JP5543931B2 - コンクリート構造物の開口方法 - Google Patents
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Description
また、切断分離された柱状体を除去するための破砕作業に手間を要するとともに、破砕体の搬出作業にも手間を要していた。
また、先進ブロックまたは周辺ブロックの切り出しは、ワイヤーソーを利用することで、低振動かつ高精度に行うことができ、高品質施工が可能である。
さらに、先進坑を作業坑として利用することで、周辺ブロックの形状(長さ)の自由度が向上し、周辺ブロックを先進ブロックよりも大きな形状で切り出すこともできる。周辺ブロックを大きな形状で切り出せれば、切り出しおよび排出の施工サイクルの回数を削減することができ、施工期間の短縮化が可能となる。
なお、拡幅部20は、必要に応じて形成すればよく、必ずしも形成する必要はない。
第一分割坑11の形成は、中央ブロック(先進ブロック)111の周辺を縁切りする中央ブロック縁切り工程(第一工程)と、中央ブロック111を排出する中央ブロック排出工程(第二工程)を備えている。
中央ブロック111の上面には、ボーリング孔31およびワイヤーソー設置孔32が横方向につながることにより、所定高さの隙間が形成される。
なお、ワイヤーソー設置孔32、33の配置や個所数は中央ブロック111の断面形状等に応じて適宜設定すればよい。
バースター孔34は、図2(a)および(b)に示すように、中央ブロック111の側面に形成された上下のワイヤーソー設置孔32,32の間に、等間隔で2箇所形成する。なお、バースター孔34の数や位置は中央ブロック111の形状に応じて適宜設定すればよい。
また、本実施形態では、図3(b)に示すように、ダム堤体1の前面のワイヤーソー設置孔32の近傍(ワイヤーソー設置孔32の開口縁部)にもプーリー42を配設しておくことで、当該ワイヤーソー設置孔32よりも低い位置に配設されたワイヤーソーマシン43にワイヤーソー40を誘導するものとする。なお、ダム堤体1の前面に配設されるプーリー42は、ワイヤーソーマシン43の設置箇所等に応じて配設するものとし、必ずしも配置しなくてもよい。
分割ブロック112,113の排出は、分割ブロック112,113を前面側(下流側)に引き出すことにより行う。このとき、分割ブロック112,113の底面には鉄球が配設されているため、鉄球が転がることで、摩擦抵抗が低減されて簡易に分割ブロック112,113を排出することができる。
本実施形態では、開口部10の計画断面に応じて断面台形状の第二分割坑12を形成するものとし、ワイヤーソー設置孔32,32をその角部に形成するものとしたが、ワイヤーソー設置孔32の配置や数は限定されるものではない。
なお、連続縁切りボーリングを行う位置は限定されるものではないが、本実施形態では、サイドブロック121の前面から10mの位置において実施する。これにより、長さ10mのサイドブロック121を形成することが可能となる。
なお、サイドブロック121の底面、側面および背面側端面についての縁切りを行う順序は限定されるものではない。
サイドブロック121の小割方法は限定されるものではないが、本実施形態では、サイドブロック121にバースター孔34,34を形成し、このバースター孔34,34内に設置されたバースター50(図5(a)参照)により小割する。
なお、サイドブロック121の排出方法は限定されるものではない。
下段の分割坑17,18,19の形成方法は、中段分割坑14,15,16の形成方法と同様なため、詳細な説明は省略する。
そして、縁切りされた拡幅部ブロック21を、ダム堤体1の上流側から排出することにより、拡幅部20を形成する。
10 開口部
20 拡幅部
30 ボーリング
31 連続縁切りボーリング
32,33 ワイヤーソー設置孔
34 バースター孔
40 ワイヤーソー
50 バースター
111 中央ブロック(先進ブロック)
112,113 分割ブロック
121,131 サイドブロック(周辺ブロック)
Claims (5)
- 既設のコンクリート構造物に開口部を形成するコンクリート構造物の開口方法であって、
前記コンクリート構造物の表面からワイヤーソーを用いた押し切りを行うことにより先進ブロックの周面の少なくとも一部を縁切りする第一工程と、
前記先進ブロックを排出して先進坑を形成する第二工程と、
前記先進坑を作業坑として当該先進坑の周辺領域から周辺ブロックを切り出す第三工程と、を備えており、
前記第一工程では、前記先進ブロックの角部に対応してワイヤーソー設置孔を形成するとともに、前記先進ブロックの上面に沿ってボーリングを複数回行うことにより当該先進ブロックの上面を縁切りした後、
前記ワイヤーソー設置孔を利用して前記コンクリート構造物の前面から前記ワイヤーソーを用いた押し切りを行うことで、前記先進ブロックの左右の側面および底面を縁切りすることを特徴とする、コンクリート構造物の開口方法。 - 前記先進ブロックの一方の側面に沿ってバースター孔を形成するとともに、前記先進ブロックの中心部を押し切ることで当該先進ブロックを左右二つの分割ブロックに分割し、
前記バースター孔内に設置したバースターで一方の前記分割ブロックを他方の前記分割ブロック側に押圧することで当該一方の分割ブロックの背面側端部を前記コンクリート構造物から分離することを特徴とする、請求項1に記載のコンクリート構造物の開口方法。 - 前記第三工程では、前記先進坑を利用して前記周辺ブロックの背面側端面に沿ってボーリングを複数回行うことで当該周辺ブロックの背面側端面を縁切りするとともに、既設コンクリート構造物の表面側からワイヤーソーを用いた引き切りを行うことにより前記周辺ブロックの周面を縁切りした後、当該周辺ブロックを排出することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のコンクリート構造物の開口方法。
- 前記先進ブロックまたは前記周辺ブロックを排出する前に、縁切りされた前記先進ブロックまたは前記周辺ブロックの底面に対して鉄球を配設することを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコンクリート構造物の開口方法。
- 既設のコンクリート構造物に開口部を形成するコンクリート構造物の開口方法であって、
前記コンクリート構造物の表面からワイヤーソーを用いた押し切りを行うことにより先進ブロックの周面の少なくとも一部を縁切りする第一工程と、
前記先進ブロックを排出して先進坑を形成する第二工程と、
前記先進坑を作業坑として当該先進坑の周辺領域から周辺ブロックを切り出す第三工程と、を備えており、
前記先進ブロックまたは前記周辺ブロックを排出する前に、縁切りされた前記先進ブロックまたは前記周辺ブロックの底面に対して鉄球を配設することを特徴とする、コンクリート構造物の開口方法。
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