JP5536889B2 - イーサネット内の順方向誤り訂正層で受信したデータ・ストリームのフレーム境界を検出するための方法およびシステムならびにそのデータ・ストリームに関するフレーム同期方法およびシステム - Google Patents

イーサネット内の順方向誤り訂正層で受信したデータ・ストリームのフレーム境界を検出するための方法およびシステムならびにそのデータ・ストリームに関するフレーム同期方法およびシステム Download PDF

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Description

本発明は、一般に、データ処理方法およびシステムに関し、詳細には、イーサネット内の順方向誤り訂正層(Forward ErrorCorrection layer)で受信したデータ・ストリームのフレーム境界を検出するための方法およびシステムに関する。
IEEE規格802.3ap−2007の条項74(最新版はIEEE802.3−2008である)およびIEEEP802.3D1.2では、10Gイーサネットに適用されるBASE−R物理層の順方向誤り訂正(略してFEC)副層を定義している。このFEC副層規格は、システムのBERレートを10−7から10−12に改善するものであり、また、この規格から40G/100Gイーサネット・アプリケーションへと派生している。
種々のイーサネット・アプリケーション層と互換性のあるものになるために、このプロトコルでは、FEC層が元のフレーム・ヘッダを圧縮して、FECチェック・ビットをアップロードするためのスペースを取っておくことを規定しており、その結果、この層が他のアプリケーション層と同じフレーム長(IEEE規格802.3ap−2007の条項74では2112ビットのフレーム長を定義している)を保持することが保証される。しかし、このような処理方法では、受信機側でそれぞれのフレーム間のフレーム境界を識別することが極めて困難になり、正しいフレーム境界位置を見つけるために送信機側フレームに同期させるには大量の時間を必要とする。
図1は、IEEE規格802.3ap−2007の条項74に定義されているフレーム同期のためのユニバーサル回路構造を示している。この回路構造によって使用される方法は以下のものを含む。
a)想定されたフレーム境界位置をテストする。
a1)この想定されたフレーム境界位置から始めて、PN−2112ジェネレータによって受信データを逆スクランブルする。
a2)仮定のフレーム境界から始めて、1フレームの長さを有するデータについてFECチェックを実行する。
i)チェックが一致しない(すなわち、受信したチェック・ビットが計算したチェック・ビットと一致しない)場合に、想定されたフレーム境界位置を1ビット位置だけシフトし、ステップa)を繰り返す。
b)想定されたフレーム境界について、n個の連続フレームのそれぞれに対するFECチェックが正しいことを確認する。
b1)n個の連続フレームのいずれかに対するFECチェックが正しくない場合に、想定されたフレーム境界位置を1ビット位置だけシフトし、フレーム同期手順全体を再始動する。
b)受信しているn個の連続フレームのそれぞれに対するFECチェックが正しい場合に、ステップc)に移行する。
c)フレーム同期を確立する。
d)m個の連続的に受信したデータ・フレームのそれぞれに対するFECチェックが正しくない場合に、フレーム同期を同期外れと見なし、フレーム同期手順全体を再始動する。
2112ビットのフレーム長の場合、可能な2112通りの位置のすべてをトラバースして正しいフレーム境界位置を見つけるために、多くても2111回、上記のステップが繰り返される。典型的に、上記の説明ではm=8およびn=4である。
手短に言えば、フレーム同期ロジックは、フレーム同期を達成できるように1フレーム内の正しいフレーム境界位置を特定する必要がある。一般的な方法の欠陥は、正しいフレーム開始位置を見つける前に、一度に1ビットずつシフトするステップに適合させるために多くのフレームが廃棄されることである。
図2は、一般的な方法によってフレーム同期を達成する方法を概略的に示している。図2によれば、フレーム同期ロジックは始めに正しい開始位置を把握しておらず、したがって、フレーム開始位置を想定し、想定されたフレームをチェックすることになる。しかし、第1のフレーム・データの最後のビットがフレーム同期ロジックに入ると、フレーム同期ロジックはこのフレームに関するチェック結果を直ちに示すことができない。これは、ハードウェア実装例におけるパイプライン構造ベースの設計によって遅延が引き起こされるためであり、この遅延はスクランブル・ロジックのような何らかの機能ロジックによって引き起こされ、避けがたいものである。このパイプライン遅延の後、第1のフレーム境界の位置が正しくないことをフレーム同期ロジックが検出した場合、フレーム同期ロジックは、その後の仮定のフレーム境界位置を1ビットだけシフトした後で次のフレーム境界を想定する必要がある。図2に示されているパイプライン遅延のために、この瞬間に第2のフレームのフレーム境界から1ビット・シフトして、第2のフレーム・データに関するチェックに移行する時間はまったくない。このため、フレーム同期ロジックは第2のフレーム・データをすべて廃棄しなければならない。次に、第3のフレーム・データが到着するまで、フレーム同期ロジックは、第3のフレームのフレーム境界に基づいて1ビット・シフトを行い、第1のフレームで行われたように第3のフレームに関するチェックを繰り返すことになる。
したがって、最悪の場合、フレーム同期ロジックは、2112個のフレームをチェックし、2111個のフレームを廃棄し、2111回、1ビット・シフトを実行することになり、正しいフレーム境界(すなわち、そのフレームの正しい開始ビット)を取得するのに(2112+2111)*2112+2111=8,921,087BT(ビット時間)を要することになる。この同期時間は、互角のデータ転送速度(SATA2.0では約600,000BTおよびPCIE2.0では約500,000BTなど)で機能する他の高速インターフェースよりかなり長い。
IEEE規格802.3ap−2007に記載されているように一度に1ビットのシフトという上記の位置アルゴリズムとは異なり、本発明は、イーサネット内の順方向誤り訂正層で受信したデータ・ストリームのフレーム境界を検出するための方法およびシステムならびに順方向誤り訂正層におけるデータ・ストリームに関するフレーム同期方法およびシステムを最適化するものである。
本発明の一態様により、イーサネット内の順方向誤り訂正層で受信したデータ・ストリームのフレーム境界を検出するための方法が開示され、この方法は、データ・ストリームから1フレームの長さを有するデータをインターセプトすることと、1フレームの長さを有するデータの開始位置から1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックの妥当性を検査することと、1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックが正しくない場合に、1フレームの長さを有するデータの終了位置の次のビットから、インターセプトすべき次のデータ・フレームの開始位置としてsbnビットをジャンプしたデータ・ストリーム位置を想定することであって、sbnがイーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延より大きく、そのフレームの長さに対して素(prime)である整数であることと、インターセプト・ステップに戻ることと、1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックが正しい場合に、1フレームの長さを有する現行データの開始位置がデータ・ストリームのフレーム境界位置であると判断することを含む。
本発明の他の態様により、イーサネット内の順方向誤り訂正層で受信したデータ・ストリームに関するフレーム同期方法が開示され、この方法は、データ・ストリームから1フレームの長さを有するデータをインターセプトすることと、1フレームの長さを有するデータの開始位置から1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックの妥当性を検査することと、1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックが正しくない場合に、1フレームの長さを有するデータの終了位置の次のビットから、インターセプトすべき次のデータ・フレームの開始位置としてsbnビットをジャンプしたデータ・ストリーム位置を想定することであって、sbnがイーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延より大きく、そのフレームの長さに対して素である整数であることと、インターセプトするステップに戻ることと、1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックが正しい場合に、1フレームの長さを有する次のn個の連続データに関するFECチェックが正しいかどうかを判断することであって、nが1より大きい整数であることと、1フレームの長さを有する次のn個の連続データのいずれかに関するFECチェックが正しくない場合に、1フレームの長さを有するデータの終了位置の次のビットから、インターセプトすべき次のデータ・フレームの開始位置としてsbnビットをジャンプしたデータ・ストリーム位置を想定することであって、sbnがイーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延より大きく、そのフレームの長さに対して素である整数であることと、インターセプトするステップに戻ることと、1フレームの長さを有する次のn個の連続データのそれぞれに関するFECチェックが正しい場合に、データがフレーム同期していると判断することを含む。
本発明の他の態様によれば、イーサネット内の順方向誤り訂正層で受信したデータ・ストリームのフレーム境界を検出するためのシステムが開示され、このシステムは、データ・ストリームから1フレームの長さを有するデータをインターセプトするためのインターセプト手段と、1フレームの長さを有するデータの開始位置から1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックの妥当性を検査するためのFEC妥当性検査手段と、1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックが正しくない場合に、1フレームの長さを有するデータの終了位置の次のビットから、インターセプトすべき次のデータ・フレームの開始位置としてsbnビットをジャンプしたデータ・ストリーム位置を想定するためのジャンプ手段であって、sbnがイーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延より大きく、そのフレームの長さに対して素である整数であるジャンプ手段とを含み、ジャンプ手段がsbnビットをジャンプした後、1フレームの長さを有するインターセプト済みデータに関するFECチェックが正しいことをFEC妥当性検査手段が確認するまでインターセプト手段が1フレームの長さを有する次のデータをインターセプトし、1フレームの長さを有する現行データの開始位置がデータ・ストリームのフレーム境界位置であると判断される。
本発明のさらに他の態様により、イーサネット内の順方向誤り訂正層で受信したデータ・ストリームに関するフレーム同期システムが開示され、このシステムは、データ・ストリームから1フレームの長さを有するデータをインターセプトするためのインターセプト手段と、1フレームの長さを有するデータの開始位置から1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックの妥当性を検査するためのFEC妥当性検査手段と、1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックが正しくない場合に、1フレームの長さを有するデータの終了位置の次のビットから、インターセプトすべき次のデータ・フレームの開始位置としてsbnビットをジャンプしたデータ・ストリーム位置を想定するためのジャンプ手段であって、sbnがイーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延より大きく、そのフレームの長さに対して素である整数であるジャンプ手段と、1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックが正しい場合に、1フレームの長さを有する次のn個の連続データに関するFECチェックが正しいかどうかを判断するための判断手段であって、nが1より大きい整数である判断手段とを含み、ジャンプ手段がsbnビットをジャンプした後、1フレームの長さを有するインターセプト済みデータに関するFECチェックが正しいことをFEC妥当性検査手段が確認するまでインターセプト手段が1フレームの長さを有する次のデータをインターセプトし、1フレームの長さを有する次のn個の連続データに関するFECチェックが正しいかどうかを判断手段が判断し、1フレームの長さを有する次のn個の連続データのいずれかに関するFECチェックが正しくないと判断手段が判断した場合に、ジャンプ手段がもう一度sbnビットをジャンプした後、インターセプト手段が1フレームの長さを有する次のデータをインターセプトし、1フレームの長さを有する次のn個の連続データのそれぞれに関するFECチェックが正しいと判断手段が判断した場合に、データがフレーム同期していると判断手段が判断する。
本発明の技術的解決策により、順方向誤り訂正層のハードウェア設計における種々のパイプライン遅延に応じてジャンプの数を調整し、それにより、フレーム境界検出の速度を増加し、高速フレーム同期を達成することが可能である。加えて、本発明は、フレーム境界検出の速度およびフレーム同期の速度をほぼ一度に増加しながら、ハードウェアのオーバヘッドを増加しない。本発明の方法は、規格に規定された10G/40G/100Gイーサネットだけでなく、イーサネットのどの帯域幅にも適用される。同時に、本発明の方法は、規格に採用されたBASE−R伝送媒体とイーサネットの任意の伝送媒体のいずれにも適用される。
本発明の上記その他の目的、特徴、および利点は、図面に併せて示されている模範的な諸実施形態に関する以下の説明からより明らかになるが、図面では、同様の参照番号は通常、模範的な諸実施形態の同じ構成要素を示している。
IEEE規格802.3ap−2007の条項74に定義されているフレーム同期のための汎用回路構造を示す図である。 一般的な方法によってフレーム同期を実現する方法を概略的に示す図である。 7ビットの長さを有するフレームについて一度に1ビットをジャンプする場合を示す図である。 7ビットの長さを有するフレームについて一度に3ビットをジャンプする場合を示す図である。 本発明により、sbnビットのジャンプを使用することによってフレーム境界検出を実行する方法を概略的に示す図である。 図5においてデータ・ストリームのフレーム境界を検出するための方法の流れ図である。 本発明の一実施形態により、イーサネット内の順方向誤り訂正層におけるデータ・ストリームに関するフレーム同期方法の流れ図である。 イーサネット内の順方向誤り訂正層で受信したデータ・ストリームのフレーム境界を検出するためのシステムの構造ブロック図である。 イーサネット内の順方向誤り訂正層で受信したデータ・ストリームに関するフレーム同期システムの構造ブロック図である。
本発明の好ましい諸実施形態が示されている図面を参照することにより、その好ましい諸実施形態に関する詳細な説明を提供する。しかし、本発明は、様々な方法で実現可能であり、本明細書に記載されている諸実施形態に限定されるものと解釈してはならない。これに反して、これらの諸実施形態は、本発明をより徹底的かつ完全なものにし、本発明の範囲を当業者に完全に伝達するために示されている。
既存の解決策では、ハードウェア内にパイプライン構造が存在するために、一度に1ビットをジャンプする方法を使用するときに、半分のフレームを廃棄しなければならない。これにより、フレーム境界検出の時間遅延および低速のフレーム同期が発生する。第1の仮定のフレーム境界位置に関するFECチェックが失敗した場合、従来技術の方法は、2111回の1ビット・ジャンプにより残っている2111通りの可能なフレーム境界位置をトラバースするよう意図されている。本発明の発明者は、一度に1ビットをジャンプすることに比較して、ビット数が2112または1フレームの長さに対して素である(すなわち、ビット数と1フレームの長さが1以外に公約数を持たない)場合、2111回のシフトによりすべての可能なフレーム境界位置がトラバースされることを提案している。このようにして、ほぼ半分のフレームを廃棄せずに、フレーム境界検出の速度が改善され、フレーム同期の時間が節約される。
たとえば、図3は、7ビットの長さを有するフレームについて一度に1ビットをジャンプする場合を示している。図3に示されている通り、一度に1ビットをジャンプする場合、1ビットずつ6回のシフト、すなわち、0−1、1−2、2−3、3−4、4−5、および5−6により、7通りの可能なフレーム開始位置を完全にトラバースすることができる。特に、この手順は以下の通りである。すなわち、図3の7つのポイントは、フレーム境界が位置する可能性のある7通りの位置であり、最初に、ポイント0がフレーム・ヘッダであるかどうかがチェックされ、そうではない場合、チェックされた位置は位置1つ分だけ(反時計回りに)ジャンプしてポイント1にシフトし、以下同様に行われる。このようにして、6回のジャンプにより、すなわち、0−>1−>2−>3−>4−>5−>6という順序で、フレーム境界が位置する可能性のある7通りの位置のすべてがトラバースされる。この場合、ジャンプのビット数は1である。
図4は、7ビットの長さを有するフレームについて一度に3ビットをジャンプする場合を示している。図4に示されている通り、一度に3ビットをジャンプする場合、3ビットずつ6回のジャンプ、すなわち、0−3、3−6、6−2、2−5、5−1、および1−4により、7通りの候補ビットを完全にトラバースすることができる。特に、この手順は以下の通りである。すなわち、図4の7つのポイントは、フレーム境界が位置する可能性のある7通りの位置であり、最初に、ポイント0がフレーム・ヘッダであるかどうかがチェックされ、そうではない場合、チェックされた位置は位置3つ分だけ(反時計回りに)ジャンプしてポイント3にシフトし、以下同様に行われる。このようにして、6回のシフトにより、すなわち、0−>3−>6−>2−>5−>1−>4という順序で、フレーム境界が位置する可能性のある7通りの位置のすべてがトラバースされる。この場合、3というジャンプ数および7というフレーム長は互いに素である。
1フレームの長さを有するデータの場合、フレーム長がflであり、一度にジャンプするビット数がsbnであり、flおよびsbnが互いに素であると想定すると、そのフレームの各位置はfl−1回のシフトによってトラバースされる。
証明すべきことは、0≦a<b<flという任意の整数について、(a×sbn)mod fl≠(b×sbn)mod flが成り立つことである。換言すれば、任意の異なるジャンプ数a,b∈(0,fl−1)の場合、ジャンプ後の位置も異なっている。したがって、fl−1回のジャンプにより、すべての可能なフレーム・ヘッダ位置がトラバースされることになる。
上記の不等式は、以下のように反駁によって証明できるであろう。
flおよびsbnは互いに素であるので、互いに素である数の特性により、flおよびsbnが(fl×sbn)という最小公倍数を有することは明白であり、整数aおよびbが0≦a<b<flを満たし、(a×sbn)mod fl=(b×sbn)mod flを満たすaおよびbの群が存在すると想定すると、aおよびbの群について、以下の式が得られる。
(b×sbn)mod fl−(a×sbn)mod fl=0
モジュラス演算の結合法則により、以下の式が得られる。
(b×sbn−a×sbn)mod fl=0
[(b−a)×sbn]mod fl=0
上記の式が成り立つためには、flで割り切れる整数[(b−a)×sbn]を見つけることが必要である(明らかに[(b−a)×sbn]はsbnで割り切れる)。
0≦a<b<flであり、したがって、0<(b−a)<flである。
さらに、
0<[(b−a)×sbn]<(fl×sbn)
flおよびsbnの最小公倍数が(fl×sbn)であるので、(fl×sbn)未満であって、sbnとflの両方で割り切れる整数[(b−a)×sbn]はまったく存在せず、したがって、この式は成り立たないと想定される。
したがって、0≦a<b<flという任意の整数について、(a×sbn)mod fl≠(b×sbn)mod flが成り立つ。
このように、フレームの長さに対して素数になるようにジャンプ数を選択することにより(以後、ジャンプ数はsbnであると想定する)、1フレーム内の各位置をトラバースすることは可能である。
しかし、ハードウェアにおけるパイプライン遅延のために、sbnがパイプライン遅延より小さい場合、第2のフレームのデータを廃棄しなければならない。したがって、本発明では、sbnはハードウェアにおけるパイプライン遅延より大きい。当業者であれば、当技術分野ではデータの長さと持続時間が互いに対応するので、区別なく両者を使用できることを認識するであろう。たとえば、パイプライン遅延自体は持続時間の単位であり、その持続時間の単位が通信システム内のデータ・ストリーム長の単位、すなわち、ビット数に対応するので、当業者はパイプライン遅延を直接示すためにビット数を使用する。
図5は、本発明により、sbnを使用することによってフレーム境界検出を実行する方法を概略的に示している。図5に示されている通り、フレーム同期ロジックは、最初は正しいフレーム開始位置を把握しておらず、したがって、フレーム境界位置として1フレームの長さを有するインターセプト済みデータの開始位置を想定する。想定されたフレーム境界位置が正しくないことをフレーム同期ロジックが検出した場合、そのロジックは、1フレームの長さを有する次のインターセプト済みデータの開始位置としてsbnビットをジャンプしてその後受信したデータを想定する。この瞬間に、図5に示されている通り、sbnはパイプライン遅延より大きいので、ジャンプ数を計算するための式およびフレーム同期時間を計算する方法は以下の式から導出することができる。
フレーム同期を必要とするフレームの長さがflであり、パイプライン遅延がKであると想定すると、ジャンプ数sbnの可能な値は以下の通りである。
sbn≧Kであり、さらに、sbnはflに対して素である。
最悪の場合のフレーム同期時間は以下の通りである。
fl×fl+(fl−1)×sbn
第2のフレームのデータは廃棄する必要がなく、sbnビットのみが廃棄される。このように、廃棄データのビット数は最小限になり、したがって、フレーム境界検出の時間とフレーム同期時間はいずれも節約される。
図6は、図5においてデータ・ストリームのフレーム境界を検出するための方法の流れ図を示している。図6に示されている通り、ステップS501で、1フレームの長さを有するデータがデータ・ストリームからインターセプトされ、ステップS502で、データの開始位置から1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックの妥当性を検査し、ステップS503で、1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックが正しいかどうかについて判断が行われ、このFECチェックはIEEE規格802.3ap−2007の条項74に定義されたチェック方法を使用することができ、1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックが正しくない場合に、1フレームの長さを有するデータの終了位置の次のビットから、インターセプトすべき次のデータ・フレームの開始位置としてsbnビットをジャンプしたデータ・ストリーム位置が想定され、sbnがイーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延より大きく、そのフレームの長さに対して素である整数であり、次に処理の流れはインターセプト・ステップS502に戻り、1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックが正しい場合に、ステップS505で、1フレームの長さを有するデータの開始位置がデータ・ストリームのフレーム境界位置であると判断される。
図7は、本発明の一実施形態により、イーサネット内の順方向誤り訂正層におけるデータ・ストリームに関するフレーム同期方法の流れ図を示している。図7に示されている通り、ステップS601で、1フレームの長さを有するデータがデータ・ストリームからインターセプトされ、ステップS602で、データの開始位置から1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックの妥当性を検査し、ステップS603で、1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックが正しいかどうかについて判断が行われ、正しくない場合に、ステップS604で、1フレームの長さを有するデータの終了位置の次のビットから、インターセプトすべき次のデータ・フレームの開始位置としてsbnビットをジャンプしたデータ・ストリーム位置が想定され、sbnがイーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延より大きく、そのフレームの長さに対して素である整数であり、次に処理の流れはインターセプト・ステップS602に戻り、1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックが正しい場合に、1フレームの長さを有する次のn個の連続データに関するFECチェックが正しいかどうかについて判断が行われ、nが1より大きい整数であり、1フレームの長さを有する次のn個の連続データのいずれかに関するFECチェックが正しくないとステップS605で判断された場合に、ステップS606で、1フレームの長さを有するデータの終了位置の次のビットから、インターセプトすべき次のデータ・フレームの開始位置としてsbnビットをジャンプしたデータ・ストリーム位置が想定され、sbnがイーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延より大きく、そのフレームの長さに対して素である整数であり、次に処理の流れは1フレームの長さを有するデータをデータ・ストリームからインターセプトするステップに戻り、1フレームの長さを有する次のn個の連続データのそれぞれに関するFECチェックが正しい場合に、データがフレーム同期しているとステップS607で判断される。
図6および図7の流れ図では、sbnはイーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延より大きく、そのフレームの長さに対して素である整数である。このため、sbnが取り得る値が複数存在する可能性がある。sbnがイーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延より大きく、そのフレームの長さに対して素である整数のうちの最小のものである場合、この時点で、最悪の場合のフレーム同期時間に関する式により、フレーム同期時間は最短になる。加えて、この手順の間、イーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延が使用されるので、一実施形態では、イーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延を決定することがさらに含まれる。さらに、IEEE規格802.3ap−2007の条項74の要件により、1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックを実行する前に、そのデータを逆スクランブルすることが必要である。
本発明の方法により、パイプライン遅延が96BTであり、ジャンプ数が97に選択された場合(97は2112に対して素である)、フレーム同期時間は最小限の2112*2112+2111*97=4,665,311BTになり、従来技術の方法による8,921,087BTの半分になる。本発明の方法では、各シフト後に1フレーム全体のデータを廃棄することは不要であり、廃棄されるものはジャンプ数と同じビット数のデータのみである。したがって、ジャンプ数が小さいほど、廃棄されるデータのビット数が少なくなり、フレーム同期の高速化が達成される。
同じ発明の概念に基づき、図8は、イーサネット内の順方向誤り訂正層におけるデータ・ストリームのフレーム境界を検出するためのシステム700の構造ブロック図を示している。図8に示されている通り、このシステムは、データ・ストリームから1フレームの長さを有するデータをインターセプトするためのインターセプト手段701と、データの開始位置から1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックの妥当性を検査するためのFEC妥当性検査手段702と、1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックが正しくない場合に、1フレームの長さを有するデータの終了位置の次のビットから、インターセプトすべき次のデータ・フレームの開始位置としてsbnビットをジャンプしたデータ・ストリーム位置を想定するためのジャンプ手段703であって、sbnがイーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延より大きく、そのフレームの長さに対して素である整数であるジャンプ手段703とを含み、ジャンプ手段がsbnビットをジャンプした後、1フレームの長さを有するインターセプト済みデータに関するFECチェックが正しいことを妥当性検査手段が確認するまでインターセプト手段が1フレームの長さを有する次のデータをインターセプトし、1フレームの長さを有するデータの開始位置がデータ・ストリームのフレーム境界位置であると判断される。
同じ発明の概念に基づき、図9は、イーサネット内の順方向誤り訂正層で受信したデータ・ストリームに関するフレーム同期システム800の構造ブロック図を示している。図9に示されている通り、このシステムは、データ・ストリームから1フレームの長さを有するデータをインターセプトするためのインターセプト手段801と、データの開始位置から1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックの妥当性を検査するためのFEC妥当性検査手段802と、1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックが正しくない場合に、1フレームの長さを有するデータの終了位置の次のビットから、インターセプトすべき次のデータ・フレームの開始位置としてsbnビットをジャンプしたデータ・ストリーム位置を想定するためのジャンプ手段803であって、sbnがイーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延より大きく、そのフレームの長さに対して素である整数であるジャンプ手段803と、1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックが正しい場合に、1フレームの長さを有する次のn個の連続データに関するFECチェックが正しいかどうかを判断するための判断手段804であって、nが1より大きい整数である判断手段804とを含み、ジャンプ手段803がsbnビットをジャンプした後、1フレームの長さを有するインターセプト済みデータに関するチェックが正しいことをFEC妥当性検査手段802が確認するまでインターセプト手段801が1フレームの長さを有する次のデータをインターセプトし、1フレームの長さを有する次のn個の連続データに関するFECチェックが正しいかどうかを判断手段804が判断し、1フレームの長さを有する次のn個の連続データのいずれかに関するFECチェックが正しくないと判断手段804が判断した場合に、ジャンプ手段803がもう一度sbnビットをジャンプし、インターセプト手段801がFECチェックのために1フレームの長さを有する次のデータをインターセプトし、1フレームの長さを有する次のn個の連続データのそれぞれに関するFECチェックが正しいと判断手段804が判断した場合に、データがフレーム同期していると判断手段が判断する。
図8に示されているフレーム境界を検出するためのシステム700ならびに図9に示されているフレーム同期システム800では、sbnはイーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延より大きく、そのフレームの長さに対して素である整数である。このため、sbnが取り得る値が複数存在する可能性がある。sbnがイーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延より大きく、そのフレームの長さに対して素である整数のうちの最小のものである場合、この時点で、最悪の場合のフレーム同期時間に関する式により、フレーム同期時間は最短になる。さらに、IEEE規格802.3ap−2007の条項74の要件により、この2つのシステムは、FECチェッカが1フレームの長さを有するデータに関するFECチェックを実行する前にそのデータを逆スクランブルするためのデスクランブラを必要とする。
本発明は、図1に示されているようにFECデコーダを改善するために使用することができる。具体的には、本発明は、図1に示されているようにFECブロック・フレーム同期モジュールを改善するために使用することができ、ハードウェアのオーバヘッドを増加せずに、受信したデータ・ストリームのフレーム境界を検出する速度およびフレーム同期速度を増加することができる。
図面に関連して本発明の模範的な諸実施形態について説明してきたが、本発明はこれらの具体的な実施形態に限定されないことは言うまでもないことであり、当業者であれば、本発明の範囲および原理から逸脱せずに諸実施形態に対して様々な改変および変更を行うことができる。これらの改変および変更はいずれも、特許請求の範囲によって定義された本発明の範囲に含まれるものである。
当業者であれば、装置、方法、またはコンピュータ・プログラム(computer programproduct)として本発明を実施できることを上記の説明から認識するであろう。したがって、本発明は、完全なハードウェア、完全なソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、または本明細書で「回路」、「モジュール」、あるいは「システム」と呼ばれるソフトウェア部分とハードウェア部分との組み合わせとして実現することができる。加えて、本発明は、コンピュータ使用可能プログラム・コードを収容する任意の有形の表現媒体に実施されたコンピュータ・プログラムの形を取ることができる。
1つまたは複数のコンピュータ使用可能媒体またはコンピュータ可読媒体の任意の組み合わせを使用することができる。コンピュータ使用可能媒体またはコンピュータ可読媒体は、たとえば、電気、磁気、光学、電磁、赤外線、または半導体のシステム、装置、デバイス、または伝搬媒体にすることができ、これらに限定されない。コンピュータ可読媒体のより具体的な例(非網羅的リスト)としては、1つまたは複数のワイヤを有する電気接続、ポータブル・コンピュータ・ディスケット、ハード・ディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュ・メモリ)、光ファイバ、ポータブル・コンパクト・ディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)、光学記憶装置、インターネットあるいはイントラネットをサポートするものなどの伝送媒体、または磁気記憶装置を含むことになるであろう。プログラムは、たとえば、紙またはその他の媒体の光学走査を介して電子的に取り込み、コンパイルし、解釈し、または必要であれば、その他の適切な方法で処理し、次にコンピュータ・メモリに保管することができるので、コンピュータ使用可能媒体またはコンピュータ可読媒体は、その上にプログラムが印刷される紙または他の適切な媒体にさえなり得ることに留意されたい。本明細書の文脈では、コンピュータ使用可能媒体またはコンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによりあるいはそれに関連して使用するためのプログラムを収容、保管、通信、伝搬、または伝送可能な任意の媒体にすることができる。コンピュータ使用可能媒体は、ベースバンドにおいてまたは搬送波の一部として、コンピュータ使用可能プログラム・コードがそれによって実施された伝搬データ信号を含むことができる。コンピュータ使用可能プログラム・コードは、無線、有線、光ファイバ・ケーブル、RFなどを含むがこれらに限定されない任意の適切な媒体を使用して伝送することができる。
本発明の動作を実行するためのコンピュータ・プログラム・コードは、Java、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語および「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語などの従来のプロシージャ型プログラミング言語を含む、1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで作成することができる。このプログラム・コードは、完全にユーザのコンピュータ上で、一部分はユーザのコンピュータ上で、スタンドアロン・ソフトウェア・パッケージとして、一部分はユーザのコンピュータ上であって一部分はリモート・コンピュータ上で、または完全にリモート・コンピュータあるいはサーバ上で、実行することができる。後者のシナリオでは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを介してリモート・コンピュータがユーザのコンピュータに接続される場合もあれば、(たとえば、インターネット・サービス・プロバイダを使用してインターネットにより)外部のコンピュータに対して接続が行われる場合もある。
加えて、本発明の流れ図あるいはブロック図またはその両方の各ブロックおよびそれぞれのブロックの組み合わせはコンピュータ・プログラム命令によって実装することができる。これらのコンピュータ・プログラム命令は、マシンを生産するために汎用コンピュータ、専用コンピュータ、またはその他のプログラマブル・データ処理装置のプロセッサに提供することができ、それにより、流れ図あるいはブロック図またはその両方のブロックに指定された機能/動作を実行する手段は、コンピュータまたはその他のプログラマブル・データ処理装置によって実行されるこれらの命令によって生産される。
また、これらのコンピュータ・プログラム命令は、コンピュータまたはその他のプログラマブル・データ処理装置を特定の方法で機能させることができるコンピュータ可読媒体に保管することができる。このように、コンピュータ可読媒体に保管された命令は、流れ図あるいはブロック図またはその両方のブロックに指定された機能/動作を実行する命令手段を含む装置(article of manufacture)を生産する。
また、これらのコンピュータ・プログラム命令は、コンピュータまたはその他のプログラマブル・データ装置にアップロードすることができ、それにより、コンピュータで実行される手順を実装するために一連の動作ステップがコンピュータまたはその他のプログラマブル・データ装置上で実行される。このように、流れ図あるいはブロック図またはその両方のブロックに指定された機能/動作を実行する手順は、コンピュータまたはその他のプログラマブル・データ装置上で実行される命令によって提供される。
図面の流れ図およびブロック図は、本発明の諸実施形態によるコンピュータ・プログラム、方法、およびシステムによって実装可能なアーキテクチャ、機能、および動作を例示している。流れ図またはブロック図の各ブロックは、指定の論理機能を実装するための1つまたは複数の実行可能命令を含む、コードのモジュール、プログラム・セグメント、または一部分を提示することができる。いくつかの代替実装例では、ブロック内に示された機能は図面内に記載されたものとは異なる順序で実行される可能性があることに留意されたい。たとえば、2つの連続ブロックは、関係する機能に応じて、実質的に同時に実行される場合もあれば、逆の順序で実行される場合もある。加えて、流れ図あるいはブロック図またはその両方の各ブロックおよびそれぞれのブロックの組み合わせは、指定の機能または動作を実行するための専用ハードウェアベースのシステムによって、または専用ハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせによって実装することができる。

Claims (12)

  1. イーサネット内の順方向誤り訂正(FEC)層で受信したデータ・ストリームのフレーム境界を検出するための方法であって、下記ステップを装置が実行し、当該ステップが、
    前記データ・ストリームから1フレームの長さを有するデータをインターセプトするステップと、
    1フレームの長さを有する前記データの開始位置から1フレームの長さを有する前記データに関するFECチェックの妥当性を検査するステップと、
    1フレームの長さを有する前記データに関する前記FECチェックが正しくない場合に、1フレームの長さを有する前記データの終了位置の次のビットから、インターセプトすべき次のデータ・フレームの開始位置としてsbnビットをジャンプしたデータ・ストリーム位置を想定するステップであって、sbnがイーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延より大きく、前記フレームの長さに対して素である整数であるステップと、
    前記インターセプト・ステップに戻るステップと、
    1フレームの長さを有する前記データに関する前記FECチェックが正しい場合に、1フレームの長さを有する現行データの開始位置が前記データ・ストリームのフレーム境界位置であると判断するステップと、
    を含む、方法。
  2. イーサネット内の順方向誤り訂正層内のハードウェア回路の前記パイプライン遅延を決定するステップをさらに含む、請求項1記載の方法。
  3. sbnがイーサネット内のFEC層内の前記ハードウェア回路の前記パイプライン遅延より大きく、前記フレームの長さに対して素である整数のうちの最小のものである、請求項1または2記載の方法。
  4. 1フレームの長さを有する前記データに関するFECチェックの妥当性を検査する前に前記データについて逆スクランブル動作が実行される、請求項1または2記載の方法。
  5. イーサネット内の順方向誤り訂正(FEC)層で受信したデータ・ストリームに関するフレーム同期方法であって、下記ステップを装置が実行し、当該ステップが、
    前記データ・ストリームから1フレームの長さを有するデータをインターセプトするステップと、
    1フレームの長さを有する前記データの開始位置から1フレームの長さを有する前記データに関するFECチェックの妥当性を検査するステップと、
    1フレームの長さを有する前記データに関する前記FECチェックが正しくない場合に、1フレームの長さを有する前記データの終了位置の次のビットから、インターセプトすべき次のデータ・フレームの開始位置としてsbnビットをジャンプしたデータ・ストリーム位置を想定するステップであって、sbnがイーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延より大きく、前記フレームの長さに対して素である整数である、ステップと、
    インターセプトする前記ステップに戻るステップと、
    1フレームの長さを有する前記データに関する前記FECチェックが正しい場合に、1フレームの長さを有する次のn個の連続データに関するFECチェックが正しいかどうかを判断することであって、nが1より大きい整数であるステップと、
    1フレームの長さを有する前記次のn個の連続データのいずれかに関する前記FECチェックが正しくない場合に、1フレームの長さを有する前記データの前記終了位置の次のビットから、インターセプトすべき次のデータ・フレームの前記開始位置としてsbnビットをジャンプした前記データ・ストリーム位置を想定するステップであって、sbnがイーサネット内のFEC層内の前記ハードウェア回路の前記パイプライン遅延より大きく、前記フレームの長さに対して素である整数であるステップと、
    インターセプトする前記ステップに戻るステップと、
    1フレームの長さを有する前記次のn個の連続データのそれぞれに関する前記FECチェックが正しい場合に、前記データがフレーム同期していると判断するステップと、
    を含む、方法。
  6. イーサネット内の順方向誤り訂正層内のハードウェア回路の前記パイプライン遅延を決定するステップをさらに含む、請求項5記載の方法。
  7. sbnがイーサネット内のFEC層内の前記ハードウェア回路の前記パイプライン遅延より大きく、前記フレームの長さに対して素である整数のうちの最小のものである、請求項5または6記載の方法。
  8. 1フレームの長さを有する前記データに関するFECチェックの妥当性を検査する前に前記データについて逆スクランブル動作が実行される、請求項5または6記載の方法。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の方法の各ステップを装置に実行させる、プログラム。
  10. 請求項1〜8のいずれかに記載の方法の各ステップを実行するための手段を備える、装置。
  11. イーサネット内の順方向誤り訂正(FEC)層で受信したデータ・ストリームのフレーム境界を検出するためのシステムであって、前記システムが、
    前記データ・ストリームから1フレームの長さを有するデータをインターセプトするためのインターセプト手段と、
    1フレームの長さを有する前記データの開始位置から1フレームの長さを有する前記データに関するFECチェックの妥当性を検査するためのFEC妥当性検査手段と、
    1フレームの長さを有する前記データに関する前記FECチェックが正しくない場合に、1フレームの長さを有する前記データの終了位置の次のビットから、インターセプトすべき次のデータ・フレームの開始位置としてsbnビットをジャンプしたデータ・ストリーム位置を想定するためのジャンプ手段であって、sbnがイーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延より大きく、前記フレームの長さに対して素である整数であるジャンプ手段と
    を含み、
    前記ジャンプ手段がsbnビットをジャンプした後、1フレームの長さを有する前記インターセプト済みデータに関する前記FECチェックが正しいことを前記FEC妥当性検査手段が確認するまで前記インターセプト手段が1フレームの長さを有する次のデータをインターセプトし、1フレームの長さを有する現行データの開始位置が前記データ・ストリームのフレーム境界位置であると判断される、システム。
  12. イーサネット内の順方向誤り訂正層で受信したデータ・ストリームに関するフレーム同期システムであって、前記システムが、
    前記データ・ストリームから1フレームの長さを有するデータをインターセプトするためのインターセプト手段と、
    1フレームの長さを有する前記データの開始位置から1フレームの長さを有する前記データに関するFECチェックの妥当性を検査するためのFEC妥当性検査手段と、
    1フレームの長さを有する前記データに関する前記FECチェックが正しくない場合に、1フレームの長さを有する前記データの終了位置の次のビットから、インターセプトすべき次のデータ・フレームの開始位置としてsbnビットをジャンプしたデータ・ストリーム位置を想定するためのジャンプ手段であって、sbnがイーサネット内のFEC層内のハードウェア回路のパイプライン遅延より大きく、前記フレームの長さに対して素である整数であるジャンプ手段と、
    1フレームの長さを有する前記データに関する前記FECチェックが正しい場合に、1フレームの長さを有する次のn個の連続データに関する前記FECチェックが正しいかどうかを判断するための判断手段であって、nが1より大きい整数である判断手段と
    を含み、
    前記ジャンプ手段がsbnビットをジャンプした後、1フレームの長さを有する前記インターセプト済みデータに関する前記FECチェックが正しいことを前記FEC妥当性検査手段が確認するまで前記インターセプト手段が1フレームの長さを有する次のデータをインターセプトし、1フレームの長さを有する前記次のn個の連続データに関する前記FECチェックが正しいかどうかを前記判断手段が判断し、1フレームの長さを有する前記次のn個の連続データのいずれかに関する前記FECチェックが正しくないと前記判断手段が判断した場合に、前記ジャンプ手段がもう一度sbnビットをジャンプした後、前記インターセプト手段が1フレームの長さを有する次のデータをインターセプトし、1フレームの長さを有する前記次のn個の連続データのそれぞれに関する前記FECチェックが正しいと前記判断手段が判断した場合に、前記データがフレーム同期していると前記判断手段が判断する、システム。
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