JP5540280B2 - レーザ加工装置 - Google Patents

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本発明は、薄膜を形成した基板を一定方向に搬送しながらレーザ加工するレーザ加工装置に関し、詳しくは、レーザ加工のタクトを短縮し、直線性が高く連続してつながったアイソレーション用の溝の形成を可能とし加工歩留りを向上すると共に、装置の製造コストの低減を可能とするレーザ加工装置に係るものである。
従来のレーザ加工装置は、搬送される基板に対してスポット状のレーザビームを照射し、該レーザビームにより複数の円形状の穴が一部重なった状態で連なって直線状の溝をレーザ加工するようになっていた。
また、他のレーザ加工装置は、膜体が形成された基板を保持し、X軸方向及びY軸方向に移動する載置テーブルと、膜体をレーザ加工するレーザ光を出射するレーザ発振器及び該レーザ発振器から出射されたレーザ光を膜体上に走査させる走査機構と、レーザ加工した加工痕の位置を測定する画像処理センサーとを備え、画像処理センサーにより加工痕の位置を測定して加工痕のX軸、Y軸方向のうねり量を検出し、このうねり量を補正すべき方向及び距離を算出すると共に載置テーブルを移動させてレーザ加工するものとなっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−170455号公報
しかし、このような従来のレーザ加工装置において、前者のレーザ加工装置は、複数の円形状の穴が一部重なった状態で連なって直線状の溝をレーザ加工するものであるので、基板の搬送速度を遅くしなければならずレーザ加工のタクトが長くなるという問題があった。レーザ出力周波数とステージ移動あるいはレーザ走査速度が同期している必要があり、同期がずれた場合にはスポットがずれ、溝が途中で途切れてしまう(断線する)などの問題があった。
また、後者のレーザ加工装置においては、上記走査機構がガルバノミラーや音響光学素子を用いたものであり、装置を駆動制御する制御手段とは別に走査機構を駆動制御する制御手段が必要となり、装置の構成が複雑になるという問題があった。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、レーザ加工のタクトを短縮し、直線性が高く連続してつながったアイソレーション用の溝の形成を可能とし加工歩留りを向上すると共に、且つ装置の製造コストの低減を可能とするレーザ加工装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によるレーザ加工装置は、搬送手段により、一面に薄膜を形成した基板を保持して搬送しながら、前記基板にレーザビームを照射して前記薄膜をレーザ加工するレーザ加工装置であって、光軸に交差する断面が前記基板の搬送方向に平行な細線状のレーザビームを生成して前記基板に照射する凸状のシリンドリカルレンズを設けたレーザヘッドと、前記細線状のレーザビームにより前記基板上に連ねて形成される複数の細線状の加工痕の長軸方向の端部が重なるように前記レーザビームの照射タイミングを制御する制御手段と、を備え、前記レーザヘッドは、前記シリンドリカルレンズの円柱軸方向の両端部における焦点位置を光軸方向に異ならせて、前記基板の搬送方向に相先後してレーザ加工される二つの前記加工痕の長軸方向の端部の重なり部において、一方の加工痕の短軸に交差する縁部が他方の加工痕の対応する縁部から側方にはみ出すように、前記基板上に長軸方向の一方端の幅が他方端の幅よりも幅広であるような細線状の照射パターンを形成するように構成されたものである。
このような構成により、搬送手段により薄膜を形成した基板を保持して搬送しながら、レーザヘッドに設けた凸状のシリンドリカルレンズで光軸に交差する断面が上記基板の搬送方向に平行な細線状のレーザビームを生成して基板に照射し、制御手段で前記細線状のレーザビームにより基板上に連ねて形成される複数の細線状の加工痕の長軸方向の端部が重なるようにレーザビームの照射タイミングを制御する。このとき、レーザヘッドのシリンドリカルレンズの円柱軸方向の両端部における焦点位置を光軸方向に異ならせすることにより、基板の搬送方向に相先後してレーザ加工される加工痕の長軸方向の端部の重なり部において、一方の加工痕の短軸に交差する縁部が他方の加工痕の対応する縁部から側方にはみ出すようにして、加工痕の重なり部の縁部に発生するバリの高さを許容値以下に抑える。
また、前記レーザヘッドは、複数の前記シリンドリカルレンズを、該シリンドリカルレンズの円柱軸が前記基板の搬送方向の軸に対して略平行となるように所定ピッチで並べて構成したレンズアレイを備えたものである。これにより、複数のシリンドリカルレンズを、該シリンドリカルレンズの円柱軸が基板の搬送方向の軸に対して略平行となるように所定ピッチで並べて構成したレンズアレイを備えたレーザヘッドで基板の搬送方向の軸に対して略平行な細線状の複数のレーザビームを生成して基板に照射する。
さらに、前記シリンドリカルレンズは、前記搬送手段に対して相対的に前記基板の搬送方向と交差する方向に移動可能に形成されたものである。これにより、シリンドリカルレンズを搬送手段に対して相対的に基板の搬送方向と交差する方向に移動してレーザ加工する。
さらにまた、前記レーザヘッドは、前記シリンドリカルレンズを、該シリンドリカルレンズの円柱軸方向の一方端が他方端よりも高い位置となるように傾斜させて配置したものである。これにより、シリンドリカルレンズを、該シリンドリカルレンズの円柱軸方向の一方端が他方端よりも高い位置となるように傾斜させて配置したレーザヘッドにより基板上に一方端の幅が他方端の幅よりも幅広であるような照射パターンを形成する。
そして、前記基板は、薄膜太陽電池の基板である。これにより、薄膜太陽電池の基板にバリの発生を抑えて細線状の加工痕を一部が重なった状態で形成する。
請求項1に係る発明によれば、凸状のシリンドリカルレンズにより細線状のレーザビームを生成し、該細線状のレーザビームにより一部が重なった状態で連ねて細線状の加工痕を形成するようにしているので、基板の搬送速度を速くすることができ、レーザ加工のタクトを短縮することができる。また、凸状のシリンドリカルレンズにより細線状のレーザビームを生成するようにしているので、装置の構成が簡単となり、装置の製造コストを低減することができる。さらに、凸状のシリンドリカルレンズの円柱軸方向の両端部における焦点位置を光軸方向に異ならせて、基板の搬送方向に相先後してレーザ加工される二つの加工痕の重なり部において、一方の加工痕の短軸に交差する縁部が他方の加工痕の対応する縁部から側方にはみ出すように、基板上に長軸方向の一方端の幅が他方端の幅よりも幅広であるような細線状の照射パターンを形成するようしているので、加工痕の重なり部におけるバリの発生を抑え、かつ途中で途切れることなく連続してつながったアイソレーション用の溝を形成することができ、加工歩留りを向上することができる。これにより、例えば薄膜太陽電池の層間絶縁不良の発生を抑制することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、基板の搬送方向に平行な細線状の複数のレーザビームを同時に生成することができる。したがって、基板の搬送方向に平行に複数の溝をレーザ加工することができる。それ故、例えば薄膜型の太陽電池のスクライブラインの形成に有効である。
さらに、請求項3に係る発明によれば、先にレーザ加工された溝の縁を基準にして位置決めしてレーザ加工することができる。したがって、複数の溝を所定間隔で互いに平行に並べて形成することができる。
さらにまた、請求項4に係る発明によれば、シリンドリカルレンズを傾斜させて配置するだけで、長軸方向の一方端の幅が他方端の幅よりも幅広であるような照射パターンを形成することができる。
そして、請求項5に係る発明によれば、薄膜太陽電池のスクライブラインの形成精度を向上することができる。したがって、受光領域を広げて光電変換率の高い薄膜太陽電池を製造することができる。
本発明によるレーザ加工装置の実施形態を示す概略構成図である。 薄膜型太陽電池の一構成例を示す平面図である。 上記薄膜型太陽電池の断面図であり、(a)は図2のO−O線断面図、(b)は図2のQ−Q線断面図である。 上記実施形態において使用するレンズアレイを示す図であり、(a)は平面図、(b)は右側面図である。 レーザビームの照射エネルギーと薄膜にレーザ加工された溝の縁部に発生するバリの高さとの関係を示すグラフである。 レーザ加工溝の重なり部の縁部にバリが発生することを示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のR−R線断面図である。 上記レーザ加工溝の重なり部における重なりずれ量と発生するバリの高さとの関係を示すグラフである。 基板上に形成される照射パターンの形状を示す説明図である。 長軸方向の一方端の幅が他方端の幅よりも幅広の照射パターンを形成するシリンドリカルレンズの配置例について示す正面図である。 制御手段の概略構成を示すブロック図である。 上記制御手段の画像処理部の構成例を示すブロック図である。 上記実施形態によるレーザ加工動作を示すフローチャートである。 上記薄膜型太陽電池の製造について示す工程図である。 上記実施形態によるレーザ照射タイミングを示す説明図である。 長軸方向の一方端の幅が他方端の幅よりも幅広の照射パターンを形成するシリンドリカルレンズの他の配置例を示す図であり(a)は正面図、(b)は形成される照射パターンの平面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明によるレーザ加工装置の実施形態を示す概略構成図である。このレーザ加工装置は、薄膜を形成した基板を一定方向に搬送しながら、基板にレーザビームを照射してレーザ加工するもので、ステージ1と、レーザヘッド2と、第1及び第2の撮像手段3A,3Bと、制御手段4と、を備えて構成されている。
上記薄膜を形成した基板は、図2及び図3に示すような薄膜太陽電池6の基板であり、図3(a)に示すように、方形状の透明な基板5上に透明電極層7、光電変換層8、裏面電極層9を順次成膜形成したもので、同図(b)に示すように透明電極層7を分離する第1分離溝10、透明電極層7と裏面電極層9とを接続するためのコンタクトライン11、裏面電極層9を分離する第2分離溝12を所定間隔で平行に並べて形成している。この場合、同図(b)に示す領域Aは、光電変換に寄与しない部分であり、この領域Aの幅を狭くし、受光領域Bの幅を広げて光電変換効率を上げることが望まれている。なお、図2及び図3(b)において、符号13は外部に電流を取り出すための電極である。また、L1は、基板5の搬送方向の軸に直交する縁部5a,5bからレーザ加工溝(加工痕)の端部までの距離であり、L2,L3,L4は、夫々、基板5の搬送方向の軸に平行な縁部5cから第1番目の第1分離溝10、コンタクトライン11、及び第2分離溝12の縁部までの距離である。そして、L5は第1分離溝10、コンタクトライン11、及び第2分離溝12の配列ピッチである。
上記ステージ1は、上面(基板保持面)に太陽電池6の基板5を保持して一方向に往復搬送するものであり搬送手段となるもので、図示省略の駆動手段によって図1に示すX軸方向及び同図の手前側から奥側に向かうY軸方向に移動するようになっている。また、ステージ1には、図示省略のX,Y位置センサー及び速度センサー(エンコーダスケール)が設けられており、該各センサーの出力に基づいてステージ1の移動距離及び移動速度の検出が可能となっている。
上記ステージ1の上方には、レーザヘッド2が設けられている。このレーザヘッド2は、基板5にレーザビームを照射してレーザ加工するものであり、レーザ光源14と、ビームエキスパンダ15と、均一化手段16と、コンデンサレンズ17と、複数のシリンドリカルレンズ18とを備えて構成されている。なお、図1において、符号19は反射ミラーを示す。
ここで、レーザ光源14は、レーザ光を放射するもので、波長が1064nm、エネルギーが約1200mJのレーザ光と、波長が532nm、エネルギーが約600mJのレーザ光を50Hzの周期で間欠放射するパルスレーザである。また、ビームエキスパンダ15は、レーザ光源14から放射されたレーザ光の径を拡大して射出するものである。さらに、均一化手段16は、径の拡大されたレーザ光を多重反射して均一化して射出するもので、例えばロッドレンズやライトパイプ等である。さらにまた、コンデンサレンズ17は、均一化されたレーザ光を光軸に平行な平行光として射出するもので集光レンズであり、その前焦点を均一化手段16の射出側端面16aに略合致させて配置されている。そして、複数の凸状のシリンドリカルレンズ18は、上記平行光を受けて光軸に交差する断面が例えば約20μm(幅)×約60mm(長さ)の細線状のレーザビームを生成して出力するものであり、図4に示すように夫々例えば約10mm(W)×約60mm(L6)の形状に形成され、その軸が基板5の搬送方向の軸に対して略平行に、例えば10mmピッチで並べられてレンズアレイ20を構成している。なお、図4においては、一例として8個の凸状のシリンドリカルレンズ18を平行に配置したレンズアレイ20を示している。
ここで、上記レーザビームを薄膜太陽電池6の基板5に照射して薄膜に溝をレーザ加工する場合、照射されるレーザビームのエネルギー量に応じてレーザ加工溝の縁部にバリが発生することがある。このようなバリは、薄膜太陽電池6の層間絶縁不良の原因となるため、バリの高さは極力低く抑える必要がある。
図5は、レーザビームの照射エネルギー量とばりの高さとの関係を実験により確認した結果を概念的に示すグラフである。これによると、レーザビームの照射エネルギー量にバリの高さを最小とする最適値が存在することが分かる。
しかし、レーザビームの照射エネルギー量をバリの高さが最小となるように設定し、図6(a)に示すように、レーザ加工溝31の一部が重なるようにして薄膜に溝をレーザ加工した場合にも、同図(b)に示すようにレーザ加工溝31の重なり部の縁部31aにバリ32が発生することが確認された。このバリ32の高さは、基板5の搬送方向に相先後して加工されるレーザ加工溝32の長軸に直交する方向へのずれ量に応じて変化し、例えば図7に示すようにずれ量が大きくなるほど小さくなり、ずれ量が約5μm以上となると層間絶縁不良の発生が抑えられることが分かった。しかしながら、ステージ1の移動誤差、即ち上記基板5の搬送方向と交差する方向へのずれ量(左右への振れ量)は、ステージ1の搬送機構の機械精度により決まり、大体1μm以下である。したがって、図6(a)に示すように、約20μm(幅)×約60mm(長さ)の細線状のレーザ加工溝31を一部が重なるようにして連ねて形成する場合には、レーザ加工溝31の重なり部における各溝間の基板5の搬送方向と交差する方向へのずれ量は約1μm以下となり、レーザ加工溝31の重なり部の縁部31aに許容値を超える高さのバリ32が発生する。
そこで、本発明においては、図8に示すように、レーザヘッド2を、基板5の搬送方向に相先後してレーザ加工される二つのレーザ加工溝31の重なり部において、一方のレーザ加工溝31の短軸に交差する縁部が他方のレーザ加工溝31の対応する縁部から側方にはみ出すはみ出し量αが重なり部の縁部に発生するバリ32の高さを許容値以下に抑えるのに十分な大きさとなるように、基板5上に長軸方向の一方端の幅W1が他方端の幅W2よりも幅広であるようなくさび形の照射パターン33を形成するよう構成している。これにより、加工溝がずれても断線する確立は低く、アイソレーション歩留が向上する。縁部から側方にはみ出すはみ出し量αは、加工溝間の間隔によっても異なってくるが、約2μm〜約10μmであり、好ましくは約4μm〜約8μm、さらに好ましくは約5μmである。その結果、従来方法では重なり部の縁部に発生するバリの高さは、レーザ加工溝の深さによっても異なるが、通常レーザ加工深さの約10%〜約20%程度の高さのバリが発生する(例えば、アモルファス型の太陽電用基板の場合、約0.2μm〜約0.5μmのレーザ加工深さに対して、バリの高さは約0.02μmであり、タンデム型(マイクロモルフ型)の太陽電池用基板の場合、約1μm〜約3μmのレーザ加工深さに対してバリの高さは約0.1μm〜約0.2μm)が、本発明では略0μmになる。なお、バリの高さは、レーザ光の照射回数、照射時間、ワット密度、波長によって決まるため、バリの高さの許容によってこれらの条件を決定する。
具体的には、図9に示すように、レンズアレイ20のシリンドリカルレンズ18を、その円柱軸方向の一方端18aが他方端18bよりも高い位置となるように傾斜させ、他方端18b側のレンズの焦点位置を基板5上に略合致させて配置している。なお、一方端18a側のレンズの焦点位置を基板5上に略合致させてもよい。この場合、くさび形照射パターン33の向きが図8に示すものと反対向きとなる。
上記レーザヘッド2を間にして基板5の搬送方向の前後には、図1に示すように、レンズアレイ20の中心に対して距離D1だけ離れて第1及び第2の撮像手段3A,3Bが設けられている。この第1及び第2の撮像手段3A,3Bは、上記レンズアレイ20によるレーザビーム照射位置の搬送方向手前側の位置を撮像するもので、ステージ1の上面に平行な面内にて基板5の搬送方向(X軸方向)に対して略直交する方向(Y軸方向)に複数の受光素子を一直線に並べて配置したラインカメラであり、基板5の縁部及び既にレーザ加工された溝の縁部を検出するようになっている。そして、基板5が図1において右から左に搬送されるときには、第1の撮像手段3Aにより基板5を撮像し、基板5が左から右に搬送されるときには、第2の撮像手段3Bにより基板5を撮像するように切り換えて使用するようになっている。なお、上記レンズアレイ20の第1番目のシリンドリカルレンズ18A(図4参照)に対応した第1及び第2の撮像手段3A,3BのY軸方向の位置は、基準位置として後述のメモリ23に予め記憶されている。
上記ステージ1、レーザ光源14、レンズアレイ20、第1及び第2の撮像手段3A,3Bに結線して制御手段4が設けられている。この制御手段4は、第1及び第2の撮像手段3A,3Bの撮像画像に基づいてレーザ光源14から放射するレーザビームの照射タイミング及びレーザビームの照射位置を制御するもので、図10に示すように画像処理部21、演算部22、メモリ23、ステージ駆動コントローラ24、レーザ光源駆動コントローラ25、及び制御部26を備えている。
ここで、画像処理部21は、第1及び第2の撮像手段3A,3Bで撮像された一次元画像に基づいて基板5の縁部及びレーザ加工された溝の縁部の位置を検出するもので、図11に示すように入力切換部27と、バッファメモリ28と、第1の位置検出部29と、第2の位置検出部30と、を備えている。上記入力切換部27は、第1の撮像手段3Aからの入力と第2の撮像手段3Bからの入力とを切り換えるものである。また、上記入力切換部27に結線してバッファメモリ28が設けられている。このバッファメモリ28は、第1及び第2の撮像手段3A,3Bで撮像された一次元画像を一時的に保存するものである。さらに、上記バッファメモリ28に結線して第1の位置検出部29が設けられている。この第1の位置検出部29は、第1及び第2の撮像手段3A,3Bで撮像された一次元画像をバッファメモリ28から逐次読み出して搬送方向にピクセル補間し、その輝度変化の急変位置から基板5の搬送方向に直交する縁部5a,5b(図2参照)の位置を検出するものである。そして、第2の位置検出部30は、第1及び第2の撮像手段3A,3Bで撮像された一次元画像を受光素子の並び方向にピクセル補間し、その輝度変化の急変位置から基板5の搬送方向に平行な縁部5c(図2参照)及びレーザ加工された溝、即ち第1分離溝10、コンタクトライン11、第2分離溝12の縁部の位置を検出するものである。
また、演算部22は、第1及び第2の撮像手段3A,3Bで基板5の搬送方向に直交する縁部5a,5bを検出してから基板5が移動する距離を算出し、基板5の搬送方向に平行な縁部5c又はレーザ加工された溝の縁部又は溝の中心位置と第1及び第2の撮像手段3A,3Bの基準位置(第1番目のシリンドリカルレンズ18Aに対応した位置)との間の距離と、後述のメモリ23に保存されたCADデータとを比較して上記距離のずれ量を算出するものである。
さらに、メモリ23は、図示省略の操作部を操作して入力される初期設定値及びレーザ加工のCADデータを記憶すると共に、上記演算部22における演算結果を保存するものである。
また、ステージ駆動コントローラ24は、ステージ1の速度センサーの出力と上記操作手段を操作して予め入力されメモリ23に記憶された速度情報とを比較してステージ1を一定速度で往復移動させ、一方向のレーザ加工が終了するとメモリ23に記憶されたステップ移動量に相当する距離だけステージ1をY軸方向に移動させるものである。
さらに、レーザ光源駆動コントローラ25は、レーザ光源14の発光を制御するもので、基板5の搬送方向に直交する縁部5a,5bを検出してから所定時間経過後にレーザ光源14を発光させると共に所定の時間間隔で間欠的に発光させるようになっている。そして、制御部26は、上記各構成要素が適切に動作するように制御するものである。
次に、このように構成されたレーザ加工装置の動作及び薄膜太陽電池6の製造について、図12に示すフローチャート及び図13を参照して説明する。
先ず、ステップS1においては、メモリ23にCADデータが保存されると共に、図示省略の操作手段を操作してステージ1のX軸方向への移動速度及び移動距離、Y軸方向へのステップ移動量及び送り回数を入力して初期設定し、メモリ23に保存する。この場合、ステージ1の移動速度は、レーザ光源14の50Hzの発光周期に対してレーザ加工溝31の一部が基板5の搬送方向に所定量だけ重なるように設定される。なお、CADデータは、CD−ROM等に保存されたデータをメモリ23に読み込むようにするとよい。
ステップS2においては、レーザヘッド2とステージ1との位置決め調整を行う。即ち、別に設けたアライメントカメラによりレーザヘッド2及びステージ1に設けたマークを検出し、両マークが所定の位置関係となるように図示省略の回転機構によりレーザヘッド2のレンズアレイ20を回転移動して位置決めし、各シリンドリカルレンズ18の円柱軸が基板5の搬送方向(X軸方向)の軸に平行となるように設定する。なお、この位置決めは、手動又は自動のいずれで行ってもよい。
ステップS3においては、図13(a)に示すような透明基板の上面に透明電極層7を形成した基板5をステージ1上の所定位置に位置決めして載置する。
ステップS4においては、起動スイッチの投入により、基板5をX軸方向にて図1における右から左方向に一定速度で搬送し、往路のレーザ加工を開始する。
この場合、先ず、第1の撮像手段3Aの撮像画像により搬送方向に直交する基板5の搬送方向先頭側の縁部5a(一方端)の位置を検出してメモリ23に保存する。具体的には、画像処理部21の入力切換部27を第1の撮像手段3A側に切り換えて第1の撮像手段3Aにより撮像された画像を取得し、取得した一次元画像をバッファメモリ28に保存する。そして、バッファメモリ28に保存された一次元画像を逐次読み出し、これを第1の位置検出部29において基板5の搬送方向(X軸方向)にピクセル補間して輝度変化の急変位置を検出し、該急変位置を基板5の搬送方向先頭側の縁部5aとして抽出し、該縁部5a抽出時のステージ1の位置をX位置センサーにより検出してメモリ23に保存する。
次に、第1の撮像手段3Aの撮像画像により搬送方向に平行な基板5の二つの縁部のうち、一方の縁部5cの位置を検出してメモリ23に保存する。具体的には、バッファメモリ28に保存された第1の撮像手段3Aによる一次元画像を読み出して、第2の位置検出部30において受光素子の並び方向(Y軸方向)にピクセル補間して輝度の急変位置を検出し、該急変位置を基板5の搬送方向に平行な上記一方の縁部5cの位置として抽出し、該位置情報をメモリ23に保存する。
続いて、基板5の搬送方向に平行な一方の縁部5cの位置情報と第1の撮像手段3Aの基準位置情報とをメモリ23から読み出して演算部22で減算処理し、両者間の距離Lを算出する。さらに、該距離Lとメモリ23から読み出されたCADデータのうち、図3(b)に示す基板5の一方の縁部5cから第1番目の第1分離溝10aの縁部までの寸法L2を演算部22で比較し、L=L2となるようにステージ駆動コントローラ24により制御してステージ1をY軸方向に移動し、各シリンドリカルレンズ18を第1分離溝10の形成位置に位置付ける。なお、この動作は、基板5の搬送中常時実行され、第1分離溝10を基板5の搬送方向に平行な一方の縁部5cに平行に形成する。
さらに、メモリ23から基板5の搬送方向先頭側縁部5aの位置情報を読出し、該位置情報とX位置センサーから入力した位置情報とを演算部22で比較して、図14に示すように基板5の搬送方向先頭側縁部5aを検出してから基板5が移動した距離Dを算出する。そして、基板5の移動距離DがD=D1+L1+L6/2となると、レーザ光源駆動コントローラ25を駆動してレーザ光源14を発光させ、波長が1064nmのレーザ光を放射させる。以後、レーザ光源14は、レーザ光源駆動コントローラ25により制御されて50Hzの周期で繰り返し発光する。
レーザ光源14から放射されたレーザ光は、ビームエキスパンダ15により径が拡大され、均一化手段16により輝度分布が均一化され、コンデンサレンズ17により光軸に平行な平行光にされてレンズアレイ20に入射する。レンズアレイ20に入射したレーザ光は、複数のシリンドリカルレンズ18により細線状の複数のレーザビームに整形されて基板5に照射し、基板5上の透明電極層7に搬送方向の軸に平行に所定間隔で並んだ細線状の複数のくさび形照射パターン33を形成する。
演算部22では、基板5の搬送中常時、X位置センサーから入力した位置情報に基づいて基板5の搬送方向先頭側縁部5aを検出してから基板5が移動した距離を演算する。そして、該距離をメモリ23から読み出したCADデータと比較して基板5が所定距離だけ移動したか否かを判定する。ここで、基板5が所定距離だけ移動したことを検知すると、レーザ光源駆動コントローラ25によりレーザ光源14の発光を停止させる。これにより、複数のくさび形のレーザ加工溝31がその長軸方向の端部を重ね合わせた状態で一直線に連なり、所定長さの第1分離溝10が形成される。
ステップS5においては、ステージ1が予め設定された距離だけ移動すると、ステージ駆動コントローラ24によって制御してステージ1のX軸方向への移動を停止する。続いて、メモリ23から読み出したステップ移動量だけステージ1をY軸方向にて図1における奥側から手前側に向かってステップ移動させる。その際、Y軸方向へのステップ送り回数をカウントしてメモリ23に保存する。
ステップS6においては、ステージ1を上記向きとは逆にX軸方向にて図1における左から右方向に一定速度で移動させ復路のレーザ加工を開始する。このとき、画像処理部21の入力切換部27が第2の撮像手段3B側に切り換えられ、第2の撮像手段3Bによる画像データに基づいて上述と同様にして基板5の搬送方向先端縁部5b(他方端)を検出し、該縁部5bを基準にしてレーザ光源14の発光タイミングを制御する。また、第2の撮像手段3Bによる画像データに基づいて直前の往路でレーザ加工された複数の第1分離溝10のうち直ぐ隣の第1分離溝10の縁部又は中心位置を検出し、該縁部又は中心位置と第2の撮像手段3Bの基準位置(レンズアレイ20の第1番目のシリンドリカルレンズ18Aの位置に相当)との距離がL5となるようにステージ1をY軸方向に変位させながらレーザ加工する。これにより、復路において複数の第1分離溝10が往路で形成された第1分離溝10に平行に形成される。
ステップS7においては、ステージ1のY軸方向へのステップ送り回数が所定回数となったか否かが制御部26で判定される。ここで、“NO”判定となった場合には、ステップS8に進んで、ステージ1をY軸方向にて図1における奥側から手前側に向かって所定距離だけステップ移動する。同時に、送り回数をカウントしてメモリ23に保存する。そして、ステップS4に戻って、ステップS7において“YES”判定となるまでステップS4〜ステップS8を繰り返し実行する。この場合、ステップS4におけるレーザ加工の位置決め基準は、基板5の搬送方向に平行な一方の縁部5cではなく、直前の復路でレーザ加工された複数の第1分離溝10のうち直ぐ隣の第1分離溝10の縁部又は中心位置である。
ステップS8において“YES”判定となると、ステップS9に進み、ステージ1は加工開始位置まで戻って停止する。これにより、図13(b)に示すように、透明電極層7に対して複数の第1分離溝10が形成される。
次に、図13(c)に示すように、透明電極層7を覆って光電変換層8を形成し、上述と同様の手順を実行することによって、同図(d)に示すように光電変換層8上にコンタクトライン11を形成する。この場合、ステップS4においては、第1の撮像手段3Aによる画像データに基づいて、レーザ加工中常時、基板5の搬送方向に平行な一方の縁部5cと第1の撮像手段3Aの基準位置との間の距離がL3となるようにステージ1がY軸方向に変位される。また、ステップS6以降におけるレーザ加工の位置決め基準は、直前の復路又は往路でレーザ加工された複数のコンタクトライン11のうち直ぐ隣のコンタクトライン11の縁部又は中心位置である。さらに、最後のレーザ加工においては、レンズアレイ20の第1番目のシリンドリカルレンズ18Aに対して反対側端部に位置するシリンドリカルレンズ18B(図4参照)は遮光する。そして、ここで使用するレーザ光源14のレーザ光は、光電変換層8だけがレーザ加工されるように波長が532nmのレーザ光が選択される。
このようにして光電変換層8上に複数のコンタクトライン11が形成されると、図13(e)に示すように光電変換層8を覆って裏面電極層9を形成し、上述と同様の手順を実行することによって、同図(f)に示すように裏面電極層9上に第2分離溝12を形成する。この場合、ステップS4においては、第1の撮像手段3Aによる画像データに基づいて、レーザ加工中常時、基板5の搬送方向に平行な一方の縁部5cと第1の撮像手段3Aの基準位置との間の距離がL4となるようにステージ1がY軸方向に変位される。また、ステップS6以降におけるレーザ加工の位置決め基準は、直前の復路又は往路でレーザ加工された複数の第2分離溝12のうち直ぐ隣の第2分離溝12の縁部又は中心位置である。さらに、この場合も、最後のレーザ加工においては、レンズアレイ20の第1番目のシリンドリカルレンズ18Aに対して反対側端部に位置するシリンドリカルレンズ18Bは遮光する。そして、ここで使用するレーザ光源14のレーザ光は、光電変換層8及び裏面電極層9だけがレーザ加工されるように波長が532nmのレーザ光が選択される。
最後に、図13(g)に示すように、裏面電極層9上にて基板5の搬送方向に平行な縁部近傍に電極13を形成することにより、図2,3に示す薄膜太陽電池6が形成される。
このように、本発明によれば、複数連ねて形成されたレーザ加工溝31の重なり部における一方のレーザ加工溝31の短軸に交差する縁部からはみ出す他方のレーザ加工溝31の対応する縁部のはみ出し量αが上記重なり部で発生するバリ32の高さを許容値以下に抑えるのに十分な大きさであるので、薄膜太陽電池6のバリ32による層間絶縁不良の発生を抑制することができる。
なお、上記実施形態においては、基板5の搬送方向の軸に平行な一方の縁部5c及び先にレーザ加工して形成された溝の縁部又は中心位置に対して次にレーザ加工する溝の位置決めをする際に、ステージ1をY軸方向に変位させる場合について説明したが、本発明はこれに限られず、レンズアレイ20又はレンズアレイ20に入射するレーザ光の光軸をY軸方向に変位させてもよい。
また、上記実施形態においては、レーザ光の照射タイミングの制御及びレーザ加工の位置決め制御を基板5の縁部を基準にして行う場合について説明したが、本発明はこれに限られず、基板5上に形成された薄膜層の縁部を基準にしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、第1の撮像手段3Aによる基板5の縁部5a検出時及び第2の撮像手段3Bによる基板5の縁部5b検出時を基準にして所定時間経過後にレーザ光源14を発光させる場合について説明したが、本発明はこれに限られず、先にレーザ加工された溝の搬送方向先頭側の縁部を第1又は第2の撮像手段3A,3Bで検出し、その検出時を基準にして所定時間経過後にレーザ光源14を発光させてもよい。
そして、上記実施形態においては、シリンドリカルレンズ18を傾けて配置してくさび形の照射パターン33を生成する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、シリンドリカルレンズ18を軸方向の両端部の幅が異なるくさび形に形成してもよく、又はシリンドリカルレンズ18の射出端面に円柱軸方向の両端部の幅が異なるくさび形の開口を有するマスクを配置してもよい。さらに、図15(a)に示すようにシリンドリカルレンズ18の射出端面にて円柱軸方向の一方端18a側に、空気よりも屈折率の高い透明部材を配置して他方端18b側よりも焦点位置を光軸方向にずらすことにより、同図(b)に示すように照射パターン33の一方端33aの幅を他方端33bの幅よりも幅広に形成してもよい。
また、複数のシリンドリカルレンズ18を一定間隔で並べて構成したレンズアレイ20の所定のシリンドリカルレンズ18に近接して、該シリンドリカルレンズ18を通過するレーザビームを遮光するシャッタを進退可能に設け、レンズアレイ20で生成される複数のレーザビームのピッチを変更可能にしてもよい。これにより、一つのレンズアレイ20で第1分離溝10等の形成ピッチの異なる複数種の薄膜太陽電池6の形成に対応することができる。
さらに、上記実施形態においては、複数のシリンドリカルレンズ18を一定間隔で並べてレンズアレイ20を構成した場合について説明したが、本発明はこれに限られず、シリンドリカルレンズ18は、一つであってもよい。
そして、以上の説明においては、薄膜を形成した基板が薄膜太陽電池6の基板5である場合について述べたが、本発明はこれに限られず、薄膜に一部が重なった状態で一直線に並べてレーザ加工溝31を形成するものであれば、薄膜を形成した基板は如何なるものであってもよい。
1…ステージ(搬送手段)
2…レーザヘッド
4…制御手段
5…基板
6…薄膜太陽電池
18…シリンドリカルレンズ
20…レンズアレイ
31…レーザ加工溝(加工痕)
32…バリ
33…照射パターン
α…はみ出し量

Claims (5)

  1. 搬送手段により、一面に薄膜を形成した基板を保持して搬送しながら、前記基板にレーザビームを照射して前記薄膜をレーザ加工するレーザ加工装置であって、
    光軸に交差する断面が前記基板の搬送方向に平行な細線状のレーザビームを生成して前記基板に照射する凸状のシリンドリカルレンズを設けたレーザヘッドと、
    前記細線状のレーザビームにより前記基板上に連ねて形成される複数の細線状の加工痕の長軸方向の端部が重なるように前記レーザビームの照射タイミングを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記レーザヘッドは、前記シリンドリカルレンズの円柱軸方向の両端部における焦点位置を光軸方向に異ならせて、前記基板の搬送方向に相先後してレーザ加工される二つの前記加工痕の長軸方向の端部の重なり部において、一方の加工痕の短軸に交差する縁部が他方の加工痕の対応する縁部から側方にはみ出すように、前記基板上に長軸方向の一方端の幅が他方端の幅よりも幅広であるような細線状の照射パターンを形成するように構成されたことを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 前記レーザヘッドは、複数の前記シリンドリカルレンズを、該シリンドリカルレンズの円柱軸が前記基板の搬送方向の軸に対して略平行となるように所定ピッチで並べて構成したレンズアレイを備えたことを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
  3. 前記シリンドリカルレンズは、前記搬送手段に対して相対的に前記基板の搬送方向と交差する方向に移動可能に形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載のレーザ加工装置。
  4. 前記レーザヘッドは、前記シリンドリカルレンズを、該シリンドリカルレンズの円柱軸方向の一方端が他方端よりも高い位置となるように傾斜させて配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  5. 前記基板は、薄膜太陽電池の基板であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
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