JP5547969B2 - 測光装置 - Google Patents

測光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5547969B2
JP5547969B2 JP2010000259A JP2010000259A JP5547969B2 JP 5547969 B2 JP5547969 B2 JP 5547969B2 JP 2010000259 A JP2010000259 A JP 2010000259A JP 2010000259 A JP2010000259 A JP 2010000259A JP 5547969 B2 JP5547969 B2 JP 5547969B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
integrating sphere
incident
optical fiber
photoelectric conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010000259A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011137789A (ja
Inventor
二三男 成沢
知行 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP2010000259A priority Critical patent/JP5547969B2/ja
Publication of JP2011137789A publication Critical patent/JP2011137789A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5547969B2 publication Critical patent/JP5547969B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Description

本発明は、一般には、蛍光灯、電球、LED照明、LED素子、LD、LCD(液晶ディスプレー)などの光源の光の光束、色度、波長、演色性などの光の特性を測定する測光装置に関し、特に、光源からの光を、光ファイババンドルケーブルにより積分球に導き、積分球により拡散反射させた後に、分光手段と光電変換素子アレイとを有する光検出器を使用して測定する測光装置に関するものである。
従来、光源の光の光束、色度、波長、演色性などの光の特性を測定する測光装置として、積分球を用いた測光装置(測光システム)がある。積分球は、その内壁が、反射率が高く拡散性に優れた材料やコーティングで構成されている。そして、積分球の中に集められた光は、その内壁で拡散反射が繰り返され、空間的に積分されて、略均一な強度分布の光となる。
従って、積分球を用いた測光装置によれば、光を直接光検出器で検出する場合と異なり、偏光、ビーム強度分布、入射角度などが平均化(均一化)された後の光が光検出器に照射される。その結果、光検出器の測定誤差要因となる入射位置依存性、入射角依存性、偏光依存性などが軽減されて、光の特性をより高精度に測定することが可能となる。
積分球に光を集める方法としては、積分球に設けられたポートを、光を入射するための入射開口として用いて、この入射開口から積分球の中に光を入射する方法がある。又、入射開口まで光を導く方法としては、光ファイバを備えた光ファイバケーブルを入射開口に接続する方法がある。
又、積分球により略均一化された光を検出する方法としては、積分球に設けられたポートを、光を出射するための出射開口として用いて、この出射開口に光検出器を接続する方法がある。
又、光検出器としては、入射する光を複数の異なる波長帯の光に分光する分光手段と、分光手段により分光された光を受光して電気信号に変換する複数の光電変換素子から成る光電変換素子アレイと、を有するものがある(特許文献1参照)。
特許文献2は、光ファイバに入射した光を、積分球の内面で拡散反射させ、拡散光の一部をダイクロイックミラーアレイ分光素子に照射し、ダイクロイックミラーアレイ分光素子で透過波長が制限された光を、受光素子アレイに入射する分光装置を開示する。ダイクロイックミラーアレイ分光素子は、反射率の立ち上がり波長が互いに異なる複数個のダイクロイックミラーから構成される第1のダイクロイックミラーアレイと、反射率の立ち下がり波長が互いに異なる複数個のダイクロイックミラーから構成される第2のダイクロイックミラーアレイが積層されて構成される。これにより、光電変換用の受光素子アレイの複数個の受光素子のそれぞれに、第1及び第2のダイクロイックミラーを透過した、異なる特定の波長帯の光が入射する。従って、当該分光装置は、光を分光して検出することができる。しかし、特許文献2には、光ファイバをバンドル化することは記載されていない。
分光手段と複数の光電変換素子から成る光電変換素子アレイとを有する光センサには、分光手段として、上記特許文献1におけるダイクロイックミラーアレイの代わりに、透過波長が異なるバンドパスフィルタアレイ(リニアバリアブルフィルタなど)を使用することも可能である。
ここで、光ファイバと、光電変換素子アレイと、を用いて、光を分光して検出する方式としては、一般に、回折格子を使用したポリクロメータがある。このようなポリクロメータでは、光ファイバから出射された光は、スリットを通って回折格子に入射され、分光された後に光電変換素子アレイ(イメージセンサ)に入射される。ポリクロメータの場合には、光ファイバと、回折格子と、光電変換素子アレイとの相対位置は厳密に設計されて、必要な場合は位置を微調整し固定される。又、回折格子を使用する場合は、回折格子から出射される高次光をカットするために、高次カットフィルタを光電変換素子アレイの光入射面に固定させることが必要である。
一方、光ファイバと、積分球と、バンドパスフィルタアレイ又はダイクロイックミラーアレイと、光電変換素子アレイと、を用いて光を分光して検出する方式では、バンドパスフィルタアレイ又はダイクロイックミラーアレイと、光電変換素子アレイと、の相対位置のみを調整して固定すればよく、一般に、光ファイバとの位置関係は特に重要ではない。又、ポリクロメータで必要となる高次カットフィルタも必要ない。
特開2002−13981号公報 特開平10−62247号公報
しかしながら、光ファイバと、積分球と、バンドパスフィルタアレイ又はダイクロイックミラーアレイと、光電変換素子アレイと、を用いて光を分光して検出する方式では、次のような課題がある。
例えば、被試験光が電球やディスプレイなどの空間的に広がりを持つランバート光源の場合は、光ファイバで被試験光を取り込むと、光ファイバに入射される光束は、光ファイバのNAとコア径に依存する。
又、光ファイバの出射光は、積分球で拡散反射されるため、バンドパスフィルタアレイ又はダイクロイックミラーアレイに照射される光は、その分減衰される。
従って、例えば、ランバート光源を測定する場合、測定系の感度やSN比を上げるためには、積分球の径を小さくすること、光ファイバをバンドル化して全体として光ファイバに入射する光束を多くすることが有効となる。
しかしながら、光ファイバをバンドル化した場合、バンドル化した光ファイバの積分球に隣接して配置される側の端面の配列によっては、分光結果に影響を与える場合があることが分かった。
従って、本発明の目的は、光ファイバと、積分球と、バンドパスフィルタアレイ又はダイクロイックミラーアレイなどの分光手段と、光電変換素子アレイと、を用いて光を分光して検出する測光装置において、バンドル化した光ファイバを通して積分球に光を導く場合の測定誤差を軽減することのできる測光装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る測光装置にて達成される。要約すれば、本発明は、積分球であって、測定対象光源からの光が入射される入射開口と、前記入射開口から入射されて前記積分球の内壁で拡散反射された光が出射される出射開口と、を備えた積分球と、少なくとも両端部において束ねられている複数の光ファイバ素線を有する光ファイババンドルケーブルであって、前記積分球の前記入射開口に隣接して配置される第1の端部と、前記第1の端部とは反対側の第2の端部と、を備え、前記第2の端部から入力された測定対象光源からの光を導き、前記入射開口を通して前記積分球内に入射する光を前記第1の端部から出力する光ファイババンドルケーブルと、入射する光を複数の異なる波長帯の光に分光する分光手段と、前記分光手段により分光された光を受光して電気信号に変換する複数の光電変換素子から成る光電変換素子アレイと、を備え、前記出射開口に隣接して配置され、前記出射開口から出射された光を検出する光検出器と、を有し、前記光ファイババンドルケーブルの前記第1の端部における前記複数の光ファイバ素線の端面は第1の軸方向に沿って一方向に長くなるように配列され、前記光電変換素子アレイの前記複数の光電変換素子は第2の軸方向に沿って一方向に長くなるように配列されており、前記出射開口を含む平面と直交し且つ前記第2の軸方向と平行な平面を基準平面としたとき、前記光ファイババンドルケーブルの前記第1の端部は、前記第1の軸方向と前記基準平面とが成す角度が45°〜90°となるように前記入射開口に隣接して配置される、ことを特徴とする測光装置である。
本発明によれば、光ファイバと、積分球と、バンドパスフィルタアレイ又はダイクロイックミラーアレイなどの分光手段と、光電変換素子アレイと、を用いて光を分光して検出する測光装置において、バンドル化した光ファイバを通して積分球に光を導く場合の測定誤差を軽減することができる。
本発明に係る測光装置の一実施例の部分分解斜視図である。 本発明に係る測光装置の一実施例の要部の断面側面図である。 本発明に係る測光装置の一実施例における光検出器の模式図である。 光電変換素子アレイによる相対分光感度を示すグラフ図である。 本発明に係る測光装置の一実施例の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の原理及び効果を示す実験における光の入射位置の移動方向を説明する模式図である。 本発明の原理及び効果を示す実験における積分球に対する光の入射位置による光電変換素子への照射光の強度分布を示すグラフ図である。 本発明の原理及び効果を示す実験における積分球に対する光の入射位置の移動方向を説明する模式図である。 本発明の原理及び効果を示す実験における積分球に対する光の入射位置による光電変換素子への照射光の強度分布を示すグラフ図である。 光ファイババンドルケーブルの端部における光ファイバの端面の配列方向を説明するための模式図である。 光電変換素子アレイへの照射光の強度分布の変化について説明するための積分球の断面模式図である。
以下、本発明に係る測光装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
1.測光装置の全体的構成
図1は、本発明に係る測光装置100の一実施例の概略構成を示す。本実施例では、測光装置100は、測定対象光源Tからの被試験光の光束、色度、波長、演色性などの光の特性を測定することができる。
測光装置100は、入射された光をその内壁で拡散反射した後に出射する積分球1を有する。本実施例では、積分球1は、内部が球面状の中空とされる積分球ブロック10の内壁11によって形成される。
積分球ブロック10は、例えば、ポリテトラフッ化エチレン、ポリクロロトリフッ化エチレン、ポリクロロフッ化エチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニルなどとされる、適宜に焼結したフッ素樹脂の固体ブロックで形成される。
尚、積分球1は、フッ素樹脂の固体ブロックで形成されるものに限定されるものではない。例えば、斯界にて周知のように、適当な材料で形成された略球状の中空の内面に、硫酸バリウムなどの適当な拡散反射性のコーティングを施したものを用いることができる。
積分球1の中空の内面(本実施例では、積分球ブロック10の内壁11)の直径は、被試験光の利用効率を高めるなどの観点から、例えば、40mm〜60mmの範囲が好ましい。
積分球1は、測定対象光源Tからの被試験光が入射されるポート(開口部)である入射開口12と、入射開口12から入射されて積分球1の内壁11で拡散反射された被試験光が出射されるポートである出射開口13と、を有する。本実施例では、入射開口12及び出射開口13は、いずれも円形である。
一般に、積分球1は、積分球1の球面(内壁面)11の全表面積をA、入射開口12の開口面積をA1、出射開口13の開口面積をA2としたとき、次式、
A1+A2≦A×5%
を満足することにより良好な性能を得ることができる。
図1に示すように、積分球1の一の極を北極NPとし、反対側の極を南極SPとしたとき、本実施例では、入射開口12は赤道上の0°位置を中心として設けられ、出射開口13は赤道上の90°位置を中心として設けられている。図2は、図1の北極NP側から見た本実施例の積分球1の赤道上の断面を示す。
尚、入射開口12の位置、出射開口13の位置は、本実施例のものに限定されるものではない。例えば、入射開口12が赤道上の0°位置を中心として設けられているとした場合に、出射開口13は赤道上の45°〜135°、好ましくは90°の位置を中心として設けることができる。
ここで、積分球1の北極NP及び南極SPを通る直線は、図中では垂直方向に配置されており、これに対し赤道を想定して入射開口12及び出射開口13の位置などを説明しているが、当該北極NP及び南極SPの設定は説明のためのものであり、測光装置100の使用時における積分球1の配向を何ら限定するものではない。
本実施例における積分球1の具体的寸法、形状、材質の一例を挙げれば次の通りである。積分球ブロック10は、フッ素樹脂、特に、PTFE(ポリテトラフッ化エチレン)の固体ブロックで作製した。積分球ブロック10の中空の内面(即ち、積分球1の内壁11)の直径(D)は60mmとした。入射開口12の直径(d1)は20mmとし、出射開口13の直径(d2)は13mmとした。又、積分球ブロック10は、一辺の長さ(W)が70mmの立方体形状とした。但し、積分球1は、これらの寸法、形状、材質、に限定されるものではない。
入射開口12には、後述する光ファイババンドルケーブル2を接続するためのアダプタ14が、螺合、圧入嵌合、接着、溶着などの適当な結合手段により結合される。入射開口12には、アダプタ14を結合するためのフレーム(図示せず)が取り付けられていて良い。光ファイババンドルケーブル2の入射開口12側の端部22は、積分球1の外側で且つ入射開口12に近接して配置される。
出射開口13には、後述する検出器ユニット3が螺合、圧入嵌合、接着、溶着などの適当な結合手段により結合される。出射開口13には、検出器ユニット3を結合するためのフレーム(図示せず)が取り付けられていて良い。検出器ユニット3は、後述する光検出器30を有する。光検出器30は、積分球1の外側で且つ出射開口13に近接して配置される。
積分球1の入射開口12には、上述のアダプタ14を介して、光ファイババンドルケーブル2が接続される。本実施例では、光ファイババンドルケーブル2は、積分球1に対して着脱可能とされている。光ファイババンドルケーブル2は、少なくとも両端部において束ねられている複数の光ファイバ素線21を有する。光ファイバをバンドル化することで、全体として光ファイバに入射する光束を多くすることができる。光ファイババンドルケーブル2は、積分球1の入射開口12に隣接して配置される第1の端部22と、第1の端部22とは反対側の第2の端部23と、を備えている。第1の端部22では、光ファイバ素線21は第1の端部部材24によって所定の配列態様で束ねられている。又、第2の端部23では、光ファイバ素線21は第2の端部部材25によって所定の配列態様で束ねられている。第1、第2の端部部材24、25は、樹脂、金属などの適当な材料で作製することができる。第1、第2の端部剤24、25によって束ねられている部分以外の光ファイバ素線21は、外装シース20によって被覆されている。外装シース20は、樹脂、金属などの適当な材料で作製することができる。この光ファイババンドルケーブル2は、第2の端部23から入力された測定対象光源Tからの被試験光を導き、入射開口12を通して積分球1内に入射する被試験光を第1の端部22から出力する。そして、詳しくは後述するように、光ファイババンドルケーブル2の第1の端部22における複数の光ファイバ素線21の端面は第1の軸方向に沿って一方向に長くなるように配列されている。
光ファイババンドルケーブル2は、積分球1の入射開口12に結合されたアダプタ14に第1の端部部材24が結合されることによって、積分球1に対して固定される。光ファイババンドルケーブル2とアダプタ14との結合は、螺合、圧入嵌合、或いは所望により接着、溶着などの適当な結合手段により行うことができる。好ましくは、光ファイババンドケーブル2は、第1の端部22における複数の光ファイバ素線21の端面21aが積分球1に対して一定の方向に配列されるように、積分球1に対して固定される。積分球1に対する第1の端部部材24の位置決めは、例えば、位置決め手段として、第1の端部部材24の周面には突起24aを設け、アダプタ14には溝14aを設け、これらの突起24aと溝14aとを嵌合することによって行うことができる。但し、位置決め手段は、これに限定されるものではなく、光ファイババンドルケーブル2の第1の端部22における複数の光ファイバ素線21の端面が積分球1に対して一定の方向に配列された状態で、光ファイババンドルケーブル2を積分球1に対して固定することができればよい。例えば、使用者が視認して光ファイババンドルケーブル2を積分球1に対して所定の方向に配向させることができるように、アダプタ14及び第1の端部部材24に位置合わせ用のマークを付してもよい。
本実施例では、光ファイババンドルケーブル2は、24本の光ファイバ素線21を有する。図2(a)に示すように、第1の端部22における複数の光ファイバ素線21の端面21aは、互いに密接して2列に配列されている。従って、当該端面21aは、一方向に長くなるように配列されている。この配列方向については、後述して詳しく説明する。
一方、図2(b)に示すように、第2の端部23における複数の光ファイバ素線21の端面21bは、互いに密接して縦横略均等に配列されている。このように、第2の端部23においては、測定対象光源Tからの光を効率良く取り込むために、縦横略均等に配列されていることが好ましい。但し、第2の端部23における複数の光ファイバ素線21の端面21bの配列はこれに限定されるものではなく、例えば、ランダムに配置したり、ライン状や同心円状に配列したりするなど、所望に応じて任意の配列態様を選択することができる。
本実施例では、光ファイバ素線21としては、石英製のコアと石英製のクラッドとから成る石英ファイバを用いた。この光ファイバ素線21のNAは0.35、コア径は400μmであった。
光ファイババンドルケーブル2の光ファイバ素線21の本数は、集光効率などの観点から適宜選択することができるが、一般に10本〜320本のものを好適に使用することができ、例えば、12本、24本、48本、32本、64本などとすることができる。
図3をも参照して、積分球1の出射開口13には、検出器ユニット3が結合される。検出器ユニット3は、入射する光を複数の異なる波長帯の光に分光する分光手段31と、分光手段31により分光された光を受光して電気信号に変換する複数の光電変換素子S1〜Snから成る光電変換素子アレイ32と、を備えた光検出器30を有する。光検出器30は、積分球1の出射開口13に隣接して配置される。そして、詳しくは後述するように、光センサ30において、光電変換素子S1〜Snは、第2の軸方向に沿って一方向に長くなるように配列されている。
更に説明すると、検出器ユニット3は、積分球1の出射開口13から出射された被試験光を検出する光検出器30及び光検出器30の検出信号を処理する電気回路などをホルダー33内に固定して有する。ホルダー33は、螺合、圧入嵌合、接着、溶着などの適当な結合手段により、積分球1の出射開口13に結合される。好ましくは、検出器ユニット3のホルダー33は、光検出器30の複数の光電変換素子S1〜Snが積分球1に対して一定の方向に配列されるように、積分球1に対して固定される。本実施例では、検出器ユニット3は、製造時に、積分球1に対して所定の方向に配向された状態で固定される。又、例えば、検出器ユニット3が積分球1に対して着脱可能とされている場合などにおいて、積分球1に対する検出器ユニット3の位置決めは、上述の光ファイババンドルケーブル2の位置決めと同様にして、例えば、位置決め手段として、突起と溝を設けたり、位置合わせ用のマークを付したりすることができる。光検出器30の複数の光電変換素子S1〜Snが積分球1に対して一定の方向に配列された状態で、光検出器3を積分球1に対して固定することができればよい。
本実施例では、分光手段31は、リニアバリアブルフィルタとされる。リニアバリアブルフィルタは、バンドパスフィルタの透過光の中心波長が位置により連続的に変化する部材である。従って、フィルタは1種類製作すればよく、従来の干渉フィルタアレイのような、光電変換素子アレイへの貼り付け作業も必要としない。リニアバリアブルフィルタの透過スペクトルの半値幅は中心波長に比例し、例えば、中心波長の1〜2%である。
本実施例では、分光手段31に隣接して配置され、分光手段31により分光された光が入射する複数の光電変換素子S1〜Snから成る光電変換素子アレイ32は、複数の光電変換素子としてのフォトダイオードから成るフォトダイオードアレイとされる。分光手段31と光電変換素子アレイ32とで、光検出器30が構成される。
又、本実施例では、測光装置100は、積分球1内に、入射開口12から入射した被試験光が、直接出射開口13から出射されて光検出器3に入射することを防止するために、遮光手段としてのバッフル(遮光板)15を有する。本実施例では、バッフル15は、積分球1内において、赤道上の0°と90°との間、特に、45°の位置に配置されている。尚、本発明において、バッフル15を設けることは必須ではないが、入射開口12、出射開口13の位置に応じて、入射開口12から入射された光が直接出射開口13から出射されないように、適宜な位置にバッフル15を設けることが、より高精度な測定のために好ましい。
更に、本実施例では、測光装置は、積分球1の入射開口12に拡散透過板16を有する。本実施例では、入射開口12の領域を全面的に覆うように、拡散透過板16が積分球1に固定されている。光ファイババンドルケーブル2によって導かれた被試験光は、直接、拡散透過板16に入射する。本実施例では、拡散透過板16としては、シグマ光機株会社製のオパール型拡散板を使用した。尚、本発明において、拡散透過板16を設けることは必須ではないが、拡散透過板16を設けることによって、例えば、光ファイババンドルケーブル2の取り付け精度の誤差などによって被試験光の入射角度が変化した場合などにおいても、光分布の偏りの影響を軽減して、より高精度に被試験光の色度、波長などの光の特性を測定することが可能となる。
2.測色計としての測光装置
次に、測色計として使用する場合を例として、本実施例の測光装置100の構成及び動作について更に詳しく説明する。
測光装置100を測色計として使用する場合には、一般に、光検出器30は、国際照明委員会(略称CIE)が規定する等色関数(x、y、z)に近似した出力特性(感度特性)を持つ構成とすることが重要である。
本実施例では、分光手段31としてのリニアバリアブルフィルタ31には、波長範囲380nm〜720nmとされる、米国JDSU社製のリニアバリアブルフィルタを使用した。又、出射開口13からリニアバリアブルフィルタ31までの距離は10mmとされ、このリニアバリアブルフィルタ31に1mm以下にて密着して光電変換素子アレイ32を配置した。
本実施例では、光電変換素子アレイ32には、複数の光電変換素子としての16個のフォトダイオードS1、S2、・・・S16からなるフォトダイオードアレイを使用した。つまり、本実施例では、16個のフォトダイオードS1、S2、・・・S16を備えたフォトダイオードアレイ32は、図4に示すように、380nm〜720nmまで20nmピッチでピークを持つ16個の分光感度特性S1(λ)、S2(λ)、・・・S16(λ)を持ち、各光電変換素子は16個の受光信号を出力する。尚、光電変換素子の数は、16個に限定されるものではなく、所望により、これ以外の個数(例えば5〜100個)とすることもできる。
図5は、本実施例における測光装置100の電気的構成の一実施例を示すブロック図である。本実施例では、16個のフォトダイオードS1、S2、・・・S16から成る光電変換素子アレイ32からの受光信号をデジタル値に変換するA/D変換器101と、A/D変換器101にて変換された受光信号を受信する制御手段(CPU)102とを備えている。
又、本実施例では、制御手段102は、A/D変換器101から送信される受光信号をRAM103に保存する。そして、制御手段102は、RAM103に保存されている受光信号と、ROM104に保存されている重み付け係数を用いて等色関数x(λ)、y(λ)、z(λ)に近似した等色関数x’(λ)、y’(λ)、z’(λ)とから、この近似等色関数に基づく三刺激値X、Y、Zを算出する。制御手段102は、得られた三刺激値X、Y、Zに基づいて、測定対象光源100の色度、照度などの測定対象光源からの被試験光の特性を表す測定値を算出する。
上記近似等色関数を求める工程、及び、近似等色関数から三刺激値を求める工程は、例えば、上述の特許文献1などに記載されており、当業者には周知である。又、本発明においては、当該工程を実施する方法には、利用可能なものを任意に選択して用いることができるので、これ以上の説明は省略する。
3.光ファイババンドルケーブル端部構造
前述のように、光ファイバと、積分球と、バンドパスフィルタアレイ又はダイクロイックミラーアレイなどの分光手段と、光電変換素子アレイと、を用いて光を分光して検出する方式では、測定系の感度やSN比を上げるためには、積分球の径を小さくすること、光ファイバをバンドル化して全体として光ファイバに入射する光束を多くすることが有効となる。
しかしながら、光ファイバをバンドル化した場合、バンドル化した光ファイバの積分球に隣接して配置される側の端面の配列によっては、分光結果に影響を与える場合があることが分かった。
そこで、本実施例では、光ファイババンドルケーブル2における光ファイバ素線21の配列、特に、積分球1に入射する光の出口となる積分球1の入射開口12に隣接して配置される側の端部における光ファイバ素線21の配列を規定することで、光ファイバをバンドル化した場合の測定誤差を軽減する。
つまり、光ファイババンドルケーブル2の積分球1の入射開口12に隣接して配置される側の端部である第1の端部22における光ファイバ素線21の端面21aは、ライン状、即ち、第1の軸方向に沿って一方向に長くなるように配列される。本実施例では、複数の光ファイバ素線21の端面21aから成る配列の長手方向(第1の軸方向)及び短手方向(第1の軸方向と直交する方向)の中央が、入射開口13の中央に位置するように配置される。より詳しくは、本実施例では、図2(a)に示すように、第1の端部22において、24本の光ファイバ素線21の端面21aは、互いに密接して2列に配列されている。又、本実施例では、光ファイバ素線21の外径は800μmであり、24個の光ファイバ素線21の端面21aから成る配列の長手方向の長さL1は9.6mm、2個の光ファイバ素線21の端面21aから成る配列の短手方向の長さL2は1.6mmである。又、本実施例では、第1の軸方向は、積分球1の入射開口12を含む平面と平行であり、つまり、本実施例では、光ファイババンドルケーブル2の第1の端部22における複数の光ファイバ素線21の端面21aに平行な平面は、積分球1の赤道を含む平面と直交する。
一方、積分球1の出射開口13に隣接して配置される光検出器30の光電変換素子アレイ32における光電変換素子S1〜Snは、ライン状、即ち、第2の軸方向に沿って一方向に長くなるように配列される。本実施例では、光センサ30は、光電変換素子アレイ32の長手方向(第2の軸方向)及び短手方向(第2の軸方向と直交する方向)の中央が、出射開口13の中央に位置するように配置される。より詳しくは、本実施例では、16個の光電変換素子S1〜S1が、均等間隔で1列に配列されている。又、本実施例では、光電変換素子アレイ32の長手方向の長さは、約13mmである。又、本実施例では、第2の軸方向は、積分球1の出射開口13を含む平面と平行であり、つまり、本実施例では、光検出器30の複数の光電変換素子S1〜Snの受光平面は、積分球1の赤道を含む平面と直交する。
そして、この光ファイババンドルケーブル2の第1の端部22における光ファイバ素線21の端面21aの配列方向(第1の軸方向)が、光検出器30の光電変換素子アレイ32における光電変換素子S1〜Snの配列方向(第2の軸方向)とクロスするようにして、光ファイババンドルケーブル2は積分球1に対して固定される。
4.効果の確認
次に、本発明の原理を明らかにし、その効果を確認することのできる実験結果について説明する。
本実施例の測光装置100とほぼ同一構成の測光装置を用意した。本実験用の測光装置は、本実施例の測光装置100の積分球1の入射開口に光ファイババンドルケーブル2を接続せず、入射開口12においてビームの入射位置を変更できるようにした点が本実施例の測光装置100と異なる。
尚、以下の説明では、本実験に用いた測光装置に関し、本実施例の測光装置100のものと同一又はそれに相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付して、詳しい説明は省略する。
積分球1の入射開口12から微小なビームを入射させて、光電変換素子アレイ32に照射される放射強度を測定した。当該ビームの光源としては、ヘリウムネオンレーザを用いた。この際、ビームの入射位置を、光電変換素子アレイ32の光電変換素子S1〜Snの配列方向に対して平行な方向と、垂直な方向にそれぞれスキャンして測定した。
即ち、上述のように、入射開口12は積分球1の赤道上の0°位置を中心として設けられており、出射開口13は積分球1の赤道上の90°位置を中心として設けられている。又、光検出器30は、光電変換素子アレイ32の光電変換素子S1〜Snの配列方向である第2の軸方向が、積分球1の赤道を含む平面と平行となるように、積分球1の出射開口13に隣接して配置される。これに対し、ビームの入射位置は、積分球1の入射開口12において、赤道を含む平面と平行な方向及び垂直な方向にそれぞれ直線的に移動させた。
ここで、本実施例においては積分球1の赤道を含む平面とされる、出射開口13を含む平面と直交し、且つ、光電変換素子アレイ32の光電変換素子S1〜Snの配列方向である第2の軸方向と平行な平面を、「基準平面P」とする。
図7は、図6に示すように、ビームの入射位置を入射開口12の中心位置(即ち、積分球1の赤道上の0°位置)である「基準位置」としたときに各光電変換素子S1〜S16に照射される光の強度である「基準強度」(100%)に対する、ビームの入射位置を上記基準位置から光電変換素子S1〜S16の配列方向と平行、即ち、基準平面Pと平行に直線的に移動させたときに各光電変換素子S1〜S16に照射される光の強度の偏差を、光電変換素子S1〜S16ごとに求めた結果のうち代表的なもの5例を示す。
図9は、図8に示すように、上記基準強度に対する、ビームの入射位置を上記基準位置から光電変換素子S1〜S16の配列方向と垂直、即ち、基準平面Pと垂直に直線的に移動させたときに各光電変換素子S1〜S16に照射される光の強度の偏差を、光電変換素子S1〜S16ごとに求めた結果のうち代表的なもの5例(図7の結果を得たものと同じ5個の光電変換素子に関する結果)を示す。
図7及び図9から分かるように、いずれの光電変換素子S1〜S16についても、ビームの入射位置を基準位置から移動させると、その移動方向が基準平面Pと平行又は垂直のいずれの方向であっても、その移動距離に応じて照射光の強度は低下する傾向にある。
積分球1に対する光の入射位置によりそれぞれの光電変換素子S1〜S16において照射光の強度に差があっても、その照射光の強度分布が全ての光電変換素子S1〜S16について略同一であれば、測光装置100として問題なく使用することができる。即ち、当該照射光の強度分布を予め求めておくことで、例えば、測光装置100を測色計として用いる場合には、当該照射光の強度分布に基づく重み付け係数を用いて上記近似等色関数を求めることができ、被試験光のスペクトルに従った正確な測定が可能である。
しかしながら、積分球1に対する光の入射位置によりそれぞれの光電変換素子S1〜S16において照射光の強度に差があり、その照射光の強度分布が光電変換素子S1〜S16ごとに異なる場合には、測光装置100としての測定誤差が問題となる場合がある。即ち、当該照射光の強度分布が光電変換素子S1〜S16ごとに異なる場合、例えば、測光装置100を測色計として用いる場合には、被試験光のスペクトルを変形させて測定しているのと同様の結果となり、測定誤差(例えば、色度誤差)の原因となる。
図7と図9とを比較すると明らかなように、光電変換素子間での、積分球1に対するビームの入射位置による光電変換素子S1〜S16への照射光の強度分布の違いは、ビームの入射位置を光電変換素子S1〜S16の配列方向と垂直、即ち、基準平面Pと垂直に移動させた方が少ない。
ここで、図7に示されるように、積分球1に対するビームの入射位置による光電変換素子S1〜S16への照射光の強度分布が、光電変換素子S1〜S16ごとに異なってしまう理由については、必ずしも明確ではないが、本発明者らの検討によれば、次の通りである。
即ち、光電変換素子の受光面は、一般に、パッケージの内部に位置しており、受光面に入射する光の領域は、このパッケージの壁などによって制限される。従って、積分球の出射開口に複数の光電変換素子を並べて固定した場合、各光電変換素子の積分球の内壁面に対する視野が異なることになる。
一方、図11を参照して、例えば、入射開口に拡散透過板が設けられていない場合、入射光がレーザ光であるときには、入射開口における異なる入射位置P1、P2から積分球の内部に入射した光は、最初に積分球の内壁面の異なる照射位置P1’、P2’を照射することになる。この場合、これら異なる照射位置P1’、P2’に点光源が存在することと同様となり、照射位置P1’、P2’からの光は積分球の内壁面で多重反射を繰り返す光と、多重反射を繰り返す前に光電変換素子に直接照射する光が存在する。
図11(a)、(b)は、積分球を北極NP側から見た場合の断面を模式的に示す。図11(a)は、ビームの入射位置を光電変換素子の配列方向と平行、即ち、基準平面Pと平行に移動させた場合、図11(b)はビームの入射位置を光電変換素子の配列方向と略垂直、即ち、基準平面Pと略垂直に移動させた場合における、光電変換素子の視野と入射位置P1、P2、照射位置P1’、P2’の関係を示す。
一般に積分球の内面は高反射率であるが、反射率は100%と理想的なものは実際上入手困難であるため、光は積分球の内壁面で反射されることで減衰される。従って、照射位置P1’、P2’からの直接光と積分球の内壁面からの反射光とが光電変換素子に照射されることにより、光電変換素子の視野に入る積分球の内壁面の輝度が均一ではなく、照射位置P1’、P2’だけ他の領域よりも輝度が高いこととなる。入射開口に拡散透過板を追加することによって、積分球の内壁面の輝度の均一性は向上するが、わずかながら光電変換素子の視野に入る領域で輝度分布が偏るものと考えられる。
このように、光電変換素子アレイの各光電変換素子の積分球の内壁面に対する視野の領域が異なること、光の入射位置によって各光電変換素子の視野に入る積分球の内壁面の輝度分布が変化することにより、光電変換素子アレイの個々の光電変換素子が検出する光の強度が、積分球への光の入射位置によって変化する。そして、これらの要因の影響が、図11(a)に示すようにビームの入射位置を光電変換素子の配列方向と平行、即ち、基準平面Pと平行に移動させた場合よりも、図11(b)に示すようにビームの入射位置を光電変換素子の配列方向と垂直、即ち、基準平面Pと略垂直に移動させた方が少ないものと考えられる。
従って、光ファイバをバンドル化して積分球に光を導く場合、バンドル化した光ファイバの積分球の入射開口に隣接して配置される側の端面の配列方向を、積分球の出射開口に隣接して配置された光電変換素子アレイにおける光電変換素子の配列方向に対してクロスさせることによって、測定誤差(例えば、色度誤差)を低減することができる。
5.光ファイバの配列態様
図7及び図9に示す結果に基づいて、本実施例では、図10に示すように、測光装置100において、光ファイババンドルケーブル2の第1の端部22は、第1の端部22における複数の光ファイバ素線21の端面21aの配列方向である第1の軸方向が、基準平面Pと交差するように、入射開口12に隣接して配置される。
ここで、本実施例では、前述のように、第1の軸方向は、積分球1の入射開口12を含む平面と平行である。換言すれば、光ファイババンドルケーブル2の第1の端部22における複数の光ファイバ素線21の端面21aに平行な平面は、基準平面Pと直交する。又、本実施例では、第2の軸方向は、積分球1の出射開口13を含む平面と平行である。換言すれば、光センサ30の複数の光電変換素子S1〜Snの受光平面は、基準平面Pと直交する。
このように、光ファイババンドルケーブル2の第1の端部22における光ファイバ素線21の端面21aの配列方向を、光電変換素子アレイ32における光電変換素子S1〜Snの配列方向とクロスさせることで、積分球1への入射位置、即ち、バンドル化された光ファイバのうちどの光ファイバで導かれたかによる各光電変換素子S1〜S16への照射光の強度分が、光電変換素子S1〜Snごとに異なってしまうことを抑制することができる。これにより、分光測光への誤差が少なくなり、高精度で被試験光の色度、波長などの光の特性を測定することが可能となる。
ここで、図7及び図9から分かるように、上記の効果を最大限に得るためには、光ファイババンドルケーブル2の第1の端部22における光ファイバ素線21の端面21aの配列方向である第1の軸方向が基準平面Pと直交するようにすることが好ましい。但し、本発明はこれに限定されるものではなく、所望により、第1の軸方向と基準平面Pとが成す角度が45°〜90°となるように、光ファイババンドルケーブル2の第1の端部22を積分球1の入射開口12に隣接して配置することで、本発明の効果を得ることができる。
又、本実施例では、光電変換素子S1〜Snの配列方向である第2の軸方向と平行な基準平面Pが赤道を含む平面と平行であり、光ファイババンドルケーブル2の第1の端部22における光ファイバ素線21の端面21aの配列方向である第1の軸方向が赤道を含む平面と直交(即ち、基準平面Pと直交)するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本実施例と同様に入射開口の中心と出射開口の中心とがそれぞれ赤道上に配置されている場合に、第2の軸方向と平行な基準平面Pが赤道を含む平面と垂直であり、第1の軸方向が赤道を含む平面と平行(即ち、基準平面Pと直交)であってもよい。但し、この場合も、第1の軸方向が基準平面Pと直交する場合に限らず、第1の軸方向と基準平面Pと成す角度が45°〜90°であれば、本発明の効果を得ることができる。
1 積分球
2 光ファイババンドルケーブル
3 検出器ユニット
12 入射開口
13 出射開口
15 バッフル
16 拡散透過板
21 光ファイバ素線
22 第1の端部
23 第2の端部
100 測光装置
P 基準平面

Claims (6)

  1. 積分球であって、測定対象光源からの光が入射される入射開口と、前記入射開口から入射されて前記積分球の内壁で拡散反射された光が出射される出射開口と、を備えた積分球と、
    少なくとも両端部において束ねられている複数の光ファイバ素線を有する光ファイババンドルケーブルであって、前記積分球の前記入射開口に隣接して配置される第1の端部と、前記第1の端部とは反対側の第2の端部と、を備え、前記第2の端部から入力された測定対象光源からの光を導き、前記入射開口を通して前記積分球内に入射する光を前記第1の端部から出力する光ファイババンドルケーブルと、
    入射する光を複数の異なる波長帯の光に分光する分光手段と、前記分光手段により分光された光を受光して電気信号に変換する複数の光電変換素子から成る光電変換素子アレイと、を備え、前記出射開口に隣接して配置され、前記出射開口から出射された光を検出する光検出器と、
    を有し、
    前記光ファイババンドルケーブルの前記第1の端部における前記複数の光ファイバ素線の端面は第1の軸方向に沿って一方向に長くなるように配列され、前記光電変換素子アレイの前記複数の光電変換素子は第2の軸方向に沿って一方向に長くなるように配列されており、
    前記出射開口を含む平面と直交し且つ前記第2の軸方向と平行な平面を基準平面としたとき、前記光ファイババンドルケーブルの前記第1の端部は、前記第1の軸方向と前記基準平面とが成す角度が45°〜90°となるように前記入射開口に隣接して配置される、
    ことを特徴とする測光装置。
  2. 前記光ファイババンドルケーブルの前記第1の端部は、前記第1の軸方向が前記基準平面と直交するように前記入射開口に隣接して配置されることを特徴とする請求項に記載の測光装置。
  3. 前記第1の軸方向は、積分球の入射開口を含む平面と平行であることを特徴とする請求項1又は2に記載の測光装置。
  4. 前記第2の軸方向は、前記出射開口を含む平面と平行であることを特徴とする請求項1〜のいずれかの項に記載の測光装置。
  5. 前記積分球の一の極を北極とし、反対側の極を南極としたとき、前記入射開口は赤道上の0°位置に設けられ、前記出射開口は赤道上の90°位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれかの項に記載の測光装置。
  6. 前記積分球の前記入射開口には拡散透過板が設けられており、前記測定対象光源からの光は前記拡散透過板を透過した後に前記内壁により拡散反射されることを特徴とする請求項1〜のいずれかの項に記載の測光装置。
JP2010000259A 2010-01-04 2010-01-04 測光装置 Active JP5547969B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010000259A JP5547969B2 (ja) 2010-01-04 2010-01-04 測光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010000259A JP5547969B2 (ja) 2010-01-04 2010-01-04 測光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011137789A JP2011137789A (ja) 2011-07-14
JP5547969B2 true JP5547969B2 (ja) 2014-07-16

Family

ID=44349338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010000259A Active JP5547969B2 (ja) 2010-01-04 2010-01-04 測光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5547969B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5461595B2 (ja) * 2012-01-27 2014-04-02 横河電機株式会社 発光特性測定装置及び方法
CN102589683B (zh) * 2012-03-21 2014-04-16 中国计量科学研究院 一种发光二极管光通量测量的球形光度计和测量方法
CN104251736A (zh) * 2014-09-18 2014-12-31 武汉凌云光电科技有限责任公司 一种激光器的在线功率检测方法和功率检测装置
WO2016208456A1 (ja) * 2015-06-26 2016-12-29 コニカミノルタ株式会社 マルチアングル測色計
CA3002428C (en) * 2015-10-20 2023-02-07 Spectrafy Inc. Global solar spectrum devices and methods

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS537743Y2 (ja) * 1973-12-06 1978-02-27
JPS6211138A (ja) * 1985-06-28 1987-01-20 Hitachi Electronics Eng Co Ltd 異物検査装置
JPH1062247A (ja) * 1996-08-26 1998-03-06 Yokogawa Electric Corp 分光装置
JP2010133833A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Hioki Ee Corp 測光装置
JP5352217B2 (ja) * 2008-12-12 2013-11-27 日置電機株式会社 積分球及び測光装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011137789A (ja) 2011-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8625088B2 (en) Integrating sphere photometer and measuring method of the same
JP5352217B2 (ja) 積分球及び測光装置
JP5547969B2 (ja) 測光装置
JP6055087B2 (ja) 制御されたスペクトルの光ビームを発するための発光装置
KR101417565B1 (ko) 측정용 광학계 및 그것을 사용한 색채 휘도계 및 색채계
JP5683834B2 (ja) 測光装置
US8456638B2 (en) Optical measurement apparatus, optical measurement system, and fiber coupler
JP2010133833A (ja) 測光装置
KR20130012588A (ko) 측정용 광학계 및 그것을 사용한 휘도계, 색채 휘도계 및 색채계
EP1111333A1 (en) Light source device, spectroscope comprising the light source device, and film thickness sensor
JP2010025558A (ja) 測定用光学系
JP2002013981A (ja) 測光装置
JPS61292043A (ja) 分光測色計の光検出プロ−ブ
JP2005062192A (ja) 角度スペクトルを得る方法、ゴニオ分光光度計および加工中の製品を検査する方法
CN105572058B (zh) 样本分析仪及其吸光度测量装置
US10578486B2 (en) Method of calibrating spectrum sensors in a manufacturing environment and an apparatus for effecting the same
CN102680096B (zh) 一种低分辨光纤单色仪
CN107870037B (zh) 分光测定装置
JP2006145373A (ja) マルチアングル測色計、照明装置及び受光装置
US20220026271A1 (en) Signal collection spectrometer
WO2021208349A1 (zh) 一种积分球光度计光谱响应测量方法和系统
JP2006145374A (ja) 反射特性測定装置及びマルチアングル測色計
JP2012242175A (ja) 光源色測定装置
WO2022059524A1 (ja) 測光装置
RU219174U1 (ru) Рабочая головка светодиодного спектрометра

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140516

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5547969

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250