JP5545088B2 - 固体電解質含有膜の成膜方法 - Google Patents

固体電解質含有膜の成膜方法 Download PDF

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Description

本発明は、固体二次電池の固体電解質含有膜の成膜方法に関する
通信機器等の急速な普及に伴い、電源として二次電池の開発が進められている。また、通信機器以外にも、低公害車としての電気自動車、ハイブリッド自動車等の電源として二次電池の開発が進められている。しかしながら、現在市販されている二次電池には、可燃性の有機溶剤を溶媒とする有機電解液を使用するものがある。有機電解液を用いる二次電池には、短絡時の温度上昇を抑えるための安全装置、短絡防止のための構造、材料等の面での改善が求められている。
これに対して、固体電解質を用いた固体二次電池では、安全装置の簡素化等を図ることができる。したがって、固体電解質を用いた固体二次電池は、安全面、コスト面で有利な点を有している。固体電解質を含む膜の製法として、固体電解質を含むスラリーをドクターブレード法で成膜する方法が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−252629号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、スラリー中で固体電解質が沈降するため、成膜工程の前半に固体電解質が偏ることがあった。この場合、固体電解質の分散性が高い固体電解質含有膜を得ることが困難であった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、固体電解質の分散性が高い固体電解質含有膜を成膜することができる、固体二次電池の固体電解質含有膜の成膜方法を提供することを目的とする。
本発明に係る固体電解質含有膜の成膜方法は、ブレードの液だまりにおいて、分散媒と前記分散媒に対して不溶性の固体電解質とを含むスラリーを一時的に貯留することによって、前記固体電解質を前記分散媒に対して沈降させる工程と、その後、前記スラリーを前記液だまりの底部から基材上に供給しながら、固体電解質含有膜を形成すべき領域の一端から他端にかけて前記固体電解質が塗布されるように前記スラリーを前記ブレードで塗布する塗布工程を含むことを特徴とするものである。本発明に係る固体電解質含有膜の成膜方法においては、スラリーを供給しながら塗布することから、基材上の特定の箇所にスラリーが偏って分布することが抑制される。それにより、固体電解質の分散性が高い固体電解質含有膜を成膜することができる。
前記塗布工程において、前記ブレードの移動速度に応じた量の前記スラリーを前記基材上に供給してもよい。前記固体電解質含有膜は、固体二次電池の正極層、固体電解質層、負極層の少なくともいずれかとすることができる。前記固体電解質は、リチウムイオン伝導性固体電解質とすることができる。
本発明によれば、固体電解質の分散性が高い固体電解質含有膜を成膜することができる、固体二次電池の固体電解質含有膜の成膜方法を提供することができる。
固体二次電池の一例としての固体リチウム二次電池の構成を説明するための模式的断面図である。 (a)は比較例において用いるブレードの模式的な斜視図であり、(b)は前半の塗布工程を説明するための模式図であり、(c)は後半の塗布工程を説明するための模式図である。 (a)は実施例1において用いるブレードの模式的な斜視図であり、(b)はブレードの断面図であり、(c)は前半の塗布工程を説明するための模式図であり、(d)は後半の塗布工程を説明するための模式図である。 実施例1に係る成膜方法を用いて固体リチウム二次電池を製造する際の製造フロー図である。 実施例2に係る成膜装置の全体構成を説明するための斜視図である。 ブレードの分解斜視図である。 (a)はブレードの移動開始点における開閉棒の位置を説明するための図であり、(b)はブレードが移動している状態における開閉棒の位置を説明するための図である。
(固体二次電池の構成)
図1は、固体二次電池の一例としての固体リチウム二次電池100の構成を説明するための模式的断面図である。図1を参照して、固体リチウム二次電池100は、正極集電体10上に、正極層20、固体電解質層30、負極層40、および負極集電体50が積層された構造を有する。正極集電体10および正極層20は、正極電極体として機能する。負極層40および負極集電体50は、負極電極体として機能する。
正極集電体10は、特に限定されるものではないが、アルミニウム等の金属箔からなる。正極層20は、主として正極活物質、リチウムイオン伝導性固体電解質等を含む。固体電解質層30は、主としてリチウムイオン伝導性固体電解質を含む。負極層40は、主として負極活物質、リチウムイオン伝導性固体電解質等を含む。負極集電体50は、特に限定されるものではないが、銅等の金属箔からなる。
正極層20に用いる正極活物質は、正極活物質としての機能を有するものであれば特に限定されるものではない。正極活物質として、一般的な固体リチウム二次電池に用いられるものと同様のものを用いることができる。例えば、LiCoO、LiNiO、LiMn、LiMn2−xNi、LiMn2−xCo、LiMn2−x−yNiCo、LiFePO、LiMnPO、LiNiPO、LiM1−x−y等を用いることができる。ここで、一般式LiM1−x−y中の「M」は、Co,Ni,Mn等からなる群から選ばれる少なくとも1種である。「B」は、「M」もしくは「A」である。上記の中で、LiCoOおよびLiNiOが好ましく、LiCoOが特に好ましい。一般的に、LiCoOは正極用の活物質として良好な特性を有し、汎用されているからである。
負極層40に用いる負極活物質は、負極活物質としての機能を有するものであれば特に限定されるものではない。負極活物質として、一般的な固体リチウム二次電池に用いられるものと同様のものを用いることができる。例えば、金属In、金属Li、Si−Li合金、Sn−Li合金、SnO−Li系材料、黒鉛等を用いることができる。
固体電解質層30に用いる固体電解質は、固体電解質としての機能を有するものであれば特に限定されるものではない。固体電解質として、一般的な固体リチウム二次電池に用いられるものと同様のものを用いることができる。例えば、硫化物系固体電解質、チオリシコン、酸化物系固体電解質等を用いることができる。上記の中で、硫化物系固体電解質およびチオリシコンを用いることが好ましく、硫化物系固体電解質材料を用いることが好ましい。硫化物系固体電解質は、高いイオン伝導性を有するため、固体リチウム二次電池100を高出力化することができるからである。正極層20および負極層40にも、同様の固体電解質が含まれる。
以下、固体リチウム二次電池100に含まれる固体電解質含有膜(正極層20、固体電解質層30、および負極層40)の成膜方法について説明する。最初に、比較例に係る成膜方法について説明する。
(比較例)
図2(a)〜図2(c)は、比較例に係る成膜方法を説明するための図である。図2(a)は、比較例において用いるブレード60の模式的な斜視図である。図2(b)は、前半の塗布工程を説明するための模式図である。図2(c)は、後半の塗布工程を説明するための模式図である。
本例で用いるスラリー70は、分散媒71に固形分72を分散させたものである。分散媒71は、ヘプタン等である。固形分72は、分散媒71に溶解しない粒状の固体電解質等である。まず、基材80上に固体電解質含有膜を成膜する際に必要な量のスラリー70を、基材80上に滴下する。次に、ブレード60を基材80の一端から他端にかけて移動させることによって、スラリー70を基材80上に押し広げる。
ここで、固形分72は、分散媒71に溶解しないことから、分散媒71に対して沈降性を有する。したがって固形分72は、分散媒71に対して沈降する。その結果、図2(b)に示すように、塗布工程の前半においては、主として固形分72が膜状に塗布される。塗布工程が進むにつれて、分散媒71に対する固形分72の量が低下する。それにより、図2(c)に示すように、塗布工程の後半においては、主として分散媒71が膜状に塗布される。
以上のことから、比較例に係る成膜方法においては、固形分72の沈降性に起因して、塗布工程の前半と後半とで塗布される膜の成分が変化してしまう。具体的には、前半工程では固形分72の比率の高い膜が塗布され、後半工程では固形分72の比率の低い膜が塗布される。したがって、塗布された膜を乾燥させると、固体電解質含有膜の膜厚が位置に応じて異なってしまう。具体的には、前半の塗布工程で塗布された領域においては固体電解質含有膜が厚くなり、後半の塗布工程で塗布された領域においては固体電解質含有膜が薄くなる。すなわち、固体電解質の分散性の低い固体電解質含有膜が形成される。
以下の実施例では、固体電解質の分散性の高い固体電解質含有膜の成膜方法について説明する。
図3(a)〜図3(d)は、実施例1に係る成膜方法を説明するための図である。図3(a)は、実施例1において用いるブレード110の模式的な斜視図である。図3(b)は、ブレード110の断面図であり、図3(a)のA−A線断面図である。図3(c)は、前半の塗布工程を説明するための模式図である。図3(d)は、後半の塗布工程を説明するための模式図である。
図3(a)および図3(b)に示すように、本実施例においては、ブレード110の上面側に、後述するスラリー120を一時的に貯留する液だまり111が形成されている。液だまり111は、例えば下方に向かって幅が小さくなるテーパの形状に形成されている。液だまり111の下端は、所定の幅を有して開口している。液だまり111の下端には、液だまりの開口部を開閉するための開閉機構112が設けられている。開閉機構112は、スラリー120の滴下を遮断するための遮断機能を有するとともに、開度を調整することによってスラリー120の滴下量を調整する滴下量調整機能を有する。
塗布工程前に、液だまり111にスラリー120が供給される。スラリー120は、分散媒121に固形分122を分散させたものである。正極層20を成膜する際には、固形分122には、主として上述の固体電解質および正極活物質が含まれる。固体電解質層30を成膜する際には、固形分122には、主として上述の固体電解質が含まれる。負極層40を成膜する際には、固形分122には、主として上述の固体電解質および負極活物質が含まれる。分散媒121は、固形分122が溶解しない液体である。分散媒121として、例えば、ヘプタン、キシレン等を用いることができる。固形分122が分散媒121に対して不溶性であることから、固形分122は、分散媒121に対して沈降性を有する。したがって、固形分122は、液だまり111の開口付近に沈降する。
次に、図3(c)に示すように、開閉機構112に所定の開度で開口させつつ、ブレード110を基材130の一端側から他端側に向けて移動させる。それにより、基材130上にスラリー120が滴下されるとともに、スラリー120がブレード110によって塗布される。すなわち、スラリー120を基材130上に供給しながら、スラリー120を基材130に塗布することができる。この場合、基材130上の特定の箇所にスラリー120が偏って分布することが抑制される。それにより、固形分122が分散媒121に対して沈降性を有していても、固形分122を均一化することができる。
特に、図3(c)の例では、液だまり111の開口付近に固形分122が沈降していることから、基材130上には、主として固形分122が順に塗布され、それに付随して分散媒121が塗布される。ブレード110の移動速度および開閉機構112の開度を調整することによって、基材130の一端から他端にかけて固形分122が不足しないようにスラリー120を塗布することができる。この場合、図3(d)に示すように、基材130上において、分散媒121および固形分122が均一化された膜を塗布することができる。この塗布された膜を乾燥させることによって、固体電解質含有膜が成膜される。固形分122が均一化されていることから、固体電解質の分散性が高い固体電解質含有膜を成膜することができる。
図4(a)〜図4(d)は、本実施例に係る成膜方法を用いて固体リチウム二次電池100を製造する際の製造フロー図である。図4(a)〜図4(d)は、模式的な断面図を表している。図4(a)に示すように、まず、本実施例に係る成膜方法を用いて、正極集電体10を基材として正極層20を成膜する。正極層20の乾燥後、図4(b)に示すように、正極層20上に、固体電解質層30を成膜して乾燥させる。次に、図4(c)に示すように、本実施例に係る成膜方法を用いて、負極集電体50を基材として負極層40を成膜する。負極層40の乾燥後、図4(d)に示すように、固体電解質層30と負極層40とを対向させて接合する。それにより、固体リチウム二次電池100が完成する。
図4(a)〜図4(d)の製造方法によれば、本実施例に係る成膜方法を用いて固体電解質含有膜を成膜していることから、正極層20、固体電解質層30、および負極層40における固体電解質の分散性が高くなる。それにより、固体リチウム二次電池100の発電性能が向上する。
実施例2においては、実施例1に係る成膜方法の実現に適した成膜装置の一例について説明する。図5は、実施例2に係る成膜装置200の全体構成を説明するための斜視図である。図5に示すように、成膜装置200は、容器210内に台座220が配置され、台座220上に基材固定部230、図3(a)のブレード110、押し棒240、およびストッパ250が配置された構造を有する。
基材固体部230は、台座220の中央部に配置されており、図3(c)の基材130の各辺を固定する部材である。押し棒240は、ブレード110に接して移動力を付与することによって、ブレード110を移動させるための棒である。押し棒240は、基材130の一端から他端に向けて移動する。ストッパ250は、ブレード110の移動開始点においてブレード110の開閉機構112を固定する部材である。
図6は、ブレード110の分解斜視図である。図6に示すように、ブレード110の上面側に、スラリーを一時的に貯留する液だまり111が形成されている。液だまり111は、下方に向かって幅が小さくなるテーパの形状に形成されている。液だまり111の下端は、所定の幅を有して開口している。
液だまり111の下端には、液だまり111の開口部を開閉するための開閉機構112が設けられている。本実施例においては、開閉機構112は、スラリーの滴下を遮断するための遮断機能を有するとともに、回転することによってスラリーを基材に供給する供給機能を有するロータリー弁である。開閉機構112には、開閉棒113が設けられている。開閉棒113には、おもり114が設けられている。開閉棒113は、おもり114の重力で開閉機構112を回転させることによって、液だまり111を開口させる。
また、ブレード110には、開度調整部材115が設けられている。開度調整部材115には、ストッパ116が設けられるとともに、孔117が形成されている。孔117は、ネジ118に対して広い幅を持って形成されている。それにより、ネジ118の固定位置を孔117内で任意に調整することができる。ネジ118の固定位置を調整することによって、開度調整部材115のブレード110に対する固定位置を調整することができる。それに伴って、ストッパ116の位置を調整することができる。
図7(a)および図7(b)は、開閉棒113の位置を説明するための模式図である。図7(a)は、ブレード110の移動開始点における開閉棒113の位置を説明するための図である。図7(b)は、ブレード110が移動している状態における開閉棒113の位置を説明するための図である。
図7(a)に示すように、ブレード110の移動開始点においては、開閉棒113の先端がストッパ250によって支持される。それにより、おもり114にかかる重力にかかわらず、開閉機構112は回転しない。したがって、ブレード110の移動開始点においては、液だまり111の下端は遮断され、スラリーは滴下されない。
次に、図7(b)に示すように、ブレード110が移動すると、開閉棒113の先端がストッパ250の支持から解放される。それにより、おもり114にかかる重力に起因して、開閉機構112が回転する。この場合、開閉機構112は、開閉棒113がストッパ116によって支持されるまで回転する。開閉機構112が回転することによって開閉機構112の開度が大きくなり、スラリーの滴下が開始される。
本実施例によれば、ブレード110の移動開始点においては、スラリーは滴下されない。押し棒240の移動に伴ってブレード110が移動を開始すると、開閉棒113が自動的に回転し、開閉機構112の開度が所望の角度に自動的に調整される。この場合、スラリーを基材130上に供給しながら、スラリーを基材130に塗布することができる。液だまり111の開口付近に固形分が沈降していることから、基材130上には、主として固形分が順に塗布され、それに付随して分散媒が塗布される。ブレード110の移動速度および開閉機構112の開度を調整することによって、基材130の一端から他端にかけて固形分が不足しないようにスラリーを塗布することができる。この場合、基材上において、分散媒および固形分が均一化された膜を塗布することができる。この塗布された膜を乾燥させることによって、固体電解質の分散性が高い固体電解質含有膜を成膜することができる。
なお、押し棒240の移動速度および開閉機構112の開度は、基材130の一端から他端にかけてスラリー120の固形分122が塗布されるように調整される。
上記各実施例においては、固体二次電池の一例として固体リチウム二次電池について説明したが、それに限られない。例えば、ナトリウム二次電池、マグネシウム二次電池、カルシウム二次電池、カリウム二次電池等においても、分散媒に不溶の固体電解質を含むスラリーを用いて固体電解質含有膜を成膜する工程において、上記の成膜方法および成膜装置を適用することができる。
10 正極集電体
20 正極層
30 固体電解質層
40 負極層
50 負極集電体
110 ブレード
111 液だまり
112 開閉機構
113 開閉棒
114 おもり
115 開度調整部材
116 ストッパ
117 孔
118 ネジ
120 スラリー
121 分散媒
122 固形分
130 基材
200 成膜装置
210 容器
220 台座
230 基材固定部
240 押し棒
250 ストッパ

Claims (4)

  1. ブレードの液だまりにおいて、分散媒と前記分散媒に対して不溶性の固体電解質とを含むスラリーを一時的に貯留することによって、前記固体電解質を前記分散媒に対して沈降させる工程と、
    その後、前記スラリーを前記液だまりの底部から基材上に供給しながら、固体電解質含有膜を形成すべき領域の一端から他端にかけて前記固体電解質が塗布されるように前記スラリーを前記ブレードで塗布する塗布工程を含むことを特徴とする固体電解質含有膜の成膜方法。
  2. 前記塗布工程において、前記ブレードの移動速度に応じた量の前記スラリーを前記基材上に供給することを特徴とする請求項1に記載の固体電解質含有膜の成膜方法。
  3. 前記固体電解質含有膜は、固体二次電池の正極層、固体電解質層、負極層の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1または2に記載の固体電解質含有膜の成膜方法。
  4. 前記固体電解質は、リチウムイオン伝導性固体電解質であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の固体電解質含有膜の成膜方法。
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