JP5541197B2 - 車両駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動源として回転電機を有する車両に搭載される車両駆動装置に係り、詳しくは、回転電機のロータの回転位置を検出する検出センサの配線構造に関する。
従来、電動モータ20を有すると共に、この電動モータ20にオイルポンプが近接して配設され、これら電動モータ20とオイルポンプとの間に電動モータ20のロータの回転位置を検出するレゾルバを配設したハイブリッド車両用駆動装置が案出されている(特許文献1参照)。
特開2006−015997号公報
上述したレゾルバは、ハウジング2の外部に信号を取り出すために、配線をハウジング2の内径側から外径側に向けて配索している。上述した特許文献1には、このレゾルバの配線の配索について何の記載もされていないが、通常、電動モータとオイルポンプとの間にレゾルバが設けられている場合、このレゾルバの配線は、回転電機とオイルポンプをハウジングに支持する壁部との間を通して配索される。
一方で、上記電動モータとオイルポンプを支持する壁部との間に、壁部が設けられることがある。
電動モータとオイルポンプを支持する壁部との間に、更に壁部が設けられる場合、これら電動モータとオイルポンプとの間にレゾルバの配線を配索するスペースが狭くなるため、レゾルバの配線を通す分だけ上記電動モータとオイルポンプを支持する壁部との間を広く設計する必要があり、車両駆動装置の軸方向寸法が長くなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、回転電機とオイルポンプを支持するポンプ支持壁との間に設けられた仕切り壁に切欠きを形成し、この切欠きを通して回転電機の位置センサの配線を配索することによって、上記課題を解決した車両駆動装置を提供することを目的とする。
本発明は、ロータ(3a)及びステータ(3b)を有する回転電機(3)と、前記回転電機(3)の回転が入力される変速装置(9)と、これら回転電機(3)及び変速装置(9)を収納するケース部材(6)と、オイルポンプ(11)を収納すると共に、該オイルポンプ(11)を支持するように前記ケース部材(6)から内径側に向かって延設されるポンプ支持壁(28)、前記ポンプ支持壁(28)から前記回転電機(3)に向けて軸方向に突出する突出部(26a)を有する前記回転電機及び変速装置との間に配設されるポンプハウジング(12)と、前記ケース部材(6)に固設され前記ケース部材(6)の内部空間を前記回転電機(3)が収納される空間と前記変速装置(9)が収納される空間とに仕切ると共に前記ポンプ支持壁(28)と並設される壁部(10a)を有する仕切り壁(10)と、前記突出部(26a)の外周側に設けられる検出部(30b)を有し前記回転電機(3)のロータ(3a)の回転位置を検出する位置センサ(30)と、を備えた車両駆動装置(5)において、
前記仕切り壁(10)は、前記突出部(26a)の外径側に配設した前記ポンプ支持壁(28)に並設された壁部(10a)に、内径側から外径側に向かって切欠かれた切欠き部(10a)を有し、
前記回転電機側から前記切欠き部(10a)の少なくとも一部を覆うように前記壁部(10a)に取付けられるプレート部材(32)と、
前記切欠き部(10a)を含む、前記ポンプ支持壁(28)及び前記プレート部材(32)の間の配線空間(Sw)を通って配索される前記位置センサ(30)の配線(31)と、
を備えた、ことを特徴とする。
また、前記ポンプハウジング(12)は、前記突出部(26a)の一部が前記回転電機(3)のステータ(3b)と該ステータ(3b)の内側にて軸方向に重なるように配設されると好適である。
また、前記プレート部材(32)を前記壁部(10a)に取付けるボルト(33)を備え、
前記壁部(10a)は、前記プレート部材(32)を取付けるプレート取付面(f)を有し、このプレート取付面(f)を、前記回転電機側の端面(f)よりも前記ボルト(33)の頭部(33a)の厚みと前記プレート部材(32)の厚みとの総和(T)以上、前記ポンプ支持壁側に凹ませると好適である。
更に、前記位置センサ(30)の配線(31)は、前記検出部(30b)から電気信号が出力される導線(31a)と、この導線(31a)を覆う被覆部(31b)と、を有し、
前記切欠き部(10a)は、前記配線空間(Sw)に前記位置センサ(30)の配線(31)が配設された状態の前記被覆部(31b)の幅に応じた幅(W)に設定されると好適である。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を用意にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る発明によると、オイルポンプを支持するポンプ支持壁とこのポンプ支持壁と並設された仕切り壁の壁部との間の空間部を利用して、回転電機のロータの回転位置を検出する位置センサの配線を配索したことによって、この位置センサの配線を配索するために、上記壁部が設けられる回転電機とポンプ支持壁との間のスペースを広く設計する必要がなく、車両駆動装置の軸方向長さを短くすることができる。また、上記壁部に内径側から外径側に向かって切欠かれた切欠き部を形成し、この切欠き部に位置センサの配線を配置するようにしたことによって、回転電機側から上記ポンプ支持壁と仕切り壁との間の空間部に位置センサの配線を配索することができ、位置センサの配線を容易に配索することができる。
請求項2に係る発明によると、突出部の一部が前記回転電機のステータと該ステータの内側にて軸方向に重なるため、ポンプ支持壁と並設された仕切り壁の壁部との間の空間部を利用して位置センサの配線を配索したことと相まって、より軸方向長さを短く構成することができる。
請求項に係る発明によると、切欠き部の少なくとも一部を覆うプレート部材を壁部にボルトによって取付けると共に、このプレートが取付けられる壁部のプレート取付面を、ボルトの頭部及びプレート部材の厚みの総和以上、ポンプ支持壁側に凹ませることによって、上記ボルトが仕切り壁の回転電機側の端面から突出することを防止することができる。
請求項に係る発明によると、切欠き部の幅を、配線空間に配設された状態の位置センサの配線の被覆部の幅に応じて設定したことによって、位置センサの配線が、切欠き部の側壁面と当接した状態で配線空間に配設されるため、この配線の周方向への移動を規制することができる。
本発明の実施形態に係るハイブリッド駆動装置を示す模式図。 本発明の実施形態に係るレゾルバの取付構造を示す模式図。 図2のレゾルバの配線を示す正面図。 図2のレゾルバの配線を示す断面図。
以下、本発明の実施形態に係るハイブリッド駆動装置を図面に基づいて説明する。なお、本発明の実施形態に係るハイブリッド駆動装置は、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)タイプの車両に搭載されて特に好適なものであり、図中における左右方向は実際の車両搭載状態における左右方向に対応するが、説明の便宜上、エンジン等の駆動源側を「前方側」、駆動源とは反対側を「後方側」というものとする。
[ハイブリッド駆動装置の概略構成]
図1に示すように、ハイブリッド自動車1は、駆動源として、エンジン2の他に、回転電機(モータ・ジェネレータ)3を有しており、このハイブリッド自動車1のパワートレーンを構成するハイブリッド駆動装置(車両駆動装置)5は、モータハウジング6aに、回転電機3を有しかつ、エンジン2からの動力が入力される入力部4を収納すると共に、ミッションケース6bに、エンジン2と駆動車輪7との間に設けられる変速装置9を収納して構成されている。
また、上記モータハウジング6a及びミッションケース6bは、このモータハウジング6aがミッションケース6bにボルトによって締結されることで、ハイブリッド駆動装置5の外殻となるケース部材6を構成しており、このケース部材6の内部空間は、モータハウジング6aに固設された仕切り壁10によって、回転電機3を含む入力部4が収納される空間と、変速装置9が収納される空間とに仕切られている。
更に、回転電機3と変速装置9との間には、オイルポンプ11が設けられており、このオイルポンプ11を収納するポンプハウジング12によって、変速装置9がミッションケース6b内に閉塞されるように構成されている。言い換えると、軸方向において回転電機3と変速装置9との間に配設されるポンプハウジング12によって、オイルポンプ11が収納されている。
一方、入力部4は、エンジン2と変速装置9との間の動力伝達を行う動力伝達装置13に、回転電機3が付設して構成されており、この動力伝達装置13は、エンジン2のクランク軸2aにドライブプレート15を介して接続されるダンパ16、該ダンパ16がスプライン嵌合する接続軸17を有する接続部19と、この接続部19と変速装置9の入力軸20との間の動力伝達を断接するクラッチ21と、によって構成されている。
上記クラッチ21は、複数の内摩擦板及び外摩擦板がクラッチハウジング22の内部空間に収納された多板クラッチによって構成されており、このクラッチハウジング22は、上記変速装置9の入力軸20と一体に回転するように連結されている。
また、上記クラッチハウジング22の外径側には、回転電機3がクラッチ21と軸方向位置がオーバーラップするように配設されており、この回転電機3は、クラッチハウジング22に固設されたロータ3aの径方向外側に、ステータ3bが対向するように配置されて構成されている。
このようにハイブリッド駆動装置5は、エンジン側から駆動車輪側に向かって、接続部19、クラッチ21、回転電機3、オイルポンプ11、変速装置9が順次配置されており、エンジン2及び回転電機3の両方を駆動させて車両を走行させる場合には、制御部23によってコントロールバルブ(油圧制御装置)25を制御してクラッチ21を係合させ、回転電機3の駆動力だけで走行するEV走行時には、クラッチ21を解放してエンジン2を駆動系から切り離すようになっている。
また、上記オイルポンプ11は、変速装置9の入力軸20とスプライン嵌合するクラッチハウジング22のボス部22aが軸方向に延設されて駆動軸となっており、このクラッチハウジング22には、クラッチ21を介してエンジン2からの動力が入力されると共に、ロータ3aが取付られて回転電機3からの動力も入力されるため、これらエンジン2及び回転電機3のどちらからの回転によっても駆動して油圧を発生させることができるようになっている。
[レゾルバの構成]
ついで、上記回転電機3のロータ3aの回転位置を検出するレゾルバ周りの構成について詳しく説明をする。
図2に示すように、ポンプハウジング12は、上記クラッチハウジング22のボス部22aに連結されたドライブギヤ25a及びドリブンギヤ25bからなるオイルポンプギヤ25が回転することにより油圧を発生させるギヤ式オイルポンプ11を収納するように構成されており、オイルポンプギヤ25を収納するオイルポンプボディ26と、オイルポンプボディ26に変速機構側から取付けられるオイルポンプカバー27と、ミッションケース6bに設けられ、オイルポンプカバー27がボルトによって取付けられるフランジ部29と、を有している。
このポンプハウジング12は、上記フランジ部29及びオイルポンプカバー27によって、オイルポンプ11を支持するようにミッションケース6bからから内径側に向かって延設されるポンプ支持壁28を構成していると共に、上記オイルポンプボディ26が回転電機3側に突出して突出部26aが構成されている。
より詳しくは、上記回転電機3が、円筒形状のクラッチハウジング22の外周面に形成されたロータ取付部22bにロータ3aが取付けられていると共に、このロータ3aに対向するようにステータ3bがモータハウジング6aに固設されて、入力軸20に嵌合したオイルポンプ11よりも外径側に設けられているため、上記ポンプハウジング12の突出部26aは、少なくともステータ3bのコイルエンド3bと軸方向位置が重なるように、回転電機3の内周側に向けて軸方向に突出している。
また、オイルポンプボディ26の突出部によって構成されるポンプハウジング12の突出部26aの外径側には、クラッチハウジング22のロータ取付部22bの端部22bが、軸方向位置が重なるように変速装置側に突出して設けられており、このロータ取付部22bの端部22bの内周側には、ロータ3aと共に回転する励磁コイル30aが、ポンプハウジング12の突出部26aの外周側には固定されてロータ3aの回転位置を検出する検出コイル(検出部)30bが、互いに対向するように取付けられている。そして、これら励磁コイル30a及び検出コイル30bによって、回転電機3のロータ3aの回転位置を検出するレゾルバ(位置センサ)30が構成されている。
[レゾルバの配線]
ついで、レゾルバ30の配線について詳しく説明をする。図2に示すように、ポンプ支持壁28と回転電機3との間には、入力軸20と平行に配置されたカウンタシャフト34の一方側の端部を支持する仕切り壁10が形成されており、この仕切り壁10は、その内径側にて上記オイルポンプボディ26に嵌合している。
また、仕切り壁10は、図1乃至図3に示すように、カウンタシャフト34を支持する壁部とその周方向位置が異なる部分の壁部(以下、第1壁部という)10aが、上記ポンプ支持壁28と並設されており、この第1壁部10aと、ポンプ支持壁28との間には狭い空間部Sが形成されている。即ち、上記仕切り壁10の第1壁部10aとポンプ支持壁28とが径方向に平行に延びるように設けられている部分は、これら第1壁部10aとポンプ支持壁28とによって、二重壁構造になっている。
ところで、上述したレゾルバ30の検出コイル30bには、検出したロータ3aの回転位置を制御部23に出力するための配線31が接続されており、仕切り壁10の第1壁部10aには、上述した第1壁部10aとポンプ支持壁28との間の空間部Sを利用してレゾルバ30の配線31を配索するための切欠き部10aが形成されている。
具体的には、上記切欠き部10aは、ポンプ支持壁28によって二重壁構造となっている第1壁部10aを内径側から外径側に向かって切欠かいて形成していると共に、回転電機3側から第1壁部10aに取付けられるプレート部材32によって、回転電機3側の開口面が覆われている。
そのため、上記切欠き部10aを含む、ポンプ支持壁28及びプレート部材32の間の空間によって配線空間Swが形成されており、レゾルバ30の配線31は、この配線空間Swを通ってケース部材6の内側から外側に向かって配索されると共に、モータハウジング6aの前部に形成された孔部6aを通ってケース外へと抜けるようになっている。
なお、上記配線空間Swの入口部には、プレート部材32の端部が配線の屈曲方向に曲げられて案内部32aを形成していると共に、配線空間Swの出口部でも同様に、プレート部材32の端部が配線の屈曲方向に曲げられて配線31の案内部32aを形成している。
ついで、上記配線空間Swについてより詳しく説明する。配線空間Swは、図3及び図4に示すように、切欠き部10aの側壁面10a11と、プレート部材32と、ポンプ支持壁28と、によって区画されていると共に、このプレート部材32は、対角線上に配置された2つのボルト33によって第1壁部10aに取付けられている。
また、上記プレート部材32が取付けられる第1壁部10aのプレート取付面fは、ボルト33の頭部33a及びプレート部材32の厚みの総和T以上、第1壁部10aの回転電機側の端面fよりもポンプ支持壁側に凹まされて形成されており、プレート部材32を取付けるボルト33の頭部33aが、上記第1壁部10aの回転電機側の端面fよりも回転電機側に突出しないようになっている。
なお、第1壁部10aは、プレート取付面fが形成される部分全体が、ポンプ支持壁側に凹んでいるが、ボルト33を締結する部分のみ雌ネジを切削するために肉厚に設けられており、この肉厚部10aに対応するポンプ支持壁28も変速装置側に凹んで形成されている。
また、上述したレゾルバ30の配線31は、検出コイル30bから電気信号が出力される導線31aと、この導線31aを覆う被覆部31bと、から構成されており、この被覆部31bは、図4に示すように、配線空間Swに配設された状態で、プレート部材32に押圧されて偏平する弾性体から構成されている。
そのため、上記切欠き部10aの幅Wは、この配線空間に配設された状態の被覆部31bの幅に応じた幅に設定されており、この被覆部31bが切欠き部10aの少なくとも一方側の側壁面10a11に当接して、配線31の周方向位置を規制するように構成されている。
即ち、配線空間Swの幅を規定する切欠き10aの幅Wが、配線空間Swに配設された状態のレゾルバ30の配線31のサイズと適合するように設定されている。
このようにポンプ支持壁28と並設された仕切り壁10の第1壁部10aに切欠き部10aを形成し、この切欠き部10aを、上記配線31を通す配線空間Swとして利用することによって、ポンプ支持壁28と第1壁部10aとの間の狭い空間部Sを通って、レゾルバ30の配線31を内径側から外径側に向けて配索することができる。そのため、配線31を配索するために、ポンプ支持壁28と回転電機3との間のスペースを大きく取る必要がなく、ハイブリッド駆動装置5の軸方向長さを短くすることができる。
また、上記レゾルバ30の配線31を、回転電機側から切欠き部10aに組み付け、この切欠き部10aにプレート部材32によって蓋をすることによって、配線31を配索することができるため、簡単に配線31の組付けを行うことができる。
更に、第1壁部10aのプレート部材32の取付面fを、回転電機側の端面fよりも、ボルト33の頭部33aの厚みと、プレート部材32の厚みの総和t以上、ポンプ支持壁側に凹ませたことによって、このボルト33の頭部33aがロータ3a及びクラッチハウジング22が回転する回転電機側に突出することを防止することができる。
また、切欠き部10aの幅Wを、配線空間Swに配設された状態のレゾルバ30の配線31の被覆部31bの幅に応じて設定したことによって、この配線31が、切欠き部10aの側壁面10a11の少なくとも一方と当接するため、配線31の周方向への移動を規制することができる。
なお、本実施形態では、プレート部材32によって切欠き部10aの全面を覆うように構成されているが、このプレート部材32は、切欠き部10aの少なくとも一部を覆うように形成されれば良い。
また、本実施形態では、FFタイプの車両に搭載される横置き型のハイブリッド駆動装置について説明をしたが、FFタイプの車両に搭載される縦置き型のハイブリッド駆動装置に用いられてもよい。また、例えば、FRタイプの車両に搭載される車両駆動装置においても、オイルポンプの軽量化のためにポンプ支持壁28に孔が穿設されている場合など、回転電機3と共にトルクコンバータや発進クラッチが配設される空間を油密状に保持するため、これらポンプ支持壁28と回転電機3との間に壁部が設けられることがあり、本発明は、ポンプ支持壁28と回転電機3との間に壁部が設けられているものであれば、どのようなタイプの車両駆動装置に適用されても良い。
更に、回転電機3のロータ3aの回転位置を検出するために、レゾルバ30を用いたが、どのような回転角センサを用いても良い。
3 回転電機
3a ロータ
5 車両駆動装置
6 ケース部材
9 変速装置
10 仕切り壁
10a 壁部
10a 切欠き部
11 オイルポンプ
12 ポンプハウジング
26a 突出部
28 ポンプ支持壁
30 位置センサ(レゾルバ)
31 配線
31a 導線
31b 被覆部
32 プレート部材
33 ボルト
33a 頭部
Sw 配線空間
回転電機側の端面
プレート取付面
T ボルトの頭部の厚みとプレート部材の厚みとの総和
W 切欠き部の幅

Claims (4)

  1. ロータ及びステータを有する回転電機と、前記回転電機の回転が入力される変速装置と、これら回転電機及び変速装置を収納するケース部材と、オイルポンプを収納すると共に、該オイルポンプを支持するように前記ケース部材から内径側に向かって延設されるポンプ支持壁、前記ポンプ支持壁から前記回転電機に向けて軸方向に突出する突出部を有する前記回転電機及び変速装置との間に配設されるポンプハウジングと、前記ケース部材に固設され前記ケース部材の内部空間を前記回転電機が収納される空間と前記変速装置が収納される空間とに仕切ると共に前記ポンプ支持壁と並設される壁部を有する仕切り壁と、前記突出部の外周側に設けられる検出部を有し前記回転電機のロータの回転位置を検出する位置センサと、を備えた車両駆動装置において、
    前記仕切り壁は、前記突出部の外径側に配設した前記ポンプ支持壁に並設された壁部に、内径側から外径側に向かって切欠かれた切欠き部を有し、
    前記回転電機側から前記切欠き部の少なくとも一部を覆うように前記壁部に取付けられるプレート部材と、
    前記切欠き部を含む、前記ポンプ支持壁及び前記プレート部材の間の配線空間を通って配索される前記位置センサの配線と、を備えた、
    ことを特徴とする車両駆動装置。
  2. 前記ポンプハウジングは、前記突出部の一部が前記回転電機のステータと該ステータの内側にて軸方向に重なるように配設される、
    請求項1記載の車両駆動装置。
  3. 前記プレート部材を前記壁部に取付けるボルトを備え、
    前記壁部は、前記プレート部材を取付けるプレート取付面を有し、このプレート取付面を、前記回転電機側の端面よりも前記ボルトの頭部の厚みと前記プレート部材の厚みとの総和以上、前記ポンプ支持壁側に凹ませた、
    請求項1又は2記載の車両駆動装置。
  4. 前記位置センサの配線は、前記検出部から電気信号が出力される導線と、この導線を覆う被覆部と、を有し、
    前記切欠き部は、前記配線空間に前記位置センサの配線が配設された状態の前記被覆部の幅に応じた幅に設定される、
    請求項1乃至3のいずれか1項記載の車両駆動装置。
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