JP2006194662A - ボルト軸力の測定方法及び装置 - Google Patents

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祐一 岩間
Fumiya Iiyama
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Abstract

【課題】 非接触により、簡単に素早く高い精度でボルト軸力を測定でき、生産ラインへの組み込みが可能な検査装置を提供すること。
【解決手段】 検査装置1を、レーザ変位計2と、これに接続された演算装置であるコンピュータ3と、レーザ変位計2を移動させる移動装置4とで構成する。レーザ変位計2は、発光素子からレーザ光をボルトBのボルト頭部B1の表面に照射し、その拡散反射光の一部を受光素子で受けることにより、ボルトBの締め込み前後のボルト頭部B1の表面の変位量を検出する。移動装置4は、ボルトBが締結材Pに挿入されてから締め込まれるまで間に移動する位置にレーザ変位計2のセンサヘッドを追随させる。コンピュータ3は、レーザ変位計2のボルト頭部B1表面の変位量のデータを受けて、ボルトBの締め込み後の表面の変位量からほぼ線形の関係にある軸力を算出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ボルトを適正に締め込むために軸力を検査する方法及び装置に関するものである。
従来、ボルトの軸力を超音波により測定する方法がある(特許文献1参照)。この方法は、ボルト頭部から超音波を入射させて、ボルトを軸方向に伝搬させ、ボルト軸端からの反射波を検出して入射から反射波の到達時間を、ボルトの締め込み前後において測定し、この時間差から予め求めてある関係より軸力を算出している。
実用新案登録第2516748号公報
上記従来の方法では、ボルト上の音波入射位置に水等の超音波伝搬媒体を介在させる必要があり、また測定対象のボルトに装置の一部を接触させなければならないし、完全な静止状態で測定しなければならない。測定装置自体がコスト高になるし、実質的な測定作業前の準備に手間がかかる。比較的高度な技術を応用しているにも関わらず、温度の影響を受け易く、±15%程度の誤差が生じ、技術に見合う測定精度が伴わないなどの問題があり、現実的な生産ラインへの組み込みに適さない。
そこで、本発明は、非接触により、簡単に素早く高い精度で測定でき、生産ラインへの組み込みが可能で作業労力の負担を軽減するボルト軸力の検査方法及び装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明においては、締結材Pに挿入されたボルトBの締め込み前後におけるボルト頭部B1の軸方向の変位量をレーザ変位計2により検出して、この変位量からボルトの軸力を演算装置3により算出することとした。
演算装置3によるボルトBの軸力が所定値に達していない場合に、ディスプレイ5のような警告手段により警告を発することとした。
レーザ変位計2により変位量を検出する前にボルト頭部B1の表面を平滑にするために樹脂を塗布することとした。
レーザ変位計2は、ボルトBの締め込み前後のボルト頭部B1の表面位置を検出するためにボルト位置の変更に追随するための移動装置4上に設けることとした。
レーザ変位計2は、ボルトBの締め込み前後のボルト頭部の表面位置を検出するためにボルトの位置変更に対応して二つ設けることとした。
本発明においては、検査対象のボルトに物理的に接触することなく、特別な下処理を施すこともなく、ボルト軸力を検査することができるし、検査作業に熟練を要することなく誰でも検査結果を得ることができ、検査時間も短縮できるし、装置に使用する機器の準備等も比較的安価に得ることができ、測定環境に影響されにくく、高い精度で検査することができ、特にねじの締め込みを伴う生産ラインへの組み込みに好都合である。
図面を参照して本発明の実施の一形態を説明する。
図1において、検査装置1は、レーザ変位計2と、これに接続された演算装置であるコンピュータ3と、レーザ変位計2を移動させる移動装置4とで構成される。レーザ変位計2は、発光素子からレーザ光をボルトBのボルト頭部B1の表面に照射し、その拡散反射光の一部を受光素子で受ける。レーザ変位計2は、ボルト頭部B1の表面との距離が変化すると、反射光の集光角度が変化して、受光素子上の受光位置がずれるので、この変位から対象物の変位量を検出する。レーザ変位計2は生産ラインに沿って移動する移動装置4に設けられ、ボルトBの締め込み前後のボルト頭部B1表面の位置を検知し、締め込みによる変位量を検出する。
レーザ変位計2が設けられる移動装置4は、生産ライン上の所定区間においてボルトBが締結材Pに挿入されてから締め込まれるまで間に移動する位置に対応してセンサヘッドを移動させるものである。移動装置4は、例えば、ラインに沿って固定されたガイドレールと、このガイドレール上を往復移動可能に支持され、モータ駆動で回転するねじ棒に係合する移動体とで構成することができる。
コンピュータ3は、レーザ変位計2のボルト頭部B1表面の変位量のデータを受けて、ボルトBの締め込み後の表面の変位量ΔZから軸力Fを算出する。ボルトBの軸力Fとボルト頭部B1の表面の変位量ΔZとは、図2,図3に示すようにその関係が線形になるので、予め関係式を求めて設定しておく。また、コンピュータ3は、適切な軸力であるか否かを予め設定した基準値と比較し、所定の軸力に達していない場合に、ディスプレイ5などの警告手段により警告を発する。さらに、コンピュータ3は、移動装置4やレーザ変位計2の動作に必要な制御処理を所定のプログラムに従って行う。
この検査装置1においては、生産ライン上を流れる締結材PのボルトBによる締結作業箇所で、締結材Pに挿入されたボルトB上に移動装置4でレーザ変位計2のセンサヘッドを移動させて、締め込み前後のボルト頭部B1の表面の軸方向の位置をレーザ変位計2により検知し、変位量を検出する。コンピュータ3がこの変位量のデータを受けてボルトBの締め込みによる軸力を算出する。そして、適切な軸力であるか否かを予め設定した基準値と比較することにより判定し、算出した軸力と共に判定結果をディスプレイ5に表示して、適切でない場合の警告とする。ボルト頭部B1の表面の粗さによって、レーザ変位計2による検出誤差が大きくなるのを防ぐために、必要に応じてボルト頭部B1の表面に予め耐熱性樹脂を塗布して平滑にしておき、検査後除去するようにしてもよい。
なお、レーザ変位計2によるボルト頭部B1の変位量を手掛かりとする軸力の検出精度は、試験の結果、ボルト頭部と締結材Pとの間の摩擦係数に影響を受けないことを確認した。また、ボルト頭部B1と締結材Pの縦弾性係数の比や、締結体Pの温度が及ぼす影響については、軸力と変位量との関係を適宜補正することにより、軸力を変位量から推定することが可能であることを確認した。さらに、実際の締結状態に近い分析である有限要素法(FEM法)による解析や、ボルト軸部に歪みゲージを取り付けて求めた軸力との比較によっても、本発明による軸力の測定の妥当性が証明された。
図5に示すように、レーザ変位計2は移動装置4に設ける代わりに、ボルトBの移動位置に対応して二つ設けることにより、締め込み前後のボルト頭部B1の表面位置を検知し、変位量を検出するように構成してもよい。
本発明は、ボルトを適正な軸力で締められているか否かを判定するのに有効である。
本発明に係るボルト軸力測定装置の概略的構成図である。 締め付け前のボルト頭部の拡大正面図である。 締め付けた状態のボルト頭部の拡大正面図である。 変位量と軸力の関係を示すグラフである。 他の実施形態に係るボルト軸力測定装置の概略的構成図である。
符号の説明
1 検査装置
2 レーザ変位計
3 コンピュータ
4 移動装置
5 ディスプレイ
B ボルト
B1 ボルト頭部
P 締結材

Claims (6)

  1. 締結材に挿入されたボルトの締め込み前後におけるボルト頭部の軸方向の変位量をレーザ変位計により検出して、この変位量からボルトの軸力を演算装置により算出することを特徴とするボルト軸力の検査方法。
  2. 締結材に挿入されたボルトの締め込み前後におけるボルト頭部の軸方向の変位量を検出するレーザ変位計と、
    このレーザ変位計により検出した変位量からボルトの軸力を算出する演算装置とを具備することを特徴とするボルト軸力の検査装置。
  3. 前記演算装置による前記軸力が所定値に達していない場合に、警告手段により警告を発することを特徴とする請求項1又は2に記載のボルト軸力の検査方法又は検査装置。
  4. 前記レーザ変位計により変位量を検出する前にボルト頭部の表面を平滑にするために樹脂を塗布することを特徴とする請求項1に記載のボルト軸力の検査方法。
  5. 前記レーザ変位計は、ボルトの締め込み前後のボルト頭部の位置を検知するためにボルト位置の変更に追随する移動装置上に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のボルト軸力の検査装置。
  6. 前記レーザ変位計は、ボルトの締め込み前後のボルト頭部の位置を検知するためにボルトの位置変更に対応して二つ設けられていることを特徴とする請求項2に記載のボルト軸力の検査装置。
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