JP5546133B2 - 半導体電子デバイス - Google Patents

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本発明は、窒化物系化合物半導体を用いた半導体電子デバイスに関するものである。
化学式AlxInyGa1-x-yAsuv1-u-v(ただし、0≦x≦1、0≦y≦1、x+y≦1、0≦u≦1、0≦v≦1、u+v<1)で表される窒化物系化合物半導体、たとえばGaN系化合物半導体を用いた電界効果トランジスタ等の電子デバイスは、400℃近い高温環境下においても動作する固体デバイスとして注目されている。
一方で、GaN系化合物半導体は、SiやGaAsとは異なり、大口径の単結晶基板を作製することが困難であり、低コスト化が難しいという問題がある。
そのため、GaN系化合物半導体を用いた電子デバイスは、たとえばシリコンカーバイト(SiC)、サファイア、ZnOまたはSiからなる基板を用いて作製されている。特に、Siからなる基板は大口径のものが安価で入手できるため、電子デバイス用の基板としては非常に有効である。
しかしながら、SiとGaNとでは格子定数および熱膨張率に非常に大きな差があるため、Si基板上にGaN層を直接エピタキシャル成長させると、GaN層に大きな引っ張り歪みが内在することとなり、GaN層をエピタキシャル成長させたエピタキシャル基板全体に凹形状の反りが発生したり結晶性が悪化したりする原因となる。さらに、内在する歪みが大きいとGaN層中にクラックが発生する。
そこで、通常はSi基板とGaN層との間に歪緩和層としてのバッファ層を設ける。このようなバッファ層としてはGaN層とAlN層との積層構造が効果的である(特許文献1、2参照)。
特許文献1に記載のGaN系電界効果トランジスタの作製方法では、たとえば直径4インチ(101.6mm)のSi単結晶からなる基板上に、MOCVD法などのエピタキシャル結晶成長法で、まず1000〜1100℃程度の基板温度でAlN層を形成し、ついで同程度の温度でGaN層とAlN層とが積層された複合層を形成してバッファ層とする。その後、バッファ層上に電子走行層、電子供給層およびコンタクト層を順次積層して半導体動作層を形成する。
このようなエピタキシャル層上に、フォトリソグラフィー等により、ソース電極、ドレイン電極およびゲート電極を一括して形成し、その後に個々のデバイスに分離する。
このように、GaN層とAlN層との複合層を形成してバッファ層とすることにより、Si基板上にクラックがなく結晶性が良好なGaN層をエピタキシャル成長させることができる。さらに、エピタキシャル基板全体の反りも改善される。
なお、バッファ層はGaN層とAlN層との複合層に限らず、互いに組成の異なるAlGaN層の複合層としても、両者に適切な量の歪みがあれば同様な効果を得られる。
特許文献2には、バッファ層としてGaN層とAlN層との複合層を用いた場合が記載されている。この場合の構造を図2に示す。
一方、陽極化成によってSiウエハの一部を多孔質化し、これを含んだ層をSi基板内に形成し、この上に上記エピタキシャル層を形成することにより歪を低減できるという報告もある。(特許文献3)特にこの多孔質化した層(ポーラスSi部という)の上に数μm程度の厚さで平滑な単結晶Si層(以下、Si薄膜という)を残した基板は膜質を上げるためにも、歪を低減させるにも非常に有効であるとされている。
特開2003−59948号公報 特開2007−88426号公報 特開2008−218655号公報
しかしながら、特許文献3に記載された方法では歪は低減できるものの、エピタキシャル層の成長表面に多数のクラックが発生してしまう。これはエピタキシャル層をポーラスSi部直上のSi薄膜の上に成長すると、成長中にSiとGaNもしくはAlGaNもしくはAlN間の格子定数差による歪により、Si薄膜に大きなストレスが生じて破壊してしまうことが原因であると考えられる。これを防ぐには成長中に生じる歪を緩和する層をSi薄膜とGaN層間に挿入する必要がある。
ところで、GaN系化合物半導体のエピタキシャル層を有する電子デバイスを実現するためには、なるべく反り量が小さく、また歪をエピタキシャル層に内在しないエピタキシャル基板が必要となる。前記特許文献に記載のAlGaN層の複合層を用いたバッファ層によっても歪量を低下させることは可能であるものの、厚膜化に伴う歪量の低減には限界がある。
エピタキシャル基板の反り量を低減するために、Si基板を厚くすることも検討されているが、この方法でも内在歪量を低減することは難しく、歪量が大きくなればエピタキシャル層が割れるなど悪影響を及ぼすこともある。
本発明は、上記に鑑みて、Si基板の一部に多孔質層(ポーラスSi部)を持つSi基板(以下ポーラスSi基板と呼ぶ)上に、格子定数差から来る歪を緩和する量のみのAlGaN層の複合層を用いることにより、Al系材料を用いた層の膜厚を薄くすることを可能とし、生産性を向上させると伴にエピタキシャル層内部の歪量を低下させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る半導体電子デバイスは、 表面に陽極化成によって多孔質化されたポーラスSi層を含むSi基板と、前記基板上に形成された、前記基板よりも格子定数が小さく熱膨張係数が大きい窒化物系化合物半導体からなる第一半導体層と、前記第一半導体層よりも格子定数が小さく前記基板よりも熱膨張係数が大きい窒化物系化合物半導体からなる第二半導体層とが、交互に積層した2層以上の複合層を有するバッファ層と、前記基板と前記バッファ層との間に形成された、前記第一半導体層よりも格子定数が小さく前記基板よりも熱膨張係数が大きい窒化物系化合物半導体からなる介在層と、前記バッファ層上に形成された、窒化物系化合物半導体からなる半導体動作層と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係わる半導体電子デバイスは、前記Si基板の前記介在層が形成される側の面方位が(111)方向であることを特徴とする。
また、本発明に係わる半導体電子デバイスは、前記Si基板が、前記介在層が形成される面側に、主面が(111)方向の面方位を持つ厚さ1μm以上、20μm以下のSi薄層をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明に係わる半導体電子デバイスは、前記ポーラスSi層の厚さが50μm以下であることを特徴とする。
また、本発明に係わる半導体電子デバイスは、前記第一半導体層はGaNからなり、前記第二半導体層はAlxGa1-xN(ただし、0<x≦1)からなることを特徴とする。
本発明によれば、ポーラスSi層とバッファ層を組み合わせることによりエピタキシャル層内部の歪量を低下させると伴に、生産性を向上させることができる。これにより、耐圧性が高くかつ反りが小さい半導体電子デバイスを、製造コストを抑えて実現できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係わる電界効果トランジスタの模式的断面図である。 従来の電界効果トランジスタの模式的断面図である。 本発明に係わるポーラスSi部の厚さと基板の反り量との関係を示した図である。 本発明の実施の形態2に係わる電界効果トランジスタの模式的断面図である。
以下に、図面を参照して本発明に係る半導体電子デバイスの実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る電界効果トランジスタの模式的な断面図である。この電界効果トランジスタ100は、高電子移動度トランジスタ(HEMT)であって、主表面が(111)面のSi基板10と、前記Si基板10上に形成されたバッファ層20と、Si基板10とバッファ層20との間に形成された介在層21と、バッファ層20上に形成された半導体動作層30と、半導体動作層30上に形成されたソース電極41とゲート電極42とドレイン電極43とを備えている。
ここでSi基板は、主面の面方位が(111)面のSi層11上に、ポーラスSi層13及びSi薄膜14をこの順に備えている。
ここで、ポーラスSi層13はシリコンウエハーの表面をフッ化水素酸溶液中で陽極化成することにより作成することができる。なお、ポーラスSi層13直上のSi薄膜14は、この陽極化成中でも形成できるが、SOI(Silicon On Insulator)などで使用されている貼り付け技術により、Si薄膜14をポーラスSi層13に接合してもよい。
このポーラスSi層13直上に設けられるSi薄膜14の厚さは、1μm以上20μm以下であることが望ましい。これは、Si薄膜14の厚さが1μmよりも薄いとSi薄層14にクラックが入ってしまい、Si薄層14が20μmよりも厚すぎると歪緩和効果が生まれ難くなるためである。
介在層21は、アンドープのAlNからなる。
また、バッファ層20は、アンドープのGaNからなる第一半導体層22、・・・、22と、アンドープのAlNからなる第二半導体層23、・・・、23とが交互に積層している。隣接する第一半導体層22と第二半導体層23との組を複合層とすると、バッファ層20は複合層を4層以上有している。なお、GaNからなる第一半導体層22をSiからなるSi基板10上に直接形成すると、GaとSiが合金を形成してしまうが、介在層21の存在により合金形成が防止されている。
半導体動作層30は、アンドープのGaNからなる電子走行層31と、Siドープのn型AlGaNからなる電子供給層32と、n型のGaNからなるコンタクト層33とを順次積層したものである。また、ソース電極41とドレイン電極43とはいずれもTi/Alの積層構造を有し、コンタクト層33上に形成されている。また、ゲート電極42は、Pt/Auの積層構造を有し、コンタクト層33に形成されたコンタクト層開口部33aを介して電子供給層32上に形成されている。
Siは、格子定数が0.384nmであり、熱膨張係数が3.59×10−6/Kである。一方、GaNからなる第一半導体層22、・・・、22は、格子定数が0.3189nmであり、膨張係数が5.59×10−6/Kである。したがって、第一半導体層22、・・・、22は、格子定数がポーラスSi基板10よりも小さく、熱膨張係数がポーラスSi基板10よりも大きい。一方、AlNからなる介在層21および第二半導体層23、・・・、23は、格子定数が0.3112nmであって第一半導体層22、・・・、22よりも小さく、熱膨張係数が4.2×10−6/KであってSi基板10よりも大きい。
ここで、介在層21の層厚はたとえば40nmである。また、第一半導体層22、・・、22は層厚が300nmであり、第二半導体層23、・・、23は、20nmである。したがって、バッファ層20の層厚は、0.68μmとなる。また、半導体動作層40の層厚は1.0μmであり、バッファ層20と合わせたエピタキシャル層の総層厚は1.68μmである。
この電界効果トランジスタ100は、前記のように、たとえば直径4インチのSi基板10上に、MOCVD法などのエピタキシャル結晶成長法で、まず1000〜1100℃程度の基板温度で介在層21、バッファ層20、半導体動作層30を順次形成し、さらに半導体動作層30上にフォトリソグラフィー等によって、ソース電極41、ドレイン電極43およびゲート電極42を形成した後に、各デバイスに分離して作製される。
この電界効果トランジスタ100は、上記構成を備えることによって、エピタキシャル層内部の歪量を低下させると伴に生産性を向上させることができる。
以下、より詳細に説明する。
図3はSi基板10内のポーラスSi層13の膜厚と、エピタキシャル基板の反り量をあらわした図である。これから分かるようにポーラスSi層13が無い通常のSi単結晶基板と比べてエピタキシャル基板の反り量が低減していることが分かる。
これはポーラスSi層13がSiとGaNとの間に発生する歪を緩和する効果があるためだと考えられる。これは前記特許文献2で報告されているGaN/AlNの複合層からなるバッファ層構造を用いても同様な現象が見られることから、このようなSi基板を使用することによって相対的にバッファ層厚さや層数を低減できることを意味する。
しかし、GaN/AlNの複合層を持たないエピタキシャル層は、ポーラスSi部の厚さによらず、全ての表面に多数のクラックが観測された。これは複合層が無い場合には、エピタキシャル層をポーラスSi部直上のSi薄膜14の上に成長すると、成長中にSiと、GaN、AlGaNもしくはAlNとの間の格子定数差に起因する歪によりSi薄膜14に大きなストレスが生じ、Si薄膜14が破壊してしまうことが原因であると考えられる。
これに対して、複合層が4層以上のバッファ層20を挿入したエピタキシャル層は、クラックが見られず良好な膜が得られた。これは、バッファ層20が、Si基板10とエピタキシャル層の格子定数差による歪を緩和し、クラックを防止したからと考えられる。複合層を8層挿入したエピタキシャル層では、さらに、エピタキシャル基板の反り量が低減された。
また図3で示すように、ポーラスSi層13の厚さが50μm以上とすると、エピタキシャル基板の反り量が急激に減少する傾向が見られる。これはポーラスSi層13が50μm以上に厚くするとSi薄膜14の表面の凹凸が激しくなり、この上に形成されたエピタキシャル膜も3次元的な成長になってしまうためと考えられる。その結果、エピタキシャル膜とSi基板との間には歪が発生し難く、基板の反り量は低減するものの表面の凹凸が非常に大きくなってしまう。
表1にポーラスSi部13の厚さを20μmとし、Si薄膜14の厚さを2μmとした場合の、300nmのGaN層、および20nmのAlN層からなる複合層の層数とクラックの発生有無を示す。この実験から複合層の層数が3層まででは充分な効果が見られず、複合層は4層以上が必要であることがわかる。
Figure 0005546133
以上の結果から、本実施の形態1においては、複合層の層数を4層とした。
(実施の形態2)
図4に本発明の実施の形態2に係る、主面の面方位が(001)面であるSi基板を使用した電界効果トランジスタの模式的な断面図の例を示す。
ポーラスSi部13は、面方位が(111)面のSi基板11の場合は、微細孔が網目状に形成される。これに対して、面方位が(001)面のSi基板12の場合には、微細孔が柱状に形成される。網目状構造のポーラスSi部13でもエピタキシャル層の歪を低減することは可能であるが、図4のような柱状のポーラスSi部13のほうが、エピタキシャル層内の歪を低減する効果が大きいことが判明した。
しかし、(001)面Si基板上ではGaNとの格子定数差が大きすぎるため、一般には、GaN層のエピタキシャル成長が非常に難しい。そこで、本発明では、面方位が(001)面のSi基板12で形成したポーラスSi部13上に、(111)面を持つSi薄膜14を、SOI作製などで使用されている貼り付け技術により接合し、これを上記のシリコン基板15として使用することにより、面方位が(111)面のSi基板で作成したポーラス基板10に比べてより歪を低減し、エピタキシャル成長を容易にすることができる。
なお、本実施の形態1および2のいずれにおいても、第一半導体層22の層厚は300nmであるが、200nm以上であれば、Si薄層との間に発生する歪を低減しクラックを防止することができる。また、各第一半導体層22、・・、22の層厚が3000nm以下であれば、成長時間が十分に短いので、生産性が高く好ましい。
また、第二半導体層23の層厚は、0.5nm以上200nm以下であれば、第一半導体層22、・・・、22に内在する歪みを十分に抑制できるので好ましい。
また、第一半導体層22、・・、22、第二半導体層23、・・、23、介在層21の層厚は、上記実施の形態1の値に限られず、これらの組成、基板10との格子定数および熱膨張率差、デバイスに要求される耐圧、許容される反り量などに応じて適宜設定することができる。たとえば、第一、第二半導体層の厚さは、それぞれ同一である必要は無く、単純な周期構造でなく、各周期でそれぞれの層の厚さを異なるものとすることもできる。
また、本実施の形態1および2のいずれにおいても、半導体電子デバイスがHEMT型の電界効果トランジスタであったが、本発明はこれに限定されず、絶縁ゲート型(MIS型、MOS型)、ショットキーゲート型(MES型)等、種々の電界効果トランジスタに対して適用可能である。
また、本発明は、電界効果トランジスタ以外にも、ショットキーダイオード等、各種ダイオードに対しては適用可能である。たとえば、実施の形態1の電界効果トランジスタ100において、ソース電極41、ドレイン電極43およびゲート電極42のかわりにカソード電極およびアノード電極を形成した構造とすれば、本発明を適用したダイオードを実現できる。
10 Si(シリコン)基板
11 (面方位が(111)面の)Si層
12 (面方位が(001)面の)Si基板
13 ポーラスSi層
14 Si薄膜
15 Si(シリコン)基板
20 バッファ層
21 介在層
22 第一半導体層
23 第二半導体層
30 半導体動作層
31 電子走行層
32 電子供給層
33 コンタクト層
33a コンタクト層開口部
41 ソース電極
42 ゲート電極
43 ドレイン電極
100 電界効果トランジスタ

Claims (5)

  1. Si基板に陽極化成によって多孔質化されたポーラスSi層および前記ポーラスSi層上に張り付けによって形成されたSi薄層を有するシリコン基板と、
    前記シリコン基板上に順次形成された介在層およびバッファ層と、
    前記バッファ層上に形成された、窒化物系化合物半導体からなる半導体動作層と、
    を備え、
    前記Si薄層は、前記シリコン基板の前記介在層が形成される面側に形成され、主面の面方位が(111)面を持ち、前記バッファ層は、前記シリコン基板よりも格子定数が小さく熱膨張係数が大きい窒化物系化合物半導体からなる第一半導体層と、前記第一半導体層よりも格子定数が小さく前記基板よりも熱膨張係数が大きい窒化物系化合物半導体からなる第二半導体層とが、交互に積層した4層以上の複合層を有し、
    前記介在層は、前記第一半導体層よりも格子定数が小さく前記基板よりも熱膨張係数が大きい窒化物系化合物半導体からなることを特徴とする半導体電子デバイス。
  2. 前記Si基板の主面の面方位が(001)面であることを特徴とする請求項1に記載の半導体電子デバイス。
  3. 前記Si薄層は、厚さ1μm以上、20μm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体電子デバイス。
  4. 前記ポーラスSi層の厚さが50μm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体電子デバイス。
  5. 前記第一半導体層はGaNからなり、前記第二半導体層はAlxGa1-xN(ただし、0<x≦1)からなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の半導体電子デバイス。
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