JP5543099B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、経血やおりものなどを吸収するための生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の吸収性物品、詳しくは身体の部位毎に最適にフィットさせることによって、装着性の向上及び漏れ防止を図った吸収性物品に関する。
従来より、パンティライナー、生理用ナプキン、失禁パッドなどの吸収性物品として、ポリエチレンシートまたはポリエチレンラミネート不織布などの不透液性バックシートと、不織布または透液性プラスチックシートなどの透液性トップシートとの間に綿状パルプ等からなる吸収体を介在したものが知られている。
この種の吸収性物品にも幾多の改良が重ねられ、体液の漏れ防止を図るため、吸収性物品の表面を身体に密着させる手段が種々講じられている。
例えば下記特許文献1では、膣対面領域が膣口に確実に密着できる構造とするため、液吸収層の縦方向中心線上に位置する膣対面領域の厚み寸法が、この膣対面領域の左右両側に位置する側部領域の厚み寸法よりも大きく設定された生理用ナプキンが開示されている。
また下記特許文献2では、横方向からの圧縮力を受けたときに主吸収領域と身体の排泄部との密着を維持しやすくするため、縦方向中心線上に位置する主吸収領域と、前記主吸収領域の左右両側に位置する緩衝領域と、前記緩衝領域の左右両外側に位置して縦方向に延びる側部補強領域とを有し、横方向への曲げ剛性が、側部補強領域>緩衝領域で、且つ主吸収領域>緩衝領域である吸収性物品が開示されている。
特開2006−230596号公報 特開2006−346303号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の生理用ナプキンは、膣対面領域の厚み寸法を、両側に位置する側部領域の厚み寸法よりも大きく設定しているが、身体の形状の違いによって膣対面領域が密着せずに漏れが発生したり、厚みが厚いために違和感を感じたりしていた。
また、ヨレによる違和感や液漏れなどを防止するためには、臀部では谷間に沿わせたり、排血口部より前側では身体の曲線に沿わせたりして、身体の部位毎に最適にフィットさせることが重要である。
さらに上記特許文献2記載の吸収性物品では、両側部の側部補強領域の曲げ剛性が大きく設定されているため、脚周りに硬さを感じやすく、擦れによる肌トラブルなどが生じ、装着感を損なうおそれがあった。
そこで本発明の主たる課題は、身体の部位毎に身体の形状に最適にフィットさせることによって、装着性の向上及び漏れ防止を図った吸収性物品を提供することにある。
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が介在された吸収性物品において、
前記吸収体は、少なくとも排血口部を含む吸収性物品の幅方向中央部に位置する領域Iと、この領域Iの両側部に位置する領域IIと、これら領域I及び領域IIの前後部に位置する領域IIIと、各領域IIIから前後端部までに位置する領域IVとにそれぞれ画成され、
前記領域I、領域II及び領域IIIの吸収体は、均等の厚みに形成されるとともに、各領域の吸収体は、剛性が領域I>領域IV>領域II、領域IIIの相対的関係にあることを特徴とする吸収性物品が提供される。
上記請求項1記載の発明では、排血口部を含む領域I〜IIIの吸収体は均等の厚みに形成されているため、人毎に異なる排血口部付近の身体形状に対して最適にフィットし、吸収性物品の装着性の向上及び漏れ防止を図ることができる。
また、排血口部付近において、領域Iの吸収体は、他の領域の吸収体より相対的に高剛性で形成されている。これは、排血口部を含む領域Iの脚圧によるヨレやねじれが生じないようにするためである。このため、圧縮やねじれによる変形が抑えられ、これにより装着性の向上及び漏れ防止を図ることができる。なお、前記「剛性」とは厚み方向の圧縮剛性及びねじれ方向のねじれ剛性を言い、これらの剛性が共に前記相対的関係を満たすようにする。
ここで、排血口部付近の両側部に位置する領域IIの吸収体は、他の部位よりも低い剛性で形成されているため、領域IIの吸収体は変形し易くなり、これによって脚周りの違和感が軽減できるとともに、脚の付け根部分の擦れによる肌トラブルも軽減できる。
一方、排血口部付近より前部及び後部の領域IIIでは、身体の形状に沿って容易に変形できるように低い剛性で形成されている。具体的には、排血口部付近より後側の臀部において、領域I、IIの後部に位置する領域IIIの吸収体は、低い剛性で形成されているため、領域IIIの吸収体が臀部の谷間に沿って変形し易くなり、これにより装着性の向上及び漏れ防止を図ることができるようになる。
また、排血口部付近より前側の下腹部に至る部位において、領域I、IIの前部に位置する領域IIIの吸収体も同様に、低い剛性で形成されているため、身体の前後に湾曲する形状に沿って変形し易くなり、これにより装着性の向上及び漏れ防止が図れるようになる。
他方、吸収体の前後端部に位置する領域IVの吸収体は、領域II及び領域IIIの吸収体より相対的に高剛性で形成されている。これは、前後端部の吸収体は、中間部の吸収体より圧縮やねじれによる変形が生じやすいため、高剛性に形成したものである。
請求項2に係る本発明として、各領域の吸収体は、密度が領域I>領域IV>領域II、領域IIIの関係で形成されることにより、前記剛性の相対的関係を満たす請求項1記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項2記載の発明は、前記剛性の相対的関係を満たす吸収体とするために、各領域の吸収体の密度を領域I>領域IV>領域II、領域IIIの関係で形成するようにしたものである。前記厚み方向の圧縮剛性及びねじれ方向のねじれ剛性の相対的関係は、各領域の吸収体密度を上記関係で形成することにより満足することができる。
請求項3に係る本発明として、前記領域Iの吸収体は、他の領域の吸収体より相対的に高目付けで形成されている請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項3記載の発明では、領域Iの吸収体を領域II、領域IIIの吸収体より高剛性で形成するため、領域Iの吸収体を他の領域の吸収体より相対的に高目付けで形成している。
請求項4に係る本発明として、前記領域IVの吸収体は、前記領域I、領域II及び領域IIIの領域の吸収体の厚みより相対的に薄い厚みで形成されている請求項1〜3いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項4記載の発明では、領域IVの吸収体を他の領域の吸収体より高剛性で形成するため、領域IVの吸収体を前記領域I、領域II及び領域IIIの領域の吸収体の厚みより相対的に薄い厚みで形成している。前後端部の吸収体の厚みを他の領域より薄い厚みで形成することにより、モコモコとした違和感が解消されるようになる。
請求項5に係る本発明として、前記領域I及び領域IVの吸収体には、複数のドット状のエンボスが形成されるとともに、領域Iのエンボス間隔が領域IVのエンボス間隔より相対的に大きく形成されている請求項1〜4いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項5記載の発明は、領域I及び領域IVの吸収体の剛性を高めるため、複数のドット状エンボスを形成するようにしたものである。このとき、領域Iの吸収体の目付けが高い場合、エンボスの付加後に硬くなりすぎないようにするため、領域Iのエンボス間隔を領域IVのエンボス間隔より相対的に大きくするようにしている。
以上詳説のとおり本発明によれば、身体の部位毎に身体の形状に最適にフィットさせることによって、装着性の向上及び漏れ防止を図った吸収性物品が提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。図1は本発明に係る生理用ナプキン1の一部破断展開図であり、図2は図1のX−X線矢視図である。
前記生理用ナプキン1は、ポリエチレンシート、ポリプロピレンシートなどからなる不透液性裏面シート2と、経血やおりものなどを速やかに透過させる透液性表面シート3と、これら両シート2,3間に介在された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、この吸収体4の形状保持および拡散性向上のために前記吸収体4を囲繞するクレープ紙5と、表面両側部にそれぞれ長手方向に沿って形成されたサイド不織布7,7とから構成されている。前記吸収体4の周囲において、その上下端縁部では、前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4よりも側方に延出している前記不透液性裏面シート2と前記サイド不織布7とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、外周に吸収体4の存在しないフラップ部Fが形成されている。
以下、さらに前記生理用ナプキン1の構造について詳述すると、
前記不透液性裏面シート2は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シートなどの少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、この他にポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した上で不織布シート(この場合には防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成する。)などを用いることができる。近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートである。
次いで、前記透液性表面シート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。
前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との間に介在される吸収体4は、たとえばフラッフ状パルプと吸水性ポリマーとにより構成されている。前記吸水性ポリマーは吸収体を構成するパルプ中に、例えば粒状粉として混入されている。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。
また、前記吸収体4に合成繊維を混合しても良い。前記合成繊維は、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロンなどのポリアミド系、及びこれらの共重合体などを使用することができるし、これら2種を混合したものであってもよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイドバイサイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。前記合成繊維は、体液に対する親和性を有するように、疎水性繊維の場合には親水化剤によって表面処理したものを用いるのが望ましい。
本例のように、吸収体4を囲繞するクレープ紙5を設ける場合には、結果的に透液性表面シート3と吸収体4との間にクレープ紙5が介在することになり、吸収性に優れる前記クレープ紙5によって体液を速やかに拡散させるとともに、これら経血等の逆戻りを防止するようになる。特に本発明では、後段で詳述するように、ナプキン装着時の違和感を低減することを目的の一つとしているため、吸収体4の厚みは、約0.5〜2mmの範囲内とすることが好ましく、吸収体4の製造方法は、柔軟性に富むように積繊パルプ、エアレイド吸収体とすることが好ましい。
一方、本生理用ナプキン1の表面がわ両側部にはそれぞれ、長手方向に沿ってかつナプキン1のほぼ全長に亘ってサイド不織布7,7が設けられ、このサイド不織布7,7の一部が側方に延在されるとともに、同じく側方に延在された不透液性裏面シート2の一部とによりウイング状フラップW、Wが形成されている。
前記サイド不織布7としては、重要視する機能の点から撥水処理不織布または親水処理不織布を使用することができる。たとえば、経血やおりもの等が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの機能を重視するならば、シリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いることが望ましい。また、前記ウイング状フラップW、Wにおける経血等の吸収性を重視するならば、合成繊維の製造過程で親水基を持つ化合物、例えばポリエチレングリコールの酸化生成物などを共存させて重合させる方法や、塩化第2スズのような金属塩で処理し、表面を部分溶解し多孔性とし金属の水酸化物を沈着させる方法等により合成繊維を膨潤または多孔性とし、毛細管現象を応用して親水性を与えた親水処理不織布を用いるようにすることが望ましい。
本発明では特に、前記吸収体4は、少なくとも排血口部Hを含む生理用ナプキン1の幅方向中央部に位置する領域Iと、この領域Iの両側部に位置する領域IIと、これら領域I及び領域IIの前後部に位置する領域IIIと、各領域IIIから前後端部までに位置する領域IVとにそれぞれ画成されている。なお、図示例では、前記領域IIIは、領域I、IIの後部に位置するものを領域III-1とし、前部に位置するものを領域III-2としている。
生理用ナプキン1を装着した際、前記領域I、IIは着用者の排血口部Hを含む股下部に対応し、前記領域III-1は着用者の臀部の溝を含む部位に対応し、前記領域III-2は着用者の股下部より前側の下腹部を含む部位に対応している。
前記領域I、領域II及び領域IIIの吸収体は、均等の厚みに形成されている。ここで、「均等の厚み」とは、生理用ナプキン1の製品状態で、各領域I、II、IIIの表面の高さが同等に形成される厚みであればよく、表面シート3の表面側からエンボスの凹溝が形成される場合でも、このエンボスの影響を受けない表面が同等の高さで形成されていればよい。
さらに、各領域I〜IVの吸収体4は、剛性が領域I>領域IV>領域II、領域IIIの相対的関係にある。ここで、前記「剛性」については、厚み方向の圧縮剛性及びねじれ方向のねじれ剛性で評価することができ、共に前記剛性の相対的関係を満たすようにする。
ここで、前記剛性の相対的関係を満たすためには、各領域の吸収体4の密度が領域I>領域IV>領域II、領域IIIの関係で形成されていればよい。
前記吸収体4の密度を上記の関係で形成するには、吸収体4の製造工程において、粉砕パルプを積繊する際、積繊量を調整して、領域Iの積繊高さが他の領域より高くなるように立体的に積繊した後、領域I〜IIIの吸収体を均等の厚さに圧縮するとともに、領域IVの吸収体をそれより低い厚さに圧縮する。これにより、各領域の密度が領域I>領域IV>領域II、領域IIIの関係で形成されるようになる。前記領域Iの目付け量は、他の領域の目付け量の1.5〜3.0倍とすることが好ましい。なお、前記吸収体4は、積繊後クレープ紙5で囲繞した状態で圧縮加工を施してもよい。
さらに具体的には、各領域の吸収体4は、例えば次表1に示される範囲の密度で形成することが好ましい。かかる密度の範囲とするには、各領域の目付け及び厚みをそれぞれの表1に示される範囲に調整することにより行われる。すなわち、表1に示されるように、領域Iの吸収体4(目付け450〜550g/m2)は、他の領域II〜IVの吸収体4(目付け200〜300g/m2)より相対的に高目付けで形成される。また、領域IVの吸収体4(厚み3〜5mm)は、他の領域I〜IIIの吸収体4(厚み5〜7mm)より相対的に薄い厚みで形成される。
Figure 0005543099
次に、上述の構成による効果について、図3〜図5に基づいて詳述する。
先ず、排血口部Hを含む領域I〜IIIの吸収体4が均等の厚みに形成されることにより、人毎に異なる排血口部H付近の身体形状に対して最適にフィットし、生理用ナプキン1の装着性の向上及び漏れ防止が図れるようになる。
また、図3に示されるように、排血口部H付近では、中央部に画成される領域Iの吸収体4の剛性が、両側部に画成される領域IIの吸収体4の剛性より大きく設定されているため、脚の付け根部分からの圧縮力によって領域Iに発生するヨレやシワが防止でき、装着性の向上及び漏れ防止が図れるようになる。
ここで、同図3に示されるように、両側部の領域IIは、吸収体4の剛性が低く設定されているため、変形し易く、脚周りの違和感が軽減されるとともに、脚の付け根部分の擦れによる肌トラブルも軽減されるようになる。
一方、図4に示されるように、股下部より後側の臀部では、領域III-1の吸収体4の剛性が低く設定されているため、臀部の溝に沿って変形しやすく、装着性の向上及び漏れ防止が図れるようになる。
さらに、図5に示されるように、股下部から前側の下腹部に至る部位において、領域III-2の吸収体の剛性が低く設定されているため、身体の前後方向の湾曲に沿って変形しやすく、装着性の向上及び漏れ防止が図れるようになる。
吸収体4の前後端部に画成される領域IVでは、折れ曲がりが生じやすいため、領域II、IIIの吸収体より高い剛性で形成されている。また、この領域IVでは、吸収体に厚みがあるとモコモコとした違和感が生じるため、前記領域I〜IIIの吸収体より薄く形成されている。
なお、各領域I〜IVの吸収体の厚み方向の剛性を評価する指標としては、KES圧縮試験機による圧縮エネルギー値WCを採用することもでき、ねじれ方向のねじれ剛性を評価する指標としては、KESねじれ試験機で測定されるねじれ抵抗エネルギー値Bを採用することもできる。
前記領域I及び領域IVの吸収体4の剛性を更に高めるために、各領域I、IVに複数のドット状エンボス10、10…を付与するようにしてもよい。この際、前述の通り領域Iの吸収体4は高目付けで形成されているため、エンボス付加により表面が硬くなり、装着感及びフィット性が低下するという問題が生じるおそれがあるため、領域Iのエンボス間隔を領域IVのエンボス間隔より相対的に大きくするのが望ましい。
本発明に係る生理用ナプキン1の一部破断展開図である。 図1のX−X線矢視図である。 生理用ナプキン1の装着状態における図1のA−A線矢視図である。 生理用ナプキン1の装着状態における図1のB−B線矢視図である。 生理用ナプキン1の装着状態における図1のC−C線矢視図である。
1…生理用ナプキン、2…不透液性裏面シート、3…透液性表面シート、4…吸収体、5…クレープ紙、7…サイド不織布、10…エンボス、F…フラップ部、W…ウイング状フラップ

Claims (5)

  1. 透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が介在された吸収性物品において、
    前記吸収体は、少なくとも排血口部を含む吸収性物品の幅方向中央部に位置する領域Iと、この領域Iの両側部に位置する領域IIと、これら領域I及び領域IIの前後部に位置する領域IIIと、各領域IIIから前後端部までに位置する領域IVとにそれぞれ画成され、
    前記領域I、領域II及び領域IIIの吸収体は、均等の厚みに形成されるとともに、各領域の吸収体は、剛性が領域I>領域IV>領域II、領域IIIの相対的関係にあることを特徴とする吸収性物品。
  2. 各領域の吸収体は、密度が領域I>領域IV>領域II、領域IIIの関係で形成されることにより、前記剛性の相対的関係を満たす請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記領域Iの吸収体は、他の領域の吸収体より相対的に高目付けで形成されている請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品。
  4. 前記領域IVの吸収体は、前記領域I、領域II及び領域IIIの領域の吸収体の厚みより相対的に薄い厚みで形成されている請求項1〜3いずれかに記載の吸収性物品。
  5. 前記領域I及び領域IVの吸収体には、複数のドット状のエンボスが形成されるとともに、領域Iのエンボス間隔が領域IVのエンボス間隔より相対的に大きく形成されている請求項1〜4いずれかに記載の吸収性物品。
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