JP5538110B2 - 遊技機 - Google Patents
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すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、部品点数を低減して組付け構造の簡略化を図り得る遊技機を提供することを目的とする。
可動体(45)の動作により演出を行なう可動演出装置(42)を備えた遊技機において、
前記可動演出装置(42)は、
所定間隔離間して前記可動体(45)の移動方向に沿って延在する第1支え部材(76)および第2支え部材(87)と、
前記可動体(45)における両支え部材(76,87)の間に挿入された支持部(68)に自由回転可能に配設されて両支え部材(76,87)に円周面が対向し、一方の支え部材(76,87)に当接して可動体(45)の移動時に転動するローラ(67)と、
前記ローラ(67)を挟んで一方の側に位置する前記第2支え部材(87)に設けられ、ローラ(67)を挟んで他方の側に位置する前記第1支え部材(76)との間で配線(36)を押さえる配線押さえ部(91)とを備え、
前記支持部(68)は、可動体(45)に設けられて第1支え部材(76)側に臨む受部(69)と、第2支え部材(87)側に臨んで該受部(69)との間で前記ローラ(67)を自由回転可能に支持する取付部材(70)とから構成され、
前記受部(69)に、前記ローラ(67)の円周面を第1支え部材(76)側に突出可能な開口部(69a)が形成されると共に、前記取付部材(70)に、前記ローラ(67)の円周面を第2支え部材(87)側に突出可能な開口部(70b)が形成され、
前記取付部材(70)は、前記ローラ(67)に対して支持部(68)の移動方向の前方側または後方側に偏倚した位置で受部(69)に対してローラ(67)の回転軸線に沿う平面内で回動可能に取付けられると共に、該受部(69)に対して取付部材(70)を固定するよう構成されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、可動体のローラを支持可能な第2支え部材に、配線を押さえる配線押さえ部を設けることで、該第2支え部材の多機能化が図られ、部品点数を低減して組付け工数を少なくし得ると共に組付け構造を簡略化し得る。また、受部に対して取付部材を取付部位を中心に位置調節することで、受部の開口部と取付部材の開口部とを整列することができる。従って、成形誤差や組付け誤差等によってローラが開口部の内縁に接触して円滑な転動が阻害されるおそれのある場合は、受部に対して取付部材を位置調節することで、ローラが開口部の内縁に接触しない状態とすることができ、可動体の円滑な動作を図り得る。
可動体(45)の動作により演出を行なう可動演出装置(42)を備えた遊技機において、
前記可動演出装置(42)は、
所定間隔離間して前記可動体(45)の移動方向に沿って延在する第1支え部材(76)および第2支え部材(87)と、
前記可動体(45)における両支え部材(76,87)の間に挿入された支持部(68)に自由回転可能に配設されて両支え部材(76,87)に円周面が対向し、一方の支え部材(76,87)に当接して可動体(45)の移動時に転動するローラ(67)と、
前記ローラ(67)を挟んで一方の側に位置する前記第2支え部材(87)に設けられ、ローラ(67)を挟んで他方の側に位置する前記第1支え部材(76)との間で配線(36)を押さえる配線押さえ部(91)とを備え、
前記支持部(68)は、可動体(45)に設けられて第1支え部材(76)側に臨む受部(69)と、第2支え部材(87)側に臨んで該受部(69)との間で前記ローラ(67)を自由回転可能に支持する取付部材(70)とから構成され、
前記受部(69)に、前記ローラ(67)の円周面を第1支え部材(76)側に突出可能な開口部(69a)が形成されると共に、前記取付部材(70)に、前記ローラ(67)の円周面を第2支え部材(87)側に突出可能な開口部(70b)が形成され、
前記取付部材(70)は、前記ローラ(67)に対して支持部(68)の移動方向の前方側または後方側に偏倚した位置で受部(69)に対してローラ(67)の回転軸線に沿う平面内で回動可能に取付けられ、
前記取付部材(70)に、前記可動体(45)の一面に当接して受部(69)の開口部(69a)と取付部材(70)の開口部(70b)とを整合する位置に該取付部材(70)を位置決めする第1規制部(75)と、該第1規制部(75)が可動体(45)の一面(50b)に当接した状態で該一面(50b)と交差する可動体(45)の他面(50c)に対向して当接可能な第2規制部(73)とが設けられ、前記第1規制部(75)が可動体(45)の一面(50b)から離間する方向への取付部材(70)の回転を、前記ローラ(67)に開口部(69a,70b)の内縁が接触しない範囲で該第2規制部(73)が可動体(45)の他面(50c)に当接することで規制するよう構成されることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、可動体のローラを支持可能な第2支え部材に、配線を押さえる配線押さえ部を設けることで、該第2支え部材の多機能化が図られ、部品点数を低減して組付け工数を少なくし得ると共に組付け構造を簡略化し得る。また、受部に対して取付部材を取付部位を中心に位置調節することで、受部の開口部と取付部材の開口部とを整列することができる。従って、成形誤差や組付け誤差等によってローラが開口部の内縁に接触して円滑な転動が阻害されるおそれのある場合は、受部に対して取付部材を位置調節することで、ローラが開口部の内縁に接触しない状態とすることができ、可動体の円滑な動作を図り得る。更に、受部に対して取付部材を、ローラが開口部の内縁に接触しない姿勢に保持することができ、可動体のより円滑な動作を図り得る。
請求項3の発明によれば、更に部品点数を低減して組付け工数を少なくし得ると共に組付け構造の簡略化を図り得る。
請求項4の発明によれば、可動体と配線とが干渉するのを防止して、可動体の円滑な移動を達成し得る。
請求項5の発明によれば、可動演出装置が配設される裏ユニットを利用して配線の引き回し経路を画成することで、より部品点数を低減して組付け工数を少なくし得ると共に組付け構造の簡略化を図り得る。
請求項6に係る発明によれば、支持部における受部と取付部材とが嵌合してネジ止めされる端部は剛性が高く、この端部側で可動体の荷重を支持することで、可動体が位置決め部に当接した際の衝撃の影響が受部と取付部材とによるローラの支持部分へ加わるのを抑制し得る。
請求項7に係る発明では、前記可動体(45)の移動方向に等間隔で離間した位置で固定手段(84,95)により前記第1支え部材(76)および第2支え部材(87)が固定されることを要旨とする。
請求項7の発明によれば、可動体の移動方向において第1支え部材と第2支え部材とを適正な間隔に固定することができる。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤17(図2参照)が着脱可能に保持された本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組付けられて、該遊技盤17の裏側に対して、各種図柄を変動表示可能な図柄表示装置13が着脱し得るよう配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤17を透視保護するガラス板を備えた装飾枠としての前枠14が開閉可能に組付けられると共に、該前枠14の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組付けられる。なお、実施例では、前記前枠14の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿16が一体的に組付けられており、前枠14の開閉に合わせて上球受け皿16も一体的に開閉するよう構成される。また、前記中枠12の裏側には、遊技に供されたパチンコ球を遊技店側に設けた球回収設備に排出する球回収部(図示せず)が設けられている。
前記中枠12に配設される前記遊技盤17は、図2または図3に示すように、前面(盤面)にパチンコ球が流下可能な遊技領域18aが画成され、合板等の木製からなる平板状の板部材18と、該板部材18の裏面に組付けられて前記図柄表示装置13が着脱可能に配設されると共に、後述する可動演出装置42や複数の発光基板39,40等の遊技部品が配設される合成樹脂材で形成された裏ユニット19とから構成され、該裏ユニット19に形成された前後に開口する開口部19aを介して図柄表示装置13の表示部を前面側から視認し得るよう構成されている。裏ユニット19に形成される開口部19aは、図4または図5に示す如く、該裏ユニット19の上下および左右幅の大部分が開口する大型の開口部である。ここで、前記板部材18および裏ユニット19は、外郭形状が略整合する大きさおよび形状に形成されて、該板部材18と裏ユニット19とを組付けた状態で板部材18の裏面を裏ユニット19で全面的に覆うよう構成される。
図2に示すように、前記板部材18の前面には、円弧状に形成した案内レール20が配設されると共に、該案内レール20の右方位置に、左端縁が右方に凹む円弧状に形成した第1盤面飾り部材21が配設されている。そして、前記案内レール20および第1盤面飾り部材21により前記遊技領域18aが略円形状に画成され、該遊技領域18aに、前記中枠12に配設された図示しない打球発射装置から発射されたパチンコ球が遊技領域18a内に打ち出され、該遊技領域18a内をパチンコ球が流下して遊技が行なわれるようになっている。なお、打球発射装置から発射されたパチンコ球は、板部材18の下側から左側に案内レール20で案内されて、遊技領域18aの左上部に打ち出される。また、前記板部材18の遊技領域18a内には、多数の遊技釘が植設されており、該遊技釘との接触により遊技領域18aを流下するパチンコ球の流下方向が不規則に変更するよう構成してある。なお、板部材18の盤面には、前記案内レール20の左方(遊技領域18aの外側)の上下位置に第2盤面飾り部材22が夫々が配設されている。
前記板部材18には、前後に貫通する貫通孔(図示せず)が形成されており、該貫通孔に対して前後に開口する枠状の装飾部材(所謂センター役物)26が嵌め込まれるようにして着脱自在に配設される。そして、前記裏ユニット19の開口部19aから臨む前記図柄表示装置13の表示部は、装飾部材26における前後に開口する窓口26aを介して板部材18(遊技盤17)の前側に露出して、該図柄表示装置13の表示部で展開される図柄変動演出を前側から視認し得るようになっている。また装飾部材26の裏面には、板部材18の貫通孔内に臨む位置において後方に向けて突出する係合部26bが設けられ(図23参照)、該係合部26bを後述する第2支え部材87に設けた被係合部93に前側から係脱自在に係合することで、該装飾部材26により第2支え部材87が前側へ変位するのを規制するよう構成される。
前記板部材18の前面には、図2に示す如く、前記装飾部材26の左側に臨む遊技領域18aの横部分で前記球導入部28より上方位置に、該遊技領域18aを流下するパチンコ球が通過可能なゲート30が配設されている。ゲート30には、該ゲート30を通過するパチンコ球を検出した際に入球検知信号を出力するゲートセンサ(図示せず)が配設される。このゲートセンサは、制御装置(図示せず)に電気的に接続され、該制御装置は、ゲートセンサから入球検知信号が入力されたことを条件として、前記始動入賞装置23の羽根部材23b,23bを開放するか否かの抽選を行なうよう設定されている。
前記裏ユニット19は、図3〜図5に示すように、前方に開口する矩形箱状に形成された箱状本体31と、該箱状本体31の開口前端部に形成されて当該箱状本体31の開口外側へ延出し、前記板部材18の裏面に当接する取付部32とから構成される。箱状本体31は、前記板部材18に対向する矩形板状に形成された対向面部33と、該対向面部33における上下左右の各縁部から前方に延出する画壁部(壁部)34とから前方に開口するよう形成されて、各画壁部34の前端部から箱状本体31の開口外側へ向けて延出するよう前記取付部32が形成されている。そして、取付部32の前面を板部材18の裏面に当接した状態で、取付部32を板部材18にネジ止めすることによって板部材18と裏ユニット19が固定される。
前記裏ユニット19の対向面部33の前面には、図8に示すL状に形成された取付ベース38が配設される。取付ベース38は、下対向面部33bに沿って左右方向に延在する横板部38aと、左対向面部33cに沿って上下方向に延在する縦板部38bとを備え、縦板部38bには、前記ガイド壁37の挿通を許容する切欠部38cが形成されて、該取付ベース38を対向面部33に取付けた状態で、ガイド壁37が切欠部38cを介して縦板部38bから前方に突出するよう構成される。
前記裏ユニット19の対向面部33に配設される前記可動演出装置42は、前記装飾カバー41に回動可能に配設した可動部材43と、該可動部材43を動作する駆動機構(主駆動機構,副駆動機構)44,46と、可動部材43の動作時に該可動部材43を支持する一対の支え部材76,87とを基本的に備える。
前記可動部材43は、前記装飾カバー41に回転可能に配設され、主駆動機構44により揺動される主可動体(可動体)45と、該主可動体45に対して長手方向に移動可能に配設され、副駆動機構46により主可動体45に沿って長手方向に移動される副可動体47とから基本的に構成される。
前記主可動体45は、図8または図10に示す如く、前記裏ユニット19における開口部19aの左右方向の幅寸法より長尺に形成された本体48を備え、該本体48は、本体48の長手方向の略中間から右側(一方側)に延在する基端側延在部49と、左側(他方側)に延在する自由端側延在部50とを連設して構成される。なお、自由端側延在部50は、基端側延在部49より上下方向の寸法が小さく設定されている。また、自由端側延在部50の上面および下面には、前後方向の中央位置に長手方向に沿って延在する案内突条50aが夫々形成されており、該案内突条50a,50aに沿って前記副可動体47が移動するよう構成される。
前記主可動体45を揺動する主駆動機構44は、図8または図10に示す如く、主モータ54と、該主モータ54により回転される主駆動歯車54aおよび従動歯車55と、該従動歯車55に噛合する歯車部材56とから基本的に構成される。主モータ54は、前記装飾カバー41のモータ取付部41bに後側から取付けられ、該モータ取付部41bに穿設した通孔を介して前方に突出する出力軸に主駆動歯車54aが配設される。また図5に示す如く、装飾カバー41の前記歯車取付部41cの前面に従動歯車55が回転可能に支持される。従動歯車55は、大径歯車部55aと小径歯車部55bとを一体に形成した歯車であって、該大径歯車部55aに主駆動歯車54aが噛合している。前記主可動体45における駆動機構取付部49aの裏面に、前記歯車部材56が配設固定される(図12参照)。歯車部材56の外周縁には、前記回転支軸51を中心とする所定角度範囲で円弧状にギヤ部56aが形成され、該ギヤ部56aが前記従動歯車55の小径歯車部55bに噛合している。すなわち、前記主モータ54を駆動して主駆動歯車54aおよび従動歯車55を正転および逆転方向に回転することで、歯車部材56が固定された主可動体45は回転支軸51を中心として所要角度範囲で揺動する。
前記副可動体47は、図10に示す如く、前記主可動体45の本体48より長手方向の寸法が短尺に形成された前可動部47aと後可動部47bとを備え、本体48を前後から挟むようにして両可動部47a,47bを連結することで、副可動体47は、本体48における前記装飾体53から延出する部分を覆うように配設される。前可動部47aと後可動部47bとの間には、本体48における自由端側延在部50を挟む上下位置に、該延在部50に突設した案内突条50a,50aを挟む前後両側の上面または下面に当接して転動可能な案内ローラ59,59が、副可動体47の長手方向に離間する2箇所に配設され、副可動体47は、複数の案内ローラ59によって主可動体45の本体48に対して長手方向に沿って待機位置と作動位置との間をスムーズに移動し得るよう構成される。
前記副可動体47を作動する副駆動機構46は、副モータ62、該副モータ62により回転される副駆動歯車62aと、該副駆動歯車62aに噛合するラック部61cとから基本的に構成される。副モータ62は、前記駆動機構取付部49aに前側から取付けられ、該取付部49aに穿設した通孔を介して後方に突出する出力軸に副駆動歯車62aが配設される。前記作動部材61の下端には、長手方向に延在するラック部61cが設けられ、該ラック部61cの歯部が副駆動歯車62aに噛合している(図12参照)。すなわち、前記副モータ62を駆動して副駆動歯車62aを正転および逆転方向に回転することで、ラック部61cを設けた作動部材61に固定された副可動体47は、主可動体45の長手方向に所定範囲で直線的に往復移動する。
前記主可動体45(可動部材43)の自由端部である自由端側延在部50の先端には、該主可動体45(可動部材43)の自由端部(揺動中心となる基端部とは反対の端部)の安定した移動を図るためのローラ67を自由回転可能に配設した支持部68が設けられ、該支持部68が、後述する第1支え部材76と第2支え部材87との間に右方から挿入されている。ローラ67は、図13に示す如く、該ローラ67の回転軸中心から軸方向の両側に突出する軸部67a,67aを有し、両軸部67a,67aが支持部68に自由回転可能に支持されるようになっている。
前記裏ユニット19に配設された前記取付ベース38における縦板部38bには、第1支え部材76が前側から着脱自在に配設される。第1支え部材76は、全体が光透過性を有する合成樹脂材により形成された部材であって、図8、図18、図19、図20等に示すように、裏ユニット19の左対向面部33cと平行な板面を有する案内盤部77と、該案内盤部77における右端縁(開口部19a側の端縁)から側方に延出して、前記縦板部38bに配設された左発光基板40の前側を覆う覆部78とから基本的に構成される。なお、覆部78は、案内盤部77における前面を構成する板面より後側から側方に延出して、前記可動部材43における主可動体45や副可動体47と干渉しないようになっている。
前記第1支え部材76の前側には、該第1支え部材76とによって前記主可動体45における自由端部側の前後方向への大きな変位を抑制する第2支え部材87が着脱自在に配設されている。第2支え部材87は、光透過性を有する合成樹脂材により形成された部材であって、図17,図19または図20に示す如く、平板状の板状本体88の外周縁に、前方に向けて突出する外周壁89が形成されて剛性が高められている。なお、実施例では板状本体88の下端部側の所定範囲には外周壁89が設けられていない。
次に、前述した実施例に係るパチンコ機の作用につき説明する。
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、遊技盤を木製の板部材と裏ユニットとから構成したが、アクリル等の透明な材料で形成した透明板と裏ユニットとから構成したものであってもよく、または木製や合成樹脂製(透明、不透明の何れでも可)の板部材のみから遊技盤を構成したものであってもよい。
(2) 実施例では、受部と取付部材との取付部位を、支持部(主可動体)の移動方向の一方である下側に偏倚した位置としたが、上側に偏倚した位置であってもよい。
(3) 実施例では、受部に設けたボス部(凸部)を取付部材に設けた筒部(凹部)に嵌合したが、受部に筒部(凹部)を設けると共に取付部材にボス部(凸部)を設け、両者を嵌合した状態でネジ止めする構成を採用し得る。
(4) 実施例では、可動部材(主可動体)の長手方向の一端部を裏ユニットの右下端部に回転可能に支持して揺動するよう構成したが、可動部材(主可動体)を回転可能に支持する位置は、実施例とは左右逆、あるいは裏ユニットの上端部側の左端部または右端部の何れであってもよく、その支持位置は限定されるものではない。
(5) 実施例では、可動部材(主可動体)の長手方向の一端部を回転可能に支持して揺動するよう構成したが、可動部材(主可動体)を直線的に移動するよう構成したものであってもよい。この場合には、可動部材(主可動体)の長手方向の両端に、実施例の構成に係るローラを配設し、各ローラを挟んで一対の支え部材を夫々設けるよう構成すればよい。
(6) 実施例では、可動部材として主可動体に副可動体を移動可能に配設した構成としたが、主可動体のみから可動部材を構成したものであってもよい。
(7) 可動部材(主可動体)を動作する駆動機構(主駆動機構)は、駆動源としてモータを用いたものに限らず、ソレノイド等のリニアアクチュエータを用いたものを採用することができ、また駆動源からの動力を伝達する機構も歯車を用いたものに限らず、リンク機構等、その他の機構を用いることができる。
(8) 実施例では、配線押さえ部を第2支え部材の端縁部に離間して複数設けたが、該配線押さえ部を第2支え部材の端縁の全長に亘って連続的に設けてもよい。なお、配線押さえ部に、装飾部材の係合部が係合する被係合部を設けてもよく、この構成では配線押さえ部を装飾部材で前側から押さえて位置規制することができる。
(9) 実施例では、第1支え部材に突設した第2取付ボスを配線束の変位を規制する規制突部としたが、第2支え部材に第1支え部材を固定するための取付ボスを設け、該取付ボスを規制突部として機能するようにしてもよい。または、両支え部材に夫々取付ボスを設け、両取付ボスで規制突部を構成することも可能である。
(10) 実施例では第1支え部材に区画壁を突設したが、第2支え部材に区画壁を突設してもよい。または、両支え部材に夫々区画壁を設けてもよい。
(11) 実施例では、ローラの移動領域と引き回し経路とを区画する区画壁を、ローラが移動する案内路(移動領域)の全略域に亘って設けていないが、該案内路(移動領域)の全領域に区画壁を設けてもよい。また、区画壁は連続するものでなく、案内路(移動領域)側への配線束の変位を規制し得る範囲で不連続に設けられるものであってもよい。
(12) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
18 板部材
18a 遊技領域
19 裏ユニット
34c 左画壁部(壁部)
36 配線束(配線)
42 可動演出装置
45 主可動体(可動体)
50b 先端面(一面)
50c 下面(他面)
67 ローラ
68 支持部
69 受部
69a 第1開口部(開口部)
70 取付部材
70b 第2開口部(開口部)
72 ボス部(凸部)
73 規制部(第2規制部)
74 筒部(凹部)
75 突部(第1規制部)
76 第1支え部材
80 区画壁
82 第1位置決め部(位置決め部)
84 第1取付ボス(固定手段)
85 第2取付ボス(規制突部)
87 第2支え部材
91 配線押さえ部
92 引き回し経路
95 ネジ(固定手段)
Claims (7)
- 可動体の動作により演出を行なう可動演出装置を備えた遊技機において、
前記可動演出装置は、
所定間隔離間して前記可動体の移動方向に沿って延在する第1支え部材および第2支え部材と、
前記可動体における両支え部材の間に挿入された支持部に自由回転可能に配設されて両支え部材に円周面が対向し、一方の支え部材に当接して可動体の移動時に転動するローラと、
前記ローラを挟んで一方の側に位置する前記第2支え部材に設けられ、ローラを挟んで他方の側に位置する前記第1支え部材との間で配線を押さえる配線押さえ部とを備え、
前記支持部は、可動体に設けられて第1支え部材側に臨む受部と、第2支え部材側に臨んで該受部との間で前記ローラを自由回転可能に支持する取付部材とから構成され、
前記受部に、前記ローラの円周面を第1支え部材側に突出可能な開口部が形成されると共に、前記取付部材に、前記ローラの円周面を第2支え部材側に突出可能な開口部が形成され、
前記取付部材は、前記ローラに対して支持部の移動方向の前方側または後方側に偏倚した位置で受部に対してローラの回転軸線に沿う平面内で回動可能に取付けられると共に、該受部に対して取付部材を固定するよう構成される
ことを特徴とする遊技機。 - 可動体の動作により演出を行なう可動演出装置を備えた遊技機において、
前記可動演出装置は、
所定間隔離間して前記可動体の移動方向に沿って延在する第1支え部材および第2支え部材と、
前記可動体における両支え部材の間に挿入された支持部に自由回転可能に配設されて両支え部材に円周面が対向し、一方の支え部材に当接して可動体の移動時に転動するローラと、
前記ローラを挟んで一方の側に位置する前記第2支え部材に設けられ、ローラを挟んで他方の側に位置する前記第1支え部材との間で配線を押さえる配線押さえ部とを備え、
前記支持部は、可動体に設けられて第1支え部材側に臨む受部と、第2支え部材側に臨んで該受部との間で前記ローラを自由回転可能に支持する取付部材とから構成され、
前記受部に、前記ローラの円周面を第1支え部材側に突出可能な開口部が形成されると共に、前記取付部材に、前記ローラの円周面を第2支え部材側に突出可能な開口部が形成され、
前記取付部材は、前記ローラに対して支持部の移動方向の前方側または後方側に偏倚した位置で受部に対してローラの回転軸線に沿う平面内で回動可能に取付けられ、
前記取付部材に、前記可動体の一面に当接して受部の開口部と取付部材の開口部とを整合する位置に該取付部材を位置決めする第1規制部と、該第1規制部が可動体の一面に当接した状態で該一面と交差する可動体の他面に対向して当接可能な第2規制部とが設けられ、前記第1規制部が可動体の一面から離間する方向への取付部材の回転を、前記ローラに開口部の内縁が接触しない範囲で該第2規制部が可動体の他面に当接することで規制するよう構成される
ことを特徴とする遊技機。 - 前記第1支え部材および第2支え部材の間に位置するように支え部材に規制突部が設けられ、該規制突部で前記配線押さえ部で押さえられた配線の前記ローラの移動領域側への変位を規制するよう構成される請求項1または2記載の遊技機。
- 前記第1支え部材および第2支え部材の間に位置するように支え部材に区画壁が設けられ、該区画壁で前記ローラの移動領域と前記配線の引き回し領域とを区画するよう構成される請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
- 遊技球が流下可能な遊技領域が前側に設けられる板部材および該板部材の裏側に配設され、前側に開口する箱枠状に形成されて前記可動演出装置が配設された裏ユニットとから遊技盤が構成され、前記第1支え部材、第2支え部材の配線押さえ部、および両支え部材における前記ローラの移動領域から離間する端縁側に臨む前記裏ユニットの壁部により配線を囲む引き回し経路が画成される請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機。
- 前記可動体が移動終端で停止した際に、前記支持部における位置決め部に当接して可動体の荷重を支持する端部側で、前記受部および取付部材に設けた凸部および凹部が嵌合してネジ止めされている請求項1〜5の何れか一項に記載の遊技機。
- 前記可動体の移動方向に等間隔で離間した位置で固定手段により前記第1支え部材および第2支え部材が固定される請求項1〜6の何れか一項に記載の遊技機。
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