JP5540168B2 - ゴルフクラブ - Google Patents

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本発明は、ゴルフゲームで使用されるゴルフクラブに関するものである。
ゴルフゲームでは、パターを含めて14本以下のゴルフクラブとしては、一般的にはクラウン部を備えたウッドタイプのゴルフクラブ(2〜5本)と、クラウン部ではなくトップライン(トップブレード)を備えたアイアンタイプのゴルフクラブ(6〜10本)とが使用される。
ウッド(ウッドタイプのゴルフクラブ、以下同じ)もアイアン(アイアンタイプのゴルフクラブ、以下同じ)も、さらにはパターも、ゴルファーがスイングするとき、ヘッドの重さを感じて(意識して)振れたときに、クラブが動きたい方向と同調した良いスイングとなり、芯を喰う確率も高まり、フェースもボールにスクエアに当たることとなる。例えば、ウッドを構えたとき、フェースの一部とクラウン部とがゴルファーの視界に入り、ゴルファーはボールの後にフェースの中央部分をセットする。そして、テークバックするときに漠然とヘッドの重さを感じても、具体的にヘッドのどの部分に重さを感じながらテークバックしているのかは、アマチュアゴルファーでは明確ではない。大半のアマチュアゴルファーは、フェース面そのものか、クラウン部のフェースとの境目の幅方向(トウ−ヒール間)中間地点あるいはヘッドの側面とかヘッド全体を意識してヘッドを後方に動かし始める。ゴルフクラブメーカーによっては、クラウン部の幅方向中間地点に目印を付したものや、クラウン部に明暗のグラデーションを施してアドレス時にボールをフェース中央にセットし易くしたものも知られている。特にパターヘッドでは、ヘッド上面に種々の目印をつけたものが知られている。
ゴルフクラブのヘッドに目印を付したものとしては、特開平9−262323号公報(特許文献1)に記載のものが知られている。これは、図10に示すように、ウッド型のゴルフクラブ1として、シャフト2の先端にヘッド3が装着されたものを示し、フェース4の中央を通ってフェース4に直角な軸線Lと同軸上に、中心線5が白色の太線をもってヘッド3の上面に表示されるとともに、軸線Lの両側からフェース4側に収束する4本の直線51〜54が、ヘッド3のトウ側とヒール側に2本宛表示されているものである。ヒール側に表示された最外側の直線54は赤色の破線で表示され、この直線54と中心線5との間の直線53は緑色の細線で表示され、トウ側に表示された直線51は黄色の破線、直線52は青色の細線で表示されている。これらの直線51〜54は、打球時のスイートスポット上のボールBの中心Oに向かって収束した構成となっている。また、グリップ6には、アドレス時にピンP方向に各直線51〜54や中心線5を夫々向けたとき、身体の正面、すなわち、ゴルファーが正常なアドレス姿勢で見下ろしたシャフト2の軸線M上に目印となる直線5A、51A、52A、53A、54Aが夫々中心線5及び各直線51〜54に対応して同一色、同一種の線で表示されており、例えば無風状態でピンPと打球位置との間に何ら障害物がなく、ボールBの打出し方向とピンP方向とが一致するときに、ボールBの打出し方向に対しヘッド3のフェース4を直角に向けると、打出し方向と中心線5が同軸上に並び、そして、グリップ6に表示した直線5Aがシャフト2の軸線M上に位置するようになっている。
この従来例では、ゴルファーは、かかる直線5Aを目印にグリップを決めて、中心線5に沿ってゴルフクラブ1をスイングすれば、ボールBは狙ったストレート方向に打出される。ボールBの打出し方向をフック方向に中心線5を向けてピンP方向に直線54が同軸上に並ぶと、グリップ6に表示した直線54Aがシャフト2の軸線M上に位置することとなる。そのため、ゴルファーは、かかる直線54Aを目印としてグリップを決め、直線54に沿ってゴルフクラブ39をピンP方向にスイングすれば、ボールBはフックして飛んでいく。
この従来例は、ウッド型のゴルフクラブ1のほか、パターにも応用できるものであり、パターでは、カップCの方向を意識しながらパッティングを安定して行うことを目的としている。ウッドでもアイアンでも、ピンPの目標物を意識してボールを打つことが可能となることを目的としているものである。
パターのヘッド上面にのみ目印を付したものとしては、特開2004−24317号公報(特許文献2)に記載のものが知られている。これは、パターヘッドの裏面を水平面に置いた状態で、パターヘッドの重心を通り、パターフェースに直角方向に水平に向かう直線を想定し、該直線方向のパターヘッドの最大長さが64〜90mmであって、パターフェースの長手方向の長さは前記最大長さより大きいパターにおいて、前記直線を含む鉛直線がパターヘッドの上表面がパターヘッドの上表面と交差する線上であって、パターフェースから水平距離で21.34±2mm離れた位置に、平均直径1〜10mmの第1目印点を設け、第1目印点からさらに、42.67±4mm離れた位置に平均直径1〜10mmの第2目印点を設けたものである。
特開平9−262323号公報 特開2004−24317号公報
特許文献1に開示された目印は、目標物を意識しながら、ストレート、フック、フェードの球筋でピンを狙えるようにしたものであり、特許文献2に開示された目印は、フェースを正確に目標に向けさせるための手段であり、ヘッドの重さを意識させるためのものであったり、ヘッドの動かし始めの軌道をつくるためのものではなかった。したがって、クラブの動きたい方向とスイングとを同調させることは難しかった。そもそも、特許文献1、2に開示されたものは、いずれもヘッドの重さを感じさせ、「振りどころ」、「動かしどころ」を視認させてゴルファーに正しいスイングプレーンにゴルフクラブを乗せさせ(オンプレーン)、気持ち良くクラブを振るための目印にはなっていなかった。
そこで、本発明は、ゴルファーにヘッドの重さを感じさせ、動かすべきヘッドの一点(振りどころ)に意識を集中させ、その結果ゴルフクラブの動きがオンプレーンとなり、気持ち良くクラブが振れて正確なインパクトへ導くことのできるゴルフクラブを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、グリップエンドを把持して吊り下げた場合、ヘッド自体が揺動可能な状態にあるとき、グリップの中心の穴を通る垂線はヘッドのフェースからヘッドの中心方向に入った位置となり、この位置を通るフェースと平行な仮想ラインYとフェースの中央を通ってフェースに直角な軸線Lとの交点を含み、その前後とトウ−ヒールの方向に±2〜5mmの範囲内にひとつの目印点を設け、この目印点を5mm±2mmの円形又は楕円形に形成したものである。
本発明によれば、グリップエンドを把持して吊り下げた場合、ヘッド自体が揺動可能な状態にあるとき、グリップの中心の穴を通る垂線はヘッドのフェースからヘッドの中心方向に入った位置となり、この位置を通るフェースと平行な仮想ラインYとフェースの中央を通ってフェースに直角な軸線Lとの交点を含み、その前後とトウ−ヒールの方向に±2〜5mmの範囲内にひとつの目印点を設け、この目印点を5mm±2mmの円形又は楕円形に形成したので、ゴルファーはこの目印点にヘッドの重さを感じるように意識を集中し、テークバック始動時にこの目印点を所定の長さ真っすぐに引くようにテークバックすると、ゴルフクラブはオンプレーンとなり、クラブの動きたい方向とスイングとがシンクロし、正確にボールをヒットする確率が高くなる。この目印点は、ゴルフクラブの「振りどころ」であり、「動かしどころ」となる。
以下に、本発明の好適な実施形態を、図面を参照にして説明する。
図1では、図2に示す重心Gとフェース4のリーディングエッジ7までの垂直距離を重心深度20といい、この重心深度20と同距離のフェース4の上端8からクラウン部11上(ヘッド上面)の地点を通るフェース4と平行な仮想ラインをラインYとしたとき、このラインYと、軸線Lとの交点に目印点Aを設けた。ラインYの位置も、正確にヘッド単体を測定した場合の重心Gを通るフェース4と平行な線に重なる必要はなく、±2〜5mmの誤差は許容することができる。ラインYは、トウ9とヒール10との間に亘り、図1では交点に設けた目印点Aをトウ9方向に8mmの範囲内でずらせて設けることも可能である。特に、ヘッド上面のトウ9−ヒール10間の幅がゴルフボールを縦に3個並べた長さ(42.67×3=128.01mm)とほぼ同等の場合、あるいは4.5インチ以上の場合には、交点からトウ9寄りに5mmずらせて目印点Aを設けることが好ましい。シャフト軸とヘッドの重心点に差があるゴルフクラブの場合は、シャフト軸に対してヘッドが回転しやすいので、スイング中にフェースを開いてしまいがちであり、トウ9寄りを意識してヘッドを動かした方が、インパクトでスクエアに戻り易くなる。特に440ccを越える大きさのヘッドでは、重心距離も長くなり、ヘッドを開いてテークバックしてしまうとインパクトでスクエアに戻しにくくなる。
前記目印点Aとしては、直径5mm±2mmの円形が好ましく(楕円形でもいい)、三角形や四角形であると、直線部分がスムースな動き、すなわちヘッドの自然な円運動を邪魔して、「振りどころ」、「動かしどころ」としては、円形の目印点Aよりも効果がなかった。そのため、特許文献1に開示されたような直線では、ヘッドの重さを感じて振るという面では効果が少ない。また、特許文献2の点状のものでも点の直径が小さすぎることと、点が2つあることで、「振りどころ」、「動かしどころ」としての機能はほとんどない。また、円形も直径5mm±2mmより小さかったり、大きかったりしても効果が減少した。目印点Aが小さすぎると、ゴルファーがアドレス時に視認しにくくなり、大きすぎるとヘッドの「動かしどころ」の部位があいまいになる。また、この目印点Aに意識を集中し、この点Aに重さを感じ、テークバックの開始から15cmほど目印点Aを飛球線後方に真っ直ぐに動かすとヘッドは正しい軌道に乗り易くなる。プロゴルファーは、ゴルフクラブを持っただけで、そのヘッドのどこに重さ(重心)があるのかを感覚的に分かるが、アマチュアゴルファーの大半はヘッドの重さを感じ、クラブが動きたい方向に沿ってクラブを動かすことができない。目印点Aがあれば、この点Aを振ることにより、クラブの動きたい方向とゴルファーのスイングとが同調(シンクロ)し、ナイスショットとなる確率が高くなる。この目印点Aを振ることにより、シンクロ状態が生じ、クラブが使いきれ、飛距離も延びる。
次に、重心深度20といっても、特別な器具で計測しないと正確に重心Gの位置を特定することはできないが、市販されているゴルフクラブで、この重心深度20を簡易に深し出す方法について説明する。図3では、グリップ6の端の中心を垂線Zに合致させ、このグリップ6のエンド部分を指2本で軽くつまんでゴルフクラブ1全体を吊り下げたとき、垂線Zはヘッド3のフェース4からヘッド3の中心に入った位置となり、この位置を通るフェース4と平行な線を仮想ラインYとする。そして、この仮想ラインYとフェース4の中央を通ってフェース4に直角な軸線Lとが交わる交点を目印点Aとする。垂線Zとしては、柱やドア、ロッカーなどの垂直な線を利用し、このような垂線Zの角にグリップエンドの中心にあいている穴を重ね合わせるが、この時グリップエンドの手前と奥を指でつまむようにして、ヘッド3が揺動するようにクラブを吊り下げる。垂線Zがヘッド3の個所でフェース4からヘッド3の中心方向にどれくらい入っているかを調べて仮想ラインYを想定する。クラブを吊り下げるとき、右利き用のクラブであれば、フェース4が右に向くように吊り下げる。このように計測された重心深度20は、精密にはズレがあるが、その誤差は±2〜5mmの範囲内であって、目印点Aを設けるには差し支えない。
重心深度20を探すための簡易な計測器としては、垂線Zが描かれた支柱とこの支柱を垂直に立設した台座と、支柱の上部にグリップエンドを2点把持する把持手段を設けたものを使用できる。把持手段でグリップエンドの中心穴を垂線Zに合わせて把持し、このときヘッド3は左右に揺れることが可能(振り子運動)な程度にグリップエンドを掴んでおく。ヘッド3の重さに任せた状態でクラブを吊り下げたとき、ヘッド3のフェース4は垂線Zよりも右側に位置することとなる、この状態で垂線Zがクラウン部11に交差する位置を含むフェース4に平行な線を仮想ラインYとすればよい。
次に、アマチュアゴルファー4人(甲、乙、丙、丁)に、目印点Aがないクラブと、目印点Aを設けたクラブとで5球ずつ試打した結果を表1に示す。クラブとしては、ドライバーを使用した。
Figure 0005540168
テスター甲〜丁の目印点Aを付したドライバーの試打後の感想は、次のようであった。
甲:テークバックし易く、振り易く感じた。
乙:野球用バットと同じ感覚で振ることができた。
丙:目印点がテークバックの始動のきっかけになった。
丁:スイングがシンプルに感じ、テークバックでヘッドを上げ易くなった。
さらに、ゴルフ歴1〜2年の20歳代の若者3人(Hさん、Oさん、Iさん)にテスターになってもらった。Hさんは、ゴルフ歴1年、平均スコア120〜130、ヘッドスピード43m/s、スイングの始動(テークバック)で気をつけていることは、「フェースを目標に向けたまま動かす」ということ、Oさんは、ゴルフ歴2年、平均スコア105、ヘッドスピード43m/s、テークバックでは「フェースの向きに気をつかう」ということ、Iさんは、ゴルフ歴2年、平均スコア110、ヘッドスピード40m/s、テークバックでは「ヘッドを真っすぐに動かす」ということであった。目印点Aがないドライバーで5球打ったところ、Hさんは、スライスが多く(最大飛距離220ヤード)、3発はOBゾーンに飛んだ。Oさんは、スライス2発、フック2発、テンプラ1発で、飛距離230ヤードであった。Iさんは、スライスをいやがって左へ引っ張る打球が4発、スライス1発で、計測可能な打球の飛距離が220ヤードであった。目印点Aをつけたドライバーで同じように5発試打した結果、3人ともストレート傾向の打球が増え、曲がり幅が減少し、Hさんがヘッドスピード45m/s、Oさんが45m/s、Iさんが43m/sとそれぞれスピードアップした。飛距離も260ヤード、240ヤード、240ヤードと伸びた。漠然とヘッドを動かしたり、クラブを振るのではなく、クラウン部11に設けた目印点Aを動かし、振るようにした結果、若い3人のテスターは、弾道傾向が安定し、曲がり幅も少なくなった。Hさんは、「スイング中に余計なことを考えずに、リズムよく振れるようになった」と感じ、Oさんは、「目印点を動かそうとすると、テークバックがし易く、振り抜きもよくなった」と感じ、Iさんは、「テークバックが全然違う。ヘッドがスムースに真っすぐ引ける」と感じた。
現在市販されている代表的なドライバーの重心深度は、メーカーの発表によれば、ヘッド単体で計測された場合、ブリヂストンツアーステージX−DRIVE445(登録商標)で37.2mm、ミズノJPXA25(登録商標)で38.5mm、SRIスポーツのザ・ゼクシオ(登録商標)で38.0mm、テーラーメイドr7CGBMAX(登録商標)で42.2mmとなっていて、重心深度50mmを超えるドライバーもある。重心深度40mm前後が、市販ドライバーの一般的数値ともいえる。
今までの説明は、ドライバーを例にして説明したが、図4に示すアイアンタイプのゴルフクラブであっても、上述したようにグリップエンドをつまんで吊り下げ、垂線Zからずれたヘッド上面の仮想のラインYと軸線Lとの交点に目印点Aを設けることができる。この図4では、サンドウェッジ(ロフト角58度)を示すが、ロフト角20度〜60度程度のクラブであれば、フェース4上の重心Gからトップライン12の間のフェース4上に目印点Aを設けることになる。なお、重心高さが高く、ロフトが大きいアイアン(ショートアイアン)では、目印点Aはトップライン12上に近づき、ロフトが小さく低重心のアイアンほどヘッドのフェース4上の重心Gに近づくことになる(ロングアイアン)。
図5は、マレット型のパターに目印点Aを設けたものである。この目印点Aは1ヶ所のみであり、特許文献2のように重心を通りフェースに直角方向に水平に向かう直線上に重心を挟んで2ヶ所の目印点(第1と第2)を設けたものとは異なる。第1目印点と第2目印点が存在すると両方の点を結んだ直線がイメージされ、「振りどころ」、「動かしどころ」としての機能は薄められ、フェースを目標に向けるという機能が勝ちすぎることとなる。
原則的には、ウッドもアイアンもパターも仮想ラインYと軸線Lとの交点を目印点Aとすればよい。ただし、誤差の範囲としては、交点の前後とトウ9−ヒール10の方向に±2〜5mmの範囲内であれば、本発明の目的を達成し得る目印点Aとなる。ウッドタイプのゴルフクラブにおいて、トウ9−ヒール10間の最大長さが4.5インチ以上のとき、交点から8mmの範囲内でトウ9寄りに目印点Aを設けるようにする。この場合、ボールBはフェース4の中央にセットする。
ヘッド3の上面に目印点Aを設け、この目印点Aとグリップエンドとの間に1本の軸ないし棒を想定し、この軸ないし棒をバットのように振ることを可能にしたのが、本発明であるともいえる。換言すると、手元とヘッド3の重心が感覚的に一直線になることにより、手元と先端の重心が変わらない棒状のものを振る感覚でスイングでき、クラブの動きたい方向と一致することとなるのである。「振りどころ」、「動かしどころ」である目印点Aを振っても(動かしても)、うまくいかないという場合は、グリップやスタンスの向きが間違っていることが多い。グリップについては、ハーフウェイバック(右利きの場合には、右腰横でシャフトと地面が平行になったポジション)で、ヘッド3のトウ9が時計の11〜12時の範囲を指すようにフェース4をセットしたところで、グリップを握り、左の指の腹でクラブの重さを感じられるようにする。スタンスについては、両肩、腰、膝が目標方向と平行になるように構える。スイングの事前動作(ワッグルなど)では、グリップやスタンスの向きを正しくし、テークバックでハーフウェイバックまで目印点Aを意識するのみならず、シャフトが平行になるフォローまでこの目印点Aを意識することが好ましい。切り返し以降にボールに当てようとする動きが強調されると、クラブが動きたい方向から外れてしまうので、フォローでも目印点Aを意識することは重要となる。目印点Aは、ゴルフクラブの重心(ヘッド3単体の重心ではない)をビュッと振れること、野球のバットと同じような感覚で振れることに一番役立つが、グリップやスタンスがバラバラであったり、切り返しから打ち(当て)にいったりすると、クラブの動きたい方向とスイングとがシンクロせず、ヘッドスピードも上がらず、正確なインパクトを得られなくなる。打ちにいくのではなく、クラブを振る、正確にはクラブの重心を振ることができるようにするための手段として目印点Aがあり、正しいグリップとスタンスで、切り返し後は打ちに行かずにフォローでの目印点Aを意識することでクラブを振り切ることができる。換言すると、目印点Aとは「体感重心点」というべきものである。ボールを前にし多大な緊張下にあるプレーヤーにとっては、リラックス状態ならば感じとれるヘッドの重みも、力みによって感じられなくなるケースがほとんどである。目印点Aを明示すれば、緊張下にある場合でも結果として、ヘッドの重心を感じて振っていることと同じ効果が得られるのである。
図6ないし図9は、目印点Aの他に、補助目印A´を設けたものを示す実施形態である。図6では、目印点Aの真後ろにV字状の補助目印A´を設け、この目印点Aを飛球線後方に正しく引けるようにしたものである。図7では、目印点Aを中心にしてL字状の補助目印A´を上下線対称に配し、図8では、ヘッドの最後尾個所にV字状の補助目印A´を設け、図9では、目印点Aからヘッドの最後尾まで複数V字状の補助目印A´を設けたものを示す。これらの補助目印A´は、例示であり、目印点Aから飛球線後方に真っすぐにヘッドを引けるような補助目印A´としては、各種デザインが考えられる。なお、目印点Aや補助目印A´は、メーカーのロゴマークなどであっても良いことは勿論である。
アドレス時のゴルフクラブの平面図。 ヘッドの側面図。 重心深度の計測方法を説明する図。 アイアンの平面図。 パターの平面図。 補助目印を設けた例を示す平面図。 他の補助目印を設けた例を示す平面図。 別の補助目印を設けた例を示す平面図。 さらに別の補助目印を設けた例を示す平面図。 従来例を示す平面図。
符号の説明
1 ゴルフクラブ
2 シャフト
3 ヘッド
4 フェース
6 グリップ
7 リーディングエッジ
8 フェースの上端
9 トウ
10 ヒール
11 クラウン部
12 トップライン
20 重心距離
A 目印点
G 重心
L 軸線
Y 仮想ライン

Claims (2)

  1. グリップエンドを把持して吊り下げた場合、
    ゴルフクラブ全体が揺動可能な状態にあるとき、
    グリップ端部の中心の穴を通る垂線は、ヘッドのフェースからヘッドの中心方向に入った位置となり、
    この位置を通るフェースと平行な仮想ラインYとフェースの中央を通ってフェースに直角な軸線Lとの交点を含み、
    その前後とトウ−ヒールの方向に±2〜5mmの範囲内にひとつの目印点Aを設け、この目印点Aを5mm±2mmの円形又は楕円形に形成するとともに、
    ウッドタイプのゴルフクラブにおいて、トウ−ヒール間の最大長さが4.5インチ以上のとき、仮想ラインYと軸線Lとの交点から8mmの範囲内でトウ寄りに前記目印点Aを設けたことを特徴とするゴルフクラブ。
  2. 前記目印点Aの後方にこの目印点を所定の長さで真っすぐ引けるような補助目印を設けたことを特徴とする請求項に記載のゴルフクラブ。
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