JP5546689B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

この発明は、車載用、船舶用、航空機用などの電子機器に関し、特に内部への水の浸入を防止する構造を有した電子機器に関する。
従来より、オーディオ装置やナビゲーション装置などの電子機器では、電子機器の筐体内部で発生する熱を筐体外部に放熱するために、筐体の上面や側面、背面には放熱穴が形成されている。例えば、車載用のオーディオ機器やナビゲーション装置ではその上方にエアコン装置が配置される場合があり、エアコンダクトからの水滴がオーディオ機器やナビゲーション装置の上面に流れ落ち、放熱穴を介して内部に浸入し、不具合が生じる要因となっていた。また、内部への水の浸入を防止するために、放熱穴を小さくする、あるいは覆ってしまうと放熱効果が低減してしまう。
この対策として、特許文献1では、筐体上面に浸入した水を筐体の右側面あるいは左側面に誘導して排出させるための導水手段を設けた電子機器が開示されている。
特開2010−56447号公報
特許文献1に代表される従来の技術では、筐体の上面に浸入した水が筐体の左右側面の少なくとも一方へ導かれる。また、車両のインスツルメントパネルに取り付けられる車載用の電子機器等では、筐体の左右側面がブラケットを介してインパネに固定される場合が多い。このため、特許文献1のように、筐体の左右側面へ水が導かれると筐体の側面とブラケットの間に溜まり、筐体に設けられた放熱穴から内部に浸入する可能性があるという課題があった。
また、車載用電子機器は、その設置スペースの関係上、筐体の背面にコネクタ類が配置される場合が多く、放熱穴の形成領域が狭い。このため、上面に浸入した水は筐体の後方から排出することが望ましい。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、電子機器の筐体上面に浸入した液体を筐体の上面の後方から排出する電子機器を提供することを目的とする。
この発明に係る電子機器は、筐体の上面に設けられ、上面に浸入した液体を筐体の上面の後方へ導く底部が平坦な凹部と、筐体の背面に設けられ、凹部が導いた液体を筐体の上面の後方部から排出する第1の排水経路を形成したヒートシンクとを備え、第1の排水経路は、ヒートシンクにおける筐体の上面の後方部に対向した位置に設けられ、凹部が導いた液体を後方へ排水する溝であり、ヒートシンクにおける筐体の上面との接線に沿って形成した溝から構成され、凹部が導いた液体を、溝を伝って左右側へ排出する第2の排水経路を備える。
この発明によれば、筐体の上面に浸入した液体を筐体の上面の後方から排出することができる。
実施の形態1による車載用オーディオ機器の構造を示す斜視図である。 実施の形態1による車載用オーディオ機器の車両への取り付けを示す側面図である。 実施の形態1による車載用オーディオ機器の排水経路を示す説明図である。 実施の形態1による車載用オーディオ機器のカバーの構造を示す図である。 実施の形態1による車載用オーディオ機器のヒートシンクの構造を示す図である。 実施の形態1による車載用オーディオ機器の他の構造およびその排水経路を示す説明図である。 実施の形態2による車載用オーディオ機器の構造およびその排水経路を示す図である。 実施の形態3による車載用オーディオ機器のヒートシンクの構造を示す図である。 実施の形態3による車載用オーディオ機器のヒートシンクの他の構造を示す図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
以下の説明において、本願発明の電子機器として車載用オーディオ機器を例に挙げて説明を行う。なお、本願発明は車載用オーディオ機器に限定されるものではなく、他の電子機器に適用可能である。
図1は、実施の形態1による車載用オーディオ機器の構造を示す斜視図である。図1(a)は、車載用オーディオ機器を前面および右側面側から見た斜視図であり、図1(b)は、車載用オーディオ機器を背面および右側面側から見た斜視図であり、図1(c)は、図1(b)に示した車載用オーディオ機器の分解斜視図である。
図1に示すように、車載用オーディオ機器は、前面A、背面B、上面C、下面D、右側面Eおよび左側面Fの6面を備え、筐体1と後述するヒートシンク23で構成されている。
筐体1の前面Aは意匠面10で構成され、オーディオ機器を操作するための操作ボタン11および操作ダイヤル12、ディスクを挿入あるいは搬出するためのディスク挿入口13などで構成されている。背面Bには、コネクタ挿入口21,22が露出し、さらに当該コネクタ挿入口21,22の上方にヒートシンク23が取り付けられている。
ヒートシンク23は、筐体1内部で発生した熱を外部に放出するための放熱機構を有し、例えばアルミダイカストなどの金型鋳造で成形される。放熱効果を高めるために、ヒートシンク23の上面側には複数の凸部である放熱フィン23aを設け、放熱面積を広げている。ヒートシンク23に設けた複数の放熱フィン23aは上述した放熱機構として機能すると共に、放熱フィン23a間の溝が排水経路として機能して筐体1の上面Cに浸入した水を背面B側へ排水する。
上面Cである板金製のカバー31には、表面から凹んだ一対の凹み溝32が形成される。一対の凹み溝32の外側の領域には筐体1内部で発生した熱を外部に放出するための複数の放熱穴33が開口形成されている。凹み溝32は、カバー31上に落下した水滴や飛散により付着した水をカバー31の後方の中央側へ導く。また、一対の凹み溝32は、カバー31の後方の中央側に向かって互いの配置間隔が狭まる形状を有することから、凹み溝32内の水を、カバー31の後方の中央側に導き、排水することができる。このように、凹み溝32を設けることにより、凹み溝32の外側領域への水の浸入を抑制することができ、放熱穴33を開口形成することができる。
下面Dには、車載用オーディオ機器を駆動させるための基板および駆動機構が搭載されている。右側面Eおよび左側面Fには、筐体1内部で発生した熱を外部に放出するための複数の放熱穴41が開口形成されている。右側面Eおよび左側面Fの中央付近に設けられた放熱穴41aから、水が浸入すると筐体1内部に配置した基板や駆動機構の動作に不具合が生じる恐れがあることから、上述したカバー31に設けた一対の凹み溝32により、右側面Eおよび左側面Fの中央付近に設けられた放熱穴41aへの水の浸入を防止する。
図2は、実施の形態1による車載用オーディオ機器の車両への取り付けを示す側面図である。図2は、車両のインスツルメントパネル(以下、インパネと称する)100に取り付けた車載用オーディオ機器の筐体1を右側面E方向から見た図である。
車載用オーディオ機器の筐体1をインパネ100に取り付ける場合、車両の構造上、背面Bを下方に傾けて取り付けられ、図2に示すように筐体1のカバー31(上面C)は車両の水平面に対して角度θの下り傾斜を有している。なお、角度θは適宜設定可能であるが、例えば約20〜30度の角度で取り付けられる。
この角度θの下り傾斜により、例えば筐体1の上部に取り付けたエアコンダクトから落下した水滴、あるいは筐体1近傍に置かれたユーザの飲料の飛散により付着した水により、カバー31が被水した場合であっても、水は凹み溝32によりカバー31の後方の中央側に導かれ、排水される。なお、図2では、筐体1を車両の水平面に対して角度θ下り傾斜させて配置する構成を示したが、筐体1のカバー31(上面C)を所定角度下り傾斜させるように組み立てる構成としてもよい。
次に、図3から図5を参照しながら、車載用オーディオ機器の筐体1が被水した場合の排水経路およびその排水構造の詳細について説明する。
図3は、実施の形態1による車載用オーディオ機器のカバー(上面)に設けた排水経路を示す説明図である。なお図3では、カバー31の領域Gが被水した場合を例に、排水経路を示している。図4は実施の形態1による車載用オーディオ機器のカバーの構造を示す図であり、図4(a)はカバーの斜視図、図4(b)は図4(a)のa−a線断面図である。図5は実施の形態1による車載用オーディオ装置のヒートシンクの構造を示す図であり、図5(a)は、ヒートシンクの斜視図、図5(b)は図5(a)で示したヒートシンクをX方向から見た図、図5(c)は図5(a)で示したヒートシンクを上方から見た図である。
図3に示すようにカバー31の領域Gに浸入した水は、カバー31上の一対の凹み溝32に挟まれた領域および一対の凹み溝32内を排水方向Hに移動してカバー31の後方の中央側に集められ、ヒートシンク23に形成された第1の排水経路24a、あるいは第2の排水経路24bおよび第3の排水経路24cを経由して、背面Bの中央部あるいは右側面Eの後方および左側面Fの後方に排水される。
図3および図4(a)に示すように、カバー31に形成された一対の凹み溝32は、筐体1を上方から見た場合にカバー31の後方の中央側に向かって互いの配置間隔が狭まる形状を有している。これによりカバー31上の水を後方の中央側に集めることができる。また、図4(b)に示すように、凹み溝32は、カバー31の表面から所定距離凹んだ形状を有することから、カバー31上の水が凹み溝32内に集まる。筐体1が角度θを有して配置されていることから、水は右側面Eおよび左側面Fへ流れ出ることなく、凹み溝32内を排水方向Hに流れ、ヒートシンク23側に流れ出る。これらの構造により、放熱穴33および放熱穴41aに水が浸入するのを防止することができる。
次に、ヒートシンク23に設けた排水構造について説明する。
図5に示すように、ヒートシンク23の上面側には、複数の放熱フィン23aが筐体1の幅方向に所定間隔で並列して立設している。放熱フィン23aは、排水方向Hに長い薄板状の矩形立方体形状を有している。これらの放熱フィン23aのうち、ヒートシンク23の中央部に配置された放熱フィン23aの間に形成された第1の溝部23bにより水を排水方向Hに排水する第1の排水経路24aが構成される。
さらに、カバー31とヒートシンク23との接線に沿って延びる第2の溝部23cが設けられ、当該第2の溝部23cは、筐体1の右側面Eに排水可能な第2の排水経路24bおよび筐体1の左側面Fに排水可能な第3の排水経路24cを構成する。
また、図5(b)および図5(c)に示すように、排水方向Hへの排水経路を第1の排水経路24aのみとし、ヒートシンク23両端部には水の浸入を防止するための第1の壁部25aおよび第2の壁部25bが設けられている。カバー31および凹み溝32から排水方向Hに流れ出た水は、第1の排水経路24aを進むと共に、第1の壁部25aおよび第2の壁部25bにぶつかり、第2の排水経路24bおよび第3の排水経路24cから排水される。当該第1の壁部25aおよび第2の壁部25bにより、コネクタ挿入口21,22への水の浸入を防ぐことができる。さらに、ヒートシンク23において、第1の壁部25aおよび第2の壁部25bが形成された領域には水が浸入しないことから、放熱穴26を形成することが可能である。
図3から図5で示したように、カバー31上の水は凹み溝32によりカバー31の後方の中央側に集められ、第1の排水経路24aから背面Bの中央部に排水されると共に、第2の排水経路24bおよび第3の排水経路24cから右側面Eの後方および左側面Fの後方に排水される。これにより、カバー31上、筐体1の右側面Eおよび左側面Fの中央付近に放熱穴を形成する領域を確保することができる。
次に、図6を参照しながら、上述した1対の凹み溝32の他の構成について説明する。図6は実施の形態1による車載用オーディオ機器の他の構造を示す図であり、図6(a)はカバーの構造を示す斜視図、図6(b)は排水経路を示す図である。
図6(a)に示したカバー31には、一対の凹み溝34a,34bが形成されている。当該凹み溝34a,34bは、上述した一対の凹み溝32に対して変形させているが、一対の凹み溝32と同様の機能を有している。一対の凹み溝34a,34bは、筐体1を上方から見た場合にカバー31の後方の中央側に向かって互いの配置間隔が狭まる形状をし、一方の凹み溝34bの端部を前面A側まで延伸させている。これは、カバー31の下方に位置する基板あるいは駆動機構の形状に基づいて変形させる。
このように、カバー31に設ける凹み溝34a,34bの形状は、カバー31の下方に位置する基板や駆動機構の形状、あるいは放熱穴33の開口位置に応じて適宜変更可能である。
図6(b)に示すように、カバー31の領域Gに浸入した水は、カバー31上の一対の凹み溝34a,34bに挟まれた領域および一対の凹み溝34a,34b内を排水方向Hに移動してカバー31の後方の中央側に集められ、ヒートシンク23に形成された第1の排水経路24a、あるいは第2の排水経路24bおよび第3の排水経路24cを経由して、背面Bの中央部あるいは右側面Eの後方および左側面Fの後方に排水される。
図6で示したように、カバー31上の水は凹み溝34a,34bによりカバー31の後方の中央側に集められ、第1の排水経路24aから背面Bの中央部に排水されると共に、第2の排水経路24bおよび第3の排水経路24cから右側面Eの後方および左側面Fの後方に排水される。これにより、カバー31上、筐体1の右側面Eおよび左側面Fの中央付近に放熱穴を形成する領域を確保することができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、筐体1のカバー31に表面から所定距離凹んだ溝部であり、カバー31の後方の中央側に向かって互いに配置間隔が狭まる形状の一対の凹み溝32を設けるように構成したので、筐体1を背面B方向に所定角度傾斜させて配置することにより、カバー31上の水を背面Bの中央側へ排水することができる。これにより、カバー31および筐体1の左右側面E,Fに必要となる放熱穴を確保することができる。なお、一対の凹み溝34a,34bを設けた場合にも同様の効果を得ることができる。
また、この実施の形態1によれば、筐体1のカバー31に被水した水を後方の中央側に導く一対の凹み溝32を設け、カバー31および凹み溝32から流れ出た水を背面Bの中央部に排水する第1の排水経路24aを備えたヒートシンク23を設けたので、カバー31上の水を背面Bの中央部から排水することができる。これにより、カバー31上の放熱穴33や筐体1の左右側面E,Fに設けた放熱穴41aから筐体1内部に水が浸入するのを防ぐことができる。また、背面Bの両端部に設けたコネクタ挿入口21,22の被水を防止することができる。なお、一対の凹み溝34a,34bを設けた場合にも同様の効果を得ることができる。
また、この実施の形態1によれば、カバー31の下方に位置する基板あるいは駆動機構の形状により変形した凹み溝34a,34bを設けるように構成したので、筐体1の構成の自由度を高めることができる。
なお、上述した実施の形態1では、筐体1を上方から見た場合にカバー31の後方の中央側に向かって互いの配置間隔が狭まる形状を有する一対の凹み溝32、または一対の凹み溝34a,34bを設ける構成を示したが、カバー31上の水を後方の中央側から排水可能な形状であり、筐体1の左右側面E,Fの中央部に設けた放熱穴41aへの水の浸入を防止できる形状であれば適宜変更可能である。なお、カバー31上に浸入した水を集める面積をより広く確保できる配置が望ましい。
また、上述した実施の形態1では、カバー31上の水をカバー31の後方中央側に集め、第1の排水経路24aを介して背面Bの中央部に排水する構成を示したが、コネクタ挿入口21,22の配置位置により排水位置は適宜変更可能である。例えば、コネクタ挿入口21,22を背面Bの右端部に集約して配置する場合には、背面Bの左端部側から排水するように凹み溝32,34a,34bの形状および第1の排水経路24aの配置位置を変更する。
また、上述した実施の形態1の構成に加え、凹み溝32,34a,34bの溝部をカバー31の後方側端部まで連続して形成し、凹み溝32,34a,34b内で集められた水が直接第1の排水経路24aに流れ込むように構成してもよい。
また、上述した実施の形態1の構成に加えて、ヒートシンク23の第2の排水経路24bおよび第3の排水経路24cの底面に、筐体1の右側面Eおよび左側面Fから第1の排水経路24a側に向かって上る傾斜を設け、第2の排水経路24bおよび第3の排水経路24c内の水の排水を促し、水が留まることを防止するように構成してもよい。
なお、上述した実施の形態1では、カバー31の表面から所定距離凹んだ形状を有する凹み溝を設ける構成を示したが、カバー31の表面から所定距離凸設した遮水体を設け、カバー31の後方の中央側から排水するように構成してもよい。
実施の形態2.
この実施の形態2では、上述した実施の形態1の筐体1の一対の凹み溝に替えて凹部を設ける構成を示す。
図7は実施の形態2による車載用オーディオ機器のカバーの構造を示す図であり、図7(a)はカバーを示す斜視図、図7(b)は図7(a)のb−b線断面図、図7(c)は排水経路を示す図である。
なお、カバー31以外のその他の構成において、実施の形態1と同一または相当する部分については実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
図7(a)で示したカバー31には、凹部35が形成されている。凹部35は筐体1を上方から見た場合にカバー31の後方の中央側に向かって窄まった六角形状を有している。これにより、カバー31上の水は、六角形状の各壁面に誘導されて後方の中央側に集めることができる。また、図7(b)に示すように、凹部35は、カバー31の表面から所定距離凹んだ形状を有することから、カバー31上の水が凹部35内に集まる。筐体1が角度θを有して配置されていることから、凹部35内の水は右側面Eおよび左側面Fへ流れ出ることなく排水方向Hに流れ、ヒートシンク23側に流れ出る。これらの構造により、放熱穴33および放熱穴41aに水が浸入するのを防止することができる。
図7(c)に示すように、カバー31の領域Gに浸入した水は、カバー31上の凹部35の内側領域を移動すると共に、六角形状の各壁面に誘導されてカバー31の後方の中央側に移動する。カバー31は角度θの下り傾斜を有することから、水はヒートシンク23側に流れ出て、ヒートシンク23に形成された第1の排水経路24a、あるいは第2の排水経路24bおよび第3の排水経路24cを経由して、背面Bの中央部あるいは右側面Eの後方および左側面Fの後方に排水される。
以上のように、この実施の形態2によれば、筐体1のカバー31に表面から所定距離凹んだ凹部であり、カバー31の後方の中央側に向かって窄まった多角形状の凹部35を設けるように構成したので、筐体1を背面B方向に所定角度傾斜させて配置することにより、カバー31上の水を後方の中央側へ排水することができる。これにより、カバー31および筐体1の左右側面E,Fに必要となる放熱穴を確保することができる。
また、この実施の形態2によれば、カバー31上の水を集める面積をより広く確保可能な多角形状の凹部35を設けるように構成したので、筐体1の左右側面E,Fの中央付近への水の浸入をより防ぐことができる。
なお、上述した実施の形態2では、六角形状の凹部35を設ける構成を示したが、カバー31上の水を後方の中央側から排水可能な形状であり筐体1の左右側面E,Fの中央付近に設けた放熱穴41aへの水の浸入を防止できる形状であればよく、六角形状に限定されるものではない。なお、凹部35の形状は水を集める面積をより広く確保する形状とすることが望ましい。
また、上述した実施の形態2の構成に加え、凹部35をカバー31の凹み形状を後方側端部まで連続して形成し、凹部35内で集められた水が直接第1の排水経路24aに流れ込むように構成してもよい。
なお、上述した実施の形態2では、カバー31上の水を後方の中央側および背面Bの中央部からから排水する構成を示したが、コネクタ挿入口21,22の配置位置により排水位置は適宜変更可能である。
実施の形態3.
この実施の形態3では、カバー31上で集められ排水方向Hに流れ出た水を積極的に第1の排水経路24aから排水させる構成を示す。なお、この実施の形態3は、上述した実施の形態1および実施の形態2に適用可能である。
図8は、実施の形態3による車載用オーディオ機器のヒートシンクの構造を示す図であり、図8(a)はヒートシンクをX方向(図5参照)から見た図、図8(b)はヒートシンクを上方から見た図である。なお、ヒートシンク23以外のその他の構成において、実施の形態1と同一または相当する部分については実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
図8に示すように、ヒートシンク23には、実施の形態1と同様に複数の放熱フィン23aが筐体1の幅方向に所定間隔で並列して立設し、ヒートシンク23の中央部に配置された放熱フィン23aの間に形成された第1の溝部23bにより第1の排水経路24aが構成される。さらに、カバー31とヒートシンク23との接線に沿って延びる第2の溝部23cが設けられ、当該第2の溝部23cは、筐体1の右側面Eに排水可能な第2の排水経路24b´および筐体1の左側面Fに排水可能な第3の排水経路24c´を構成する。第2の排水経路24b´および第3の排水経路24c´の底面は、筐体1の右側面Eおよび左側面Fから第1の排水経路24a側に向かって下る傾斜を有している。第2の排水経路24b´および第3の排水経路24c´に傾斜を設けることにより、カバー31上から流れ込んだ水が、優先的に第1の排水経路24aから排水され、第2および第3の排水経路24b´,24c´からは設けた傾斜以上に水が流入した場合にのみ排水される。
第1の排水経路24aから優先的に排水されることにより、筐体1の左右側面E,Fに設けた放熱穴41a,41への水の浸入をより抑制することができる。これにより、左右側面E,Fにおいて放熱穴を開口形成する位置の制約がより低減される。
図9は、実施の形態3による車載用オーディオ機器のヒートシンクの他の構造を示す図であり、図9(a)はヒートシンクをX方向(図5(a)参照)から見た図、図9(b)はヒートシンクを上方から見た図である。
図9に示すヒートシンク23は、第1の排水経路24aからのみ排水する構造を有している。
図9に示したヒートシンク23には、実施の形態1と同様に複数の放熱フィン23aが形成され、ヒートシンク23の中央部に配置された放熱フィン23aの間に形成された第1の溝部23bにより第1の排水経路24aが構成されている。さらに、カバー31とヒートシンク32との接線に沿って延びる第2の溝部23cにおいて、水の流入を第1の排水経路24aのみに誘導する一対の仕切り部材27a,27bを設けている。当該仕切り部材27a,27bにより、カバー31上から流れ込んだ水は、第1の排水経路24aを経由して背面Bにのみに排水され、筐体1の右側面Eおよび左側面Fへの排水が堰き止められる。
第1の排水経路24aのみから排水されることにより、筐体1の左右側面E,Fに設けた放熱穴41a,41への水の浸入を防止することができる。これにより、左右側面E,Fにおいて放熱穴41を開口形成する位置の制約がなくなり、筐体1の構成の自由度が高まる。
以上のように、この実施の形態3によれば、第2の排水経路24b´および第3の排水経路24c´の底面に筐体1の右側面Eおよび左側面Fから第1の排水経路24a向かって下る傾斜を設けたので、カバー31上から流れ込んだ水を第1の排水経路24aから優先的に排水することができ、筐体1の左右側面E,Fに設けた放熱穴41a,41への水の浸入を抑制することができる。これにより、左右側面E,Fの放熱穴41の配置位置の制約が低減される。
また、この実施の形態3によれば、第2の溝部23cに、水の流入を第1の排水経路24aのみに誘導する一対の仕切り部材27a,27bを設けたので、筐体1の右側面Eおよび左側面F側への排水を防止することができる。これにより、左右側面E,Fの放熱穴41a,41の配置位置の制約がなくなり、筐体1の構成の自由度を高めることができる。
なお、上述した実施の形態3では、カバー31上の水を背面Bの中央部から排水する構成を示したが、コネクタ挿入口21,22の配置位置により排水位置は適宜変更可能である。例えば、コネクタ挿入口21,22を背面Bの右端部に集約して配置する場合には、背面Bの左端部から排水するように第1の排水経路24aの配置位置、および勾配の配分あるいは仕切り部材27a,27bの配置位置を変更する。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 筐体、10 意匠面、11 操作ボタン、12 操作ダイヤル、13 ディスク挿入口、21,22 コネクタ挿入口、23 ヒートシンク、23a 放熱フィン、23b 第1の溝部、23c 第2の溝部、24a 第1の排水経路、24b,24b´ 第2の排水経路、24c,24c´ 第3の排水経路、25a 第1の壁部、25b 第2の壁部、26 放熱穴、27a,27b 仕切り部材、31 カバー、32,34a,34b 凹み溝、33,41,41a 放熱穴、35 凹部、100 インパネ、A 前面、B 背面、C 上面、D 下面、E 右側面、F 左側面、G 領域、H 排水方向。

Claims (4)

  1. 少なくとも左右側面の一方に放熱穴を有する筐体を備えた電子機器において、
    前記筐体の上面に設けられ、前記上面に浸入した液体を当該筐体の上面の後方へ導く底部が平坦な凹部と、
    前記筐体の背面に設けられ、前記凹部が導いた前記液体を前記筐体の上面の後方部から排出する第1の排水経路を形成したヒートシンクとを備え、
    前記第1の排水経路は、前記ヒートシンクにおける前記筐体の上面の後方部に対向した位置に設けられ、前記凹部が導いた前記液体を後方へ排水する溝であり、
    前記ヒートシンクにおける前記筐体の上面との接線に沿って形成した溝から構成され、前記凹部が導いた前記液体を、前記溝を伝って左右側へ排出する第2の排水経路を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記筐体を、取り付け部材に対して後方へ向かって下る傾斜を持たせて取り付けることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記第2の排水経路は、前記溝の底面が左右の端から前記第1の排水経路側へ向かって下る傾斜を有することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 少なくとも左右側面の一方に放熱穴を有する筐体を備えた電子機器において、
    前記筐体の上面に設けられ、前記上面に浸入した液体を当該筐体の上面の後方へ導く底部が平坦な凹部と、
    前記筐体の背面に設けられ、前記凹部が導いた前記液体を前記筐体の上面の後方部から排出する第1の排水経路を形成したヒートシンクとを備え、
    前記第1の排水経路は、前記ヒートシンクにおける前記筐体の上面の後方部に対向した位置に設けられ、前記凹部が導いた前記液体を後方へ排水する溝であり、
    前記ヒートシンクにおける前記筐体の上面との接線に沿って形成した溝と、当該溝を前記第1の排水経路の幅で左右に仕切る一対の仕切り部材とを備えたことを特徴とする電子機器。
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