JP2018096707A - ボルト軸力測定装置及びボルト軸力測定方法 - Google Patents

ボルト軸力測定装置及びボルト軸力測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018096707A
JP2018096707A JP2016238517A JP2016238517A JP2018096707A JP 2018096707 A JP2018096707 A JP 2018096707A JP 2016238517 A JP2016238517 A JP 2016238517A JP 2016238517 A JP2016238517 A JP 2016238517A JP 2018096707 A JP2018096707 A JP 2018096707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
timing
head
distance
axial force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016238517A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6536550B2 (ja
Inventor
榊原 正人
Masato Sakakibara
正人 榊原
平野 有一
Yuichi Hirano
有一 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2016238517A priority Critical patent/JP6536550B2/ja
Priority to US15/832,854 priority patent/US10325362B2/en
Publication of JP2018096707A publication Critical patent/JP2018096707A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6536550B2 publication Critical patent/JP6536550B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0004Industrial image inspection
    • G06T7/0006Industrial image inspection using a design-rule based approach
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • G01L5/24Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for determining value of torque or twisting moment for tightening a nut or other member which is similarly stressed
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/02015Interferometers characterised by the beam path configuration
    • G01B9/02017Interferometers characterised by the beam path configuration with multiple interactions between the target object and light beams, e.g. beam reflections occurring from different locations
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0004Industrial image inspection
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/20Analysis of motion
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10028Range image; Depth image; 3D point clouds
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30108Industrial image inspection
    • G06T2207/30164Workpiece; Machine component

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】ボルトの軸力を精度よく測定することが可能なボルト軸力測定装置及びボルト軸力測定方法を提供する。
【解決手段】締付機12がボルト90を仮締めした第1のタイミングで、距離計14は第1の距離画像を取得する。距離計コントローラ140は、第1の距離画像を用いて第1のタイミングにおけるボルト90の頭部92の第1の凹み量を測定する。マニピュレータコントローラ160は、第1のタイミングから第2のタイミングまでにボルト90が回転した回転角度に応じて、ボルト90の頭部92に対する撮像素子14aの相対的な姿勢を変化させる。第2のタイミングで、距離計14は第2の距離画像を取得し、距離計コントローラ140は、第2の距離画像を用いて第2のタイミングにおけるボルト90の頭部92の第2の凹み量を測定し、第1の凹み量と第2の凹み量との差分を用いて、ボルト90の軸力を測定する。
【選択図】図6

Description

本発明はボルト軸力測定装置及びボルト軸力測定方法に関し、特に、被締結部材に締結されたボルトの軸力を測定するボルト軸力測定装置及びボルト軸力測定方法に関する。
ボルトの締結状態を確認するため等の目的で、被締結部材に締結されたボルトの軸力を測定することが行われている。ボルトの軸力は、ボルトの頭部の変位量(すなわち、締結前後の頭部の凹み量の差)との間に相関がある。このため、軸力の測定においては、予め軸力と頭部の変位量との相関を取得して、実際に軸力を測定するときに頭部の変位量を測定し、前記相関に基づいて軸力を測定することが行われている。
上記の技術に関連し、例えば、特許文献1は、距離センサによってボルトの頭部の高さを測定して高さを画素値とした距離画像を取得し、取得された距離画像を用いて頭部の変位量を算出し、予め算出した軸力と頭部の変位量との関係式に代入して軸力を算出する軸力測定方法を開示する。特許文献1にかかる軸力測定方法においては、ボルトの締結前の頭部の距離画像を用いてボルトの頭部の窪み量(凹み量)を算出し、ボルトの締結後の頭部の距離画像を用いてボルトの頭部の窪み量(凹み量)を算出して、算出された締結前後の窪み量の差を算出することで、頭部の変位量を算出している。
特開2015−081798号公報
ボルトが締結されると、ボルトの頭部は締結前の状態から回転することとなる。したがって、締結前の頭部の距離画像と、締結後の頭部の距離画像とでは、頭部の向きが異なることとなる。このように、締結前後で頭部の向きが異なる距離画像を用いて算出された凹み量から頭部の変位量を算出すると、精度よく変位量を算出できず、したがって軸力の測定を精度よく行うことができないおそれがある。一方、特許文献1にかかる技術では、上記のような問題点を考慮していなかった。
本発明は、ボルトの軸力を精度よく測定することが可能なボルト軸力測定装置及びボルト軸力測定方法を提供する。
本発明にかかるボルト軸力測定装置は、被締結部材に締結されたボルトの軸力を測定するボルト軸力測定装置であって、前記被締結部材に前記ボルトを螺合させることによって、前記被締結部材に前記ボルトを締め付ける締付機と、前記ボルトの頭部までの距離を測定し、測定された距離を画素値とする距離画像を取得する距離計と、前記ボルトの前記頭部に対する前記距離計の撮像素子の相対的な姿勢を制御する制御手段と、前記距離画像を用いて前記ボルトの前記頭部の凹み量を測定して、前記ボルトの軸力を測定する測定手段とを有し、前記締付機が前記ボルトを仮締めした第1のタイミングで、前記距離計は第1の距離画像を取得し、前記測定手段は、前記第1の距離画像を用いて前記第1のタイミングにおける前記ボルトの前記頭部の第1の凹み量を測定し、前記制御手段は、前記第1のタイミングから前記第1のタイミングよりも前記締付機が前記ボルトを締め付けた第2のタイミングまでに前記ボルトが回転した回転角度に応じて、前記ボルトの前記頭部に対する前記撮像素子の相対的な姿勢を変化させ、前記第2のタイミングで、前記距離計は第2の距離画像を取得し、前記測定手段は、前記第2の距離画像を用いて前記第2のタイミングにおける前記ボルトの前記頭部の第2の凹み量を測定し、前記第1の凹み量と前記第2の凹み量との差分を用いて、前記ボルトの軸力を測定する。
また、本発明にかかるボルト軸力測定方法は、被締結部材に締結されたボルトの軸力を測定するボルト軸力測定方法であって、前記被締結部材に前記ボルトを螺合させることによって、前記被締結部材に前記ボルトを締め付ける締付機が前記ボルトを仮締めした第1のタイミングで、前記ボルトの頭部までの距離を測定し測定された距離を画素値とする距離画像を取得する距離計によって取得された第1の距離画像を用いて、前記第1のタイミングにおける前記ボルトの前記頭部の第1の凹み量を測定し、前記第1のタイミングから前記第1のタイミングよりも前記締付機が前記ボルトを締め付けた第2のタイミングまでに前記ボルトが回転した回転角度に応じて、前記ボルトの前記頭部に対する前記距離計の撮像素子の相対的な姿勢を変化させ、前記第2のタイミングで前記距離計によって取得された第2の距離画像を用いて前記第2のタイミングにおける前記ボルトの前記頭部の第2の凹み量を測定し、前記第1の凹み量と前記第2の凹み量との差分を用いて、前記ボルトの軸力を測定する。
本発明は、上記のように構成されているので、第1のタイミングと第2のタイミングとで、距離画像に示されたボルトの頭部に対応する画像の姿勢は同じとすることができる。したがって、本実施の形態にかかるボルト軸力測定装置1は、軸力によるボルトの頭部の変位量(第1のタイミングの凹み量と第2のタイミングの凹み量との差分)を精度よく算出でき、したがって精度よくボルトの軸力を測定することが可能となる。
また、好ましくは、前記第2のタイミングは、前記ボルトの本締めのタイミングであり、前記第1のタイミングにおいて、前記締付機は、前記ボルトの仮締めに対応する第1のトルクで前記ボルトを締め付けた後、前記ボルトと対向した位置から退避し、前記制御手段は、前記撮像素子を前記ボルトの前記頭部と対向するように前記距離計の姿勢を制御し、前記第2のタイミングにおいて、前記締付機は、前記ボルトの本締めに対応する第2のトルクで前記ボルトを締め付けた後、前記ボルトと対向した位置から退避し、前記制御手段は、前記撮像素子を前記ボルトの前記頭部と対向するように前記距離計の姿勢を制御する。
本発明は、上記のように構成されていることによって、本締め後のボルトの軸力を自動的に測定することが可能となる。
また、好ましくは、前記制御手段は、前記第1のタイミングから前記第2のタイミングまでに前記ボルトが回転した回転角度と同じ角度で、前記ボルトの前記頭部に対して前記撮像素子を回転させ、又は、前記撮像素子に対して前記ボルトが締結された前記被締結部材を回転させる。
本発明は、上記のように構成されていることによって、第2のタイミングにおけるボルトの頭部の凹み量を測定する際に、距離画像を回転させることが不要となる。これにより、軸力の測定の処理を簡略化することが可能となる。
本発明によれば、ボルトの軸力を精度よく測定することが可能なボルト軸力測定装置及びボルト軸力測定方法を提供できる。
実施の形態1にかかるボルト軸力測定装置を示す図である。 実施の形態1にかかる締付機がボルトを締め付けている状態を示す図である。 実施の形態1にかかる距離計がボルトの頭部までの距離を測定している状態を示す図である。 軸力の測定方法を説明するための図である。 軸力換算曲線を例示する図である。 実施の形態1にかかるボルト軸力測定装置を用いて行われるボルト軸力測定方法を示すフローチャートである。 仮締めが終了したタイミングにおけるマニピュレータの動作を説明するための図である。 仮締めが終了したタイミングにおけるマニピュレータの動作を説明するための図である。 本締めが終了したタイミングにおけるマニピュレータの動作を説明するための図である。 距離画像を用いてボルトの頭部の底部の高さを算出する方法を説明するための図である。 距離画像を用いてボルトの頭部の頂部の高さを算出する方法を説明するための図である。 比較例にかかる距離画像を示す図である。 図12の(a)に示した画素群Gpx1を示す図である。 図12の(b)に示した画素群Gpx1’を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。但し、本発明が以下の実施の形態に限定されるわけではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかるボルト軸力測定装置1を示す図である。ボルト軸力測定装置1は、作業ロボット10と制御装置100とを有する。作業ロボット10は、制御装置100の制御によって動作する。作業ロボット10は、締付機12と、距離計14と、マニピュレータ16とを有する。
締付機12は、例えばナットランナである。締付機12は、制御装置100の制御によって、ボルト90を締め付ける。締付機12は、被締結部材80にボルト90を螺合させることによって、ボルト90を被締結部材80に締め付ける。詳しくは後述する。なお、被締結部材80は、ナット等を含み得る。
距離計14は、例えば距離センサ又は三次元カメラである。距離計14は、制御装置100の制御によって、被締結部材80に締め付けられたボルト90の頭部92までの距離を測定する。そして、距離計14は、距離を画素値とする距離画像を示すデータ(以後、単に「距離画像」と称する)を取得して、その距離画像を制御装置100に対して出力する。詳しくは後述する。
マニピュレータ16は、制御装置100の制御によって、締付機12及び距離計14を動作させる。例えば、マニピュレータ16は、ボルト90の頭部92に締付機12が対向するように締付機12を移動する。また、マニピュレータ16は、ボルト90の頭部92に距離計14の撮像素子14aが対向するように距離計14を移動する。マニピュレータ16の具体的な動作については後述する。
制御装置100は、例えばコンピュータである。制御装置100は、主要なハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)102と、ROM(Read Only Memory)104と、RAM(Random Access Memory)106と、インタフェース部108(IF;Interface)とを有する。CPU102、ROM104、RAM106及びインタフェース部108は、データバスなどを介して相互に接続されている。
CPU102は、制御処理及び演算処理等を行う演算装置としての機能を有する。ROM104は、CPU102によって実行される制御プログラム及び演算プログラム等を記憶するための機能を有する。RAM106は、処理データ等を一時的に記憶するための機能を有する。インタフェース部108は、有線又は無線を介して外部と信号の入出力を行う。
また、制御装置100は、締付機コントローラ120、距離計コントローラ140及びマニピュレータコントローラ160を有する。締付機コントローラ120、距離計コントローラ140及びマニピュレータコントローラ160は、例えば、CPU102がROM104に記憶されたプログラムを実行することによって実現可能である。また、必要なプログラムを任意の不揮発性記録媒体に記録しておき、必要に応じてインストールすることで、締付機コントローラ120、距離計コントローラ140及びマニピュレータコントローラ160を実現するようにしてもよい。
また、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、締付機コントローラ120、距離計コントローラ140及びマニピュレータコントローラ160は、上記のようにソフトウェアによって実現されることに限定されず、何らかの回路素子等のハードウェアによって実現されてもよい。さらに、締付機コントローラ120、距離計コントローラ140及びマニピュレータコントローラ160は、物理的に1つの装置内に設けられている必要はなく、別個のハードウェアとして構成されていてもよい。その場合、締付機コントローラ120、距離計コントローラ140及びマニピュレータコントローラ160のそれぞれが、コンピュータとして機能してもよい。
また、制御装置100は、作業ロボット10が一連の作業工程を行うためのティーチングデータを記憶している。ティーチングデータは、後述する図6に示すような、被締結部材80にボルト90を締め付けてボルト90の頭部92の距離画像を取得する等の一連の作業工程を行うためのデータである。締付機コントローラ120、距離計コントローラ140及びマニピュレータコントローラ160は、このティーチングデータに従って、それぞれ、締付機12、距離計14及びマニピュレータ16を制御する。また、ティーチングデータは、各工程において、締付機12及び距離計14を制御すべき位置を記憶しており、マニピュレータコントローラ160は、このティーチングデータが示す位置に、締付機12及び距離計14を移動するように制御を行う。
締付機コントローラ120は、締付機12を制御する。さらに、締付機コントローラ120は、締付機12がボルト90を締め付けたときにボルト90を回転させた角度(締付角度)を取得する。距離計コントローラ140は、距離画像を用いてボルト90の凹み量を算出し、被締結部材80に締め付けられたボルト90の軸力を測定する。つまり、距離計コントローラ140は、測定手段としての機能を有する。また、マニピュレータコントローラ160は、マニピュレータ16を制御して、締付機12及び距離計14の動作を制御する。つまり、マニピュレータコントローラ160(及びマニピュレータコントローラ160及びマニピュレータ16)は、制御手段としての機能を有する。
図2は、実施の形態1にかかる締付機12がボルト90を締め付けている状態を示す図である。マニピュレータ16は、マニピュレータコントローラ160の制御により、ボルト90を締め付けるタイミングにおいて、図2に示すように、締付機12の先端部12aがボルト90の頭部92に対向するように、締付機12を移動させる。そして、締付機12は、締付機コントローラ120の制御によって、ソケット形状の先端部12aを下降させて先端部12aの内部に頭部92を挿入させる。これにより、先端部12aが頭部92と係合する。そして、締付機12は、先端部12aを回転させる。これにより、被締結部材80にボルト90が螺合する。なお、先端部12aはソケット形状でなくてもよい。ボルト90が六角穴付ボルトである場合、先端部12aは六角棒レンチの形状であってもよく、その場合、先端部12aを頭部92に形成された六角穴に挿入して回転させることで、被締結部材80にボルト90が螺合する。
図3は、実施の形態1にかかる距離計14がボルト90の頭部92までの距離を測定している状態を示す図である。マニピュレータ16は、マニピュレータコントローラ160の制御により、ボルト90の頭部92までの距離の測定タイミングにおいて、図3に示すように、距離計14の撮像素子14aがボルト90の頭部92に対向するように、距離計14を移動させる。そして、距離計14は、距離計コントローラ140の制御によって、ボルト90の頭部92までの距離を測定し、ボルト90の頭部92の上面に対応する距離画像を生成する。距離計コントローラ140は、この生成された距離画像を距離計14から取得する。
図4は、軸力の測定方法を説明するための図である。図4に示した距離計14は光コム干渉を用いたものであるが、これに限られない。ボルト90が締め付けられると、矢印Aで示すようにボルト90に軸力が発生する。この軸力により、矢印Bで示す一点鎖線のように、ボルト90の頭部92の上面が窪むように変形する。そして、ボルト90の軸力と頭部92の変形量との間には、相関がある。したがって、ボルト90の締結前後のボルト90の頭部92の変形量を算出することで、ボルト90の軸力を測定することができる。
具体的には、距離計14は、ボルト90の締結前及び締結後のそれぞれにおいて、ボルト90の頭部92の距離画像を取得する。距離計14は、例えば光源14b及び干渉計14cを有する。なお、干渉計14cは、撮像素子14aと一体であってもよい。
光源14bは、例えばレーザ光である参照光及び信号光を干渉計14cに供給する。干渉計14cは、信号光をボルト90の頭部92に照射させる。そして、干渉計14cは、信号光の頭部92における反射光を受光する。干渉計14cは、頭部92に照射していない信号光と参照光とを干渉させた信号を、基準信号として取得する。さらに、干渉計14cは、反射光と参照光とを干渉させた信号を、測定信号として取得する。そして、距離計14は、基準信号と測定信号との差分(位相差又は時間差等)を用いて、頭部92の信号光を照射させた位置までの距離を測定する。さらに、干渉計14cが、ガルバノミラー等を用いて頭部92の上面に信号光を走査することで、距離計14は、頭部92の上面の各位置における距離を測定することができる。そして、距離計14は、各画素が各位置に対応し、各画素の画素値がその位置までの距離を示す距離画像を生成する。なお、距離計コントローラ140が距離画像を生成してもよい。
距離計コントローラ140は、後述するように、ボルト90の締結前後それぞれの距離画像を用いてボルト90の頭部92の上面の高低差(凹み量)を算出する。なお、ボルト90の頭部92の上面にほとんど凹みがない場合、ボルト90の締結前の凹み量は、略0であり得る。また、ボルト90の頭部92の上面の中央近傍が突出した形状のボルトである場合、凹み量は、負の値であり得る。距離計コントローラ140は、締結前における凹み量と、締結後における凹み量との差分を、変位量(変形量)として算出する。そして、距離計コントローラ140は、例えば以下に例示するような軸力換算曲線と変位量とを用いて、ボルト90の軸力を測定する。
図5は、軸力換算曲線を例示する図である。軸力換算曲線は、横軸を変位量とし、縦軸を軸力とするグラフである。制御装置100は、この軸力換算曲線を記憶している。なお、軸力換算曲線は、例えば以下に示す方法で生成され得る。予め、様々な締付トルクで同規格のボルトを締め付けたときの軸力を、引張試験機又はロードセル等を用いて測定する。また、このときのボルトの頭部の変位量を、距離計を用いて算出する。そして、変位量と軸力とを示す点を複数プロットし、これらの点の近似曲線(近似直線でもよい)を、軸力換算曲線とする。なお、制御装置100は、ボルト90の種類ごとに異なる複数の軸力換算曲線を記憶し得る。なお、軸力換算曲線は、直線であってもよい。したがって、ここでいう「曲線」は、直線をも含む概念である。
図6は、実施の形態1にかかるボルト軸力測定装置1を用いて行われるボルト軸力測定方法を示すフローチャートである。まず、制御装置100は、仮締め(着座)トルク(第1のトルク)を設定し(ステップS102)、本締め(目標)トルク(第2のトルク)を設定し(ステップS104)、目標軸力を設定する(ステップS106)。仮締めトルクは、例えば1〜5Nm程度であるが、これに限られない。また、本締めトルクは、例えば50〜110Nm程度であるが、これに限られない。なお、目標軸力は、必ずしも設定する必要はない。
次に、ボルト軸力測定装置1は、ボルト90の仮締めを開始する(ステップS108)。具体的には、制御装置100等に設けられたボタンの押下又は外部信号等によって、仮締め開始指令が出力される。仮締め開始指令が出力されると、制御装置100のマニピュレータコントローラ160は、ティーチングデータに従って、締付機12をボルト90の頭部92に対向させる。そして、締付機12は、締付機コントローラ120の制御によって、設定された仮締めトルクでボルト90を被締結部材80に締め付ける。
締付機コントローラ120は、締め付けトルクが仮締めトルクに達すると(ステップS110のYES)、締付機12を停止して仮締め動作を終了する(ステップS112)。このとき、ボルト90には、ほとんど軸力は加わっていない(つまり軸力は略0である)。また、締付機コントローラ120は、仮締め動作が終了した旨を示す仮締め終了信号を、マニピュレータコントローラ160に対して出力する。そして、仮締めが終了したタイミング(第1のタイミング)で、ボルト軸力測定装置1は、距離計14を用いてボルト90の頭部92の凹み量を測定する(ステップS114)。
図7及び図8は、仮締めが終了したタイミングにおけるマニピュレータ16の動作を説明するための図である。図7に示すように、仮締めが終了したとき、締付機12の先端部12aは、ボルト90の頭部92と対向している。マニピュレータコントローラ160は、仮締め終了信号を受信すると、締付機12をボルト90の頭部92と対向する位置から退避させ、距離計14の撮像素子14aをボルト90の頭部92と対向させるように、マニピュレータ16を制御する。これにより、図8に示すように、距離計14が、ボルト90の頭部92の上にセットされることとなる。距離計14が図8で示す状態にセットされると、マニピュレータコントローラ160は、セット完了信号を距離計コントローラ140に出力する。
距離計コントローラ140は、セット完了信号を受信すると、仮締めが終了したタイミングにおける頭部92の距離画像を生成するように、距離計14を制御する。これにより、距離計コントローラ140は、仮締めが終了したタイミングにおける頭部92の距離画像(第1の距離画像)を取得する。さらに、距離計コントローラ140は、後述するようにして、仮締めが終了したタイミングにおける頭部92の凹み量a1(第1の凹み量)を測定する。
次に、ボルト軸力測定装置1は、ボルト90の本締めを開始する(ステップS116)。具体的には、距離計コントローラ140は、凹み量a1を測定すると、測定完了信号をマニピュレータコントローラ160に出力する。マニピュレータコントローラ160は、測定完了信号を受信すると、距離計14をボルト90の頭部92と対向する位置から退避させ、締付機12の先端部12aをボルト90の頭部92に対向させるように、マニピュレータ16を制御する。これにより、図7に示すように、締付機12が、ボルト90の頭部92の上にセットされることとなる。締付機12が図7で示す状態にセットされると、マニピュレータコントローラ160は、セット完了信号を締付機コントローラ120に出力する。そして、締付機12は、締付機コントローラ120の制御によって、設定された本締めトルクでボルト90を締め付ける。
締付機コントローラ120は、締め付けトルクが本締めトルクに達すると(ステップS118のYES)、締付機12を停止して本締め動作を終了する(ステップS120)。また、締付機コントローラ120は、本締め動作が終了した旨を示す本締め終了信号を、マニピュレータコントローラ160に対して出力する。さらに、締付機コントローラ120は、仮締め終了のタイミング(第1のタイミング)から、本締め終了のタイミング(第2のタイミング)までに、ボルト90の頭部92が回転した回転角度を、締付角度bとして取得する。そして、締付機コントローラ120は、この締付角度bを、マニピュレータコントローラ160に出力する(ステップS122)。
図9は、本締めが終了したタイミングにおけるマニピュレータ16の動作を説明するための図である。本締めが終了したとき、図7に示すように、締付機12の先端部12aは、ボルト90の頭部92と対向している。マニピュレータコントローラ160は、本締め終了信号を受信すると、締付機12をボルト90の頭部92と対向する位置から退避させ、距離計14の撮像素子14aをボルト90の頭部92と対向させるように、マニピュレータ16を制御する。このとき、マニピュレータコントローラ160は、距離計14を、図8で示す状態から締付角度bに応じて回転させるように、マニピュレータ16を制御する(ステップS124)。つまり、マニピュレータコントローラ160は、距離計14を、締付角度bに応じて、頭部92に対する撮像素子14aの相対的な姿勢を変化させる。これにより、図9の矢印Cで示すように、距離計14が、図8の状態つまり第1のタイミングの状態から、締付角度bだけ回転した状態で、ボルト90の頭部92の上にセットされることとなる。距離計14が図9で示す状態にセットされると、マニピュレータコントローラ160は、セット完了信号を距離計コントローラ140に出力する。
そして、本締めが終了したタイミング(第2のタイミング)で、ボルト軸力測定装置1は、距離計14を用いてボルト90の頭部92の凹み量を測定する(ステップS126)。具体的には、距離計コントローラ140は、セット完了信号を受信すると、本締めが終了したタイミングにおける頭部92の距離画像を生成するように、距離計14を制御する。これにより、距離計コントローラ140は、本締めが終了したタイミングにおける頭部92の距離画像(第2の距離画像)を取得する。さらに、距離計コントローラ140は、後述するようにして、本締めが終了したタイミングにおける頭部92の凹み量a2(第2の凹み量)を測定する。
距離計コントローラ140は、凹み量a2が測定されると、凹み量の差分a2−a1を、ボルト90の締め付けによる変位量Δaとして算出する。そして、距離計コントローラ140は、変位量Δa(=a2−a1)を用いて、被締結部材80に締め付けられたボルト90の軸力を測定する(ステップS128)。具体的には、距離計コントローラ140は、図5に例示した軸力換算曲線又はこの軸力換算曲線に対応する換算式等と、変位量Δaとを用いて、ボルト90の軸力を算出する。なお、制御装置100は、S106で設置された目標軸力を用いて、測定された軸力の妥当性を評価してもよい。
本実施の形態においては、上述したように、マニピュレータ16が、仮締め後に締付機12をボルト90の頭部92に対向する位置から退避させて距離計14を頭部92と対向させる。そして、マニピュレータ16が、本締め後に締付機12をボルト90の頭部92と対向する位置から退避させて距離計14を頭部92と対向させる。したがって、本実施の形態にかかるボルト軸力測定装置1は、本締め後のボルト90の軸力を自動的に測定することが可能となる。
次に、凹み量の測定方法(S114,S126)について説明する。凹み量は、距離画像から、ボルト90の頭部92の底部(谷)までの距離と頂部(山)までの距離との差分を算出することで測定される。つまり、凹み量は、ボルト90の頭部92の底部(谷)の高さと頂部(山)の高さとの差分に対応する。以下、底部の高さ及び頂部の高さを算出する方法について説明する。
なお、距離画像の画素値は、距離計14までの距離が大きい程大きくてもよいし、距離計14までの距離が大きい程小さくてもよい。距離計14までの距離が大きい程画素値が大きい場合、画素値が大きい画素は、頭部92において高さの低い位置を示す。また、距離計14までの距離が大きい程画素値が小さい場合、画素値が大きい画素は、頭部92において高さの高い位置を示す。つまり、画素値は、その画素に対応する位置までの距離計14からの距離を示すとともに、その位置の高さを示し得る。
図10は、距離画像を用いてボルト90の頭部92の底部の高さを算出する方法を説明するための図である。図10の(a)は、ボルト90の頭部92に対応する距離画像の原画を示す。距離計コントローラ140は、(a)に示す距離画像に対して二値化処理及びラベリング処理等を施して、(b)に示すように、ボルト90の頭部92を抽出する。二値化処理は、距離画像の各画素値を、予め定められた閾値以上であるか否かに応じて二色(例えば黒又は白など)に分類することで行われる。(b)に示す例では、画素値が予め定められた閾値よりも高さが高いことを示す(つまり距離計14からの距離が予め定められた閾値よりも近いことを示す)場合に、その画素が白色に分類され、そうでない場合に、その画素が黒色に分類されている。また、ラベリング処理は、同じ画素値が連続する画素に同じ番号を割り振って、番号ごとに画素を色分けする処理である。このラベリング処理によって、埃等によって実際の高さよりも高い(つまり距離計14に近い)測定結果となった箇所を、ボルト90の一部と誤認識することを抑制できる。上記の処理により、距離計コントローラ140は、(b)に示す白色の箇所を、ボルト90の頭部92と認識できる。
そして、距離計コントローラ140は、(b)に示すボルト90の頭部92の画像において、六角形の対向する頂点を線分で結び、これらの線分の交点を、頭部92の重心位置C1として算出する。なお、3つの線分で各頂点を結ぶ必要はなく、2つの直線の交点を重心位置C1としてもよい。また、3つの線分が1点で交わらない場合、3つの交点を頂点とする三角形の重心を重心位置C1としてもよい。
次に、距離計コントローラ140は、重心位置C1を中心とし半径をr1とする円K1の内部の領域R0の画素の画素値の平均値を、頭部92の底部(谷)までの距離、つまり底部の高さh1とする。r1は、例えば2.5mmであるが、これに限られない。r1は、ボルト90の頭部92の大きさ及び形状(元々頭部92に形成されていた六角穴等の凹部の大きさ等)に応じて適宜定められ得る。
図11は、距離画像を用いてボルト90の頭部92の頂部の高さを算出する方法を説明するための図である。距離計コントローラ140は、重心位置C1から一定角度(例えば0.5°)ごとに放射状に伸びた複数の仮想直線Lそれぞれの上に位置する画素のうち、その画素に対応する位置の高さが相対的に高い画素を、予め定められた数(例えば10個)抽出する。例えば、距離計14までの距離が大きい程画素値が小さい場合、距離計コントローラ140は、画素値が相対的に大きな10個の画素を抽出する。また、例えば、距離計14までの距離が大きい程画素値が大きい場合、距離計コントローラ140は、画素値が相対的に小さな10個の画素を抽出する。
そして、距離計コントローラ140は、抽出された画素(上記の例では720×10=7200個)の平均値を、頭部92の頂部(山)までの距離、つまり頂部の高さh2とする。これにより、距離計コントローラ140は、底部の高さh1と頂部の高さh2との差分を、凹み量として算出する。なお、この処理は、S114の処理の場合もS126の処理の場合も同様である。
なお、一般的に、軸力によって変形するのはボルト90の頭部92の中央つまり重心位置C1の近傍であり、軸力によって頭部92の外縁近傍は変形しない。したがって、仮締めのタイミング(本締めの前)及び本締めのタイミング(本締めの後)の両方において、頂部は、頭部92の外縁近傍に存在することとなる。そして、頭部92の頂部の実際の高さは、ボルト90の本締めの前後で変化しない。また、各仮想直線L上の画素のうち画素値が高さの高いことを示す画素(つまり頂部に対応する画素)は、頭部92の外縁近傍に対応する距離画像上の位置で、互いに隣接し得ることとなる。図11に示す画素群Gpxは、各仮想直線L上の画素のうち画素値が高さの高いことを示す上位10個の画素の群を示している。そして、画素群Gpxにおいて、画素値が高さの高いことを示す上位10個の画素は互いに隣接している。また、画素群Gpx1の集合、つまり頂部に対応する画素の集合は、頭部92の形状にもよるが、概ね頭部92の外縁近傍に沿った環形状を形成することとなる。
なお、ボルト90の締め付けによってボルト90がねじ込まれるため、本締めにおける距離計14(撮像素子14a)と頭部92との距離は、仮締めにおける距離計14(撮像素子14a)と頭部92との距離よりも長くなっている。したがって、頭部92の頂部の実際の高さはボルト90の本締めの前後で変化しないが、距離画像上における頂部に対応する画素(画素群Gpx)の画素値は、本締めの前後で、ボルト90がねじ込まれた深さに応じて変化していることに留意されたい。このことは、底部においても同様である。
ここで、本実施の形態では、本締めの際にボルト90の締め付けによってボルト90が回転した角度だけ、距離計14(撮像素子14a)も回転している。したがって、距離画像で抽出されるボルト90の頭部92に対応する画像の向きは、仮締めのタイミングと本締めのタイミングとで、一致している。これにより、図11で示す処理で抽出される画素に対応する頭部92の位置(頂部に対応する画素の位置)は、仮締めのタイミングと本締めのタイミングとで、一致することとなる。
(比較例)
以下、比較例とともに説明する。比較例では、距離計14を締付角度bに応じて回転させない点で、実施の形態1と異なる。
図12は、比較例にかかる距離画像を示す図である。なお、図12に示す距離画像は、図11に示した距離画像に対応する。(a)は、仮締めのタイミングで取得されたボルト90の頭部92の距離画像を示す図である。(b)は、本締めのタイミングで取得されたボルト90の頭部92の距離画像を示す図である。図12の例では、仮締めから本締めまでの間で、ボルト90が時計回りに45度回転している。つまり、図12の例では、締付角度bは45度である。したがって、(b)に示すように、本締めのタイミングで取得されたボルト90の頭部92の距離画像は、仮締めのタイミングで取得されたボルト90の頭部92の距離画像よりも、時計回りに45度回転している。
ここで、(a)に示す距離画像における画素群Gpx1に対応するボルト90の頭部92における位置は、(b)では、画素群Gpx1’に対応する。なお、画素群Gpx1及び画素群Gpx1’は、図11に示した画素群Gpxに対応し、したがって頂部に対応する。また、画素群Gpx1及び画素群Gpx1’は、10個の画素で構成されている。そして、ボルト90の締付角度bが45度であるので、画素群Gpx1’は、画素群Gpx1に対して、重心位置C1を中心として時計回りに45度回転した向きとなっている。
図13は、図12の(a)に示した画素群Gpx1を示す図である。上述したように、画素群Gpx1は、10個の画素で構成されている。また、画素群Gpx1は、略水平に画素が並んで構成されている。また、この画素群Gpx1に対応する位置を、一点鎖線で囲んだ領域R1とする。図13では、画素群Gpx1と領域R1とは、略重なっている。また、画素群Gpx1の長手方向(水平方向)の長さをLg1とする。
図14は、図12の(b)に示した画素群Gpx1’を示す図である。上述したように、画素群Gpx1’は、10個の画素で構成されている。また、画素群Gpx1’は、斜め45度に画素が並んで構成されている。ここで、一般的に画素の形は正方形であることから、画素の斜め方向の長さは、水平方向(及び垂直方向)の長さよりも長くなる。したがって、画素群Gpx1’の長手方向の長さLg1’は、画素群Gpx1の長さLg1よりも長くなる。よって、画素群Gpx1’を構成する画素の一部が、画素群Gpx1に対応する位置を示す領域R1からはみ出ることとなる。
ここで、領域R1からはみ出た画素Px1、Px2及びPx3は、領域R1に対応する頭部92の位置に対応していない。言い換えると、画素Px1、Px2及びPx3の画素値は、領域R1に対応する頭部92の位置の高さ(この位置までの距離)を示していない。したがって、画素群Gpx1を構成する画素の画素値の平均値と、画素群Gpx1’を構成する画素の画素値の平均値との差分は、ボルト90の仮締めから本締めまでの間にねじ込まれた深さに対応しないこととなるおそれがある。これにより、比較例では、本締め後の凹み量a2を精度よく算出することができないおそれがある。つまり、比較例においては、頂部に対応する画素の位置が仮締めのタイミングと本締めのタイミングとで異なるおそれがあるので、変位量Δaを精度よく算出できず、したがって精度よくボルト90の軸力を測定できないおそれがある。
一方、本実施の形態においては、本締めのタイミングで締付角度bに応じて距離計14を回転させてから距離画像が取得される。言い換えると、図12に示した例では、本締め後に取得された距離画像も、(a)に示したものとなり得る。さらに言い換えると、仮締め後と本締め後とで、距離画像に示されたボルト90の頭部92に対応する画像の姿勢は同じであり得る。したがって、頂部に対応する画素の位置が、仮締めのタイミングと本締めのタイミングとで一致し得る。したがって、本実施の形態にかかるボルト軸力測定装置1は、変位量Δaを精度よく算出でき、したがって精度よくボルト90の軸力を測定することが可能となる。
(変形例)
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、図6に示したフローチャートの各ステップの順序は、適宜、変更可能である。また、各ステップの1つ以上は、省略可能である。さらに、あるステップが実行されている間に、他のステップが実行されてもよい。
例えば、図6では、S114の処理が終了した後でS116の処理が開始しているが、仮締めが終了した後(S112の後)、S114の処理が実行されている間(つまり凹み量a1の測定処理の間)に、本締めを開始してもよい。これにより、図6に示すフローチャート全体の処理時間が短縮し得る。
また、図6に示すフローチャートでは、本締めが終了(S120)した後で距離計14を回転させる(S122,S124)としたが、このような構成に限られない。締付機12がボルト90を締め付けている間、マニピュレータコントローラ160が、その締め付けにかかる締付機12の先端部12aの回転に連動して、距離計14を回転させてもよい。これにより、本締めが終了し、距離計14がボルト90の頭部92と対向したときには、締付角度bに応じた角度だけ、距離計14が回転していることとなる。したがって、処理時間を短縮することができる。
また、上述した実施の形態では、締付角度bに応じて距離計14を回転させているが、このような構成に限られない。距離計14そのものではなく、撮像素子14aのみを回転させてもよい。なお、当然ながら、距離計14を回転させる場合であっても、ボルト90の頭部92に対して撮像素子14aは回転している。
また、上述した実施の形態では、締付角度bだけ距離計14を回転させるとしたが、このような構成に限られない。距離計14を、(b−360*n)度(nは0でない整数)回転させるようにしてもよい。このような方法により、締付角度bが360度以上である場合等に、距離計14の回転角度を低減させることが可能となる。
また、画素の形状が正方形である場合、距離計14を(b+90*m)度(mは0以外の整数)回転させてもよい。なお、時計回りを正方向とする。そして、距離計コントローラ140が、本締め後に取得された距離画像を、−90*m度回転させるようにしてもよい。これにより、例えば、b=60度である場合に、m=−1として距離計14を60−90=−30度回転させるようにしてもよい。そして、距離計コントローラ140は、本締め後に取得された距離画像を90度回転させるようにしてもよい。この場合、距離計14の回転角度が低減されている。一方、締付角度bと同じ角度だけ距離計14を回転させることで、距離画像を回転させることが不要となる。したがって、軸力の測定の処理を簡略化することが可能となる。
また、上述した実施の形態では、距離画像を構成する画素の形状は、正方形であるとしたが、画素の形状は正方形に限られない。例えば、画素は、長方形であってもよいし、六角形であってもよい。
また、上述した実施の形態では、距離計14を回転させるとしたが、ボルト90が締結された被締結部材80を回転させてもよい。さらに、距離計14及び被締結部材80を回転させてもよい。つまり、締付角度bに応じて、ボルト90の頭部92に対する撮像素子14aの相対的な姿勢を変化させるようにすればよい。
1 ボルト軸力測定装置
10 作業ロボット
12 締付機
14 距離計
14a 撮像素子
16 マニピュレータ
80 被締結部材
90 ボルト
92 頭部
100 制御装置
108 インタフェース部
120 締付機コントローラ
140 距離計コントローラ
160 マニピュレータコントローラ

Claims (4)

  1. 被締結部材に締結されたボルトの軸力を測定するボルト軸力測定装置であって、
    前記被締結部材に前記ボルトを螺合させることによって、前記被締結部材に前記ボルトを締め付ける締付機と、
    前記ボルトの頭部までの距離を測定し、測定された距離を画素値とする距離画像を取得する距離計と、
    前記ボルトの前記頭部に対する前記距離計の撮像素子の相対的な姿勢を制御する制御手段と、
    前記距離画像を用いて前記ボルトの前記頭部の凹み量を測定して、前記ボルトの軸力を測定する測定手段と
    を有し、
    前記締付機が前記ボルトを仮締めした第1のタイミングで、前記距離計は第1の距離画像を取得し、前記測定手段は、前記第1の距離画像を用いて前記第1のタイミングにおける前記ボルトの前記頭部の第1の凹み量を測定し、
    前記制御手段は、前記第1のタイミングから前記第1のタイミングよりも前記締付機が前記ボルトを締め付けた第2のタイミングまでに前記ボルトが回転した回転角度に応じて、前記ボルトの前記頭部に対する前記撮像素子の相対的な姿勢を変化させ、
    前記第2のタイミングで、前記距離計は第2の距離画像を取得し、前記測定手段は、前記第2の距離画像を用いて前記第2のタイミングにおける前記ボルトの前記頭部の第2の凹み量を測定し、前記第1の凹み量と前記第2の凹み量との差分を用いて、前記ボルトの軸力を測定する
    ボルト軸力測定装置。
  2. 前記第2のタイミングは、前記ボルトの本締めのタイミングであり、
    前記第1のタイミングにおいて、前記締付機は、前記ボルトの仮締めに対応する第1のトルクで前記ボルトを締め付けた後、前記ボルトと対向した位置から退避し、前記制御手段は、前記撮像素子を前記ボルトの前記頭部と対向するように前記距離計の姿勢を制御し、
    前記第2のタイミングにおいて、前記締付機は、前記ボルトの本締めに対応する第2のトルクで前記ボルトを締め付けた後、前記ボルトと対向した位置から退避し、前記制御手段は、前記撮像素子を前記ボルトの前記頭部と対向するように前記距離計の姿勢を制御する
    請求項1に記載のボルト軸力測定装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1のタイミングから前記第2のタイミングまでに前記ボルトが回転した回転角度と同じ角度で、前記ボルトの前記頭部に対して前記撮像素子を回転させ、又は、前記撮像素子に対して前記ボルトが締結された前記被締結部材を回転させる
    請求項1又は2に記載のボルト軸力測定装置。
  4. 被締結部材に締結されたボルトの軸力を測定するボルト軸力測定方法であって、
    前記被締結部材に前記ボルトを螺合させることによって、前記被締結部材に前記ボルトを締め付ける締付機が前記ボルトを仮締めした第1のタイミングで、前記ボルトの頭部までの距離を測定し測定された距離を画素値とする距離画像を取得する距離計によって取得された第1の距離画像を用いて、前記第1のタイミングにおける前記ボルトの前記頭部の第1の凹み量を測定し、
    前記第1のタイミングから前記第1のタイミングよりも前記締付機が前記ボルトを締め付けた第2のタイミングまでに前記ボルトが回転した回転角度に応じて、前記ボルトの前記頭部に対する前記距離計の撮像素子の相対的な姿勢を変化させ、
    前記第2のタイミングで前記距離計によって取得された第2の距離画像を用いて前記第2のタイミングにおける前記ボルトの前記頭部の第2の凹み量を測定し、
    前記第1の凹み量と前記第2の凹み量との差分を用いて、前記ボルトの軸力を測定する
    ボルト軸力測定方法。
JP2016238517A 2016-12-08 2016-12-08 ボルト軸力測定装置及びボルト軸力測定方法 Active JP6536550B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016238517A JP6536550B2 (ja) 2016-12-08 2016-12-08 ボルト軸力測定装置及びボルト軸力測定方法
US15/832,854 US10325362B2 (en) 2016-12-08 2017-12-06 Bolt axial tension measuring apparatus and bolt axial tension measuring method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016238517A JP6536550B2 (ja) 2016-12-08 2016-12-08 ボルト軸力測定装置及びボルト軸力測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018096707A true JP2018096707A (ja) 2018-06-21
JP6536550B2 JP6536550B2 (ja) 2019-07-03

Family

ID=62489479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016238517A Active JP6536550B2 (ja) 2016-12-08 2016-12-08 ボルト軸力測定装置及びボルト軸力測定方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10325362B2 (ja)
JP (1) JP6536550B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021169998A (ja) * 2020-04-13 2021-10-28 中國氣動工業股▲ふん▼有限公司China Pneumatic Corporation ボルト締付力感知座金

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201700011057A1 (it) * 2017-02-01 2018-08-01 Arol Spa Gruppo di misura di coppia di torsione e/o carico assiale per teste di tappatura
JP7003724B2 (ja) * 2018-02-22 2022-01-21 トヨタ自動車株式会社 ボルトの軸力測定方法、締結判定方法及び軸力測定装置、締結判定装置
CN113195165A (zh) * 2018-12-14 2021-07-30 株式会社富士金 作业管理装置、作业管理方法以及作业管理系统
CN113550966A (zh) * 2020-04-24 2021-10-26 中国气动工业股份有限公司 螺栓夹紧力感应垫圈
DE102021132383A1 (de) 2021-12-09 2023-06-15 Yazaki Systems Technologies Gmbh Verfahren zum Überwachen einer Kraftfahrzeug-Schraubverbindung
CN117407823B (zh) * 2023-12-14 2024-03-15 长春泰坦斯科技有限公司 基于视觉辅助定位的螺栓拧紧防错的方法及系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0174030U (ja) * 1987-11-05 1989-05-18
US20050172725A1 (en) * 2001-10-09 2005-08-11 Gleman Stuart M. Bolt tension gauging system
JP2005297133A (ja) * 2004-04-13 2005-10-27 Isuzu Motors Ltd 締付け工具およびボルト軸力の測定方法
JP2006194662A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Sanwa Tekki Corp ボルト軸力の測定方法及び装置
JP2015081798A (ja) * 2013-10-21 2015-04-27 トヨタ自動車株式会社 軸力測定方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6367366B1 (en) * 1999-12-02 2002-04-09 Western Well Tool, Inc. Sensor assembly
US6467355B1 (en) * 2001-04-16 2002-10-22 Irving Leong Most accurate method of tensioning threaded fasteners in assembled units
US6829944B1 (en) * 2001-10-09 2004-12-14 Stuart M. Gleman Bolt tension gauging system
JP4810876B2 (ja) 2005-04-27 2011-11-09 トヨタ自動車株式会社 ボルト軸力測定装置
JP5620689B2 (ja) * 2009-02-13 2014-11-05 本田技研工業株式会社 残響抑圧装置及び残響抑圧方法
JP2011179952A (ja) 2010-03-01 2011-09-15 Isuzu Motors Ltd ボルト軸力検出システム及びボルト軸力検出方法
US8596134B2 (en) * 2011-09-21 2013-12-03 King Fahd University Of Petroleum And Minerals Bolt tension monitoring system
JP2015215343A (ja) 2014-04-24 2015-12-03 パルステック工業株式会社 回折環形成装置を用いた軸力評価方法
JPWO2016159245A1 (ja) * 2015-03-31 2018-02-01 株式会社NejiLaw 通電路付部材及び通電路のパターニング方法、部材変化計測方法
WO2016185578A1 (ja) * 2015-05-20 2016-11-24 株式会社サンノハシ ボルト、制御装置、および歪測定システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0174030U (ja) * 1987-11-05 1989-05-18
US20050172725A1 (en) * 2001-10-09 2005-08-11 Gleman Stuart M. Bolt tension gauging system
JP2005297133A (ja) * 2004-04-13 2005-10-27 Isuzu Motors Ltd 締付け工具およびボルト軸力の測定方法
JP2006194662A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Sanwa Tekki Corp ボルト軸力の測定方法及び装置
JP2015081798A (ja) * 2013-10-21 2015-04-27 トヨタ自動車株式会社 軸力測定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021169998A (ja) * 2020-04-13 2021-10-28 中國氣動工業股▲ふん▼有限公司China Pneumatic Corporation ボルト締付力感知座金

Also Published As

Publication number Publication date
JP6536550B2 (ja) 2019-07-03
US10325362B2 (en) 2019-06-18
US20180165804A1 (en) 2018-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6536550B2 (ja) ボルト軸力測定装置及びボルト軸力測定方法
JP7003724B2 (ja) ボルトの軸力測定方法、締結判定方法及び軸力測定装置、締結判定装置
US10551821B2 (en) Robot, robot control apparatus and robot system
US10695905B2 (en) Robot control apparatus and robot control method
US9764475B2 (en) Workpiece taking out robot system having conversion-calculation function of position and orientation, and workpiece taking out method
US9604363B2 (en) Object pickup device and method for picking up object
JP5850962B2 (ja) ビジュアルフィードバックを利用したロボットシステム
US8917942B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
US20180222056A1 (en) Method of teaching robot and robot system
US10569419B2 (en) Control device and robot system
US20140009582A1 (en) Three-dimensional measurement apparatus and robot system
US20070076946A1 (en) Object search apparatus, robot system equipped with object search apparatus, and object search method
JP2014028415A (ja) バラ積みされた物品をロボットで取出す装置
US20180290300A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, storage medium, system, and article manufacturing method
US11426876B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
US20230179732A1 (en) Image capturing apparatus, image processing apparatus, image processing method, image capturing apparatus calibration method, robot apparatus, method for manufacturing article using robot apparatus, and recording medium
WO2021019627A1 (ja) コンピュータビジョンシステムのキャリブレーション方法及びこれに用いる基準立体物
US20170151676A1 (en) Optical measurement of object location in three dimensions
WO2003039820A1 (fr) Procede servant a determiner la position tridimensionnelle et la posture d'un objet en cours de detection et detecteur visuel pour robot
US20160307311A1 (en) Image measurement apparatus, image measurement method, information processing apparatus, information processing method, and program
US9560250B2 (en) Information processing apparatus, measurement system, control system, light amount determination method and storage medium
JP5481397B2 (ja) 3次元座標計測装置
Lin et al. Image-sensor-based fast industrial-robot positioning system for assembly implementation
WO2021145280A1 (ja) ロボットシステム
JP2007121124A (ja) Ccdカメラ式3次元形状測定機の精度保証治具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190520

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6536550

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151