JP5538110B2 - 遊技機 - Google Patents

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この発明は、可動体の動作により演出を行なう可動演出装置を備えた遊技機に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、前面に遊技領域が画成される板部材と、該板部材の裏側に配設された裏ユニットとから遊技盤が構成され、該遊技盤の盤面に画成した遊技領域の略中央位置に枠状の装飾部材が配設されて、遊技盤の裏側に配設された液晶式やドラム式等の図柄表示装置の表示部を前記装飾部材の窓口の後側に臨ませ、この図柄表示装置で図柄組み合わせゲームやリーチ演出等の遊技演出を行なうよう構成されている。パチンコ機では、所要の動作を行なう可動体を備えた可動演出装置や発光装置を遊技盤や装飾部材に配設し、該可動体を図柄表示装置で行なわれる遊技演出に合わせて動作させたり発光装置を図柄表示装置で行なわれる遊技演出に合わせて発光させることにより、視覚的な演出効果を向上させて遊技の興趣を高めている(例えば、特許文献1参照)。またパチンコ機では、前記装飾部材とは別の装飾体を遊技盤に配設し、該装飾体を裏側から発光装置により照明することが行なわれている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−12042号公報 特開2010−17249号公報
パチンコ機では、興趣のある遊技を行なうために、遊技盤に前記可動体や発光装置を複数配設する傾向にあり、そのために板部材の裏側には、可動体の移動を案内する部品や、該可動体および発光装置等の各種電気部品から導出して対応する制御基板まで引き回される配線を可動体と干渉しないように結束したり保持するための複数の部品が必要になる。すなわち、部品点数の増加に伴って各部品を遊技盤に組付けるための組付け部も増加し、組付け工数が増えると共に組付け構造が複雑になる問題を招いている。また、特許文献2のように発光装置により裏側から照明される装飾体を配設したパチンコ機では、該装飾体の照明効果により興趣のある発光演出を行なうことはできるが、該装飾体は専ら発光演出にのみ寄与するものであるため、更に部品点数および組付け部の増加を招く難点が指摘される。
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、部品点数を低減して組付け構造の簡略化を図り得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、
可動体(45)の動作により演出を行なう可動演出装置(42)を備えた遊技機において、
前記可動演出装置(42)は、
所定間隔離間して前記可動体(45)の移動方向に沿って延在する第1支え部材(76)および第2支え部材(87)と、
前記可動体(45)における両支え部材(76,87)の間に挿入された支持部(68)に自由回転可能に配設されて両支え部材(76,87)に円周面が対向し、一方の支え部材(76,87)に当接して可動体(45)の移動時に転動するローラ(67)と、
前記ローラ(67)を挟んで一方の側に位置する前記第2支え部材(87)に設けられ、ローラ(67)を挟んで他方の側に位置する前記第1支え部材(76)との間で配線(36)を押さえる配線押さえ部(91)とを備え
前記支持部(68)は、可動体(45)に設けられて第1支え部材(76)側に臨む受部(69)と、第2支え部材(87)側に臨んで該受部(69)との間で前記ローラ(67)を自由回転可能に支持する取付部材(70)とから構成され、
前記受部(69)に、前記ローラ(67)の円周面を第1支え部材(76)側に突出可能な開口部(69a)が形成されると共に、前記取付部材(70)に、前記ローラ(67)の円周面を第2支え部材(87)側に突出可能な開口部(70b)が形成され、
前記取付部材(70)は、前記ローラ(67)に対して支持部(68)の移動方向の前方側または後方側に偏倚した位置で受部(69)に対してローラ(67)の回転軸線に沿う平面内で回動可能に取付けられると共に、該受部(69)に対して取付部材(70)を固定するよう構成されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、可動体のローラを支持可能な第2支え部材に、配線を押さえる配線押さえ部を設けることで、該第2支え部材の多機能化が図られ、部品点数を低減して組付け工数を少なくし得ると共に組付け構造を簡略化し得る。また、受部に対して取付部材を取付部位を中心に位置調節することで、受部の開口部と取付部材の開口部とを整列することができる。従って、成形誤差や組付け誤差等によってローラが開口部の内縁に接触して円滑な転動が阻害されるおそれのある場合は、受部に対して取付部材を位置調節することで、ローラが開口部の内縁に接触しない状態とすることができ、可動体の円滑な動作を図り得る。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項2に係る発明は、
可動体(45)の動作により演出を行なう可動演出装置(42)を備えた遊技機において、
前記可動演出装置(42)は、
所定間隔離間して前記可動体(45)の移動方向に沿って延在する第1支え部材(76)および第2支え部材(87)と、
前記可動体(45)における両支え部材(76,87)の間に挿入された支持部(68)に自由回転可能に配設されて両支え部材(76,87)に円周面が対向し、一方の支え部材(76,87)に当接して可動体(45)の移動時に転動するローラ(67)と、
前記ローラ(67)を挟んで一方の側に位置する前記第2支え部材(87)に設けられ、ローラ(67)を挟んで他方の側に位置する前記第1支え部材(76)との間で配線(36)を押さえる配線押さえ部(91)とを備え、
前記支持部(68)は、可動体(45)に設けられて第1支え部材(76)側に臨む受部(69)と、第2支え部材(87)側に臨んで該受部(69)との間で前記ローラ(67)を自由回転可能に支持する取付部材(70)とから構成され、
前記受部(69)に、前記ローラ(67)の円周面を第1支え部材(76)側に突出可能な開口部(69a)が形成されると共に、前記取付部材(70)に、前記ローラ(67)の円周面を第2支え部材(87)側に突出可能な開口部(70b)が形成され、
前記取付部材(70)は、前記ローラ(67)に対して支持部(68)の移動方向の前方側または後方側に偏倚した位置で受部(69)に対してローラ(67)の回転軸線に沿う平面内で回動可能に取付けられ、
前記取付部材(70)に、前記可動体(45)の一面に当接して受部(69)の開口部(69a)と取付部材(70)の開口部(70b)とを整合する位置に該取付部材(70)を位置決めする第1規制部(75)と、該第1規制部(75)が可動体(45)の一面(50b)に当接した状態で該一面(50b)と交差する可動体(45)の他面(50c)に対向して当接可能な第2規制部(73)とが設けられ、前記第1規制部(75)が可動体(45)の一面(50b)から離間する方向への取付部材(70)の回転を、前記ローラ(67)に開口部(69a,70b)の内縁が接触しない範囲で該第2規制部(73)が可動体(45)の他面(50c)に当接することで規制するよう構成されることを特徴とする
請求項2の発明によれば、可動体のローラを支持可能な第2支え部材に、配線を押さえる配線押さえ部を設けることで、該第2支え部材の多機能化が図られ、部品点数を低減して組付け工数を少なくし得ると共に組付け構造を簡略化し得る。また、受部に対して取付部材を取付部位を中心に位置調節することで、受部の開口部と取付部材の開口部とを整列することができる。従って、成形誤差や組付け誤差等によってローラが開口部の内縁に接触して円滑な転動が阻害されるおそれのある場合は、受部に対して取付部材を位置調節することで、ローラが開口部の内縁に接触しない状態とすることができ、可動体の円滑な動作を図り得る。更に、受部に対して取付部材を、ローラが開口部の内縁に接触しない姿勢に保持することができ、可動体のより円滑な動作を図り得る。
請求項3に係る発明では、前記第1支え部材(76)および第2支え部材(87)の間に位置するように支え部材(76,87)に規制突部(85)が設けられ、該規制突部(85)で前記配線押さえ部(91)で押さえられた配線(36)の前記ローラ(67)の移動領域側への変位を規制するよう構成されることを要旨とする。
請求項3の発明によれば、更に部品点数を低減して組付け工数を少なくし得ると共に組付け構造の簡略化を図り得る。
請求項4に係る発明では、前記第1支え部材(76)および第2支え部材(87)の間に位置するように支え部材(76,87)に区画壁(80)が設けられ、該区画壁(80)で前記ローラ(67)の移動領域と前記配線(36)の引き回し領域とを区画するよう構成されることを要旨とする。
請求項4の発明によれば、可動体と配線とが干渉するのを防止して、可動体の円滑な移動を達成し得る。
請求項5に係る発明では、遊技球が流下可能な遊技領域(18a)が前側に設けられる板部材(18)および該板部材(18)の裏側に配設され、前側に開口する箱枠状に形成されて前記可動演出装置(42)が配設された裏ユニット(19)とから遊技盤(17)が構成され、前記第1支え部材(76)、第2支え部材(87)の配線押さえ部(91)、および両支え部材(76,87)における前記ローラ(67)の移動領域から離間する端縁側に臨む前記裏ユニット(19)の壁部(34c)により配線(36)を囲む引き回し経路(92)が画成されることを要旨とする。
請求項5の発明によれば、可動演出装置が配設される裏ユニットを利用して配線の引き回し経路を画成することで、より部品点数を低減して組付け工数を少なくし得ると共に組付け構造の簡略化を図り得る。
請求項に係る発明では、前記可動体(45)が移動終端で停止した際に、前記支持部(68)における位置決め部(82)に当接して可動体(45)の荷重を支持する端部側で、前記受部(69)および取付部材(70)に設けた凸部(72)および凹部(74)が嵌合してネジ止めされていることを要旨とする。
請求項に係る発明によれば、支持部における受部と取付部材とが嵌合してネジ止めされる端部は剛性が高く、この端部側で可動体の荷重を支持することで、可動体が位置決め部に当接した際の衝撃の影響が受部と取付部材とによるローラの支持部分へ加わるのを抑制し得る。
請求項に係る発明では、前記可動体(45)の移動方向に等間隔で離間した位置で固定手段(84,95)により前記第1支え部材(76)および第2支え部材(87)が固定されることを要旨とする。
請求項の発明によれば、可動体の移動方向において第1支え部材と第2支え部材とを適正な間隔に固定することができる。
本発明に係る遊技機によれば、可動体のローラを支持可能な支え部材に、配線の保持機能を付与することで、部品点数を低減して組付け工数を少なくし得ると共に組付け構造を簡略化することができる。
本発明の好適な実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例に係る遊技盤を示す正面図である。 実施例に係る裏ユニットを、可動演出装置等の各種部品を取付けた状態で示す正面図である。 実施例に係る裏ユニットを、可動演出装置および該装置に関連した部品を取外した状態で示す正面図である。 実施例に係る裏ユニットから可動演出装置および該装置に関連した部品を取外して示す分解斜視図である。 実施例に係る裏ユニットを、主可動体が第2位置にある状態で示す正面図である。 実施例に係る裏ユニットを、第2位置にある主可動体に対して副可動体が作動位置にある状態で示す正面図である。 実施例に係る可動演出装置や支え部材等を前側から視た分解斜視図である。 実施例に係る可動演出装置の概略斜視図である。 実施例に係る可動演出装置を前側から視た分解斜視図である。 実施例に係る可動演出装置を後側から視た分解斜視図である。 実施例に係る可動演出装置の駆動部分を示す要部背面図である。 実施例に係るローラの受部を示す正面図である。 実施例に係るローラの受部を示す側面図である。 実施例に係るローラの取付部材を示す図であって、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は底面図、(d)は右側面図である。 実施例に係る受部に対して取付部材を回動した状態を示す説明図である。 実施例に係る主可動体の支持部分を示す要部正面図である。 実施例に係る主可動体の支持部分を第2支え部材を取外した状態で示す要部正面図である。 実施例に係る第1支え部材に第2支え部材を取付けた状態で示す斜視図である。 実施例に係る第1支え部材と第2支え部材とを分解した状態で示す斜視図である。 実施例に係る第1支え部材と第2支え部材とを分解した状態で示す側面図である。 実施例に係る主可動体の支持部分を示す横断面図である。 実施例に係る第2支え部材と装飾部材との位置決め構造を示す要部平面図である。 図3のA−A線断面図である。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行なうパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(パチンコ機について)
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤17(図2参照)が着脱可能に保持された本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組付けられて、該遊技盤17の裏側に対して、各種図柄を変動表示可能な図柄表示装置13が着脱し得るよう配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤17を透視保護するガラス板を備えた装飾枠としての前枠14が開閉可能に組付けられると共に、該前枠14の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組付けられる。なお、実施例では、前記前枠14の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿16が一体的に組付けられており、前枠14の開閉に合わせて上球受け皿16も一体的に開閉するよう構成される。また、前記中枠12の裏側には、遊技に供されたパチンコ球を遊技店側に設けた球回収設備に排出する球回収部(図示せず)が設けられている。
(遊技盤について)
前記中枠12に配設される前記遊技盤17は、図2または図3に示すように、前面(盤面)にパチンコ球が流下可能な遊技領域18aが画成され、合板等の木製からなる平板状の板部材18と、該板部材18の裏面に組付けられて前記図柄表示装置13が着脱可能に配設されると共に、後述する可動演出装置42や複数の発光基板39,40等の遊技部品が配設される合成樹脂材で形成された裏ユニット19とから構成され、該裏ユニット19に形成された前後に開口する開口部19aを介して図柄表示装置13の表示部を前面側から視認し得るよう構成されている。裏ユニット19に形成される開口部19aは、図4または図5に示す如く、該裏ユニット19の上下および左右幅の大部分が開口する大型の開口部である。ここで、前記板部材18および裏ユニット19は、外郭形状が略整合する大きさおよび形状に形成されて、該板部材18と裏ユニット19とを組付けた状態で板部材18の裏面を裏ユニット19で全面的に覆うよう構成される。
(板部材について)
図2に示すように、前記板部材18の前面には、円弧状に形成した案内レール20が配設されると共に、該案内レール20の右方位置に、左端縁が右方に凹む円弧状に形成した第1盤面飾り部材21が配設されている。そして、前記案内レール20および第1盤面飾り部材21により前記遊技領域18aが略円形状に画成され、該遊技領域18aに、前記中枠12に配設された図示しない打球発射装置から発射されたパチンコ球が遊技領域18a内に打ち出され、該遊技領域18a内をパチンコ球が流下して遊技が行なわれるようになっている。なお、打球発射装置から発射されたパチンコ球は、板部材18の下側から左側に案内レール20で案内されて、遊技領域18aの左上部に打ち出される。また、前記板部材18の遊技領域18a内には、多数の遊技釘が植設されており、該遊技釘との接触により遊技領域18aを流下するパチンコ球の流下方向が不規則に変更するよう構成してある。なお、板部材18の盤面には、前記案内レール20の左方(遊技領域18aの外側)の上下位置に第2盤面飾り部材22が夫々が配設されている。
前記板部材18には、図1または図2に示す如く、後述する装飾部材26の配設位置より下方位置に、前記遊技領域18aを流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞装置23や特別入賞装置24が配設されている。始動入賞装置23は、前記遊技領域18aを流下するパチンコ球が入賞可能な上下の始動入賞口23aが設けられる。そして、前記始動入賞装置23の始動入賞口23aへ入賞したパチンコ球が始動入賞センサ(図示せず)で検出されることで、図柄表示装置13の表示部で図柄変動が開始されると共に、所定数(例えば5個)のパチンコ球が賞球として前記上下の球受け皿15,16に払い出される。なお、下側の始動入賞口23aを挟む左右位置には、相互に近接および離間するよう揺動可能な一対の羽根部材(開閉部材)23b,23bが設けられており、裏側に設けたソレノイド等の駆動手段の駆動により羽根部材23b,23bを揺動することで、下側の始動入賞口23aが開閉されるようになっている。
前記特別入賞装置24は、入賞口24aが開閉扉(開閉部材)24bで常には閉鎖されており、前記図柄表示装置13での図柄変動の結果、図柄表示装置13に所定の図柄組み合わせ(例えば同一図柄の三つ揃い等)で図柄が停止表示されることで所謂「大当り」が発生し、これにより開閉扉24bが開放するよう作動制御されて(図1または図2参照)、入賞口24aへの入賞により多数の賞球を獲得し得るようになっている。なお、板部材18には、特別入賞装置24の左右両側に、常に入賞口を開放している普通入賞装置25が夫々配設される。
(装飾部材について)
前記板部材18には、前後に貫通する貫通孔(図示せず)が形成されており、該貫通孔に対して前後に開口する枠状の装飾部材(所謂センター役物)26が嵌め込まれるようにして着脱自在に配設される。そして、前記裏ユニット19の開口部19aから臨む前記図柄表示装置13の表示部は、装飾部材26における前後に開口する窓口26aを介して板部材18(遊技盤17)の前側に露出して、該図柄表示装置13の表示部で展開される図柄変動演出を前側から視認し得るようになっている。また装飾部材26の裏面には、板部材18の貫通孔内に臨む位置において後方に向けて突出する係合部26bが設けられ(図23参照)、該係合部26bを後述する第2支え部材87に設けた被係合部93に前側から係脱自在に係合することで、該装飾部材26により第2支え部材87が前側へ変位するのを規制するよう構成される。
前記装飾部材26には、図2に示す如く、上縁部から左右両縁部に亘り、板部材18の前面より前方に突出する円弧状の庇状部26cが設けられており、前記遊技領域18aに打ち出されたパチンコ球を外周部の庇状部26cで案内し得ると共に、該パチンコ球が装飾部材26の窓口26aを横切って流下するのを該庇状部26cで規制している。また装飾部材26には、窓口26aの下側に、ステージ27が配設されると共に、窓口26aの左側に、遊技領域18aに開口して該遊技領域18aを流下するパチンコ球を取込んでステージ27に案内する球導入部28が設けられ、該球導入部28からステージ27に通出されたパチンコ球は、ステージ27上を左右に転動した後に、前記各入賞装置23,24,25が配設されている遊技領域18aに排出される。
前記ステージ27の後端縁には、左右方向の全長に亘って上側に向けて所定高さで立上がる透明壁29が設けられ、ステージ27上を転動するパチンコ球が図柄表示装置13の表示部側に移動するのを該透明壁29で防止するよう構成されている。なお、透明壁29の上端縁には前方に向けて張出す張出部が形成されており、該張出部によって表示部側へのパチンコ球の移動を確実に防止し得るようになっている。
(ゲートについて)
前記板部材18の前面には、図2に示す如く、前記装飾部材26の左側に臨む遊技領域18aの横部分で前記球導入部28より上方位置に、該遊技領域18aを流下するパチンコ球が通過可能なゲート30が配設されている。ゲート30には、該ゲート30を通過するパチンコ球を検出した際に入球検知信号を出力するゲートセンサ(図示せず)が配設される。このゲートセンサは、制御装置(図示せず)に電気的に接続され、該制御装置は、ゲートセンサから入球検知信号が入力されたことを条件として、前記始動入賞装置23の羽根部材23b,23bを開放するか否かの抽選を行なうよう設定されている。
(裏ユニットについて)
前記裏ユニット19は、図3〜図5に示すように、前方に開口する矩形箱状に形成された箱状本体31と、該箱状本体31の開口前端部に形成されて当該箱状本体31の開口外側へ延出し、前記板部材18の裏面に当接する取付部32とから構成される。箱状本体31は、前記板部材18に対向する矩形板状に形成された対向面部33と、該対向面部33における上下左右の各縁部から前方に延出する画壁部(壁部)34とから前方に開口するよう形成されて、各画壁部34の前端部から箱状本体31の開口外側へ向けて延出するよう前記取付部32が形成されている。そして、取付部32の前面を板部材18の裏面に当接した状態で、取付部32を板部材18にネジ止めすることによって板部材18と裏ユニット19が固定される。
前記対向面部33には、図4および図5に示す如く、上下および左右幅の大部分が開口する大型の前記開口部19aが形成されている。以下の説明において、対向面部33における開口部19aに対する上下左右に位置する部分について、上対向面部33a、下対向面部33b、左対向面部33c、右対向面部33dと夫々指称し、該上下左右の対向面部33a,33b,33c,33dに対応する画壁部を、上画壁部34a、下画壁部34b、左画壁部34c、右画壁部34dと夫々指称するものとする。
前記板部材18の裏側に裏ユニット19を取付けた状態で、該裏ユニット19の対向面部33と板部材18との間に所要の空間が画成され、裏ユニット19の対向面部33に設けられる前記可動演出装置42が該空間に収容されるよう構成される。また、上下および右の各対向面部33a,33b,33dには、前面に複数のLEDを実装した発光基板39,40が直接または別部材を介して配設されている(図8に下対向面部33bに配設される発光基板39,40のみ図示)。前記装飾部材26に光透過部が形成されると共に、裏ユニット19には光透過性の装飾部品35が装飾部材26の窓口26a内に位置するように配設され、装飾部材26の光透過部または裏ユニット19の装飾部品35の裏側に各発光基板39,40が対向するように配置されている。そして、各発光基板39,40のLEDを発光することで、前記図柄表示装置13の表示部を取り囲む装飾部材26の光透過部や裏ユニット19の装飾部品35を裏側から照らして発光演出を行ない得るよう構成される。なお、裏ユニット19の上対向面部33aに配設された複数の図示されていない発光基板に接続する複数の配線は一つに束ねられ、この配線束(配線)36は左対向面部33cの前側を引き回された後に(図17,図18参照)、下対向面部33bの裏側に配設された中継基板(図示せず)に接続されるようになっている。
前記裏ユニット19の左対向面部33cには、前記遊技盤17に設けられた前記ゲート30と対応する位置に、図5に示す如く、前方に延出する筒状のガイド壁37が突設され、該ガイド壁37により画成されて前後方向に貫通する通孔37aを介してゲート30に対して裏ユニット19の後方からゲートセンサが取付けられるよう構成される。またガイド壁37の通孔37aは、ゲートセンサから導出する配線を裏ユニット19の裏側に引き出す通路としても機能する。
(取付ベースについて)
前記裏ユニット19の対向面部33の前面には、図8に示すL状に形成された取付ベース38が配設される。取付ベース38は、下対向面部33bに沿って左右方向に延在する横板部38aと、左対向面部33cに沿って上下方向に延在する縦板部38bとを備え、縦板部38bには、前記ガイド壁37の挿通を許容する切欠部38cが形成されて、該取付ベース38を対向面部33に取付けた状態で、ガイド壁37が切欠部38cを介して縦板部38bから前方に突出するよう構成される。
前記取付べース38における横板部38aの前面には、図8に示す如く、前面に複数のLEDを実装した複数(実施例では2つ)の下発光基板39が配設されると共に、縦板部38bの前面には、同じく前面に複数のLEDを実装した左発光基板40が配設される。また、横板部38aの前側には、複数の下発光基板39,39を前側から覆う光透過性の装飾カバー41が配設されている。装飾カバー41の一部は、前記装飾部材26における前記透明壁29の後側に臨んでおり、下発光基板39のLEDを発光することで、装飾カバー41を裏側から照らして発光演出を行ない得ると共に、該発光演出は透明壁29を介して前側から視認可能に構成される。
前記取付ベース38における縦板部38bの前側には、後述する第1支え部材76が、その覆部78で左発光基板40を前側から覆う状態で配設される。第1支え部材76は、光透過性の合成樹脂で形成され、左発光基板40のLEDを発光することで、第1支え部材76の覆部78を裏側から照らして発光演出を行ない得るよう構成されている。第1支え部材76の覆部78は、前記装飾部材26における光透過部の後方に臨んでおり、該光透過部を介して覆部78が発光演出される状態が前側から視認可能に構成される。なお、前記装飾カバー41および第1支え部材76の覆部78には光拡散加工が施され、LEDによる発光演出効果を向上すると共に、後側に位置する発光基板39,40の前側からの視認を困難にして、見栄えの低下を防止するようになっている。
前記装飾カバー41の右端部には、図10に示す如く、可動演出装置42の後述する可動部材43を回動自在に枢支するための軸受部41aが前側に向けて突設されている。この軸受部41aは、筒状に形成されて、その中心通孔に後述する回転支軸51が回転可能に挿通される。また装飾カバー41の右端部には、前記軸受部41aの下側位置に、可動演出装置42の主モータ54(後述)を取付けるためのモータ取付部41bが設けられると共に、該可動演出装置42の従動歯車55(後述)を取付けるための歯車取付部41cが設けられている。なお、軸受部41aは、装飾カバー41を取付けた取付ベース38を裏ユニット19に配設した状態で、該裏ユニット19における開口部19aの右端に近接位置している。
(可動演出装置について)
前記裏ユニット19の対向面部33に配設される前記可動演出装置42は、前記装飾カバー41に回動可能に配設した可動部材43と、該可動部材43を動作する駆動機構(主駆動機構,副駆動機構)44,46と、可動部材43の動作時に該可動部材43を支持する一対の支え部材76,87とを基本的に備える。
前記可動部材43は、図3に示す如く、裏ユニット19における開口部19aの横幅寸法より長い長尺で大型の部材であって、実施例ではパチンコ機のモチーフに応じた刀を模した形状に形成されている。可動部材43は、通常時には裏ユニット19における開口部19aの開口下端縁に沿って左右方向に延在する姿勢となる第1位置(図3参照)に保持され、第1位置において可動部材43の前側には前記ステージ27の透明壁29が位置するよう構成されて、該透明壁29を介して可動部材43の一部が前側から視認可能に構成される。そして、可動部材43は、後述するように第1位置から第2位置(図6,図7参照)に移動することで、装飾部材26の窓口26a内において図柄表示装置13における表示部の前側略中央を斜めに横切るように該可動部材43が臨むよう構成される。なお、可動部材43の後述する自由端部は、前記板部材18または装飾部材26の裏側を移動するよう構成されて、該自由端部は板部材18または装飾部材26で隠れるようになっている。また可動部材43の枢支端部は、装飾部材26の裏側に臨んで該装飾部材26で隠れるよう構成される。
(可動部材について)
前記可動部材43は、前記装飾カバー41に回転可能に配設され、主駆動機構44により揺動される主可動体(可動体)45と、該主可動体45に対して長手方向に移動可能に配設され、副駆動機構46により主可動体45に沿って長手方向に移動される副可動体47とから基本的に構成される。
(主可動体について)
前記主可動体45は、図8または図10に示す如く、前記裏ユニット19における開口部19aの左右方向の幅寸法より長尺に形成された本体48を備え、該本体48は、本体48の長手方向の略中間から右側(一方側)に延在する基端側延在部49と、左側(他方側)に延在する自由端側延在部50とを連設して構成される。なお、自由端側延在部50は、基端側延在部49より上下方向の寸法が小さく設定されている。また、自由端側延在部50の上面および下面には、前後方向の中央位置に長手方向に沿って延在する案内突条50aが夫々形成されており、該案内突条50a,50aに沿って前記副可動体47が移動するよう構成される。
図8または図10に示す如く、前記主可動体45の本体48における基端側延在部49の右端部下側(本体48の長手方向の一端部下側)に、駆動機構取付部49aが垂設されている。また基端側延在部49には、駆動機構取付部49aの上側に前後方向に延在する回転支軸51が配設され、該回転支軸51における基端側延在部49から後方に延出する端部が、前記装飾カバー41の軸受部41aに回転可能に支持される。すなわち、主可動体45は、装飾カバー41に対して本体48の右端部に配設した回転支軸51を中心として揺動可能に配設される。本体48は、透明な合成樹脂を材質として形成されると共に、該本体48を構成する基端側延在部49および自由端側延在部50は、何れも本体48の長手方向と直交する縦断面において後側に開放するコ字状に形成されている。そして、本体48(基端側延在部49および自由端側延在部50)の後面に、該本体48の開口部を覆うように可動体用発光基板52が配設されている。可動体用発光基板52における本体48内に臨む前面に、複数のLEDが配設される。また、可動体用発光基板52の前面と対向する本体48の前面壁には光拡散加工が施されており、LEDの発光による発光演出効果の向上を図ると共に、前側から可動体用発光基板52を視認困難にして、見栄えの低下を防止するようにしてある。
前記本体48の基端側延在部49には、図9に示す如く、該基端側延在部49より長手方向の寸法が短尺な装飾体53が、左側(自由端側延在部50から離間する側)に偏った位置に配設される。この装飾体53は、図10に示す如く、基端側延在部49の短手方向を覆い得る寸法に設定された前装飾部53aおよび後装飾部53bとから構成され、両装飾部53a,53bで基端側延在部49を前後から挟んだ状態で取付けられる。また装飾体53は、全体が非光透過性に構成されると共に、前装飾部53aの一部に光透過部が設けられ、前記可動体用発光基板52における前装飾部53aの後側に位置するLEDからの光は、光透過部から前側に照射されるよう構成される。なお、実施例の主可動体45は、本体48(基端側延在部49)が刃の刀身を模し、装飾体53は刃の鞘を模したものとなっている。
(主駆動機構について)
前記主可動体45を揺動する主駆動機構44は、図8または図10に示す如く、主モータ54と、該主モータ54により回転される主駆動歯車54aおよび従動歯車55と、該従動歯車55に噛合する歯車部材56とから基本的に構成される。主モータ54は、前記装飾カバー41のモータ取付部41bに後側から取付けられ、該モータ取付部41bに穿設した通孔を介して前方に突出する出力軸に主駆動歯車54aが配設される。また図5に示す如く、装飾カバー41の前記歯車取付部41cの前面に従動歯車55が回転可能に支持される。従動歯車55は、大径歯車部55aと小径歯車部55bとを一体に形成した歯車であって、該大径歯車部55aに主駆動歯車54aが噛合している。前記主可動体45における駆動機構取付部49aの裏面に、前記歯車部材56が配設固定される(図12参照)。歯車部材56の外周縁には、前記回転支軸51を中心とする所定角度範囲で円弧状にギヤ部56aが形成され、該ギヤ部56aが前記従動歯車55の小径歯車部55bに噛合している。すなわち、前記主モータ54を駆動して主駆動歯車54aおよび従動歯車55を正転および逆転方向に回転することで、歯車部材56が固定された主可動体45は回転支軸51を中心として所要角度範囲で揺動する。
前記駆動機構取付部49aに、被検出部としての第1検出片57が設けられている。また、前記裏ユニット19の下対向面部33bに、発光素子と受光素子とを備えた光学式センサからなる第1位置検出センサ58が配設される(図3参照)。第1検出片57は、第1位置検出センサ58の発光素子と受光素子との間に臨み得る位置に設けられており、前記主可動体45の揺動に伴って該発光素子と受光素子との間を第1検出片57が移動および臨み得るようになっている。そして、第1検出片57を第1位置検出センサ58で検出した際に(図12参照)、主可動体45(可動部材43)が第1位置に位置するよう第1検出片57の配設位置が設定され、その検出信号が制御装置に入力されるようになっている。なお、第1位置検出センサ58は、光学式センサに限らず、磁気センサやマイクロスイッチ、その他従来公知のセンサを可動部材側に設けられる被検出部に応じて採用し得る。
(副可動体について)
前記副可動体47は、図10に示す如く、前記主可動体45の本体48より長手方向の寸法が短尺に形成された前可動部47aと後可動部47bとを備え、本体48を前後から挟むようにして両可動部47a,47bを連結することで、副可動体47は、本体48における前記装飾体53から延出する部分を覆うように配設される。前可動部47aと後可動部47bとの間には、本体48における自由端側延在部50を挟む上下位置に、該延在部50に突設した案内突条50a,50aを挟む前後両側の上面または下面に当接して転動可能な案内ローラ59,59が、副可動体47の長手方向に離間する2箇所に配設され、副可動体47は、複数の案内ローラ59によって主可動体45の本体48に対して長手方向に沿って待機位置と作動位置との間をスムーズに移動し得るよう構成される。
前記副可動体47は、本体48における装飾体53から露出する部分の長さ寸法より短尺な長さ寸法に設定され、副可動体47の右端部が装飾体53の左端部に当接する待機位置では本体48における基端側延在部49の全体を覆って隠し(図3,図6参照)、副可動体47が装飾体53から離間する左方に移動した作動位置では基端側延在部49を露出するよう構成される(図7参照)。なお、副可動体47の待機位置および作動位置の何れの位置においても、主可動体45の自由端側延在部50は装飾部材26の窓口26aを介して前側から視認できないように、装飾部材26の窓口26aや可動部材43の各寸法等が設定されている。実施例では、副可動体47は刀の柄を模しており、該副可動体47を、鞘を模した装飾体53から離間移動することで、刀身を模した本体48(基端側延在部49)が現われる演出が行なわれるようになっている。また、副可動体47は、全体が非光透過性に構成されると共に、前可動部47aの一部に光透過部が設けられ、前記可動体用発光基板52における前可動部47aの後側に位置するLEDからの光は、光透過部から前側に照射されるよう構成される。
前記装飾体53における後装飾部53bの裏面には、図11に示す如く、長手方向に離間して後方に突出する複数の固定用ボス53cが設けられ、これら固定用ボス53cを介して支持部材60が後装飾部53bの裏面から離間して配設される。そして、副可動体47における後可動部47bに一端部が固定されて該後可動部47bから右方に延出する作動部材61が、後装飾部53bと支持部材60との間に摺動自在に支持されている。作動部材61には、図8、図10および図11に示す如く、固定用ボス53cが挿通される第1長孔61aと、前記装飾カバー41の軸受部41aが挿通される第2長孔61bとが形成され、各長孔61a,61bに挿通された固定用ボス53cおよび軸受部41aに沿って作動部材61は装飾体53(主可動体45)の長手方向に移動するよう構成される。
(副駆動機構について)
前記副可動体47を作動する副駆動機構46は、副モータ62、該副モータ62により回転される副駆動歯車62aと、該副駆動歯車62aに噛合するラック部61cとから基本的に構成される。副モータ62は、前記駆動機構取付部49aに前側から取付けられ、該取付部49aに穿設した通孔を介して後方に突出する出力軸に副駆動歯車62aが配設される。前記作動部材61の下端には、長手方向に延在するラック部61cが設けられ、該ラック部61cの歯部が副駆動歯車62aに噛合している(図12参照)。すなわち、前記副モータ62を駆動して副駆動歯車62aを正転および逆転方向に回転することで、ラック部61cを設けた作動部材61に固定された副可動体47は、主可動体45の長手方向に所定範囲で直線的に往復移動する。
図12に示す如く、前記作動部材61に、被検出部としての第2検出片63が設けられている。また、前記駆動機構取付部49aの裏面に、発光素子と受光素子とを備えた光学式センサからなる第2位置検出センサ64が配設される。第2検出片63は、第2位置検出センサ64の発光素子と受光素子との間に臨み得る位置に設けられており、前記副可動体47の移動に伴って該発光素子と受光素子との間を第2検出片63が移動および臨み得るようになっている。そして、第2検出片63を第2位置検出センサ64で検出した際に、副可動体47が待機位置に位置するよう第2検出片63の配設位置が設定され、その検出信号が制御装置に入力されるようになっている。なお、第2位置検出センサ64は、光学式センサに限らず、磁気センサやマイクロスイッチ、その他従来公知のセンサを副可動体側に設けられる被検出部に応じて採用し得る。
前記駆動機構取付部49aの前側には、前面に複数のLEDが実装された前発光基板65が配設されると共に、該前発光基板65を前側から覆うようにして光透過性の基板カバー66が駆動機構取付部49aに取付けられている(図9参照)。そして、前発光基板65のLEDを発光することで、基板カバー66を裏側から照らして発光演出を行ない得るよう構成される。この基板カバー66は、前記装飾部材26における光透過部の後方に臨んでおり、該光透過部を介して基板カバー66が発光演出される状態が前側から視認可能に構成される。また、基板カバー66には光拡散加工が施されており、LEDの発光により発光演出効果の向上を図ると共に、前側から前発光基板65を視認困難にして、見栄えの低下を防止するようにしてある。
(ローラの支持部について)
前記主可動体45(可動部材43)の自由端部である自由端側延在部50の先端には、該主可動体45(可動部材43)の自由端部(揺動中心となる基端部とは反対の端部)の安定した移動を図るためのローラ67を自由回転可能に配設した支持部68が設けられ、該支持部68が、後述する第1支え部材76と第2支え部材87との間に右方から挿入されている。ローラ67は、図13に示す如く、該ローラ67の回転軸中心から軸方向の両側に突出する軸部67a,67aを有し、両軸部67a,67aが支持部68に自由回転可能に支持されるようになっている。
前記支持部68は、図9に示す如く、主可動体45における自由端側延在部50の先端から、該延在部50の延在方向に沿って延出する受部69と、該受部69に着脱自在に取付けられて、受部69との間にローラ67を自由回転可能に支持する取付部材70とから基本的に構成される。受部69は、図13または図14に示す如く、自由端側延在部50の先端における前後方向の後側に偏倚した位置から外方に延出して、両支え部材76,87の間に支持部68が挿入された際に第1支え部材76側に臨む平板状に形成され、該受部69の下端部(自由端側延在部50の移動方向の一方側)は、自由端側延在部50の下端から所定長さだけ延出している。また、受部69における自由端側延在部50の先端面(一面)50bに対応する前面位置に、自由端側延在部50の長手方向(自由端側延在部50の移動方向と直交する方向)に離間してローラ67の軸部67a,67aを自由回転可能に支持する軸受71,71が突設されている。各軸受71は、図14に示す側面視において前方に開口する凹字状に形成されて、その凹部71aにローラ67の軸部67aが自由回転可能に収容されるよう構成される。すなわち、受部69(支持部68)に対してローラ67は、軸部67a,67a(ローラ67の回転軸線)が主可動体45(可動部材43)の長手方向に沿って延在する姿勢で支持される。なお、凹部71aの深さ寸法は、図14に示す如く、軸部67aの直径より僅かに長く設定され、該凹部71aに収容された軸部67aの自由回転を許容するようになっている。
前記受部69には、図13に示す如く、前記一対の軸受71,71の間に、ローラ67の円周面を後側(第1支え部材76側)に突出可能な第1開口部(開口部)69aが形成され、両軸受71,71に軸部67a,67aを介して自由回転可能に支持されたローラ67の円周面は、第1開口部69aから所定量だけ後側(第1支え部材76側)に突出し、該円周面が第1支え部材76の後述する案内面77bに当接可能に構成される(図22参照)。第1開口部69aにおけるローラ67の軸方向の開口幅は、該ローラ67の軸方向の厚み寸法より大きく設定され、ローラ67の軸方向への移動を所定範囲で許容し得るよう構成される。また、第1開口部69aにおけるローラ67の直径方向の開口幅は、該ローラ67の直径より大きく設定され、ローラ67の円周面が、第1開口部69aにおけるローラ67の直径方向の開口縁に接触しないよう構成される。また、受部69における自由端側延在部50の先端面50bから下方に延出する突出部の前面に、前方に向けて突出する円柱状のボス部(凸部)72が設けられ、該ボス部72にはネジ孔72aが螺設されている(図14参照)。
前記受部69の前側に取付けられる取付部材70は、後述する第1および第2支え部材76,87の間に支持部68が挿入された際に第2支え部材87側に臨んでいる。この取付部材70は、図15に示す如く、基本的には矩形の平板状に形成されたものであって、一方の長辺における取付部材70の長手方向の一端部側に偏倚した位置に、該取付部材70の短手方向に突出する第2規制部としての規制部73が設けられて、全体がL字形に形成されている。そして、取付部材70における規制部73が形成される取付部材70の長手方向の一端部側の裏面に、図15(c),(d)に示す如く、後方に向けて突出する円筒状の筒部(凹部)74が設けられる。また、取付部材70における筒部74と対応する位置には、該筒部74の内径より小径の通孔70aが形成されている。そして、前記受部69におけるボス部72の先端を取付部材70の筒部74に回動可能に嵌挿した状態で、通孔70aに挿通したネジ96をボス部72のネジ孔72aに螺挿することで、受部69に対して取付部材70がネジ止めされる。
前記取付部材70の裏面、すなわち受部69の前面と対向する面は平坦に形成され、受部69に取付部材70をネジ止めした際に該取付部材70の裏面が前記受部69の各軸受71の前端に当接して凹部71aの開口を塞ぎ、軸受71,71の凹部71a,71aに軸部67a,67aが収容された状態でローラ67を自由回転可能に支持するよう構成される。また取付部材70には、受部69に形成した第1開口部69aと対応する位置に、該第1開口部69aと略同一形状の第2開口部(開口部)70bが形成され、該第2開口部70bからローラ67の円周面が前側(第2支え部材87側)に突出可能に構成される。
前記受部69に対して取付部材70は、前記各開口部69a,70bから離間した受部69および取付部材70の長手方向の一方(支持部68の移動方向の一方側)に偏倚した部位(ボス部72,筒部74)の一箇所で取付けられており、受部69に対して取付部材70は、ボス部72(筒部74)を中心として平行な姿勢のままローラ67の回転軸線に沿う平面内を回動可動になっている(図16参照)。なお、受部69と取付部材70とがボス部72および筒部74を介して取付けられる取付部分は、前記自由端側延在部50から下方に突出しており、以後の説明において支持部68における長手方向の一端部である自由端側延在部50から下方に突出する側の端部(取付部分が設けられる側の端部)を支持部68の突出端部68aと指称することもある。
前記取付部材70には、図16に示す如く、前記自由端側延在部50の先端面50bに対向する側面(一方の長辺側であって規制部73が設けられていない部位)において、前記第2開口部70bの長手方向の略中央に対応する位置に、自由端側延在部50の先端面50bに向けて突出する第1規制部としての突部75が設けられ、該突部75が先端面50bに当接可能に構成される。そして、突部75が自由端側延在部50の先端面50bに当接した状態で、受部69の第1開口部69aと取付部材70の第2開口部70bとが前後方向に整列し、受部69と取付部材70とで支持された前記ローラ67が、両開口部69a,70b内に適正な姿勢で臨むよう構成される。なお、突部75の突出端は弧状に形成され、先端面50bとの接触による突部75の摩耗を抑制し得るようになっている。
前記取付部材70の規制部73は、前記受部69に取付部材70を取付けた状態で、自由端側延在部50の下端より下方に位置して、該規制部73は、前記突部75が自由端側延在部50の先端面50bから離間する方向へ取付部材70が回動したときに、自由端側延在部50における先端面50bと交差する下面(他面)50cに当接可能に構成される。突部75が先端面50bに当接した状態で、規制部73と下面50cとの間には所要の隙間があり、取付部材70の所要範囲での回動が許容されるようになっている。実施例では、突部75が先端面50bに当接した状態での規制部73と下面50cとの隙間寸法は、規制部73が下面50cに当接するまで取付部材70が回動した状態で、前記軸受71,71で支持されているローラ67における軸方向の両側面に対して第2開口部70bの内縁(取付部材70)が接触しない値に設定される。すなわち、図16に示す如く、受部69に対して取付部材70が突部75を先端面50bに当接した状態、および規制部73を下面50cに当接した状態の何れにおいても、前記第1開口部69aと第2開口部70bとの前後方向に整列している開口領域の寸法が、ローラ67におけるローラ本体(軸部67a,67aを除く部分)の図16で表わされる投影形状の外形寸法より大きくなるよう設定される。
前記受部69に取付部材70を取付けた状態で、該取付部材70の前面は、前記自由端側延在部50の前面と略同一位置に臨むよう構成される。ちなみに、受部69の裏面は、自由端側延在部50の裏面と同一位置に臨んでおり、前記支持部68の前後に突出するローラ67は、自由端側延在部50に対しても前後方向に突出している。またローラ67の直径は、後述する第1支え部材76の案内面77bにローラ67の円周面が当接している状態で該ローラ67が第2支え部材87から離間する寸法に設定される(図22参照)。そして、前記支持部68、すなわち主可動体45の自由端側延在部50が第1支え部材76から離間する方向に変位した際に、ローラ67の円周面が第2支え部材87に転動可能に当接すると共に、該ローラ67の円周面が第1支え部材76から離間するよう構成される。
(第1支え部材について)
前記裏ユニット19に配設された前記取付ベース38における縦板部38bには、第1支え部材76が前側から着脱自在に配設される。第1支え部材76は、全体が光透過性を有する合成樹脂材により形成された部材であって、図8、図18、図19、図20等に示すように、裏ユニット19の左対向面部33cと平行な板面を有する案内盤部77と、該案内盤部77における右端縁(開口部19a側の端縁)から側方に延出して、前記縦板部38bに配設された左発光基板40の前側を覆う覆部78とから基本的に構成される。なお、覆部78は、案内盤部77における前面を構成する板面より後側から側方に延出して、前記可動部材43における主可動体45や副可動体47と干渉しないようになっている。
前記案内盤部77の右側面(可動部材43の揺動支点側)は、図18に示す如く、可動部材43の回転支軸51を中心とする円弧状に湾曲形成された円弧状端面77aとされる。また案内盤部77の前面には、円弧状端面77aから左方(可動部材43の揺動支点から離間する側)に離間して、該円弧状端面77aと同様に、回転支軸51を中心とする円弧状に延在するガイドレール79が突設されている。すなわち、案内盤部77におけるガイドレール79より左側に位置する前面は、可動部材43における揺動支点から離間する自由端(主可動体45の自由端)の移動方向に沿って延在し、該前面が前記ローラ67が転動する案内面77bとして機能するよう構成される。また案内盤部77には、前記裏ユニット19に設けたガイド壁37の前方への挿通を許容する切欠部77cが、前記取付ベース38の縦板部38bの切欠部38cと対応して形成されており、当該第1支え部材76を縦板部38bの前面に取付けた状態で、ガイド壁37が切欠部77cを介して前方に突出するよう構成される。
前記案内盤部77におけるガイドレール79の左側(可動部材43から離間する側)には、図18または図20に示す如く、下端部から前記切欠部77cまでの間に、ガイドレール79と略平行に延在する区画壁80が突設されている。この区画壁80はガイドレール79より前方に突出し、後述する第2支え部材87の裏面を区画壁80の前端に当接して取付けることで、両支え部材76,87の間に、右方(可動部材43側)に開放して前記主可動体45の支持部68(ローラ67)が移動する領域となる案内路81が画成されるようになっている(図19参照)。そして、支持部68の移動領域と、前記配線束36が引き回される後述する引き回し経路92とを区画壁80によって区画するよう構成される(図22参照)。
前記区画壁80の下端には、図18、図19、図20に示す如く、右方に突出する第1位置決め部(位置決め部)82が設けられ、案内路81に臨む主可動体45の支持部68における突出端部68aが、該第1位置決め部82に当接して移動規制されるよう構成される。更に、案内盤部77における前面上端部には、区画壁80と同一長さで前方に突出する第2位置決め部83が設けられ、案内路81に臨む主可動体45の支持部68における上端が、該第2位置決め部83に当接して移動規制されるようになっている。すなわち、前記可動部材43の主可動体45は、上下の位置決め部82,83の範囲内で揺動可能に構成される。
前記案内盤部77には、前記ガイドレール79の左側において、該ガイドレール79の延在方向に略等間隔で、ネジ孔が形成された第1取付ボス84が突設される。実施例では、第2位置決め部83と切欠部77cとの間の案内盤部77に単独で1つの第1取付ボス84が設けられると共に、切欠部77cと第1位置決め部82との間の案内盤部77に、前記区画壁80と一体で複数の第1取付ボス84が設けられている(図18,図20参照)。また案内盤部77には、図18または図20に示す如く、該案内盤部77の左端縁から右方に離間した位置に、規制突部としての第2取付ボス85が上下方向に離間して複数突設されている。第2取付ボス85は、第1取付ボス84と同一長さだけ前方に突出すると共にネジ孔が形成されている。なお、案内盤部77の上端縁と最上部に位置する第2取付ボス85との間に、配線束36を結束具(図示せず)で結束する結束部86が設けられている。
(第2支え部材について)
前記第1支え部材76の前側には、該第1支え部材76とによって前記主可動体45における自由端部側の前後方向への大きな変位を抑制する第2支え部材87が着脱自在に配設されている。第2支え部材87は、光透過性を有する合成樹脂材により形成された部材であって、図17,図19または図20に示す如く、平板状の板状本体88の外周縁に、前方に向けて突出する外周壁89が形成されて剛性が高められている。なお、実施例では板状本体88の下端部側の所定範囲には外周壁89が設けられていない。
前記板状本体88における裏面、すなわち前記第1支え部材76の案内盤部77に対向する面は平坦に形成されると共に、該板状本体88には、図20に示す如く、案内盤部77に設けた第1取付ボス84および第2取付ボス85の夫々に対応する位置に通孔88aが穿設されている。そして、板状本体88の裏面を、第1および第2取付ボス84,85の前端に当接した状態で、各通孔88aに前側から挿通したネジ95(図17参照)を対応する取付ボス84,85のネジ孔に螺挿することで、第1支え部材76に対して第2支え部材87が取付ボス84,85の突出長さだけ離間して平行に取付けられる。実施例では、第1取付ボス84および該第1取付ボス84に螺挿されるネジ95とから両支え部材76,87の固定手段が構成される。
前記第2支え部材87の右側面(板状本体88の右側面および該板状本体88の右側縁に沿って設けられる外周壁89の右側面)は、図19または図20に示す如く、第1支え部材76における案内盤部77の円弧状端面77aと平行な円弧状に湾曲形成されて、前後方向において整列するよう構成される。そして、第2支え部材87の板状本体88における第1支え部材76の前記案内面77bと対向する裏面は、可動部材43における揺動支点から離間する自由端(主可動体45の自由端)の移動方向に沿って平行に延在し、該案内面77bに沿って転動する前記ローラ67の前方への大きな変位を規制するべく機能する。実施例では、第1支え部材76の案内面77bと第2支え部材87の裏面との離間寸法は、前記ローラ67の直径より大きく、かつ該ローラ67の円周面が第2支え部材87の裏面に当接した状態で、可動部材43が前記装飾部材26や透明壁29に接触することがない値に設定される。なお、板状本体88の裏面には、所定位置の通孔88aに対応する位置に、筒状の位置決め突部90が設けられ、該位置決め突部90に第1支え部材76における対応する第1または第2取付ボス84,85の前端を嵌挿することで、第1支え部材76に対して第2支え部材87が位置決めされるようになっている(図21または図22参照)。
前記板状本体88の左側面(可動部材43から離間する側の面)には、図17、図19、図20等に示す如く、上下方向に離間する複数箇所に外側方(左方)に延出する配線押さえ部91が設けられている。配線押さえ部91は、図22に示す如く、第2支え部材87を第1支え部材76に取付けた状態で、第1支え部材76における案内盤部77の前面から離間し、該案内盤部77の前面側を引き回される前記配線束36を押さえて案内盤部77の前面から浮き上がるのを防止するべく機能する。また配線押さえ部91は、図24に示す如く、第2支え部材87を第1支え部材76に取付けた状態で延出端部が前記裏ユニット19の左画壁部(壁部)34cに近接位置している。そして、第1支え部材76(案内盤部77)、配線押さえ部91および左画壁部34cにより、前記配線束36の引き回し経路92が画成され、該経路92内に配線束36が上下方向に引き回されるようになっている(図17参照)。裏ユニット19の左画壁部34cと配線押さえ部91との離間間隔は、配線束36が通過できない値に設定され、引き回し経路92を引き回されている配線束36が第2支え部材87より前側に変位するのを防止するよう構成される。
前記第1支え部材76に設けられた前記第2取付ボス85,85は、図18または図22に示す如く、前記引き回し経路92の右方(裏ユニット19の左画壁部34cから離間する側)に位置し、該第2取付ボス85が、引き回し経路92を引き回されている配線束36の前記ローラ67の移動領域側への変位を規制する規制突部として機能するよう構成される。
前記第2支え部材87における右端上部に、前記装飾部材26に設けた前記係合部26bが係脱自在に係合する被係合部93が設けられている。この被係合部93は、図23に示す如く、円柱状に形成されて後方に向けて突出する係合部26bの挿通を許容する係合孔93aが形成されたものであって、該係合孔93aに係合部26bが前側から挿通される。また装飾部材26の係合部26bには、突出端部から離間した根元部分の外周に、径方向に突出する複数のリブ26dが周方向に離間して複数設けられており、該リブ26dの形成位置における外径寸法は係合孔93aより大きく設定される。すなわち、係合部26bの突出端部を係合孔93aに挿通した際にはリブ26dが係合孔93aの開口縁部(被係合部93に当接して位置規制し、これによって第2支え部材87の前方への変位を防止するようよう構成される。
なお、第2支え部材87の板状本体88には、前記裏ユニット19に設けたガイド壁37の前側に整合して前方に延出する案内壁94が設けられ(図17,図20参照)、該案内壁94内に画成された前後方向に貫通する通孔94aが、ガイド壁37により画成される通孔37aと連通している。すなわち、案内壁94の通孔94aが、ガイド壁37の通孔37aと共に、前記ゲート30に対するゲートセンサの取付けに供されると共に、ゲートセンサから導出する配線を裏ユニット19の裏側に引き出す通路として機能する。なお、裏ユニット19のガイド壁37における左端面は、該裏ユニット19の左画壁部34cから離間し、該ガイド壁37は、引き回し経路92を引き回されている配線束36が、ローラ67の移動領域側へ変位するのを規制する部材としても機能するようになっている。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係るパチンコ機の作用につき説明する。
前記遊技領域18aに打ち出されたパチンコ球は、前記装飾部材26の外周囲を流下し、該パチンコ球が前記球導入部28に通入すると、該パチンコ球は前記ステージ27に通出され、該ステージ27を左右に転動した後に遊技領域18aに排出され、このパチンコ球は始動入賞装置23や普通入賞装置25等に入賞可能となる。そして、始動入賞装置23にパチンコ球が入賞すると、前記図柄表示装置13の図柄が変動開始され、所要の図柄組合わせゲームが展開される。図柄表示装置13で展開される図柄変動ゲームの結果、図柄表示装置13に所定の図柄組合わせで図柄が停止表示されたときに大当りが発生する。そして、大当りが発生すると、図柄表示装置13に表示された図柄組み合わせに応じて、前記遊技盤17の下方に設けられた特別入賞装置24の入賞口24aが開放され、多数の賞球の獲得が可能となる。
前記装飾部材26の横部分の遊技領域18aを流下するパチンコ球が前記ゲート30を通過すると、前記制御装置は、ゲートセンサから入球検知信号が入力されたことを条件として、前記始動入賞装置23の羽根部材23b,23bを開放するか否かの抽選を行なう。そして、抽選の結果、当りとなった場合は、前記始動入賞装置23の羽根部材23b,23bが開放されて、下側の始動入賞口23aへの入賞確率が高まる。
前記図柄表示装置13で展開される図柄変動ゲームの演出に応じて、前記可動演出装置42が作動制御されて、各可動体45,47が作動されて動的な演出により遊技の興趣が高められる。また、遊技盤17に配設されている各種発光基板39,40,52,65のLEDが、図柄変動ゲームの演出に応じて発光制御されて、発光による演出により遊技の興趣が向上される。
前記可動部材43は、図3に示す第1位置においては、前記裏ユニット19における開口部19aの開口下端縁に沿って左右方向に水平に延在し、この状態で該可動部材43の一部は、前記装飾部材26における窓口26a内の下部に設けた前記透明壁29の後側に臨んでいる。このとき、可動部材43は、前記装飾カバー41における一部の前記下発光基板39を覆っている部位の前側に臨んで、該下発光基板39のLEDによる発光演出が前側から視認不能になっている。しかしながら、可動部材43の前面を構成する前記装飾体53の前装飾部53aおよび前記副可動体47の前可動部47aには光透過部が夫々設けられているから、前記可動体用発光基板52のLEDからの光は光透過部を介して透明壁29に照射される。すなわち、可動部材43の第1位置において、該可動部材43に設けた可動体用発光基板52のLEDによる発光演出が前側から視認でき、該可動部材43により装飾カバー41における下発光基板39の配設部位に対応する部位が隠れることによる発光演出効果の低下は防止される。
前記主駆動機構44における主モータ54の駆動により主駆動歯車54aおよび従動歯車55が所定方向に回転することで、該従動歯車55に噛合する前記歯車部材56が固定された可動部材43(主可動体45)は、前記回転支軸51を中心として斜め上方に向けて移動する。図6に示すように可動部材43が第2位置に至ると、該可動部材43は、前記装飾部材26における窓口26aの略中央を斜めに横切るように位置し、遊技者に対してインパクトを与えることができ、遊技の興趣を高め得る。また、可動部材43が第2位置に移動することで、前記下発光基板39のLEDからの光は前記装飾カバー41を介して透明壁29に照射されるようになり、遊技者が注目する前記ステージ27の周囲を発光演出することができる。この状態で、前記副駆動機構46の副モータ62の駆動により副駆動歯車62aが所定方向に回転することで、該副駆動歯車62aに噛合する前記ラック部61cを設けた作動部材61に固定された副可動体47は、主可動体45に設けた装飾体53から離間する方向に直線的に移動する。すなわち、副可動体47が装飾体53から離間移動することで、図7に示す如く、主可動体45における基端側延在部49が露出し、前記可動体用発光基板52のLEDによる発光演出を装飾部材26の窓口26a略中央で行なうことができ、演出効果を向上し得る。なお、前記主モータ54および副モータ62は、前記第1位置検出センサ58による第1検出片57の検出信号、および第2位置検出センサ64による第2検出片63の検出信号に基づいて回転制御されて、主可動体45を第1位置と第2位置との間で移動すると共に、副可動体47を待機位置と作動位置との間で移動する。
前記可動部材43において主可動体45の自由端部には、前記支持部68を介してローラ67が自由回転可能に支持されており、該支持部68は、図22に示す如く、前記裏ユニット19に配設した第1支え部材76と第2支え部材87とで画成される案内路81に挿入されている。また、支持部68における受部69の第1開口部69aから突出するローラ67の円周面が、第1支え部材76の案内面77bに対して転動可能な状態で当接している。従って、可動部材43が第1位置と第2位置との間を移動する際には、ローラ67が案内面77bに沿って転動することで、長尺な可動部材43の自由端部側は安定して移動する。また、第1支え部材76に対してローラ67を挟んで配設される第2支え部材87は、第1支え部材76の案内面77bに当接しているローラ67からは離間しているから(図22参照)、ローラ67の転動を阻害することはなく、ローラ67の円滑な転動によって可動部材43の自由端部は安定かつスムーズに移動する。
前記可動部材43は、長尺であるために長手方向の一端部(基端部)において前記回転支軸51で回転可能に支持される部位から長手方向の他端部(自由端部)が大きく離間しており、パチンコ機10の遊技中に発生する振動等によって該可動部材43が前後方向に変位する恐れがある。しかしながら実施例のパチンコ機10では、可動部材43(主可動体45)が第1支え部材76から離間する方向(前方)へ変位した際には第2支え部材87に、前記支持部68における取付部材70の第2開口部70bから突出するローラ67の円周面が転動可能に当接し、該可動部材43の大きな変位を抑制することができる。すなわち、可動部材43の大きな変位を抑制することができ、該可動部材43の自由端部(支持部68)が両支え部材76,87で画成される案内路81から外れることはなく、可動部材43の動作に支障を来たす事態の発生を防止し得る。また、実施例のように主可動体45に対して更に副可動体47を移動可能に配設した可動部材43では、該副可動体47の移動時にも可動部材43が振動する恐れがあるが、この場合も前述したようにローラ67と両支え部材76,87とによって可動部材43の自由端部側の変位を抑制することができる。
ここで、前記可動部材43は、パチンコ機10に発生する振動等によって前後方向のみでなく、該可動部材43の移動方向に変位する場合もある。この場合において、ローラ67が第2支え部材87に当接した状態では、該ローラ67は第1支え部材76の案内面77bからは離間するから、ローラ67が第2支え部材87に当接した状態で可動部材43が移動方向に変位した際にはローラ67が転動することで摺動抵抗が加わるのを防止することができ、ローラ67や支持部68に大きな負荷が加わるのを抑制して損傷等の発生を防止し得る。なお、可動演出装置42等の各種部品が組付けられた遊技盤17を単体で梱包して工場から遊技店に運搬したり、該遊技盤17が中枠12に組付けられたパチンコ機10自体を梱包して工場から遊技店に運搬する等に際しては、遊技盤17は姿勢が一定に保持されるわけではないため、運搬時の振動によって可動部材43が変位する方向は定まっていない。このように可動部材43が変位する方向が定まっていない条件においても、該可動部材43の支持部68が両支え部材76,87で画成される案内路81から外れたり損傷するのを防止することができる。
前記第1支え部材76に対して第2支え部材87は、前述したように第1支え部材76に突設した第1取付ボス84、第2取付ボス85および区画壁80の前端(突出端)を第2支え部材76の裏面に当接した状態で、各ボス84,85に螺挿されるネジ95によって固定されている。複数の第1取付ボス84は、図18に示す如く、前記可動部材43に配設されたローラ67が移動する案内路81に沿って等間隔で離間しているから、第1支え部材76および第2支え部材87の案内路81を画成している部分の離間間隔を、該案内路81の延在方向の全領域に亘って等間隔に保持することができる。すなわち、案内路81を画成する両支え部材76,87の前後幅が、適正値に対して近づき過ぎてしまうことで、案内路81内においてローラ67が両支え部材76,87に同時に当接するのを防止し得ると共に、両支え部材76,87の前後幅が、適正値に対して離れ過ぎてしまうことで、ローラ67が各支え部材76,87に当接して規制される可動部材43の前後方向の変位量が大きくなってしまうのを防止し得る。
前記支持部68においてローラ67を支持する受部69に対して取付部材70は、図16に示す如く、前記開口部69a,70bの形成位置から長手方向の一端側に偏倚した位置において1本のネジで取付けられている。すなわち、受部69に対して取付部材70を平行な姿勢を保ったまま回動することは可能であり、各部品の成形誤差や組付け誤差等によってローラ67における軸方向の側面(軸部67a,67aを除くローラ本体の側面)が取付部材70の第2開口部70bの内縁に接触するおそれのある場合には、受部69に対して取付部材70を回動調節してローラ67が第2開口部70bの内縁に接触しないようにすることができ、ローラ67の円滑な転動が阻害されるのを防いで、可動部材43の円滑な動作を図り得る。
また、前記受部69に対する取付部材70の回動範囲は、該取付部材70に設けた突部75および規制部73が、前記自由端側延在部50の先端面50bおよび下面50cに当接する範囲に設定されている。そしてこの範囲は、図16に示す如く、突部75が先端面50bに当接した状態および規制部73が下面50cに当接した状態の何れにおいても、前記第1開口部69aと第2開口部70bとの前後方向に整列している開口領域の寸法が、ローラ67におけるローラ本体の図16で表わされる投影形状の外形寸法より大きくなるよう設定される。すなわち、受部69に対して取付部材70を回動し過ぎることで、ローラ67が第2開口部70bの内縁に接触して円滑な転動が阻害されるのを防止ぐことができる。
前記可動部材43は、第1位置において前記支持部68の突出端部68aが、図18に示すように、第1支え部材76の第1位置決め部82に当接した状態で支持されている。すなわち、長尺な可動部材43の自由端部の荷重は、支持部68の突出端部68aで支持される。この突出端部68aは、支持部68において前記受部69のボス部72と取付部材70の筒部74とが嵌合してネジ止めされる部分側の端部であるから剛性は高く、この突出端部68aで可動部材43(主可動体45)の荷重を支持することで、受部69と取付部材70とによるローラ67の支持部分への可動部材43(主可動体45)の荷重の影響を抑制することができる。すなわち、可動部材43が第2位置から第1位置に戻る際には、該可動部材43が長尺であるために自由端部側の慣性が大きく、突出端部68aが第1位置決め部82に衝突するおそれがあるが、その衝撃を剛性の高い突出端部68aで受けることで、ローラ67の支持部分への影響を抑制し得る。
前記裏ユニット19の上対向面部33aに配設された複数の発光基板の配線を束ねた配線束36は、図24に示す如く、前記第1支え部材76の案内盤部77、第2支え部材87の配線押さえ部91および裏ユニット19の左画壁部34cにより画成された引き回し経路92を上側から下側に引き回された後(図17,図18参照)、裏ユニット19の下対向面部33bの裏側に配設した中継基板に接続される。引き回し経路92を引き回される配線束36は、第2支え部材87の配線押さえ部91により前側から押えられて前方に変位するのは防止され、かつ該配線押さえ部91の延出端部と裏ユニット19の左画壁部34cとの離間間隔は、配線束36が通過できない値に設定されているから、左対向面部33cに沿って上下方向に引き回されている配線束36が、裏ユニット19の前端から前方に延出することはない。従って、板部材18と裏ユニット19との組付けに際し、配線束36が両部材18,19間に挟まれてしまうことはなく、断線等の発生を防止し得る。また、板部材18と裏ユニット19との組付けに際して配線束36を挟まないように気を付けて作業をする必要もなく、作業性が良い。実施例では、前記可動演出装置42が配設される裏ユニット19の左画壁部34cおよび該可動演出装置42の可動部材43の移動案内および変位規制する第1支え部材76および第2支え部材87を利用して配線束36の引き回し経路92を画成しているから、該経路92を画成するためにのみ機能する部品を設ける必要はなく、部品点数を低減して組付け工数を少なくし得ると共に組付け構造の簡略化を図り得る。
前記第1支え部材76と第2支え部材87とを固定する前記第2取付ボス85は、図18、図22に示す如く、前記引き回し経路92と前記案内路81との間に位置しており、引き回し経路92を引き回されている配線束36の案内路81側への変位は第2取付ボス85により規制される。すなわち、前記ローラ67の移動領域である案内路81側に配線束36が移動してしまい、該配線束36がローラ67に接触したり引掛かることで前記可動部材43の移動が阻害されたり配線束36が損傷するのを防止し得る。また、両支え部材76,87を固定するための第2取付ボス85を、配線束36の変位を規制する部品として兼用することで、専用の部品を設けることによる部品点数や組付け工数の増加を抑制し、組付け構造の簡略化を図り得る。
前記第1支え部材76に設けられて前記案内路81を画成する区画壁80は、図18、図22に示すように、該案内路81と前記引き回し経路92とを区画するように両支え部材76,87間に位置しており、該区画壁80によっても引き回し経路92を引き回されている配線束36の案内路81側への変位は確実に規制される。すなわち、可動部材43(主可動体45)と配線束36とが干渉するのを防止して、可動部材43(主可動体45)の円滑な移動を達成することができる。なお、実施例では、前記裏ユニット19に設けられて第1支え部材76の切欠部77cに挿通されて前方に延出する前記ガイド壁37の左端面が左画壁部34cから離間し(図4参照)、該ガイド壁37の左端面と左画壁部34cとの間を配線束36が引き回されるようになっている。すなわち、ゲートセンサの取付けおよびゲートセンサの配線の挿通のために設けられるガイド壁37も、引き回し経路92を引き回されている配線束36が案内路81側へ変位するのを規制する部材として機能している。
前記第2支え部材87には、図23に示す如く、前後方向に貫通する係合孔93aが穿設された被係合部93が設けられており、前記板部材18に配設した前記装飾部材26に設けた係合部26bを該係合孔93aに前側から挿通し、該係合部26bに設けたリブ26dを被係合部93に当接した状態で、該装飾部材26を取付けた前記板部材18を裏ユニット19に固定することで、第2支え部材87の前方への変位が規制される。従って、第2支え部材87と第1支え部材76との離間間隔を一定に保つことができ、前記可動部材43のローラ67が前後方向に変位する際の範囲を一定に維持し得る。
実施例では、前記第2支え部材87は、前記可動部材43に配設したローラ67の変位を規制する機能だけでなく、前記板状本体88に設けた配線押さえ部91による配線束36の変位を規制する機能を有するよう構成したから、各機能を有する部品を別々に用意する必要はなく、部品点数を低減し得ると共に組付け工数も少なくすることができる。よって、各機能を有する部品を別々に組付けるための構成を裏ユニット19や第1支え部材76等に設ける必要はなく、組付け構造を簡略化し得る。
(変更例)
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、遊技盤を木製の板部材と裏ユニットとから構成したが、アクリル等の透明な材料で形成した透明板と裏ユニットとから構成したものであってもよく、または木製や合成樹脂製(透明、不透明の何れでも可)の板部材のみから遊技盤を構成したものであってもよい。
(2) 実施例では、受部と取付部材との取付部位を、支持部(主可動体)の移動方向の一方である下側に偏倚した位置としたが、上側に偏倚した位置であってもよい。
(3) 実施例では、受部に設けたボス部(凸部)を取付部材に設けた筒部(凹部)に嵌合したが、受部に筒部(凹部)を設けると共に取付部材にボス部(凸部)を設け、両者を嵌合した状態でネジ止めする構成を採用し得る。
(4) 実施例では、可動部材(主可動体)の長手方向の一端部を裏ユニットの右下端部に回転可能に支持して揺動するよう構成したが、可動部材(主可動体)を回転可能に支持する位置は、実施例とは左右逆、あるいは裏ユニットの上端部側の左端部または右端部の何れであってもよく、その支持位置は限定されるものではない。
(5) 実施例では、可動部材(主可動体)の長手方向の一端部を回転可能に支持して揺動するよう構成したが、可動部材(主可動体)を直線的に移動するよう構成したものであってもよい。この場合には、可動部材(主可動体)の長手方向の両端に、実施例の構成に係るローラを配設し、各ローラを挟んで一対の支え部材を夫々設けるよう構成すればよい。
(6) 実施例では、可動部材として主可動体に副可動体を移動可能に配設した構成としたが、主可動体のみから可動部材を構成したものであってもよい。
(7) 可動部材(主可動体)を動作する駆動機構(主駆動機構)は、駆動源としてモータを用いたものに限らず、ソレノイド等のリニアアクチュエータを用いたものを採用することができ、また駆動源からの動力を伝達する機構も歯車を用いたものに限らず、リンク機構等、その他の機構を用いることができる。
(8) 実施例では、配線押さえ部を第2支え部材の端縁部に離間して複数設けたが、該配線押さえ部を第2支え部材の端縁の全長に亘って連続的に設けてもよい。なお、配線押さえ部に、装飾部材の係合部が係合する被係合部を設けてもよく、この構成では配線押さえ部を装飾部材で前側から押さえて位置規制することができる。
(9) 実施例では、第1支え部材に突設した第2取付ボスを配線束の変位を規制する規制突部としたが、第2支え部材に第1支え部材を固定するための取付ボスを設け、該取付ボスを規制突部として機能するようにしてもよい。または、両支え部材に夫々取付ボスを設け、両取付ボスで規制突部を構成することも可能である。
(10) 実施例では第1支え部材に区画壁を突設したが、第2支え部材に区画壁を突設してもよい。または、両支え部材に夫々区画壁を設けてもよい。
(11) 実施例では、ローラの移動領域と引き回し経路とを区画する区画壁を、ローラが移動する案内路(移動領域)の全略域に亘って設けていないが、該案内路(移動領域)の全領域に区画壁を設けてもよい。また、区画壁は連続するものでなく、案内路(移動領域)側への配線束の変位を規制し得る範囲で不連続に設けられるものであってもよい。
(12) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
17 遊技機
18 板部材
18a 遊技領域
19 裏ユニット
34c 左画壁部(壁部)
36 配線束(配線)
42 可動演出装置
45 主可動体(可動体)
50b 先端面(一面)
50c 下面(他面)
67 ローラ
68 支持部
69 受部
69a 第1開口部(開口部)
70 取付部材
70b 第2開口部(開口部)
72 ボス部(凸部)
73 規制部(第2規制部)
74 筒部(凹部)
75 突部(第1規制部)
76 第1支え部材
80 区画壁
82 第1位置決め部(位置決め部)
84 第1取付ボス(固定手段)
85 第2取付ボス(規制突部)
87 第2支え部材
91 配線押さえ部
92 引き回し経路
95 ネジ(固定手段)

Claims (7)

  1. 可動体の動作により演出を行なう可動演出装置を備えた遊技機において、
    前記可動演出装置は、
    所定間隔離間して前記可動体の移動方向に沿って延在する第1支え部材および第2支え部材と、
    前記可動体における両支え部材の間に挿入された支持部に自由回転可能に配設されて両支え部材に円周面が対向し、一方の支え部材に当接して可動体の移動時に転動するローラと、
    前記ローラを挟んで一方の側に位置する前記第2支え部材に設けられ、ローラを挟んで他方の側に位置する前記第1支え部材との間で配線を押さえる配線押さえ部とを備え
    前記支持部は、可動体に設けられて第1支え部材側に臨む受部と、第2支え部材側に臨んで該受部との間で前記ローラを自由回転可能に支持する取付部材とから構成され、
    前記受部に、前記ローラの円周面を第1支え部材側に突出可能な開口部が形成されると共に、前記取付部材に、前記ローラの円周面を第2支え部材側に突出可能な開口部が形成され、
    前記取付部材は、前記ローラに対して支持部の移動方向の前方側または後方側に偏倚した位置で受部に対してローラの回転軸線に沿う平面内で回動可能に取付けられると共に、該受部に対して取付部材を固定するよう構成される
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 可動体の動作により演出を行なう可動演出装置を備えた遊技機において、
    前記可動演出装置は、
    所定間隔離間して前記可動体の移動方向に沿って延在する第1支え部材および第2支え部材と、
    前記可動体における両支え部材の間に挿入された支持部に自由回転可能に配設されて両支え部材に円周面が対向し、一方の支え部材に当接して可動体の移動時に転動するローラと、
    前記ローラを挟んで一方の側に位置する前記第2支え部材に設けられ、ローラを挟んで他方の側に位置する前記第1支え部材との間で配線を押さえる配線押さえ部とを備え、
    前記支持部は、可動体に設けられて第1支え部材側に臨む受部と、第2支え部材側に臨んで該受部との間で前記ローラを自由回転可能に支持する取付部材とから構成され、
    前記受部に、前記ローラの円周面を第1支え部材側に突出可能な開口部が形成されると共に、前記取付部材に、前記ローラの円周面を第2支え部材側に突出可能な開口部が形成され、
    前記取付部材は、前記ローラに対して支持部の移動方向の前方側または後方側に偏倚した位置で受部に対してローラの回転軸線に沿う平面内で回動可能に取付けられ、
    前記取付部材に、前記可動体の一面に当接して受部の開口部と取付部材の開口部とを整合する位置に該取付部材を位置決めする第1規制部と、該第1規制部が可動体の一面に当接した状態で該一面と交差する可動体の他面に対向して当接可能な第2規制部とが設けられ、前記第1規制部が可動体の一面から離間する方向への取付部材の回転を、前記ローラに開口部の内縁が接触しない範囲で該第2規制部が可動体の他面に当接することで規制するよう構成される
    ことを特徴とする遊技機。
  3. 前記第1支え部材および第2支え部材の間に位置するように支え部材に規制突部が設けられ、該規制突部で前記配線押さえ部で押さえられた配線の前記ローラの移動領域側への変位を規制するよう構成される請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記第1支え部材および第2支え部材の間に位置するように支え部材に区画壁が設けられ、該区画壁で前記ローラの移動領域と前記配線の引き回し領域とを区画するよう構成される請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
  5. 遊技球が流下可能な遊技領域が前側に設けられる板部材および該板部材の裏側に配設され、前側に開口する箱枠状に形成されて前記可動演出装置が配設された裏ユニットとから遊技盤が構成され、前記第1支え部材、第2支え部材の配線押さえ部、および両支え部材における前記ローラの移動領域から離間する端縁側に臨む前記裏ユニットの壁部により配線を囲む引き回し経路が画成される請求項1〜の何れか一項に記載の遊技機。
  6. 前記可動体が移動終端で停止した際に、前記支持部における位置決め部に当接して可動体の荷重を支持する端部側で、前記受部および取付部材に設けた凸部および凹部が嵌合してネジ止めされている請求項1〜5の何れか一項に記載の遊技機。
  7. 前記可動体の移動方向に等間隔で離間した位置で固定手段により前記第1支え部材および第2支え部材が固定される請求項1〜の何れか一項に記載の遊技機。
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