JP5549370B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

画像形成装置に関し、特に画像形成装置の濃度補正に係る。
感光体や中間転写体によって発生する画像濃度ムラを低減するために、用紙上に基準パタンをプリントし、基準パタンを濃度センサで測定し、測定濃度値と制御目標濃度値とから濃度の補正値を求め、該濃度の補正値に基づいて画像形成することにより画像濃度ムラを抑制する画像形成装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、感光体や中間転写体によって発生する画像濃度ムラを低減する方法として、基準パタンを濃度センサで測定して測定濃度値と制御目標濃度値とから濃度の補正値を求め、ドラム1周分のトナー濃度パッチから濃度ムラの影響の少ない領域を設定して画像濃度ムラを抑制する画像形成装置が知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2000−122356号公報 特開2002−156798号公報
しかし特許文献1に記載された画像形成装置は、用紙に基準パタン画像を形成(定着画像)し、搬送される用紙上の基準パタン画像を検知し、その検知結果に基づいて濃度補正を行うため、用紙を必要とし、用紙の搬送が乱れると基準パタン画像の検知結果に異常を生じ、不適当な補正等による異常な画像濃度の発生や、補正のやり直し等による生産性の低下を生じてしまう可能性があるという問題点があった。
また、特許文献2に記載された画像形成装置は、連続印字中に基準パタンを検知して濃度補正を実施する際に、濃度ムラの影響の少ない領域を選定して補正する必要があるため、感光体の位相と濃度ムラの影響の少ない領域とを対応付ける感光体の位置を検知するエンコーダを必要としている。
そして、例えば製造時や故障修理時に感光体の位相に対してエンコーダの取り付け位相がずれると、補正すべき部分と当該部分の補正量がずれてしまい、画像濃度に異常が発生してしまうという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑み、画像濃度の異常を抑制し、且つ生産性の良い画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的は、下記の構成によって達成される。
1.像担持体に画像を形成する画像形成部と、
像担持体に形成された画像の濃度を測定する濃度センサと、
前記濃度センサにより測定した濃度測定値を用いて、前記画像形成部により形成させる画像の濃度を調整する制御部と、を有する画像形成装置において、
前記制御部は、画像形成を可能とするための準備期間中に複数のパッチ画像を像担持体に形成させ、
前記準備期間中において像担持体の1回転中に形成された複数のパッチ画像を、前記濃度センサにより測定された複数の濃度測定値のうち、最大値から最小値を引いた濃度ムラに基づく値である濃度補正の補正上限値を取得し、
画像形成中にプリント画像の間に1つのパッチ画像を像担持体に形成させ、
予め決定された濃度の制御目標である目標基準濃度と、前記1つのパッチ画像の前記濃度センサによる濃度測定値と、の差の値である濃度補正における仮の濃度補正値を取得し、
前記仮の濃度補正値が前記補正上限値未満の時は、前記仮の濃度補正値を基準として前記画像形成部により形成させる画像の濃度を調整し、
前記仮の濃度補正値が前記補正上限値以上の時は、前記補正上限値を基準として前記画像形成部により形成させる画像の濃度を調整することを特徴とする画像形成装置。
2.前記画像形成部は、像担持体に潜像を形成する像露光部と、該潜像を顕像化する現像部と、を有し、
前記制御部は、前記準備期間中に、前記目標基準濃度を得るための前記像露光部の光源の出力である光源出力と、前記現像部の現像部材に印加する印加電圧とを取得し、
前記画像形成中に、前記光源出力と前記印加電圧とにより前記1つのパッチ画像を像担持体に形成させることを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.前記制御部は、前記仮の濃度補正値が前記補正上限値以上の時は、像担持体上にパッチ画像を形成させ、
形成させたパッチ画像を前記濃度センサにより測定した濃度測定値と、前記補正上限値と、の差である基準濃度差を算出し、
算出した基準濃度差の増減傾向に基づいて濃度補正動作の実行頻度を変更することを特徴とする前記1又は2に記載の画像形成装置。
4.前記制御部は、前記仮の濃度補正値が前記補正上限値以上の時は、像担持体上にパッチ画像を形成させ、
形成させたパッチ画像を前記濃度センサにより測定した濃度測定値と、前記補正上限値と、の差である基準濃度差を算出し、
算出した基準濃度差と前記補正上限値との差の増減傾向に基づいて濃度補正動作の実行頻度を変更することを特徴とする前記1又は2に記載の画像形成装置。
上記発明により、画像濃度の異常を抑制し、且つ生産性の良い画像形成装の提供が可能となる。
画像形成装置の説明図である。 画像形成装置の画像濃度の補正制御に係るブロック図である。 画像形成を可能とするための準備期間中に行う濃度補正のための準備に係るフロー図である。 濃度補正に係るフロー図である。 濃度補正タイミング取得サブルーチンに係るフロー図である。
図1は、画像形成装置の説明図である。
以下画像形成装置については、モノクロの画像形成装置を例に取り説明する。
画像形成装置Aは、像担持体である感光体1、感光体1を一様に帯電する帯電部2、感光体1に潜像を形成する像露光部3、潜像を顕像化(トナー像)する現像部4、及び感光体1からトナー像を記録材に転写し記録材を感光体1から分離する転写除電部5、感光体1上に残留した残留トナーをクリーニングするクリーニング部6、記録材を収納可能な用紙収納部7と、記録材を搬送する搬送部8、記録材に担持されたトナー増を定着する定着部9、原稿画像を読み込む画像読取り部10、感光体1上に形成された顕像であるトナー像の濃度を検出する濃度センサS、及びジョブ情報等を入力する操作パネルSP、を有している。(以下、像担持体を感光体1と称し、顕像をトナー像と称する。)
なお、感光体1にトナー画像を形成するための、少なくとも感光体1、像露光部3、及び現像部4を画像形成部と称する。
画像形成装置Aの上部には原稿を送り込む自動原稿送り装置DFが取付けられており、自動原稿送り装置DFにより送り込まれた原稿の画像データが画像読取り部10により読み込まれる。
画像形成装置Aは、帯電部2によって感光体1の表面に一様帯電を行った後に、像露光部3のレーザービームによって例えば原稿の画像データや濃度補正に係るパッチ画像データ等の画像データに基づく露光走査を行って感光体1の表面に潜像を形成し、該潜像を現像部4により現像して感光体1の表面にトナー像を形成する。
用紙収納部7から給紙された用紙Pは転写位置nへと送られる。転写位置nにおいて転写除電部5により原稿の画像データに基づくトナー像が用紙P上に転写され、転写後に用紙Pは電荷が消去されて感光体1から分離される。
なお、パッチ画像データに基づくトナー像は転写されず、クリーニング部により除去される。
以下、濃度補正に係るパッチ画像データに基づくパッチ画像(顕像)を顕像パッチと称する。
分離後、用紙Pは定着部9により加熱定着され、排紙ローラ81により装置外部に排出される。
又、転写されずに感光体1上に残留した残留トナーはクリーニング部6により除去され、次の画像形成に備えられる。
両面印刷を行う場合、定着部9により加熱定着された用紙Pを、搬送路切換部82により通常の排紙通路から分岐し、反転搬送部83においてスイッチバックして表裏反転した後再び転写位置nへと送られる。そして、転写除電部5で用紙Pの裏面に画像を形成し、定着部9を経て、排紙ローラ81により装置外部に排出される。
本発明は、感光体等に起因する濃度変動に左右されずに、経時的な濃度変動を抑制しようとするものである。
図2は、画像形成装置の画像濃度の補正制御に係るブロック図である。
画像形成装置全体を制御する制御部CはCPU(Central Processing Unit)と記憶部Mと外部機器とのインターフェースを司るI/O部とを有している。CPUは記憶部MのROM(Read Only Memory)m1から逐次プログラムを読み出してRAM(Random Access Memory)m2に格納し、プログラムに従ってI/O部を介して制御部Cに接続された各種入出力機器を制御している。
又、記憶部Mは不揮発メモリm3を有し、不揮発メモリm3には、濃度補正において制御目標であり基準となる目標基準濃度Db、濃度補正のタイミングを示す濃度補正タイミングデータ、等が予め記憶されており、
後述する画像濃度補正の実行時に得られた、濃度補正上限値D1、濃度ムラΔD1、第1の対基準濃度差値ΔD2、第2の対基準濃度差値ΔD3、第3の対基準濃度差値ΔD4、累積濃度差値ΣD3、累積濃度差値ΣD4等のデータが記憶される。
不揮発メモリm3にはハードディスクドライブやEPROM(Erasable and Programmable Read Only Memory)等が使用される。
入力機器としては、操作パネルSPと、感光体1に担持されたトナー像の反射濃度を検出する濃度センサSと、を有し、操作パネルSPからはジョブ情報が入力され、濃度センサSからはトナー像の濃度情報が入力される。
又出力機器としては、像露光部3と、現像部4と、を有している。
像露光部3は、光源となるレーザーダイオード31と、レーザーダイオード31のレーザービームを感光体1に走査(主走査)する光学系32とを有している。そして、帯電部2により均等に帯電された感光体1にレーザーダイオード31で画像データに基づく所定の強度を有したレーザービームを走査(主走査)することによって感光体1には静電潜像が形成される。
現像部4は、現像ローラ41と、現像ローラ41に出力電圧が可変の直流の高電圧を供給する高圧電源42と、を有しており、高圧電源42は感光体1と現像ローラ41との間に現像に必要な電界を発生させる。
以下図1〜図5を参照して画像形成装置の濃度補正に係る制御方法について説明する。なお後述のフロー図に係るプログラムは記憶部MのROMm1に格納されておりCPUにより逐次RAMm2に読み込まれて実行される。
詳細なフローの説明の前に、発明を分かりやすくするため概要を記す。
電源投入後に画像形成が可能となるまでの準備期間に感光体1に複数の顕像パッチを形成する。そして、複数の顕像パッチの濃度センサSによる濃度測定値に基づいて感光体1の1回転分の濃度ムラΔD1を取得し、濃度ムラΔD1に基づいて濃度補正の補正上限値を取得する。
そして、プリント実行中に感光体1に担持された前後のプリント画像(トナー像)の間に1つの顕像パッチを形成し、該顕像パッチの濃度センサSによる測定値と補正上限値等とに基づいて、濃度変動の補正に係る補正値を取得し、該補正値に基づいて画像形成条件を調整するものである。
図3は、画像形成を可能とするための準備期間中に行う、濃度補正のための準備に係るフロー図である。
1.電源投入判断 ステップS11
操作パネルSPの起動スイッチ(不図示)を監視し、起動スイッチがONとなると(Yes)次ステップに進み、起動スイッチがONとなるまで(No)ステップS11を繰り返す。
なお、起動スイッチのONにより、定着部9のヒータをONとして、定着部9の加熱ローラの加熱を開始する。ここで、加熱を開始してから画像形成が可能となるまでの期間が準備期間となる。
2.現像部の基準印加電圧の取得 ステップS12
感光体1の1回転中に、パッチとなる潜像を複数個最大露光量で形成する。そして、形成した複数の潜像に対して、現像部の現像部材である現像ローラ41に印加する印加電圧(高圧電源42の出力電圧)を、複数段階に変化させ、印加電圧(電界強度)が異なる複数の顕像パッチを形成する。
次いで、印加電圧(電界強度)を変化させて形成した各顕像パッチの濃度を濃度センサSで測定し、測定濃度値を第3の濃度測定値とする。そして、各印加電圧と各第3の濃度測定値との関係をy〔顕像パッチの濃度(第3の濃度測定値)〕=ax(印加電圧)+b〕で表される1次式に近似させ、
顕像パッチの濃度が目標基準濃度Dbとなるような印加電圧値である基準印加電圧を算出する。
なお、目標基準濃度Dbは不揮発メモリm3から読み出して使用する。
3.レーザーダイオードの出力の取得 ステップS13
像露光部の光源の出力であるレーザーダイオードの出力を変化しながら、パッチとなる潜像を感光体1の1回転中に、複数個形成する。そして、形成した出力の異なる複数の潜像を、高圧電源42の出力電圧(現像電界)をステップS12で取得した基準印加電圧に設定し顕像パッチを形成する。
以下レーザーダイオードの出力をレーザー出力と称する。
次いで、レーザー出力が異なる各顕像パッチの濃度を濃度センサSで測定し、測定濃度値を第4の濃度測定値とする。そして、各レーザー出力と各第4の濃度測定値との関係をy〔顕像パッチの濃度(第4の濃度測定値)〕=cx(レーザー出力)+d〕で表される1次式に近似させ、
顕像パッチの濃度が目標基準濃度Dbとなるようなレーザー出力である基準レーザー出力を算出する。
4.濃度ムラ取得 ステップS14
現像部4の高圧電源42の出力をステップS12で取得した基準印加電圧に設定し、像露光部3のレーザーダイオード31の出力をステップS13で取得した基準レーザー出力となるように設定し、感光体1の1回転中に複数の顕像パッチを形成する。
そして、形成した各顕像パッチの濃度を濃度センサSで測定し、測定した濃度値の最大値と最小値との差である濃度ムラΔD1を算出し、濃度ムラΔD1に基づいて、濃度補正時の補正上限値である濃度補正上限値D1を取得し濃度補正上限値D1を不揮発メモリm3に格納する。
なお、濃度補正値は大きすぎると濃度の補正時に濃度のオーバーシュート等を起こしてしまうので、濃度補正上限値D1としては算出した濃度ムラΔD1の1/2以下の範囲に含まれる値とすることが好ましく、予め実験等により1/2以下の範囲に含まれる値に設定することがより好ましい。
また、濃度補正値は小さすぎると濃度の補正回数が必要以上に多くなってしまうので、濃度ムラΔD1の1/10以上の範囲に含まれる値とすることが好ましく、予め実験等により1/5以上の範囲に含まれる値に設定することがより好ましい。
従って、濃度補正上限値D1は、濃度ムラΔD1の1/2以下且つ1/10以上の範囲に含まれる値とすることが好ましく、予め実験等により1/2以下且つ1/5以上の範囲に含まれる値に設定することがより好ましい。
本願においては濃度補正上限値D1を例えば濃度ムラΔD1の1/2に相当する値とする。
このように濃度補正上限値D1を例えば濃度ムラΔD1の1/2に相当する値とすることで、濃度の補正回数が必要以上に多くなってしまうことによる生産性の低下と、トナーの消費量の増加とを、抑制できる。
また準備期間中に形成するパッチの数は、濃度ムラの把握には多ければ多いほど精度が上がり良いが、感光体等の芯ブレによる濃度ムラは例えばSinカーブに乗ることが知られ、実用上は8個乃至16個程度で良い。
5.γ補正 ステップS15
衆知のγ補正を行いエンドに進む。
図4は、濃度補正に係るフロー図である。
1.パッチの形成 ステップS21
画像形成中に感光体1に形成された前後のプリント画像(顕像)の間に1個の顕像パッチを形成し次ステップに進む。
なおこの時の感光体1に形成する1個の顕像パッチは、現像部4の高圧電源42の出力をステップS12で取得した基準印加電圧に設定し、
像露光部3のレーザーダイオード31の出力をステップS13で取得した基準レーザー出力となるように設定して形成する。
2.パッチの濃度測定 ステップS22
ステップS21で形成した顕像パッチの濃度を濃度センサSで測定し、測定濃度値を第2の濃度測定値として不揮発メモリm3に格納し次ステップに進む。
3.目標基準濃度に対するパッチ濃度の濃度差を算出 ステップS23
不揮発メモリm3から、目標基準濃度Dbと、ステップS22で格納した第2の濃度測定値と、を読み出し、第2の濃度測定値と目標基準濃度Dbとの差を算出し、差の値を第2の濃度測定値に基づく対基準濃度差値ΔD2(仮の濃度補正値)として不揮発メモリm3に格納し、次ステップに進む。
4.対基準濃度差と濃度補正上限値の比較 ステップS24
不揮発メモリm3から準備期間中に取得した濃度補正上限値D1とステップS23で取得した対基準濃度差値ΔD2とを読み出し、対基準濃度差値ΔD2と濃度補正上限値D1とを比較する。
そして、対基準濃度差値ΔD2≦濃度補正上限値D1の関係にあるとき(Yes)は次ステップに進み、対基準濃度差値ΔD2>濃度補正上限値D1の関係にあるときは(No)ステップS26に進む。
5.新補正値の決定 ステップS25
対基準濃度差値ΔD2≦濃度補正上限値D1であるため、濃度変動が少なく補正値が濃度補正上限値未満で良いと判断して、対基準濃度差値ΔD2(仮の濃度補正値)をそれ以降の濃度補正時に用いる補正値として不揮発メモリm3に格納し、ステップS29に進む。
6.新補正値の決定 ステップS26
対基準濃度差値ΔD2>濃度補正上限値D1であるため、濃度変動が大きく少なくとも濃度補正上限値D1の補正が必要と判断して、濃度補正上限値D1をそれ以降の濃度補正時に用いる補正値として不揮発メモリm3に格納し次ステップに進む。
7.濃度補正タイミングの取得 ステップS27
濃度補正タイミングを取得する後述の濃度補正タイミング取得サブルーチンを実行し次ステップに進む。
8.濃度補正タイミング判断 ステップS28
ステップS27の濃度補正タイミング取得サブルーチンで取得した次回の濃度補正時期が来るまで、ステップS26で取得した濃度補正上限値D1に基づいてレーザー出力を調整して画像形成を行い、次回の濃度補正時期が来ると次ステップに進む。
9.画像形成 ステップS29
ステップS25で取得された新補正値に基づきレーザー出力を調整して画像形成を再開し、エンドに進む。
又、ステップS27で取得された次回の濃度補正時期が来るまで濃度補正上限値D1に基づいたレーザー出力により画像形成を行い、次回の濃度補正時期が来るとステップS21〜ステップS27を行い補正値を更新して画像形成を行いエンドに進む。
以上説明したように、電源投入時に1回のみ複数の顕像パッチを形成して感光体の周方向濃度変化の傾向を把握し、それ以降は、画像形成中に前後のプリント画像(顕像)の間に1個の顕像パッチを形成するのみで濃度補正値の取得が可能となる。
これにより、背景技術で述べた用紙上に基準パタンをプリントした定着画像に基づいて濃度補正をする場合に比べて、用紙の搬送性の如何に関わらず正確な濃度補正ができ、画像濃度の異常を抑制できる画像形成装置の提供が可能となる。
また補正のやり直し等による生産性の低下を防止可能となり生産性の良い画像形成装の提供が可能となる。
更に濃度補正に係る用紙が不要とできる(環境に対して軽負荷、ランニングコストの上昇抑制)、画像形成装置を提供可能となる。
以上説明したフローにおいて、顕像パッチの濃度測定タイミングは、像露光部3でパッチ潜像を形成してから、露光された潜像のパッチが現像部4で顕像化され、顕像のパッチが濃度センサSに到達するまでの時間tを予め設定しておき、
制御部Cでソフト的に把握可能な、パッチ潜像を形成してから時間t後を、センサSによる顕像パッチの濃度測定タイミングとする。
このように、顕像パッチの濃度測定タイミングを知る方法としてソフト的な手法を採ることにより、物としてのタイミングセンサ、例えば感光体の回転位置を検知する感光体位相検出センサが不要となり、感光体位相検出センサの設置による装置の製造コストの上昇を抑えることが可能となる。
図5は、濃度補正タイミング取得サブルーチンに係るフロー図である。
本サブルーチンは、濃度補正の実行頻度、即ち次に行う濃度補正の実行タイミングを取得するサブルーチンである。
1.濃度補正上限値に対する濃度測定値の差を算出 ステップS31
画像形成中の所定間隔毎に、前後のプリント画像(顕像)の間に1個の顕像パッチを形成し、形成した顕像パッチの濃度を濃度センサSで測定し、測定濃度値を第5の濃度測定値として不揮発メモリm3に格納する。
又、第5の濃度測定値と濃度補正上限値D1との差を算出し、差を第2の対基準濃度差値ΔD3として不揮発メモリm3に格納し、次ステップに進む。
2.算出した濃度差の累積 ステップS32
長期間における濃度の増減傾向(濃度変動)を把握するため、ステップS31で取得した第2の対基準濃度差値ΔD3を順次累積(加算)して累積濃度差値ΣD3を取得し、累積濃度差値ΣD3を不揮発メモリm3に格納し、次ステップに進む。
3.累積濃度差と濃度補正上限値との比較 ステップS33
濃度補正上限値D1と最新の累積濃度差値ΣD3とを不揮発メモリm3から読み出し両者を比較する。
そして、累積濃度差値ΣD3<濃度補正上限値D1の場合(Yes)は長期間における濃度変動が少ないと判断し次ステップに進み、累積濃度差値ΣD3≧濃度補正上限値D1の場合(No)は長期間における濃度変動が多いと判断しステップS39に進む。
4.算出した濃度差と濃度補正上限値との比較 ステップS34
ステップS31で算出した最新の第2の対基準濃度差値ΔD3と濃度補正上限値D1とを不揮発メモリm3から読み出し両者を比較する。
そして、最新の第2の対基準濃度差値ΔD3<濃度補正上限値D1の場合(Yes)は短期間における濃度変動が少ないと判断し次ステップに進み、最新の第2の対基準濃度差値ΔD3≧濃度補正上限値D1の場合(No)は短期間における濃度変動が多いと判断しステップS37に進む。
5.現在の印字率と前回の印字率の比較 ステップS35
印字率の変化(増加)による濃度ムラへの影響を加味するため、現在印字している画像データと前回印字した画像データより各印字率(1頁中の画像占有率)を算出し、現在の印字率<前回の印字率×10%の場合(Yes)は印字率増加が少ないと判断し次ステップに進み、現在印字率≧前回印字率×10%の場合(No)は印字率増加が大きいと判断しステップS39に進む。
6.濃度補正タイミングの延長 ステップS36
不揮発メモリm3から濃度補正タイミングデータを読み込み、現在の濃度補正タイミング(例えば50プリント/1回)に対して1段階長い濃度補正タイミング(例えば100プリント/1回)に濃度補正タイミングを変更しエンドに進む。
なお不揮発メモリm3には、何枚のプリント毎に濃度補正を実施すればよいかを示す濃度補正タイミングデータとして、複数段階の濃度補正タイミング(頻度)データが格納されている。
例えば、10プリントに1回、20プリントに1回、50プリントに1回、100プリントに1回、500プリントに1回、等である。
7.現在の印字率と前回の印字率の比較 ステップS37
印字率の変化(増加)による濃度ムラへの影響を加味するため、現在印字している画像データと前回印字した画像データより各印字率(1頁中の画像占有率)を算出し、現在の印字率<前回の印字率×10%の場合(Yes)は印字率増加が少ないと判断し次ステップに進み、現在の印字率≧前回の印字率×10%の場合(No)は印字率増加が大きいと判断しステップS39に進む。
8.現在の濃度補正タイミングの継続 ステップS38
現在の濃度補正タイミング(例えば50プリント/1回)を継続し、エンドに進む。
9.濃度補正タイミングの短縮 ステップS39
不揮発メモリm3から濃度補正タイミングデータを読み込み、現在の濃度補正タイミング(例えば50プリント/1回)に対して1段回短い濃度補正タイミング(例えば20プリント/1回)に濃度補正タイミングを変更しエンドに進む。
なお、ステップS32において、ステップS31で取得した第2の対基準濃度差値ΔD3と濃度補正上限値D1との差を算出し算出値である第3の対基準濃度差値ΔD4とし、第3の対基準濃度差値ΔD4を順次累積(加算)して増減傾向を把握するため累積濃度差値ΣD4を取得し、累積濃度差値ΣD4を不揮発メモリm3に格納し、ステップS33に進め、
ステップS33において、濃度補正上限値D1と最新の累積濃度差値ΣD4を比較し、累積濃度差値ΣD4<濃度補正上限値D1の場合は長期間における濃度変動が少ないと判断しステップS34に進め、累積濃度差値ΣD4≧濃度補正上限値D1の場合は長期間における濃度変動が多いと判断してステップS39に進めるようにしても良い。
以上説明したように、長期間及び短期間で変化する濃度に応じて濃度補正の実行間隔(頻度)が変化可能となり、例えば濃度の変動が大きいと現在の濃度補正間隔より短くするように、濃度変動に応じた濃度補正が可能となる。
また、更に印字率の変動に応じて濃度補正の実行間隔(頻度)が変化可能となり、印字率の変動による濃度変化の影響を受けずに濃度変動に応じた濃度補正が可能となる。
そして、濃度と印字率に応じて濃度補正の実行間隔(頻度)を適正に変化可能とすることが可能となり生産性の低下を抑制可能となる。
以上、モノクロの画像形成装置を例に挙げて説明したが、カラー画像形成装置の複数の感光体と各感光体に対する現像部及び像露光部等に応用できることは言うまでもない。なお、この場合はブラック等の代表的な色の感光体に顕像パッチを形成させる。
1 感光体
3 像露光部
4 現像部
31 レーザーダイオード
41 現像ローラ
42 高圧電源
D1 濃度補正上限値
Db 目標基準濃度
ΔD1 濃度ムラ
ΔD2 対基準濃度差値
ΔD3 第2の対基準濃度差値
ΣD3 累積濃度差値

Claims (4)

  1. 像担持体に画像を形成する画像形成部と、
    像担持体に形成された画像の濃度を測定する濃度センサと、
    前記濃度センサにより測定した濃度測定値を用いて、前記画像形成部により形成させる画像の濃度を調整する制御部と、を有する画像形成装置において、
    前記制御部は、画像形成を可能とするための準備期間中に複数のパッチ画像を像担持体に形成させ、
    前記準備期間中において像担持体の1回転中に形成された複数のパッチ画像を、前記濃度センサにより測定された複数の濃度測定値のうち、最大値から最小値を引いた濃度ムラに基づく値である濃度補正の補正上限値を取得し、
    画像形成中にプリント画像の間に1つのパッチ画像を像担持体に形成させ、
    予め決定された濃度の制御目標である目標基準濃度と、前記1つのパッチ画像の前記濃度センサによる濃度測定値と、の差の値である濃度補正における仮の濃度補正値を取得し、
    前記仮の濃度補正値が前記補正上限値未満の時は、前記仮の濃度補正値を基準として前記画像形成部により形成させる画像の濃度を調整し、
    前記仮の濃度補正値が前記補正上限値以上の時は、前記補正上限値を基準として前記画像形成部により形成させる画像の濃度を調整することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成部は、像担持体に潜像を形成する像露光部と、該潜像を顕像化する現像部と、を有し、
    前記制御部は、前記準備期間中に、前記目標基準濃度を得るための前記像露光部の光源の出力である光源出力と、前記現像部の現像部材に印加する印加電圧とを取得し、
    前記画像形成中に、前記光源出力と前記印加電圧とにより前記1つのパッチ画像を像担持体に形成させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記仮の濃度補正値が前記補正上限値以上の時は、像担持体上にパッチ画像を形成させ、
    形成させたパッチ画像を前記濃度センサにより測定した濃度測定値と、前記補正上限値と、の差である基準濃度差を算出し、
    算出した基準濃度差の増減傾向に基づいて濃度補正動作の実行頻度を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記仮の濃度補正値が前記補正上限値以上の時は、像担持体上にパッチ画像を形成させ、
    形成させたパッチ画像を前記濃度センサにより測定した濃度測定値と、前記補正上限値と、の差である基準濃度差を算出し、
    算出した基準濃度差と前記補正上限値との差の増減傾向に基づいて濃度補正動作の実行頻度を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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