JP5538277B2 - レンズ制御装置及びレンズ制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、立体動画像を撮影する立体カメラに設けられる複数のレンズ装置を制御するレンズ制御装置及びレンズ制御方法に関する。
2つのレンズ装置を並列に配置して右目用と左目用の視差画像を撮影することによって立体画像を撮影するカメラシステムが提案されている。このカメラシステムに使用される2台のレンズ装置は、フォーカス位置、ズーム(焦点距離)位置、絞りなど制御対象の状態(位置)によって変化する光学条件が一致するように同時に駆動されるようになっている。そして、一般的には、このようなカメラシステムの右目用と左目用のレンズ装置は、撮影レンズの種類が同一である。
つまり、立体画像を撮影する場合には、完全同一の2つのレンズ装置を用意しなくてはならず、ユーザが複数のレンズ装置を有していても、そのままでは立体画像の撮影に使用することができない。
そこで、完全同一ではない3D用レンズ装置を使用して、各レンズ装置の画角を揃える調整を行って、立体画像の撮影を可能とする立体カメラとしては、特許文献1に開示された3D撮影システムがある。
特開平11−027702号公報
ところで、フォーカス位置を変化させる操作を行うと各レンズ装置の撮影レンズが目標となるフォーカス位置に向かって移動する。しかし、種類の異なるレンズ装置を用いた場合、目標とするフォーカス位置への移動速度が異なることがある。
従って、フォーカス操作に対して、片方のレンズ装置では追従動作可能であっても、もう片方のレンズ装置ではこれができないことがある。この場合、目標とするフォーカス位置に各レンズ装置が所定の時間差で到達する。立体静止画像を撮影するときは、最終的に目標とするフォーカス位置さえそろっていれば、立体静止画像を撮影することが可能ではある。しかし、立体動画像を撮影するときは、フォーカス動作時の各レンズ装置で撮影される画像にズレが生じることは大きな問題となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、異なる種類のレンズ装置を用いても、各レンズ装置間のフォーカス動作のズレがない立体動画像の撮影を行うことを目的とする。
立体動画像を撮影する立体カメラに設けられた、左目及び右目の一方の映像の撮影用に使用される第1のレンズ装置と左目及び右目の他方の映像の撮影用に使用される第2のレンズ装置とを制御するレンズ制御装置であって、フォーカス位置を変化させるフォーカス操作の指示速度を取得するフォーカス速度取得部と、前記第1のレンズ装置と前記第2のレンズ装置それぞれについて、前記フォーカス操作に対するフォーカス動作の許容速度を取得するレンズ速度取得部と、前記指示速度が、各レンズ装置のすくなくとも一方の前記許容速度よりも大きいときには、各レンズ装置の許容速度の小さい方の許容速度で、前記第1のレンズ装置及び前記第2のレンズ装置によるフォーカス動作の指示を行うフォーカス動作調整部とを備えるレンズ制御装置。
立体動画像を撮影する立体カメラに設けられた、左目及び右目の一方の映像の撮影用に使用される第1のレンズ装置と左目及び右目の他方の映像の撮影用に使用される第2のレンズ装置とを制御するレンズ制御方法であって、フォーカス位置を変化させるフォーカス操作の指示速度を取得し、前記第1のレンズ装置と前記第2のレンズ装置それぞれについて、前記フォーカス操作に対するフォーカス動作の許容速度を取得し、前記指示速度が、各レンズ装置のすくなくとも一方の前記許容速度よりも大きいときには、各レンズ装置の許容速度の小さい方の許容速度で、前記第1のレンズ装置及び前記第2のレンズ装置によるフォーカス動作の指示を行うレンズ制御方法。
本発明によれば、異なる種類のレンズ装置を用いても、各レンズ装置間のフォーカス動作のズレがない立体動画像の撮影を行うことができる。
本発明の実施形態を説明するためのカメラシステムの全体構成を示すブロック図 図1のカメラシステムのレンズシステムを説明するための図 フォーカス位置移動量の違いを説明するための図 図1のフォーカスコントローラを説明するための図 フォーカス情報テーブルの取得機能の一例を示すフローチャート フォーカス連動動作機能の一例を示すフローチャート 図1のカメラシステムの他の例の全体構成を示すブロック図 図6のカメラシステムにおけるレンズシステムを説明するための図 フォーカス連動動作機能の他の例を示すフローチャート
以下、図面を参照して、本発明の立体カメラ用のレンズシステムの実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態を説明するためのカメラシステムの全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、カメラシステム1は、カメラ本体100A,100Bと、立体カメラ用のレンズシステム10と、フォーカスコントローラ150とを含んで構成される。カメラシステム1は、立体動画像の撮影に用いられるものである。
レンズシステム10は、2台のレンズ装置10A及びレンズ装置10Bを含んでいる。レンズ装置10Aは、カメラ本体100Aに装着され、レンズ装置10Bは、カメラ本体100Bに装着される。例えば、レンズ装置10Aは左目の映像の撮影用として使用され、レンズ装置10Bは右目の映像の撮影用として使用される。
カメラ本体100Aには、CCD撮像素子などの撮像素子や所要の信号処理回路等(図示せず)が搭載されており、レンズ装置10Aにより結像された像は、撮像素子により光電変換された後、信号処理回路によって所要の信号処理が施されてHDTV方式の映像信号(HDTV信号)として、カメラ本体100Aの映像信号出力端子等から外部に出力される。
同様にカメラ本体100Bには、CCD撮像素子などの撮像素子や所要の信号処理回路などが搭載されており、レンズ装置10Bにより結像された像は、撮像素子により光電変換された後、信号処理回路によって所要の信号処理が施されてHDTV方式の映像信号(HDTV信号)として、カメラ本体100Bの映像信号出力端子等から外部に出力される。
フォーカスコントローラ150は、接続ケーブル2を介してレンズ装置10A及びレンズ装置10Bに接続されており、レンズ装置10A及びレンズ装置10Bのフォーカス動作を指示する。
図2は、図1のカメラシステムのレンズシステムを説明するための図である。
レンズ装置10A及びレンズ装置10Bはいずれも、光学系(撮影レンズ)と制御系(制御部)とから構成される。レンズ装置10Aとレンズ装置10Bの撮影レンズは、型番等が違う異なる種類のレンズである。以下、説明のために同じ機能を有する構成には同じ符号を付している。また、主にレンズ装置10Aの構成について説明し、レンズ装置10Bの構成については、レンズ装置10Aと同じ機能を有する構成については適宜、レンズ装置10Aと同一として説明を省略する。
レンズ装置10Aの光学系(撮影レンズ)には、鏡胴内部においてフォーカスレンズ群FL、ズームレンズ群ZL、絞りIR、マスターレンズ群(図示せず)等の光学部品が配置されている。フォーカスレンズ群FLやズームレンズ群ZLは光軸に沿って前後移動可能に配置されており、フォーカスレンズ群FLの位置を調整することによってフォーカス調整(被写体距離の調整)が行われ、ズームレンズ群ZLの位置を調整することによってズーム調整(焦点距離の調整)が行われる。また、絞りIRの位置(開口度)を調整することによって光量調整が行われる。撮影レンズに入射してこれらのレンズ群等を通過した被写体光は、図1に示したカメラ本体100Aに配置された撮像素子の撮像面に結像される。
レンズ装置10Aの制御系には、制御系全体を統括するCPU30と、フォーカスレンズ群FLの位置を調整するための駆動力を供給するフォーカスレンズ駆動部32Fと、ズームレンズ群ZLの位置を調整するための駆動力を供給するズームレンズ駆動部32Zと、絞りIRの位置を調整するための駆動力を供給する絞り駆動部32Iが配置されている。各駆動部には、駆動モータと、該駆動モータに駆動電力を供給するアンプとが設けられている(図示せず)。
レンズ装置10Aには、接続ケーブル2が接続される通信接続部42と、メモリ等の記憶部44と、表示部46とが設けられている。
通信接続部42は、他の装置(ここでは、フォーカスコントローラ150)と接続するためのインターフェースであって、RS−232等のシリアル通信方式を採用することができる。なお、通信接続部42は、更に他の外部装置と接続するための接続ケーブルが接続可能であってもよい。また、通信接続部42は、フォーカスコントローラ150から送信されるフォーカス動作信号等を受信したり、レンズ装置10Aのフォーカス位置を示すフォーカス位置信号をフォーカスコントローラ150に送信したりする。
記憶部44は、レンズ装置10Aに固有の識別情報やレンズ装置10Aを制御する際に必要となる各種テーブルを記憶する。記憶部44は、立体動画像の撮像時又は再生時に使用する補正データなどを記憶してもよい。記憶部44は、CPU30の制御によって、記憶されているデータが読み出される。
表示部46は、レンズ装置10Aのフォーカスやズームなどの動作状態やその他の状態を示す情報を表示する。表示部46は、例えば、LCDやLEDを採用することができる。
また、レンズ装置10Aの制御系には、フォーカスレンズ群FLに連結されたエンコーダ34Fと、ズームレンズ群ZLに連結されたエンコーダ34Zが配置されている。
フォーカスレンズ群FL、ズームレンズ群ZL及び絞りIは、CPU30からの制御信号に基づいてフォーカスレンズ駆動部32F、ズームレンズ駆動部32Z、絞り駆動部32Iが駆動し、目標とする撮影条件に従った状態に制御されるようになっている。例えば、フォーカスレンズ群FL等は、フォーカスコントローラ150から送信されるフォーカス動作信号に基づき、フォーカス動作信号で指示されたフォーカス位置に合わせるように、制御される。
図3は、フォーカス位置移動量の違いを説明するための図である。
上述のように、レンズ装置10Aとレンズ装置10Bは異なる種類のレンズを用いている。従って、図3に示すように、例えば、各レンズ装置10A及び10Bのフォーカス位置が5mに設定されている状態から、各レンズ装置10A及び10Bのフォーカス位置を1mにするとき、レンズ装置10Bのフォーカスレンズ群FL等のレンズ移動量がレンズ装置10Aに比べ、レンズ装置10Bが大きい。
図4は、図1のフォーカスコントローラを説明するための図である。
フォーカスコントローラ150は、フォーカスリング部152と、CPU154と、通信部156と、タイマ158と、メモリ等の記憶部160を含んで構成される。
フォーカスリング部152はフォーカス操作に応じて回転可能に構成されている。フォーカスリング部152が回転操作されると、その回転操作に応じた回転量と回転速度に応じたフォーカス指示信号が出力される。
CPU154は、フォーカスコントローラ150の全体を制御する。また、後述するフォーカス情報テーブルの取得機能(図5参照)や、フォーカス連動動作機能(図6参照)を実行する。
通信部156は、レンズ装置10A及び10Bとフォーカス操作に関する情報の送受信を行う。例えば、フォーカス指示信号に基づいて、レンズ装置10A及びレンズ装置10Bにそれぞれフォーカス動作信号を送信する。
タイマ158は、レンズ装置10A及び10Bへのフォーカス動作信号の送信の同期を取ったり、後述するフォーカス情報テーブルの取得の際に時間を計るために用いられる。
記憶部160は、フォーカス操作に関する各種テーブル(例えば、フォーカス情報テーブル)を記憶する。また、記憶部160は、フォーカス情報テーブルの取得機能や、フォーカス連動動作機能を実行するためのプログラムを記憶する。
図5は、フォーカス情報テーブルの取得機能の一例を示すフローチャートである。
フォーカス情報テーブルは、例えば、フォーカスコントローラ150をレンズ装置10A又は10Bに接続した際に取得される。以下では、例として、レンズ装置10Aが接続された場合を想定して説明するが、レンズ装置10Bが接続された場合も同様に行われる。
まず、フォーカスコントローラ150は、接続されたレンズ装置10Aの固有の識別情報を取得する(S502)。
次に、フォーカスコントローラ150は、レンズ装置10Aから、レンズ装置10Aが動作可能なフォーカス位置範囲(例えば0.3mから無限遠等)を取得する(S504)。
次に、フォーカスコントローラ150は、レンズ装置10Aのフォーカス位置範囲のうち、最も至近のフォーカス位置にするようにレンズ装置10Aに指示する(S506)。なお、フォーカス位置範囲のうち、最も遠方のフォーカス位置にするように指示してもよい。
次に、フォーカスコントローラ150は、レンズ装置10Aからのフォーカス位置信号を取得し、レンズ装置が指示したフォーカス位置に到達したかを判定する。そして、レンズ装置10Aがフォーカス位置に達したと判定したときは、タイマ158を起動する(S508)。
タイマ158の起動とともに、最も至近のフォーカス位置から最も遠方のフォーカス位置までのフォーカス位置範囲全体にわたって、このレンズ装置10Aの駆動部や駆動モータの特性に基づく限界速度(最大速度)でレンズ装置10Aをフォーカス動作させながら、各フォーカス位置への移動までにかかった時間をタイマ158により計測していく(S510)。
そして、各フォーカス位置とそのフォーカス位置に到達した時間を対応付けてレンズ装置10Aのフォーカス情報テーブルとして記憶部160に記憶する(S512)。
なお、レンズ装置10Aに予めフォーカス情報テーブルに相当するテーブルが記憶されているときは、フォーカスコントローラ150はレンズ装置10Aからそのテーブルを取得するようにしてもよい。
図6は、フォーカス連動動作機能の一例を示すフローチャートである。
フォーカスコントローラ150は、フォーカスリング部152への回転操作から、その回転操作の回転量と回転速度に応じたフォーカス指示信号を取得する(S602)。フォーカス指示信号には、回転操作を開始したフォーカス位置(現在のフォーカス位置)と、回転量に応じた目標とするフォーカス位置と、回転速度に応じたフォーカス位置を変化させる所定時間当たりのフォーカス位置の移動量を示すフォーカス指示速度を含む。
次に、フォーカスコントローラ150は、現在のフォーカス位置が目標のフォーカス位置に到達したか否かを判定する(S604)。
フォーカスコントローラ150は、現在のフォーカス位置が、目標のフォーカス位置に到達していないと判定したときは(S604−NO)、各レンズ装置10A及び10Bそれぞれのフォーカス情報テーブルを参照し、各レンズ装置10A及び10Bが現在のフォーカス位置から所定時間当たりに変更可能なフォーカス位置の移動量(フォーカス動作の許容速度)を求める(S606)。
次に、フォーカスコントローラ150は、フォーカス指示速度が、レンズ装置10A及び10Bのフォーカス動作の許容速度を超えているか否かを判定する(S608)。
フォーカスコントローラ150は、フォーカス指示速度が、レンズ装置10Aのフォーカス動作の許容速度も、レンズ装置10Bのフォーカス動作の許容速度も超えていないと判定したときは(S608−NO)、フォーカス指示速度を各レンズ装置10A及び10Bのフォーカス動作速度に決定する(S610)。
一方、フォーカスコントローラ150は、フォーカス指示速度が、レンズ装置10A及びレンズ装置10Bの少なくとも一方のフォーカス動作の許容速度を超えていると判定したときは(S608―YES)、各レンズ装置10A及び10Bのうち、フォーカス動作の許容速度の遅い方を、各レンズ装置10A及び10Bのフォーカス動作速度に決定する(S612)。
次に、フォーカスコントローラ150は、決定されたフォーカス動作速度に基づいて、現在のフォーカス位置から所定時間経過後の次のフォーカス位置を示すフォーカス動作信号を各レンズ装置10A及び10Bに応じてそれぞれ生成する(S614)。
次に、生成されたフォーカス動作信号を各レンズ装置10A及び10Bに送信する(S616)。この送信されたフォーカス動作信号に基づき、レンズ装置10A及びレンズ装置10Bは、フォーカス動作を行う。
そして、フォーカスコントローラ150は、送信されたフォーカス動作信号が示すフォーカス位置を現在のフォーカス位置とし、タイマ同期を行い(S618)、現在のフォーカス位置と目標とするフォーカス位置を比較する処理が所定時間単位で繰り返される(S604)。
フォーカスコントローラ150は、現在のフォーカス位置が、目標のフォーカス位置に到達していると判定したときは(S604−YES)、各レンズ装置10A及びレンズ装置10Bへのフォーカス動作信号の送信を停止して、フォーカス連動動作を終了する。
以上、カメラシステム1に設けられるフォーカスコントローラ150によれば、異なる種類のレンズ装置10A及び10Bであっても、目標とするフォーカス位置に向かうフォーカス動作にズレがない立体動画像の撮影をすることができる。
なお、カメラシステム1のレンズ装置10A及び10Bは、異なる種類のレンズ装置であるが、レンズ装置10A及び10Bの同一種類のレンズ装置であってもよい。
図7は、図1のカメラシステムの他の例の全体構成を示すブロック図である。
カメラシステム7は、上述のカメラシステム1とは異なり、レンズ装置70Aのみが、フォーカスコントローラ150Aと接続ケーブル2を介して接続されている。また、レンズ装置70Aは、レンズ装置70Cと接続ケーブル2とは別の接続ケーブル3を介して接続されている。なお、図7,8において、上記カメラシステム1のものと同様の機能を有する要素については、上記実施形態と同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
フォーカスコントローラ150Aは、フォーカスコントローラ150とは異なり、フォーカス情報テーブルの取得機能及び、フォーカス連動動作機能を有していない。このため、フォーカスリング部152から出力されたフォーカス指示信号のフォーカス指示速度をレンズ装置70Aのフォーカス動作速度として、現在のフォーカス位置から所定時間経過後の次のフォーカス位置を示すフォーカス動作信号をレンズ装置70Aに送信する。
図8は、図7のカメラシステムにおけるレンズシステムを説明するための図である。
レンズシステム70のうち、レンズ装置70A及びレンズ装置70Cはいずれも、光学系(撮影レンズ)と制御系(制御部)とから構成される。レンズ装置70Aとレンズ装置70Cの撮影レンズは、型番等が異なる種類のレンズである。そして、レンズ装置70Aは、立体動画像の撮影用に設けられたレンズ装置である一方、レンズ装置70Cは、レンズ装置70Aとは異なる種類の既存のレンズ装置であり、レンズ装置70Aに接続ケーブル3を介して接続されることで初めて立体動画像の撮影用に用いることができるようになっている。図中ではレンズ装置70Cを例示しているが、レンズ装置70Aとの情報の送受信が可能であれば任意のレンズ装置を用いることができる。なお、説明のために同じ機能を有する構成には同じ符号を付している。以下において、主にレンズ装置70Aの構成について説明し、レンズ装置70Aと同じ機能を有するレンズ装置70Cの構成については適宜レンズ装置70Aと同一として説明を省略する。
上述のレンズ装置10Aとは異なり、レンズ装置70Aは更にタイマ178を含んで構成されている。また、レンズ装置70Aの通信接続部42が、接続ケーブル3を介してレンズ装置70Cに接続されている。
タイマ178は、レンズ装置70Aとレンズ装置10Cのフォーカス動作の同期を取ったり、フォーカス情報テーブルの取得の際に時間を計るために用いられる。
また、記憶部44には、フォーカス操作に関する各種テーブル(例えば、フォーカス情報テーブル)が記憶されている。また、記憶部160は、フォーカス情報テーブルの取得機能や、フォーカス連動動作機能を実行するためのプログラムを記憶される。
フォーカス情報テーブルの取得機能は、図5に示したのと同様に行われる。ただし、図5の場合と異なり、このフォーカス情報テーブル取得機能は、フォーカスコントローラ150AのCPU154ではなく、レンズ装置70Aの主にCPU30で実現される。このため、レンズ装置70Cの固有の識別情報は接続ケーブル3を介して取得され、レンズ装置70Cの各フォーカス位置までの時間を計測するために、タイマ178が用いられる。
なお、フォーカス情報テーブルをレンズ装置70Cが予め記憶しているときは、これをレンズ装置70Aが取得するようにしてもよい。
図9は、フォーカス連動動作機能の他の例を示すフローチャートである。
レンズ装置70Aは、フォーカスコントローラ150Aから、所定時間経過後の次のフォーカス位置を示すフォーカス動作信号を受信する。そして、現在のレンズ装置70Aの現在のフォーカス位置とフォーカス動作信号に示される次のフォーカス位置を比較して、フォーカス位置を変化させる所定時間当たりのフォーカス位置の移動量を示すフォーカス指示速度を取得する(S902)。
各レンズ装置70A及び70Cそれぞれのフォーカス情報テーブルを参照し、現在のフォーカス位置から所定時間当たりに変更可能なフォーカス位置の移動量(フォーカス動作の許容速度)を求める(S904)。
次に、レンズ装置70Aは、フォーカス指示速度が、レンズ装置70A及びレンズ装置70Cのフォーカス動作の許容速度を超えているか否かを判定する(S906)。
レンズ装置70Aは、フォーカス指示速度が、レンズ装置70A及びレンズ装置70Cの少なくとも一方のフォーカス動作の許容速度を超えていると判定したときは(S906―YES)、各レンズ装置70A及び70Cのうち、フォーカス動作の許容速度の遅い方を、各レンズ装置70A及び70Cのフォーカス動作速度とする(S910)。
そして、レンズ装置70Aは、決定されたフォーカス動作速度に基づいて、現在のフォーカス位置から所定時間経過後の次のフォーカス位置を示す新たなフォーカス動作信号をレンズ装置70C用に生成する(S912)。また、この決定されたフォーカス動作速度に基づいて、レンズ装置70Aが受信したフォーカス動作信号を修正する。
一方、レンズ装置70Aは、フォーカス指示速度が、レンズ装置70Aのフォーカス動作の許容速度も、レンズ装置70Cのフォーカス動作の許容速度も超えていないと判定したときは(S906−NO)、レンズ装置70Aが受信したフォーカス動作信号に基づいて、レンズ装置70C用の新たなフォーカス動作信号を生成する(S908)。
そして、レンズ装置70C用に生成されたフォーカス動作信号をレンズ装置70Cに送信する(S914)。そして、各レンズ装置70A及び70Cに対するフォーカス動作信号に基づいて、フォーカス動作が行われる。なお、このフォーカス動作信号は、レンズ装置70Aの撮影レンズの制御と同期が取られるように送信される。
以上、カメラシステム7に設けられるレンズ装置70Aによれば、このレンズ装置70Aとは異なる種類の既存のレンズ装置70Cを用いても、目標とするフォーカス位置に向かうフォーカス動作のズレがない立体動画像の撮影をすることができる。
また、立体動画像の撮影用に用いるレンズ装置70Aにフォーカス動作連動機能をもたせることによって、フォーカスコントローラの構成を簡易化することもできる。更に、レンズ装置70Aが、レンズ装置70Cの情報を記憶しておくことができ、再度レンズ装置70Cが接続された場合に、すぐに立体動画像が撮影できる。
以上、本発明のレンズ制御装置について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
以上、説明したように、本明細書には、以下の事項が開示されている。
(1)立体動画像を撮影する立体カメラに設けられる複数のレンズ装置を制御するレンズ制御装置であって、フォーカス位置を変化させるフォーカス操作の指示速度を取得するフォーカス速度取得部と、第1のレンズ装置と第2のレンズ装置それぞれについて、前記フォーカス操作に対するフォーカス動作の許容速度を取得するレンズ速度取得部と、前記指示速度が、各レンズ装置のすくなくとも一方の前記許容速度よりも大きいときには、各レンズ装置の許容速度の小さい方の許容速度で、前記第1のレンズ装置及び前記第2のレンズ装置によるフォーカス動作の指示を行うフォーカス動作調整部とを備えるレンズ制御装置。
(2)前記第1のレンズ装置に組み込まれている(1)に記載のレンズ制御装置であって、前記第1のレンズ装置は、立体動画像撮影用のレンズ装置であり、前記第2のレンズ装置は、該第1のレンズ装置に接続されて立体動画像の撮影が可能となるレンズ装置であるレンズ制御装置。
(3)立体動画像を撮影する立体カメラに設けられる複数のレンズ装置を制御するレンズ制御方法であって、フォーカス位置を変化させるフォーカス操作の指示速度を取得し、第1のレンズ装置と第2のレンズ装置それぞれについて、前記フォーカス操作に対するフォーカス動作の許容速度を取得し、前記指示速度が、各レンズ装置のすくなくとも一方の前記許容速度よりも大きいときには、各レンズ装置の許容速度の小さい方の許容速度で、前記第1のレンズ装置及び前記第2のレンズ装置によるフォーカス動作の指示を行うレンズ制御方法。
1,7…カメラシステム
10,70…レンズシステム
10A,10B,70A,70C…レンズ装置
150,150A…フォーカスコントローラ

Claims (3)

  1. 立体動画像を撮影する立体カメラに設けられた、左目及び右目の一方の映像の撮影用に使用される第1のレンズ装置と左目及び右目の他方の映像の撮影用に使用される第2のレンズ装置とを制御するレンズ制御装置であって、
    フォーカス位置を変化させるフォーカス操作の指示速度を取得するフォーカス速度取得部と、
    前記第1のレンズ装置と前記第2のレンズ装置それぞれについて、前記フォーカス操作に対するフォーカス動作の許容速度を取得するレンズ速度取得部と、
    前記指示速度が、各レンズ装置のすくなくとも一方の前記許容速度よりも大きいときには、各レンズ装置の許容速度の小さい方の許容速度で、前記第1のレンズ装置及び前記第2のレンズ装置によるフォーカス動作の指示を行うフォーカス動作調整部と
    を備えるレンズ制御装置。
  2. 前記第1のレンズ装置に組み込まれている請求項1に記載のレンズ制御装置であって、
    前記第1のレンズ装置は、立体動画像撮影用のレンズ装置であり、前記第2のレンズ装置は、該第1のレンズ装置に接続されて立体動画像の撮影が可能となるレンズ装置であるレンズ制御装置。
  3. 立体動画像を撮影する立体カメラに設けられた、左目及び右目の一方の映像の撮影用に使用される第1のレンズ装置と左目及び右目の他方の映像の撮影用に使用される第2のレンズ装置とを制御するレンズ制御方法であって、
    フォーカス位置を変化させるフォーカス操作の指示速度を取得し、
    前記第1のレンズ装置と前記第2のレンズ装置それぞれについて、前記フォーカス操作に対するフォーカス動作の許容速度を取得し、
    前記指示速度が、各レンズ装置のすくなくとも一方の前記許容速度よりも大きいときには、各レンズ装置の許容速度の小さい方の許容速度で、前記第1のレンズ装置及び前記第2のレンズ装置によるフォーカス動作の指示を行うレンズ制御方法。
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