JP5548517B2 - 特許情報処理装置 - Google Patents
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Description
このような状況の中で、特許情報の検索方法に関して多くの手法が提案されている(例えば特許文献1)。
しかし、抽出された公報については、評価を行うことになるが、評価情報を共有化しづらく、評価の進捗状況を把握しづらいという問題がある。
特に、評価対象件数が増加するにともない、この問題は顕著となる。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の特許情報処理装置において、前記表示データとして、前記第1の表示条件が前記技術分類である場合にはあらかじめ書誌的事項として前記特許公報データが有する前記技術分類データを、前記第1の表示条件が前記出願人である場合にはあらかじめ書誌的事項として前記特許公報データが有する前記出願人に関する出願人名データ又は出願人識別番号データを、前記第1の表示条件が前記担当者である場合には前記テーマの設定情報として登録している担当者識別データを、前記第2の表示条件が前記出願年度である場合にはあらかじめ書誌的事項として前記特許公報データが有する出願日データ又は出願番号データを用いることを特徴とする。
また本発明によれば、評価処理の進捗にあわせて、マトリクス表示にその処理状況を反映させることができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による特許情報処理装置において、表示データとして、第1の表示条件が技術分類である場合にはあらかじめ書誌的事項として特許公報データが有する技術分類データを、第1の表示条件が出願人である場合にはあらかじめ書誌的事項として特許公報データが有する出願人に関する出願人名データ又は出願人識別番号データを、第1の表示条件が担当者である場合にはテーマの設定情報として登録している担当者識別データを、第2の表示条件が出願年度である場合にはあらかじめ書誌的事項として特許公報データが有する出願日データ又は出願番号データを用いるものである。本実施の形態によれば、表示データとして、技術分類データ、出願人識別データ、及び担当者識別データのいずれかを直接用いることで、あらかじめ表示データを生成することなく処理を行うことができる。
図1は本発明の一実施例における特許情報処理装置の機能実現のためのブロック図である。
本実施例における特許情報処理装置は、表示条件入力手段1によって利用者が設定した表示条件に基づいてマトリックス表示手段2に表示を行う第1処理部10と、評価範囲入力手段3によって利用者が設定した評価範囲に基づいて対象案件表示手段4に表示を行う第2処理部20と、評価情報入力手段5によって利用者が入力した評価情報を情報データベース40に蓄積する第3処理部30とを有している。
情報データベース40は、特許情報データベース41、評価情報データベース42、管理情報データベース43、及び出願人情報データベース44を有している。
特許情報データベース41には、設定したテーマに基づいて特許データ取込処理部50にて収集した特許公報データを蓄積し、評価情報データベース42には、利用者が入力する評価情報を含む利用者特有の追加情報を蓄積し、管理情報データベース43には、管理情報入力手段6によって、設定したテーマに関する情報、例えば、調査テーマ名、登録日、調査内容、担当部門、調査担当者、検索条件などを蓄積し、出願人情報データベース44には、共同出願人の情報が蓄積されている。
特許情報データベース41には、テーマコード、管理コード、出願番号、出願日、公開公表日、登録日、技術分類(IPC)、及びマトリクス用項目が案件データ別に蓄積されている。
テーマコードは、設定したテーマ毎に付与されるコードであり、管理コードは、設定したテーマ単位に収集された特許公報データの案件毎に付与されたコードである。
出願番号、出願日、公開公表日、登録日、技術分類(IPC)は、案件毎に有しているデータであり、基本的には外部データから取り込まれる。
マトリクス用項目は、案件毎にテーマコード及び管理コードが付与される時、又はテーマコード及び管理コードが付与された後に作成されるもので、後に説明する仮想ファイルの作成にあたって用いられる。出願年は出願日データから、公開年は公開公表日データから、登録年は登録日から作成される。
評価情報データベース42には、テーマコード、管理コード、SEQ、担当、ゴミ、及び評価に関する情報が蓄積される。評価情報データベース42のデータは、テーマコード及び管理コードによって特許情報データベース41の案件データと関連づけされている。担当には、担当者に関するデータが記憶され、評価者に関するデータが記憶される。ゴミ、又は評価は、いずれも利用者が入力した評価結果に関するデータである。同一案件データに対して、複数の評価データを記憶するために、SEQ項目には、評価段階、評価順序、又は最新評価か否かを識別できるデータが記憶される。
出願人情報データベース44には、テーマコード、管理コード、SEQ、及び出願人名が蓄積されている。出願人情報データベース44のデータは、テーマコード及び管理コードによって特許情報データベース41の案件データと関連づけされている。案件データによっては、複数の出願人が存在するため、同一案件データに対して、複数の出願人名を記憶するために、SEQ項目には、同一案件データ中で複数出願人が存在することを識別できるデータが記憶される。
表示条件決定部11は、利用者により設定される表示条件に基づいて、少なくとも第1の表示条件と第2の表示条件を決定する。ここで第1の表示条件は、特許公報データに関する技術分類、特許公報データに関する出願人、及び評価情報を入力する担当者のいずれかを少なくとも選択できる。また第2の表示条件は、出願年度、公開年度、及び登録年度のいずれかを選択する第1の選択条件と、評価進捗率及び未評価件数のいずれかを選択する第2の選択条件とからなり、第1の選択条件によって特許公報データに関する出願年度、公開年度、及び登録年度のいずれかを少なくとも選択でき、第2選択条件によって評価進捗率及び前記未評価件数のいずれかを選択できる。
仮想ファイル生成部12は、利用者により設定されるテーマに属する案件データを、決定された第1の表示条件に基づくキー情報別に、該当する案件データのキー情報別総件数と、該当する案件データで既に評価データが付与されたキー情報別評価済件数とを抽出する。
仮想ファイルは、第1の表示条件に基づくキー情報別に件数データが作成される。例えば、第1の表示条件で技術分類が設定された場合には、図6に示すような「プラズマデスプレイ」、「プラズマ陰極」、「プラズマの発生」、「プラズマエッチング装」・・・別に件数データが作成される。
件数データは、第2の表示条件の全ての条件に対応するように、出願年度、公開年度、及び登録年度別に、キー情報別総件数とキー情報別評価済件数とが抽出される。
なお、第1の表示条件で特許公報データに関する出願人が選択された場合には、仮想ファイル生成部12において、簡略仮想ファイルを作成することで、表示対象とする出願人名をあらかじめ決定しておく。簡略仮想ファイルの作成は、図5におけるキー情報(出願人名)別に、総件数データだけを作成し、出願年度、公開年度、及び登録年度別の、キー情報別総件数とキー情報別評価済件数とは抽出せずに行う。そして、簡略仮想ファイルの作成によって、決定した、例えば総件数の上位20名と、その他の出願人とを加えた21名分について、出願人名をキー情報として図5に示す仮想ファイルを作成する。
マトリクス表示データ記憶部14は、第1の表示項目群、第2の表示項目群、及びそれぞれの表示領域に対する表示データによって、表示条件決定部11で決定された第1の表示条件と第2の表示条件による表示データを記憶する。
第3処理部30は、評価情報入力手段5によって利用者により新たに入力される評価情報を記憶する対象案件データ記憶部31を備えている。本実施例では、評価情報データベース42に蓄積される評価データは評価情報入力手段5から直接登録され、対象案件データ記憶部31に記憶する評価情報は、対象案件表示手段4における表示に用いているが、対象案件データ記憶部31に記憶する評価情報を評価情報データベース42に登録することが好ましい。
図6は、本実施例における分類表示として技術分類を決定した場合のマトリクス表示手段での表示態様を示す図である。
図6においては、第1の表示条件による第1の表示項目群は、「プラズマデスプレイ」「プラズマ陰極」「プラズマの発生」「プラズマエッチング装」・・・であり、第2の表示条件による第2の表示項目群は、「‘89」「‘90」・・・「‘08」「‘09」である。第1の表示項目群に対する第2の表示項目群によるそれぞれの表示領域は、例えば「プラズマデスプレイ」に対する「‘89」による表示領域は「四角表示」、「プラズマデスプレイ」に対する「‘08」による表示領域は「20」、「プラズマデスプレイ」に対する「‘09」による表示領域は「丸表示」、「プラズマの発生」に対する「‘03」による表示領域は「55」である。ここで「四角表示」「20」「丸表示」「55」は進捗率データであり、「四角表示」は既にすべて評価情報が入力され、100%評価済みであることを示し、「丸表示」は対象案件が存在しないことを示し、「20」は20%の案件について評価情報が入力され、残り80%が未評価の案件であることを示している。図3においては、評価範囲入力手段3によって「プラズマデスプレイ」に対する「‘01」「‘02」「‘03」「‘04」「‘05」が評価範囲として設定されていることを示している。
図7においては、案件毎に、書誌事項、特許要約、代表図、及び評価入力に関するデータが表示されることを示している。評価入力に関しては、事前評価として「一次評価へ」と「ごみ箱」とが選択できるようになっており、事前評価として「一次評価へ」又は「ごみ箱」に入力がされた後に評価情報データベース42に登録されると、評価データとして、評価情報が入力されていると判断されて処理される。同様に、一次評価として「A」「B」又は「C」に入力がされた後に評価情報データベース42に登録されると、評価データとして、評価情報が入力されていると判断されて処理される。
まず、利用者による表示条件が表示条件入力手段1によって入力される(ステップ1)。ここで表示条件として、分類表示に関する条件(第1の表示条件)、表示年度に関する条件(第2の表示条件)、及び評価の進捗に関する表示条件(第2の表示条件)が入力される。
ステップ1において表示条件が入力されると、表示条件決定部11において第1の表示条件としての分類表示が決定される。分類表示に関する条件は、例えば、特許公報データに関する技術分類、特許公報データに関する出願人、及び評価情報を入力する担当者であり、あらかじめ設定された複数の条件から利用者の設定に基づいていずれかが決定される。
また、ステップ1において表示条件が入力されると、表示条件決定部11において第2の表示条件としての表示年度と評価の進捗に関する表示条件が決定される。表示年度に関する条件は、例えば、特許公報データに関する出願年度、公開年度、又は登録年度であり、あらかじめ設定された複数の条件から利用者の設定に基づいていずれかが決定される。また、評価の進捗に関する表示条件は、評価の進捗率表示又は未評価件数表示である。
次に、仮想ファイル生成部12によって、利用者により設定されるテーマに属する案件データを、第1の表示条件をキー情報として抽出する(ステップ4)。仮想ファイル生成部12では、抽出対象となる案件データを、既に評価情報が入力されているか否かを識別できる評価データとともに抽出する。
ステップ5で第1の表示項目群、第2の表示項目群、及び表示データを生成すると、マトリクス表示データ記憶部14では、これらの第1の表示項目群、第2の表示項目群、及び表示データを記憶する(ステップ6)。そして、ステップ6で記憶されたマトリクス表示データに基づいてマトリクス表示手段2で表示される(ステップ7)。
ステップ8において、第1の表示条件を変更する場合には、ステップ2に戻り、再度ステップ4において、仮想ファイルが作成される。
ステップ9において、第2の表示手段を変更する場合には、ステップ5に戻り、既に作成済みの仮想ファイルを用いて、第2の表示条件による表示データが作成される。
ステップ10における利用者により設定される評価範囲に基づいて、評価対象条件決定部21では、マトリクス表示データ記憶部14に記憶された表示領域に対応する表示データが特定され、特定された表示データによって評価処理の対象を決定する(ステップ11)。
そして、評価対象案件抽出部22によって、評価対象条件決定部21で特定された表示データが付与された案件データの中で、評価データによる評価情報が入力されていない案件データを抽出する(ステップ12)。評価対象案件抽出部22によって抽出されるデータは、評価情報に関しては評価情報データベース42から、特許公報データについては特許情報データベース41から抽出される。
評価対象案件抽出部22によって抽出されたデータは、対象案件表示手段4によって表示される(ステップ13)。
そして、利用者は、対象案件表示手段4によって閲覧をし、評価情報入力手段5によって評価情報を入力する(ステップ14)。
ステップ14で入力された評価情報は、評価情報データベース42に登録される(ステップ15)とともに、対象案件データ記憶部31で記憶され、対象案件表示手段4によって閲覧することができる。
2 マトリックス表示手段
3 評価範囲入力手段
4 対象案件表示手段
5 評価情報入力手段
6 管理情報入力手段
10 第1処理部
11 表示条件決定部
12 仮想ファイル生成部
13 マトリクス画面編集処理部
14 マトリクス表示データ記憶部
20 第2処理部
21 評価対象条件決定部
22 評価対象案件抽出部
30 第3処理部
31 対象案件データ記憶部
40 情報データベース
41 特許情報データベース
42 評価情報データベース
43 管理情報データベース
44 出願人情報データベース
50 特許データ取込処理部
Claims (2)
- 設定したテーマに基づいて収集した特許公報データを蓄積し、蓄積した前記特許公報データの内容を評価し、評価結果を前記特許公報データと関連づけて蓄積する特許情報処理装置であって、
利用者により設定される表示条件に基づいて、第1の表示条件と第2の表示条件を決定する表示条件決定部と、
前記利用者により設定される前記テーマに属する案件データを、決定された前記第1の表示条件に基づくキー情報別に、該当する前記案件データのキー情報別総件数と、該当する前記案件データで既に評価データが付与されたキー情報別評価済件数とを抽出する仮想ファイル生成部と、
前記仮想ファイル生成部で抽出した前記キー情報別総件数及び前記キー情報別評価済件数を基に、評価進捗率又は未評価件数を算出するマトリクス画面編集処理部と、
決定された前記第1の表示条件に基づくキー情報別に、前記表示条件決定部で決定された前記第2の表示条件に基づいて、前記マトリクス画面編集処理部で算出された前記評価進捗率又は前記未評価件数の表示データを記憶するマトリクス表示データ記憶部と、
を備え、
前記第1の表示条件として、前記特許公報データに関する技術分類、前記特許公報データに関する出願人、及び評価情報を入力する担当者のいずれかを少なくとも選択可能に有し、
前記第2の表示条件が、出願年度、公開年度、及び登録年度のいずれかを選択する第1の選択条件と、前記評価進捗率及び前記未評価件数のいずれかを選択する第2の選択条件とからなり、
前記仮想ファイル生成部では、出願年度、公開年度、及び登録年度別に、前記キー情報別総件数と前記キー情報別評価済件数とが抽出され、
前記第1の表示条件が変更された場合には、変更された前記第1の表示条件に基づくキー情報別に、前記仮想ファイル生成部で新たに前記キー情報別総件数と前記キー情報別評価済件数とが抽出され、
前記第2の表示条件が変更された場合には、前記マトリクス画面編集処理部にて、前記評価進捗率又は前記未評価件数を算出し、
マトリクス表示手段では、決定又は変更された前記第1の表示条件に基づくキー情報別に、前記表示条件決定部で決定又は変更された前記第2の表示条件に基づいて、前記マトリクス画面編集処理部で算出されて前記マトリクス表示データ記憶部に記憶された前記評価進捗率又は前記未評価件数の前記表示データを表示し、
評価対象条件決定部では、前記マトリクス表示手段に表示された前記表示データに対して評価範囲入力手段によって前記利用者が設定した評価範囲に基づいて、評価処理の対象を決定し、
評価対象案件抽出部では、前記評価対象条件決定部で決定された前記案件データを抽出することを特徴とする特許情報処理装置。 - 前記表示データとして、前記第1の表示条件が前記技術分類である場合にはあらかじめ書誌的事項として前記特許公報データが有する前記技術分類データを、前記第1の表示条件が前記出願人である場合にはあらかじめ書誌的事項として前記特許公報データが有する前記出願人に関する出願人名データ又は出願人識別番号データを、前記第1の表示条件が前記担当者である場合には前記テーマの設定情報として登録している担当者識別データを、前記第2の表示条件が前記出願年度である場合にはあらかじめ書誌的事項として前記特許公報データが有する出願日データ又は出願番号データを用いることを特徴とする請求項1に記載の特許情報処理装置。
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