JP5537710B1 - 設定管理システム及び設定管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信設備を上位ノードに接続することのみで、即時に通信ネットワークと疎通可能として、設置コストを低減し、且つ、設置スピードを高めるとともに、設置情報の共有及び情報管理を行う。
【解決手段】通信ネットワーク5を通じて取得される設定要求に応じて、通信設備3が接続される上位ノードの接続条件及び通信設備3の設置環境に基づいた設定情報を読み出し、通信設備3へ導入させる情報管理部223と、通信ネットワーク5を通じて、通信設備3と情報管理部223とを接続するLANケーブル7と、通信設備3に関する上位ノードの接続条件及び当該通信設備3の設置環境に基づいた設置環境情報を設定要求として、LANケーブル7を通じて情報管理部に送信し、設定要求に応じて読み出された設定情報を、LANケーブル7を通じて、情報管理部223から通信設備3に導入させる設定実行部83bとを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、集線装置等の通信設備を現地にて設置するにあたり、上位ノードに接続することのみで、即時に通信ネットワークと疎通可能となる設定管理システム及び設定管理方法に関する。
高速デジタル通信を実現する通信技術として、アナログ電話回線をデジタル加入者線として利用するXDSL(X Digital Subscriber Line:Xディジタル加入者回線)、FTTH(Fiber To The Home:家庭への光ファイバ)、高速光アクセス回線などの種々の通信回線網が利用されている。また、近年では、インターネットプロトコル技術を利用し、個別に機能していた固定電話網や携帯電話網を高速なIP通信ネットワークに統合する次世代通信ネットワーク(NGN:Next Generation Network )の構築が進められている。
このような通信回線網では、例えば、メタリック線を利用したアナログ電話回線と接続する中継多重装置(DSLAM:Digital Subscriber Line Access Multiplexer)や、各種のアクセス回線と接続するマルチアクセスサービスノード(MSAN:Multi-Service Access Nodes)などの通信機器(通信設備)を電話会社の局舎内に設置して、この通信機器がデジタル加入者線を介して各ユーザー装置と接続し、ユーザー装置との間のデータ通信を実現している(例えば、特許文献1)。
ところで、通信機器は、設置場所に応じて異なる通信環境を設定させる必要がある。そのため、局舎に通信機器を設置する場合には、各作業員が設計情報に基づいて通信機器を個別に設定している。
特開2004−320131号公報
しかしながら、通信設備の設定処理は、通信設備が接続される上位ノードの接続条件及び当該通信設備の設置環境に基づいた設定情報を設定しなければならないため、設定情報の入力作業は、ある程度通信ネットワークの知識を持った管理者が行う必要がある。そのため、各作業員が自己の判断で設定処理を行うのでは、その作業員の知識によっては、通信設備の品質が低下する問題もある。
また、通信設備を新たに局舎内に設置する場合には、作業員が設置場所に出向いて設定を行わなければならないため、通信設備の設置には、設置件数に応じて多くの作業員が必要となり、多大な手間とコストが掛かるという問題があった。
さらに、現在、通信設備を設置する際における管理者側と作業員と連絡は、例えば、電子メール等を用いて行われており、管理者側には、現場へ指示した後は設置報告されるまで情報が得ることができなかった。そのため、通信設備の設置に関して、設計情報の連絡漏れや誤情報の伝達が生じるとともに、作業ログ等の管理が不正確であるという問題も生じていた。
そこで、本発明は、上記のような問題を解決するものであり、通信設備を現地において、通信ネットワーク上の上位ノードと接続するにあたり、上位ノードに接続することのみで、即時に通信ネットワークと疎通可能として、通信設備を設置するためのコストを低減し、設置スピードを高めることができるとともに、通信設備設置に関する情報を一元化して、情報の共有及び情報管理を行うことができる設定管理システム及び設定管理方法を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、通信ネットワーク上の上位ノードに接続される通信設備の設定を管理する設定管理システムであって、通信設備が接続される上位ノードの接続条件及び当該通信設備の設置環境に基づいた設定情報を蓄積する設定情報蓄積部と、設定情報蓄積部に接続され、通信ネットワークを通じて取得される設定要求に応じて、設定情報蓄積部を照合して、設定情報を読み出し、通信設備へ導入させる情報管理部と、通信ネットワークを通じて、通信設備と情報管理部とを接続する通信インターフェースと、情報管理部に接続されている通信設備に関する上位ノードの接続条件及び当該通信設備の設置環境に基づいた設置環境情報を設定要求として、通信インターフェースを通じて情報管理部に送信する設定要求部と、設定要求に応じて読み出された設定情報を、通信インターフェースを通じて、情報管理部から通信設備に導入させる設定実行部と、前記設定情報に応じたテストパターンと、当該テストパターンによる前記通信設備の動作結果を評価するための評価情報とを含む試験情報を蓄積する試験情報蓄積部と、前記通信設備に接続され、当該通信設備の動作に基づいて出力される出力信号を検出する試験装置と、試験情報要求に応じて読み出された試験情報を、前記通信インターフェースを通じて、前記通信設備に入力し、当該試験情報に応じたテストパターンを動作させ、その出力信号を、前記試験装置に検出させる試験実行部と、前記評価情報に基づいて、前記試験装置により検出された出力信号によって、当該通信設備の動作結果を評価する評価部とを備え、前記情報管理部は、前記試験情報蓄積部に接続され、前記通信ネットワークを通じて取得される試験情報要求に応じて、前記試験情報蓄積部を照合して、前記試験情報を読み出し、前記通信設備、前記試験装置、又は前記試験実行部のいずれかに導入させる機能を有し、前記試験情報には、前記通信設備の各モジュールの動作確認、及び通信レベルの確認を行うために必要な動作パターンと、その結果を評価するための出力レベルや信号パターン、バジェット値が含まれることを特徴とする。
また、他の発明は、通信ネットワーク上の上位ノードに接続される通信設備の設定を管理する設定管理方法であって、具体的には、
(1)通信設備が接続される上位ノードの接続条件及び当該通信設備の設置環境に基づいた設定情報を設定情報蓄積部に蓄積する情報蓄積ステップと、
(2)通信ネットワークに接続可能な通信インターフェースを通じて、設定情報蓄積部に接続された情報管理部と通信設備とを接続する通信接続ステップと、
(3)情報管理部に接続されている通信設備に関する上位ノードの接続条件及び当該通信設備の設置環境に基づいた設置環境情報を設定要求として、通信インターフェースを通じて、情報管理部に送信する設定要求ステップと、
(4)情報管理部において、通信ネットワークを通じ、取得される設定要求に応じて、設定情報蓄積部を照合し、設定情報を読み出し、通信設備へ導入させる情報管理ステップと、
(5)設定要求に応じて読み出された設定情報を、通信インターフェースに接続された設定実行部を通じて、情報管理部から通信設備において導入させる設定実行ステップと
を有し
前記情報蓄積ステップでは、前記設定情報の蓄積とともに、前記設定情報に応じたテストパターンと、当該テストパターンによる前記通信設備の動作結果を評価するための評価情報とを含む試験情報を試験情報蓄積部に蓄積しておき、前記設定要求ステップと併せて、前記通信設備に、当該通信設備の動作に基づいて出力される出力信号を検出する試験装置を接続するとともに、前記設定実行部から試験情報要求を送信する試験実行要求ステップと、前記設定要求部から送信された試験情報要求に応じ、前記情報管理部において、前記試験情報蓄積部を照合して、前記試験情報を読み出し、前記通信設備、前記試験装置、又は前記試験実行部のいずれかに導入させる試験情報導入ステップとを行い、前記設定実行ステップの後に、前記通信設備において、前記試験情報要求に応じて読み出された試験情報に応じたテストパターンを動作させ、その出力信号を、前記試験装置に検出させる試験実行ステップと、前記評価情報に基づいて、前記試験装置により検出された出力信号によって、当該通信設備の動作結果を評価する評価ステップとを行い、前記試験情報には、前記通信設備の各モジュールの動作確認、及び通信レベルの確認を行うために必要な動作パターンと、その結果を評価するための出力レベルや信号パターン、バジェット値が含まれることを特徴とする。
ここで、通信設備とは、例えば、既存の電話回線、xDSL、光ファイバ、CATV、又は無線通信などのアクセス網に設置される、多重化(集線)装置、交換機、スイッチ(例えば、DSLAM、GE−PON、Ether−SWなど)等のほか、例えば、2.1/2.5GHz帯、900MHz帯などの無線通信や光ファイバなど、各種の回線を1つのシャーシに収容可能なマルチアクセスサービスノード(MSAN:Multi-Service Access Nodes)が含まれる。さらに、次世代通信ネットワーク(NGN:Next Generation Network)上に配置されるパケット伝送装置(PTN:Packet Transfer Node)も含まれる。
また、設定情報とは、例えば、各プロトコルのアドレス情報、経路情報を示したルーティング情報、通信レベル情報、通信ネットワークの通信範囲を制限するフィルタリング情報などが含まれる。また、この設定情報には、通信機器を設置する際に必要なその他の情報が含まれ、例えば、通信機器の設置に必要なキッティング部材の有無や、通信機器の破損の有無、ディップスイッチの設定、通信機器のランプ点灯状態、最新ファームウエアの有無等も含まれる。また、設置環境情報とは、設定者が入力する通信設備の設置先の情報であり、通信機器のシリアルナンバー、設置される局舎、接続される上位ノードまでの距離などが含まれる。
さらに、本発明において、上位ノードとは、既設の通信設備を意味し、局舎の内外に設置されるものの両方を含み、また、通信インターフェースとは、上記通信ネットワークとは異なる通信ネットワーク及び通信機器を意味し、有線・無線LANなど、少なくとも通信ネットワークとは異なるアドレス空間を有する。
これらのような本発明によれば、情報管理部は、取得される設定要求に応じて、設定情報蓄積部を照合して設定情報を読み出し、通信ネットワークを通じて設定情報を導入させているので、設置場所以外において、通信設備の設定処理が実行可能となる。そのため、現場に向かう前に、予め通信設備に設定処理を行うことができ、現地においては通信設備を上位ノードに接続することのみで、即時に通信ネットワークと疎通可能とし、設置スピードを高めることができる。
また、本発明によれば、通信知識が高くない作業員であっても通信設備の設定が可能となるため、通信設備の品質低下を防止することができるとともに、通信機器を設置するためのコストを低減させることができる。また、本発明によれば、現地で上位ノードと接続処理をする作業員に対して詳細な設定情報を通知させることを必要としていないため、セキュリティを高めることができる。さらに、本発明によれば、設定情報を設定情報蓄積部に蓄積しているので、通信機器設置に関する情報を一元化して、情報の共有及び情報管理を行うことができ、設計情報の連絡漏れや誤情報の伝達が生じることを防止することができる。
また、試験情報とは、各モジュールの動作確認、及び通信レベルの確認等の確認を行うために必要な、テスト動作の動作パターンと、その結果を評価するための出力レベルや信号パターン、バジェット値(ロスバジェット:光送信モジュール出力光パワーと光受信モジュールの受信感度の差で決まる、光伝送路に許容される伝送損失値)などが含まれる。この場合には、設定処理の後に試験情報に応じたテストパターンを動作させて出力信号を試験装置に検出させるとともに、その出力信号による動作結果を評価しているので、設定後の動作確認を行うことができるため、通信設備の品質を向上させることができるとともに、設定後の不具合の確立を軽減させ、作業員が再度局舎に出向くことを防止でき、通信機器を設置するためのコストを低減させることができる。
上記発明において、情報管理部は、情報の読み出し及び導入に関する処理の実行結果を、実行処理履歴として記録する履歴収集部をさらに備えることが好ましい。この場合には、情報の読み出し及び導入に関する処理の実行結果をログ情報として収集しているので、通信機器設置に関する情報を一元化して、情報の共有及び情報管理を行い、次回以降における通信機器の設置に用いることができる。
上記発明において、通信設備が接続される上位ノードの接続条件及び当該通信設備の設置環境に基づいた設定情報及び試験情報を、所定のプログラムを用いて生成する情報生成部をさらに備えることが好ましい。この場合には、設定情報及び試験情報を所定のプログラムを用いて生成しているので、システム全体として、大量のデータを蓄積することなく、通信ネットワークを通じて取得される設定要求、又は試験設定要求に応じて、適切な設定情報及び試験情報を作成し、実行させることができる。
以上述べたように、この発明によれば、基地局等の通信設備の設置に際し、通信機器を上位ノードに接続することのみで、即時に通信ネットワークと疎通可能として、設置工事の効率を向上させ、基地局を設置するためのコストを低減し、設置スピードを高めるとともに、通信機器設置に関する情報を一元化して、情報の共有及び情報管理を行うことができる
実施形態に係る設定管理システムの全体構成を示す概念図である。 実施形態に係る管理サーバ及びデータベース群の内部構成を示すブロック図である。 実施形態に係る情報処理端末及び設定試験サーバの内部構成を示すブロック図である。 実施形態に係る設定管理方法を示すフローチャート図である。 実施形態に係る設定管理方法を示すフローチャート図である。 実施形態に係る設定管理方法を示すフローチャート図である。 実施形態に係る設定管理方法を示すフローチャート図である。 実施形態に係る管理者側の表示部に表示されるシステム画面を示す説明図である。 実施形態に係る管理者側の表示部に表示されるシステム画面を示す説明図である。 実施形態に係る情報処理端末側の表示部に表示されるシステム画面を示す説明図である。 実施形態に係る情報処理端末側の表示部に表示されるシステム画面を示す説明図である。 実施形態に係る情報処理端末側の表示部に表示されるシステム画面を示す説明図である。 実施形態に係る情報処理端末側の表示部に表示されるシステム画面を示す説明図である。 実施形態に係る情報処理端末側の表示部に表示されるシステム画面を示す説明図である。 実施形態に係る情報処理端末側の表示部に表示されるシステム画面を示す説明図である。 実施形態に係る情報処理端末側の表示部に表示されるシステム画面を示す説明図である。 実施形態に係る情報処理端末側の表示部に表示されるシステム画面を示す説明図である。 実施形態に係る情報処理端末側の表示部に表示されるシステム画面を示す説明図である。
(設定管理システムの全体構成)
以下に添付図面を参照して、本発明に係る設定管理システムの実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る設定管理システムの全体構成を示す概念図である。なお、本実施形態では、局舎A2に通信設備3を設置する場合を例に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る設定管理システムは、通信ネットワーク5上の上位ノードに接続される通信機器の設定を管理するシステムであって、通信ネットワーク5には、管理サーバ2と、倉庫A1に保管される通信設備3、情報処理端末1、及び設定試験サーバ8と備え、通信設備3は設定者U1によって、倉庫A1において設定情報を設定されるとともに動作確認の試験が実行され、その後に局舎A2に配送されて作業員U2において上位ノードと接続作業がされて局舎A2内に設置される。
通信ネットワーク5は、通信プロトコルTCP/IPを用いたIP網であって、種々の通信回線(電話回線やISDN回線、ADSL回線、光回線などの公衆回線、専用回線、無線通信網)を相互に接続して構築される分散型の通信ネットワークである。このIP網には、10BASE−Tや100BASE−TX等によるイントラネット(企業内通信ネットワーク)や家庭内通信ネットワークなどのLANなども含まれる。また、この通信ネットワーク5には、アナログ公衆電話網(PSTN:Public Switched Telephone Network)も含まれる。
管理サーバ2は、通信ネットワーク5上に配置され、通信設備3の初期設定を実行したり、設置作業に関する情報を管理したりするサーバ装置である。この管理サーバ2は、WWW(World Wide Web)等のドキュメントシステムにおいて、HTML(Hyper Text Markup Language)ファイルや画像ファイル、音楽ファイルなどの情報送信を行うサーバコンピューター或いはその機能を持ったソフトウェアであり、HTML文書や画像などの情報を蓄積しておき、Webブラウザなどのクライアントソフトウェアの要求に応じて、インターネットなどのIP網を通じて、これらの情報を送信する。
情報処理端末1は、CPUによる演算処理機能、及び通信インターフェースによる通信処理機能を備えた情報処理端末であり、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピューターや、機能を特化させた専用装置により実現することができ、モバイルコンピューターやPDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話機、スマートフォン、タブレットPC等が含まれる。また、この端末は、インターネットにアクセスして、データの送受信を行うブラウザ機能も備えている。このブラウザ機能は、Webページを閲覧するためのアプリケーションソフトであり、インターネットからHTML(HyperText Markup Language)ファイルや画像ファイル、レイアウトを解析して表示・再生する。フォームを使用してユーザーがデータをWebサーバに送信したり、JavaScript(登録商標)やFlash、及びJava(登録商標)などで記述されたアプリケーションソフトを動作させたりすることも可能である。なお、本実施形態において、情報処理端末1は、設定者U1がそれぞれ所有しており、倉庫A1内には、複数配置されている。
通信設備3は、通信ネットワーク5上の上位ノードに接続される通信機器である。ここで、上位ノードとは、既設の通信設備を意味し、局舎の内外に設置されるものの両方を含み、通信設備3とは既存の電話回線、xDSL、光ファイバ、CATV、又は無線通信などのアクセス網に設置される、多重化(集線)装置、交換機、スイッチ(例えば、DSLAM、GE−PON、Ether−SWなど)等のほか、例えば、2.1/2.5GHz帯、900MHz帯などの無線通信や光ファイバなど、各種の回線を1つのシャーシに収容可能なマルチアクセスサービスノード(MSAN:Multi-Service Access Nodes)が含まれる。さらに、次世代通信ネットワーク(NGN:Next Generation Network)上に配置されるパケット伝送装置(PTN:Packet Transfer Node)も含まれる。
設定試験サーバ8は、倉庫A1に配置され、通信設備3の初期設定や試験を実行するサーバコンピューター或いはその機能を持ったソフトウェアであり、管理サーバ2と通信設備3との間においてデータを中継する中継装置としての機能、或いは、管理サーバ2に代行して、通信設備3の設置環境によって生成された設定情報及び試験情報に基づいて、通信設備3に対して初期設定を設定するとともに試験を実行する機能を備える。なお、設定試験サーバ8は、LANケーブル7を介して情報処理端末1及び通信設備3と接続されるとともに、通信ネットワーク5を介して管理サーバ2と接続されている。なお、設定試験サーバ8は、管理サーバ2からダウンロード可能な機能をすべて備える構成としてもよいし、一部の機能を逐次備える構成としてもよい。
本実施形態では、倉庫A1内に初期設定前の通信設備3が複数保管されている。通信設備3は、設定処理実行時には、LANケーブル7等の通信インターフェースによって、情報処理端末1、設定試験サーバ8及び試験装置4が接続可能となっており、LANケーブル7により、通信ネットワーク5を介して管理サーバ2と接続されている。試験装置4は、通信設備3の動作に基づいて出力される出力信号を検出する装置であって、例えば、デジタル回線の信号を試験する装置等が含まれる。
また、局舎A2は、図示しない加入者宅内と電話線や銅線等のメタリックケーブルや光ファイバケーブルにより接続されている。加入者宅内には、ターミナルアダプタ、モデム、ルータ等の宅内装置に接続され、該宅内装置を介して、データ通信が可能なパーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータや、音声通話を行うための電話機が接続されている。なお、加入者宅に替えて、携帯無線基地局へのアクセス回線として前記携帯無線基地局に接続することができる。
(各装置の内部構成)
次いで、設定管理システムを構成する各装置の内部構成について説明する。
(1)管理サーバ2及びデータベース群2aの内部構成
次いで、管理サーバ2及びデータベース群2aの内部構成について説明する。図2は、本実施形態に係る管理サーバ2及びデータベース群2aの内部構成を示すブロック図である。図2に示すように、データベース群2aには、設定情報蓄積部231と、試験情報蓄積部232と、設置状況蓄積部233と、機器情報蓄積部234とを備えている。
設定情報蓄積部231は、通信設備3が接続される上位ノードの接続条件及び当該通信設備3の設置環境に基づいた設定情報を蓄積する記録装置である。ここで、設定情報とは、例えば、各プロトコルのアドレス情報、経路情報を示したルーティング情報、通信レベル情報、通信ネットワークの通信範囲を制限するフィルタリング情報などが含まれる。また、この設定情報には、通信機器を設置する際に必要なその他の情報が含まれ、例えば、通信機器の設置に必要なキッティング部材の有無や、通信機器の破損の有無、ディップスイッチの設定、通信機器のランプ点灯状態、最新ファームウエアの有無等も含まれる。また、設置環境(情報)とは、通信機器のシリアルナンバー、設置される局舎、接続される上位ノードまでの距離などが含まれる。
試験情報蓄積部232は、設定情報に応じたテストパターンと、当該テストパターンによる通信設備3の動作結果を評価するための評価情報とを含む試験情報を蓄積する記録装置である。ここで、試験情報とは、各モジュールの動作確認、及び通信レベルの確認等の確認を行うために必要な、テスト動作の動作パターンと、その結果を評価するための出力レベルや信号パターン、バジェット値(ロスバジェット:光送信モジュール出力光パワーと光受信モジュールの受信感度の差で決まる、光伝送路に許容される伝送損失値)などが含まれる。
設置状況蓄積部233は、通信設備3設置の開始から、基地局設置完了までの進捗情報を蓄積する装置であり、この進捗情報には、情報の読み出し及び導入に関する処理の実行結果を実行処理履歴として記録している。この設置状況蓄積部233は、管理サーバ2の運用者の操作や、情報処理端末1から送信された調査結果に基づいて各情報が蓄積されている。
機器情報蓄積部234は、情報処理端末1及び通信設備3等の各種機器のMACアドレス、IPアドレスの通信規格や製品の形態等の機器に関する情報を蓄積する記録装置である。なお、これらの各記憶装置は、管理サーバ2の制御により、各情報が随時、変更可能であり、変更情報を記録する記憶手段として機能を備える。なお、データベース群2aに対する情報の更新等は、管理サーバ2に常駐する管理者が入力インターフェースなどの操作デバイスを操作することで更新するようにしてもよい。
一方、管理サーバ2は、入力インターフェース23、出力インターフェース24と、通信インターフェース21と、制御部22とを備えている。入力インターフェース23は、キーボード、マウスなどユーザー操作を入力するデバイスである。出力インターフェース24は、ディスプレイやスピーカーなど、映像や音響を出力するデバイスである。特に、この出力インターフェース24には、液晶ディスプレイなどの表示部24aが含まれている。この表示部24aには、各蓄積部に蓄積された情報を表示して閲覧可能であるとともに、新たな情報を入力可能となっている。
例えば、図8(a)に示すように、設置状況蓄積部233の情報に基づいて、設計管理に関する画面が表示される。この画面上では、既に設置された通信設備3の設定情報の詳細とP1と、操作ログに関する項目P2を含ませて表示可能である。また、例えば、図8(b)に示すように、通信設備3の設置に必要な部材の情報を表示することもできる。さらに、図9(a)に示すように、試験後における通信レベルの測定結果の情報を表示することもできる。さらに、例えば、図9(b)に示すように、各局舎に設置された通信設備3の一覧情報を表示させることもできる。
通信インターフェース21は、通信ネットワーク5を通じて、情報処理端末1及び通信設備3との間でデータの送受信を行うインターフェースである。この通信インターフェース21を通じて、例えば、設定試験サーバ8に対して、設定情報や基地局設置の通信機器設備設置支援用プログラム等が送信され、設定結果等が受信される。
制御部22は、CPUやDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサ、メモリ、及びその他の電子回路等のハードウェア、或いはその機能を持ったプログラム等のソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成された演算モジュールであり、プログラムを適宜読み込んで実行することにより、種々の機能モジュールを仮想的に構築し、構築された各機能モジュールによって、各部の動作制御、ユーザー操作に対する種々の処理を行っている。本実施形態において、制御部22は、認証部221と、設定情報受付部222と、情報管理部223と、情報生成部224とを備えている。
認証部221は、アクセス者の正当性を検証するコンピュータ或いはその機能を持ったソフトウェアであり、例えば、ユーザー名とパスワードの組み合わせをアクセス者から取得し、アクセス者にその権利があるか否か、そのアクセス者が本人であるか否かなどを確認する。
設定情報受付部222は、局舎A2に通信設備3を設置するための各情報を受け付けるモジュールであり、入力インターフェース23を介して管理者からの入力を受け付け、通信設備3が接続される上位ノードの接続条件及び当該通信設備3の設置環境に基づいた設定情報や試験情報を設定情報蓄積部231に蓄積する。
情報管理部223は、設定情報蓄積部231に接続され、通信ネットワーク5を通じて取得される設定要求に応じて、設定情報蓄積部231を照合して、設定情報を読み出し、試験サーバ8の設定実行部83bを介して通信設備3へ導入させるモジュールである。また、情報管理部223には、試験情報蓄積部232に接続され、通信ネットワーク5を通じて取得される試験情報要求に応じて、試験情報蓄積部232を照合して、試験情報を読み出し、通信設備3、試験装置4、又は試験実行部83cのいずれかに導入させる機能を備えている。ここで、設定要求とは、所定の通信設備3に対して初期設定や試験を開始するための信号であり、管理者又は設定者U1によって操作された操作信号を示すものである。
さらに、情報管理部223には、試験結果評価部223aと履歴収集部223bとを備えている。試験結果評価部223aは、評価情報に基づいて、試験装置4により検出された出力信号によって、当該通信設備3の動作結果を評価するモジュールである。履歴収集部223bは、情報の読み出し及び導入に関する処理の実行結果を、実行処理履歴として記録するモジュールであり、取得した実行結果に基づいて、設置状況蓄積部233の情報を更新する。なお、履歴収集部223bが調査状況を更新した際には、その情報が設定情報蓄積部231にも反映されて、通信設備3が接続される上位ノードの接続条件及び当該通信設備3の設置環境に基づいた設定情報が変更されるようになっている。
情報生成部224は、通信設備3が接続される上位ノードの接続条件及び当該通信設備3の設置環境に基づいた設定情報及び試験情報を、所定のプログラムを用いて生成するモジュールである。生成したプログラムは、設定情報蓄積部231に蓄積される。
(2)情報処理端末1及び設定試験サーバ8の内部構成
次いで、情報処理端末1及び設定試験サーバ8について説明する。図3(a)は、本実施形態に係る情報処理端末1の内部構成を示すブロック図であり、同図(b)は、本実施形態に係る設定試験サーバ8の内部構成を示すブロック図である。
先ず、情報処理端末1について説明する。情報処理端末1は、図3(a)に示すように、ユーザーインターフェース系のモジュールとして入力インターフェース12と、出力インターフェース13とを備えている。入力インターフェース12は、キーボード、マウス、またはタッチパネルなどユーザー操作を入力するデバイスである。出力インターフェース13は、ディスプレイやスピーカーなど、映像や音響を出力するデバイスである。特に、この出力インターフェース13には、液晶ディスプレイなどの表示部13aが含まれている。
また、情報処理端末1は、通信系のモジュールとして通信インターフェース11を備えている。通信インターフェース11は、データ通信を行うための通信インターフェースであり、無線等による非接触通信や、ケーブル,アダプタ手段等により接触(有線)通信をする機能を備えている。さらに、情報処理端末1は、メモリ15を備えている。メモリ15は、各種データを蓄積するための記憶装置であり、管理サーバ2から取得した設置情報を蓄積してもよい。また、情報処理端末1は、アプリケーション実行系のモジュールとして、アプリケーション実行部14を備えている。アプリケーション実行部14は、一般のOSやブラウザソフトなどのアプリケーションを実行するモジュールであり、通常はCPU等により実現される。
アプリケーション実行部14のUI制御部14aは、ブラウザソフトによって表示部13a上に通信設備3設置に関する各項目を表示するとともに、設定者U1の入力を受け付けるユーザーインターフェースを制御するモジュールである。具体的には、UI制御部14aは、ブラウザソフトによって管理サーバ2と接続し、設置すべき通信設備3に関する各項目を表示部13aに表示させる。また、UI制御部14aは、画面上において、通信設備3に関する上位ノードの接続条件及び通信設備3の設置環境の入力を受け付け、入力された設置環境に基づいた設置環境情報を設定要求として、通信ネットワーク5を介して管理サーバ2に送信する設定要求部としての機能を有する。
次いで、設定試験サーバ8の内部構成について説明する。設定試験サーバ8は、図3(b)に示すように、アプリケーション実行部83と、有線インターフェース81と、メモリ82とを備えている。
有線インターフェース81は、ケーブル,アダプタ手段等により接触(有線)通信をするインターフェースであり、通信ネットワーク5を介して管理サーバ2と接続されるとともに、LANケーブル7を介して情報処理端末1及び通信設備3と接続されている。そして、有線インターフェース81は、管理サーバ2から設定情報、試験情報を取得するとともに、設定結果等を管理サーバ2に送信する。なお、有線インターフェース81には、無線等による非接触通信を行う機能を含めてもよい。
メモリ82は、各種データを蓄積するための記憶装置であり、管理サーバ2から取得した、通信機器設備設置支援用プログラム、設定情報、及び試験情報等を取得して蓄積している。このプログラム及び各種のデータは、通信ネットワーク5を通じて管理サーバ2から適宜取得することができるようになっており、設定要求された通信設備3に対応する設定情報や試験情報が、設定試験サーバ8内にない場合には、管理サーバ2から即時に取得可能となっている。本実施形態では、設定試験サーバ8には、変更が少ない通信設備3毎の設定項目、試験項目等が予め蓄積されており、設置環境に応じた設定又は試験に関するパラメータは、逐次管理サーバ2から取得するようになっている。
また、設定試験サーバ8では、管理サーバ2にアクセスして、メモリ82内のデータが最新か否かを判断するようになっており、必要なデータ等を、定期的に或いは逐次、更新しているものとする。このデータの更新時期としては、所定の時間間隔毎に行ってもよく、設定要求などの処理が発生する毎に行うこともできる。
アプリケーション実行部83は、管理サーバ2に代行して通信設備3に対して、設定情報、及び試験情報等を導入させるモジュールであり、通信機器設備設置支援用プログラムがインストールされると、アプリケーション実行部83において設置管理プログラムが実行可能となる。そして、このアプリケーション実行部83は、機器検知部83aと、設定実行部83bと、試験実行部83cとを備えている。
機器検知部83aは、LANケーブル7上に複数接続されている通信設備3の中から設定対象となる通信設備3を特定するモジュールであり、例えば、メモリ82内に通信設備3のシリアルナンバーを蓄積し、通信設備3のシリアルナンバーを照合することで、通信設備3を特定する。このような機器検知部83aによって、複数の通信設備3を特定することで、倉庫A1内において複数の通信設備3を同時に設定及び試験の処理を実行することができる。
設定実行部83bは、設定要求に応じて読み出された設定情報を、LANケーブル7を通じて、通信設備3に導入させるモジュールであり、例えば、情報処理端末1の画面上に表示された「導入開始」アイコンがクリック操作されることで、その操作信号が管理サーバ2を介して、設定要求として設定実行部83bに入力される。その後、設定実行部83bは、メモリ82又は設定情報蓄積部231を照合して、設定要求に応じた設定情報を読み出し、通信設備3に設定情報を導入する。なお、この際、管理サーバ2から取得される設定要求には、当該通信機器の設定に関するパラメータが含まれ、設定実行部83bは、このパラメータに基づいて設定処理を行う。
試験実行部83cは、試験情報要求に応じて読み出された試験情報を、LANケーブル7を通じて、通信設備3に入力させ、当該試験情報に応じたテストパターンを動作させ、その出力信号を、試験装置4に検出させるモジュールであり、例えば、情報処理端末1の画面上に表示された「試験開始」アイコンをクリック操作することで、その操作信号が管理サーバ2を介して、試験情報要求として試験実行部83cに入力される。その後、試験実行部83cは、メモリ82又は試験情報蓄積部232を照合して、試験情報要求に応じた試験情報を読み出し、通信設備3に試験情報を導入する。なお、この際、管理サーバ2から取得される試験情報要求には、当該通信設備3の試験に関するパラメータが含まれ、試験実行部83cは、このパラメータに基づいて試験を実行する。
なお、図示していないが、通信設備3には、情報処理端末1、設定試験サーバ8、試験装置4、及び管理サーバ2と接続するための通信インターフェースと、CPUやDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサ、メモリ、及びその他の電子回路等のハードウェア、或いはその機能を持ったプログラム等のソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成された演算処理装置を備えており、情報処理端末1、設定試験サーバ8、試験装置4及び管理サーバ2からの操作信号に応じて、設定情報や動作プログラムがメモリ内に蓄積され、設定処理後には、通信処理可能となっている。
(設定管理方法)
以上の構成を有する設定管理システムを動作させることで、本発明の設定管理方法を実施することができる。図4〜7は、本実施形態に係る設定管理方法を示すフローチャート図であり、図10〜18は、情報処理端末1の表示部13aに表示される画面情報を示す説明図である。
図4に示すように、先ず、管理者が所定の局舎A2に通信設備3を設置する指示を設定者U1に対して指示を行う。そして、設定者U1は、倉庫A1において、通信ネットワーク5に接続可能なLANケーブル7を通じて、設定試験サーバ8と通信設備3とを接続する(S101)。
この状態で、情報処理端末1のUI制御部14aは、通信設備3の装置番号や局舎名などの設置環境情報の入力を設定者U1から受け付ける。入力された設置環境情報は設定要求として、通信ネットワーク5を通じて管理サーバ2の情報管理部223に送信される。情報管理部223では、取得された設定要求に応じて、設定情報蓄積部231を照合し、設定情報を読み出す。その後、設定試験サーバ8の設定実行部83bによって通信設備3において各設定情報が手順毎に導入させるようになっている。
ここで、設定情報の導入について詳述する。なお、以下の処理において、情報の読み出し及び導入に関する処理の実行結果は、管理サーバ2に送信され、管理サーバ2側が取得した際には、実行処理履歴として設置状況蓄積部233に記録するものとする。
先ず、情報管理部223及び設定試験サーバ8と通信設備3とが接続された状態で、設定者U1は、ブラウザソフトを実行して、表示部13aにWebページを表示させて、情報処理端末1からID及びパスワード等を入力すると、その情報が管理サーバ2に送信されて、認証処理が行われる(S102)。承認された場合には、管理サーバ2は、対象機器の入力を受け付けるWebデータを送信し(S103)、表示部13a上には、対象機器の選択画面が表示される(S104)。この選択画面は、例えば、選択可能な対象機器をプルダウンメニューから選択してもよいし、対象機器のホストネームを入力させるものであってもよい。また、選択画面には、先ず、設置場所となる局舎名から検索も可能となっている。
このとき、選択すべき機器がメニュー上にない場合や、不明である場合には(S10に5おける“N”)では、管理サーバ2の管理者に問い合わせ等を行う。画面上に選択すべき機器がある場合(S105における“Y”)、設定者U1の操作信号を取得すると(S106)、通信機器の情報が設定要求とともに設定試験サーバ8へ送信される。
管理サーバ2では、設定要求とともに対象機器の情報を受信すると(S107)、設定情報蓄積部231を照合し、設定情報のうち、当該通信設備3のチェック画面データを送信する(S108)。情報処理端末1の表示部13a上には、図10に示すように、通信設備3の設置に必要なキッティング部材の項目や、部材のシリアルナンバー及び財番情報の入力項目が表示される(S109)。設定者U1は、この画面に基づいて、キッティング部材を用意してチェック項目にチェックを入力するとともにシリアルナンバー等を入力し(S110)、確認終了アイコンを押す。
UI制御部14aは、全項目にチェックがされていない場合やシリアルナンバー等が入力されていない場合には(S111における“N”)、全項目が入力される確認画面を表示させて確認指示を行う。全項目が入力された場合には(S111における“Y”)、その情報は管理サーバ2に送信される。
情報管理部223は、確認情報を受信すると(S112)、次いで、対象シャーシの確認指示画面データを送信する(S113)。情報処理端末1の表示部13a上には、図11に示すように、対象シャーシのピン曲がりや傷、歪み等の確認すべき部分とその手順とを表す画像が表示される(S114)。
設定者U1はこの画面に基づいて対象シャーシを確認する。UI制御部14aは、確認終了アイコンがクリックされない場合には(S115における“N”)、確認画面を表示させて確認指示を行う。設定者U1が確認後、確認終了アイコンをクリックすると(S115における“Y”)、その情報は管理サーバ2へ送信される。
情報管理部223は、確認情報を取得すると(S116)、次いで、ディップスイッチ確認指示画面データを送信する(S117)。情報処理端末1の表示部13a上には、図12に示すように、ディップスイッチの設定画面が表示される(S118)。
次いで、設定者U1は、この画面に基づいてディップスイッチを設定する。UI制御部14aは、図5に示すように、確認終了アイコンがクリックされない場合には(S201における“N”)、確認画面を表示させて確認指示を行う。設定者U1が確認後、確認終了アイコンをクリックすると(S201における“Y”)、その情報は管理サーバ2へ送信される。
情報管理部223は、確認情報を取得すると(S202)、次いで、キッティング指示画面データを送信する(S203)。情報処理端末1の表示部13a上には、図13に示すように、通信設備3のキッティング設定画面が表示される(S204)。
設定者U1はこの画面に基づいて通信設備3の配置、配線処理を行う。UI制御部14aは、確認終了アイコンがクリックされない場合には確認画面を表示させてキッティング指示を行う。設定者U1が配置及び配線後、終了アイコンをクリックすると(S205)、その情報は管理サーバ2へ送信される。
情報管理部223は、確認情報を取得すると(S206)、次いで、電源投入指示画面データ及びランプ状態確認指示画面データを送信する(S207)。情報処理端末1の表示部13a上には、図14に示すように、通信設備3のキッティング設定画面が表示される(S208)。なお、ランプが点灯される部分は、図中のP1〜P3部分である。
設定者U1はこの画面に基づいて通信設備3に電源を投入させるとともに、ランプ点灯状態の確認を行う。UI制御部14aは、確認終了アイコンがクリックされない場合には(S209における“N”)確認画面を表示させて確認指示を行う。設定者U1がランプ点灯状態を確認して、終了アイコンをクリックすると(S209における“Y”)、その情報は管理サーバ2へ送信される。
情報管理部223は、確認情報を取得すると(S210)、次いで、接続指示画面を送信する(S211)。表示部13aには、この接続指示画面が表示され、設定者U1はこの画面に基づいて、設定試験サーバ8とマネージメントポートを接続させる(S212)。設定試験サーバ8と接続されると、先ず、機器検知部83aは、接続された通信設備3のシリアルアンバー等を取得して、当該通信設備3を特定する。その後、設定試験サーバ8の設定実行部83bは通信設備3と疎通確認を行い(S213)、共通初期設定処理を実行する(S214)。
この際、設定実行部83bは、今まで入力された設置環境情報からメモリ82を照合して、通信設備3の設定情報(設定項目等)を読み出すとともに、管理サーバ2から各項目のパラメータ等を取得する。ここで、設定される処理としては、初期アカウント削除処理、新アカウント登録処理、及びrootパスワード変更処理である。なお、初期設定に失敗した場合には、ログが出力され確認可能となっている。
次いで、図6に示すように、設定実行部83bは、変更されたrootアカウントで再接続する(S301)。設定実行部83bは、その後、当該ファームウエアが最新か否かを判別し(S302)、最新である場合には(S302における“Y”)、ファームウエア確認処理を終了する(S304)。最新でない場合には(S302における“N”)、バージョンアップ処理を行い(S303)、ファームウエア確認処理を終了する(S304)。なお、フォームアップ処理に失敗した場合には、ログが出力され確認可能となっている。
その後、設定実行部83bは、通信機器毎の設定処理を行う。この際、設定実行部83bは、今まで入力された設置環境情報から設定情報蓄積部231を照合してメモリ82に保存し、通信設備3の設定情報を読み出して行う(S305)。ここで、設定される処理としては、接続される上位ノードや、終端装置のアドレスの他、ネットワーク・ルーティングの設定、時刻、日付、月の設定、SNMP管理機能の設定等である。その後、設定試験サーバ8は、通信設備3のクロック設定を行う(S306)。
その後、全設定が正常に実行されたかを判断し(S307)、設定が完了していない場合(S307における“N”)、ログ画面を表示させ、設定者U1に確認指示を行い(S308)、全設定が正常に実行されるまで処理を繰り返す(S305〜S307)。正常に設定が完了した場合には(S307における“Y”)、各モジュールが認識されているかを判断する(S309)。
各モジュールが認識されていない場合(S309における“N”)、ログ画面を表示させ、設定者U1に確認指示を行い(S310)、再度、設定情報を読み出して設定処理を再度行い(S305〜S309)、全設定が正常に実行されるまで処理を繰り返す。各モジュールが認識された場合には(S309における“Y”)、DPCA冗長確認処理を行い(S311)、その後新アカウントで再接続する(S312)。
次いで、設定試験サーバ8は、試験処理を実行する。先ず、設定者U1は、通信設備3に試験装置4を接続するとともに、入力インターフェース12を介してブラウザ上で試験情報要求を送信する。この際、設定試験サーバ8は、図7に示すように、入力された試験情報要求に応じ、試験情報蓄積部232を照合してメモリ82に保存し、試験情報(試験項目等)を読み出すとともに、管理サーバ2から各項目のパラメータを取得し、通信設備3、試験装置4、又は試験実行部83cのいずれかに導入させる(S401及びS402)。本実施形態では、試験情報のテストパターンの情報を試験実行部83cに導入させて、表示部13aに表示させ、設定者U1が試験装置4にテストパターンの情報を入力するものとする。
その後、試験実行部83cは、情報処理端末1に対して、先ず、アップリンクの通信レベルの測定指示を行う(S403)。情報処理端末1には測定指示画面が表示され、設定者U1の操作によって測定処理が実行される(S404)。具体的には、試験実行部83cは、アップリンク測定用の試験情報を通信設備3に導入し、通信設備3において試験情報要求に応じて読み出された試験情報に応じたテストパターンを動作させ、その出力信号を試験装置4に検出させる。
そして、画面上13aには、図15に示すように、測定結果の入力を受け付ける画面が表示されている。設定者U1は、この試験装置4で検出された測定結果を入力インターフェース12によって、図15に示す画面上の入力バーに数値を入力し、管理サーバ2へ送信する(S405)。入力された測定結果の情報は、試験結果評価部223aに入力され、試験結果評価部223aで、評価情報に基づいて、試験装置4により検出された出力信号によって、当該通信設備3の動作結果を評価する(S406)。なお、本実施形態での評価方法は、バジェット値の範囲内であるか否かに基づいて行われる。
評価として、測定結果が、所定のバジェット値の範囲内でない場合には(S406における“N”)、図16に示すように、エラー画面が表示される。設定者U1は、この画面を確認して、装置の清掃及びケーブル等の抜き差し等の指示を行い、再測定を指示する。一方、バジェット値の範囲内である場合には(S406における“Y”)、次いで、ダウンリンクの通信レベルの測定指示を行う(S407)。
情報処理端末1には測定指示画面が表示され、設定者U1の操作によって測定処理が実行される(S408)。具体的には、試験実行部83cは、ダウンリンク測定用の試験情報を通信設備3に導入し、通信設備3において試験情報要求に応じて読み出された試験情報に応じたテストパターンを動作させ、その出力信号を試験装置4に検出させる。
そして、画面上13aには、図17に示すように、測定結果の入力を受け付ける画面が表示されている。設定者U1は、この試験装置4で検出された測定結果を入力インターフェース12によって、画面上の入力バーに数値を入力されると、その情報は管理サーバ2へ送信される(S409)。入力された測定結果の情報は、設定試験サーバ8に入力され、評価情報に基づいて、試験装置4により検出された出力信号によって、当該通信設備3の動作結果を評価する(S410)。
評価として、バジェット値の範囲内でない場合には(S410における“N”)、装置の清掃及びケーブル等の抜き差し等の指示を行い、再測定を指示する。一方、バジェット値の範囲内である場合には(S410における“Y”)、次いで、設定環境情報を参照して、当該設置において1000BASE−Tを実装するか否かを判断する(S411)。
実装予定がない場合には(S411における“N”)、出荷作業指示を送信する(S416)。一方、実装予定がある場合には(S411における“Y”)、使用する1000BASE−Tに対して設定処理を行う(S412)。具体的には、情報管理部223は、接続指示画面データを情報処理端末1に送信させる。情報処理端末1の表示部13a上には、図18(a)に示すような指示画面が表示される(S413)。設定者U1は、指示画面に基づいて、1000BASE−Tを空きポートに実装するとともに、UTPケーブルを接続して、リンクアップ確認アイコンをクリックし、接続確認操作信号を送信する(S414) 。
設定実行部83bは、管理サーバ2を介して操作信号を取得し、接続確認を行う(S415)。接続確認がされない場合には(S415における“N”)、図18(b)に示すようなエラー画面を表示されて、1000BASE−Tの抜き差し等の指示を表示させ、接続確認されるまで同処理を繰り返す。
一方、接続確認がされた場合には(S415における“Y”)、通信機器の電源を切り、出荷作業指示を送信する(S416)。表示部13a上には、出荷作業に関する画面が表示され(S417)、設定者U1は、この画面を確認しつつ、通信設備3の梱包作業等を実行する。その後、作業員U2が現地にて通信設備3を上位ノードと接続する作業を行う。
(設定管理プログラム)
なお、上述した設定管理システム及び設定管理方法は、本実施形態に係る通信機器設備設置支援プログラムを、汎用コンピューター上で実行することにより実現することができる。
すなわち、上記本実施形態の設定管理プログラムを、Webサーバ等のコンピューターやICチップにインストールし、CPU上で実行することにより、上述した効果を奏する設定管理システムを容易に構築することができる。このプログラムは、例えば、通信回線を通じて配布することが可能であり、またスタンドアローンの計算機上で動作するパッケージアプリケーションとして譲渡することができる。
そして、このような本実施形態の設定管理プログラムは、汎用コンピューターで読み取り可能な記録媒体に記録することができ、このプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体によれば、汎用のコンピューターや専用コンピューターを用いて、上述した設定管理システムや設定管理方法を実施することが可能となるとともに、プログラムの保存、運搬及びインストールを容易に行うことができる。
(作用・効果)
以上説明した本実施形態によれば、管理サーバ2及び設定試験サーバ8は、取得される設定要求及び試験要求に応じて設定情報を読み出し、通信ネットワーク5を通じて設定情報を導入させているので、局舎A2等の設置場所以外において、通信設備3の設定処理が実行可能となる。そのため、現場に向かう前に、予め通信設備3に設定処理を行うことができ、現地においては通信設備3を上位ノードに接続することのみで、即時に通信ネットワークと疎通可能とし、設置スピードを高めることができる。
また、本実施形態によれば、通信知識が高くない設定者U1又は作業員U2であっても通信設備3の設定が可能となるため、通信設備3の品質低下を防止することができるとともに、通信設備3を設置するためのコストを低減させることができる。また、本実施形態によれば、現地で上位ノードと接続処理をする設定者U1又は作業員U2に対して詳細な設定情報を通知させることを必要としていないため、セキュリティを高めることができる。
さらに、本実施形態によれば、設定情報を設定情報蓄積部231に蓄積しているので、通信設備3設置に関する情報を一元化して、情報の共有及び情報管理を行うことができ、設計情報の連絡漏れや誤情報の伝達が生じることを防止することができる。また、本実施形態では、倉庫A1に設定試験サーバ8を構築し、設定試験サーバ8によって倉庫A1内の通信設備3の設定処理等を実行可能としたので、管理サーバ2に対する処理負担を軽減することができるとともに、通信が集中するのを回避することができ、通信負荷を軽減することができる。
また、本実施形態において、情報管理部223又は設定試験サーバ8は、試験情報についても通信ネットワーク5を通じて導入し、通信設備3に当該試験情報に応じたテストパターンを動作させ、試験装置4により検出された出力信号によって、当該通信設備3の動作結果を評価しているので、設定後の動作確認を行うことができ、通信設備の品質を向上させることができるとともに、設定後の不具合の確立を軽減させ、作業員U2が再度局舎に出向くことを防止できるため、通信設備3を設置するためのコストを低減させる。
さらに、本実施形態において、情報管理部223又は設定試験サーバ8は、情報の読み出し及び導入に関する処理の実行結果を、実行処理履歴として記録する履歴収集部223bを備えているので、通信機器設置に関する情報を一元化して、情報の共有及び情報管理を行い、次回以降における通信機器の設置に用いることができる。
本実施形態において、情報生成部224は、通信設備3が接続される上位ノードの接続条件及び当該通信設備3の設置環境に基づいた設定情報及び試験情報を、所定のプログラムを用いて生成しているので、システム全体として大量のデータを蓄積することなく、通信ネットワーク5を通じて取得される設定要求、又は試験設定要求に応じて、適切な設定情報及び試験情報を作成し、実行させることができる。また、情報処理端末1には、ブラウザ機能のみ持たせているので、モバイルコンピューターやスマートフォン、タブレットPC等、様々なデバイスを利用することができる。
(変形例)
なお、上述した実施形態では、管理サーバ2に蓄積された設定情報及び試験情報を含む各データ及びプラグラムを、設定試験サーバ8を介して通信設備3へ設定情報や試験情報等を導入したが、本発明は、これに限定するものではなく、例えば、設定試験サーバ8を倉庫A1に配置せず、管理サーバ2が通信ネットワーク5を通じて通信設備3に対して設定情報及び試験情報を導入して、初期設定、試験を実行させてもよい。
A1…倉庫
A2…局舎
U1…設定者
U2…作業員
1…情報処理端末
2…管理サーバ
2a…データベース群
3…通信設備
4…試験装置
5…通信ネットワーク
7…LANケーブル
8…設定試験サーバ
11…通信インターフェース
12…入力インターフェース
13…出力インターフェース
13a…表示部
14…アプリケーション実行部
14a…UI制御部
15…メモリ
21…通信インターフェース
22…制御部
81…有線インターフェース
82…メモリ
83…アプリケーション実行部
83a…機器検知部
83b…設定実行部
83c…試験実行部
221…認証部
222…設定情報受付部
223…情報管理部
223a…試験結果評価部
223b…履歴収集部
224…情報生成部
231…設定情報蓄積部
232…試験情報蓄積部
233…設置状況蓄積部
234…機器情報蓄積部

Claims (8)

  1. 通信ネットワーク上の上位ノードに接続される通信設備の設定を管理する設定管理システムであって、
    前記通信設備が接続される上位ノードの接続条件及び当該通信設備の設置環境に基づいた設定情報を蓄積する設定情報蓄積部と、
    前記設定情報蓄積部に接続され、前記通信ネットワークを通じて取得される設定要求に応じて、前記設定情報蓄積部を照合して、前記設定情報を読み出し、前記通信設備へ導入させる情報管理部と、
    前記通信ネットワークを通じて、前記通信設備と前記情報管理部とを接続する通信インターフェースと、
    前記情報管理部に接続されている通信設備に関する上位ノードの接続条件及び当該通信設備の設置環境に基づいた設置環境情報を前記設定要求として、前記通信インターフェースを通じて前記情報管理部に送信する設定要求部と、
    前記設定要求に応じて読み出された設定情報を、前記通信インターフェースを通じて、前記情報管理部から前記通信設備に導入させる設定実行部と
    前記設定情報に応じたテストパターンと、当該テストパターンによる前記通信設備の動作結果を評価するための評価情報とを含む試験情報を蓄積する試験情報蓄積部と、
    前記通信設備に接続され、当該通信設備の動作に基づいて出力される出力信号を検出する試験装置と、
    試験情報要求に応じて読み出された試験情報を、前記通信インターフェースを通じて、前記通信設備に入力し、当該試験情報に応じたテストパターンを動作させ、その出力信号を、前記試験装置に検出させる試験実行部と、
    前記評価情報に基づいて、前記試験装置により検出された出力信号によって、当該通信設備の動作結果を評価する評価部と
    を備え
    前記情報管理部は、前記試験情報蓄積部に接続され、前記通信ネットワークを通じて取得される試験情報要求に応じて、前記試験情報蓄積部を照合して、前記試験情報を読み出し、前記通信設備、前記試験装置、又は前記試験実行部のいずれかに導入させる機能を有し、
    前記試験情報には、前記通信設備の各モジュールの動作確認、及び通信レベルの確認を行うために必要な動作パターンと、その結果を評価するための出力レベルや信号パターン、バジェット値が含まれる
    ことを特徴とする設定管理システム。
  2. 前記バジェット値には、光送信モジュール出力光パワーと光受信モジュールの受信感度の差で決まる、光伝送路に許容される伝送損失値が含まれることを特徴とする請求項1に記載の設定管理システム。
  3. 前記情報管理部は、前記情報の読み出し及び導入に関する処理の実行結果を、実行処理履歴として記録する履歴収集部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の設定管理システム。
  4. 前記通信設備が接続される上位ノードの接続条件及び当該通信設備の設置環境に基づいた設定情報及び前記試験情報を、所定のプログラムを用いて生成する情報生成部をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の設定管理システム。
  5. 通信ネットワーク上の上位ノードに接続される通信設備の設定を管理する設定管理方法であって、
    前記通信設備が接続される上位ノードの接続条件及び当該通信設備の設置環境に基づいた設定情報を設定情報蓄積部に蓄積する情報蓄積ステップと、
    前記通信ネットワークに接続可能な通信インターフェースを通じて、前記設定情報蓄積部に接続され情報管理部と前記通信設備とを接続する通信接続ステップと、
    前記情報管理部に接続されている通信設備に関する上位ノードの接続条件及び当該通信設備の設置環境に基づいた設置環境情報を設定要求として、前記通信インターフェースを通じて、前記情報管理部に送信する設定要求ステップと、
    前記情報管理部において、前記通信ネットワークを通じ、取得される設定要求に応じて、前記設定情報蓄積部を照合し、前記設定情報を読み出し、前記通信設備へ導入させる情報管理ステップと、
    前記設定要求に応じて読み出された設定情報を、前記通信インターフェースに接続された設定実行部を通じて、前記情報管理部から前記通信設備において実行させる設定実行ステップと
    を備え
    前記情報蓄積ステップでは、前記設定情報の蓄積とともに、前記設定情報に応じたテストパターンと、当該テストパターンによる前記通信設備の動作結果を評価するための評価情報とを含む試験情報を試験情報蓄積部に蓄積しておき、
    前記設定要求ステップと併せて、前記通信設備に、当該通信設備の動作に基づいて出力される出力信号を検出する試験装置を接続するとともに、前記設定実行部から試験情報要求を送信する試験実行要求ステップと、
    前記設定要求部から送信された試験情報要求に応じ、前記情報管理部において、前記試験情報蓄積部を照合して、前記試験情報を読み出し、前記通信設備、前記試験装置、又は前記試験実行部のいずれかに導入させる試験情報導入ステップと、
    を行い、
    前記設定実行ステップの後に、
    前記通信設備において、前記試験情報要求に応じて読み出された試験情報に応じたテストパターンを動作させ、その出力信号を、前記試験装置に検出させる試験実行ステップと、
    前記評価情報に基づいて、前記試験装置により検出された出力信号によって、当該通信設備の動作結果を評価する評価ステップと
    を行い、
    前記試験情報には、前記通信設備の各モジュールの動作確認、及び通信レベルの確認を行うために必要な動作パターンと、その結果を評価するための出力レベルや信号パターン、バジェット値が含まれる
    ことを特徴とする設定管理方法。
  6. 前記バジェット値には、光送信モジュール出力光パワーと光受信モジュールの受信感度の差で決まる、光伝送路に許容される伝送損失値が含まれることを特徴とする請求項5に記載の設定管理方法。
  7. 前記情報管理部において、前記情報の読み出し及び導入に関する処理の実行結果を、実行処理履歴として記録する履歴収集ステップをさらに備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の設定管理方法。
  8. 前記通信設備が接続される上位ノードの接続条件及び当該通信設備の設置環境に基づいた設定情報及び前記試験情報を、所定のプログラムを用いて生成する情報生成ステップをさらに備えることを特徴とする請求項6又は7に記載の設定管理方法。
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