JP5539114B2 - インクジェット印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明はインクジェット印刷装置に関する。より詳しくは、用紙に向けてインクを吐出するインクジェットノズル、インクジェットノズルに対向する位置で用紙を支持する印刷台(以下、プラテンという)、プラテン上を摺動して用紙を搬送する搬送ベルト(以下、プラテンベルト)を備えたインクジェット印刷装置に関する。
インクジェット印刷装置において、カールや、波打ち状に変形(以下、コックリングという)した用紙の姿勢を矯正するために、プラテンの表面に吸引力が発生する多数の貫通孔を形成し、プラテン上に多孔性のプラテンベルトを摺動させ、ベルト孔に吸引力を発生させることにより、用紙を吸着搬送することが知られている。
プラテンベルトのベルト孔うち、用紙で完全に閉塞されていないベルト孔がプラテンの貫通孔の上を通過する際、完全に閉塞されていないベルト孔と貫通孔を介して、プラテンベルト上方の空気がプラテン下方に流れ込み、プラテンベルト上で気流が発生する。
用紙の端部を印刷する際、上記のような気流がインクジェットノズルの近傍で発生すると、インク吐出時の微小なインク滴(以下、インクミストという)が飛散して用紙に付着することにより、インクミストによる汚れが発生する虞がある。したがって、プラテンには、用紙の姿勢を矯正できる程度で、且つインクミストによる汚れを発生させない程度の吸引力が必要である。
特許文献1には、プラテン上の印刷領域において、搬送方向と直交する方向(以下、主走査方向という)の中央部分にのみに吸引孔を形成することにより、主走査方向の両端部近傍での気流の発生を低減してインクミストによる汚れを低減する技術が提案されている。
特開2004−216653号公報
しかしながら、用紙の搬送方向の端部を印刷する際、すなわち印刷開始時または印刷終了時に上記のような気流がインクジェットノズルの近傍で発生する際にも、インクミストによる汚れが発生する虞がある。
特許文献1に提案されている技術では、印刷開始時または印刷終了時のインクミストによる汚れは考慮されていない。また、特許文献1に提案されている技術では、幅サイズの広い用紙の印刷に対して、搬送方向と直交する方向の中央部分でしか用紙を吸着できないため、コックリングやカールを十分に矯正することが困難である。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、印刷開始時または印刷終了時のインクミストによる汚れを低減できるインクジェット印刷装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明による第1のインクジェット印刷装置は、用紙に向けてインクを吐出するインクジェットノズルと、このインクジェットノズルの下方に位置し、複数の貫通孔が開口するプラテンと、このプラテンの各貫通孔に吸引力を発生させる吸引手段と、複数のベルト孔を有し、プラテン上を移動することにより、各ベルト孔で用紙を吸着保持しつつ、この用紙を搬送してインクジェットノズルの直下位置を通過させるプラテンベルトとを備えたインクジェット印刷装置において、インクジェットノズルは、最大印刷可能領域内にインクを吐出するものであり、複数の貫通孔のうち、直下位置から搬送上流方向に最大印刷可能領域により規定される所定長さだけ離れた上流境界までの上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔において、上流境界を横切って開口する貫通孔の数が、上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総数に対して半分未満となるか、もしくは、複数の貫通孔のうち、直下位置から搬送下流方向に最大印刷可能領域により規定される所定長さだけ離れた下流境界までの下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔において、下流境界を横切って開口する貫通孔の数が、下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総数に対して半分未満となるか、のいずれかを満たすことを特徴とする。
本発明による第2のインクジェット印刷装置は、用紙に向けてインクを吐出するインクジェットノズルと、このインクジェットノズルの下方に位置し、複数の貫通孔が開口するプラテンと、このプラテンの各貫通孔に吸引力を発生させる吸引手段と、複数のベルト孔を有し、プラテン上を移動することにより、各ベルト孔で用紙を吸着保持しつつ、この用紙を搬送してインクジェットノズルの直下位置を通過させるプラテンベルトとを備えたインクジェット印刷装置において、インクジェットノズルは、最大印刷可能領域内にインクを吐出するものであり、複数の貫通孔のうち、直下位置から搬送上流方向に最大印刷可能領域により規定される所定長さだけ離れた上流境界までの上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔において、この貫通孔の上流境界を越えている部分の総面積が、上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総面積に対して25パーセント未満となるか、もしくは、複数の貫通孔のうち、直下位置から搬送下流方向に最大印刷可能領域により規定される所定長さだけ離れた下流境界までの下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔において、この貫通孔の下流境界を越えている部分の総面積が、下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総面積に対して25パーセント未満となるか、のいずれかを満たすことを特徴とする。
ここで、本発明の第1および第2のインクジェット印刷装置における「インクジェットノズル」とは、インクを吐出するノズルを意味するものであり、ノズルを保持する筐体等を含むものを意味するものではない。上記「インクジェットノズルの直下位置」とは、インクジェットノズルの真下にある位置を意味するものであり、例えば、インクジェットノズルがライン状に整列してラインノズルを形成する場合は、そのラインの真下にあるライン状の位置を意味するものである。上記「最大印刷可能領域」とは、インクジェット印刷装置の仕様で決定される、インクジェットノズルがインクを吐出できる領域であって、用紙の中心と合わせた状態で、用紙の各端から所定長さを有する領域を意味する。この「最大印刷可能領域」は用紙サイズに応じて種々の所定大きさを有するものであってもよい。
また、上記「上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔」とは、上流範囲内で開口する貫通孔および上流範囲内に開口する部分を有する貫通孔を意味する。上記「下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔」とは、下流範囲内で開口する貫通孔および下流範囲内に開口する部分を有する貫通孔を意味する。
また、本発明の第1のインクジェット印刷装置における「上流境界を横切って開口する貫通孔」とは、上流範囲と上流境界よりも搬送方向上流の範囲の両方に開口する部分を有する貫通孔を意味する。上記「下流境界を横切って開口する貫通孔」とは、下流範囲と下流境界よりも搬送方向下流の範囲の両方に開口する部分を有する貫通孔を意味する。
また、本発明の第2のインクジェット印刷装置における「貫通孔の上流境界を越えている部分」とは、貫通孔の開口部分の中で上流境界よりも搬送方向上流側にある開口部分を意味する。上記「貫通孔の下流境界を越えている部分」とは、貫通孔の開口部分の中で下流境界よりも搬送方向下流側にある開口部分を意味する。
また、本発明の第1のインクジェット印刷装置は、上流境界を横切って開口する貫通孔の数が、上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総数に対して25パーセント未満となるか、もしくは、下流境界を横切って開口する貫通孔の数が、下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総数に対して25%未満となるか、のいずれかを満たすものであってもよい。
また、本発明のインクジェット印刷装置は、インクジェットノズルが、黒色、マゼンタ色またはシアン色のいずれかの色のインクを吐出するものであってもよい。
また、本発明のインクジェット印刷装置は、インクジェットノズルが、黒色のインクを吐出するものであってもよい。
また、本発明のインクジェット装置は、貫通孔の搬送方向の長さが、余白部分の長さの2倍未満であってもよい。
また、本発明の第1のインクジェット装置は、複数のインクジェットヘッドを備え、全てのインクジェットヘッドに対して、上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔において、上流境界を横切って開口する貫通孔の数が、上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総数に対して半分未満となるか、もしくは、下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔において、下流境界を横切って開口する貫通孔の数が、下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総数に対して半分未満となるか、のいずれかを満たすものであってもよい。
また、本発明の第2のインクジェット印刷装置は、複数のインクジェットヘッドを備え、全てのインクジェットヘッドに対して、上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔において、この貫通孔の前記上流境界を越えている部分の総面積が、上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総面積に対して25パーセント未満となるか、もしくは、下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔において、この貫通孔の下流境界を越えている部分の総面積が、下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総面積に対して25パーセント未満となるかを満たすものであってもよい。
本発明の第1のインクジェット印刷装置によれば、用紙に向けてインクを吐出するインクジェットノズルと、このインクジェットノズルの下方に位置し、複数の貫通孔が開口するプラテンと、このプラテンの各貫通孔に吸引力を発生させる吸引手段と、複数のベルト孔を有し、プラテン上を移動することにより、各ベルト孔で用紙を吸着保持しつつ、この用紙を搬送してインクジェットノズルの直下位置を通過させるプラテンベルトとを備え、インクジェットノズルは、最大印刷可能領域内にインクを吐出するものであり、複数の貫通孔のうち、直下位置から搬送上流方向に最大印刷可能領域により規定される所定長さだけ離れた上流境界までの上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔において、上流境界を横切って開口する貫通孔の数が、上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総数に対して半分未満となるか、もしくは、複数の貫通孔のうち、直下位置から搬送下流方向に最大印刷可能領域により規定される所定長さだけ離れた下流境界までの下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔において、下流境界を横切って開口する貫通孔の数が、下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総数に対して半分未満となるか、のいずれかを満たすことになる。
これにより、印刷開始時または印刷終了時に、インクジェットノズルの近傍で完全に閉塞されていない貫通孔の数が、用紙によって完全に閉塞された貫通孔の数よりも少なくなるため、印刷開始時または印刷終了時のインクミストによる汚れを低減できる。
本発明の第2のインクジェット印刷装置によれば、用紙に向けてインクを吐出するインクジェットノズルと、このインクジェットノズルの下方に位置し、複数の貫通孔が開口するプラテンと、このプラテンの各貫通孔に吸引力を発生させる吸引手段と、複数のベルト孔を有し、プラテン上を移動することにより、各ベルト孔で用紙を吸着保持しつつ、この用紙を搬送してインクジェットノズルの直下位置を通過させるプラテンベルトとを備えたインクジェット印刷装置において、インクジェットノズルは、最大印刷可能領域内にインクを吐出するものであり、複数の貫通孔のうち、直下位置から搬送上流方向に最大印刷可能領域により規定される所定長さだけ離れた上流境界までの上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔において、この貫通孔の上流境界を越えている部分の総面積が、上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総面積に対して25パーセント未満となるか、もしくは、複数の貫通孔のうち、直下位置から搬送下流方向に最大印刷可能領域により規定される所定長さだけ離れた下流境界までの下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔において、この貫通孔の下流境界を越えている部分の総面積が、下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総面積に対して25パーセント未満となるか、のいずれかを満たすことになる。
これにより、印刷開始時または印刷終了時に、インクジェットノズルの近傍での閉塞されてない開口部分の総面積が、完全に閉塞された開口部分の総面積よりも少なくなるため、印刷開始時または印刷終了時のインクミストによる汚れを低減できる。
インクジェット印刷装置の概略構成図 ヘッドホルダの平面図および斜視図 プラテンの平面図 用紙の余白部分を示す図 印刷部の部分拡大断面図 貫通孔のプラテン221上の配置を示す図(その1) 貫通孔のプラテン221上の配置を示す図(その2)
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係るインクジェット印刷装置1の概略構成図である。インクジェット印刷装置1は、給紙部10、印刷部20、排紙部30、反転部40および制御部50から構成されている。
給紙部10は印刷部20に用紙Pを供給するものであり、インクジェット印刷装置1の下方側面に設けられた未印刷の用紙Pを積載する給紙台11、用紙Pを給紙台11から印刷部20へ導く給紙経路12、給紙台11から用紙Pを一枚ずつ取り出す給紙ローラ対13、用紙Pを印刷部20に所定のタイミングで送り込むタイミングローラ対14から構成されている。
印刷部20は給紙部10から用紙Pを搬入し、用紙Pにインクを吐出して印刷し、用紙Pを排紙部30へ搬出するものであり、インクを吐出するヘッドユニット21、ヘッドユニット21の下方で用紙Pを搬送するプラテンユニット22から構成されている。なお、ヘッドユニット21およびプラテンユニット22に関する詳細は後述する。
排紙部30は印刷された用紙Pを搬送して排紙するものであり、インクジェット印刷装置1の上方側面に設けられた印刷済みの用紙Pを積載する排紙台31、印刷済みの用紙Pを印刷面が下方を向いた状態で印刷部20から排紙台31に導く排紙経路32、排紙経路32上の用紙Pを一枚ずつ送り出す複数の排紙ローラ対33から構成されている。
反転部40は片面印刷済みの用紙Pを反転させ、未印刷面が上方を向いた状態で用紙Pを再び印刷部20に送りだすものであり、排紙台31の裏側に設けられたバッファ空間41、排紙経路32の途中から分岐して用紙Pをバッファ空間41へ導く分岐経路42、バッファ空間41から用紙Pをタイミングローラ対14へ導く再給紙経路43、分岐経路42,再給紙経路43上の用紙Pを一枚ずつ送り出す複数の反転ローラ対44を備えている。
制御部50は各部の動作制御や、不図示の操作パネルを通じてのユーザーからの指示を処理するものである。
次に、インクジェット印刷装置1の全体動作について説明する。未印刷の用紙Pが給紙台11から給紙ローラ対13によって給紙経路12上に取り出される。給紙経路12上の用紙Pはタイミングローラ対14によって所定のタイミングで印刷部20に送り出される。
印刷部20では、プラテンユニット22が所定速度で用紙Pを搬送し、ヘッドユニット21が用紙Pにインクを吐出して印刷を行う。印刷済みの用紙は、排紙ローラ対33によって一枚ずつ排紙経路32上に送りだされ、印刷面が下方を向く状態で排紙台31へ導かれて排紙される。
また、両面印刷を行う場合は、排紙経路32上の途中に設けられた不図示の経路切換機構によって排紙経路32上の用紙Pを分岐経路42に送り出し、バッファ空間41に導く。バッファ空間41から再給紙経路43に用紙Pを送り出し、再びタイミングローラ対14に導き、印刷部20へ再給紙を行う。
印刷部20のヘッドユニット21について説明する。ヘッドユニット21は、複数のインクジェットヘッド211およびインクジェットヘッド211を保持するヘッドホルダ212とから構成されている。
図2はヘッドホルダ212を示す図であり、上図はヘッドホルダ212の平面図、下図はヘッドホルダ212の斜視図である。ヘッドホルダ212には、上図に示すように、主走査方向および副走査方向に所定の間隔で千鳥状に複数の取付孔213が形成されている。本実施形態では、ヘッドホルダ212には合計24個の取付孔213が形成されている。なお、取付孔213の数や、配置は特に限定されるものではない。なお、副走査方向は、必ずしも搬送方向と平行するものではないが、本実施形態においては平行するものとして説明する。
ヘッドホルダ212は、各取付孔213に各インクジェットヘッド211を挿入し、不図示のフランジ等で各インクジェットヘッド211を挿入した状態で保持するものである。再び図1を参照して説明する。インクジェットヘッド211は、インクを用紙Pに向けて吐出するインクジェットノズル214を下面に備えている。インクジェットノズル214は、インクジェットヘッド211の下面で副走査方向に配列されて、直線状のラインノズル215を形成している。すなわち各インクジェットヘッド211はライン単位でインクを吐出する。
本実施形態では、同一色のインクを吐出するインクジェットヘッド211が6個単位で分類され、黒色K、マゼンタ色M、シアン色Cおよびイエロー色Yのいずれか一色を吐出する。
次に、プラテンユニット22について説明する。プラテンユニット22は、ヘッドユニット21の下方で各インクジェットノズル214と対向する位置に配置されたプラテン221、プラテン221上を摺動するように掛け渡された無端のプラテンベルト222、プラテンベルト222を駆動する駆動ローラ223、従動ローラ224およびプラテン221の下方の空間を負圧にするファン225から構成されている。
図3はプラテン221の平面図である。なお、図3においては、各インクジェットヘッド211の投影位置を破線で示している。プラテン221はプレート部材であり、プラテンベルト222が通過する範囲に複数の長孔の貫通孔221aが千鳥状に形成されている。また、プラテン221の表面には、貫通孔221aと連通する凹部221bが形成されている。なお、貫通孔221aのプラテン221上の配置については後で詳細に説明する。
再び図1を参照する。プラテンベルト222には、千鳥状に複数のベルト孔222aが形成されている。ファン225がプラテン221の下方の空間を負圧にすることにより、各貫通孔221aに吸引力を発生させる。なお、プラテン221の下方の空間は不図示のフレームにより密閉されている。
プラテンベルト222が、プラテン221上を摺動することにより、凹部221b上を通過したベルト孔222aにも吸引力が発生する。ベルト孔222aに発生する吸引力は貫通孔221aの上を通過する際に最大となる。また、プラテンベルト222の表面と各インクジェットノズル214との間の距離は、用紙Pの厚みによって調整されるが、約1〜3mm程度の範囲である。
タイミングローラ対14で送り出された用紙Pは、不図示のセンサにより副走査方向上流の先端が検出され、各ベルト孔222aによってプラテンベルト222上に吸着保持されて搬入される。用紙Pがインクジェットノズル214の直下位置UPを所定の速度で通過することにより、各インクジェットヘッド211よりライン単位でインクが吐出され、用紙Pに画像が形成される。なお、ヘッドユニット21によるインクの吐出とプラテンユニット22による用紙Pの搬送のタイミングは制御部50によって制御されている。
印刷部20は装置の仕様で決定される最大印刷可能領域Rを有している。最大印刷可能領域Rとは、印刷部20がプラテンベルト222上にインクを吐出することを防止するためのインクを吐出できる範囲、すなわち印刷が可能な印刷できる範囲であり、インクジェットヘッド211の配置や、制御部50の処理等によって決定されるものである。
これにより、用紙Pは、図4に示すように、主走査方向および副走査方向の各端から最大印刷可能領域Rまでの部分が画像を形成することができない余白部分を有することになる。また、同じ方向の余白部分の長さは等しくなるように設定されている。以下の説明においては、特に説明がない限り、余白部分は副走査方向の余白部分BSを指すものとする。余白部分BSは所定長Lを有している。なお、用紙サイズに応じて種々の所定長Lを有するものであってもよい。
図5は印刷部20の部分拡大断面図である。図5において、上図は搬送方向下流の余白部分BSが、インクジェットノズル214の直下位置UPを通過した直後を示す図であり、下図は搬送方向上流の余白部分BSが、インクジェットノズル214の直下位置UPを通過する直前を示す図である。すなわち図5の上図は印刷開始となる状態、下図は印刷終了となる状態を示すものである。
前述の通り、ベルト孔222aが凹部221bの上を通過すると、ベルト孔222aには吸引力が発生し、ベルト孔222aが貫通孔221aの上を通過する際に吸引力は最大になる。各ベルト孔222aのうち、用紙Pによって孔が完全に閉塞されていないベルト孔222aが凹部221bの上を通過すると、プラテンベルト222上の空気が、ベルト孔222a、凹部221bおよび貫通孔221aを介してプラテンベルト222の下に流れ込み、プラテンベルト222上に図中矢印で示す気流が発生する。この気流はベルト孔222aが貫通孔221aの上を通過する時に最も強くなる。
これにより、図5の上図が示すように、貫通孔221aが、プラテン221上のインクジェットノズル214の直下位置UPから余白部分BSの所定長Lだけ離れた下流境界LBを横切って開口している場合や、図5の下図が示すように、貫通孔221aが、プラテン221上のインクジェットノズル214の直下位置UPから余白部分BSの所定長Lだけ離れた上流境界UBを横切って開口している場合に、用紙Pの搬送方向の両端近傍に完全に閉塞されていないベルト孔222aが存在すると、インクジェットノズル214の周囲で強い気流が生じることになり、インクジェットノズル214からのインクミストが飛散して印刷画像に汚れが発生する虞がある。
本発明では、貫通孔221aのプラテン221上の位置をインクジェットノズル214の直下位置UPおよび余白部分BSの所定長Lに基づいて配置する。図6は、貫通孔221aのプラテン221上の配置を示す図である。図6では、1つのインクジェットヘッド211を破線で図示している。
図6に示すように、インクジェットノズル214によって形成されるラインノズル215の直下位置UPから上流境界UBまでの上流範囲URで、全部または一部が開口する貫通孔221aは4個であり、そのうち、上流境界UBを横切って開口する貫通孔221aは1個となるように配置する。
このように、上流境界UBを横切って開口する貫通孔221aの数が、上流範囲URで全部または一部が開口する貫通孔221aの数の半分未満、望ましくは25パーセント未満となるように配置する。これにより、印刷開始時に強い気流が発生する可能性が低減される。なお、上記条件を満たす限り、上流境界UBを横切って開口する貫通孔221aの具体的な数や、上流範囲URで全部または一部が開口する貫通孔221aの具体的な数は特に制限されるものではない。例えば、上流境界UBを横切って開口する貫通孔221aの数を、上流範囲URで全部または一部が開口する貫通孔221aの数の25パーセント未満となるようにするためには、上流範囲URで、全部または一部が開口する貫通孔221aを5個、そのうち、上流境界UBを横切って開口する貫通孔221aを1個とすればよいことは言うまでもない。
また、図6に示すように、インクジェットノズル214によって形成されるラインノズル215の直下位置UPから下流境界LBまでの下流範囲LRで、全部または一部が開口する貫通孔221aは5個であり、そのうち、上流境界UBを横切って開口する貫通孔221aは2個となるように配置する。
このように、下流境界LBを横切って開口する貫通孔221aの数が、下流範囲LRで全部または一部が開口する貫通孔221aの数の半分未満、望ましくは25パーセント未満となるように配置する。これにより、印刷終了時に強い気流が発生する可能性が低減される。なお、上記条件を満たす限り、下流境界LBを横切って開口する貫通孔221aの具体的な数や、下流範囲LRで全部または一部が開口する貫通孔221aの具体的な数は特に制限されるものではない。
インクジェットヘッド214に対して、上流境界UBを横切って開口する貫通孔221aの数を上流範囲URで全部または一部が開口する貫通孔221aの数の半分未満とするか、下流境界UBを横切って開口する貫通孔221aの数を下流範囲LRで全部または一部が開口する貫通孔221aの数の半分未満とするかのいずれかを満たすよう、貫通孔221aをプラテン221に配置することにより、印刷開始時または印刷終了時にインクジェットヘッド214の近傍で完全に閉塞されていない貫通孔221aの数が減少してインクミストによる汚れを低減できる。なお、本発明は、一つのインクジェットヘッド214に適用した場合であっても効果を奏するものであるが、複数のインクジェットヘッド214全てに適用することでより効果的であることは言うまでもない。
図6では、上流範囲URで、全部または一部が開口する貫通孔221aとして、上流範囲UR内で開口する貫通孔221a、および直下位置UPより上流で上流境界UBを横切って開口する貫通孔221aを図示するが、直下位置UPと上流境界UBの両方を横切って開口する貫通孔221aや、上流境界UBより下流で直下位置UPを横切って開口する貫通孔221aであってもよい。なお、下流範囲LRで全部または一部が開口する貫通孔221aに対しても同様である。
次に第2の実施形態を説明する。図7は、図6と同様に、貫通孔221aのプラテン221上の配置を示す図である。図7と図6は、貫通孔221aのプラテン221上の配置が異なるなるのみであり、同一の部材には同一の番号を付し、その詳細な説明は省略する。
図7に示すように、インクジェットノズル214によって形成されるラインノズル215の直下位置UPから上流境界UBまでの上流範囲URで、全部または一部が開口する貫通孔221aは4個であり、そのうち、上流境界UBを横切って開口する貫通孔221aは2個である。
第2の実施形態では、上流範囲URで全部または一部が開口する貫通孔221aに対して、上流境界UBを横切って開口する貫通孔221aの数に着目するのではなく、貫通孔221aの上流境界UBを越えている部分の総面積S1が、上流範囲URで全部または一部が開口する貫通孔221aの総面積S2の25パーセント未満となるように配置する。これにより、印刷開始時に強い気流が発生する可能性が低減される。なお、上記条件を満たす限り、上流境界UBを横切って開口する貫通孔221aの具体的な数や、上流範囲URで全部または一部が開口する貫通孔221aの具体的な数は特に制限されるものではない。
また、図7に示すように、インクジェットノズル214によって形成されるラインノズル215の直下位置UPから下流境界LBまでの下流範囲LRで、全部または一部が開口する貫通孔221aは5個であり、そのうち、下流境界LBを横切って開口する貫通孔221aは3個である。
下流範囲LRで全部または一部が開口する貫通孔221aに対しても、貫通孔221aの下流境界LBを越えている部分の総面積S3が、下流範囲LRで全部または一部が開口する貫通孔221aの総面積S4の25パーセント未満となるように配置する。これにより、印刷終了時に強い気流が発生する可能性が低減される。なお、上記条件を満たす限り、下流境界LBを横切って開口する貫通孔221aの具体的な数や、下流範囲LRで全部または一部が開口する貫通孔221aの具体的な数は特に制限されるものではない。
インクジェットヘッド214に対して、貫通孔221aの上流境界UBを越えている部分の総面積S1を上流範囲URで全部または一部が開口する貫通孔221aの総面積S2の25パーセント未満とするか、貫通孔221aの下流境界LBを越えている部分の総面積S3を下流範囲LRで全部または一部が開口する貫通孔221aの総面積S4の25パーセント未満とするかのいずれかを満たすよう、貫通孔221aをプラテン221に配置することにより、印刷開始時または印刷終了時にインクジェットヘッド214の近傍で開口している部分の面積が減少してインクミストによる汚れを低減できる。なお、本発明は、一つのインクジェットヘッド214に適用した場合であっても効果を奏するものであるが、複数のインクジェットヘッド214全てに適用することでより効果的であることは言うまでもない。
図7では、上流範囲URで全部または一部が開口する貫通孔221aとして、上流範囲UR内で開口する貫通孔221a、および直下位置UPより上流で上流境界UBを横切って開口する貫通孔221aを図示するが、直下位置UPと上流境界UBの両方を横切って開口する貫通孔221aや、上流境界UBより下流で直下位置UPを横切って開口する貫通孔221aであってもよい。なお、上流範囲URで全部または一部が開口する貫通孔221aに対しても同様である。
前述の通り、本実施形態では、同一色のインクを吐出するインクジェットヘッド211が6個単位で分類され、黒色K、マゼンタ色M、シアン色Cおよびイエロー色Yのいずれか一色を吐出するものである。このうち、イエロー色Yは、インクミストによる汚れが最も目立たないため、黒色K、マゼンタ色M、シアン色Cのいずれかのインクを吐出するインクジェットヘッド211に対して、第1および第2の実施形態における貫通孔221aのプラテン221上の配置を適用することにより、効果的に印刷開始時または印刷終了時のインクミストによる汚れを低減できる。
また、黒色K、マゼンタ色M、シアン色Cおよびイエロー色Yのうち、黒色Kが最もインクミストによる汚れが最も目立つため、黒色Kのインクを吐出するインクジェットヘッド211に対して、第1および第2の実施形態の貫通孔221aのプラテン221上の配置を適用することにより、効果的に印刷開始時または印刷終了時のインクミストによる汚れを低減できる。なお、イエロー色Yについては、インクミストによる汚れが最も目立たないため、イエロー色Yのインクを吐出するインクジェットヘッド211に対しては、第1および第2の実施形態の貫通孔221aのプラテン221上の配置を適用しなくいことも可能である。
さらに、貫通孔221aの副走査方向の長さを余白部分BSの長さLの2倍未満とすることにより、第1および第2の実施形態において、上流範囲URで一部が開口する貫通孔221aのうち、直下位置UPを横切る貫通孔221aを下流境界LBを越えることなく開口させること、同様に、下流範囲LRで一部が開口する貫通孔221aのうち、直下位置UPを横切る貫通孔221aを上流境界UBを越えることなく開口させることができるため、印刷開始時および印刷終了時のインクミストによる汚れを低減できる。
以上の述べた通り、本発明の実施形態であるインクジェット印刷装置1によれば、ラインノズル215の直下位置UPにおいて、上流境界UBを横切って開口する貫通孔221aの数を上流範囲URで全部または一部が開口する貫通孔221aの数の半分未満とするか、下流境界LBを横切って開口する貫通孔221aの数を下流範囲LRで全部または一部が開口する貫通孔221aの数の半分未満とするかのいずれかを満たすよう、貫通孔221aをプラテン221に配置することにより、印刷開始時または印刷終了時にインクジェットヘッド214の近傍で完全に閉塞されていない貫通孔221aの数が減少するため、インクジェットノズル214の近傍での強い気流が抑制されてインクミストによる汚れを低減できる。
また、本発明の実施形態であるインクジェット印刷装置1によれば、ラインノズル215の直下位置において、貫通孔221aの上流境界UBを越えている部分の総面積S1が、上流範囲URで全部または一部が開口する貫通孔221aの総面積S2の25パーセント未満とするか、貫通孔221aの下流境界LBを越えている部分の総面積S3が、下流範囲LRで全部または一部が開口する貫通孔221aの総面積S4の25パーセント未満とするかのいずれかを満たすように貫通孔221aをプラテン221に配置することにより、印刷開始時または印刷終了時にインクジェットヘッド214の近傍で開口している部分の面積が減少するため、インクジェットノズル214の近傍での強い気流が抑制されてインクミストによる汚れを低減できる。
また、本発明の実施形態であるインクジェットジェット印刷装置1によれば、貫通孔221aの数を減らすものではないため、用紙Pの姿勢を十分に矯正できる吸引力も確保される。
また、インクジェットヘッド214が高密度化になると、インクジェットヘッド214の配列によっては、インクジェットヘッド214間の距離が短縮化されることにより、他の上下流のインクジェットヘッド214が周辺の気流に影響を及ぼす可能性がある。
しかしながら、本発明の実施形態であるインクジェットジェット印刷装置1によれば、上下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔221aの総数に対する、上下流の境界を横切って開口する貫通孔221aの総数の比を小さくすることにより、または、上下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔221aの総面積に対する、上下流の境界を越えている部分の総面積の比を小さくすることにより、インクジェットヘッド214の高密度化に際してもインクジェットヘッド214の周辺の気流への影響を低減できる。
BS 余白部分
C シアン色
K 黒色
L 所定長
LB 下流境界
LR 下流範囲
M マゼンタ色
P 用紙
R 最大印刷可能領域
UB 上流境界
UP 直下位置
UR 上流範囲
1 インクジェット印刷装置
214 インクジェットノズル
221 プラテン
221a 貫通孔
223 プラテンベルト
223a ベルト孔
225 吸引手段

Claims (8)

  1. 用紙に向けてインクを吐出するインクジェットノズルと、
    該インクジェットノズルの下方に位置し、複数の貫通孔が開口するプラテンと、
    該プラテンの各貫通孔に吸引力を発生させる吸引手段と、
    複数のベルト孔を有し、前記プラテン上を移動することにより、前記各ベルト孔で前記用紙を吸着保持しつつ、該用紙を搬送して前記インクジェットノズルの直下位置を通過させるプラテンベルトとを備えたインクジェット印刷装置において、
    前記インクジェットノズルは、前記用紙の搬送方向の各端から所定長さだけ内側に両端を有する最大印刷可能領域内で前記インクを吐出するものであり、
    前記複数の貫通孔のうち、前記直下位置から搬送上流方向に前記最大印刷可能領域により規定される前記所定長さだけ離れた上流境界までの上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔において、前記上流境界を横切って開口する貫通孔の数が、前記上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総数に対して半分未満となるか、もしくは、
    前記複数の貫通孔のうち、前記直下位置から搬送下流方向に前記最大印刷可能領域により規定される前記所定長さだけ離れた下流境界までの下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔において、前記下流境界を横切って開口する貫通孔の数が、前記下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総数に対して半分未満となるか、のいずれかを満たすことを特徴とするインクジェット印刷装置。
  2. 前記上流境界を横切って開口する貫通孔の数が、前記上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総数に対して25パーセント未満となるか、もしくは、前記下流境界を横切って開口する貫通孔の数が、前記下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総数に対して25%未満となるか、のいずれかを満たすことを特徴とする請求項1記載のインクジェット印刷装置。
  3. 用紙に向けてインクを吐出するインクジェットノズルと、
    該インクジェットノズルの下方に位置し、複数の貫通孔が開口するプラテンと、
    該プラテンの各貫通孔に吸引力を発生させる吸引手段と、
    複数のベルト孔を有し、前記プラテン上を移動することにより、前記各ベルト孔で前記用紙を吸着保持しつつ、該用紙を搬送して前記インクジェットノズルの直下位置を通過させるプラテンベルトとを備えたインクジェット印刷装置において、
    前記インクジェットノズルは、前記用紙の搬送方向の各端から所定長だけ内側に両端を有する最大印刷可能領域内で前記インクを吐出するものであり、
    前記複数の貫通孔のうち、前記直下位置から搬送上流方向に前記最大印刷可能領域により規定される前記所定長さだけ離れた上流境界までの上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔において、前記貫通孔の前記上流境界を越えている部分の、前記プラテンベルト側の開口面積が、前記上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の、前記プラテンベルト側の開口面積に対して25パーセント未満となるか、もしくは、
    前記複数の貫通孔のうち、前記直下位置から搬送下流方向に前記最大印刷可能領域により規定される前記所定長さだけ離れた下流境界までの下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔において、前記貫通孔の前記下流境界を越えている部分の、前記プラテンベルト側の開口面積が、前記下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の、前記プラテンベルト側の開口面積に対して25パーセント未満となるか、のいずれかを満たすことを特徴とするインクジェット印刷装置。
  4. 前記インクジェットノズルが、黒色、マゼンタ色またはシアン色のいずれかの色のインクを吐出するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のインクジェット印刷装置。
  5. 前記インクジェットノズルが、黒色のインクを吐出するものであることを特徴とする請求項4記載のインクジェット印刷装置。
  6. 前記貫通孔の搬送方向の長さが、前記所定長さの2倍未満であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のインクジェット印刷装置。
  7. 複数のインクジェットヘッドを備え、
    全てのインクジェットヘッドに対して、前記上流範囲で全部または一部が開口する前記貫通孔において、前記上流境界を横切って開口する貫通孔の数が、前記上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総数に対して半分未満となるか、もしくは、
    前記下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔において、前記下流境界を横切って開口する貫通孔の数が、前記下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の総数に対して半分未満となるか、のいずれかを満たすことを特徴とする請求項1または2記載のインクジェット印刷装置。
  8. 複数のインクジェットヘッドを備え、
    全てのインクジェットヘッドに対して、前記上流範囲で全部または一部が開口する前記貫通孔において、該貫通孔の前記上流境界を越えている部分の、前記プラテンベルト側の開口面積が、前記上流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の、前記プラテンベルト側の開口面積に対して25パーセント未満となるか、もしくは、
    前記下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔において、該貫通孔の前記下流境界を越えている部分の、前記プラテンベルト側の開口面積が、前記下流範囲で全部または一部が開口する貫通孔の、前記プラテンベルト側の開口面積に対して25パーセント未満となるかを満たすことを特徴とする請求項3記載のインクジェット印刷装置。
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