JP5546001B2 - 回転計 - Google Patents

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Description

本発明は、接触アダプタの着脱により、接触、非接触のいずれでも回転体の回転数を測定可能な回転計に関するものである。
測定器の一種である回転計は、回転ファン、ロール紙巻取り軸や各種装置の回転軸などのような回転体の回転数を測定するために用いられる。例えば、回転体の場所まで回転計を携帯し、その場で回転数の測定が行われる。このような回転計が例えば特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載された回転計(回転数測定器)は、発光素子及び受光素子を本体部に備え、光を用いて非接触で回転体の回転数を測定可能なものである。さらにこの回転計は、測定器本体(本体部)に接触アダプタが着脱可能になっており、接触アダプタを装着することで回転体への接触で回転体の回転数が測定可能になっている。
同文献中の図3や図5の回転計では、接触アダプタの回転検出軸に光反射用回転板が連結されており、この回転板は、反射部と非反射部とに2分割されている。この回転計では、測定器本体の発光素子が回転板に光照射して、回転板で反射した反射光を受光素子が受光して回転数を測定する。
接触アダプタを用いずに非接触で離れた位置の回転体の回転数測定を行うためには、発光素子と受光素子とを、各々の光軸がほぼ平行になるように測定器本体に配置する必要がある。また、発光素子と受光素子との間隔は、素子形状等による物理的な制約や誤検出の防止のために、若干離して配置する必要がある。一方、接触アダプタを測定器本体に装着したときに、接触アダプタの回転板が測定器本体の直ぐ近くに配置されていると、発光素子と反射板とが近いため反射光は発光素子方向に反射して、受光素子に殆ど反射光が入らず(当たらず)、反射光の検出が難しくなる。受光素子の検出感度を高感度にすることも考えられるが、このようにすると反射光以外の光を反射光と誤検出してしまう要因となる。従って、接触アダプタを装着して測定可能とするために、回転板と測定器本体との距離を、反射光が受光素子に充分入るような距離まで離す必要がある。このため、接触アダプタが長くて大型のものになってしまうという課題がある。
また、同文献中の図1の回転計では、接触アダプタが、透光部と非透光部とに2分割された光透過用回転板を有し、この回転板を挟んで測定器本体の受光素子に対向する位置に発光素子が配されている。この回転計では、接触アダプタを装着しないときには測定器本体の発光素子を発光させ、接触アダプタを装着したときには接触アダプタ内の発光素子を発光させる。この構成では、回転板を測定器本体に近づけて配置することができるが、接触アダプタ内にも発光素子を配する必要があり、さらに本体部から接触アダプタにコネクタを介して電力を供給する必要がある。そのため、接触アダプタの構造が複雑になってしまい、接触アダプタが大型のものになってしまう。
実公平6―11451号公報
本発明は前記の課題を解決するためになされたもので、光を用いて非接触で回転体の回転数の測定が可能な測定器本体に、回転体への接触で回転数の測定を行うための接触アダプタが着脱可能である回転計において、誤検出の発生を防止しつつ接触アダプタを小型のものにすることができる回転計を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するためになされた、特許請求の範囲の請求項1に記載された回転計は、測定対象の回転体に光照射する発光素子と、その照射光の該回転体からの反射光を受光する受光素子とを備え、該受光素子の出力する該反射光の検出信号に基づいて該回転体に非接触でその回転数を測定する測定器本体は、該回転体に接触させるための接触アダプタが着脱可能であり、該接触アダプタは、該回転体に接触させてその回転と共に回転自在な回転検出軸と、該回転検出軸に連結され、該発光素子から光照射される回転部材とを備え、該回転部材は、少なくとも一対の光反射壁を有しており、該発光素子の照射光が一方の該光反射壁で反射してさらに他方の該光反射壁で反射した反射光を該受光素子が受光する位置関係で該少なくとも一対の光反射壁が該回転部材に形成されており、前記少なくとも一対の光反射壁が、該回転部材の回転軸線を挟んで、該回転軸線に対して対称の位置に、該測定器本体側に向けて先広がりとなるように対向させて該回転部材に形成されていて、該回転部材が、該測定器本体側に向けて先広がりに開口させた、該回転部材の回転軸線と同軸の円環状壁を有し、該円環状壁の対向し合う壁面に該少なくとも一対の光反射壁が形成されていて、該円環状壁が、円周方向に等分割された4の倍数のn個の領域を有し、該光反射壁と光を反射しない非反射壁とが該n個の領域に交互に形成されていて、該非反射壁が、該円環状壁に黒色塗料を塗布されて形成されていることを特徴とする。
請求項に記載された回転計は、請求項1に記載されたもので、前記一対の光反射壁が、互いの相対角度を90度で対向させて前記回転部材に形成されていることを特徴とする。
請求項に記載された回転計は、請求項1又は2に記載されたもので、前記測定器本体が、前記接触アダプタの着脱を検知するセンサを備え、該センサによる該接触アダプタの検知の有無、及び前記反射光の検出信号に基づいて前記回転体の回転数を測定することを特徴とする。
本発明による回転計によれば、発光素子及び受光素子を有して光を用いて非接触で回転体の回転数を測定する測定器本体には、回転体に接触させて測定を行うための接触アダプタが着脱可能であり、接触アダプタは、回転検出軸に連結された回転部材に少なくとも一対の光反射壁を形成し、発光素子の照射光が一方の光反射壁で反射してさらに他方の光反射壁で反射した反射光を受光素子が受光する位置関係で一対の光反射壁が回転部材に形成されていることにより、回転部材からの反射光と受光素子との光軸とを合わせることができるため、反射光の誤検出を防止しつつ、測定器本体に近づけて回転部材を配置することができる。従って、接触アダプタの形状を小型にすることができる。
また、少なくとも一対の光反射壁が、回転部材の回転軸線を挟んで回転軸線に対して対称の位置に、測定器本体側に向けて先広がりとなるように対向させて回転部材に形成されている場合、簡便な構成でありながら、回転部材の重心が回転軸線と一致するため回転部材の回転バランスが崩れず好ましい。
また、回転部材が、測定器本体側に向けて先広がりに開口させた円環状壁を有し、円環状壁の対向し合う壁面に少なくとも一対の光反射壁が形成されている場合、光反射壁が回転軸線と同軸の曲面となるため、一対の光反射壁を平板状に形成した場合よりも、反射光と受光素子との光軸が一致する回転部材の回転範囲(回転角度)を広くすることができる。
また、円環状壁が、円周方向に等分割された4の倍数のn個の領域を有し、光反射壁と光を反射しない非反射壁とがn個の領域に交互に形成されている場合、対向する光反射壁によって反射光と受光素子との光軸が一致するので受光素子で強力な反射光が受光され、対向する非反射壁によって2段階で照射光の強度が充分に弱められて誤検出要因となる光が受光素子で受光されないので、回転部材を測定器本体に近づけて配置しても誤検出の発生を確実に防止することができる。
また、一対の光反射壁が、互いの相対角度を90度で対向させて回転部材に形成されている場合、照射光と反射光とが平行になるので、発光素子、受光素子、及び接触アダプタの配置を簡便に規定することできる。
また、測定器本体が、接触アダプタの着脱を検知するセンサを備えることで、接触アダプタの有無によって回転体が1回転する間に受光素子が受光する反射光の回数が異なる場合、測定器本体が自動的にこの回数を切り替えて回転数を算出するため、回転数を簡便に測定することができる。
本発明を適用する回転計の使用状態を示すブロック図である。 図1の回転計に用いる接触アダプタの斜視図である。 図1の回転計に用いる接触アダプタの正面図(a)、及び本発明を適用する他の回転計に用いる接触アダプタの正面図(b)である。 本発明を適用する他の回転計に用いる接触アダプタの要部を示す断面図である。 本発明を適用する他の回転計に用いる接触アダプタの斜視図(a)〜(c)である。
以下、本発明の実施形態を詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの形態に限定されるものではない。
本発明の回転計の好ましい形態について、図1を参照しつつ説明する。
回転計1の測定器本体2は、接触アダプタ3が着脱可能であり、同図に示すように接触アダプタ3を装着したときに、測定対象の回転体50への接触で回転体50の回転数を測定可能なものである。また、測定器本体2は、接触アダプタ3を離脱したときに、光を用いて非接触で回転体50の回転数を測定可能なものである。なお、非接触で測定を行う場合には、回転体50に光反射テープ51を貼り付けて測定を行う。
測定器本体2は、発光素子11、点灯回路12、受光素子13、受光回路14、測定部15、表示部16、及びセンサ17を備えている。発光素子11は、一例として発光ダイオードであり、接触アダプタ3の非装着時に測定対象の回転体50に光照射し、接触アダプタ3の装着時に後述する接触アダプタ3の回転部材6に光照射するものである。発光素子11は、点灯回路12を介して測定部15に点灯制御されて、点灯、又は必要に応じて点滅が可能になっている。点灯回路12は、発光素子11を所定の輝度で発光させる。
受光素子13は、一例としてフォトトランジスタやフォトダイオードのような光電変換素子であり、受光した光の強度に応じた電気的な検出信号を出力するものである。受光素子13は、受光回路14を介して測定部15に接続されている。受光素子13は、接触アダプタ3の非装着時に発光素子11の照射光が回転体50で反射して、その反射光を受光可能な位置に配されると共に、接触アダプタ3の装着時に後述する回転部材6からの反射光を受光可能な位置に配されている。具体的には、発光素子11及び受光素子13は、同図に示すように、所定間隔で発光素子11の光軸(照射方向)と受光素子13の光軸(受光方向)とがほぼ平行になるように測定器本体に固定されている。
受光回路14は、受光素子13の駆動回路、及び増幅器や比較器で構成されて、一例として、受光素子13が反射光として有効な強度の光を受光しているときにハイレベル信号を出力し、反射光無しのときにローレベル信号を出力する。
表示部16は、一例として液晶パネルであり、測定部15に接続されていて測定した回転数をデジタル表示する。
センサ17は、接触アダプタ3の着脱(有無)を検知するものである。センサ17は、例えばリミットスイッチなどの押しボタンスイッチであり、接触アダプタ3の装着位置に配置されている。この押しボタン式のセンサ17は、接触アダプタ3が装着されると押しボタンが押下されて接信号が測定部15に出力され、接触アダプタ3が離脱されると、押しボタンが戻って断信号が測定部15に出力される。なお、センサ17としては、接触アダプタ3に磁石を配置しておき、この磁気の検知により接触アダプタ3の着脱を検知する磁気センサを用いることもできる。
測定部15は、中央処理装置(CPU)やその動作用プログラムを記憶する半導体メモリ、及び各部とのインタフェース回路(何れも非図示)などを備えており、測定器本体2の動作を統括的に制御して、回転数の測定を行う。
接触アダプタ3は、図1及び図2に示すように、回転検出軸5及び回転部材6を備えている。回転検出軸5は、測定対象の回転体50の中心部に接触させたときに、その回転と共に回転自在となるように非図示の軸受で支持されている。また、回転検出軸5は、その先端部(図の左側)に、回転体50の中心部に接触させ易くするために、一例として先端が円錐形状で表面がゴムで覆われた接触子8を有している。接触子8は、接触アダプタ3の筐体ケース(非図示)から外界側に突出している。
回転部材6は、回転検出軸5の後端部(図の右側)に連結されていて、回転検出軸5と共に回転する。この回転部材6は、測定器本体2側に向けて先広がりに開口させた、回転部材6の回転軸線Pと同軸の円環状壁7を有している。回転部材6の回転軸線Pは、回転検出軸5の回転軸と一致している。
円環状壁7は、図1に示すように、対向し合う壁面の相対角度が90度であり、回転軸線Pに対する壁面の角度θが45度で、回転部材6に形成されている。この円環状壁7は、図3(a)に正面図で示すように、円周方向に等分割された4の倍数のn個の領域に区分けされている。この場合のnは4である。円環状壁7は、このn個の領域に、光反射壁と光を反射しない非反射壁とが交互に形成されている。従って、同図に示すように、円環状壁7には、光反射壁20a、非反射壁21a、光反射壁20b、非反射壁21bが時計回りでこの順に形成されている。一対の光反射壁20a、20bは、回転軸線Pを挟んで測定器本体2側に向かって、相対角度が90度で先広がりに対向している。
円環状壁7は、発光素子11と受光素子13との中間に回転軸線Pが位置するように配置されている。また、円環状壁7は、発光素子11及び受光素子13の光軸と回転軸線Pとが平行になるように配置されている。また、円環状壁7は、発光素子11の光軸上に光反射壁20aが位置し、受光素子13の光軸上に光反射壁20bが位置するような径で形成されている。
回転部材6は、軽金属又は樹脂によって形成されている。光反射壁20a、20bは、一例として軽金属の地金又は樹脂への鍍金等で金属光沢を有して光を反射可能に形成されている。非反射壁21a、21bは、一例として光吸収性の高い黒色塗料が塗布されて光を反射しないように形成されている。
次に、回転計1の動作について説明する。
最初に、接触アダプタ3を装着しない状態で、非接触で回転体50の回転数を測定する場合について説明する。この場合、図1に示すように、回転体50の一部に光反射テープ51を予め貼り付けておく。
測定器本体2に接触アダプタ3が装着されていないため、センサ17は接触アダプタ3を検知しない。このため、測定部15は、接触アダプタ3が装着されていないと判別する。
測定部15が、点灯回路12を制御して発光素子11に光照射させる。この照射光が光反射テープ51に当たると反射して、この反射光を受光素子13が受光する。したがって、受光素子13は、回転体が1回転するたびに一度、反射光を受光する。これにより、受光回路14は、受光素子13の出力する反射光の検出信号に基づいて、回転体が1回転するたびに1度検出パルスを出力する。
測定部15は、接触アダプタ3が装着されていないことを判別しているので、検出パルスが回転体50の1回転毎に1度出力されるものとして回転数を算出し、算出結果を表示部16に表示させる。なお、回転数とは、1秒間又は1分間などの単位時間当たりの回転数や、測定期間内の総回転数である。このようにして、回転計1は、光を用いて回転体50の回転数を非接触で測定することができる。
次に、接触アダプタ3を装着して、接触アダプタ3を回転体50に接触させて回転数を測定する場合について説明する。
測定器本体2に接触アダプタ3が装着すると、センサ17は接触アダプタ3を検知する。このため、測定部15は、接触アダプタ3が装着されていることを判別する。
測定部15が、点灯回路12を制御して発光素子11に光照射させる。接触アダプタ3の接触子8を回転体50の中央部に接触させると、回転検出軸5及び回転部材6が回転体50と共に回転を開始する。この回転により、発光素子11の光軸上に光反射壁20aが位置すると、図1、図2に二点鎖線で示すように、照射光が一方の光反射壁20aで反射して、さらに他方の光反射壁20bで反射した反射光を受光素子13が受光する。
このように、発光素子11の照射した光が、光反射壁20a,20bによる反射で受光素子13の光軸に一致するように導かれるため、反射部材6を測定器本体1のすぐ近くに配置することができる。したがって、回転部材接触アダプタ3の形状を、短く小型のものにすることができる。このため、接触アダプタ3の機械的強度を高くすることができる。
特に、光反射壁20a,20bは同軸で対向する曲面であるので、照射光が光反射壁20aに当たる回転部材6の回転範囲(回転角度)内では、回転部材6の回転位置によらず光反射壁20aで反射した照射光が全て回転軸線Pを横切って光反射壁20bに当たり、受光素子13の光軸に一致して反射する。このため、光反射壁20a,20bを平板で形成するよりも、受光素子13が反射光を受光可能な回転部材の回転範囲を広くすることができる。
回転体50がさらに回転して発光素子11の光軸上に非反射壁21aが位置すると、照射光は非反射壁21aで吸収されて反射しないため、受光素子13は反射光を受光しない。非反射壁21aで僅かに光が反射したとしても、その光は対向する非反射壁21bでさらに吸収されるため反射せず、受光素子13は受光しない。したがって、回転部材6を測定器本体2の近くに配置しても、受光素子13が非反射壁21a,21bによる反射光を受光せず、誤検出を防止することができる。
回転体50がさらに回転して発光素子11の光軸上に光反射壁20bが位置すると、照射光が光反射壁20bで反射して、さらに光反射壁20aで反射した反射光を受光素子13が受光する。さらに回転体50が回転すると、発光素子11の光軸上に非反射壁21bが位置し受光素子13は反射光を受光しない。
このように、受光素子13は、回転体50が1/2回転(1/(n/2)回転)するたびに一度反射光を受光する。したがって、測定部15には、受光回路14から1/2回転ごとに一度検出パルスが出力される。測定部15は、接触アダプタ3が装着されていることを判別しているので、回転体50の1/2回転毎に一度検出パルスが出力されるものとして回転数を算出し、表示部16に表示する。このようにして、回転計1は、接触アダプタ3を装着して回転体50の回転数を接触により測定することができる。
なお、円環状壁7を円周方向に4等分(n=4)にした例について説明したが、nは4の倍数であればよい。一例として、図3(b)に、8等分(n=8)にした円環状壁7bを示す。円環状壁7bには、光反射壁24a、非反射壁25a、光反射壁26a、非反射壁27a、光反射壁24b、非反射壁25b、光反射壁26b、非反射壁27bが時計回りでこの順に形成されている。この場合、光反射壁24a,24bが対になって回転軸線P(図1参照)を挟んで対向し、光反射壁26a,26bが対になって回転軸線Pを挟んで対向している。つまり円環状壁7bには、二対の光反射壁が形成されている。
この円環状壁7bでは、照射光が光反射壁24a(24b)で反射し、さらに光反射壁24b(24a)で反射した反射光が受光素子13で受光される。同様に、照射光が光反射壁26a(26b)で反射し、さらに光反射壁26b(26a)で反射した反射光が受光素子13で受光される。したがって、円環状壁7bが1/4回転(1/(n/2)回転)するたびに、受光素子13が反射光を受光する。この場合、測定部15(図1参照)は、センサ17により接触アダプタ3が装着されていることを検知したときは、検出パルスが1/4回転ごとに出力されるものとして回転数を算出する。このように分割する領域の数を多くすると、回転体50が1回転しなくても回転数を算出することができるので、例えばゆっくり回転する回転体50の回転数を早く測定することができる。
また、図1に示すように、円環状壁7の対向し合う光反射壁20a、20bの壁面の相対角度を90度で形成すると、照射光と反射光とが平行になるので、円環状壁7、発光素子11、及び受光素子13の位置を設定しやすく好ましいが、受光素子13が反射光を受光可能であれば、この壁面の相対角度は90度よりも広角にしたり、狭角にしたりすることができる。図4では、θ>45度として相対角度を90度よりも広角にした例を示す。同図に示すように、受光素子13の位置を図1よりも外側の位置に配置することで、受光素子13は反射光を受光することができる。このように、受光素子13が反射光を受光可能であれば、円環状壁7の壁面の相対角度、発光素子11や受光素子13の位置関係、さらに発光素子11や受光素子13の光軸の方向を、適宜変更してもよい。
また、接触アダプタ3の変形例を図5(a)〜(c)に示す。なお、既に説明した構成と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図5(a)の接触アダプタ40aの回転部材41aは、長方形状の一枚の軽金属板の両端側を45度で折り曲げて形成されている。この回転部材41aは、平板形状の一対の光反射壁29a,29bが回転軸線Pを挟んだ対称の位置に先広がりとなるように対向して配置されている。この回転部材41aでは、受光素子13が反射光を受光できる範囲(回転角)が図2の回転部材6に比べて狭くなるが、回転部材41aが0.5回転するたびに1回、受光素子13が反射光を受光して、測定器本体2(図1参照)が回転数を測定することができる。
図5(b)の接触アダプタ40bは、回転検出軸5の後端側に、回転検出軸5の回転軸線Pと同軸に、円板状の回転部材41bが連結されており、この回転部材41bに一対の光反射壁30a,30bが形成されているものである。回転部材41bには、発光素子11等の配置された測定器本体2側の面に、光吸収性の高い黒色塗料が塗布されている。一対の光反射壁30a,30bは、回転軸線Pを挟んで、回転軸線Pに対して非対称の位置に、互いの相対角度が90度で形成されている。具体的には光反射壁30aは回転部材41bの外周近くに形成され、光反射壁30bは回転部材41bの中央近くに形成されている。また、この接触アダプタ40bは、測定器本体2に装着されたときに、同図に示すように、発光素子11の光軸が光反射壁30aに位置し、受光素子13の光軸が光反射壁30bに位置するような位置関係になっている。
この接触アダプタ40bでは、回転部材41bが1回転するたびに、同図の位置関係になったときに1回、受光素子13が反射光を受光する。従って、回転体50(図1参照)が1回転する間に受光素子13が反射光を受光する回数は、接触アダプタ40bの装着の有無で変わらないので、測定器本体2にセンサ17を設ける必要がない。
図5(c)の接触アダプタ40cは、回転部材41bと同様の回転部材41cに、一対の光反射壁31a,31bが回転軸線Pを挟まずに形成されている例である。この接触アダプタ40cも、回転部材41cが1回転するたびに1回、受光素子13が反射光を受光する。従ってセンサ17が不要になる。
図5(b)、(c)の回転部材41b、41cは重心が回転軸線Pとずれるので、回転バランスが崩れないように回転部材41b、41cにバランス取り用の錘を適宜配してもよい。また、円板状の回転部材41b、41cの形状は長方形状等の任意の形状に変更してもよい。
なお、接触アダプタ3(40a)を装着する測定器本体2にセンサ17を設けずに、接触アダプタ3の有無を測定者が手動で設定可能な設定ボタン等の設定手段を測定器本体2に設けてもよい。この場合、測定器本体2は、この手動による設定に基づいて、回転体50が1回転で何回反射光を受光するかを判別し、回転体50の回転数を算出する。
1は回転計、2は測定器本体、3は接触アダプタ、5は回転検出軸、6は回転部材、
7・7bは円環状壁、8は接触子、11は発光素子、12は点灯回路、13は受光素子、14は受光回路、15は測定部、16は表示部、17はセンサ、20a・20bは光反射壁、21a・21bは非反射壁、24a・24b・26a・26bは光反射壁、25a・25b・27a・27bは非反射壁、29a・29b・30a・30b・31a・31bは光反射壁、40a・40b・40cは接触アダプタ、41a・41b・41cは回転部材、50は回転体、51は光反射テープ、Pは回転軸線、θ・θは回転軸線Pと光反射壁20a・20bとの相対角度である。

Claims (3)

  1. 測定対象の回転体に光照射する発光素子と、その照射光の該回転体からの反射光を受光する受光素子とを備え、該受光素子の出力する該反射光の検出信号に基づいて該回転体に非接触でその回転数を測定する測定器本体は、該回転体に接触させるための接触アダプタが着脱可能であり、
    該接触アダプタは、該回転体に接触させてその回転と共に回転自在な回転検出軸と、該回転検出軸に連結され、該発光素子から光照射される回転部材とを備え、
    該回転部材は、少なくとも一対の光反射壁を有しており、
    該発光素子の照射光が一方の該光反射壁で反射してさらに他方の該光反射壁で反射した反射光を該受光素子が受光する位置関係で該少なくとも一対の光反射壁が該回転部材に形成されており、
    前記少なくとも一対の光反射壁が、該回転部材の回転軸線を挟んで、該回転軸線に対して対称の位置に、該測定器本体側に向けて先広がりとなるように対向させて該回転部材に形成されていて、
    該回転部材が、該測定器本体側に向けて先広がりに開口させた、該回転部材の回転軸線と同軸の円環状壁を有し、該円環状壁の対向し合う壁面に該少なくとも一対の光反射壁が形成されていて、
    該円環状壁が、円周方向に等分割された4の倍数のn個の領域を有し、該光反射壁と光を反射しない非反射壁とが該n個の領域に交互に形成されていて、
    該非反射壁が、該円環状壁に黒色塗料を塗布されて形成されていることを特徴とする回転計。
  2. 前記一対の光反射壁が、互いの相対角度を90度で対向させて前記回転部材に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転計。
  3. 前記測定器本体が、前記接触アダプタの着脱を検知するセンサを備え、該センサによる該接触アダプタの検知の有無、及び前記反射光の検出信号に基づいて前記回転体の回転数を測定することを特徴とする請求項1又は2に記載の回転計。
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