JP2021169998A - ボルト締付力感知座金 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボルトが緩むことを防止し、ボルトの締付状態を監視するボルト締付力感知座金を提供する。【解決手段】ボルト締付力感知座金は、感知座金1、信号処理装置及び接続線アセンブリ3を備える。感知座金1は、本体11、センサ素子12及びブッシュ13を有する。本体11は、金属材料からなるとともに、ボルト5のねじ部52の外径を組み合わせる同軸の軸孔111を有する。軸孔111に対して垂直な本体11の両端面には、緩み防止構造がそれぞれ設けられる。本体11の外周には、内側に凹んだ環状溝112が形成され、センサ素子12が環状溝112内に貼り合わされ、本体11が軸方向で受ける力により発生する変形検出値を測定する。ブッシュ13は、本体11及びセンサ素子12を覆う。接続線アセンブリ3は、ブッシュ13に配設され、センサ素子12及び信号処理装置と電気的に接続される。【選択図】図4

Description

本発明は、ボルト締付力感知座金に関し、特に、ボルトが緩むことを防止し、ボルトの締付状態を監視する、ボルト締付力感知座金に関する。
ボルトの締付作業では、均一の締付力によりボルトを締付けることが非常に重要である。また、締付けられたボルトが振動により緩んで、重大な事故、損害が発生することを防ぐことも非常に重要であった。
ボルトテンションゲージは、現在の所、ねじの締付力の制御精度が最も正確な超音波技術を利用したツールであったが、その製作及び施工にかかるコストが高価であったため、あまり普及していない。また、ボルトの締付力を感知する感知ボルト(ボルトの軸心の適切な箇所に、変形センサ素子を粘着して締付力を感知するボルト)を有するため、高価な上、オープンエンドレンチのみでしか締付けることができなかったため、施工し難くて非効率的で、あまり普及していなかった。また、ねじの締付力の制御及び検出には、ボルトトランスデューサー(Bolt Transducer)又は圧縮センターホール型荷重計(Center−hole type Compression Load Cell)又は圧電検出リングなどの軸方向力検出装置を代わりに使用してもよかった。しかし実際には上述した数種類の方式は、その製作コストの多寡、使用上の難易度、制御精度の高低などに関わらず、振動又は人的要因により壊れて緩んでしまい、危険が生じる虞があった。そのため、ボルトが緩むことを防ぐように設計し、締付状態を遠隔監視するシステムにして異常が発生したときに直ちに知らせなければ、トルク又は締付力の制御をさらに正確に行っても無駄となることがあった。
また、ボルトトランスデューサー、圧縮センターホール型荷重計などを使用すると、ボルトを締付ける締付力の変化を監視することができるが、ボルトトランスデューサー又は圧縮センターホール型荷重計の硬度が、緩み防止座金の硬度に近いため、ボルトを締付ける際、緩み防止座金の鋸歯状リブがボルトトランスデューサー又は圧縮センターホール型荷重計の端面に嵌入させることができず、ボルトが緩むことを防ぐことは困難であった。
そこで、本発明者は、上記課題を解決するための鋭意検討を重ねた結果、かかる知見に基づいて、本発明に想到するに至った。本発明の課題は、ボルトが緩むことを防ぐ機能と、ボルトの締付状態を監視する機能とを兼ね備え、従来技術の欠点を改善して産業上の利用価値があり、インダストリー4.0の趨勢発展の必要性を満たし、ボルトを締付ける際の締付力を制御することができる上、締付けられたボルトが振動により緩んでしまうことを防ぎ、さらには、有線方式又は無線方式により継続的にボルトが振動又は人的要因により緩んでいないか、締付状態を監視し、構造の安全性を半永久的に確保し、施工の記録及び責任に関して追跡・チェックを行う、ボルト締付力感知座金を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によれば、感知座金、信号処理装置及び接続線アセンブリを備えた、ボルト締付力感知座金であって、前記感知座金は、本体、センサ素子及びブッシュを有し、前記本体は、金属材料からなるとともに、ボルトのねじ部の外径を組み合わせる同軸の軸孔を有し、前記軸孔に対して垂直な前記本体の両端面には、緩み防止構造がそれぞれ設けられ、前記本体の外周には、内側に凹んだ環状溝が形成され、前記センサ素子が前記環状溝内に貼り合わされ、前記本体が軸方向で受ける力により発生する変形検出値を測定し、前記ブッシュは、金属又はプラスチック材料からなるか、プラスチック絶縁材料により鋳込み成形されるとともに、前記センサ素子を覆って保護し、前記信号処理装置は、信号増幅器、マイクロプロセッサ、ペアリングスイッチ、電源回路ユニット、信号伝送ユニット、記憶ユニット、RFアンテナ及び警告ユニットを有し、前記接続線アセンブリは、前記ブッシュに配設され、前記センサ素子及び前記信号処理装置と電気的に接続されることを特徴とする、ボルト締付力感知座金を提供する。
前記軸孔に対して垂直な前記本体の両端面に設けられた緩み防止構造は、両端面とも弧形状リブ面であるか、両端面とも楔状カム面であるか、一端面が弧形状リブ面で、他端面が楔状カム面であることが好ましい。
前記軸孔に対して垂直な前記本体の端面に設けられた緩み防止構造は、弧形状リブ面であり、前記弧形状リブ面の弧形状断面は、傾斜角度が前記ボルトのリード角より大きいとともに、前記ボルトのヘリカル方向とは関係がないことが好ましい。
前記軸孔に対して垂直な前記本体の端面に設けられた緩み防止構造は、楔状カム面であり、前記楔状カム面の楔状カムは傾斜角度が前記ボルトのリード角より大きいとともに、前記楔状カムの傾斜方向が前記ボルトのヘリカル方向と同じであることが好ましい。
前記軸孔に対して垂直な前記本体の端面に設けられた緩み防止構造は、楔状カム面であり、前記楔状カム面に緩み防止座金が組み合わされ、前記本体の前記楔状カム面と前記緩み防止座金の前記楔状カム面とが互いに対応して嵌合されることが好ましい。
前記緩み防止座金の前記楔状カム面の背面に設けられた鋸歯状リブ面の鋸歯状リブの断面の傾斜角度は、前記ボルトのリード角より大きく、前記鋸歯状リブの断面の傾斜方向は、前記ボルトのヘリカル方向と反対であることが好ましい。
前記本体及び前記緩み防止座金の硬度は同じであり、前記本体及び前記緩み防止座金の硬度は、前記ボルトのねじ頭部の硬度及び被固定部材の表面硬度よりも大きいことが好ましい。
前記センサ素子は、前記本体が軸方向で受ける力で発生する変形検出値を検出する抵抗式ひずみゲージ又は圧力センサ素子であることが好ましい。
前記信号処理装置は、変形検出値を増幅処理したデジタル信号を、予めキャリブレーションして記憶した締付力パラメータに基づき、演算し続けて締付力値を得て、無線方式によりトルク工具のコントローラへ伝送して前記ボルトの締付力を制御し、前記信号処理装置は、有線方式又は無線方式によりゲートウェイへ伝送し、前記締付力値を監視装置へアップロードし、前記変形検出値が所定値を超えたときに、前記監視装置が警告を発することが好ましい。
前記信号処理装置の前記信号増幅器と、他のマイクロプロセッサ及び他の信号伝達ユニットとは、前記センサ素子と電気的に接続されるとともに、前記ブッシュで覆われ、締付過程で、前記本体が軸方向で受ける力により発生する変形検出値を増幅処理してデジタル信号を得て、予めキャリブレーションして記憶した締付力パラメータに基づき、演算し続けて締付力値を得て、前記他の信号伝達ユニットにより、前記接続線アセンブリを介してリーダー又は通信ボックスに伝送し、締付情報を読取るか、無線方式により前記締付力値をコントローラへ伝送して前記ボルトの締付力を制御し、締付が完了した後、前記リーダー又は前記通信ボックスは、有線方式又は無線方式によりゲートウェイと通信してクラウドサーバへアップロードし、前記ボルトの締付状態を遠隔監視することが好ましい。
本発明のボルト締付力感知座金は、締付けられたボルトの締付力を検出するとともに、ボルトが緩むことを防ぎ、ボルトの締付状態を監視することができる。
本発明の一実施形態に係るボルト締付力感知座金の各種緩み防止構造を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るボルト締付力感知座金を右ねじボルトの緩み防止座金と組み合わせて使用する状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るボルト締付力感知座金を左ねじボルトの緩み防止座金と組み合わせて使用する状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るボルト締付力感知座金を右ねじボルトと組み合わせたときの状態を示す説明図である。 図3のボルト締付力感知座金を左右ねじボルトに応用したときの状態を示す分解斜視図である。 図3の左右ねじボルトの両方を用いることができる本体の組合せ応用の緩み防止構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るボルト締付力感知座金を右ねじボルトと組み合わせたときの状態を示す説明図である。 図6のボルト締付力感知座金を右ねじボルトに応用したときの状態を示す分解斜視図である。 図6の右ねじボルトに用いる感知座金の組合せ応用の緩み防止構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るボルト締付力感知座金を左ねじボルトに応用して組み合わせたときの状態を示す説明図である。 図9のボルト締付力感知座金を左ねじボルトに応用したときの状態を示す分解斜視図である。 図9の左ねじボルトに用いる感知座金の組合せ応用の緩み防止構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るボルト締付力感知座金を左ねじボルトと組み合わせたときの状態を示すもう一つの説明図である。 図12のボルト締付力感知座金を右ねじボルトに応用したときの状態を示すもう一つの分解斜視図である。 図12の左ねじボルトに用いる感知座金の組合せ応用のもう一つの緩み防止構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るボルト締付力感知座金を左ねじボルトに応用して組み合わせたときの状態を示すもう一つの説明図である。 図15のボルト締付力感知座金を左ねじボルトに応用したときの状態を示すもう一つの分解斜視図である。 図15の左ねじボルトに用いる感知座金の組合せ応用のもう一つの緩み防止構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るボルト締付力感知座金を示す組立図である。 本発明の一実施形態に係るボルト締付力感知座金を示すもう一つの組立図である。 本発明の一実施形態に係るボルト締付力感知座金の感知座金のキャリブレーションを示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るボルト締付力感知座金の感知座金のもう一つのキャリブレーションを示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るボルト締付力感知座金の応用を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るボルト締付力感知座金を示すもう一つの組立図である。 図23のボルト締付力感知座金の応用を示す説明図(1)である。 図23のボルト締付力感知座金の応用を示す説明図(2)である。
以下、本発明の目的、特徴及び効果をより分かりやすくするために、具体的な実施形態について図に基づいて詳しく説明する。
図1、図2A、図2B、図5、図8、図11、図14及び図17を参照する。図1、図2A、図2B、図5、図8、図11、図14及び図17に示すように、本発明の一実施形態に係るボルト締付力感知座金は、少なくとも本体11及びその緩み防止構造から構成されてなる。本体11は、金属材料からなるとともに、軸孔111を有する。軸孔111に対して同軸かつ垂直な両端面は、図1の1aのように弧形状リブ面113に成形されるか、図1の1b及び1cのように楔状カム面114に成形されるか、図1の1d及び1eのように楔状カム面114と弧形状リブ面113との組合せに成形される。図1の1aは、弧形状リブ面113の弧形状リブ1131の傾斜角度1132がボルト5のリード角53より大きくなるようにし、図1の1aの緩み防止構造を左回転又は右回転のボルトに適用し、図1の1b及び1cの楔状カム面114の楔状カム1141の傾斜角度1142をボルト5のリード角53よりも大きくし、摩擦力でなく張力(tension)によりボルト5が緩むことを防ぎ、図1の1b及び1cの緩み防止構造は、図2A及び図2Bの緩み防止座金4と組み合わせて使用してもよい。図1の1d及び1eの緩み防止構造は、一面が弧形状リブ面113に成形され、他面が楔状カム面114に成形され、図2A及び図2Bの緩み防止座金4のうちの1枚を組み合わせて使用してもよい。図1の1b、1c、1d及び1eの本体11の楔状カム面114は、組み合わせる緩み防止座金4の楔状カム面41と等しい寸法及び硬度を有し、使用するボルト5及び被固定部材7の表面よりも硬度が高い。本体11の楔状カム1141の傾斜角度1142は、使用するボルト5の回転方向と同じである。緩み防止座金4の楔状カム面41の背面に設けた鋸歯状リブ面42の鋸歯状リブ421の傾斜角度422は、緩み防止座金4の他方の端面の楔状カム411の傾斜角度412と同じであるが、傾斜方向は反対である。
図3、図4、図5及び図22を参照する。図3、図4、図5及び図22に示すように、本発明の一実施形態に係るボルト締付力感知座金(Bolt Force Sensing Washer)は、感知座金1、信号処理装置2及び接続線アセンブリ3を含む。感知座金1は、本体11、センサ素子12及びブッシュ13を有する。本体11は、ボルト5のねじ部52の外径を組み合わせる同軸の軸孔111を有する。本体11の外周には、内側に凹んだ環状溝112が形成される。軸孔111に対して垂直な本体11の両端面には、緩み防止構造がそれぞれ設けられる。緩み防止構造は、弧形状リブ面113でもよい。センサ素子12を環状溝112内に貼り合わせ、ボルト5を締付けたときに発生する締付力による変形検出値を本体11が得る。ブッシュ13は、金属又はプラスチック材料からなるか、プラスチック絶縁材料により鋳込み成形し、本体11及びセンサ素子12を覆って保護する。信号処理装置2は、マイクロプロセッサ21、信号増幅器22、ペアリングスイッチ(pairing switch)23、電源回路ユニット24(例えば、商用電源又は電池)、信号伝送ユニット25(例えば、伝送インタフェースカード)、記憶ユニット26(例えば、メモリ又はメモリカード)、RFアンテナ27(又はBluetooth(登録商標))及び警告ユニット28(例えば、ブザー又は警告灯)を有する。信号増幅器22、ペアリングスイッチ23、電源回路ユニット24、信号伝送ユニット25、記憶ユニット26、RFアンテナ27及び警告ユニット28は、マイクロプロセッサ21と電気的に接続される。ペアリングスイッチ23は、識別のためにRFラベルに代替してもよい。また、信号処理装置2は、屋外で使用できるように、表示、マッチ識別、位置決め及び避雷などの機能を有し、所定のパラメータに依り、ボルト5の位置及び締付力の状態をクラウドサーバ92(図16を参照する)へ伝送して遠隔監視するか、ボルト5の締付力の変位量が所定範囲を超えたときに警告を行ってもよい。また、感知座金1は、キャリブレーションによりその軸方向力の大きさと、発生する変形検出値との間の関係式を得て、信号処理装置2の記憶ユニット26に記憶する。接続線アセンブリ3は、ブッシュ13に挿通され、センサ素子12及び信号処理装置2と電気的に接続される。上述した実施形態の他、信号処理装置2中の信号増幅器22、マイクロプロセッサ21及び信号伝送ユニット25は、図4に示すように、センサ素子12を本体11の環状溝112内に貼り合わせるとともに、センサ素子12と電気的に接続され、ブッシュ13が信号増幅器22、マイクロプロセッサ21、信号伝送ユニット25及びセンサ素子12を同時に覆う。そのため、増幅処理されたデジタル信号又はキャリブレーションされたデータは、接続線アセンブリ3及び信号処理装置2を介して外部装置6(例えば、信号リーダー(signal reader)、転送装置(transferring device)、コントローラ91又はクラウドサーバ92)に伝送される。
上述したように、ボルト5が感知座金1の本体11の軸孔111、被固定部材7の貫通孔71及び被ロック部材8のねじ孔81に挿通されて螺合される際、信号処理装置2の信号伝送ユニット25を介し、感知座金1からの変形検出値を受信する。信号処理装置2のマイクロプロセッサ21が演算し続けて締付力の変化を得るとともに、同期で無線(例えばRFアンテナ)方式によりコントローラ91まで伝送し(コントローラは、空気駆動、電気駆動又は油圧駆動のトルク締付工具のコントローラである)、コントローラ91に設定された目標締付力まで締付けると、コントローラ91が直ちに動力源を切断すると同時に、警報又はランプにより作業員に知らせる。締付けた後、感知座金1の両端面の弧形状リブ面113の複数の弧形状リブ1131(図5を参照する)が、ボルト5のねじ頭部51の底部及び被固定部材7の表面にそれぞれ嵌入される。感知座金1の両端面の緩み防止構造は、ボルト5が振動により緩むことを防ぐことができる。また、感知座金1の両端面に弧形状リブ面113が設けられている場合、ボルト5は右ねじ又は左ねじのボルトでもよい。図22に示すように、感知座金1は信号処理装置2を介して有線方式(例えばRS485)又は無線方式(例えばRFアンテナ)によりゲートウェイ(Gateway)30及び周辺の監視装置(例えばクラウドサーバ92)と電気的に接続され、遠隔監視を行う。ゲートウェイ30は、屋外で使用するために、必要に応じて測位装置(例えばGPS)又は避雷装置を別途設け、所定のパラメータに依り、ボルト5の位置及び締付力の状態をクラウドサーバ92へ伝達して遠隔監視を行う。ボルト5の締付力の変位量が設定範囲を超えた場合、信号処理装置2の警告ユニット28又はコントローラ91により警報を直ちに発する。また、複数の信号処理装置2を同一のゲートウェイ30に電気的に接続し、コントローラ91又はクラウドサーバ92などの周辺装置に伝送してもよい。また、信号処理装置2及び感知座金1へのアクセスはそれぞれ個別に行われてもよい。感知座金1の本体11の端面又はブッシュ13上の適宜な箇所には、感知座金1のキャリブレーションに関連したパラメータを識別するか読取る素子が貼り付けられている。例えば、感知座金1の製造番号、一次元又は二次元バーコード、RFラベルなどであり、感知座金1が信号処理装置2に電気的に接続されると、感知座金1のキャリブレーションパラメータを得て、締付力値の演算と、記憶、伝達、監視などその他関連した処理を行ってもよい。このように、本実施形態のボルト締付力感知座金は、ボルト5の締付過程で生じた締付力の変化を把握し、締付けた後、その締付状態を継続的に監視し、振動により緩むか人的要因により壊れたときに警報を直ちに発することにより、構造の安全性を半永久的に確保することができる。また、信号処理装置2の記憶ユニット26に記憶した施工情報に基づき、関連した責任の追跡・チェックを行ってもよい。
図1、図2A、図2B、図6、図7、図8、図9、図10及び図11を参照する。図1、図2A、図2B、図6、図7、図8、図9、図10及び図11に示すように、本実施形態の感知座金1の本体11は、軸孔111に対して垂直な両端面に設けられた緩み防止構造は、楔状カム面114でもよい。楔状カム面114は、両端面に円環放射線状に配列された複数の楔状カム(wedge cam)1141を有する。本体11の楔状カム面114の楔状カム1141の傾斜角度1142は、ボルト5のリード角53より大きい。
図1、図2A、図2B、図6、図7、図8、図9、図10及び図11を参照する。図1、図2A、図2B、図6、図7、図8、図9、図10及び図11に示すように、締付力感知座金1に緩み防止座金4を組み合わせて使用する。緩み防止座金4は、緩み防止座金4の楔状カム面41と本体11の楔状カム面114とを互いに嵌合して緩むことを防ぐために、本体11の両端面にそれぞれ配設される。本体11は、金属材料からなる。本体11の硬度は、緩み防止座金4と同じ硬度を有し(その硬度の変位量は許容範囲内である)、本体11の硬度は、ボルト5のねじ頭部51の硬度及び被固定部材7の硬度よりも大きい。
図1、図2A、図2B、図6、図7、図8、図9、図10及び図11を参照する。図1、図2A、図2B、図6、図7、図8、図9、図10及び図11に示すように、本実施形態の本体11と組み合わせて使用する緩み防止座金4の楔状カム面41は、本体11の楔状カム面114と同じ寸法構造である複数の楔状カム411を有し、円環放射線状に配列される。緩み防止座金4の他面は鋸歯状リブ面42であり、円環放射線状に配列されて被固定部材7の端面に対向する複数の鋸歯状リブ421を有し、ボルト5を締付けると、鋸歯状リブ421が被固定部材7の表面に噛合される。
図2A、図6、図7、図8及び図14を参照する。図2A、図6、図7、図8及び図14に示すように、本実施形態で使用するボルト5は右ねじであり、本体11の楔状カム1141の傾斜角度1142及び緩み防止座金4の楔状カム411の傾斜角度412の傾斜方向と、ボルト5のヘリカル方向とは同じである。緩み防止座金4の鋸歯状リブ面42の鋸歯状リブ421の傾斜角度422と、緩み防止座金4の楔状カム面41の傾斜角度412とは同じであるが、傾斜方向は反対である。
図1、図2A、図2B、図12、図13、図14、図15、図16及び図17を参照する。図1、図2A、図2B、図12、図13、図14、図15、図16及び図17に示すように、本実施形態において、軸孔111に対して垂直な本体11の両端面の緩み防止構造は、前述した2つの形式を組み合わして応用してもよく、ボルト5のねじ頭部51の底部に対向する本体11の端面は、弧形状リブ面113に成形されてもよい。ボルト5が締付けられるとき、弧形状リブ1131をねじ頭部51の底部に直接嵌入させるため、緩み防止座金4を使用する必要はなく、被固定部材7に対向した端面が楔状カム面114に成形される。楔状カム面114は、複数の楔状カム(wedge cam)1141を有する。複数の楔状カム1141は、本体11の端面に円環放射線状に配列され、その傾斜角度1142は、ボルト5のリード角53より大きく、本体11は、被固定部材7に対向した端面が楔状カム面114に成形され、1組2枚である緩み防止座金4のうちの1枚を組み合わせて使用してもよい。緩み防止座金4は、楔状カム面41と本体11の楔状カム面114とが嵌合されて緩むことを防ぐ。緩み防止座金4は、楔状カム面41の背面の鋸歯状リブ面42の鋸歯状リブ421が被固定部材7の端面に嵌入される。鋸歯状リブ421の傾斜角度422は、ボルト5のリード角53より大きい。鋸歯状リブ421の断面の傾斜方向は、ボルト5のヘリカル方向と反対であり、その作用原理は前述した説明と同じである。
図4、図7、図10、図13、図16、図18及び図19を参照する。図4、図7、図10、図13、図16、図18及び図19に示すように、本実施形態の接続線アセンブリ3は、コネクタ311と結合するデュアルコネクタ接続線32でもよいし、シングルコネクタ接続線31でもよい。センサ素子12のセンサ信号線121(図4を参照する)は、コネクタ311と電気的に接続される。図18に示すように、センサ素子12は、ブッシュ13上のコネクタ311及びデュアルコネクタ接続線32のコネクタヘッド312を介し、信号処理装置2のコネクタ20と電気的に接続されるか、図19に示すように、シングルコネクタ接続線31によりセンサ信号線121と電気的に接続され、シングルコネクタ接続線31をブッシュ13に挿通させて信号処理装置2のコネクタ20と電気的に接続させてもよい。
図4、図7、図10、図13及び図16を参照する。図4、図7、図10、図13及び図16に示すように、本実施形態のセンサ素子12は、本体11が軸方向で受ける力で発生する変形検出値を検出する、抵抗式ひずみゲージ又は圧力センサ素子(例えば、圧電シート)である。
図20及び図21を参照する。図20及び図21に示すように、本実施形態の信号処理装置2と感知座金1とを対にして電気的に接続する。感知座金1をキャリブレーションした後、信号処理装置2の記憶ユニット26には、本体11の変形検出値と、対応した軸方向の締付力との関係曲線とを記憶し、各感知座金1と、感知座金1と電気的に接続された信号処理装置2とを組み合わせて使用してもよい。図20を参照する。図20に示すように、本実施形態のボルト締付力感知座金をキャリブレーションするとき、ボルト5を感知座金1の軸孔111と、マスター圧縮ロードセル(master compression load cell)72の貫通孔721と、被固定部材7の貫通孔71とに挿通させて被ロック部材8のねじ孔81に締付け、トルクによりアキシャル荷重を発生させ、感知座金1の変形検出値及びマスター圧縮ロードセル72の軸方向力の数値を得て、感知座金1の変形検出値と締付力との関係曲線を構築するとともに、感知座金1と電気的に接続された信号処理装置2の記憶ユニット26又は周辺の記憶装置に記憶する。感知座金1のシリアルナンバー及び関連したキャリブレーションパラメータは、一緒に記憶させる。図21を参照する。図21に示すように、本実施形態のボルト締付力感知座金をキャリブレーションするとき、圧力機構73を介して感知座金1と、同軸設置されたマスター圧縮ロードセル72とに軸方向力を付与し、被固定部材7を感知座金1及びマスター圧縮ロードセル72の設計範囲内まで下押しし、感知座金1の変形検出値及びマスター圧縮ロードセル72の軸方向力の数値を得て、感知座金1の変形検出値と締付力との関係曲線を構築し、感知座金1と電気的に接続された信号処理装置2の記憶ユニット26又は周辺の記憶装置に記憶し、感知座金1のシリアルナンバー及び関連したキャリブレーションパラメータも一緒に記憶する。複数の感知座金1をキャリブレーションするとき、各感知座金1のコードとともに、キャリブレーションパラメータを信号処理装置2の記憶ユニット26に入力し、対にして記録する。また、各感知座金1のコードは、キャリブレーションパラメータとともに、周辺の記憶装置又はクラウドデータベースに記憶し、施工するときに信号処理装置2へダウンロードして入力し、演算使用する。また、各感知座金1のコードは、キャリブレーションパラメータとともに、一次元又は二次元バーコードをブッシュ13の外周に貼り付けるか、ブッシュ13のシングルコネクタ接続線31に接続し、使用者が有線又は無線のスキャナーによりバーコードを走査し、感知座金1のコード及びキャリブレーションパラメータを信号処理装置2へ入力して対にしてから演算を行う。
図3、図6、図9、図12及び図15を参照する。図3、図6、図9、図12及び図15に示すように、本実施形態の電源回路ユニット24は、二次電池、商用電源又はソーラーエネルギー発電源である。マイクロプロセッサ21は、電源回路ユニット24の容量が下限に達したときに、警告ユニット28により通知し、電源回路ユニット24の交換又は修理を行う。
図22を参照する。図22に示すように、本実施形態の信号処理装置2は、所定の時間間隔で感知座金1の締付状態が所定範囲内にあるか否かをチェックし、データを外部装置(例えば、コントローラ91又はクラウドサーバ92)に伝送するか、外部装置(例えば、コントローラ91又はクラウドサーバ92)を有線方式又は無線方式により信号処理装置2の記憶ユニット26と電気的に接続させ、感知座金1の締付状態が所定範囲内にあるか否かをチェックする。上述したように、ボルト5の締付作業を行うときは、ボルト5を本体11の軸孔111と、被固定部材7の貫通孔71と、被ロック部材8のねじ孔81とに挿通させ、被固定部材7及び被ロック部材8を締付ける。実際の施工工程では、信号処理装置2の信号伝送ユニット25により、感知座金1からの変形検出信号を受信し、信号処理装置2のマイクロプロセッサ21が信号をフィルタ増幅処理してデジタル信号に変換し、予めキャリブレーションした締付力パラメータに基づき、継続的に演算して締付力の変化を得るとともに、同期で有線方式(例えばRS485)又は無線方式(例えばRFアンテナ)により電動インパクトトルク工具に内蔵されたコントローラ91か、気圧インパクトレンチに接続されたコントローラ91(図22を参照する)へ伝送する。コントローラ91は、気圧駆動、電気駆動又は油圧駆動のコントローラである。ボルト5の締付力がコントローラ91に設定した締付力の目標値に達した場合、コントローラ91により動力源を直ちに切断するとともに、警報又はランプにより作業員に知らせる。ボルト5が締付けられた後、感知座金1の両端面の弧形状リブ面113の複数の弧形状リブ1131(図1及び図4を参照する)は、ボルト5のねじ頭部51の底部及び被固定部材7の頂部にそれぞれ嵌入される。感知座金1は、両端面の緩み防止構造によりボルト5が振動により緩むことを防ぐことができる。図22を参照する。図22に示すように、感知座金1は、信号処理装置2を介して電気的に接続されたゲートウェイ(Gateway)30及び周辺の監視装置(例えばクラウドサーバ92)により遠隔監視を行う。ゲートウェイ30は、屋外で使用できるように、必要に応じて測位装置(例えばGPS)又は避雷装置を別途設け、所定のパラメータに基づき、ボルト5の位置及び締付力の状態をクラウドサーバ92へ伝送して遠隔監視を行ってもよい。ボルト5の締付力の変位量が設定範囲を超えた場合、信号処理装置2の警告ユニット28又はコントローラ91により直ちに警報を発する。また、複数の信号処理装置2は、1つのゲートウェイ30に電気的に接続された後、コントローラ91又はクラウドサーバ92などの周辺装置と電気的に接続されてもよい。さらに、信号処理装置2及び感知座金1へのアクセスはそれぞれ個別に行われてもよい。感知座金1の端面又はブッシュ13上の適宜な箇所には、感知座金1のキャリブレーションに関連したパラメータを識別するか読取る部材が貼り付けられている。例えば、感知座金1の製造番号、二次元バーコード、RFラベルなどであり、感知座金1が信号処理装置2に電気的に接続されると、感知座金1のキャリブレーションパラメータを得て、締付力値の演算と、記憶、伝達、監視などその他関連した処理を行ってもよい。このように、本発明のボルト締付力感知座金は、ボルト5の締付の施工品質を確保しながら、締付けられた状態を継続的に監視し、構造の安全性を半永久的に確保することができる。また、信号処理装置2の記憶ユニット26に記憶した施工情報に基づき、関連した責任の追跡・チェックを行ってもよい。
図23を参照する。図23に示すように、本実施形態のボルト締付力感知座金1’は、元の信号処理装置2の信号増幅器22と、センサ素子12及び他のマイクロプロセッサ211と、他の信号伝達ユニット251と、を電気的に接続するとともに、ブッシュ13で覆われ、本体11が軸方向で受ける力により発生する変形検出値を増幅処理して演算し、締付力を得た後、接続線アセンブリ3を介してリーダー2’又は通信ボックス(communicating box)2’’に伝送する(図24Bを参照する)。リーダー2’又は通信ボックス2’’は、元の信号処理装置2の代替として用いられる。リーダー2’又は通信ボックス2’’は、締付力などの情報の読取り又は伝送の機能のみ有し、通信ボックス2’’は、リーダー2’と比べ、無線通信ユニット(LORAその他類似の機能を有する要素)29が増設され、遠隔監視に用いてもよい。
図23、図24A及び図24Bを参照する。図24Aに示すように、感知座金1’の締付作業を行う際、センサ素子12が検出した変形検出値を、他方のマイクロプロセッサ211及び信号増幅器22により増幅処理してデジタル信号を得て、予めキャリブレーションして記憶した締付力パラメータに基づき、締付力値を演算し続け、他の信号伝達ユニット251(UART)及び接続線アセンブリ3を介してリーダー2’に伝送してから、無線方式により工具のコントローラ91又は周辺の表示装置に伝送し、所望の締付力になるまで締付けられると、コントローラ91により動力源を切断するか、表示装置により警告を発して締付けを停止する。締付けた後は、リーダー2’により、有線方式で携帯電話、タブレットコンピュータ又はノート型パソコンと通信し、締付の数字を随時監視してもよい。図24Bに示すように、感知座金1’を締付けた後、他の信号伝達ユニット251(UART)及び接続線アセンブリ3を介して通信ボックス2’’に伝送してから、有線方式又は無線方式によりゲートウェイ30に伝送するか、クラウドサーバ92にアップロードし、ボルトの締付状態を随時、遠隔監視し、数値が設定範囲を超えたときに警告を発する。
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本発明の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではない。本発明の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本発明の特許請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
1 感知座金
1’ 感知座金
2 信号処理装置
2’ リーダー
2’’ 通信ボックス
3 接続線アセンブリ
4 緩み防止座金
5 ボルト
6 外部装置
7 被固定部材
8 被ロック部材
11 本体
12 センサ素子
13 ブッシュ
20 コネクタ
21 マイクロプロセッサ
22 信号増幅器
23 ペアリングスイッチ
24 電源回路ユニット
25 信号伝送ユニット
26 記憶ユニット
27 RFアンテナ
28 警告ユニット
29 無線通信ユニット
30 ゲートウェイ
31 シングルコネクタ接続線
32 デュアルコネクタ接続線
41 楔状カム面
42 鋸歯状リブ面
51 ねじ頭部
52 ねじ部
53 リード角
71 貫通孔
72 マスター圧縮ロードセル
73 圧力機構
81 ねじ孔
91 コントローラ
92 クラウドサーバ
111 軸孔
112 環状溝
113 弧形状リブ面
114 楔状カム面
121 センサ信号線
211 他のマイクロプロセッサ
251 他の信号伝達ユニット
252 無線通信ユニット
311 コネクタ
312 コネクタヘッド
411 楔状カム
412 傾斜角度
421 鋸歯状リブ
422 傾斜角度
721 貫通孔
1131 弧形状リブ
1132 傾斜角度
1141 楔状カム
1142 傾斜角度

Claims (10)

  1. 感知座金、信号処理装置及び接続線アセンブリを備えた、ボルト締付力感知座金であって、
    前記感知座金は、本体、センサ素子及びブッシュを有し、前記本体は、金属材料からなるとともに、ボルトのねじ部の外径を組み合わせる同軸の軸孔を有し、前記軸孔に対して垂直な前記本体の両端面には、緩み防止構造がそれぞれ設けられ、前記本体の外周には、内側に凹んだ環状溝が形成され、前記センサ素子が前記環状溝内に貼り合わされ、前記本体が軸方向で受ける力により発生する変形検出値を測定し、前記ブッシュは、金属又はプラスチック材料からなるか、プラスチック絶縁材料により鋳込み成形されるとともに、前記本体及び前記センサ素子を覆い、
    前記信号処理装置は、信号増幅器、マイクロプロセッサ、ペアリングスイッチ、電源回路ユニット、信号伝送ユニット、記憶ユニット、RFアンテナ及び警告ユニットを有し、
    前記接続線アセンブリは、前記ブッシュに配設され、前記センサ素子及び前記信号処理装置と電気的に接続されることを特徴とする、ボルト締付力感知座金。
  2. 前記軸孔に対して垂直な前記本体の両端面に設けられた緩み防止構造は、両端面とも弧形状リブ面であるか、両端面とも楔状カム面であるか、一端面が弧形状リブ面で、他端面が楔状カム面であることを特徴とする請求項1に記載のボルト締付力感知座金。
  3. 前記軸孔に対して垂直な前記本体の端面に設けられた緩み防止構造は、弧形状リブ面であり、
    前記弧形状リブ面の弧形状断面は、傾斜角度が前記ボルトのリード角より大きいとともに、前記ボルトのヘリカル方向とは関係がないことを特徴とする請求項2に記載のボルト締付力感知座金。
  4. 前記軸孔に対して垂直な前記本体の端面に設けられた緩み防止構造は、楔状カム面であり、
    前記楔状カム面の楔状カムは傾斜角度が前記ボルトのリード角より大きいとともに、前記楔状カムの傾斜方向が前記ボルトのヘリカル方向と同じであることを特徴とする請求項2に記載のボルト締付力感知座金。
  5. 前記軸孔に対して垂直な前記本体の端面に設けられた緩み防止構造は、楔状カム面であり、
    前記楔状カム面に緩み防止座金が組み合わされ、
    前記本体の前記楔状カム面と前記緩み防止座金の前記楔状カム面とが互いに対応して嵌合されることを特徴とする請求項4に記載のボルト締付力感知座金。
  6. 前記緩み防止座金の前記楔状カム面の背面に設けられた鋸歯状リブ面の鋸歯状リブの断面の傾斜角度は、前記ボルトのリード角より大きく、
    前記鋸歯状リブの断面の傾斜方向は、前記ボルトのヘリカル方向と反対であることを特徴とする請求項5に記載のボルト締付力感知座金。
  7. 前記本体及び前記緩み防止座金の硬度は同じであり、
    前記本体及び前記緩み防止座金の硬度は、前記ボルトのねじ頭部の硬度及び被固定部材の表面硬度よりも大きいことを特徴とする請求項5又は6に記載のボルト締付力感知座金。
  8. 前記センサ素子は、前記本体が軸方向で受ける力により発生する変形検出値を検出する抵抗式ひずみゲージ又は圧力センサ素子であることを特徴とする請求項1に記載のボルト締付力感知座金。
  9. 前記信号処理装置は、変形検出値を増幅処理したデジタル信号を、予めキャリブレーションして記憶した締付力パラメータに基づき、演算し続けて締付力値を得て、無線方式によりトルク工具のコントローラへ伝送して前記ボルトの締付力を制御し、
    前記信号処理装置は、有線方式又は無線方式によりゲートウェイへ伝送し、前記締付力値を監視装置へアップロードし、前記変形検出値が所定値を超えたときに、前記監視装置が警告を発することを特徴とする請求項1に記載のボルト締付力感知座金。
  10. 前記信号処理装置の前記信号増幅器と、他のマイクロプロセッサ及び他の信号伝達ユニットとは、前記センサ素子と電気的に接続されるとともに、前記ブッシュで覆われ、締付過程で、前記本体が軸方向で受ける力により発生する変形検出値を増幅処理してデジタル信号を得て、予めキャリブレーションして記憶した締付力パラメータに基づき、演算し続けて締付力値を得て、前記他の信号伝達ユニットにより、前記接続線アセンブリを介してリーダー又は通信ボックスに伝送し、締付情報を読取るか、無線方式により前記締付力値をコントローラへ伝送して前記ボルトの締付力を制御し、締付が完了した後、前記リーダー又は前記通信ボックスは、有線方式又は無線方式によりゲートウェイと通信してクラウドサーバへアップロードし、前記ボルトの締付状態を遠隔監視することを特徴とする請求項1に記載のボルト締付力感知座金。
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