JP5544601B2 - 放送番組の素材の収録管理装置 - Google Patents
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Description
また、素材を収録するスケジュールを管理することが行われており、スケジュールを受け付ける際には、同一の収録系統について日時が重複するものは受け付けない構成であった。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、素材を収録するスケジュールを受け付ける際に同一の収録系統について日時が重複するものを許容し、受け付けた2以上のスケジュールの日時の重複を検出することで、使い勝手が良い放送番組の素材の収録管理装置を提供することを目的とする。
すなわち、入力手段が、複数の収録系統について、収録系統毎に、素材を収録する日時を含むスケジュールを定めるための情報を入力する。記憶手段が、前記入力手段による入力内容に基づいて、スケジュールに関する情報を記憶する。重複検出手段が、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、同一の収録系統について2以上のスケジュールの日時の重複(一部又は全部の重複)を検出する。表示手段が、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記重複検出手段による検出結果に応じた表示態様で、スケジュールに関する情報を表示する。
なお、例えば、スケジュールの重複を放置したままその収録開始時間になった場合にはエラーとする機能を設けることも可能である。
また、収録管理装置は、例えば、単体の装置として構成されてもよく、或いは、複数の装置(例えば、筐体)に機能が分散されて構成されてもよい。
また、複数の収録系統としては、任意のものが用いられてもよく、例えば、複数の端子(ポート)を用いることができる。また、複数の収録系統の数としては、任意の数が用いられてもよい。
また、素材を収録する日時を含むスケジュールを定めるための情報としては、必ずしも素材を収録する日時の情報そのものを含まなくてもよく、例えば、収録系統、有効期間(開始日や終了日)、曜日、時間(収録の開始時刻や終了時刻)などの情報を用いることができ、この情報から日時を定めることが可能である。
また、記憶手段としては、例えば、データベースや記憶装置(メモリ)を用いて構成することができる。
また、記憶手段に記憶されるスケジュールに関する情報としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば、入力手段により入力された情報や、或いは、それが加工された情報を用いることができる。
また、表示手段としては、例えば、情報を画面に表示する機能部を用いることができる。
また、表示手段により表示されるスケジュールに関する情報としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば、記憶手段に記憶された情報や、或いは、それが加工された情報を用いることができる。
まず、本発明の一実施例に係る収録管理装置の概要について説明する。
図14には、本発明の一実施例に係る収録管理装置201の構成例を示してある。
本例の収録管理装置201は、入力部(入力手段の機能を有する処理部)211、記憶部(記憶手段の機能を有する処理部)212、表示部(表示手段の機能を有する処理部)213、重複検出部(重複検出手段の機能を有する処理部)221を有した制御部214を備えている。
また、記憶部212は、放送番組の素材を収録するスケジュールなどの各種の情報を記憶する記憶装置などから構成されている。
また、表示部213は、各種の情報を画面に表示するディスプレイなどから構成されている。
また、重複検出部221は、スケジュールの重複を検出する機能を有している。
また、制御部214は、収録管理装置201において、各種の処理や制御を行う機能を有している。
本例のメンテナンス端末では、例えば、予め設定された処理の手順(アルゴリズム)に従って、各種の処理が実行される。
本発明の一実施例に係るビデオサーバーシステムでは、定時伝送の素材(リソース)を効率的に収録するために、定時収録機能を有している。定時収録機能は、例えば、毎日(又は、毎週の特定の曜日に)決まった時間に伝送される素材について、その都度収録スケジュールを登録することなく、定時収録マスタを元に収録スケジュールを自動生成して自動収録する機能である。定時収録マスタは、ビデオサーバーシステムに設けられたメンテナンス端末で設定や管理される。
本例の定時収録マスタ設定・管理機能は、ログイン画面1、メンテナンスメニュー画面2、定時収録マスタ管理画面3、定時収録マスタ一覧画面4、定時収録マスタ重複チェック結果一覧画面5、定時収録マスタ編集画面6、定時収録マスタ削除画面7、収録先切替機切替画面8を用いて実現されている。
なお、収録先切替機は、例えば、ニュース用のプリセットMTXで、ビデオサーバーシステムのベースバンド収録の収録系統前段に、このMTXが位置する。
メンテナンスメニュー画面2は、メンテナンス端末から利用することができる各機能のメニュー画面である。
なお、ログイン画面1、メンテナンスメニュー画面2としては、それぞれ、種々なものが用いられてもよい。
定時収録マスタ一覧画面4は、定時収録マスタの一覧を表示する画面である。本例では、定時収録マスタの一覧をテキストで表示する。
定時収録マスタ重複チェック結果一覧画面5は、定時収録マスタのスケジュールの重複状況を表示する画面である。本例では、定時収録マスタのスケジュールの重複状況をテキストで表示する。
ここで、本例では、あるスケジュールと他のスケジュールが、同一の収録系統のものであり、日時の一部又は全部が重なるときに、これらのスケジュールが重複すると言う。
定時収録マスタ削除画面7は、定時収録マスタを削除するための画面であり、定時収録マスタを削除する前に内容を表示することが可能である。
収録先切替機切替画面8は、収録先切替機の切替先を指定する(リソースを選択する)ための画面である。
各遷移T1〜T5は、ある画面から他の画面への遷移とその逆の遷移を併せて示すものである。以下、遷移T1〜T5の各々について具体的に説明する。
定時収録マスタ一覧画面4を用意することにより、登録されている全ての定時収録マスタを一覧表示することができる。なお、これに対して、定時収録マスタ管理画面3は、検索条件に該当する定時収録マスタのみを表示する。
また、定時収録マスタ一覧画面4では、複数の定時収録マスタを選択して、それらを削除することができる。
また、定時収録マスタ一覧画面4では、単数の定時収録マスタを選択して、定時収録マスタ編集画面6へ遷移すること(遷移T2)ができる。
ここで、定時収録マスタ管理画面3が画面遷移の頂点に置かれ、遷移T1を介して定時収録マスタ一覧画面4が用意された理由は、定時収録マスタ管理画面3から遷移T4を介して定時収録マスタ編集画面6を使用する頻度が大きいからである。
定時収録マスタ編集画面6では、登録済みの定時収録マスタを編集することができる。また、新たな定時収録マスタを新規登録することができる。
なお、定時収録マスタ編集画面6から収録先切替機切替画面8への遷移は、編集項目の一つとして収録先切替機の切替先を指定するものに対応する。
ここで、本例では、登録しようとした定時収録マスタのスケジュールが、他の登録済みの定時収録マスタのスケジュールと重複(一部重複、及び、全部重複を含む)していた場合には、登録処理を中断し、その登録しようとした定時収録マスタを再編集するように促す画面仕様は、用いていない。
その代わりに、本例では、重複の有無にかかわらずに、登録しようとした定時収録マスタはそのまま登録した後で、重複している相手の定時収録マスタを編集する場合が考えられるため、スケジュールが重複した状態での登録ができるようにしている。そこで、本例では、スケジュールの重複状態を確認するために、定時収録マスタ重複チェック結果一覧画面5が設けられている。
定時収録マスタ重複チェック結果一覧画面5を用意することにより、登録されている全ての定時収録マスタの定時収録スケジュールに関して、その重複状況を確認することができる。
定時収録マスタ編集画面6では、登録済みの定時収録マスタを編集することができる。また、新たな定時収録マスタを新規登録することができる。
なお、定時収録マスタ編集画面6から収録先切替機切替画面8への遷移は、編集項目の一つとして収録先切替機の切替先を指定するものに対応する。
定時収録マスタ削除画面7では、登録済みの指定した定時収録マスタの内容を確認した後で、その登録済みの定時収録マスタを削除(登録削除)することができる。
本例の定時収録マスタ管理画面3は、領域A1〜A4の四つの領域に分割されている。
領域A1は、収録日等の検索条件を設定する領域である。
領域A2は、検索条件に適合した定時収録マスタのスケジュールをガントチャートに表示する領域である。
領域A3は、検索条件に適合した定時収録マスタのスケジュールをテキストベースで表示する領域であり、この領域で特定の定時収録マスタのスケジュールを指定することができる。本例では、定時収録マスタのスケジュールは重複して登録することができ、領域A2で特定の定時収録マスタのスケジュールを指定することが困難である場合が考えられるため、この領域A3を設けてある。
領域A4は、操作ボタンを配置する領域である。
領域A1は、検索条件の設定部として、収録日設定部31、収録開始時刻設定部32、タイトル設定部33、サブタイトル設定部34、収録先切替機設定部35、宛先部局設定部36、素材種別設定部37を有すると共に、各設定部31〜37で設定された検索条件に基づく検索を開始(実行)するための検索ボタン38を有する。
ここで、定時収録マスタ編集画面の詳細例で後述するように定時収録マスタに多数の付帯情報があり、そのうちのいくつかを検索条件としている。
収録開始時刻設定部32では、検索条件として収録開始時刻の範囲を指定する。本例では、収録開始時刻は検索必須項目である。
素材種別設定部37では、検索条件として素材種別を選択する。本例では、素材種別は任意項目であり、チェックボックスをONにした後に指定することができるようにしてある。
定時収録マスタスケジュール表示部40は、収録系統表示欄41、日時表示欄42、定時収録マスタ表示欄43、縦方向スクロールバー44、横方向スクロールバー45により構成されており、定時収録マスタを収録系統別にガントチャートで表示する。
日時表示欄42には、定時収録マスタのガントチャートにおける横方向の項目である日付及び時刻が表示される。本例では、日時表示欄42は、収録日(収録日設定部31の設定値)の前後3日の範囲(全7日間)で横スクロールさせることができる。
横方向スクロールバー45は、定時収録マスタ表示欄43の日付と時刻を横スクロールさせるための操作部である。左右の2重矢印ボタンによる1日(24時間)単位の横スクロール、左右の単矢印ボタンによる1目盛単位の横スクロール、つまみ部のドラッグによる移動量に応じた横スクロール、レール部(つまみ部の移動域)のクリックによる1ページ単位の横スクロール、といった操作が可能である。
収録スケジュール一覧表示部46では、各行をクリックすることにより、収録スケジュールを1つだけ選択することができ、図3の例では、2行目の収録スケジュールが選択されている。また、各列のヘッダーをクリックすることにより、一覧の並べ替えを行うことができる。
コピーして登録ボタン50は、収録スケジュール一覧表示部46(領域A3)で選択されている定時収録マスタの内容をコピーして新たな定時収録マスタを新規登録するためのボタンである。コピーして登録ボタン50が押下されると定時収録マスタ編集画面6へ画面遷移し、遷移先の画面において、定時収録マスタのコピーを登録することができる。
戻るボタン53は、メンテナンスメニュー画面2に戻るためのボタンである。戻るボタン53が押下されるとメンテナンスメニュー画面2へ画面遷移する。
初期状態では、定時収録マスタスケジュール表示部40の左端の時刻を当日(現在日)の時刻00:00とし、定時収録マスタは何も表示されない。検索ボタン38が押下されることにより、検索条件に適合した定時収録マスタを定時収録マスタスケジュール表示部40にガントチャートで表示する。
検索ボタン38が押下された直後の表示では、「収録日」(収録日設定部31)で指定された日の、「収録開始時刻」(収録開始時刻設定部32)で指定された時刻の範囲における先頭時刻を左端として表示する。これにより、ユーザーが確認したい収録日及び収録時間を検索条件に入力することによって、指定することができる。且つ、検索ボタン38の押下の直後に、指定日や指定時間帯を直ちに視認することができるようにしてある。
図4には、カレンダーによる収録日の指定の一例を示してある。
本例の定時収録マスタ管理画面3には、図4に示されるように、収録日設定部31の右側にカレンダーボタン71を設けてあり、カレンダーボタン71の押下(例えば、クリック)によって表示される月単位のカレンダー72の中から収録日を指定することができる。また、収録日設定部31を選択した後に、キーボードにより収録日を直接入力することもできる。
図5には、定時収録マスタ管理画面3の表示例を示してある。図5では、説明の便宜上、収録スケジュール一覧表示部46の一部を拡大視した拡大画像81、及び、定時収録マスタスケジュール表示部40の一部を拡大視した拡大画像82を定時収録マスタ管理画面3上に重ねて示してある。
図6には、定時収録マスタ管理画面3における収録スケジュールの選択手順の一例を示してある。
定時収録マスタ管理画面3の検索条件設定領域(図2中の領域A1)において、絞り込む定時収録マスタの条件を設定して検索する手順が行われる(ステップS11)。
具体的には、「収録日」(収録日設定部31)及び「収録開始時刻」(収録開始時刻設定部32)の指定によってユーザーが確認したい日時を特定させ、検索ボタン38が押下された直後に、その収録日31及び収録時間32のスケジュール状況を定時収録マスタスケジュール表示部40に表示することで、ユーザーに余計な操作をさせることなく、確認したい時間帯を確認させることができるようにした。
ここで、定時収録マスタスケジュール表示部40の表示(ガントチャート)における横軸(時間軸)方向については、検索ボタン38を押下した直後の表示によって適切な位置を表示していると考えられるが、縦軸(収録系統軸)については、ユーザーが確認したい位置を表示していない可能性がある。このため、ユーザーによる操作によって選択させることにより、確認したい収録系統まで縦方向にスクロールさせて、確実にその収録系統を表示させるようにした。選択された収録系統に設定されている収録スケジュールは、収録スケジュール一覧表示部46に表示(リストアップ)されるため、収録スケジュールを確認しつつ収録系統を選択することができる。また、選択された収録系統は、強調表示される。
収録スケジュール一覧表示部46で1つの収録スケジュールが選択されると、選択された収録スケジュールが強調表示され、図5に示されるように、定時収録マスタスケジュール表示部40において選択されたスケジュールが最前面に表示されて強調表示される。これにより、選択した収録スケジュールがガントチャート上でどの位置にあるかを選択時に確認することができる。
例えば、収録スケジュール一覧表示部46でタイトル「NNN」の定時収録マスタに含まれる収録スケジュールが選択されると、定時収録マスタスケジュール表示部40のガントチャートではそのスケジュールが最前面に強調表示される。
本例では、定時収録マスタスケジュール表示部40の横方向について、左端は収録日(収録日設定部31の設定値)の3日前の時刻00:00から始まり、右端は収録日(収録日設定部31の設定値)の3日後の時刻23:59まで(7日間分)用意している。そして、実際に定時収録マスタスケジュール表示部40で表示する部分は、その全体の一部分である。全体で7日間を用意する理由は、一週間以上のエリアを用意しても、同じ曜日を繰り返すだけであり表示する必要がないと考えられたためであるが、本例に限定されず、他の態様が用いられてもよい。
図7には、表示スケールを変えたときの表示例を示してある。
図7(a)には表示スケールが「3時間」である場合の表示例を示してあり、図7(b)には表示スケールが「6時間」である場合の表示例を示してあり、図7(c)には表示スケールが「24時間」である場合の表示例を示してある。本例では、表示スケールを大きくして帯が小さくなった場合には、図7(c)に示されるように、時間尺を重視するために表示文字の一部を表示しないようにしている(図示の例では、収録系統01において、1文字目だけを表示している)。
本例では、日またぎとは、収録スケジュールが午前零時を含む場合のことを表し、例えば、収録時間が23時(午後11時)から午前3時までの場合等を表す。
定時収録マスタスケジュール表示部40の横方向としては、指定された収録日の前後3日分(全7日分)が用意されるため、その期間内での日またぎの表示は、1つの時間帯として表示される。
また、収録日の4日前から3日前へ、又は、収録日の3日後から4日後へ、の日またぎは、スケジュール帯の表示を切り分けて2つの時間帯で表示されるようにした。
図8(a)には、週の中間日の日またぎの表示例を示してある。図示されるように、収録日(検索条件)として5月14日が指定された場合において、5月12日から13日の日またぎは、収録日の前後3日の間で1つの時間帯として表示される。
図8(b)には、収録日の前後3日の端をまたぐ日またぎの表示例を示してある。図示されるように、収録日31(検索条件)として5月14日が指定された場合において、5月10日から5月11日の日またぎと5月17日から18日の日またぎは、切り分けて表示される。
定時収録マスタ管理画面3において、検索条件が入力された後で検索ボタン38が押下されると(ステップS31)、まず、定時収録マスタを登録しているDBから検索条件に該当する定時収録マスタ及びその収録スケジュールを取得する(ステップS32)。
そして、全ての定時収録マスタの収録スケジュールについて、次のような処理(ステップS34〜ステップS38)が繰り返して実行される(ステップS33、ステップS39)。
次に、検索条件に該当する定時収録マスタの収録スケジュールを定時収録マスタスケジュール表示部40に表示するために、検索条件で指定された収録日の前後3日間にその収録スケジュールが当てはまる具体的な年月日と時間を算出する処理を行う(ステップS35)。
本例では、このように具体化した収録スケジュールを具体化スケジュールと言う。
すなわち、検索条件に該当する定時収録マスタの具体化スケジュールを定時収録マスタスケジュール表示部40に表示するために、該当する日、時間の部分にスケジュール帯のデータを追加する処理を行う(ステップS37)。
定時収録マスタ一覧画面4は、定時収録マスタ一覧表示部101、全スケジュール書出ボタン102、変更ボタン103、削除ボタン104、戻るボタン105を有している。
定時収録マスタ一覧表示部101は、DBに登録されている全ての定時収録マスタを一覧表示する領域である。1又は複数の定時収録マスタを選択することができる。また、各列のヘッダーをクリックすることにより、一覧の並べ替えを行うことができる。
戻るボタン105は、定時収録マスタ管理画面3に戻るためのボタンである。戻るボタン105が押下されると、定時収録マスタ管理画面3へ画面遷移する。
本例では、定時収録マスタのデータを別のアプリケーションで利用するために、定時収録マスタ一覧画面4からCSVファイルへの書き出しができるようにしてある。具体的には、定時収録マスタ一覧画面4の全スケジュール書出ボタン102が押下されると、ファイル保存ダイアログボックスを表示して、定時収録マスタの書き出し先となる外部メディアとファイル名の指定を受け付け、指定された書き出し先にCSV形式で書き出すようにした。
定時収録マスタ重複チェック結果一覧画面5は、重複チェック結果一覧表示部121、重複チェック結果書出ボタン122、戻るボタン123を有している。
重複チェック結果一覧表示部121では、各列のヘッダーを指定(例えば、クリック)することで、並べ替えを行うことができる。
図12には、重複チェック結果一覧表示の並べ替えの例として、「重複時間from」列で並べ替えた例を示してある。
図示されるように、例えば「重複時間from」列で並べ替えを行うと、いずれの収録スケジュールといずれの収録スケジュールが重複しているかを確認し易いという効果がある。
本例では、定時収録マスタの重複チェック結果データを別のアプリケーションで利用するために、本画面(定時収録マスタ重複チェック結果一覧画面5)からCSVファイルの書き出しができるようにしてある。具体的には、定時収録マスタ重複チェック結果一覧画面5の重複チェック結果書出ボタン122が押下されると、ファイル保存ダイアログボックスを表示して重複チェック結果データの書き出し先となる外部メディアとファイル名の指定を受け付け、指定された書き出し先にCSV形式で書き出すようにした。
本例の定時収録マスタ編集画面6は、領域A11〜A14の四つの領域に分割されている。
領域A11は、定時収録マスタの共通編集項目を設定する領域である。
領域A12は、定時収録マスタに含まれる複数の収録スケジュールの一覧を表示する領域である。
領域A13は、定時収録マスタの収録スケジュールの編集項目を設定する領域である。
領域A14は、操作ボタンを配置する領域である。
領域A12には、定時収録マスタに含まれる複数の収録スケジュールがリストアップされて表示される。更に、その収録スケジュールが有効であるか或いは無効であるかを設定することもできる。領域A12を設けることにより、収録スケジュール及びその有効無効状態の一覧性を向上させている。また、領域A12で1つの収録スケジュールを選択すると領域A13での選択も切り替わるようにすることで、収録スケジュールの有効無効状態とその設定内容を迅速に確認できるようにしてある。
領域A13は複数のタブを有する構成になっており、定時収録マスタに含まれる複数の収録スケジュールのいずれかに表示内容を切り替えることができる。ユーザーは、まず、複数の収録スケジュールのうちで編集したいものに表示を切り替えた後に、各項目の編集を行う。また、領域A13での収録スケジュールの切り替えに連動して領域A12の選択状態も切り替わるようになっており、現在編集中の収録スケジュールが有効であるか或いは無効であるかを迅速に確認することができる。
領域A11は、定時収録マスタの共通編集項目の設定部として、定時収録マスタID設定部、更新日時設定部、有効期間設定部、収録曜日設定部、タイトル設定部、作成部局設定部、宛先部局設定部、内線番号設定部を有する。
更新日時設定部では、編集中の定時収録マスタの最終更新日時を表示する。新規登録の場合及びコピーして登録の場合は表示しない。
有効期間設定部では、開始日と終了日(指定日含む)を表示し、変更することができる。
設定値を変更する場合には、例えば、ボタンを選択するとカレンダーが表示され、そのカレンダーから任意の日を設定することができる。
定時収録マスタを新規登録する場合には、開始日、終了日、共に、デフォルトとして(現在日+n+1)を表示する。ここで、デフォルトである(現在日+n+1)におけるn日の値は、例えば、メンテナンス機能における環境設定のパラメータで設定され、開始日、終了日、共に、この日より前の日に設定することはできない。
有効期間設定部の右側には終了日無期限チェックボックスが設けられており、終了日無期限チェックボックスにチェックが有るときは、終了日を無期限とする。
タイトル設定部では、定時収録マスタのタイトルを表示し、変更することができる。
作成部局設定部では、作成部局を表示し、変更することができる。本例では、ドロップダウンから作成部局を選択することが可能である。
宛先部局設定部では、宛先部局を表示し、変更することができる。本例では、ドロップダウンから宛先部局を選択することが可能である。
内線番号設定部では、内線番号を表示し、変更することができる。
収録スケジュールの有効チェックリストでは、有効とする収録スケジュールを表示し、有効無効状態を変更することができる。また、いずれかの収録スケジュールが選択されることにより、領域A13の収録スケジュールタブを切り替え表示する。なお、本例では、1つの定時収録マスタに対して収録スケジュール(1)〜(4)の4つの収録スケジュールが用意されている。
収録系統設定部では、収録系統を表示し、変更することができる。本例では、ドロップダウンから収録系統を選択することが可能である。また、本例では、作成部局に優先割り当て(本例では、「ある作成部局を指定する場合には、この収録系統を優先させる」というもの)されている収録系統、及び、優先割り当ての対象部局が存在しない収録系統に、選択肢を限定する。更に、本例では、収録先切替機リソースが所定のリソース(例えば、BS独自リソース)である場合には、選択肢を所定の収録系統(例えば、61〜70の収録系統)に限定する。また、作成部局が未選択である場合には、不活性とする(本例では、最初に作成部局を選択させるようにする)。
収録時間設定部では、収録開始時刻と収録終了時刻を表示し、それぞれを変更することができる。本例では、開始時刻より終了時刻の方を早い時刻に設定したときには、日またぎであるとする。
収録先切替機設定部では、現在設定されている収録先切替機リソースを表示する。本例では、収録先切替機設定部をボタンとして設けてあり、そのボタンの押下により収録先切替機切替画面8へ遷移して、収録系統に切替制御する収録先切替機リソースを選択することができる。
素材種別設定部では、素材種別を表示し、変更することができる。本例では、ドロップダウンから素材種別を選択することが可能である。
補完入力設定部では、補完入力を表示し、変更することができる。
素材元設定部では、素材元を表示し、変更することができる。
発局名設定部では、発局名を表示し、変更することができる。
出稿予定日時設定部では、出稿予定日時を表示し、変更することができる。本例では、実際に収録する日からの相対日数と時刻で設定する。
補完情報設定部では、補完情報を表示し、変更することができる。本例では、補完情報01〜07を一覧で表示しており、変更するときには一覧に直接入力する。
登録ボタンは、表示中の内容で定時収録マスタをDBに登録するためのボタンである。登録ボタンが押下されると確認ダイアログを表示し、そのダイアログの「OK」ボタンが押下されると、表示中の内容で定時収録マスタをDBに登録する。
キャンセルボタンは、編集をキャンセルして、元の画面へ戻るためのボタンである。
定時収録マスタは、予定提案タイトル、作成部局、宛先部局、内線番号、有効期間from、有効期間to、収録曜日、収録スケジュール(1)〜(4)の項目を有する。
作成部局は、定時収録マスタの作成部局コードを指定する項目であり、本例では、編集必須項目である。
宛先部局は、定時収録マスタの宛先部局コードを指定する項目であり、本例では、編集必須項目である。
内線番号は、定時収録マスタの作成者の内線番号を指定する項目であり、本例では、編集必須項目である。
有効期間toは、定時収録マスタの有効期間の終了日を指定する項目であり、本例では、無期限チェックがOFF(オフ)である場合に編集必須項目となる。この日以前の収録曜日に該当する日が定時収録を最後に実行する日となる。終了日の無期限チェックがONである場合には無期限が指定される。
収録曜日は、定時収録を実行する曜日を指定する項目であり、本例では、編集必須項目である。1つ以上の曜日の指定を必要とする。
収録系統は、収録系統を指定する項目であり、本例では、その収録スケジュールの有効チェックがONである場合にのみ編集必須項目となる。本例では、例えば、01〜70が設定される。
サブタイトルは、定時収録のサブタイトルを指定する項目であり、本例では、その収録スケジュールの有効チェックがONである場合にのみ編集必須項目となる。
取材方法コードは、定時収録による収録素材の取材方法コードを指定する項目であり、本例では、その収録スケジュールの有効チェックがONである場合にのみ編集必須項目となる。本例では、取材方法テーブルから選択することが可能である。
収録時間toは、定時収録の収録終了時刻を指定する項目であり、本例では、その収録スケジュールの有効チェックがONである場合にのみ編集必須項目となる。
取材メモは、定時収録による収録素材の取材メモを指定する項目である。
素材種別は、定時収録による収録素材の素材種別を指定する項目であり、本例では、その収録スケジュールの有効チェックがONである場合にのみ編集必須項目となる。本例では、素材種別テーブルから選択することが可能である。
補完情報は、定時収録の共通補完情報を指定する項目であり、本例では、使用条件と対で01〜07まで入力することが可能である。
素材元は、素材元を指定する項目である。
発局名は、発局情報を指定する項目である。
出稿予定日時は、出稿予定日時を収録日からn日後の時分で指定する項目であり、本例では、その収録スケジュールの有効チェックがONである場合にのみ編集必須項目となる。
本例の定時収録マスタ編集画面6では、有効期間設定部における開始日および終了日の各指定欄の右側にそれぞれカレンダーボタンが設けられており、カレンダーボタンが押下されることで表示される月単位のカレンダーの中から日付を選択することができるようにしてある。また、収録日指定欄(開始日及び終了日の各指定欄)を選択した後に、キーボードにより日付を直接入力することもできる。
本例では、収録時間の指定において、開始時刻よりも終了時刻の方を早い時刻に設定したときに、その収録時間は日またぎであると認識する。この場合、収録曜日でチェックを付けた曜日が、開始時刻に適用される。
例えば、収録曜日の指定において木曜と日曜を指定され、収録時間の指定において収録開始時刻が21時59分、収録終了時刻が1時00分と指定された場合には、収録開始時刻(21時59分)より収録終了時刻(1時00分)の方が早い時刻であるため、日またぎであると認識し、木曜日の21時59分から金曜日の1時00分、及び、日曜日の21時59分から月曜日の1時00分といった2つの時間帯が指定されたと解釈する。
編集必須項目チェックでは、定時収録マスタの入力項目の説明で示した編集必須項目について、各項目が入力されているか否かをチェック(検査)する。なお、収録系統、サブタイトル、取材方法コード、収録時間from、収録時間to、収録先切替機、素材種別、出稿予定日時については、有効チェックがONにされて収録スケジュールが有効であるときにのみチェックする。
このチェックの結果、編集必須項目が入力されていない場合には、エラーメッセージを表示して処理を中断する。なお、本例では、編集必須項目チェックは、定時収録マスタ重複チェックの前に実行される。
(処理1)定時収録マスタの有効期間に重複があるか否かを判定する。ここでの有効期間は、日またぎ、及び、収録曜日を考慮した日時で判定する。
(処理2)(処理1)の結果、重複ありのマスタに含まれる有効な収録スケジュール対して、同一の収録系統が割り当てられているか否かを判定する。
(処理3)(処理2)の結果、同一収録系統が割り当てられていた収録スケジュールに対して、収録時間に重複があるか否かを判定する。ここでの収録時間は、日またぎ、及び、収録曜日を考慮した時間で判定する。
(処理4)(処理3)の結果、収録時間に重複があった場合には、その収録スケジュール(2以上の収録スケジュール)に対して重複していると判定する。
一方、このチェックの結果、重複した収録スケジュールがなかった場合には、メッセージを表示しないで、該当するマスタのDBへの登録を実行する。
例えば、暦の上で切れ目の良い期間を有効期間に設定したとしても、それが同時に週の切れ目となるとは限らない。具体例として、有効期間を2009年10月1日(木)から2009年10月31日(土)に設定すると、有効期間の先頭の曜日は木曜日であり、有効期間の最後の曜日は土曜日となる。このため、2009年10月1日(木)と同じ週の水曜日は有効期間に含まれない。また、2009年10月31日(土)と同じ週の日曜日(ここでは、2009年10月31日(土)の次の日の日曜日)は有効期間に含まれない。
このことから、定時収録マスタ重複チェックの有効期間は日またぎ、及び、収録曜日を考慮した日時(実際の日付及び時刻)で判定する。
例えば、日またぎの収録時間を設定した場合には、設定した収録曜日が開始時間に適用されることを考慮しなければ重複判定を間違うことがある。具体例として、定時収録マスタAの収録スケジュールAの有効期間を2009年10月1日(木)から2009年10月31日(土)、収録曜日を水曜日だけ、収録時間を20時から翌4時に設定したとする。一方で、他の定時収録マスタBの収録スケジュールBの有効期間を同じ期間、収録曜日を木曜日だけ、収録時間を1時から6時に設定したとする。この場合、収録曜日のみを独立した判定条件として比較すれば、双方のマスタの収録スケジュールは重複しないと判定してしまうことがあるが、実際は木曜日の1時から4時が重複してしまう。
このことから、定時収録マスタ重複チェックの収録時間は、日またぎ、及び、収録曜日を考慮した時間で判定する。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
31・・収録日設定部、 32・・収録開始時刻設定部、 33・・タイトル設定部、 34・・サブタイトル設定部、 35・・収録先切替機設定部、 36・・宛先部局設定部、 37・・素材種別設定部、 38・・検索ボタン、 39・・表示スケールドロップダウン、 40・・定時収録マスタスケジュール表示部、 41・・収録系統表示欄、 42・・日時表示欄、 43・・定時収録マスタ表示欄、 44・・縦方向スクロールバー、 45・・横方向スクロールバー、 46・・収録スケジュール一覧表示部、 47・・全マスタ一覧ボタン、 48・・重複チェック結果一覧ボタン、 49・・新規登録ボタン、 50・・コピーして登録ボタン、 51・・変更ボタン、 52・・削除ボタン、 53・・戻るボタン、
71・・カレンダーボタン、 72・・カレンダー、
101・・定時収録マスタ一覧表示部、 102・・全スケジュール書出ボタン、 103・・変更ボタン、 104・・削除ボタン、 105・・戻るボタン、
121・・重複チェック結果一覧表示部、 122・・重複チェック結果書出ボタン、 123・・戻るボタン、
201・・収録管理装置、 211・・入力部、 212・・記憶部、 213・・表示部、 214・・制御部、 221・・重複検出部、
Claims (2)
- 放送番組の素材の収録を管理する収録管理装置において、
複数の収録系統について、収録系統毎に、毎日又は特定の曜日の定時に素材を収録するスケジュールに関する情報として、該スケジュールの有効期間、収録曜日及び収録時間を入力する入力手段と、
前記入力手段による入力内容に基づいて、スケジュールに関する情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段の記憶内容に基づいて、同一の収録系統に係る2以上のスケジュールについて、有効期間の重複の判定と収録時間の重複の判定を収録時間の日またぎ及び収録曜日を考慮して行い、有効期間が重複し且つ収録時間が重複する場合に、これらのスケジュールが重複していることを検出する重複検出手段と、
前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記重複検出手段による検出結果に応じた表示態様で、スケジュールに関する情報を表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする放送番組の素材の収録管理装置。 - 放送番組の素材の収録を管理する収録管理装置において、
複数の収録系統について、収録系統毎に、毎日又は特定の曜日の定時に素材を収録するスケジュールに関する情報として、該スケジュールの有効期間、収録曜日及び収録時間を入力し、
前記入力内容に基づいて、スケジュールに関する情報を記憶し、
前記記憶内容に基づいて、同一の収録系統に係る2以上の定時収録マスタについて、有効期間の重複の判定と収録時間の重複の判定を収録時間の日またぎ及び収録曜日を考慮して行い、有効期間が重複し且つ収録時間が重複する場合に、これらのスケジュールが重複していることを検出し、
前記記憶内容に基づいて、前記検出結果に応じた表示態様で、スケジュールに関する情報を表示することを特徴とする放送番組の素材の収録管理方法。
Priority Applications (1)
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JP2010167308A JP5544601B2 (ja) | 2010-07-26 | 2010-07-26 | 放送番組の素材の収録管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010167308A JP5544601B2 (ja) | 2010-07-26 | 2010-07-26 | 放送番組の素材の収録管理装置 |
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JP2012029157A JP2012029157A (ja) | 2012-02-09 |
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- 2010-07-26 JP JP2010167308A patent/JP5544601B2/ja active Active
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