JP5545122B2 - コア成形装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えばモータ等の回転電機における回転子コアや固定子コア等のコアの成形装置に係り、特に複数枚のコア片が積層された状態のコアの周面を径方向に押圧することにより、コア片を整列させるようにしたコア成形装置に関するものである。
従来、この種のコア成形装置としては、例えば特許文献1に開示されるような構成が提案されている。この従来構成においては、ポンチとダイとにより、金属材料からコア片が打ち抜かれて積層されるようになっている。ダイの下部には、既に打ち抜かれて積層されているコア片を外周から径方向に押圧するための複数の押圧部材が配設されている。各押圧部材の外側部には、カム部材がコアの軸線方向へ移動可能に配設されている。そして、クランク角検出器により、ポンチが下死点に達したことが検出されたとき、流体シリンダ等のアクチュエータにより、カム部材がコアの軸線方向に沿って一方向に移動されて、押圧部材がコア片の外周に対する押圧位置に移動されるようになっている。
特公平3−11855号公報
ところが、この従来のコア成形装置においては、各押圧部材がカム部材に対して連結されることなく、傾斜カム面を介して接触された状態にある。このため、押圧部材がコア片の外周に対する押圧位置に移動された状態で、そのコア片の外周面に圧接固定されると、アクチュエータにより、カム部材がコアの軸線方向に沿って他方向に復帰移動されても、押圧部材が押圧位置に維持されて、コア片の外周面から離間されないことがあるという問題があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、押圧部材によるコアの周面の押圧後に、押圧部材をコアの周面から的確に離間させることができるコア成形装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明は、複数枚のコア片が積層された状態のコアの周面を径方向に押圧することにより、コア片を整列させるようにしたコア成形装置において、前記コアに対して軸線方向に相対移動可能な移動部材と、その移動部材に対向して配置され、コアの周面を押圧するための押圧部材と、前記移動部材と押圧部材との間に設けられ、移動部材がコアの軸線方向に沿って一方向に相対移動されたときに、押圧部材をコアの周面に対する押圧位置に変位させるカム手段と、前記移動部材と押圧部材とを連結し、移動部材がコアの軸線方向に沿って他方向に相対移動されたときに、押圧部材をコアの周面から離間させる連結手段とを備えたことを特徴としている。
従って、この発明においては、移動部材がコアの軸線方向に沿って一方向に相対移動されるとき、カム手段を介して押圧部材がコアの周面に対する押圧位置に変位されて、コアの各コア片が積層状態に整列される。その後、移動部材がコアの軸線方向に沿って他方向に相対移動されるとき、連結手段を介して押圧部材がコアの周面から離間する位置に移動される。よって、押圧部材がコアの周面に対する押圧位置において、そのコアの周面に圧接固定されている場合でも、その押圧部材をコアの周面から的確に離間させることができて、押圧部材が押圧位置に維持されるおそれを防止することができる。
前記の構成において、前記移動部材及び押圧部材はコアの外側に配設され、押圧部材はコアの外周面を押圧することが好ましい。
前記の構成において、前記移動部材及び押圧部材はコアの内側に配設され、押圧部材はコアの内周面を押圧することが好ましい。
前記の構成において、前記連結手段は、移動部材と押圧部材とのいずれか一方に設けられた長孔と、その長孔に遊嵌するように他方に設けられたピンとにより構成するとよい。
前記の構成において、コアに対する押圧部材の圧接力を設定するための設定手段を設けるとよい。
以上のように、この発明によれば、押圧部材によるコアの周面の押圧後に、押圧部材をコアの周面から的確に離間させることができるという効果を発揮する。
第1実施形態のコア成形装置を示す断面図。 図1中の2−2線における断面図。 図1のコア成形装置においてコアの成形動作状態を示す断面図。 同コア成形装置において積層厚さの異なったコアの成形動作状態を示す断面図。 第2実施形態のコア成形装置を示す断面図。 (a)は図5のコア成形装置の一部を拡大して示す部分断面図。(b)は(a)の動作状態を示す部分断面図。 図6(a)中の7−7線における断面図。 図5のコア成形装置においてコアの成形動作状態を示す断面図。
(第1実施形態)
以下に、この発明を具体化したコア成形装置の第1実施形態を、図1〜図4に従って説明する。なお、この実施形態においては、複数枚のコア片Waを積層してなるモータの回転子コア等のコアWに貫設された複数の収容孔H内に永久磁石Mを予め収容し、この状態で各収容孔H内にエポキシ樹脂等の樹脂材を注入して成形するコア成形装置に具体化されている。
図1に示すように、成形用の型11は、上型12と、その上型12の下部に開閉移動可能に対向配置された下型13とから構成されている。下型13上には、受け台14が配設されている。そして、この受け台14上には、前記コアWがパレット15上にスペーサ15aを介して支持するとともに、上端にカルプレート16を装着した状態で載置される。上型12の下面には、ゲートプレート17がカルプレート16に対向して配設されている。そして、図3に示すように、下型13が上型12に対して閉じられたとき、カルプレート16とゲートプレート17との間に、コアWの収容孔Hに連なるゲート18が形成される。上型12には、ゲート18を介してコアWの収容孔Hに樹脂材を注入するためのプランジャ19が設けられている。
図1及び図2に示すように、前記上型12の下面には、複数(実施形態では4つ)の移動部材20が下型13上のコアWの外周面に対応して配設されている。各移動部材20の内面には、コアWの軸線方向に沿って延びる収容溝20aが形成されている。そして、下型13が上型12に対して開閉移動されるとき、この移動部材20が下型13上のコアWに対して軸線方向に相対移動されるようになっている。各移動部材20の収容溝20a内には、コアWの外周面を押圧するための押圧部材21がコアWの軸線方向及び径方向に相対移動可能に収容されている。
前記各移動部材20と押圧部材21との間には、カム手段としてのカム機構22が設けられている。このカム機構22は、移動部材20の収容溝20aの内側面に形成された傾斜カム面23と、その傾斜カム面23に摺接するように押圧部材21の外側面に形成された傾斜カム面24とから構成されている。各押圧部材21の下端には、係合突起25が突設されている。下型13には複数の緩衝用のエアシリンダ26が配設され、各エアシリンダ26のピストンロッド26aが各押圧部材21の係合突起25に対して係合可能に対応配置されている。このエアシリンダ26は、コアWに対する押圧部材21の圧接力を設定するための設定手段を構成している。つまり、押圧部材21の係合突起25がピストンロッド26aに係合し、エアシリンダ26内のエア圧に従ってピストンロッド26aが後退することにより、押圧部材21に加えられた圧力が逃がされる。従って、エアシリンダ26内に供給されるエアの圧力を調整することにより、押圧部材21によるコアWへの圧接力が設定される。
そして、下型13が上型12に対して図1に示す型開き状態から図3に示す型閉じ状態に移動されたとき、各エアシリンダ26のピストンロッド26aに押圧部材21の係合突起25が係合し、各押圧部材21が移動部材20に対してコアWの軸線方向の上方側に相対移動される。このとき、カム機構22の両傾斜カム面23,24の摺接にともなうカム作用により、各押圧部材21が内側に移動されて、コアWの外周面に対する押圧位置に変位される。この変位により、コアWの外周面が径方向の内側に押圧されて、コアWの各コア片Waが積層状態に整列される。
また、図3に示すように、エアシリンダ26のピストンロッド26aに押圧部材21の係合突起25が係合したときには、その係合にともなう衝撃がエアシリンダ26の緩衝作用により緩和される。さらに、図4に示すように、コア片Waの積層枚数の少ないコアWの成形に際しては、エアシリンダ26に対するエアの供給が調整されて、ピストンロッド26aが没入位置に配置された状態で、下型13が上型12に対して前記の場合よりも大きなストロークで型閉じ動作される。この動作により、各エアシリンダ26のピストンロッド26aに押圧部材21の係合突起25が係合して、前記の場合と同様に、各押圧部材21が押圧位置に変位されるとともに、係合にともなう衝撃が緩和される。
図1に示すように、下型13上の受け台14及びコアWを支持するパレット15には、複数の透孔27,28が各移動部材20及び押圧部材21に対応して貫設されている。そして、図4に示すように、コア片Waの積層枚数の少ないコアWの成形に際して、下型13が上型12に対して大きなストロークで型閉じ動作されたとき、各移動部材20及び押圧部材21の下端部がこれらの透孔27,28内に挿入されて、各移動部材20及び押圧部材21と受け台14及びパレット15との干渉が抑制されるようになっている。
図1及び図2に示すように、前記各移動部材20と押圧部材21との間には、それらの部材20,21を連結するための連結手段としての連結機構29が設けられている。この連結機構29は、移動部材20側において傾斜カム面23に沿って傾斜状に延びるように形成された長孔30と、その長孔30に遊嵌するように押圧部材21側に設けられたピン31とにより構成されている。そして、下型13が上型12に対して図3に示す型閉じ状態から図1に示す型開き状態に移動されて、各エアシリンダ26のピストンロッド26aが押圧部材21の係合突起25から離間されたとき、各押圧部材21が自重により移動部材20に対してコアWの軸線方向の下方側に相対移動される。このとき、連結機構29のピン31が傾斜状の長孔30に沿ってその上端側から下端側に移動されることにより、押圧部材21がコアWの外周面から離間する位置に移動される。
次に、前記のように構成されたコア成形装置の動作を説明する。
このコア成形装置においては、成形用の型11の下型13が上型12に対して型開きされた状態で、複数枚のコア片Waを積層してなるコアWがパレット15上に支持されて、下型13の受け台14上に搬入して載置される。この状態で、下型13が上型12に対して型閉じ移動されると、図3に示すように、コアWが上型12と下型13との間で積層方向に挟持される。それとともに、各エアシリンダ26のピストンロッド26aと各押圧部材21の係合突起25との係合により、各押圧部材21が移動部材20に対してコアWの軸線方向の上方側に相対移動される。この場合、各押圧部材21と移動部材20との間に傾斜カム面23,24よりなるカム機構22が設けられているため、そのカム機構22のカム作用により、各押圧部材21がコアWの外周面に対する押圧位置に変位される。その結果、各押圧部材21により、エアシリンダ26によって設定された圧力で、コアWの外周面が径方向の内側に押圧されて、コアWの各コア片Waが積層状態に整列される。
また、前記のように下型13が上型12に対して型閉じ移動されたときには、図3に示すように、コアW上に装着されたカルプレート16と上型12の下面のゲートプレート17との間に、コアWの収容孔Hに連なるゲート18が形成される。この状態で、上型12上のプランジャ19が作動されることにより、ゲート18を介してコアWの収容孔Hに樹脂材が注入される。この注入により、コアWの収容孔H内に予め収容配置された永久磁石Mが樹脂材を介して、収容孔H内に一体的に固定される。
その後、前記下型13が上型12に対して、図3に示す型閉じ状態から図1に示す型開き状態に移動されると、各押圧部材21の係合突起25が各エアシリンダ26のピストンロッド26aから離間される。このとき、各押圧部材21が自重により移動部材20に対してコアWの軸線方向の下方側に相対移動される。すると、連結機構29のピン31が傾斜状の長孔30に沿ってその上端側から下端側に移動されるため、押圧部材21がコアWの外周面から離間する位置に移動される。この場合、押圧部材21が押圧位置においてコアWの外周面に圧接固定されていることがあっても、その押圧部材21が押圧位置に維持されることなく、コアWの外周面から適切に離間される。すなわち、押圧部材21がコアWの外周面に密着する圧接状態が維持されている場合は、移動部材20の上昇によって長孔30の下端が押圧部材21のピン31を引き上げる。このため、押圧部材21がコアWに対する圧接状態から移動され、コアWの外周面から離間される。
従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) このコア成形装置においては、移動部材20がコアWの軸線方向に沿って一方向に相対移動されるとき、カム機構22を介して押圧部材21がコアWの周面に対する押圧位置に変位されて、コアWの各コア片Waが積層状態に整列されるようになっている。また、その後に移動部材20がコアWの軸線方向に沿って他方向に相対移動されるとき、連結機構29を介して押圧部材21が長孔30とピン31とを介してコアWの周面から離間する位置に移動されるようになっている。このため、押圧部材21がコアWの周面に対する押圧位置において、そのコアWの周面に圧接固定されている場合でも、その押圧部材21をコアWの周面から適切に離間させることができる。
(2) このコア成形装置においては、押圧部材21がコアWの外周面を押圧するように構成されている。このため、押圧部材21にてコアWを外周面側から内側に押圧することにより、コアWの各コア片Waを積層状態に的確に整列させることができる。
(3) このコア成形装置においては、前記連結機構29が、移動部材20と押圧部材21とのいずれか一方に設けられた長孔30と、その長孔30に遊嵌するように他方に設けられたピン31とにより構成されている。このため、連結機構29の構造が簡単であるとともに、移動部材20の復帰移動にともなって、押圧部材21をコアWの周面から適切に離間させることができる。
(4) このコア成形装置においては、成形用の上下型12,13の開閉動作にともなって、移動部材20がコアWに対して軸線方向に相対移動されるようになっている。よって、移動部材20を相対移動させるための別の駆動部材を設ける必要がなく、装置の構成を簡略化することができる。
(5) このコア成形装置においては、エアシリンダ26内の調整されたエア圧に従い、押圧部材21によるコアWに対する圧接力が設定される。従って、押圧部材21が過大な圧力でコアWに接触することを防止でき、コアWに対する押圧部材21の過度の食い付きを防止できる。
(第2実施形態)
次に、この発明を具体化したコア成形装置の第2実施形態を、図5〜図8に基づいて前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この第2実施形態では、図5及び図8に示すように、成形用の型11における上型12側が下型13に対して開閉移動されるようになっている。上型12には、プランジャ19を含むプランジャユニット35が下型13上のコアWの軸線方向に沿って移動可能に支持されている。下型13の中央には、透孔36が形成されている。下型13の下部中央には、昇降台37が昇降可能に配設されている。下型13を支持するテーブル38上には、昇降台37を昇降させるための複数の第1シリンダ39が配設されている。昇降台37の上面中央には、第2シリンダ40が支持されている。そして、前記下型13の透孔36内に位置するように、第2シリンダ40のピストンロッド40aの上端に1つの移動部材20が取り付けられている。
図6及び図7に示すように、この実施形態においては、前記移動部材20が逆円錐台形状に形成され、その移動部材20の外周には複数(実施形態では4)の突片41が等角度間隔をおいて形成されている。昇降台37の上面外側には、4つの押圧部材21が架台42を介して、移動部材20の外周側に位置するように支持されている。押圧部材21の上端内側には、移動部材20の突片41を収容するための収容溝43が形成されている。そして、この実施形態では、図8に示すように、この押圧部材21によりコアWの内周面が径方向の外側に向かって押圧されるようになっている。
また、この実施形態においては、逆円錐台形状をなす移動部材20の外周面に設けられた傾斜カム面23と、各押圧部材21の内側面に設けられた傾斜カム面24とにより、カム手段としてのカム機構22が構成されている。さらに、各押圧部材21の収容溝43の両側に設けられた長孔30と、その長孔30に遊嵌するように移動部材20上の各突片41に挿通されたピン31とにより、連結手段としての連結機構29が構成されている。
次に、この実施形態のコア成形装置の動作を説明する。
図5に示すように、型開き状態の下型13上にコアWが載置された状態で、上型12が下型13に対して下方に型閉じ移動されると、図8に示すように、コアWが上型12と下型13との間で積層方向に挟持される。この状態で、第1シリンダ39が突出動作されると、昇降台37が図5に示す下降位置から上昇され、移動部材20及び各押圧部材21が下型13の透孔36内からコアWの内側に挿入されて、その押圧部材21がコアWの内周面に対向配置される。続いて、第2シリンダ40が没入動作されると、図8に示すように、移動部材20が押圧部材21に対して下方に相対移動され、カム機構22のカム作用により、各押圧部材21がコアWの内周面に対する押圧位置に変位される。この変位により、コアWの内周面が径方向の外側に押圧されて、コアWの各コア片Waが積層状態に整列される。
この状態で、前記第1実施形態の場合とほぼ同様に、プランジャ19を含むプランジャユニット35の作動により、ゲート18を介してコアWの収容孔Hに樹脂材が注入され、その収容孔H内に予め収容配置された永久磁石Mが一体的に固定される。その後、前記第2シリンダ40、第1シリンダ39及び上型12が前記の場合とほぼ逆順に逆方向へ作動されて型開きが行われる。
すなわち、図8に示す状態で、第2シリンダ40が突出動作されると、移動部材20が押圧部材21に対して上方に相対移動される。この相対移動により、連結機構29のピン31が傾斜状の長孔30に沿って、図6(b)に示す下端側から図6(a)に示す上端側に移動され、押圧部材21がコアWの内周面から離間する内方の位置に移動される。続いて、第1シリンダ39が没入動作されると、昇降台37が図8に示す上昇位置から下降され、図5に示すように、移動部材20及び各押圧部材21がコアWの内側から下型13の透孔36内に没入される。その後、上型12が下型13に対して上方に型開き移動されることにより、コアWの上部が開放される。
従って、この第2実施形態によれば、前記第1実施形態における(1)〜(3)及び(5)に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(6) このコア成形装置においては、前記押圧部材21がコアWの内周面を押圧するように構成されている。このため、押圧部材21にてコアWを内周面側から外側に押圧することにより、コアWの各コア片Waを積層状態に的確に整列させることができる。また、コアWの内周面に複数の押圧部材21を対向配置した場合、それらの押圧部材21を1つの移動部材20により作動させることができて、構造を簡略化することができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記第1実施形態において、移動部材20及び押圧部材21の数を2若しくは3、または5以上に変更すること。
・ 前記第2実施形態において、押圧部材21の数を2若しくは3、または5以上に変更すること。
・ カム手段と連結手段とを一体化すること。すなわち、第1,第2実施形態において、傾斜カム面23,24を省略するとともに、連結手段としての長孔30の傾斜した内側面を傾斜カム面23,24に代えて、カム手段とすること。この場合、長孔30及びピン31を移動部材20の移動方向に沿って複数組設けることが好ましい。
・ 連結手段を構成する長孔30を移動部材20側に、ピン31を押圧部材21側に設けること。
11…成形用の型、12…上型、13…下型、20…移動部材、20a…収容溝、21…押圧部材、22…カム手段としてのカム機構、23,24…傾斜カム面、29…連結手段としての連結機構、30…長孔、31…ピン、37…昇降台、39…第1シリンダ、40…第2シリンダ、W…コア、Wa…コア片。

Claims (5)

  1. 複数枚のコア片が積層された状態のコアの周面を径方向に押圧することにより、コア片を整列させるようにしたコア成形装置において、
    前記コアに対して軸線方向に相対移動可能な移動部材と、
    その移動部材に対向して配置され、コアの周面を押圧するための押圧部材と、
    前記移動部材と押圧部材との間に設けられ、移動部材がコアの軸線方向に沿って一方向に相対移動されたときに、押圧部材をコアの周面に対する押圧位置に変位させるカム手段と、
    前記移動部材と押圧部材とを連結し、移動部材がコアの軸線方向に沿って他方向に相対移動されたときに、押圧部材をコアの周面から離間させる連結手段とを備えたことを特徴とするコア成形装置。
  2. 前記移動部材及び押圧部材はコアの外側に配設され、押圧部材はコアの外周面を押圧することを特徴とする請求項1に記載のコア成形装置。
  3. 前記移動部材及び押圧部材はコアの内側に配設され、押圧部材はコアの内周面を押圧することを特徴とする請求項1に記載のコア成形装置。
  4. 前記連結手段は、移動部材と押圧部材とのいずれか一方に設けられた長孔と、その長孔に遊嵌するように他方に設けられたピンとにより構成されたことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のコア成形装置。
  5. コアに対する押圧部材の圧接力を設定するための設定手段を設けたことを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載のコア成形装置。
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