JP5543137B2 - 洗車機の音声制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は洗車機の音声制御装置に関する。
洗車機は、車両に対し相対移動する走行フレームにブラシ等の洗浄装置を有している。特許文献1に記載の洗車機が備える安全装置は、門型の走行フレームの前面の左右下部に人の接触を検出する接触センサを設け、接触センサがオンしたときに、人を怪我させることなく、走行フレームの走行を停止させるものである。
特開平8-58535
特許文献1に記載の洗車機の安全装置には以下の不都合がある。
(1)接触センサは洗車機の走行フレームの前面の左右下部に設けるものであり、この接触センサを洗車機のあらゆる位置に取付けることには限界がある。洗車機をあらゆる位置から制御可能にし、洗車機の安全運転を確保することに困難がある。
(2)接触センサのオンにより走行フレームの走行を停止するものであり、ブラシ等の洗浄動作を規制、制御するところがない。洗車機の走行フレームに設けられている洗浄装置をあらゆる位置から制御可能にし、洗車機の安全運転を確保することに困難がある。
本発明の課題は、洗車機の走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作をあらゆる位置から、途中で一時中断させ、洗車機の安全運転を確保することにある。
本発明の他の課題は、洗車機の走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作をあらゆる位置から、中止させ、洗車機の安全運転を確保することにある。
請求項1の発明は、車両に対し相対移動する走行フレームに洗浄装置を有してなる洗車機の音声制御装置において、走行フレームに設置される音声入力手段と、一時停止を求める音声を登録した認識辞書を備え、音声入力手段に入力された音声を認識辞書に一時停止を求める音声として登録されている音声と照合することにより、入力された音声が一時停止を求める音声であるか否かを判断する音声判断手段と、音声判断手段の判断結果が一時停止を求める音声であるとき、走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作を途中で一時中断させ、その後のリスタート操作を受けて走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作を途中から再開させる洗車制御装置とを有してなるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記洗車制御装置が洗浄装置の洗浄動作を途中で一時中断させるとき、該洗浄装置を待機位置に格納させるようにしたものである。
請求項3の発明は、車両に対し相対移動する走行フレームに洗浄装置を有してなる洗車機の音声制御装置において、走行フレームに設置される音声入力手段と、非常停止を求める音声を登録した認識辞書を備え、音声入力手段に入力された音声を認識辞書に非常停止を求める音声として登録されている音声と照合することにより、入力された音声が非常停止を求める音声であるか否かを判断する音声判断手段と、音声判断手段の判断結果が非常停止を求める音声であるとき、走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作を中止させ、その後のリセット操作を受けて走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作を初めから再開させる洗車制御装置とを有してなるようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項3の発明において更に、前記洗車制御装置が洗浄装置の洗浄動作を中止させるとき、該洗浄装置を待機位置に格納させるようにしたものである。
(請求項1)
(a)オペレータ等が洗車開始後に窓の閉め忘れ、アンテナの格納忘れ等に気付き、車両を一時停止させたいとき、オペレータ等が発する「待て」等の一時停止を意図する音声が音声入力手段に入力される。この入力音声は、音声判断手段において、該音声判断手段の認識辞書に一時停止音声として登録されている音声と照合される。音声判断手段は、音声入力手段への入力音声を一時停止音声と判断すると、洗車制御装置に対して一時停止信号を出力する。洗車制御装置は、一時停止信号を受けると、走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作を途中で一時中断させ、その後のリスタート操作を受けて走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作を途中から再開させる。これにより、洗車機の走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作をあらゆる位置から、途中で一時中断させ、オペレータによる窓の閉鎖、アンテナの格納等を安全に行ない、車両の損傷等を招くことがなく、洗車機の安全運転を確保できる。
(請求項2)
(b)上述(a)において、洗車制御装置が洗浄装置の洗浄動作を途中で一時中断させるとき、該洗浄装置を待機位置に格納させることにより、オペレータによる窓の閉鎖、アンテナの格納等の作業性を向上可能にする。
(請求項3)
(c)オペレータ等が洗車中に走行フレームと車両の間、洗浄装置と車両の間等に挟まれる等の危険に遭遇した等により、車両を非常停止させたいとき、オペレータ等が発する「止まれ」、「ストップ」、「助けて」、「きゃあ」等の非常停止を意図する音声が音声入力手段に入力される。この入力音声は、音声判断手段において、該音声判断手段の認識辞書に非常停止音声として登録されている音声と照合される。音声判断手段は、音声入力手段への入力音声を非常停止音声と判断すると、洗車制御装置に対して非常停止信号を出力する。洗車制御装置は、非常停止信号を受けると、走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作を中止させ、その後のリセット操作を受けて走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作を初めから再開させる。これにより、洗車機の走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作をあらゆる位置から、中止させ、オペレータ等の上述の危険を直ちに回避し、洗車機の安全運転を確保できる。
(請求項4)
(d)上述(c)において、洗車制御装置が洗浄装置の洗浄動作を中止させるとき、該洗浄装置を待機位置に格納させることにより、車両の周辺に洗浄装置が近接しない安全スペースを形成し、洗車機の安全運転を確保できる。
図1は洗車機を示す模式図である。 図2は洗車機の制御系統を示すブロック図である。 図3はサイドブラシの洗浄機構を示す正面図である。 図4は音声制御装置の制御系統を示すブロック図である。
洗車機10は、図1、図2に示す如く、左右のレール上を往復走行することにて洗車対象車両1に対し前後方向に相対移動する門型の走行フレーム11を有し、走行フレーム11に左右のサイドブラシ12、左右の下部洗浄ブラシ12L、トップブラシ13、洗浄液ノズル14、乾燥ノズル15等の洗浄装置を備える。
洗車制御装置20は、走行フレーム11に設置の操作盤16により操作されるマイクロコンピュータにて構成され、走行フレーム11の走行位置検出装置17と、車形検出装置18を備える。走行位置検出装置17は、走行フレーム11のレール上での現在位置を検出するものであり、例えば走行フレーム11の走行モータ11Aに付帯させたロータリエンコーダにて構成される。車形検出装置18は、走行フレーム11に設けられ、例えば車両1を挟む両側にて相対する投光センサ18Aと受光センサ18Bからなり、投光センサ18Aと受光センサ18Bが上下方向にセンサラインに沿って多数の検出光軸(N、N・・・N)を共有するものにて構成される。洗車制御装置20は、操作盤16から入力される洗車メニュー、走行位置検出装置17の検出結果、車形検出装置18の検出結果等を得て、走行フレーム11の走行モータ11A、サイドブラシ12の回転モータ12Aと横移動装置12B、下部洗浄ブラシ12Lの回転モータ12LAと横移動装置12LB、トップブラシ13の回転モータ13Aと昇降装置13B、洗浄液ノズル14、乾燥ノズル15等をそれぞれ所定のタイミングで制御し、洗車機10の走行フレーム11を車両1に対し相対移動しつつ、車両1を洗浄する。
尚、洗車機10は、サイドブラシ12による洗浄機構を以下の如くに構成している。即ち、洗車機10は、図3に示す如く、走行フレーム11の上部の左右方向に延在されて該走行フレーム11に設けられるガイドレール21を有し、このガイドレール21に支持されて左右方向に移動する左右一対のキャリヤ22(22L、22R)を有する。キャリヤ22は、ガイドレール21の上下に転接するローラ23を介して、ガイドレール21に支持される。ガイドレール21にはサイドブラシ12の横移動装置12Bを構成する左右のトルクモータ24(24L、24R)が設置される。トルクモータ24の出力軸に設けた駆動プーリ25(25L、25R)に巻き回された歯付ベルト(又はチェーン)26(26L、26R)は、ガイドレール21に設置されている左右の従動プーリ27(27L、27R)に巻き回され、左右のキャリヤ22に連結される。左右のベルト26は、対応するキャリヤ22の両側固定ローラ28、28を経てテンションホイール29に噛合いされ、テンションを調整され得る状態で当該キャリヤ22に連結される。
洗車機10は、左右のキャリヤ22にユニバーサル継手31を介してサイドブラシ支持体32を左右前後方向に傾動可能に連結し、サイドブラシ支持体32に吊下げ支持されて回転モータ12Aにより回転駆動されるサイドブラシ12を有する。尚、キャリヤ22の下面には左右傾動ストッパ33が螺着され、左右傾動ストッパ33をサイドブラシ支持体32に衝合させることにより、サイドブラシ12の左右一方への傾動端を規制する。
即ち、洗車機10は、サイドブラシ12により車両1の左右の側面を洗浄可能にし、キャリヤ22(トルクモータ24)の左右方向移動(横移動)により、サイドブラシ12が車両1の左右の側面に対して接近/離隔移動するサイドブラシ支持体32に傾動可能に吊下げ支持される。サイドブラシ12は、車両1の左右の側面に接する洗浄動作時に、キャリヤ22の移動制御により左右方向に一定の正角αの傾動角まで傾動可能にされ(サイドブラシ12がサイドブラシ支持体32に吊下げ支持されている上端に対し、その下端を左右方向で車両1から遠い側に位置させる傾斜状態)、車両1の側面との接触圧を好適状態に調整される。サイドブラシ12の左右方向の傾動角は、サイドブラシ支持体32に設けた左右方向傾斜検出器19Aにより検出される。
また、洗車機10は、サイドブラシ12により車両1の前後面を洗浄可能にし、走行フレーム11(走行モータ11A)の前後方向移動により、サイドブラシ12が車両1の前後面に対して接近/離隔移動するサイドブラシ支持体32に傾動可能に吊下げ支持される。サイドブラシ12は、車両1の前後面に接する洗浄動作時に、走行フレーム11の移動制御により前後方向に一定の正角βの傾動角まで傾動可能にされ(サイドブラシ12がサイドブラシ支持体32に吊下げ支持されている上端に対し、その下端を前後方向で車両1から遠い側に位置させる傾斜状態)、車両1の前後面との接触圧を好適状態に調整される。サイドブラシ12の前後方向の傾動角は、サイドブラシ支持体32に設けた前後方向傾斜検出器19Bにより検出される。
しかるに、洗車機10は、走行フレーム11の走行動作と、サイドブラシ12、下部洗浄ブラシ12L、トップブラシ13、洗浄液ノズル14、乾燥ノズル15等の洗浄装置の洗浄動作を制御して安全運転を確保するため、以下の音声制御装置40を具備する。
音声制御装置40は、図4に示す如く、音声入力手段を構成するマイク41と、音声判断手段を構成する音声認識装置42を有する。マイク41は走行フレーム11の表面に設置され、音声認識装置42は操作盤16内に設置される。音声制御装置40は、(A)音声による洗車機10の一時停止制御と、(B)音声による洗車機10の中止制御とを以下の如くに行なう。
(A)音声による洗車機10の一時停止制御
音声制御装置40は、音声による洗車機10の一時停止制御を行なうため、マイク41に入力された音声が一時停止を求める音声であるか否かを音声認識装置42により判断する。音声認識装置42は、マイク41に入力された音声が、音声認識装置42の認識辞書に登録されている「待て」等の一時停止音声と照合する。音声認識装置42は、マイク41への入力音声を一時停止音声と判断すると、洗車制御装置20に対して一時停止信号を出力する。
洗車制御装置20は、音声認識装置42から一時停止信号を受けると、走行フレーム11の走行動作を途中で一時中断させるように走行モータ11Aを制御するとともに、サイドブラシ12、下部洗浄ブラシ12L、トップブラシ13の洗浄動作を途中で一時中断させるように回転モータ12A、12LA、13Aを制御する。更に、洗車制御装置20は、サイドブラシ12、下部洗浄ブラシ12L、トップブラシ13を待機位置(洗車機10による洗車開始前の原位置)に格納させるように横移動装置12B、12LB、昇降装置13Bを制御する。
洗車制御装置20は、音声認識装置42により走行フレーム11の走行動作とサイドブラシ12、下部洗浄ブラシ12L、トップブラシ13の洗浄動作を上述の如くに途中で一時中断させた後、オペレータが操作盤16のリスタートボタン16Aをオンしたリスタート操作を受け、走行フレーム11の走行動作を途中(上述の一時中断による運転停止位置)から再開させるように走行モータ11Aを制御するとともに、サイドブラシ12、下部洗浄ブラシ12L、トップブラシ13の洗浄動作を途中(上述の一時中断による運転停止位置)から再開させるように回転モータ12Aと横移動装置12B、回転モータ12LAと横移動装置12B、回転モータ13Aと昇降装置13Bを制御する。
従って、本実施例によれば、以下の作用効果を奏する。
(a)オペレータ等が洗車開始後に窓の閉め忘れ、アンテナの格納忘れ等に気付き、車両1を一時停止させたいとき、オペレータ等が発する「待て」等の一時停止を意図する音声がマイク41に入力される。この入力音声は、音声認識装置42において、該音声認識装置42の認識辞書に一時停止音声として登録されている音声と照合される。音声認識装置42は、マイク41への入力音声を一時停止音声と判断すると、洗車制御装置20に対して一時停止信号を出力する。洗車制御装置20は、一時停止信号を受けると、走行フレーム11の走行動作とサイドブラシ12と洗車機10の洗浄動作を途中で一時中断させ、その後のリスタート操作を受けて走行フレーム11の走行動作とサイドブラシ12と洗車機10の洗浄動作を途中から再開させる。これにより、洗車機の走行フレーム11の走行動作とサイドブラシ12と洗車機10の洗浄動作をあらゆる位置から、途中で一時中断させ、オペレータによる窓の閉鎖、アンテナの格納等を安全に行ない、車両1の損傷等を招くことがなく、洗車機の安全運転を確保できる。
(b)上述(a)において、洗車制御装置20がサイドブラシ12と洗車機10の洗浄動作を途中で一時中断させるとき、該サイドブラシ12と洗車機10を待機位置に格納させることにより、オペレータによる窓の閉鎖、アンテナの格納等の作業性を向上可能にする。
(B)音声による洗車機10の非常停止制御
音声制御装置40は、音声による洗車機10の非常停止制御を行なうため、マイク41に入力された音声が非常停止を求める音声であるか否かを音声認識装置42により判断する。音声認識装置42は、マイク41に入力された音声が、音声認識装置42の認識辞書に登録されている「止まれ」、「ストップ」、「助けて」、「きゃあ」等の非常停止音声と照合する。音声認識装置42は、マイク41への入力音声を非常停止音声と判断すると、洗車制御装置20に対して非常停止信号を出力する。
洗車制御装置20は、音声認識装置42から非常停止信号を受けると、走行フレーム11の走行動作を中止させるように走行モータ11Aを制御するとともに、サイドブラシ12、下部洗浄ブラシ12L、トップブラシ13の洗浄動作を中止させるように回転モータ12A、12LA、13Aを制御する。更に、洗車制御装置20は、サイドブラシ12、下部洗浄ブラシ12L、トップブラシ13を待機位置(洗車機10による洗車開始前の原位置)に格納させるように横移動装置12B、12LB、昇降装置13Bを制御する。
洗車制御装置20は、音声認識装置42により走行フレーム11の走行動作とサイドブラシ12、下部洗浄ブラシ12L、トップブラシ13の洗浄動作を上述の如くに中止させた後、オペレータが操作盤16のリセットボタン16Bをオンしたリセット操作を受け、走行フレーム11の走行動作を初め(洗車機10による洗車開始前の原位置)から再開させるように走行モータ11Aを制御するとともに、サイドブラシ12、下部洗浄ブラシ12L、トップブラシ13の洗浄動作を初め(洗車機10による洗車開始前の原位置)から再開させるように回転モータ12Aと横移動装置12B、回転モータ12LAと横移動装置12B、回転モータ13Aと昇降装置13Bを制御する。
従って、本実施例によれば、以下の作用効果を奏する。
(c)オペレータ等が洗車中に走行フレーム11と車両1の間、サイドブラシ12等と車両1の間等に挟まれる等の危険に遭遇した等により、車両1を非常停止させたいとき、オペレータ等が発する「止まれ」、「ストップ」、「助けて」、「きゃあ」等の非常停止を意図する音声がマイク41に入力される。この入力音声は、音声認識装置42において、該音声認識装置42の認識辞書に非常停止音声として登録されている音声と照合される。音声認識装置42は、マイク41への入力音声を非常停止音声と判断すると、洗車制御装置20に対して非常停止信号を出力する。洗車制御装置20は、非常停止信号を受けると、走行フレーム11の走行動作とサイドブラシ12等の洗浄動作を中止させ、その後のリセット操作を受けて走行フレーム11の走行動作とサイドブラシ12等の洗浄動作を初めから再開させる。これにより、洗車機10の走行フレーム11の走行動作とサイドブラシ12等の洗浄動作をあらゆる位置から、中止させ、オペレータ等の上述の危険を直ちに回避し、洗車機10の安全運転を確保できる。
(d)上述(c)において、洗車制御装置20がサイドブラシ12等の洗浄動作を中止させるとき、該サイドブラシ12等を待機位置に格納させることにより、車両1の周辺にサイドブラシ12等が近接しない安全スペースを形成し、洗車機10の安全運転を確保できる。
また、洗車制御装置20は、車両1の左右の側面又は前後面の洗浄時に、音声認識装置42からの非常停止信号を上述の如くに受け、走行フレーム11の走行動作とサイドブラシ12の洗浄動作を中止させたとき、左右方向傾斜検出器19Aの検出結果であるサイドブラシ12の左右方向の傾動角が前述した左右方向の一定の正角αを超え、又は前後方向傾斜検出器19Bの検出結果であるサイドブラシ12の前後方向の傾動角が前述した前後方向の一定の正角βを超えて過大に傾斜していることを条件として、サイドブラシ12を車両1の左右の側面又は前後面から離隔移動させるように、キャリヤ22(トルクモータ24)又は走行フレーム11(走行モータ11A)を移動制御する。
即ち、洗車制御装置20がサイドブラシ12等の洗浄動作を中止させたとき、サイドブラシ12の傾動角が一定の正角を超えていることは、オペレータ等がサイドブラシ12と車両1の間に挟まれる等の危険に遭遇したことの可能性を示す。従って、このとき、洗車制御装置20がサイドブラシ12を車両1から離隔移動させることにより、オペレータ等の上述の危険を直ちに回避できる。
また、洗車制御装置20は、音声認識装置42からの非常停止信号を上述の如くに受け、走行フレーム11の走行動作とサイドブラシ12の洗浄動作を中止させたとき、左右方向傾斜検出器19Aの検出結果であるサイドブラシ12の左右方向の傾動角が負角(サイドブラシ12がサイドブラシ支持体32に吊下げ支持されている上端に対し、その下端を車両1に近い側に位置する傾斜状態)になっていることを条件として、サイドブラシ12を車両1の側に接近移動させるようにキャリヤ22(トルクモータ24)を移動制御する。
即ち、洗車制御装置20がサイドブラシ12の洗浄動作を中止させたとき、サイドブラシ12の傾動角が負角になっていることは、オペレータ等がサイドブラシ12と走行フレーム11の間に挟まれる等の危険に遭遇したことの可能性を示す。従って、このとき、洗車制御装置20がサイドブラシ12を車両1側に接近移動させることにより、オペレータ等の上述の危険を直ちに回避できる。
更に、洗車制御装置20は、音声認識装置42からの非常停止信号を上述の如くに受け、走行フレーム11の走行動作とサイドブラシ12の洗浄動作を中止させたとき、走行フレーム11を該走行動作の中止前の方向とは逆方向に戻り移動させるように走行モータ11Aを制御する。走行フレーム11の走行動作の中止前に前方に移動していたならば後方に移動させるように走行モータ11Aを制御し、走行フレーム11の走行動作の中止前に後方に移動していたならば前方に移動させるように走行モータ11Aを制御する。
即ち、洗車制御装置20が走行フレーム11の走行動作とサイドブラシ12の洗浄動作を中止させたとき、走行フレーム11を該走行動作の中止前の方向とは逆方向に戻り移動させることにより、走行フレーム11がその移動中に車両1等との間にオペレータ等を挟む等の危険を直ちに回避できる。
尚、音声制御装置40は、マイク41を構成する前側マイク41Aと後側マイク41Bのそれぞれを、走行フレーム11の前端側と後端側のそれぞれに設置できる(図1(B))。このマイク41(前側マイク41A、後側マイク41B)の入力音声に基づく音声認識装置42の判断結果が非常停止を求める音声であり、音声認識装置42から洗車制御装置20に非常停止信号が出力され、洗車制御装置20が走行フレーム11の走行動作とサイドブラシ12、下部洗浄ブラシ12L、トップブラシ13の洗浄動作を前述の如くに中止させたとき、洗車制御装置20は、前側マイク41Aと後側マイク41Bに入力された音量の差に応じて走行フレーム11の移動方向を以下の如くに制御することもできる。即ち、前側マイク41Aに入力された音量の方が大きいとき、走行フレーム11の前方にオペレータ等が存在するものと推測できるから、走行フレーム11を後方に移動させるように走行モータ11Aを制御する。他方、後側マイク41Bに入力された音量の方が大きいとき、走行フレーム11の後方にオペレータ等が存在するものと推測できるから、走行フレーム11を前方に移動させるように走行モータ11Aを制御する。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、マイク41に入力された音声が音声認識装置42の認識辞書に登録されている「戻れ」等の非常停止/逆方向移動音声に合致するとき、音声認識装置42は洗車制御装置20に対して非常停止/逆方向移動信号を出力し、洗車制御装置20は走行フレーム11の走行動作とサイドブラシ12、下部洗浄ブラシ12L、トップブラシ13の洗浄動作を中止させ、更に走行フレーム11を該走行動作の中止前の方向とは逆方向に戻り移動させるものとすることもできる。
尚、本発明の実施において、走行フレームに備える洗浄装置は、サイドブラシ12、下部洗浄ブラシ12L、トップブラシ13、洗浄液ノズル14、乾燥ノズル15等に限定されない。
本発明は、洗車機の音声制御装置であって、音声判断手段の判断結果が一時停止を求める音声であるとき、走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作を途中で一時中断させ、その後のリスタート操作を受けて走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作を途中から再開させる洗車制御装置を有してなるものにした。従って、洗車機の走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作をあらゆる位置から、途中で一時中断させ、洗車機の安全運転を確保することができる。
また、本発明は、洗車機の音声制御装置であって、音声判断手段の判断結果が非常停止を求める音声であるとき、走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作を中止させ、その後のリセット操作を受けて走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作を初めから再開させる洗車制御装置を有してなるものにした。従って、洗車機の走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作をあらゆる位置から、中止させ、洗車機の安全運転を確保することができる。
10 洗車機
11 走行フレーム
11A 走行モータ
12 サイドブラシ
12A 回転モータ
12B 横移動装置
12L 下部洗浄ブラシ
12LA 回転モータ
12LB 横移動装置
13 トップブラシ
13A 回転モータ
13B 昇降装置
14 洗浄液ノズル
15 乾燥ノズル
16 操作盤
16A リスタートボタン
16B リセットボタン
19A 左右方向傾斜検出器
19B 前後方向傾斜検出器
20 洗車制御装置
32 サイドブラシ支持体(移動体)
40 音声制御装置
41 マイク(音声入力手段)
42 音声認識装置(音声判断手段)

Claims (4)

  1. 車両に対し相対移動する走行フレームに洗浄装置を有してなる洗車機の音声制御装置において、
    走行フレームに設置される音声入力手段と、
    一時停止を求める音声を登録した認識辞書を備え、音声入力手段に入力された音声を認識辞書に一時停止を求める音声として登録されている音声と照合することにより、入力された音声が一時停止を求める音声であるか否かを判断する音声判断手段と、
    音声判断手段の判断結果が一時停止を求める音声であるとき、走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作を途中で一時中断させ、その後のリスタート操作を受けて走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作を途中から再開させる洗車制御装置とを有してなることを特徴とする洗車機の音声制御装置。
  2. 前記洗車制御装置が洗浄装置の洗浄動作を途中で一時中断させるとき、該洗浄装置を待機位置に格納させる請求項1に記載の洗車機の音声制御装置。
  3. 車両に対し相対移動する走行フレームに洗浄装置を有してなる洗車機の音声制御装置において、
    走行フレームに設置される音声入力手段と、
    非常停止を求める音声を登録した認識辞書を備え、音声入力手段に入力された音声を認識辞書に非常停止を求める音声として登録されている音声と照合することにより、入力された音声が非常停止を求める音声であるか否かを判断する音声判断手段と、
    音声判断手段の判断結果が非常停止を求める音声であるとき、走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作を中止させ、その後のリセット操作を受けて走行フレームの走行動作と洗浄装置の洗浄動作を初めから再開させる洗車制御装置とを有してなることを特徴とする洗車機の音声制御装置。
  4. 前記洗車制御装置が洗浄装置の洗浄動作を中止させるとき、該洗浄装置を待機位置に格納させる請求項3に記載の洗車機の音声制御装置。
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