風呂側フレームロッド電極42で炎検出を行って炎が検出されなかったときには、パイロットバーナ38の第二の炎口2の炎が消えていると判断するようにすることで、前記実施例と同様の効果を奏することができる。
さらに、イグナイタ電極43の代わりに、圧電点火装置等の点火手段を設けてもよい。
さらに、パイロットバーナ38の形態は、例えば第一、第二、第三の炎口1,2,3を有している形態ではなく、例えば図10に示すように、さらに多数の炎口を、給湯メインバーナ10や風呂メインバーナ39の長手方向に配列している形態としてもよい。
さらに、本発明の燃焼装置に適用されるバーナ装置は、給湯メインバーナ10と風呂メインバーナ39のうち、いずれか一方とパイロットバーナ38を有している形態としてもよい。
そして、いずれの場合も、本発明では、給湯メインバーナ10の燃焼中に、熱電対44の起電力が予め定めた許容範囲を超えて下がったときに、予め定めた炎検出設定タイミングでなくてもパイロット側フレームロッド電極4による炎検出を行う構成を有していればよく、それ以外の炎検出構成や報知構成等の構成やシステム構成等は、特に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。
本発明は、給湯利用中にパイロットバーナの炎が消えてしまっても、その状態を迅速に検知できるので、出湯されている湯が水となる前にパイロットバーナに再点火する等して水が出るのを防ぐことができ、使い勝手がよい燃焼装置として利用できる。
1 第一の炎口
2 第二の炎口
3 第三の炎口
4 パイロット側フレームロッド電極
5 給湯側フレームロット電極
6 炎検出制御部
10 給湯メインバーナ
28 燃焼強制停止部
29 追い焚き燃焼指令出力部
38 パイロットバーナ
39 風呂メインバーナ
41 報知手段
43 イグナイタ電極
44 熱電対

Claims (4)

  1. 給湯メインバーナと、該給湯メインバーナに隣接する口火用のパイロットバーナとが設けられており、前記給湯メインバーナの燃焼を行うときには前記パイロットバーナに点火してその炎によって前記給湯メインバーナの炎口に着火し、該着火後も消火動作が行われるまでの間は前記パイロットバーナの燃焼を継続する燃焼装置であって、前記パイロットバーナは複数の炎口を有してその一つには前記パイロットバーナに点火する点火手段が設けられ、別の炎口の一つには該炎口から出る炎の熱をその熱による起電力により検出する熱電対が設けられ、さらに別の炎口の一つには該炎口から出る炎を検出するフレームロッド電極が設けられており、前記パイロットバーナの点火後に前記熱電対の起電力が設定電圧以上となった以降は、該熱電対による炎の熱の検出を連続的に行いながら予め定めた設定間隔毎の炎検出設定タイミングで前記フレームロッド電極による炎の検出を断続的に行う炎検出制御部を有しており、該炎検出制御部は、前記熱電対の起電力が前記設定電圧以上となった以降に予め定めた許容範囲を超えて下がったときに前記給湯メインバーナの消火動作が行われていないで該給湯メインバーナが燃焼中であるときには前記炎検出設定タイミングでなくても前記フレームロッド電極による炎検出を行うことを特徴とする燃焼装置。
  2. 風呂メインバーナが給湯メインバーナと間隔を介して配置され、該間隔にパイロットバーナが設けられており、該パイロットバーナに点火してそのパイロットバーナの炎によって前記給湯メインバーナと前記風呂メインバーナの少なくとも一方の炎口に着火してメインバーナ燃焼を行うことを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
  3. 炎検出制御部は、パイロットバーナへの点火以降にフレームロッド電極による炎の検出が行われなかったときには、点火手段によるパイロットバーナへの点火指令を出力することをとする請求項1または請求項2記載の燃焼装置。
  4. 給湯メインバーナの燃焼が行われているときに炎検出制御部の点火指令が出力され、該点火指令に基づき点火手段によるパイロットバーナへの点火を行う前に、風呂メインバーナの点火指令が出力されたときには、該風呂メインバーナと前記給湯メインバーナと前記パイロットバーナへの燃料供給を強制的に遮断してバーナ燃焼を停止させる燃焼強制停止部を有することを特徴とする請求項3記載の燃焼装置。
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