JP5545138B2 - 測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ゴム層に埋設されたスチールコードを有するスチールコードベルトなどにおいて、そのスチールコードの位置を測定するのに使用される測定装置に関する。
近年のベルトコンベヤにおいては、その長距離化及び高強度化の要望が高まるにつれ、ゴム層の内部に複数のスチールコードをゴム層の幅方向に一定のピッチで埋設してなるスチールコードベルトが広く採用されてきている(特許文献1参照)。
一方、この種のスチールコードコンベヤベルトにおいては、ゴム層の幅方向の両端に位置するスチールコード中心間の距離が予め決められた許容差に収まるように、JIS規格JIS K 6369:2007で規定されている。
従来、上述のようなベルトコンベヤにおいて、両端に位置するスチールコード中心間の距離が許容差内に収まっているか否かを知る方法としては、ゴム層の幅方向の両端部において、ゴム層の幅方向の端面から該端面に最も接近するスチールコードの位置を渦電流センサ、超音波センサまたはX線センサなどにより検出した後、この位置からゴム層の幅方向の端面までの距離をスケールなどで測定し、この計測値の2倍に相当する値を、スチールコードコンベヤベルトの全幅から差し引いた後の値を両端のスチールコード中心間の距離として求め、この距離が許容差、例えば±1%の範囲にあるかを判断する方式のもの、または、ゴム層を幅方向に沿って切断し、この切断面に現れたスチールコードのうち、ゴム層の幅方向の側端面から該側端面に最も接近するスチールコードまで距離をスケールなどで測定した後、上記と同様な方式で両端のスチールコード中心間の距離が許容差に収まっているかを判断する方式が知られている。
特開平7−267318号公報
しかしながら、渦電流センサ、超音波センサまたはX線センサを用いた方式では、渦電流、超音波またはX線を発生するための発生源及びこれを駆動するための電源が必要になるほか、渦電流センサ、超音波センサまたはX線センサから出力される信号を処理し、スチールコードを検出したか否かを判定する信号処理部及びその表示部等が必要になり、しかも、これらの方式を用いたスチールコードの検出作業では高度の技術が要求されるため、その取り扱いが面倒であるとともに、これらセンサを操作する作業者によってスチールコードの検出位置に誤差が生じ、正確な検出ができないという問題があり、さらに、スチールコードの検出装置自体が複雑かつ高価となる問題があつた。
本発明は、上記のような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、スチールコードベルトなどの被測定物において、被測定物内に埋設されたスチールコードなどの磁性部材の位置を非破壊方式で簡便に測定でき、かつ取り扱いも容易で低コスト化が可能な測定装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の測定装置は、非磁性及び透磁性の材料からなる細長形状の基板と、前記基板に前記基板の長さ方向に沿って直線状に延在形成された案内部と、前記案内部に該案内部に沿って転動可能に配置された磁石からなる球体と、前記基板の下面に形成された載置面と、前記基板の長さ方向の一方の端部における前記載置面の箇所に突設された測定位置基準部と、前記案内部上の任意の位置で静止した前記球体と前記測定位置基準部との距離を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
また本発明の測定装置は、非磁性及び透磁性の材料からなる細長形状の基板と、前記基板に前記基板の長さ方向に沿って直線状に延在形成された案内部と、前記案内部に該案内部に沿って直線移動可能に支持された非磁性及び透磁性の材料からなる可動体と、前記可動体上に鉛直軸の回りに回転可能に設けられた磁石からなる指針と、前記基板の下面に形成された載置面と、前記基板の長さ方向の一方の端部における前記載置面の箇所に突設された測定位置基準部と、前記案内部の延在方向に沿って延在して設けられ、前記案内部上の任意の位置で静止した前記可動体上の前記指針が示す位置と前記測定位置基準部との距離がアナログ表示されたスケールとを備えることを特徴とする。
本発明にかかる測定装置によれば、被測定物内に埋設されたスチールコードなどの磁性部材の位置を非破壊方式で簡便に測定でき、かつ取り扱いも容易で低コスト化が可能になる。
本発明にかかる測定装置の一例を示す平面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図1のB−B線に沿う拡大断面図である。 本発明の測定装置をスチールコードベルトの測定に使用した場合の例を示す説明図である。 本発明にかかる測定装置の更に他の例を示す平面図である。 図5のE−E線に沿う断面図である。 図5のF−F線に沿う拡大断面図である。 本発明にかかる測定装置の他の例を示す平面図である。 図5のC−C線に沿う断面図である。 図5のD−D線に沿う拡大断面図である。
(実施の形態1)
本発明にかかる測定装置をスチールコードコンベヤゴムベルトのスチールコード位置測定に適用した場合の実施の形態について、図1乃至図4を参照して説明する。
本実施の形態において、測定対象となるスチールコードコンベヤゴムベルトを構成するスチールコードベルト1は、図4に示すように、使用目的に応じて設定される幅と厚さを有する、断面が細長形状のゴム層2と、このゴム層2の内部に、ゴム層2の幅方向に一定のピッチpでゴム層2の全長に亘り延在して埋設された複数のスチールコード4とから構成される。
本実施の形態1における測定装置10は、図1乃至図3に示すように、大別して、基板12、球体14、カバー部材16、スケール18(特許請求の範囲に記載した表示手段に相当する)などを含んで構成される。
基板12は、アクリルなどの非磁性及び透磁性の合成樹脂材からなり、所定の厚さを有する短冊のような細長形状を呈している。この基板12の上面にはV字溝状の案内部1202が基板12の長手方向に沿って直線状に延在して形成されている。また、基板12は、その下面に形成された、ゴム層2の厚さ方向の一方の面である上面と当接する平坦な載置面1204を有する。さらに、基板12の長さ方向の一端部における載置面1204の箇所には、測定位置基準部1206が下方に向け鉛直に突設されている。
球体14は、永久磁石から構成されるもので、案内部1202にその長手方向に沿って転動可能に配置されている。
カバー部材16は、球体14が案内部1202から脱落を阻止するもので、アクリルなどの非磁性及び透磁性の合成樹脂製の板材から構成され、所定の厚さを有する短冊のような細長形状を呈している。このカバー部材16は複数の固定ねじ20により基板12に取着されている。また、カバー部材16には、球体14の一部をカバー部材16の上方に露出させる開口1602が案内部1202の長さ方向に延在して形成されている。
スケール18は、球体14が案内部1202上を測定位置基準部1206から離間する方向に転動した時の球体14の位置と測定位置基準部1206との間の距離をアナログ表示するためのもので、案内部1202より長い長さを有し、アルミなどの非磁性の金属板材から構成されている。そして、このスケール18は、球体14の転動方向に沿い直線状に延在してカバー部材16の上面に取着されている。
本実施の形態に示す測定装置10を用いてスチールコードベルト1のスチールコード位置を測定する場合の動作について説明する。
まず、図2及び図4に示すように、基板12の載置面1204をゴム層2の上面に載せた状態で、測定装置10全体をゴム層2の幅方向に移動させて、測定位置基準部1206をゴム層2の端面2aに押し当てる。しかる後、カバー部材16の開口1602から測定者の指先などを差し込んで、球体14を案内部1202に沿って測定位置基準部1206から離間する方向に転動させる。球体14が、図1及び図2の破線で示すように、ゴム層2の端面2aに最も近接するスチールコード4の真上まで転動されると、球体14からの磁力線がスチールコード4を通して磁路を形成するため、球体14はスチールコード4との磁気結合によりスチールコード4に吸着され、球体14の転動はスチールコード4の真上で静止する。
球体14が静止されたならば、この静止位置において、図1に示す球体14の接線L1の延長上に対応するスケール18の目盛1802を目視で読み取る。ここで読み取られた目盛数値が、測定位置基準部1206から球体14の転動静止位置までの距離、すなわち、ゴム層2の端面2aから、端面2aに最も近接するスチールコード4の中心までの距離d2となる。
そこで、図4(b)に示すように、スチールコードベルト1の全幅Dから距離d2の2倍に相当する値を差し引いた後の値を両端のスチールコード中心間の距離d1として求める。その後、この距離d1が、JIS規格JIS K 6369:2007で規定され±1%の許容差範囲にあるかを調べれば、上記距離d1が正規の寸法か否かを確認することができる。
このような本実施の形態1に示す測定装置10によれば、基板12の載置面1204をゴム層2の上面に載せ、測定位置基準部1206をゴム層2の端面2aに押し当てた状態で、球体14を案内部1202に沿って測定位置基準部1206から離間する方向に転動させ、球体14が、ゴム層2の端面2aに最も近接するスチールコード4の真上に転動され、スチールコード4との磁気結合によりスチールコード4に吸着されて静止した時の位置を測定位置基準部1206からの距離として、スケール18の目盛1802から読み取るようにしたので、スチールコードベルト1において、ゴム層2の端面2aから、端面2aに最も近接するスチールコード4までの距離を非破壊方式で容易に測定することができるとともに、スチールコードベルト1に対する測定時の作業性及び取り扱いも簡便であり、測定装置の構造も簡単で安価に製作でき、そのメンテナンスも容易であるという効果がある。
(実施の形態2)
本発明にかかる測定装置をスチールコードコンベヤゴムベルトのスチールコード位置測定に適用した場合の実施の形態2について、図5乃至図7を参照して説明する。この実施の形態2は上記実施の形態1の変形例を示すものである。
本実施の形態2において、上記実施の形態1と同一の構成要素には同一符号を付してその構成説明を省略し、上記実施の形態1と異なる部分について述べる。
この実施の形態2において、実施の形態1と異なる点は、スケール18を省略し、これに代えて、計測器24、信号処理部26及び表示部28を新たに設け、これらにより表示手段を構成するところにある。
計測器24は、球体14が案内部1202上を測定位置基準部1206から離間する方向に転動した時の球体14の位置を計測するもので、例えば、一定周期のレーザパルスを発するレーザパルス発生器を有するレーザ距離計から構成され、測定位置基準部1206と反対側の基板12の他端部箇所に設置される。そして、レーザ距離計、すなわち計測器24から発生するレーザパルスは、基板12の他端部に形成した開口1208を通して球体14の外周面に照射されるように構成されている。
また、計測器24には信号処理部26が接続されている。さらに、信号処理部24には表示部26が接続されている。
本実施の形態に示す測定装置10を用いてスチールコードベルト1のスチールコード位置を測定する場合の動作について説明する。
まず、図6に示すように、基板12の載置面1204をゴム層2の上面に載せた状態で、測定装置10全体をゴム層2の幅方向に移動させて、測定位置基準部1206をゴム層2の端面2aに押し当てる。しかる後、カバー部材16の開口1602から測定者の指先などを差し込んで、球体14を案内部1202に沿って測定位置基準部1206から離間する方向に転動させる。球体14が、図6の破線で示すように、ゴム層2の端面2aに最も近接するスチールコード4の真上まで転動されると、球体14からの磁力線がスチールコード4を通して磁路を形成するため、球体14はスチールコード4との磁気結合によりスチールコード4に吸着され、球体14の転動はスチールコード4の真上で静止する。
球体14が静止されたならば、この静止位置において、計測器16から発するレーザパルスを球体14の外周面に向けて、図6の矢印に示すように照射する。これにより、レーザパルスが照射されてから球体14の外周面で反射して戻ってくるまでの時間を基に、測定位置基準部1206から球体14の静止位置までの距離、すなわち、ゴム層2の端面2aから、端面2aに最も近接するスチールコード4の中心までの距離d2を算出する。この算出値をアナログ信号に変換して表示部28に出力することにより、距離d2を表示部28にデジタル表示することができる。
また、図4(b)に示すように、スチールコードベルト1の全幅Dから距離d2の2倍に相当する値を差し引いた後の値を両端のスチールコード中心間の距離d1として求める。その後、この距離d1が、JIS規格JIS K 6369:2007で規定され±1%の許容差範囲にあるかを調べれば、上記距離d1が正規の寸法か否かを確認することができる。
このような本実施の形態2に示す測定装置10によれば、基板12の載置面1204をゴム層2の上面に載せ、測定位置基準部1206をゴム層2の端面2aに押し当てた状態で、球体14を案内部1202に沿って測定位置基準部1206から離間する方向に転動させ、球体14が、ゴム層2の端面2aに最も近接するスチールコード4の真上に転動され、スチールコード4との磁気結合によりスチールコード4に吸着されて静止した時の位置と測定位置基準部1206との間の距離を計測器24、信号処理部26及び表示部28を利用して表示できるようにしたので、スチールコードベルト1において、ゴム層2の端面2aから、端面2aに最も近接するスチールコード4までの距離を非破壊方式で容易に測定することができるとともに、スチールコードベルト1に対する測定時の作業性及び取り扱いも簡便になり、測定装置の構造も簡単で安価に製作でき、そのメンテナンスも容易であるという効果が得られる。
(実施の形態3)
本発明にかかる測定装置をスチールコードコンベヤゴムベルトのスチールコード位置測定に適用した場合の実施の形態3について、図8乃至図10を参照して説明する。
本実施の形態2における測定装置30は、図8乃至図10に示すように、大別して、基板32、可動体34、指針36、カバー部材38、スケール40などを含んで構成される。
基板32は、アクリルなどの非磁性及び透磁性の合成樹脂材からなり、所定の厚さを有する短冊のような細長形状を呈している。この基板32には、基板32を厚さ方向に貫通する一定幅の開口3202が基板32の長手方向に沿って直線状に延在して形成され、この開口3202の幅方向の相対向する内壁面にはテール型の案内部3204が基板32の長手方向に沿って直線状に延在して形成されている。また、基板32は、その下面に形成された、ゴム層2の厚さ方向の一方の面である上面と当接する平坦な載置面3206を有する。さらに、基板32の長さ方向の一端部における載置面3206の箇所には、測定位置基準部3208が下方に向け鉛直に突設されている。
可動体34は、アクリルなどの非磁性及び透磁性の合成樹脂材から構成され、案内部3204にその長手方向に沿って移動可能に支持されている。
指針36は、棒状の永久磁石から構成され、この指針36の長さ方向の中心は、可動体34の上面に直角に突設した軸3602に、その軸線回りに回転可能に支持されている。
カバー部材38は、開口3202を含む基板32の上面を覆うもので、アクリルなどの非磁性及び透磁性で透明な合成樹脂製の板材から構成され、所定の厚さを有する短冊のような細長形状を呈している。このカバー部材38は複数の固定ねじ42により基板32に取着されている。また、カバー部材38には、可動体34の一部をカバー部材38の上面に露出させる開口3802が開口3202の長さ方向に延在して形成されている。
スケール40は、可動体34が案内部3204に沿い測定位置基準部3208から離間する方向に移動した時の可動体34の位置を測定位置基準部3208からの距離としてアナログ表示するためのもので、案内部3204より長い長さを有し、アルミなどの非磁性の金属板材から構成されている。そして、このスケール40は、可動体34の移動方向に沿い直線状に延在してカバー部材38の上面に取着されている。
本実施の形態に示す測定装置30を用いてスチールコードベルト1のスチールコード位置を測定する場合の動作について説明する。
まず、図9に示すように、基板32の載置面3206をゴム層2の上面に載せた状態で、測定装置30全体をゴム層2の幅方向に移動させて、測定位置基準部3208をゴム層2の端面2aに押し当てる。しかる後、カバー部材38の開口3802から測定者の指先などを差し込んで、可動体34が案内部3204に沿って測定位置基準部3208から離間する方向に転動させる。可動体34が、図9の破線で示すように、ゴム層2の端面2aに最も近接するスチールコード4の真上まで移動されると、磁石からなる指針36の磁力線がスチールコード4を通して磁路を形成するため、指針36はスチールコード4との磁気結合によりスチールコード4に吸着され、指針36はスチールコード4の長さ方向と平行する状態に固定する。
指針36が固定されたならば、この固定位置において、図8に示す指針36が指し示すスケール40の目盛4002を目視で読み取る。ここで読み取られた目盛数値が、測定位置基準部3208から指針36の固定位置までの距離、すなわち、ゴム層2の端面2aから、端面2aに最も近接するスチールコード4の中心までの距離d2となる。
そこで、図4(b)に示したように、スチールコードベルト1の全幅Dから距離d2の2倍に相当する値を差し引いた後の値を両端のスチールコード中心間の距離d1として求める。その後、この距離d1が、JIS規格JIS K 6369:2007で規定され±1%の許容差範囲にあるかを調べれば、上記距離d1が正規の寸法か否かを確認することができる。
このような本実施の形態3に示す測定装置30によれば、基板32の載置面3206をゴム層2の上面に載せ、測定位置基準部3208をゴム層2の端面2aに押し当てた状態で、可動体34を案内部3204に沿って測定位置基準部3208から離間する方向に移動させ、可動体34が、ゴム層2の端面2aに最も近接するスチールコード4の真上に移動されることにより、指針36がスチールコード4との磁気結合によりスチールコード4に吸着されて固定された時の位置を測定位置基準部3208からの距離として、スケール40の目盛4002から読み取るようにしたので、スチールコードベルト1において、ゴム層2の端面2aから、端面2aに最も近接するスチールコード4までの距離を非破壊方式で容易に測定することができるとともに、スチールコードベルト1に対する測定時の作業性及び取り扱いも簡便になり、測定装置30の構造も簡単で安価に製作でき、そのメンテナンスも容易であるという効果がある。
なお、本発明にかかる測定装置は、スチールコードベルトの測定に限らず、ゴム等の非磁性体層の内部にワイヤなどの磁性体が埋設されたものの測定にも利用することが可能である。
1……チールコードベルト、2……ゴム層、4……スチールコード、10……測定装置、12……基板、14……球体、16……カバー部材、18……スケール、24……計測器、26……信号処理部、28……表示部、30……測定装置、32……基板、34……可動体、36……指針、38……カバー部材、40……スケール。

Claims (6)

  1. 非磁性及び透磁性の材料からなる細長形状の基板と、
    前記基板に前記基板の長さ方向に沿って直線状に延在形成された案内部と、
    前記案内部に該案内部に沿って転動可能に配置された磁石からなる球体と、
    前記基板の下面に形成された載置面と、
    前記基板の長さ方向の一方の端部における前記載置面の箇所に突設された測定位置基準部と、
    前記案内部上の任意の位置で静止した前記球体と前記測定位置基準部との距離を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする測定装置。
  2. 前記表示手段は、前記案内部の延在方向に沿って延在して設けられ、前記案内部上の任意の位置で静止した前記球体と前記測定位置基準部との距離がアナログ表示されたスケールで構成されていることを特徴とする請求項1記載の測定装置。
  3. 前記表示手段は、前記案内部上の任意の位置で静止した前記球体の位置を前記測定位置基準部から距離として計測する計測器と、前記計測された距離をデジタル表示する表示部とで構成されていることを特徴とする請求項1記載の測定装置。
  4. 前記基板の上面に設けられ前記球体の前記案内部からの脱落を阻止するカバー部材をさらに備え、
    前記カバー部材に、前記球体の一部を前記カバー部材の上方に露出させる開口部が前記案内部の長さ方向に沿って延在形成されていることを特徴とする請求項1乃至3に何れか1項記載の測定装置。
  5. 非磁性及び透磁性の材料からなる細長形状の基板と、
    前記基板に前記基板の長さ方向に沿って直線状に延在形成された案内部と、
    前記案内部に該案内部に沿って直線移動可能に支持された非磁性及び透磁性の材料からなる可動体と、
    前記可動体上に鉛直軸の回りに回転可能に設けられた磁石からなる指針と、
    前記基板の下面に形成された載置面と、
    前記基板の長さ方向の一方の端部における前記載置面の箇所に突設された測定位置基準部と、
    前記案内部の延在方向に沿って延在して設けられ、前記案内部上の任意の位置で静止した前記可動体上の前記指針が示す位置と前記測定位置基準部との距離がアナログ表示されたスケールと、
    を備えることを特徴とする測定装置。
  6. 前記基板の上面を覆うカバー部材を備え、
    前記カバー部材に、前記可動体の一部を前記カバー部材の上面に露出させる開口部が前記案内部の長さ方向に沿って延在形成されていることを特徴とする請求項5記載の測定装置。
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