JP5549078B2 - アウターロータ型回転電機の固定子 - Google Patents

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本発明は、回転電機の固定子に関し、特に、分割鉄心構造を有するアウターロータ型回転電機の固定子に関する。
従来、回転電機の固定子には、図3に示すように、分割鉄心6を周方向に複数並べて構成されるものがある。分割鉄心6は、例えば隣接する分割鉄心6との間に間隙を形成するようにその周方向の幅を狭く形成されたティース部6aと、このティース部6aの径方向外側にあって周方向に延びる延設部6bと、ティース部6aの径方向内側にあって周方向に延びる連接部6cとから構成されている。ティース部6a及び延設部6bはそれぞれ径方向に対して概ね同一幅に形成されている。また、連接部6cは隣接する分割鉄心6の連接部6cと当接するように形成されている。
このように構成された回転電機の固定子においては、図4に示すように、ティース部6aの側面に取り付けられた絶縁部材からなるボビン2を介して巻線3が巻回され、コイルが形成される。ボビン2は例えばほぼ一定の板厚に形成されており、その板厚は、巻線3の巻き数を増やすため可能な限り薄く形成することが望ましい。
また、図4に示したような構成に対し、分割鉄心構造を有する回転電機の固定子において、巻線の相間絶縁を行うために固定子のコイル間及び分割鉄心の外周にモールド樹脂を充填する際に、コイルが崩れて他相のコイルに近接あるいは接触して絶縁が確保できなくなることを防止することを目的として、隣接するコイル間に径方向に沿って延びる絶縁材を介装するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、巻線と固定子鉄心との十分な絶縁距離を確保するために、分割鉄心のティース部の一方の側面側に取り付けられた絶縁体の軸心側の内壁部に凹部を設け、他方の側面側に取り付けられた絶縁体の軸心側の内壁部に凸部を設け、これら凹部と凸部とを噛み合わせるようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−182342号公報 特開2001−8395号公報
しかしながら、図4に示したような、板厚を薄く形成されたボビン2を介してティース部6aに巻線3を巻回する構成においては、ボビン2が一般的に樹脂性であることから高い成型精度が得られ難いという問題があった。そのため、とくに相互に対向する二つのボビン2の端部が対向する部分(以下、対向部という)Aにおいてはこのボビン2の端部間に隙間が形成されることがあった。
このように対向するボビン2の端部間に隙間が生じると、巻線3の整列度が悪い場合には一部の巻線3が他相のコイル側、換言すると、対向部Aに形成されたボビン2の端部間の隙間の径方向外側にはみ出して、はみ出した巻線3と分割鉄心6との距離が接近し、対地との絶縁距離が確保できず、地絡するおそれがあるという問題があった。
また、上述した特許文献1に記載されたものは、固定子に巻回されたコイル間に樹脂を充填する構成であり、作業が煩雑になるとともに製造コストの上昇に繋がるという問題があった。また、特許文献2に記載されたものは、絶縁体(ボビン)に相互に噛み合うように凹部と凸部とを設ける必要があるため、絶縁体の厚さが厚くなり、巻線を巻く面積を広く取ることができないという問題もあった。
このようなことから本発明は、ボビンの板厚を厚くすることなく、絶縁距離を確実に維持することを可能としたアウターロータ型回転電機の固定子を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための第1の発明に係る回転電機の固定子は、巻線が巻回された分割鉄心を周方向に複数並べてなるアウターロータ型回転電機の固定子において、前記分割鉄心が、前記巻線が巻回されるティース部と、該ティース部の径方向内側に形成される前記ティース部に比較して幅広の連接部とを有し、前記ティース部には、その側面に取り付けられたボビンを介して前記巻線が巻回され、前記連接部には、隣り合う前記分割鉄心間で相互に対向する前記ボビンの端部と当該連接部とを離間させるようにその両側面に断面視円弧状の凹部が形成され、前記ボビンの端部に、前記凹部によって形成される空隙に向かって略直角に屈折して延びる突起部が形成されたことを特徴とする。
上述した第1の発明に係るアウターロータ型回転電機の固定子によれば、巻線が巻回された分割鉄心を周方向に複数並べてなるアウターロータ型回転電機の固定子において、分割鉄心が、巻線が巻回されるティース部と、該ティース部の径方向内側に形成されるティース部に比較して幅広の連接部とを有し、ティース部には、その側面に取り付けられたボビンを介して巻線が巻回され、連接部には、隣り合う分割鉄心間で相互に対向するボビンの端部と当該連接部とを離間させるようにその両側面に凹部が形成され、前記ボビンの端部に、前記凹部によって形成される空隙に向かって略直角に屈折して延びる突起部が形成されたので、巻線が他相のコイル側にはみ出した場合であっても、対地との絶縁距離を確保することができ、地絡を防止することができる。
また、凹部が、断面視円弧状に形成されたので、相互に対向するボビンの端部から分割鉄心までの絶縁距離をほぼ一定とすることができるので、巻線と分割鉄心との絶縁距離を効率よく確保することができる。
また、ボビンの端部に、凹部によって形成される空隙に向かって延びる突起部が形成されたので、分割鉄心の形状を維持しつつボビンの強度を向上させることができる。
図1(a)は本発明の実施例1に係る回転電機の固定子の要部断面図、図1(b)は図1(a)の部分拡大図である。 図2(a)は本発明の実施例2に係る回転電機の固定子の要部断面図、図2(b)は図2(a)の部分拡大図である。 分割鉄心を用いた回転電機の固定子をコイルを省略して示す正面図である。 分割鉄心を用いた回転電機の固定子の要部断面図である。
以下、図面を参照して本発明に係るアウターロータ型回転電機の固定子の詳細を説明する。
図1を用いて本発明の第1の実施例を詳細に説明する。図1(a)は本実施例に係る回転電機の固定子の要部断面図、図1(b)は図1(a)の部分拡大図である。本実施例は、図4に示し上述した分割鉄心6に代えて、図1に示す分割鉄心1を用いるものである。その他の構成は上述したものと概ね同様であり、以下、図4に示し上述した部材と同様の部材には同一の符合を付して重複する説明は省略し、異なる構成を中心に説明する。
図1(a)に示すように、本実施例における分割鉄心1は、隣接する分割鉄心1との間に間隙を形成するようにその周方向の幅を狭く形成されたティース部1aと、このティース部1aの径方向外側にあって周方向に延びる延設部1bと、ティース部1aの径方向内側にあってその両側面が隣り合う分割鉄心1と相互に当接される連接部1cとを備えて構成されている。
ティース部1a及び延設部1bはそれぞれ周方向の幅が径方向に沿って概ね同一幅となっている。ティース部1aには、その側面に絶縁部材からなるボビン2が取り付けられ、このボビン2を介して巻線3が巻回されている。
そして、本実施例において連接部1cには、隣り合う分割鉄心1間で相互に対向するボビン2の端部と分割鉄心1(連接部1c)とを離間させる凹部としての傾斜面1dが形成されている。この傾斜面1dは、連接部1cの隣り合う分割鉄心1と相互に当接する両側面のティース部1a側の端部に軸方向に沿って形成されている。
より詳しくは、傾斜面1dはボビン2の端部から一定距離を有するように形成され、そのため表面が正面視円弧状となっている。これにより、本実施例においては、図1(b)に示すように、相互に隣接する分割鉄心1間に対向して配置されたボビン2の端部が対向する部分に対し、その軸心側に正面視概ね半円形の空隙4が形成された状態となっている。
このように構成したことにより、本実施例に係る回転電機の固定子によれば、ボビン2の板厚を薄く形成し、隣り合うボビン2の端部が対向する部分に巻線3がはみ出した場合であっても、傾斜面1dを形成したことにより巻線3から分割鉄心1までの絶縁距離を確保することができ、ボビン2の板厚を薄く形成して巻線3の巻き数を維持しつつ、地絡を防止することができる。
図2を用いて本発明の第2の実施例を詳細に説明する。図2(a)は本実施例に係る回転電機の固定子の要部断面図、図2(b)は図2(a)の部分拡大図である。本実施例は、図1に示し上述したボビン2に代えて、図2に示すボビン5を用いる例である。その他の構成は図3及び図4に示し上述した実施例1の構成と概ね同様であり、以下、上述した部材と同様の部材には同一の符合を付して重複する説明は省略し、異なる構成を中心に説明する。
図2(a)に示すように、絶縁部材からなるボビン5はティース部1aの側面に取り付けられ、このボビン5を介してティース部1aに巻線3が巻回される。ボビン5はほぼ一定の板厚に形成されている。さらに本実施例において、相互に隣接する分割鉄心1間で相互に対向するボビン5の端部には突起部としてのリブ5aが形成されている。リブ5aは、ボビン5の端部から連接部1cに設けられた傾斜面1dによって構成される空隙4側へ向かって突出している。即ち、リブ5aは空隙4に収納可能な程度の大きさに形成されている。
このように構成したことにより、本実施例に係る回転電機の固定子によれば、板厚を薄く形成されたボビン5の強度を向上させることができ、ボビン5を分割鉄心1に組みつける際にボビン5が破損するなどのおそれを低減することができる。換言すると、実施例1のボビン1に比較して本実施例のボビン5の厚さを70〜50%程度にしても実施例1のボビン1と同様の強度を得ることができる。しかも、リブ5aを分割鉄心1の連接部1cに形成した傾斜面1dによって構成される空隙4に収納可能な程度の大きさとしたため、リブ5aを収納するための新たな空隙を形成することなく、巻線3と分割鉄心1との間の地絡を防止するための構造を利用してボビン5の強度を向上させることができ、好適である。
なお、上述した実施例は一例であり、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例えば、上記実施例では、凹部として、相互に対向するボビン1(又は5)の端部から一定距離となるように正面視円弧状に形成された傾斜面1dを設けたが、凹部の形状はこれに限定されるものではなく、例えば、テーパ状、または矩形状に形成するなど相互に対向するボビンの端部と連接部とを離間させることができる形状とすればよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
本発明は、分割鉄心構造を有するアウターロータ型回転電機の固定子に適用可能である。
1 分割鉄心
1a ティース部
1b 延設部
1c 連接部
1d 傾斜面
2,5 ボビン
3 巻線
4 空隙
5a リブ

Claims (1)

  1. 巻線が巻回された分割鉄心を周方向に複数並べてなるアウターロータ型回転電機の固定子において、
    前記分割鉄心が、前記巻線が巻回されるティース部と、該ティース部の径方向内側に形成される前記ティース部に比較して幅広の連接部とを有し、
    前記ティース部には、その側面に取り付けられたボビンを介して前記巻線が巻回され、
    前記連接部には、隣り合う前記分割鉄心間で相互に対向する前記ボビンの端部と当該連接部とを離間させるようにその両側面に断面視円弧状の凹部が形成され
    前記ボビンの端部に、前記凹部によって形成される空隙に向かって略直角に屈折して延びる突起部が形成された
    ことを特徴とするアウターロータ型回転電機の固定子。
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