JP5538049B2 - フォトマスクと基材との位置合わせ方法および配線回路基板の製造方法 - Google Patents

フォトマスクと基材との位置合わせ方法および配線回路基板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5538049B2
JP5538049B2 JP2010098492A JP2010098492A JP5538049B2 JP 5538049 B2 JP5538049 B2 JP 5538049B2 JP 2010098492 A JP2010098492 A JP 2010098492A JP 2010098492 A JP2010098492 A JP 2010098492A JP 5538049 B2 JP5538049 B2 JP 5538049B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alignment marks
image data
processing device
data processing
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010098492A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011227364A (ja
Inventor
巧丞 村上
明 有馬
智洋 服部
修平 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP2010098492A priority Critical patent/JP5538049B2/ja
Priority to US13/085,269 priority patent/US8404410B2/en
Priority to CN201110102554.9A priority patent/CN102236273B/zh
Publication of JP2011227364A publication Critical patent/JP2011227364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5538049B2 publication Critical patent/JP5538049B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0266Marks, test patterns or identification means
    • H05K1/0269Marks, test patterns or identification means for visual or optical inspection
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0008Apparatus or processes for manufacturing printed circuits for aligning or positioning of tools relative to the circuit board
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/09Shape and layout
    • H05K2201/09818Shape or layout details not covered by a single group of H05K2201/09009 - H05K2201/09809
    • H05K2201/09918Optically detected marks used for aligning tool relative to the PCB, e.g. for mounting of components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2203/00Indexing scheme relating to apparatus or processes for manufacturing printed circuits covered by H05K3/00
    • H05K2203/01Tools for processing; Objects used during processing
    • H05K2203/0147Carriers and holders
    • H05K2203/0169Using a temporary frame during processing
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2203/00Indexing scheme relating to apparatus or processes for manufacturing printed circuits covered by H05K3/00
    • H05K2203/16Inspection; Monitoring; Aligning
    • H05K2203/166Alignment or registration; Control of registration
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0097Processing two or more printed circuits simultaneously, e.g. made from a common substrate, or temporarily stacked circuit boards

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

本発明は、配線回路基板の製造工程におけるフォトマスクと基材との位置合わせ方法および配線回路基板の製造方法に関する。
配線回路基板においては、絶縁層上に所定のパターンを有する導体層が形成されている。配線回路基板の製造工程において、例えば導体層を所定のパターンに形成するために、フォトレジスト(以下、レジストと略記する)の塗布、露光処理および現像処理が行われる。例えば、導体層上にレジストが塗布されることにより導体層上にレジスト層が形成される。露光処理では、レジスト層の表面にフォトマスクを通して光が照射される。それにより、レジスト層がフォトマスクのパターンで露光される。その後、現像処理が行われることにより、導体層上に所定のパターンを有するレジスト層(以下、レジストパターンと呼ぶ)が形成される。
この状態で、例えばエッチングによりレジストパターン下の領域を除く導体層の領域が除去された後、レジストパターンが除去される。それにより、導体層が所定のパターンに形成される。
上記の露光処理の際には、導体層等の基材上のレジスト層の露光すべき領域(以下、露光領域と呼ぶ)を検出し、その露光領域とフォトマスクとの位置合わせを行う必要がある。例えば、基材の位置合わせを行うために、基材に露光用のアライメントマークが設けられ、このアライメントマークが所定位置に位置するように基材が移動される。基材の位置合わせの際には、基材がカメラで撮影され、アライメントマークを含む画像を処理することによりアライメントマークの位置が検出される(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−217843号公報
近年、配線回路基板の製造効率を向上させるために、露光処理の時間を短縮することが求められる。そのためには、露光領域とフォトマスクとの位置合わせを効率よく行う必要がある。
本発明の目的は、フォトマスクと基材との位置合わせの時間を短縮することが可能なフォトマスクと基材との位置合わせ方法およびそれを用いた配線回路基板の製造方法を提供することである。
(1)第1の発明に係るフォトマスクと基材との位置合わせ方法は、基材に露光処理を行う際のフォトマスクと基材との位置合わせ方法であって、フォトマスクは、複数の第1のアライメントマークを有し、基材は、複数の第1のアライメントマークに対応する複数の第2のアライメントマークを有し、複数の撮像装置により複数の第1のアライメントマークをそれぞれ含む複数の第1の画像を取得する工程と、複数の第1の画像を表す複数の第1の画像データを複数の撮像装置からデータ処理装置に転送する工程と、データ処理装置により複数の第1の画像データに基づいて第1のアライメントマークの位置を検出するとともに複数の撮像装置の撮像範囲において第1のアライメントマークを含む一部領域を設定する工程と、複数の撮像装置により複数の第2のアライメントマークをそれぞれ含む複数の第2の画像を取得する工程と、複数の第2の画像をそれぞれ表す複数の第2の画像データを複数の撮像装置からデータ処理装置に転送する工程と、複数の第2の画像データに基づいて複数の第1のアライメントマークと複数の第2のアライメントマークとの位置関係をデータ処理装置の並列的なデータ処理によりそれぞれ算出する工程と、データ処理装置により算出された位置関係に基づいて、複数の第1のアライメントマークの位置と複数の第2のアライメントマークの位置とがそれぞれ一致するように基材をフォトマスクに対して相対的に移動させる工程と、基材とフォトマスクとの相対的な移動後、複数の撮像装置により複数の第2のアライメントマークをそれぞれ含む複数の第3の画像を取得する工程と、複数の第3の画像のうち設定された一部領域の画像データをそれぞれ第3の画像データとして複数の撮像装置からデータ処理装置に転送する工程と、複数の第3の画像データに基づいて複数の第1のアライメントマークと複数の第2のアライメントマークとの位置関係をデータ処理装置の並列的なデータ処理によりそれぞれ算出する工程と、データ処理装置により得られた位置関係に基づいて、複数の第1のアライメントマークの位置と複数の第2のアライメントマークの位置とがそれぞれ一致しているか否かを判定する工程とを含むものである。
その位置合わせ方法においては、まず、複数の撮像装置により複数の第1のアライメントマークをそれぞれ含む複数の第1の画像が取得される。次に、複数の第1の画像を表す複数の第1の画像データが複数の撮像装置からデータ処理装置に転送される。データ処理装置においては、複数の第1の画像データに基づいて第1のアライメントマークの位置を検出するとともに複数の撮像装置の撮像範囲において第1のアライメントマークを含む一部領域が設定される。
また、複数の撮像装置により複数の第2のアライメントマークをそれぞれ含む複数の第2の画像が取得される。次に、複数の第2の画像をそれぞれ表す複数の第2の画像データが複数の撮像装置からデータ処理装置に転送される。
データ処理装置においては、複数の第2の画像データに基づいて複数の第1のアライメントマークと複数の第2のアライメントマークとの位置関係が並列的なデータ処理によりそれぞれ算出される。この場合、複数の位置関係がほぼ同時に求められる。
その後、データ処理装置により算出された位置関係に基づいて、複数の第1のアライメントマークの位置と複数の第2のアライメントマークの位置とがそれぞれ一致するように基材がフォトマスクに対して相対的に移動される。
基材とフォトマスクとの相対的な移動後、複数の撮像装置により複数の第2のアライメントマークをそれぞれ含む第3の画像が取得される。この場合、各撮像装置により得られる画像には第2のアライメントマークが対応する第1のアライメントマークと同じ位置または近接した位置に存在する。したがって、各第2のアライメントマークは、第3の画像のうち予め設定された一部領域に含まれる。
複数の第3の画像のうち設定された一部領域の画像データがそれぞれ第3の画像データとして複数の撮像装置からデータ処理装置に転送される。この場合、第3の画像データの量は、第2の画像データの量に比べて少ない。したがって、複数の撮像装置からデータ処理装置に短時間で複数の第3の画像データが転送される。
データ処理装置においては、複数の第3の画像データに基づいて複数の第1のアライメントマークと複数の第2のアライメントマークとの位置関係が並列的なデータ処理によりそれぞれ算出される。この場合、第3の画像データの量は第2の画像データの量に比べて少ないので、短時間で複数の位置関係がほぼ同時に算出される。
その後、データ処理装置により得られた位置関係に基づいて、複数の第1のアライメントマークの位置と複数の第2のアライメントマークの位置とがそれぞれ一致しているか否かが判定される。
複数の第1のアライメントマークの位置と複数の第2のアライメントマークの位置とがそれぞれ一致している場合には、フォトマスクを用いて基材に露光処理を行うことができる。一方、複数の第1のアライメントマークの位置と複数の第2のアライメントマークの位置とにずれがある場合には、複数の撮像装置による第3の画像の取得、第3の画像の一部領域の画像データの転送、複数の第1のアライメントマークと複数の第2のアライメントマークとの位置関係の算出、および基材とフォトマスクとの相対的な移動を繰り返すことにより、複数の第1のアライメントマークの位置と複数の第2のアライメントマークの位置とが一致するように、フォトマスクと基材とを正確に位置合わせすることができる。
このようにして、複数の第1および第2の画像データに基づく並列的なデータ処理により複数の第1のアライメントマークと複数の第2のアライメントマークとの位置関係を短時間で求めることができる。また、複数の画像の一部領域を表す第3の画像データを複数の撮像装置からデータ処理装置に転送することにより画像データの転送時間を短縮することができる。さらに、複数の画像の一部領域を表す複数の第3の画像データに基づく並列的なデータ処理により複数の第1のアライメントマークと複数の第2のアライメントマークとの位置関係をより高精度でかつより短時間で求めることができる。したがって、複数の第1および第2のアライメントマークによるフォトマスクと基材との位置合わせを短時間でかつ正確に行うことが可能となる。
なお、複数の撮像装置により複数の第1のアライメントマークをそれぞれ含む複数の第1の画像を取得する工程と、複数の撮像装置により複数の第2のアライメントマークをそれぞれ含む複数の第2の画像を取得する工程とが共通であってもよい。この場合には、複数の第1および第2のアライメントマークの両方をそれぞれ含む複数の共通の画像が複数の第1または第2の画像として取得される。
(2)複数の第3の画像データに基づく位置関係の算出の精度は、複数の第2の画像データに基づく位置関係の算出の精度よりも高くてもよい。
この場合、複数の第3の画像データの量は複数の第2の画像データの量よりも少ないので、複数の第1のアライメントマークと複数の第2のアライメントマークとの位置関係を高い精度で算出した場合でも、算出時間の増加が抑制される。
(3)並列的なデータ処理は、マルチスレッド処理であってもよい。この場合、複数の第1のアライメントマークと複数の第2のアライメントマークとの位置関係を高速に算出することができる。
(4)第2の発明に係る配線回路基板の製造方法は、複数の層を含む基材のいずれかの層のパターン形成のための露光処理を含む配線回路基板の製造方法であって、基材に露光機におけるフォトマスクに形成された複数の第1のアライメントマークに対応する複数の第2のアライメントマークを形成する工程と、基材のいずれかの層に露光処理を行う工程とを備え、露光処理を行う工程は、複数の撮像装置により複数の第1のアライメントマークをそれぞれ含む複数の第1の画像を取得する工程と、複数の第1の画像を表す複数の第1の画像データを複数の撮像装置からデータ処理装置に転送する工程と、データ処理装置により複数の第1の画像データに基づいて第1のアライメントマークの位置を検出するとともに複数の撮像装置の撮像範囲において第1のアライメントマークを含む一部領域を設定する工程と、複数の撮像装置により複数の第2のアライメントマークをそれぞれ含む複数の第2の画像を取得する工程と、複数の第2の画像をそれぞれ表す複数の第2の画像データを複数の撮像装置からデータ処理装置に転送する工程と、複数の第2の画像データに基づいて複数の第1のアライメントマークと複数の第2のアライメントマークとの位置関係をデータ処理装置の並列的なデータ処理によりそれぞれ算出する工程と、データ処理装置により算出された位置関係に基づいて、複数の第1のアライメントマークの位置と複数の第2のアライメントマークの位置とがそれぞれ一致するように基材をフォトマスクに対して相対的に移動させる工程と、基材とフォトマスクとの相対的な移動後、複数の撮像装置により記複数の第2のアライメントマークをそれぞれ含む複数の第3の画像を取得する工程と、複数の第3の画像のうち設定された一部領域の画像データをそれぞれ第3の画像データとして複数の撮像装置からデータ処理装置に転送する工程と、複数の第3の画像データに基づいて複数の第1のアライメントマークと複数の第2のアライメントマークとの位置関係をデータ処理装置の並列的なデータ処理によりそれぞれ算出する工程と、データ処理装置により得られた位置関係に基づいて、複数の第1のアライメントマークの位置と複数の第2のアライメントマークの位置とがそれぞれ一致しているか否かを判定する工程と、複数の第1のアライメントマークの位置と複数の第2のアライメントマークの位置とがそれぞれ一致している場合に、露光機によりフォトマスクを用いて基材に露光を行なう工程とを含むものである。
その配線回路基板の製造方法においては、基材に露光機におけるフォトマスクに形成された複数の第1のアライメントマークに対応する複数の第2のアライメントマークが形成される。
基材のいずれかの層への露光処理の際には、まず、複数の撮像装置により複数の第1のアライメントマークをそれぞれ含む複数の第1の画像が取得される。次に、複数の第1の画像を表す複数の第1の画像データが複数の撮像装置からデータ処理装置に転送される。データ処理装置においては、複数の第1の画像データに基づいて第1のアライメントマークの位置を検出するとともに複数の撮像装置の撮像範囲において第1のアライメントマークを含む一部領域が設定される。
また、複数の撮像装置により複数の第2のアライメントマークをそれぞれ含む複数の第2の画像が取得される。次に、複数の第2の画像をそれぞれ表す複数の第2の画像データが複数の撮像装置からデータ処理装置に転送される。
データ処理装置においては、複数の第2の画像データに基づいて複数の第1のアライメントマークと複数の第2のアライメントマークとの位置関係が並列的なデータ処理によりそれぞれ算出される。この場合、複数の位置関係がほぼ同時に求められる。
その後、データ処理装置により算出された位置関係に基づいて、複数の第1のアライメントマークの位置と複数の第2のアライメントマークの位置とがそれぞれ一致するように基材がフォトマスクに対して相対的に移動される。
基材とフォトマスクとの相対的な移動後、複数の撮像装置により複数の第2のアライメントマークをそれぞれ含む第3の画像が取得される。この場合、各撮像装置により得られる画像には第2のアライメントマークが対応する第1のアライメントマークと同じ位置または近接した位置に存在する。したがって、各第2のアライメントマークは、第3の画像のうち予め設定された一部領域に含まれる。
複数の第3の画像のうち設定された一部領域の画像データがそれぞれ第3の画像データとして複数の撮像装置からデータ処理装置に転送される。この場合、第3の画像データの量は、第2の画像データの量に比べて少ない。したがって、複数の撮像装置からデータ処理装置に短時間で複数の第3の画像データが転送される。
データ処理装置においては、複数の第3の画像データに基づいて複数の第1のアライメントマークと複数の第2のアライメントマークとの位置関係が並列的なデータ処理によりそれぞれ算出される。この場合、第3の画像データの量は第2の画像データの量に比べて少ないので、短時間で複数の位置関係がほぼ同時に算出される。
その後、データ処理装置により得られた位置関係に基づいて、複数の第1のアライメントマークの位置と複数の第2のアライメントマークの位置とがそれぞれ一致しているか否かが判定される。
複数の第1のアライメントマークの位置と複数の第2のアライメントマークの位置とがそれぞれ一致している場合には、フォトマスクを用いて基材に露光処理を行うことができる。一方、複数の第1のアライメントマークの位置と複数の第2のアライメントマークの位置とにずれがある場合には、複数の撮像装置による第3の画像の取得、第3の画像の一部領域の画像データの転送、複数の第1のアライメントマークと複数の第2のアライメントマークとの位置関係の算出、および基材とフォトマスクとの相対的な移動を繰り返すことにより、複数の第1のアライメントマークの位置と複数の第2のアライメントマークの位置とが一致するように、フォトマスクと基材とを正確に位置合わせすることができる。
このようにして、複数の第1および第2の画像データに基づく並列的なデータ処理により複数の第1のアライメントマークと複数の第2のアライメントマークとの位置関係を短時間で求めることができる。また、複数の画像の一部領域を表す第3の画像データを複数の撮像装置からデータ処理装置に転送することにより画像データの転送時間を短縮することができる。さらに、複数の画像の一部領域を表す複数の第3の画像データに基づく並列的なデータ処理により複数の第1のアライメントマークと複数の第2のアライメントマークとの位置関係をより高精度でかつより短時間で求めることができる。したがって、複数の第1および第2のアライメントマークによるフォトマスクと基材との位置合わせを短時間でかつ正確に行なうことが可能となる。その結果、配線回路基板の製造時間が短縮される。
(5)配線回路基板は、第1の絶縁層、導体層および第2の絶縁層を順に含み、基材は少なくとも感光性レジスト層を含み、露光処理は、第1の絶縁層、導体層および第2の絶縁層のうち少なくとも1つのパターン形成のために感光性レジスト層に対して行われてもよい。
この場合、第1の絶縁層、導体層および第2の絶縁層のうち少なくとも1つのパターン形成の時間が短縮される。それにより、配線回路基板の製造時間が短縮される。
本実施の形態によれば、フォトマスクと基材との位置合わせを短時間でかつ正確に行うことが可能となる。
本実施の形態に係るサスペンション基板集合体シートの上面図である。 図1の集合体シートの一部の拡大図である。 サスペンション基板の平面図である。 図3のサスペンション基板のA−A線断面図である。 本実施の形態に係るサスペンション基板の製造方法の一例を示す工程断面図である。 本実施の形態に係るサスペンション基板の製造方法の一例を示す工程断面図である。 本実施の形態に係るサスペンション基板の製造方法の一例を示す工程断面図である。 本実施の形態に係るサスペンション基板の製造方法の一例を示す工程断面図である。 本実施の形態に係るサスペンション基板の製造方法の一例を示す工程断面図である。 本実施の形態に係るサスペンション基板の製造方法の一例を示す工程断面図である。 本実施の形態に係るサスペンション基板の製造方法の一例を示す工程断面図である。 本実施の形態に係るサスペンション基板の製造方法の一例を示す工程断面図である。 本実施の形態に係るサスペンション基板の製造方法の一例を示す工程断面図である。 露光処理に用いられる露光システムの構成を示すブロック図である。 図14の露光システムの動作を示すフローチャートである。 図14の露光システムの動作を示すフローチャートである。 図14の露光システムの動作を示すフローチャートである。 カメラにより得られる画像の例を示す図である。 カメラにより得られる画像の例を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る配線回路基板の製造方法について図面を参照しながら説明する。本実施の形態では、配線回路基板の一例として、回路付きサスペンション基板(以下、サスペンション基板と呼ぶ)について説明する。
(1)集合体シート
図1は、本実施の形態に係るサスペンション基板集合体シート(以下、集合体シートと呼ぶ)の上面図である。また、図2は、図1の集合体シートの一部の拡大図である。集合体シートとは、サスペンション基板の製造過程における半製品である。
図1の集合体シート100の製造の際には、ロール・トゥ・ロール方式により長尺状基材がその長さ方向に搬送されつつ長尺状基材上に所定のパターンを有する複数の層が形成される。各層のパターン形成は、レジスト層の形成、レジスト層の露光処理、現像処理、めっき処理、およびエッチング等により行われる。サスペンション基板の製造工程の詳細については後述する。
図1において、長尺状の集合体シート100は、長さ方向Lに搬送される。集合体シート100には、長さ方向Lに沿って複数の四角形状の基板形成領域SRが2列に形成されている。各基板形成領域SRは枠部FRを有する。枠部FR内に長尺状の複数のサスペンション基板1が形成されている。各サスペンション基板1の両端は、連結部Jを介して枠部FRに連結されている(図2参照)。製造工程の最終段階において連結部Jが切断されることにより、各サスペンション基板1が枠部FRから分離される。
上記のレジスト層の露光処理は、点線で囲まれる露光領域EXごとに行われる。露光領域EXは、露光処理で用いられるフォトマスクのパターン形成領域に対応する。各露光領域EXは、集合体シート100の幅方向Wに並ぶ2つの基板形成領域SRを含み、さらに集合体シート100の両方の側辺と基板形成領域SRとの間の側部領域ERを含む。なお、各露光領域EXに含まれる基板形成領域SRの数は2に限定されず、各露光領域EXが1つの基板形成領域SRを含んでもよく、3つ以上の基板形成領域SRを含んでもよい。
各基板形成領域SRの両側の側部領域ERには、アライメントマークAMが形成されている。アライメントマークAMは、露光処理の際にフォトマスクと露光領域EXとの位置合わせを行うために用いられる。
ここでは、3種類の層のパターン形成のために第1、第2および第3のフォトマスクが用いられる例を説明する。第1、第2および第3のフォトマスクには、集合体シート100のアライメントマークAMに対応するアライメントマークが形成されている。露光機において、集合体シート100の複数のアライメントマークAMならびに第1、第2および第3のフォトマスクの複数のアライメントマークを用いて、露光領域EXと第1、第2および第3のフォトマスクとの位置合わせが行われる。それにより、第1、第2および第3のフォトマスクと露光領域EXとを正確に位置合わせすることができる。本実施の形態では、アライメントマークAMは十字形状を有する。第1、第2および第3のフォトマスクと露光領域EXとの位置合わせの方法については後述する。
(2)サスペンション基板の構造
図3は、サスペンション基板の平面図である。また、図4は、図3のサスペンション基板のA−A線断面図である。
図3に示すように、サスペンション基板1は、後述する支持基板10(図4参照)およびベース絶縁層11により形成されるサスペンション本体部1aを備える。サスペンション本体部1aの先端部には、U字状の開口部40を形成することにより磁気ヘッド搭載部(以下、タング部と呼ぶ)50が設けられている。タング部50は、サスペンション本体部1aに対して所定の角度をなすように破線Rの箇所で折り曲げ加工される。
タング部50の端部には4つの電極パッド20が形成される。サスペンション本体部1aの他端部には4つの電極パッド30が形成される。タング部50上の4つの電極パッド20とサスペンション本体部1aの他端部の4つの電極パッド30とは、配線パターンである線状の4本の導体層12により電気的に接続されている。また、サスペンション本体部1aには複数の孔部Hが形成される。4本の導体層12は、カバー絶縁層13で被覆されている。
図4に示すように、図3のA−A線断面においては、ステンレス鋼からなる支持基板10上に、ポリイミドからなるベース絶縁層11が形成される。ベース絶縁層11上に銅からなる4本の導体層12が形成されている。さらに、4本の導体層12を覆うようにポリイミドからなるカバー絶縁層13が形成されている。
(3)サスペンション基板の製造方法
次に、サスペンション基板1の製造方法について説明する。図5〜図13は、本実施の形態に係るサスペンション基板1の製造方法の一例を示す工程断面図である。図5〜図13の(a)は図2のa−a線断面に対応し、図5〜図13の(b)は図2のb−b線断面に対応する。
なお、図5〜図13の例では、露光機において、導体層12のパターン形成およびカバー絶縁層13のパターン形成のためにそれぞれ第1および第2のフォトマスクが用いられるものとする。
まず、図5(a)に示すように、ステンレス鋼からなる長尺状の支持基板10上にポリイミドからなるベース絶縁層11を形成する。支持基板10とベース絶縁層11との積層構造を有する2層基材を用いてもよい。ベース絶縁層11上に感光性レジスト(以下、レジストと略記する)を塗布することによりレジスト層R0を形成する。
支持基板10の材料は、ステンレス鋼に限らず、アルミニウム(Al)等の他の金属材料を用いてもよい。支持基板10の厚みは例えば5μm以上50μm以下であり、10μm以上30μm以下であることが好ましい。ベース絶縁層11の材料は、ポリイミドに限らず、エポキシ等の他の絶縁材料を用いてもよい。ベース絶縁層11の厚みは例えば3μm以上20μm以下であり、5μm以上15μm以下であることが好ましい。
次に、図6に示すように、レジスト層R0に露光処理および現像処理を行うことによりベース絶縁層11のパターン形成のためのレジストパターンRP0を形成する。レジストパターンRP0では、図のサスペンション基板1のベース絶縁層11に対応する領域を除く領域およびアライメントマークAMに対応する領域が除去されている。
次いで、レジストパターンRP0下の領域を除くベース絶縁層11の領域をエッチングにより除去した後、レジストパターンRP0を剥離液を用いて除去する。それにより、図7に示すように、ベース絶縁層11が所定のパターンに形成される。図2の側部領域ERにおけるベース絶縁層11には、開口部からなるアライメントマークAMが形成される。図7(a)には、アライメントマークAMが示される。図7(b)には、2つのサスペンション基板1に対応するベース絶縁層11が示される。
なお、本例では、アライメントマークAMがベース絶縁層11の開口部により形成されるが、ベース絶縁層11自体がアライメントマークAMの形状に形成されてもよい。
その後、図8に示すように、露出した支持基板10上およびベース絶縁層11上にレジストを塗布することによりレジスト層R1を形成する。
次に、図9に示すように、レジスト層R1に露光処理および現像処理を行うことにより導体層12のパターン形成のためのレジストパターンRP1を形成する。この露光処理の際に、露光機において第1のフォトマスクが用いられる。この場合、アライメントマークAMおよび第1のフォトマスクのアライメントマークを用いて、露光領域EXと第1のフォトマスクとの位置合わせが行われる。
レジストパターンRP1では、図のサスペンション基板1の導体層12に対応する領域12aが除去されている。
この状態で、電解めっきにより領域12aに銅からなる導体層12を形成した後、レジストパターンRP1を剥離液を用いて除去する。それにより、図10に示すように、ベース絶縁層11上に線状のパターンを有する導体層12が形成される。なお、図示しないが、電解めっきの前にはめっきベースが形成される。
導体層12の材料は、銅に限らず、金(Au)、アルミニウム等の他の金属、または銅合金、アルミニウム合金等の合金を用いてもよい。導体層12の厚みは例えば3μm以上16μm以下であり、6μm以上13μm以下であることが好ましい。導体層12の幅は例えば12μm以上60μm以下であり、16μm以上50μm以下であることが好ましい。
導体層12は、アディティブ法を用いて形成してもよく、セミアディティブ法を用いて形成してもよく、またはサブトラクティブ法等の他の方法を用いて形成してもよい。
その後、図11に示すように、導体層12およびベース絶縁層11を覆うように支持基板10上にポリイミドからなるカバー絶縁層13を形成する。さらに、カバー絶縁層13上にレジストを塗布することによりレジスト層R2を形成する。
次に、図12に示すように、レジスト層R2に露光処理および現像処理を行うことによりカバー絶縁層13のパターン形成のためのレジストパターンRP2を形成する。レジストパターンRP2では、図3のサスペンション基板1のカバー絶縁層13に対応する領域を除く領域が除去されている。
この露光処理の際に、露光機において第2のフォトマスクが用いられる。この場合、アライメントマークAMおよび第2のフォトマスクのアライメントマークを用いて、露光領域EXと第2のフォトマスクとの位置合わせが行われる。
次いで、レジストパターンRP2下の領域を除くカバー絶縁層13の領域をエッチングにより除去した後、レジストパターンRP2を剥離液を用いて除去する。それにより、図13に示すように、カバー絶縁層13が所定のパターンに形成される。
カバー絶縁層13の材料は、ポリイミドに限定されず、エポキシ等の他の絶縁材料を用いてもよい。カバー絶縁層13の厚みは例えば5μm以上30μm以下であり、10μm以上20μm以下であることが好ましい。
その後、図3のサスペンション本体部1aの領域を除く支持基板10の領域をエッチングにより除去することにより、図1に示した集合体シート100が作製される。
最後に、集合体シート100の連結部Jで枠部FRから各サスペンション基板1を切り離す。このようにして、複数のサスペンション基板1が完成する。
(4)露光システム
次に、本実施の形態に係るサスペンション基板1の製造方法における露光処理の詳細について説明する。図14は、露光処理に用いられる露光システムの構成を示すブロック図である。
図14の露光システム66は、露光機60および画像処理装置64を備える。露光機60は、光照射部61、フォトマスク61a、複数のカメラ62a,62b、制御部63およびステージ65を含む。
光照射部61の下方にフォトマスク61aが配置される。フォトマスク61aは、上記の第1、第2および第3のフォトマスクのいずれかに対応し、サスペンション基板1の製造工程に応じて取り替えられる。
フォトマスク61aの下方にステージ65が配置される。図示しない搬送ローラによりステージ65上に長尺状基材100aが配置される。ステージ65は、長尺状基材100aの長さ方向Lおよび幅方向W(図1)に長尺状基材100aを移動させることができる。
光照射部61からフォトマスク61aを通してステージ65上の長尺状基材100aのレジスト層に光が照射される。それにより、長尺状基材100aのレジスト層に露光処理が施される。
カメラ62a,62bは幅方向Wに沿って配置されている。カメラ62aは、長尺状基材100aの一方の側部領域ER(図1)を撮影し、画像データを画像処理装置64に転送する。カメラ62bは、長尺状基材100aの他方の側部領域ER(図1)を撮影し、画像データを画像処理装置64に転送する。
カメラ62a,62bは、フルスキャンモードおよびパーシャルスキャンモードに選択的に設定可能に構成される。カメラ62a,62bは、フルスキャンモードでは、得られた画像データの全てを転送し、パーシャルスキャンモードでは、得られた画像データから一部を抽出して転送する。
この場合、フルスキャンモードのカメラ62a,62bから転送される画像データは、カメラ62a,62bにより撮影される領域の全体(以下、フルスキャン領域と呼ぶ)の画像を表す。一方、パーシャルスキャンモードのカメラ62a,62bから転送される画像データは、カメラ62a,62bにより撮影される領域の一部(以下、パーシャルスキャン領域と呼ぶ)の画像を表す。
カメラ62a,62bとしては、例えばCCD(電荷結合素子)カメラが用いられる。カメラ62a,62bは、露光機60に設けられてもよく、または露光機60と別個に設けられてもよい。
制御部63は、CPU(中央演算処理装置)およびメモリ、またはマイクロコンピュータを含む。制御部63は、光照射部61、カメラ62a,62b、画像処理装置64およびステージ65を制御するとともに画像処理装置64から画像の処理により得られるデータを取得する。制御部63は、露光機60に設けられてもよく、または露光機60と別個に設けられてもよい。また、図14の例では、画像処理装置64が制御部63とは別個に設けられているが、制御部63が画像処理装置64の機能を有してもよい。
画像処理装置64は、パーソナルコンピュータおよび画像処理ソフトウエアにより構成される。この画像処理装置64は、カメラ62a,62bから転送される画像データを用いて後述する画像処理を行い、画像処理により得られるデータを制御部63に与える。
長尺状基材100aは、図8の工程では、支持基板10、ベース絶縁層11およびレジスト層R1の積層体であり、図11の工程では、支持基板10、ベース絶縁層11、導体層12、カバー絶縁層13およびレジスト層R2の積層体である。
本実施の形態では、画像処理装置64が、カメラ62aから転送される画像データを用いた処理とカメラ62bから転送される画像データを用いた処理とをマルチスレッド処理により並列的に行う。
(5)露光システムの動作
次に、図14の露光システム66の動作について説明する。図15〜図17は、図14の露光システム66の動作を示すフローチャートである。図18〜図19は、カメラ62a,62bからの画像データにより表される画像の模式図である。ここでは、図8および図9の露光処理を一例として示す。
以下の説明では、カメラ62a,62bからの画像データにより表される画像上において、一方向(横方向)をX方向と呼び、上記一方向に垂直な他の一方向(縦方向)をY方向と呼ぶ。また、画像上のX方向における座標をX座標と呼び、画像上のY方向における座標をY座標と呼ぶ。なお、画像上のX方向は、長尺状基材100aの幅方向Wに対応し、画像上のY方向は、長尺状基材100aの長さ方向Lに対応する。
まず、ステージ65上に長尺状基材100aが配置されていない状態で、露光機60の制御部63は、光照射部61を制御することにより、ステージ65上にフォトマスク61a(第1のフォトマスク)のパターンを投影させる(ステップS1)。
次に、画像処理装置64は、カメラ62aによりステージ65上の領域を撮影し、カメラ62aから転送される画像データを取得する(ステップS2a)。同時に、画像処理装置64は、カメラ62bによりステージ65上の領域を撮影し、カメラ62bから転送される画像データを取得する(ステップS2b)。ステップS2a,S2bでカメラ62a,62bから転送される画像データは、第1の画像データの例である。
この場合、カメラ62aは、長尺状基材100aの一方の側部領域ERが配置されるべきステージ65上の領域を撮影する。また、カメラ62bは、長尺状基材100aの他方の側部領域ERが配置されるべきステージ65上の領域を撮影する。カメラ62a,62bにより撮影されるステージ65上の領域には、フォトマスク61aのアライメントマークである十字形状の開口を通過した光により光学マークが形成されている。
図18(a)には、ステップS2a,S2bで取得される画像データにより表される画像の一例が示される。図18(a)の画像には、フォトマスク61aのアライメントマークである十字形状の開口を通過した光により形成された光学マークamが含まれる。図18(a)の画像は、第1の画像の例である。
初期状態では、カメラ62a,62bがそれぞれフルスキャンモードに設定されている。そのため、ステップS2a,S2bにおいてカメラ62a,62bから転送される画像データは、フルスキャン領域の画像を表す。
以下、カメラ62aから取得される画像データにより表される画像をカメラ62aの画像と呼び、カメラ62bから取得される画像データにより表される画像をカメラ62bの画像と呼ぶ。
次に、画像処理装置64は、カメラ62aの画像上でパターンマッチングにより光学マークの位置を検出するとともに(ステップS3a)、カメラ62bの画像上でパターンマッチングにより光学マークの位置を検出する(ステップS3b)。
次に、画像処理装置64は、ステップS3aで検出された光学マークの位置に基づいて、カメラ62aのパーシャルスキャン領域を決定するとともに(ステップS4a)、ステップS3bで検出された光学マークの位置に基づいて、カメラ62bのパーシャルスキャン領域を決定する(ステップS4b)。
例えば、画像処理装置64は、カメラ62a,62bの画像上において光学マークの中心の座標を算出する。その算出された座標を含む一定幅の領域に対応するカメラ62a,62bの撮影領域を、カメラ62a,62bのパーシャルスキャン領域として決定する。
図18(b)の例では、光学マークamの中心の座標(x1,y1)が算出される。ここで、“x1”はX座標であり、 “y1”はY座標である。この場合、X座標が“x1−α”以上“x1+α”以下である領域PRに対応する撮影領域が、パーシャルスキャン領域として決定される。
続いて、光照射部61がオフされるとともに、図示しない搬送ローラにより、ステージ65上に長尺状基材100aが搬送される。その状態で、画像処理装置64は、カメラ62aにより長尺状基材100aの一方の側部領域ERを撮影し、カメラ62aから転送される画像データを取得する(ステップS5a)。同時に、画像処理装置64は、カメラ62bによりステージ65上の長尺状基材100aの他方の側部領域ERを撮影し、カメラ62bから転送される画像データを取得する(ステップS5b)。ステップS5a,S5bでカメラ62a,62bから転送される画像データは、第2の画像データの例である。
図19(a)には、ステップS5a,S5bで取得される画像データにより表される画像の一例が示される。図19(a)の画像には、長尺状基材100aのアライメントマークAMが含まれる。図19(a)の画像は、第2の画像の例である。
次に、画像処理装置64は、カメラ62aの画像上でパターンマッチングによりアライメントマークAMの位置を検出するとともに(ステップS6a)、カメラ62bの画像上でパターンマッチングによりアライメントマークAMの位置を検出する(ステップS6b)。
次に、画像処理装置64は、ステップS3a,S3bで検出された光学マークの位置およびステップSa,Sbで検出されたアライメントマークAMの位置に基づいて、これらの位置がそれぞれ一致するように、長尺状基材100aを移動させる方向および距離を算出する(ステップS7)。
次に、図16に示すように、画像処理装置64は、算出した方向および距離を露光機60の制御部63に送信する(ステップS8)。制御部63は、送信された方向および距離に基づいてステージ65を制御することにより、長尺状基材100aを移動させる(ステップS9)。
次に、画像処理装置64は、カメラ62a,62bをそれぞれパーシャルスキャンモードに設定する(ステップS10a,S10b)。また、画像処理装置64は、ステップS4aで決定されたパーシャルスキャン領域をカメラ62aに設定し、ステップS4bで決定されたパーシャルスキャン領域をカメラ62bに設定する。この場合、ステップS4aで決定されたパーシャルスキャン領域の画像データがカメラ62aから転送され、ステップS4bで決定されたパーシャルスキャン領域の画像データがカメラ62bから転送される。
次に、画像処理装置64は、移動後の長尺状基材100aの一方の側部領域ERをカメラ62aにより撮影し、カメラ62aから転送される画像データを取得する(ステップS11a)。同時に、画像処理装置64は、移動後の長尺状基材100aの他方の側部領域ERをカメラ62bにより撮影し、カメラ62bから転送される画像データを取得する(ステップS11b)。この場合、画像処理装置64は、パーシャルスキャン領域の画像データを取得する。ステップS11a,S11bでカメラ62a,62bから転送される画像データは、第3の画像データの例である。
図19(b)には、ステップS11a,S11bで取得される画像データにより表される画像の一例が示される。この場合、ステップSで長尺状基材100aが移動されているため、アライメントマークAMがステップS3a,S3bで検出される光学マークamの位置とほぼ同じ位置に現れる。図19(b)の画像は、第3の画像の例である。
次に、画像処理装置64は、カメラ62aから取得された画像上でパターンマッチングによりアライメントマークAMの位置を検出するとともに(ステップS12a)、カメラ62bから取得された画像上でパターンマッチングによりアライメントマークAMの位置を検出する(ステップS12b)。
この場合、パーシャルスキャン領域の画像はフルスキャン領域の画像より小さいので、パーシャルスキャン領域の画像上では、高精度な検出を短時間で行うことができる。
なお、ステップS12a,12bにおいて、画像処理装置64は、アライメントマークAMの形状および寸法等を精密に検出し、検出された形状および寸法が、予め記憶されたアライメントマークAMの形状および寸法と一致するか否かを判定してもよい。これにより、長尺状基材100aに形成された他のマークまたは長尺状基材100aに付着する塵埃等が、アライメントマークAMとして誤認識されていないか確認される。検出された形状および寸法が、予め記憶されたアライメントマークAMの形状および寸法と一致しない場合、画像処理装置64は、例えばステップSa,Sbの処理に戻る。
次に、画像処理装置64は、ステップS12a,S12bで検出されたアライメントマークAMの位置が、ステップS3a,S3bで検出された光学マークの位置にそれぞれ正確に一致しているか否かを判定する(ステップS13)。
少なくとも一方のアライメントマークAMの位置が光学マークの位置に正確に一致していない場合、画像処理装置64は、ステップS12a,S12bで検出されたアライメントマークAMの位置に基づいて、上記ステップS7の処理と同様に、各アライメントマークAMの位置と各光学マークの位置とが正確に一致するように、長尺状基材100aを移動させる距離および方向を算出する(ステップS14)。そして、画像処理装置64は、算出した距離および方向を露光機60の制御部63に送信し(ステップS15)、ステップS9の処理に戻る。
各アライメントマークAMの位置が各光学マークの位置に正確に一致している場合、図17に示すように、画像処理装置64は、露光機60の制御部63に、長尺状基材100aの露光を指令する(ステップS16)。
これにより、制御部63が光照射部61を制御することにより、長尺状基材100aの露光領域EXが露光される。その後、画像処理装置64は、カメラ62aをフルスキャンモードに設定するとともに(ステップS17a)、カメラ62bをフルスキャンモードに設定する(ステップS17b)。
次に、制御部63は、現在終了した露光が長尺状基材100aの最後の露光領域EXの露光であるか否かを判定する(ステップS18)。現在終了した露光が長尺状基材100aの最後の露光領域EXでない場合には、制御部63は、長尺状基材100aの次の露光領域EXが光照射部61の下方に位置するように、図示しない搬送ローラにより長尺状基材100aを移動させる(ステップS19)。その後、制御部63は、ステップSa,Sbの処理に戻るように画像処理装置64に指令する。現在終了した露光が長尺状基材100aの最後の露光領域EXである場合には、制御部63は露光処理を終了する。
(6)効果
本実施の形態では、カメラ62aからの画像データを用いた処理と、カメラ62bからの画像データを用いた処理とが並列的に行われる。それにより、フォトマスクの複数のアライメントマーク(光学マーク)と長尺状基材100aの複数のアライメントマークAMとの位置関係を短時間で求めることができる。
また、本実施の形態では、フルスキャンモードでの画像データに基づいて光学マークとアライメントマークAMとの位置合わせが行われた後、パーシャルスキャンモードでの画像データに基づいて、光学マークの位置とアライメントマークAMの位置とが正確に一致しているか否かが判定される。この場合、パーシャルスキャンモードでの画像データの量は、フルスキャンモードでの画像データの量に比べて少ない。そのため、パーシャルスキャンモードでの画像データは、フルスキャンモードでの画像データに比べて、短時間でカメラ62a,62bから画像処理装置64に転送される。そのため、パーシャルスキャンモードでの画像データを用いることにより、処理時間をさらに短縮することができる。
また、パーシャルスキャンモードでの画像データの量が比較的少ないので、画像処理装置64の処理能力の中で、パーシャルスキャンモードでの画像データを用いた並列処理を短時間で確実に行うことができる。したがって、複数の光学マークと複数のアライメントマークAMとの位置関係を短時間で同時に求めることができる。
これらにより、フォトマスク61aと長尺状基材100aの露光領域EXとの位置合わせの時間を十分に短縮することができる。その結果、配線回路基板(サスペンション基板1)の製造効率を向上させることができる。
(7)他の実施の形態
上記実施の形態では、露光機60に2つのカメラ62a,62bが設けられるが、カメラの台数は2台に限定されず、3台以上の複数のカメラが設けられてもよい。この場合、3台以上の複数のカメラから転送される画像データを用いた処理が画像処理装置62により並列的に行われてもよい。
上記実施の形態では、長尺状基材100aの上方にカメラ62a,62bが配置され、側部領域ERの上面がカメラ62a,62bにより撮影されるが、長尺状基材100aの下方にカメラ62a,62bが配置され、側部領域ERの下面がカメラ62a,62bにより撮影されてもよい。この場合、アライメントマークAMが、長尺状基材100aの下方から視認可能に形成される。
上記実施の形態では、フォトマスクと長尺状基材100aとの位置合わせ時に、フォトマスクが固定され、ステージ65により長尺状基材100aが移動されるが、これに限らず、長尺状基材100aが固定され、フォトマスクが移動されてもよい。または、長尺状基材100aおよびフォトマスクの両方が移動されてもよい。
上記実施の形態では、カメラ62a,62bから光学マークを含む画像を表す画像データと長尺状基材100aのアライメントマークAMを含む画像を表す画像データとが個別に画像処理装置64に転送されるが、これらの合成画像を表す画像データが画像処理装置64に転送されてもよい。この場合、合成画像には、光学マークおよび長尺状基材100aのアライメントマークAMの両方が含まれる。
上記実施の形態では、集合体シート100の各基板形成領域SRに対応して2つのアライメントマークAMが形成されているが、アライメントマークAMの数は2つに限定されない。各基板形成領域SRに対応して1つのアライメントマークAMが形成されてもよく、3つ以上のアライメントマークAMが形成されてもよい。また、アライメントマークAMの形状は、十字形状に限定されず、丸形状、三角形状、または四角形状等の任意の形状であってもよい。
上記実施の形態では、ベース絶縁層11にアライメントマークAMが形成されているが、これに限定されず、他の層にアライメントマークAMが形成されてもよい。例えば、支持基板10にアライメントマークAMがパンチング等の方法により形成されてもよい。
上記実施の形態では、配線回路基板の製造方法の一例としてサスペンション基板の製造方法が説明されているが、本発明に係る配線回路基板の製造方法は、サスペンション基板に限らず、フレキシブル配線回路基板、COF(chip on film)用の基板、TAB(tape automated bonding)用の基板等の種々の配線回路基板の製造方法に適用することができる。
(8)請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態においては、長尺状基材100aが基材の例であり、フォトマスク61aがフォトマスクの例であり、光学マークamが第1のアライメントマークの例であり、アライメントマークAMが第2のアライメントマークの例であり、カメラ62a,62bが撮像装置の例であり、画像処理装置64がデータ処理装置の例である。
また、露光機60が露光機の例であり、サスペンション基板1が配線回路基板の例であり、ベース絶縁層11が第1の絶縁層の例であり、導体層12が導体層の例であり、カバー絶縁層13が第2の絶縁層の例であり、レジスト層R1,R2が感光性レジスト層の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
本発明は、配線回路基板等の製造工程における露光処理に有効に利用できる。
1 サスペンション基板
1a サスペンション本体部
10 支持基板
11 ベース絶縁層
12 導体層
12a 領域
13 カバー絶縁層
20 電極パッド
30 開口部
40 磁気ヘッド搭載部
60 露光機
61 光照射部
61a フォトマスク
62a,62b カメラ
63 制御部
64 画像処理装置
65 ステージ
100 集合体シート
100a 長尺状基材
am 光学マーク
AM アライメントマーク
EX 露光領域
ER 側部領域
FR 枠部
J 連結部
H 孔部
R0,R1,R2 レジスト層
RP0,RP1,RP2 レジストパターン
SR 基板形成領域
W 幅方向

Claims (5)

  1. 基材に露光処理を行う際のフォトマスクと前記基材との位置合わせ方法であって、
    前記フォトマスクは、複数の第1のアライメントマークを有し、前記基材は、前記複数の第1のアライメントマークに対応する複数の第2のアライメントマークを有し、
    複数の撮像装置により前記複数の第1のアライメントマークをそれぞれ含む複数の第1の画像を取得する工程と、
    前記複数の第1の画像を表す複数の第1の画像データを前記複数の撮像装置からデータ処理装置に転送する工程と、
    前記データ処理装置により前記複数の第1の画像データに基づいて前記第1のアライメントマークの位置を検出するとともに前記複数の撮像装置の撮像範囲において前記第1のアライメントマークを含む一部領域を設定する工程と、
    前記複数の撮像装置により前記複数の第2のアライメントマークをそれぞれ含む複数の第2の画像を取得する工程と、
    前記複数の第2の画像をそれぞれ表す複数の第2の画像データを前記複数の撮像装置からデータ処理装置に転送する工程と、
    前記複数の第2の画像データに基づいて前記複数の第1のアライメントマークと前記複数の第2のアライメントマークとの位置関係を前記データ処理装置の並列的なデータ処理によりそれぞれ算出する工程と、
    前記データ処理装置により算出された位置関係に基づいて、前記複数の第1のアライメントマークの位置と前記複数の第2のアライメントマークの位置とがそれぞれ一致するように前記基材を前記フォトマスクに対して相対的に移動させる工程と、
    前記基材と前記フォトマスクとの相対的な移動後、前記複数の撮像装置により前記複数の第2のアライメントマークをそれぞれ含む複数の第3の画像を取得する工程と、
    前記複数の第3の画像のうち前記設定された一部領域の画像データをそれぞれ第3の画像データとして前記複数の撮像装置から前記データ処理装置に転送する工程と、
    前記複数の第3の画像データに基づいて前記複数の第1のアライメントマークと前記複数の第2のアライメントマークとの位置関係を前記データ処理装置の並列的なデータ処理によりそれぞれ算出する工程と、
    前記データ処理装置により得られた位置関係に基づいて、前記複数の第1のアライメントマークの位置と前記複数の第2のアライメントマークの位置とがそれぞれ一致しているか否かを判定する工程とを含むことを特徴とするフォトマスクと基材との位置合わせ方法。
  2. 前記複数の第3の画像データに基づく前記位置関係の算出の精度は、前記複数の第2の画像データに基づく前記位置関係の算出の精度よりも高いことを特徴とする請求項1記載のフォトマスクと基材との位置合わせ方法。
  3. 前記並列的なデータ処理は、マルチスレッド処理であることを特徴とする請求項1または2記載のフォトマスクと基材との位置合わせ方法。
  4. 複数の層を含む基材のいずれかの層のパターン形成のための露光処理を含む配線回路基板の製造方法であって、
    前記基材に露光機におけるフォトマスクに形成された複数の第1のアライメントマークに対応する複数の第2のアライメントマークを形成する工程と、
    基材のいずれかの層に露光処理を行う工程とを備え、
    露光処理を行う工程は、
    複数の撮像装置により前記複数の第1のアライメントマークをそれぞれ含む複数の第1の画像を取得する工程と、
    前記複数の第1の画像を表す複数の第1の画像データを前記複数の撮像装置からデータ
    処理装置に転送する工程と、
    前記データ処理装置により前記複数の第1の画像データに基づいて前記第1のアライメントマークの位置を検出するとともに前記複数の撮像装置の撮像範囲において前記第1のアライメントマークを含む一部領域を設定する工程と、
    前記複数の撮像装置により前記複数の第2のアライメントマークをそれぞれ含む複数の第2の画像を取得する工程と、
    前記複数の第2の画像をそれぞれ表す複数の第2の画像データを前記複数の撮像装置からデータ処理装置に転送する工程と、
    前記複数の第2の画像データに基づいて前記複数の第1のアライメントマークと前記複数の第2のアライメントマークとの位置関係を前記データ処理装置の並列的なデータ処理によりそれぞれ算出する工程と、
    前記データ処理装置により算出された位置関係に基づいて、前記複数の第1のアライメントマークの位置と前記複数の第2のアライメントマークの位置とがそれぞれ一致するように前記基材を前記フォトマスクに対して相対的に移動させる工程と、
    前記基材と前記フォトマスクとの相対的な移動後、前記複数の撮像装置により前記複数の第2のアライメントマークをそれぞれ含む複数の第3の画像を取得する工程と、
    前記複数の第3の画像のうち前記設定された一部領域の画像データをそれぞれ第3の画像データとして前記複数の撮像装置から前記データ処理装置に転送する工程と、
    前記複数の第3の画像データに基づいて前記複数の第1のアライメントマークと前記複数の第2のアライメントマークとの位置関係を前記データ処理装置の並列的なデータ処理によりそれぞれ算出する工程と、
    前記データ処理装置により得られた位置関係に基づいて、前記複数の第1のアライメントマークの位置と前記複数の第2のアライメントマークの位置とがそれぞれ一致しているか否かを判定する工程と、
    前記複数の第1のアライメントマークの位置と前記複数の第2のアライメントマークの位置とがそれぞれ一致している場合に、前記露光機により前記フォトマスクを用いて前記基材に露光を行なう工程とを含むことを特徴とする配線回路基板の製造方法。
  5. 前記配線回路基板は、第1の絶縁層、導体層および第2の絶縁層を順に含み、前記基材は少なくとも感光性レジスト層を含み、
    前記露光処理は、前記第1の絶縁層、前記導体層および前記第2の絶縁層のうち少なくとも1つのパターン形成のために前記感光性レジスト層に対して行われることを特徴とする請求項4記載の配線回路基板の製造方法。
JP2010098492A 2010-04-22 2010-04-22 フォトマスクと基材との位置合わせ方法および配線回路基板の製造方法 Active JP5538049B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010098492A JP5538049B2 (ja) 2010-04-22 2010-04-22 フォトマスクと基材との位置合わせ方法および配線回路基板の製造方法
US13/085,269 US8404410B2 (en) 2010-04-22 2011-04-12 Method of aligning photomask with base material and method of manufacturing printed circuit board
CN201110102554.9A CN102236273B (zh) 2010-04-22 2011-04-21 光掩模与基材的对位方法以及布线电路板的制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010098492A JP5538049B2 (ja) 2010-04-22 2010-04-22 フォトマスクと基材との位置合わせ方法および配線回路基板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011227364A JP2011227364A (ja) 2011-11-10
JP5538049B2 true JP5538049B2 (ja) 2014-07-02

Family

ID=44816096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010098492A Active JP5538049B2 (ja) 2010-04-22 2010-04-22 フォトマスクと基材との位置合わせ方法および配線回路基板の製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8404410B2 (ja)
JP (1) JP5538049B2 (ja)
CN (1) CN102236273B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4939583B2 (ja) * 2009-09-09 2012-05-30 日東電工株式会社 回路付きサスペンション基板集合体シートおよびその製造方法
CN102378494B (zh) * 2011-10-31 2014-03-26 深南电路有限公司 一种电路板阻焊加工方法
KR102637015B1 (ko) * 2016-06-08 2024-02-16 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치 및 그것의 제조 방법
CN115421331A (zh) * 2022-08-19 2022-12-02 柏承科技(昆山)股份有限公司 一种小板件大排版定位加工方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2886675B2 (ja) 1990-03-30 1999-04-26 ウシオ電機株式会社 フィルム露光装置およびフィルム露光方法
US5198857A (en) 1990-03-30 1993-03-30 Ushio Denski Kabushiki Kaisha Film exposure apparatus and method of exposure using the same
JP2815724B2 (ja) 1991-05-21 1998-10-27 ウシオ電機株式会社 フィルム露光装置におけるフィルムとレチクルの位置合わせ方法
JPH05217843A (ja) 1992-01-27 1993-08-27 Nec Corp 縮小投影露光装置
JP3279979B2 (ja) * 1998-02-26 2002-04-30 住友重機械工業株式会社 ウエハとマスクとの位置検出装置及び変形誤差検出方法
JP2000250232A (ja) * 1999-02-25 2000-09-14 Ono Sokki Co Ltd パターン形成装置
JP2001022099A (ja) * 1999-07-08 2001-01-26 Adtec Engineeng Co Ltd 露光装置
JP2002134392A (ja) * 2000-10-23 2002-05-10 Nikon Corp 位置計測装置及び方法、露光装置、並びにデバイス製造方法
JP4253707B2 (ja) * 2004-04-28 2009-04-15 株式会社ブイ・テクノロジー 露光パターン形成方法
JP2008294357A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Nitto Denko Corp 配線回路基板の製造方法およびめっき装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8404410B2 (en) 2013-03-26
US20110262869A1 (en) 2011-10-27
CN102236273B (zh) 2015-01-07
CN102236273A (zh) 2011-11-09
JP2011227364A (ja) 2011-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5538048B2 (ja) アライメントマークの検出方法および配線回路基板の製造方法
US9341962B2 (en) Method and apparatus for performing pattern alignment to die
JP6174487B2 (ja) ワークピース上にパターンを生成するための方法および装置
US9170483B2 (en) Photomask, photomask set, exposure apparatus and exposure method
JP3402750B2 (ja) 位置合わせ方法及びそれを用いた素子の製造方法
TW200531609A (en) Manufacturing method of wiring substrate
CN102378494A (zh) 一种电路板阻焊加工方法
WO2007049640A1 (ja) 露光方法及び露光装置
JP5538049B2 (ja) フォトマスクと基材との位置合わせ方法および配線回路基板の製造方法
JP5673719B2 (ja) 電子部品の製造装置およびその製造方法
JP5533769B2 (ja) マスクとワークの位置合せ方法
US11778751B2 (en) Compensating misalignment of component carrier feature by modifying target design concerning correlated component carrier feature
KR20160108792A (ko) Ldi 노광장치의 스테이지 보정장치 및 이를 이용한 보정방법
TWI588625B (zh) 描繪裝置、曝光描繪裝置、描繪方法以及記錄媒體
JP2022131602A (ja) 検出装置、検出方法、プログラム、リソグラフィ装置、および物品製造方法
JP6085433B2 (ja) 描画装置、露光描画装置、プログラム及び描画方法
KR102652832B1 (ko) 마스크 쌍, 양면 노광 장치 및 마스크 교환 방법
JP2005274687A (ja) 露光装置及び位置合わせ方法
JP2002223072A (ja) 多層プリント配線板の製造方法およびその製造装置
JP2006173575A (ja) 配線基板および配線基板の位置合わせ方法
JP2007149936A (ja) フレキシブル基板のシート材仮貼付装置
JP2003329409A (ja) 位置合わせ方法および位置合わせ装置
JP2003186209A (ja) 露光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5538049

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140428

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250