JP5540874B2 - 監視カメラ用の防曇ガラス装置 - Google Patents
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Description
請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし4のうちいずれか一項に記載の防曇ガラス装置において、前記親水性処理には光触媒が用いられていることを特徴とするものである。
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜3及び図8を用いて説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の防曇ガラス装置1は、多湿気施設として、水着着用のリゾート型温泉における浴室2と、監視カメラ7が設置された監視室3とを隔てるガラス5に吐出口12から水を供給する長尺パイプ状の吐出部10を備えると共に、ガラス5の曇り度合いを検出する光センサ6を備えている。ガラス5は、浴室2の壁2aに設けられた開口4内に設けられると共に、浴室2側の表面が、二酸化チタンからなる光触媒コーティング材によりコーティングされて親水性が付与された処理面5aとなっている。親水性が付与されることにより、ガラス5の処理面5aには、水は水滴の形で存在することなく、薄い均一な厚さの水膜の形となるため、常にクリアな視界が得られる。
本実施形態における上水の給水源41と吐出部10とを連結する配管には、監視室3内において、元栓としての手動式の開閉バルブ42、U字管44、電磁式の開閉バルブ43が接続されている。給水源41から供給される水の流路は、開閉バルブ42により開閉される。従って、開閉バルブ43が開となった時、水は供給管8を経て吐出部10に供給される。U字管44は、開閉バルブ43が閉じられた時、ウォーターハンマー現象が配管中に生じないようにするために設置されている。
(1)上記実施形態では、浴室を監視するための開口4のガラス5の浴室側に親水性処理が施されているため、ガラス5の曇りを防止することができる。このため、監視カメラ7による監視や監視カメラ7を用いない直接監視を支障なく行うことができる。
次に、本発明を具体化した第2実施形態を、第1実施形態と異なる部分を中心に図4及び図5を用いて説明する。
(8)上記実施形態では、上板部12bの端縁がガラス5の処理面5aに接触している。このため、開口部14から吐出された水Wは、水平方向の帯状となって処理面5aに沿って流れ落ちることができる。この時、上板部12bの端縁がガラス5の処理面5aに接触しているので、水Wが、高い水圧や速い流速を伴わずに、開口部14から溢れ出るように処理面5aに供給されれば十分である。このため、水Wの供給開始と停止とを容易に行うことができるので、効率的な防曇ガラス装置1を提供することができる。
次に、本発明を具体化した第3実施形態を、第1、2実施形態と異なる部分を中心に図6及び図9を用いて説明する。
(9)上記実施形態では、吐出口12の内部において、下板部12a及び上板部12bのそれぞれの内面に密着状態で接触して開口部14を塞ぐ位置と、後退して開口部14を開放する位置との間で往復移動が可能な弁体22を備えるようにした。そして、弁体22を先端に固定したロッド23を有するリニアアクチュエータ24の作動により、弁体22の後退が行われるようにした。このため、光センサ6の検知により処理面5aに対する水Wの供給が必要とされた時、時間差を伴うことなく制御部46の制御により弁体22の後退を行って、吐出口12の開口部14から処理面5aに直ちに水Wを供給することができる。
次に、本発明を具体化した第4実施形態を、第1〜3実施形態と異なる部分を中心に図7を用いて説明する。
(10)上記実施形態では、カット面34aを有する丸棒状のカム状体34の回動により、可撓性材料からなる下板部33の開口側端部33bを、上板部32の端部32aに押し付けて吐出口35を閉じたり、開口側端部33bの押し付け状態を開放して吐出口35を開いたりするようにした。このため、簡単な構造により吐出口35の開閉を行うことができる吐出部30を備えた防曇ガラス装置1を提供することができる。
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 施設がリゾート型温泉の浴室2であるとしたが、施設が、子供が利用する温水プール或いは老人ホームの浴室であること。
・ 光センサ6の設置位置を下枠面4aとしたが、開口4の他の面である縦枠面4b或いは上枠面4cとすること。また、監視カメラ7の撮像の妨げとならない限りにおいて、ガラス5の他の適宜位置とすること。
・ 電磁式の開閉バルブ43を壁2aの内側の監視室3内に配置したが、吐出部10の端部と供給管8との間に配置すること。また、壁2aの外側且つ供給管8の途中に配置すること。
・ 防曇ガラス装置1を、監視カメラ7が設置された監視室3と浴室2との間を隔てるガラス5における装置としたが、監視カメラ7を収容したケースの前面に配置された防曇ガラス装置とすること。
・ 防曇ガラス装置1を、監視カメラ7が設置された監視室3と浴室2との間を隔てるガラス5における装置としたが、湿気が多い施設の施設内と屋外とを隔てるガラスにおける装置とすること。
・ ウォーターハンマー防止手段としてU字管44を設けたが、U字管44に替わり公知の衝撃解除弁又は衝撃防止装置を用いること。
Claims (7)
- 多湿気施設の施設に面して配置される防曇ガラス装置において、
前記多湿気施設に面する側のガラスの表面には親水性処理が施されていると共に、その処理面の上部に対して水を供給するための吐出口を有する吐出部が備えられており、
前記吐出部には、前記吐出口の内部において、前記吐出口の内面に密着状態で接触して、前記吐出口の開口部を塞ぐ位置と、後退して前記開口部を開放する位置との間で往復移動が可能な弁体が配置されており、
前記弁体には、前記吐出口の開口部に設けられたアクチュエータのロッドの先端が固定されており、
通常時には、前記ロッドは前記開口部を塞ぎ、前記アクチュエータの作動時には、前記ロッドは後退して前記開口部を開放する開閉装置が備えられていることを特徴とする防曇ガラス装置。 - 前記ガラスは、監視カメラが設置された監視室と前記多湿気施設との間を隔てるものであることを特徴とする請求項1に記載の防曇ガラス装置。
- 前記吐出口からの水の吐出及び停止を切り替えるためのバルブを前記監視室内に配置したことを特徴とする請求項2に記載の防曇ガラス装置。
- 前記バルブの上流側にウォーターハンマー防止手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載の防曇ガラス装置。
- 前記親水性処理には光触媒が用いられていることを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか一項に記載の防曇ガラス装置。
- 前記ガラスに対して、前記監視カメラの撮影可能域に対応する部分に水が吐出されるように、前記吐出口が配置されていることを特徴とする請求項2ないし5のうちいずれか一項に記載の防曇ガラス装置。
- 前記吐出口は、水平方向の帯状に水を供給するための細長状に形成され、その吐出口の
上側の開口端縁が、前記ガラスに接触状態で配置されていることを特徴とする請求項1ないし6のうちいずれか一項に記載の防曇ガラス装置。
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