JP2599485Y2 - ロッドレスシリンダの動作位置検出装置 - Google Patents

ロッドレスシリンダの動作位置検出装置

Info

Publication number
JP2599485Y2
JP2599485Y2 JP1998003143U JP314398U JP2599485Y2 JP 2599485 Y2 JP2599485 Y2 JP 2599485Y2 JP 1998003143 U JP1998003143 U JP 1998003143U JP 314398 U JP314398 U JP 314398U JP 2599485 Y2 JP2599485 Y2 JP 2599485Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
rodless cylinder
position sensor
moving
operating position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998003143U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10274U (ja
Inventor
門 泰 弘 長
Original Assignee
エスエムシー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エスエムシー株式会社 filed Critical エスエムシー株式会社
Priority to JP1998003143U priority Critical patent/JP2599485Y2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH10274U publication Critical patent/JPH10274U/ja
Publication of JP2599485Y2 publication Critical patent/JP2599485Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Actuator (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、流体圧駆動のロッドレ
スシリンダにおける動作位置検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、流体圧シリンダのピ
ストン1に磁石2を設け、シリンダに該磁石2の磁界を
検出して信号を出力する位置センサ3を取付けた流体圧
シリンダのピストン位置検出装置は、既に知られてい
る。上記公知の位置検出装置における磁石2の磁極は、
図6に示すように、磁力線がピストン1の移動方向に平
行する方向に向って出るように配設されている。一方、
位置センサ3は、感度に指向性を有するために、その向
きを上記磁石2における磁力線の方向、換言すればピス
トンの移動方向と平行な方向に取付ける必要がある。
【0003】上記公知のピストン位置検出装置は、磁石
2の構成が簡単であるが、磁石2の磁力が強すぎたり、
或いは磁石2と位置センサ3の距離が近すぎたりする
と、誤動作することがある。この誤動作は、図6に示す
ように、磁石2におけるピストン移動方向の磁力線とし
て、位置センサ3が検出の対象とする磁力線A以外に、
誤動作の原因となる磁力線B,Bが存在するためであ
る。このため、磁石2を、位置センサ3に対して適切な
磁力線を発生させるものとする必要があるので、磁石の
材質や、大きさ、形状等に制限が生ずるという問題があ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の基本的な技術
的課題は、図6によって先に説明した上記誤動作のおそ
れがなく、かつロッドレスシリンダにピストン位置検出
装置を設ける場合の各種問題点をも解決した動作位置検
出装置を提供することにある。本考案の更に具体的な技
術的課題は、シリンダチューブにその強度を低下させる
ようなスイッチ取付溝を設ける必要をなくしたロッドレ
スシリンダの動作位置検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、ピストンと同期して移動する移動子とシ
リンダチューブを有する固定部とを備えたロッドレスシ
リンダにおける上記移動子の動作位置を検出するための
位置検出装置であって、上記移動子に取付けられた該移
動子の移動方向に伸びる棒状の磁石と、固定部外面にお
ける上記磁石との対向位置に位置調節可能に取付けられ
上記磁石の磁界を検出して信号を出力する位置センサと
を備え、上記磁石の磁極の向きを、移動子の移動方向と
ほぼ直交する方向とし、上記位置センサの感度の向き
を、上記磁石から出る磁力線の方向とほぼ平行としたこ
とを特徴とするものである。
【0006】上記動作位置検出装置においては、固定部
上を移動する移動子における該固定部外側面に垂下する
垂下部に磁石を取付け、固定部の外側面における上記磁
石との対向位置に位置センサを取付けることができる。
【0007】また、上記動作位置検出装置における磁石
は、端面に異磁極を有する複数個の磁石片を、磁極の方
向と直交する方向に並設することにより構成し、その場
合に、磁石片の位置センサとは反対側面に磁性体のヨー
クを配設したものとすることができる。
【0008】上記構成を有するロッドレスシリンダの動
作位置検出装置においては、ピストンと同期して移動す
る移動子が、シリンダチューブからなる固定部に対して
移動する際、その移動子に設けた棒状の磁石が固定部に
取付けた位置センサに接近すると、位置センサが上記磁
石の磁界を検出して信号を出力するので、移動子の位置
を検出することができる。この場合に、上記磁石の磁極
の方向を、移動子の移動方向に対してほぼ直交する方向
とし、かつ位置センサの感度の向きを、上記磁石から出
る磁力線の方向とほぼ平行としたので、位置センサに、
図6により説明したような該センサを誤動作をさせる磁
力線が作用せず、位置検出装置の誤動作を確実に防止す
ることができる。更に、上記磁石を適切な長さとするこ
とにより位置センサの動作範囲を長くし、あるいは、移
動子の移動速度等との関連において、感度、検出精度等
を調製することができる。
【0009】
【実施例】図1乃至図3は、本考案に係る流体圧駆動の
ロッドレスシリンダの実施例を示し、このロッドレスシ
リンダ10は、シリンダチューブ11を備えた固定部
と、該シリンダチューブ11の内部で流体圧により駆動
されるピストン(図示省略)と、シリンダチューブ11
に沿って上記ピストンと同期して移動する移動子12と
を備え、さらに、このロッドレスシリンダ10における
上記移動子12の動作位置を検出するための以下に説明
する位置検出装置を備えている。
【0010】即ち、上記固定部(シリンダチューブ1
1)上を移動する移動子12には、該固定部外側面に垂
下する垂下部12aを設け、この垂下部12aに、棒状
の磁石13を移動子12の移動方向とほぼ平行に取付
け、固定部の外側面における上記磁石13との対向位置
には、位置センサ15を備えたセンサ取付部14をシリ
ンダチューブ11の長手方向に移動可能に取付けてい
る。この棒状の磁石13は、図3に示すように、シリン
ダチューブ11の幅方向に磁力線を出す磁極を有し、ま
た、位置センサ15は、感度の向きが磁石13の磁力線
の方向とほぼ平行になるようにして設置している。した
がって、磁石13からの磁力線の流れは、移動子12及
び該磁石13の移動方向にほぼ直交する方向となる。
【0011】上記構成を有する第1実施例のロッドレス
シリンダでは、移動子12に設けた磁石13が固定部に
取付けた位置センサ15に接近すると、その位置センサ
15が上記磁石13の磁界を検出して信号を出力するの
で、移動子12の位置を検出することができる。この場
合に、磁石13の磁極の方向を移動子12の移動方向に
ほぼ直交する方向とし、かつ位置センサ15の感度の向
きを磁石13からの磁力線の方向とほぼ平行に設置して
いるので、位置センサ15に、図6によって説明した該
センサを誤動作させる磁力線が作用せず、位置検出装置
の誤動作を確実に防止することができ、しかも磁石13
が材質や大きさ形状等の制約を受けることがない。ま
た、上記磁石13を適切な長さの棒状とすることにより
位置センサ15の動作範囲を長くし、あるいは、移動子
の移動速度等との関連において、感度、検出精度等を調
製することができる。
【0012】図4は上記移動子12に配設する磁石の他
の構造例を示し、この磁石25は、端面に異磁極を有す
る2個の磁石片26,26を、磁極の方向とほぼ直交す
る方向に並設したものとして構成されている。図5は、
上記磁石の更に他の構造例を示し、この磁石30は、図
4に示す磁石25の位置センサとは反対側の磁極に、鉄
等の磁性体で形成した磁力線の漏洩を防止するヨーク3
1を取付けたものとして構成されている。
【0013】これらの磁石25,30の移動子12への
取付態様及び作用は、上記磁石13と実質的に同一であ
るから、それらについての詳細な説明は省略する。
【0014】
【考案の効果】本考案によれば、流体圧シリンダのピス
トンと同期して移動する移動子に取付けた棒状の磁石の
磁極の方向を、移動子の移動方向に対してほぼ直交する
方向とし、かつ位置センサの感度の向きを磁石の磁力線
の方向とほぼ平行に設置したので、位置検出装置の誤動
作を確実に防止することができる。従って、任意の磁力
や、大きさ形状等の磁石を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同実施例における磁石と位置センサの関係を示
す説明図である。
【図4】磁石の他の構造例を示す正面図である。
【図5】磁石のさらに他の構造例を示す正面図である。
【図6】公知の位置検出装置の磁石と位置センサの説明
図である。
【符号の説明】
10 流体圧シリンダ 12 移動子 13,25,30 磁石 11 シリンダチューブ 15 位置センサ 26 磁石片 31 ヨーク

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピストンと同期して移動する移動子とシリ
    ンダチューブを有する固定部とを備えたロッドレスシリ
    ンダにおける上記移動子の動作位置を検出するための位
    置検出装置であって、 上記移動子に取付けられた、該移動子の移動方向に伸び
    る棒状の磁石と、固定部外面における上記磁石との対向
    位置に位置調節可能に取付けられ上記磁石の磁界を検出
    して信号を出力する位置センサとを備え、 上記磁石の磁極の向きを、移動子の移動方向とほぼ直交
    する方向とし、上記位置センサの感度の向きを、上記磁
    石から出る磁力線の方向とほぼ平行とした、 ことを特徴とするロッドレスシリンダの動作位置検出装
    置。
  2. 【請求項2】固定部上を移動する移動子における該固定
    部外側面に垂下する垂下部に磁石を取付け、固定部の外
    側面における上記磁石との対向位置に位置センサを取付
    けたことを特徴とする請求項1に記載のロッドレスシリ
    ンダの動作位置検出装置。
  3. 【請求項3】ピストンと同期して移動する移動子とシリ
    ンダチューブを有する固定部とを備えたロッドレスシリ
    ンダにおける上記移動子の動作位置を検出するための位
    置検出装置であって、 上記移動子に取付けられた磁石と、固定部外面における
    上記磁石との対向位置に位置調節可能に取付けられ上記
    磁石の磁界を検出して信号を出力する位置センサとを備
    え、 上記磁石を、端面に異磁極を有する複数個の磁石片を磁
    極の方向と直交する方向に並設することにより構成し
    て、その磁極の向きを移動子の移動方向とほぼ直交する
    方向とし、上記位置センサの感度の向きを、上記磁石か
    ら出る磁力線の方向とほぼ平行とした、 ことを特徴とするロッドレスシリンダの動作位置検出装
    置。
  4. 【請求項4】磁石片の位置センサとは反対側面に磁性体
    のヨークを配設したことを特徴とする請求項3に記載の
    ロッドレスシリンダの動作位置検出装置。
JP1998003143U 1998-05-11 1998-05-11 ロッドレスシリンダの動作位置検出装置 Expired - Lifetime JP2599485Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998003143U JP2599485Y2 (ja) 1998-05-11 1998-05-11 ロッドレスシリンダの動作位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998003143U JP2599485Y2 (ja) 1998-05-11 1998-05-11 ロッドレスシリンダの動作位置検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10274U JPH10274U (ja) 1998-11-24
JP2599485Y2 true JP2599485Y2 (ja) 1999-09-06

Family

ID=18052878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998003143U Expired - Lifetime JP2599485Y2 (ja) 1998-05-11 1998-05-11 ロッドレスシリンダの動作位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2599485Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60155331U (ja) * 1984-03-26 1985-10-16 株式会社 京栄履 和装バツク
JP5545138B2 (ja) * 2010-09-03 2014-07-09 横浜ゴム株式会社 測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10274U (ja) 1998-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2402889A1 (en) Brake monitoring system
EP1467184A3 (en) Angular position detector
EP1120626A3 (en) Angular position measuring device
JP2006153879A (ja) リニアポジションセンサ
JP4136308B2 (ja) 磁気変位センサおよび磁束形成磁極片
KR880006552A (ko) 유체압력 실린더의 피스턴 위치 검출장치
EP1069322A3 (en) Directional control valve having position detecting function
CA2456242A1 (en) Brake system
CA2262041A1 (en) Vibration type level detector
JP2017508982A (ja) 運動する構成部材のストロークを検出するためのセンサ装置
JP2599485Y2 (ja) ロッドレスシリンダの動作位置検出装置
KR930012463A (ko) 충격 센서
JPS5872771A (ja) シリンダ−のピストン位置検出装置
CN105051483A (zh) 使用有角度的采集器的位置测量
US7987737B2 (en) Sensor holder for a piston cylinder unit
JP2006250334A (ja) マグネット式ロッドレスシリンダのピストン位置検出装置
JP2003302252A (ja) 磁気型位置および、または速度センサ
CA2408257A1 (en) Stud welding head
JPH0416004Y2 (ja)
JPH109214A (ja) 駆動シリンダの位置検出装置
JPH0653914U (ja) 流体圧シリンダのピストン位置検出装置
JPH0425525Y2 (ja)
JPH02194301A (ja) 流体圧シリンダのピストン位置検知方法
US20090295377A1 (en) Contactless position sensor for vehicle
JPH0799166B2 (ja) クッション用位置センサ付きシリンダ