JP5536785B2 - ビデオ分岐 - Google Patents

Description

〔著作権及び商標表示〕
本特許文書の開示の一部は、著作権保護の対象内容を含む。著作権の権利所有者は、合衆国特許商標庁の特許ファイル又は記録内に表されるとおりに特許文書又は特許開示を複製することには異議を唱えないが、それ以外は全ての著作権を留保する。商標は、これらそれぞれの所有者の所有物である。

本明細書の作成時点では、インターネットプロトコルテレビ（ＩＰＴＶ）は、広帯域インターネット回線を介してテレビに配信される基本的にオンデマンドのコンテンツを提供するための新たな媒体である。従来、インターネットからのコンテンツはコンピュータに配信され、これを視聴者が消費してきた。これまで、基本的にテレビをコンピュータディスプレイとして利用するいくつかのメカニズムが提供されてきたが、これらのメカニズムは、コンテンツを求めてインターネットをブラウズするために多少なりとも従来のブラウザ技術を使用する。このような装置及び（ＷｅｂＴＶ（商標）などの）サービスでは、テレビ自体が、本質的にテレビ受像器しか同時に使用できない精巧な表示装置として単純に機能する。基本的に、インターネットに接続されたコンピュータによりテレビの従来の制御はほとんどが無効になり、テレビは単純なディスプレイの役に追いやられる。

ＩＰＴＶでは、（Ｂｒａｖｉａ Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｖｉｄｅｏ Ｌｉｎｋ−ＢＩＶＬ（商標）を含むＳｏｎｙ ＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎのＢｒａｖｉａ（商標）テレビラインなどの）テレビは、テレビに統合又はインターフェイス接続されたインターネットへの接続を提供するアダプタを有するが、それでも比較的単純な制御しか使用できない受動的な視聴装置のままである。このインターネットアダプタは、インターネットへのアクセスを提供するとともに、ユーザがガイドからビデオを選択できるようにするガイドメカニズムを提供する。一般に、アダプタ自体にはキーボード、マウス、又はタッチパッドは存在しなくてもよく、ビデオ体験は、ビデオのほとんどがオンデマンドビデオであり、ケーブル、衛星、又は放送局によってではなくインターネットを介して配信される点を除き、おおよそ従来のテレビのビデオ体験と似たものである。このメカニズムは、ブラウザソフトウェアを使用してインターネットをブラウズするコンピュータ環境で行われる制御とは異なる慣れ親しんだテレビ制御メカニズムである。

添付の図面と併せて行う以下の詳細な説明を参照することにより、構成及び動作方法を示す特定の例示的な実施形態、並びに目的及び利点を最も良く理解することができる。

本発明による実施形態を説明するために使用するテレビディスプレイの例図である。 本発明のいくつかの実施形態による、複数の関連ビデオを有するビデオストリームの例である。 本発明のいくつかの実施形態による、複数の関連ビデオを有するビデオストリームの例である。 本発明のいくつかの実施形態による、複数レベルの関連ビデオを有するビデオストリームの例である。 本発明による実施形態を説明するために使用するテレビディスプレイの例図である。 本発明のいくつかの実施形態による実装構成を示すフロー図の例である。 本発明のいくつかの実施形態による、埋め込みメタデータパケットを含むビデオ信号を示す例である。 本発明のいくつかの実施形態による、埋め込みタイムスタンプを含むビデオ信号を示す例である。 本発明のいくつかの実施形態による、メタデータファイルの１つの実施構成を示す例である。 本発明のいくつかの実施形態によるＩＰＴＶシステムの例示的なブロック図である。

本発明は、多くの異なる形の実施形態が可能であるが、このような実施形態の開示は原理の一例として見なすべきであり、図示及び説明する特定の実施形態に本発明を限定することを意図するものではないという理解の下、図面に特定の実施形態を示し本明細書で詳細に説明する。以下の説明では、図面のいくつかの図において同じ参照番号を使用して同様の、類似の又は一致する部分について説明する。

本明細書で使用する「１つの（英文不定冠詞）」という用語は、１又は１よりも多い、と定義される。本明細書で使用する「複数の」という用語は、２又は２よりも多い、と定義される。本明細書で使用する「別の」という用語は、少なくとも第２の又はそれ以上の、と定義される。本明細書で使用する「含む（ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ）」及び／又は「有する（ｈａｖｉｎｇ）」という用語は、「備える（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ）」（すなわち包括的な用語）と定義される。本明細書で使用する「結合される」という用語は、必ずしも直接的接続、及び、必ずしも機械的接続を定義するものではないが、「接続される」と定義される。本明細書で使用する「プログラム」又は「コンピュータプログラム」という用語又は類似の用語は、コンピュータシステム上での実行を意図された一連の命令であると定義される。「プログラム」又は「コンピュータプログラム」は、実行可能アプリケーション、アプレット、サーブレット、ソースコード、オブジェクトコード、共有ライブラリ／ダイナミックロードライブラリ、及び／又は１又はそれ以上のプロセッサを有するコンピュータシステム上で実行するように設計されたその他の一連の命令におけるサブルーチン、関数、手順、オブジェクト方法、オブジェクト実装を含むことができる。本明細書の実施形態は、１又はそれ以上のプロセッサの動作を制御するコンピュータプログラムを使用して実現されることが好ましい。

本明細書で使用する「プログラム」という用語は、第２の状況（上記の定義を第１の状況とする）で使用することもできる。第２の状況では、この用語は「テレビ番組」又は同様の「番組素材」又はコンテンツという意味で使用される。この状況では、この用語は単一のテレビ番組として解釈され、電子番組ガイド（ＥＰＧ）で伝えられるようなあらゆるまとまった一連のオーディオビデオコンテンツを意味するために使用され、このコンテンツが、映画、スポーツイベント、連続番組の一部、ニュース放送などのいずれであるかは関係ない。この用語はまた、電子番組ガイドでは番組として伝えることができないコマーシャルスポット及びその他の番組様のコンテンツを含むと解釈することもできる。

本明細書を通じて、「１つの実施形態」、「いくつかの実施形態」、「ある実施形態」、「ある実施例」、「ある実施構成」、又は同様の用語への言及は、実施形態又は実施例又は実施構成に関連して説明する特定の特徴、構造又は特性が、本発明の少なくとも１つの実施形態に含まれることを意味する。従って、本明細書を通じて至るところに出現するこのような語句は、必ずしも全てが同じ実施形態について言及するものではない。さらに、上記の特定の特徴、構造又は特性を、本発明を限定することなく１又はそれ以上の実施形態、実施例、及び実施構成にあらゆる好適な態様で組み合わせることができる。

本明細書で使用する場合、「又は」という用語は包括的なものとして解釈すべきであり、すなわちいずれか１つ又はあらゆる組み合わせを意味する。従って、「Ａ、Ｂ又はＣ」は、「Ａ、Ｂ、Ｃ、ＡとＢ、ＡとＣ、ＢとＣ、ＡとＢとＣ、のいずれか」を意味する。この定義に対する例外は、要素、機能、ステップ又は行為の組み合わせが何らかの点で本質的に相互に相容れない場合にのみ生じる。

前述のように、ＩＰＴＶの視聴体験は、視聴者が体験中に多少なりとも従来のリモコン装置を使用して制御を行う従来のテレビの視聴体験に似ている。ほとんどの視聴者は単純なリモコン動作を使用することに違和感がないため、この体験は多くの点で望ましいが、より複雑なインターフェイスでは快適性が落ちる可能性がある。しかしながら、インターネットの力により、視聴者は大量のリソースを思うままに利用することができ、視聴者がより複雑なインターフェイスを必要とせずに容易に関連コンテンツへナビゲートできることが望ましいと思われる。また、このような体験は、カーソルを「ホットスポット」、「ハイパーリンク」へ操作したり、或いはブラウザ及び検索エンジン技術を利用したりする必要なく直感的で親しみ易いものであることがさらに望ましいと思われる。さらに、ユーザが、（早送り、巻き戻し、スローモーションなどの）特殊再生のような慣れ親しんだテレビ又はビデオテープの操作概念を保持することが望ましい。

本発明によるいくつかの実施構成及び実施形態によれば、ＩＰＴＶの視聴者に、１次ストリーム内の場所に基づいて代わりのビデオストリームを非同期的に選択する能力が与えられる。本明細書ではいくつかの実施構成を示すが、本教示を検討すれば、当業者には多くの変形例が考えられることが明らかとなろう。１つのこのような実施構成では、視聴者が、１次ビデオ内の指定した時間セグメント中にリモコン装置上の制御ボタンを押した場合、（１又は複数の）先頭メタデータパケットが（ＩＰＴＶの受信機装置などの）再生装置に、再生すべき代わりの又は関連するビデオ番組にビデオセグメント内の再生時間を関連付ける情報を提供する。後続メタデータパケットは、１次ビデオが（特殊再生モードなどで）巻き戻し再生された場合、又は現在の再生点が巻き戻し点にある場合に使用される同様の情報を含むことができる。別の実施構成では、１次ビデオが、代わりの又は関連するビデオの詳細を含む別のメタデータファイルにインデックスを付けるためのタイムスタンプを含み、或いは既存のタイムスタンプを使用することができる。いくつかの実施構成では、メタデータが、代わりの又は関連するビデオを利用できることを示す、特定の時間枠中に出現するアイコンを含むこともできる。本明細書では、ＩＰＴＶ体験について説明しながらＩＰＴＶという用語を主要例として使用するが、実際には、本発明による実施構成は、インターネットを介してコンテンツを配信することにより可能となるＴＶ体験である。

本明細書では、「代わりの（ａｌｔｅｒｎａｔｉｖｅ）」及び「関連する（ａｆｆｉｌｉａｔｅ）」という用語を、メインビデオ（又は現在再生中のビデオであるいずれかのビデオ又は基準点）に関連するビデオを意味するために同義的に使用する。説明では、これらの用語を現在再生中のビデオ又は基準点に対して使用する。なお、最も単純な形態では、視聴者が関連ビデオへ移って戻ることができるメインビデオが存在するが、入れ子状にできるビデオの層又はレベルの数に深さの概念的制限は存在しない。

ここで図１を参照して、リモコン装置２４に応答するＩＰＴＶ受信機装置２０について検討する。この図では、ＩＰＴＶが、野生生物に関する番組に「同調」されていると仮定する。視聴者がこのようなドキュメンタリーを見ている場合には、視聴者は様々な種類の野生生物に関心を持ち、虎２８などの野生生物がドキュメンタリーの一部として特集されているときには追加の情報に関心を持つ可能性があるということを無理なく推測することができる。コンピュータ及びインターネットを利用できる環境では、検索エンジンを使用して「虎」に関する検索を実行することができ、この場合ブラウザを使用して、虎に関する興味のある様々なサイトへナビゲートすることができる。しかしながら、従来、テレビを視るという範例は元々非常に受動的な体験である。しかしながら、たとえＩＰＴＶであっても、より複雑なインターフェイスに頼らず、しかもブラウザに基づく検索を行うことなく虎に関する追加の情報を見つけるのは困難な場合がある。しかしながら、上記で示唆したように、ドキュメンタリーのビデオストリームの作成中に、野生生物に関するドキュメンタリーを視ることに関心のある人物が、ドキュメンタリー内に登場する様々な野生生物をより深く探求したいと望む可能性があるのももっともであることが認識できる。

従って、１つの実施形態例では、視聴者が、リモコン装置２４上の便宜上「選択」コマンドと呼ぶ１つのボタンを押すことにより、チャネルを変更するのと同様に連続的かつほぼシームレスに所定のビデオストリームに容易に切り替えることができる。この結果、視聴者は、メインビデオ（ドキュメンタリー）の特徴に関する新たなビデオストリーム（関連ビデオ）に導かれる。いくつかの実施形態では、この関連ビデオが、選択した時間枠中に画面上で支配的に扱われる主題に関する。他の実施形態では、視聴者にこのような利用可能性を通知するために、関連ストリームを選択できる時間枠中にアイコン３２などのアイコンが出現するようにすることができる。しかしながら、本実施形態によれば、このアイコンはリンク又はホットスポットではなく情報アイコンにすぎない。他の実施形態では、他のいずれかインジケータ（画面上の支配的な画像の形の暗黙インジケータを含む）を使用して、視聴者にこのような関連コンテンツを通知することができる。暗黙インジケータを使用する実施形態例では、視聴者が、このようなインジケータが無くてもメインコンテンツに関する関連コンテンツを利用できることを単純に推測することができる。

この例では、ユーザによるリモコン装置２４からの「選択」により、ユーザが、選択時に表示されていたコンテンツに関する新たなビデオストリームに基本的に直接導かれる。例えばこの場合、視聴者を、虎の生息地、犠牲者、捕食者、個体数、及びその他の情報を描写する、虎に関する静止画又は動画ビデオ画面（すなわち「サブドキュメンタリー」）へ導くことができる。追加の層又はレベルの関連ビデオにより、主題により狭く又はより広く焦点を当てることもできる。例えば、虎をより狭く描写する、又は猫科の生物をより広く描写する複数のビデオを提供することができる。概念的には、リモコン装置から反復的に選択を行うことにより、視聴者は、「選択」コマンドを実行するごとに変化するほぼ終わりのない一連のビデオコンテンツを、虎及び猫に関する意識の流れに類似した態様で視ることができる。

階層内のいずれかのビデオの経路が尽きた場合には、「選択」コマンドをさらに起動することにより、視聴者を階層内の指定の場所へ戻すことができる。１つの実施構成例では、階層の終わりで選択コマンドを実行することにより、ユーザが階層の最初に戻される。他の実施構成例では、コマンドによって視聴者を階層内の一段階上に戻すことができ、これ以上階層内にビデオが存在しないことを示すメッセージをユーザに対して作成することができ、或いは全く効果を奏しないようにすることができる。

例示を目的として、図２に示す単純なマップを検討する。この例図では、情報リンクを含む一連の水平線の形でビデオを示しており、接続を破線矢印の形で示している。１つのビデオから別のビデオにジャンプするための「選択」機能を起動するユーザの行為を黒点で示している。個々のビデオ又はメタデータの先頭を白丸で示している。メタデータは、メインビデオの開始点に先行するファイルの形をとることもできるが、この例図では情報ストリームとして概念的に示している。ビデオ又はメタデータのセグメントの終端を白色の六角形で示している。関連ビデオを利用できる時間セグメントを、ビデオと交差する垂直線の形で示しており、これらの時間セグメントの頂部を線で結んで、関連ビデオを利用できる時間枠の始点と終点を示している。

この単純な例図では、メインビデオ４０に、関連ビデオ５２、５４、及び５６を利用できる３つの時間セグメント４２、４４及び４６が与えられている。関連ビデオの存在を示すアイコン又はその他のインジケータを視聴者に示しても又は示さなくてもよく、或いはこのメインビデオ４０の関連ビデオを利用できることを視聴者に別様に通知し、又は視聴者が（ビデオの開始点などにおいて）このことを推測するようにしてもよい。この例では、視聴者が時間枠４２中に「選択」コマンドを入力すると仮定する。上述したように、この選択コマンドを黒点で表している。ＩＰＴＶ受信機装置２０は、「選択」コマンドを受け取ると、内部プログラム済みプロセッサを介してメタデータファイル６０を調べ、関連ビデオストリーム５２を識別する。図面にはこのことを経路Ａで示している。ビデオストリーム５２への識別を行うと、プロセッサが、経路Ｂで示すように（ＵＲＩなどを使用して）関連ビデオストリームにナビゲートし、（従来のＴＶ用語との類似性を示すと）メインビデオストリーム４０に自動的に関連付けられたチャネル５２に視聴者がチャネルを切り替えたかのように関連ビデオストリームが再生し始める。

ビデオストリーム５２は、選択コマンド後にできるだけ早く再生し始めて（割り込みのない限り）ビデオストリームの最後まで継続することができ、いくつかの実施形態例では、この時点でビデオが、経路Ｃで示すようにメインビデオストリーム４０の再生をこのメインビデオストリームから離れた時点から再開する。従って、リモコン装置２４上の選択ボタンを押すことにより、メインコンテンツストリームから関連コンテンツストリームへの途切れないコンテンツの流れが実現される。メインビデオの時間枠４４及び４６中に同様の経路をたどって、メインビデオストリーム４０から出発して関連ストリーム５４及び５６へ至ることができ、このことをＡ、Ｂ及びＣを同様に使用して示している。

図３は、図２に示すシナリオをわずかに変更した別の例を示しており、ここでは関連ビデオ５４の視聴中に、視聴者が６４において関連ビデオ５４にこれ以上関心がないと判断して、リモコン装置２４の現在のビデオストリーム（５４）を終了させる「終了」コマンド（又は同等のもの）を入力し、これと同時に６４に黒色の六角形で示すように関連ビデオストリームが停止し、この結果、処理が元のメインビデオストリーム（又は階層内のその他のストリーム）の再生に戻る。

図４は、関連ビデオストリームの階層的配列例を示しており、上述したような選択機能又は終了機能を単純に提供する単一の制御の組を使用して、連続フローの中で視聴者がいかにして複数のストリーム間でナビゲート又は「サーフ」できるかを示している。この例では、（視聴者の最初の選択を意味する）メインビデオストリームを７０として示し、これに関連するメタデータファイルを７４として示している。この例図では、多くの関連する時間セグメント及び多くの関連する関連ビデオストリームが存在することができるが、図を簡略化するために、全ての時間セグメントを選択するわけではなく、全ての関連ビデオストリームを示すわけではない。メインビデオ７０に第１のレベルで直接リンクする２つの関連ビデオストリームを７８及び８０として示す。関連ビデオ７８は第２のレベル又は層に独自の関連ビデオ８４を有し、関連ビデオ８４は第３のレベルに２つの関連ビデオを有しており、この図には８８として１つのみを示す。関連ビデオ８８も関連する２つの関連ビデオを有するが、図を簡略化するためにこれらはいずれも示していない。

関連ビデオ８０は第２の層に下位の関連を有していないので、図２〜図３と同様に、関連するメタデータを伴わずに示している。一方で、関連ビデオ７８はメタデータ９０を、関連ビデオ８４はメタデータ９４を、関連ビデオ８８はメタデータ９８を有する。メタデータ９０、９４及び９８は、ビデオストリーム７８、８４及び８８の最初に現れることができ、これらと混ざり合うことができ、或いは制限なくメインビデオのメタデータ７４の一部とすることができるが、理解を容易にするために、これらのメタデータをそれぞれのビデオストリームと関連付けて示している。ビデオ内の個々のリンクに経路Ａ−Ｂ−Ｃを示しており、この例では、これらの経路をビデオ階層を通じて以下のように追跡することができる。

この例では、メインビデオ７０が、関連ビデオを利用できる４つの時間枠１０２、１０６、１１０、及び１１４を有するように示している。関連ビデオの組の２つを時間枠１０２及び１１４と関連付けて示す。関連ビデオ８０を時間枠１１４と関連付けて示しており、視聴者の選択により処理経路Ａがメタデータ７４に導かれ、経路Ｂで示すようにメタデータ７４が関連ビデオストリーム８０を識別して関連ビデオストリーム８０が開始し、図示のように終了まで再生される。関連ビデオ８０の終了時に、メインビデオが中断部分から続行する。

メインビデオ７０内の前半には、視聴者が上述したような「選択」コマンドを単純に使用することによってナビゲートする非同期チェーン内で複数レベルの関連ビデオが行き来するようなより複雑なシナリオを示している。このシナリオでは、メインビデオ７０の時間枠１０２中に、ユーザが、経路Ａを通じてメタデータ７４へ、さらには経路Ｂを通じて第１のレベルの関連ビデオ７８へ導く「選択」コマンドを入力し、第１のレベルの関連ビデオ７８が最初から再生し始める。次に視聴者は、時間枠１１８中にメタデータ９０からのデータを使用して、第１のレベルから、第１のレベルの関連ビデオ７８と関連することができる（ただし必ずしもメインビデオ７０と直接関連するわけではない）第２のレベルの関連ビデオ８４へナビゲートすることを選択することができる。この場合、時間枠１１８中に第１のレベルの関連ビデオ７８を選択することにより、別の経路Ａを通じてその関連するメタデータ９０に、さらには経路Ｂを通じて第２のレベルの関連ビデオ８４へ導かれ、この関連ビデオ８４が再生し始める。この例では、第２のレベルの関連ビデオ８４を、視聴者がさらに別のレベル又は層のビデオを選択できる２つの時間枠１２２及び１２６を有するように示している。この例では、視聴者が、第２のレベルの関連ビデオ８４の２つの時間のうちの最初の時間枠１２２中に「選択」コマンドを通じて選択を行う。これにより、処理が経路Ａを通じて第２のレベルの関連ビデオ８４のメタデータ９４へ、そして第３のレベルの関連ビデオ８８へ導かれ、この関連ビデオ８８が最初から再生し始める。この第３のレベルの関連ビデオ８８を、ユーザがさらに第４のレベルの関連ビデオへの選択を行うことができる２つの時間枠１３０及び１３４を有するように示しているが、簡略化のために第４のレベルは示しておらず、この例では、ユーザが第３のレベルの関連ビデオ８８を最初から最後まで視聴し、メタデータ９８へのアクセスは行われないものと仮定する。

第３のレベルの関連ビデオ８８が終了すると、８８から第２のレベルの関連ビデオ８４へ戻る経路Ｃがとられ、この関連ビデオ８４が割り込みを受けた時点から再開する。第２のレベルの関連ビデオ８４は最後まで再生し続け、その後第１のレベルの関連ビデオ７８への経路Ｃをとり、この関連ビデオ７８も同様に中断した時点から再開する。第１のレベルの関連ビデオ７８が終了すると、この場合も経路Ｃをたどって、メインビデオ７０が中断した部分から再開する。なお、関連ビデオのいずれかのあらゆる時点において「停止」又は「終了」コマンドを発行して、再生中のビデオを停止して別のビデオストリームに１レベルだけジャンプして戻ることができる。さらに、上記説明を考慮すると、視聴者が１０６、１１０、１１６、１３０、又は１３４において選択を行うことにより、同様の方法で他の関連ビデオにアクセスできることが明らかであろう。解説を容易にして図面の明瞭性を維持するために、これらの選択のための関連経路は示していない。

なお、上記の例では、時間枠を連続したものとして示していない。しかしながら、他の例では、時間枠の境界を連続させて、ある時間枠の開始点が以前の時間枠の暗示的な終点としての役割を果たすようにすることができる。

ＩＰＴＶでは、映画、従来のテレビ番組、短編番組、及びコマーシャル番組を含む全ての種類のビデオコンテンツを視聴者が利用できるようになることが想定されている。ビデオコンテンツは、主題を最高レベルで紹介する頻度が極めて高い。しかしながら、ユーザは、ビデオが紹介する１又はそれ以上の主題に関するより詳細な内容を望む場合もある。このことは、関心のある（単複の）アイテムに気づき、その後より詳細なビデオにナビゲートすることを意味し得る。別の例は、近隣又は地域内の不動産を紹介するビデオを視聴することであってもよい。図５に売り家として示すような住宅の１つが視聴者の目を引く場合がある。本技術を使用すると、追加のテキスト又はビデオによる情報の画面表示を開始する能力を視聴者に提供することができる。不動産ツアーの例では、視聴者が、テレビディスプレイ２０上に示す不動産を見て、表示されたアイコン１５０を見つけることもでき、或いは（「売り家」の看板の存在などの）状況又はこのビデオに関して提供されるその他の情報から、価格、面積、部屋数などの不動産に関する重要な情報（統計）を含む「統計」シートを提供する別のビデオ又は静止画像を起動する「選択」コマンドを入力できることを推測することもできる。その後、追加の選択により、この不動産に特化したビデオツアーなどのビデオを開始することができる。ツアー内では、上述した方法による個々の連続する選択コマンドを使用して、ユーザが異なる部屋へナビゲートすることができる。最終レベルのビデオにおいて、又はビデオレベルの１又はそれ以上におけるいずれかの時点において、視聴者に販売代理店の連絡先などを提供することができる。いずれかの時点で全てのビデオの提示を終了するグローバルコマンドをユーザに提供して、視聴者が望むあらゆる時点で視聴処理を終了できるようにすることもできる。

いくつかの実施形態では、ビデオ又は平行するメタデータトラックに、ビデオが再生されているときに代わりのコンテンツを選択できるようにするためのデータが埋め込まれる。上記の不動産の例では、簡易ツアー中に興味のある家が画面上に存在するときに「選択」ボタン又は同様の制御ボタンを押すことにより、ビデオが一時停止（又は中断）され、興味のある不動産の詳細ビデオが呼び出されて再生され始めるようになる。この技術を使用して、関連する関連コンテンツへの一般的なシームレスなナビゲーションを行うだけでなく、不動産に加えて多くの製品を紹介することもできる。

１つの実施構成では、平行するメタデータを使用する。この場合、ビデオファイル及びメタデータファイルという２つのファイルをサーバから取り出す。いくつかの実施構成では、「選択」入力の結果を示す視覚的手がかりを実際のビデオに埋め込むことができる。メタデータファイルが、一連の時間マーカと、２つの時間マーカ間で「選択」が行われたときに再生するＵＲＩ又はＵＲＬなどの識別子を保持する。この時間マーカは開始マーカ及び終了マーカを含むことができ、或いは次の開始時間マーカに遭遇したときに終了を暗示することができる。いくつかの実施構成では、分岐したビデオが終了する際の「終了動作」を選択可能にすることができ、或いはデフォルトとして再生を最初のインデックスビデオに戻すことができる。

図６に示す処理１６０は、本発明のいくつかの実施構成による１つの実施形態を示しており、視聴者が視聴するためのメインビデオ１６８を選択する１６４から開始する。この選択は、例えば番組ガイドから選択することによって行うことができる。ビデオ１６８の再生中のある時点において、視聴者は、別のビデオ（選択を行う時間に関連付けられた所定の関連ビデオ）にジャンプするための非同期的選択を行うことができる。この時点で、１７２においてメタデータが参照され、選択を行う時間枠に関連する関連ビデオにいかにしてシステムがナビゲートするかが決定される。次に１７６において、関連ビデオを開いて再生する（例えば、関連ビデオのストリーミングを開始する）。関連ビデオの再生は、関連ビデオが終了するか、或いは視聴者が関連ビデオを停止すること（この関連ビデオに関連する別の関連ビデオに進むために停止することを含む）を選択するかのいずれかまで続行する。いずれにせよ、再生が中断された時点から元のビデオ１６８の再生を再開することができる。この例示的な処理では、１８０において、元のビデオ１６８に戻るか、又は１８４において視聴を終了するかのいずれかの選択肢を画面上のメニュー又はリモコン装置からの直接コマンドを通じてユーザに提示することができる。視聴を終了することになれば、処理は終了する。この時点で、いくつかの実施構成では、ユーザを番組ガイドなどへ誘導することができ、或いはその他の選択肢を実施することもできる。ビデオ１６８がメインビデオの選択であるか、或いは関連するビデオストリームのチェーン上のどこかにある別のメインビデオを選択したことによる関連ビデオであるかに関わらず、この同じ処理又は同様の処理を個々のビデオの層に反復的に使用することができる。

次に図７を参照すると、１つの実施構成では、いくつかの実施構成とともに使用するのに適したビデオファイル２００に、図示のような埋め込みメタデータパケットが与えられる。この実施構成では、１又はそれ以上のメタデータパケットが、ビデオファイル２００全体を通じて分散した間隔で与えられる。この実施構成では、先頭メタデータパケット２０４が、関連ビデオセグメントにアクセスするために使用できる個々のビデオパケットセグメント２０８、及び後続メタデータパケット２１２に先行する（他の実施構成では、これらのメタデータパケットを両方の種類のメタデータを有する単一パケットとして実現することができる）。埋め込みメタデータパケット２０４及び２１２を使用して、選択可能なセグメントの開始点と終了点を定めることができ、またこれらのメタデータパケットは、（もしあれば）ポップアップ情報と、関連ビデオにアクセスするために使用する情報とを含むことができる。この実施構成では、視聴者が、１次ビデオ内の指定された時間セグメント中にリモコン装置上の制御ボタンを押した場合、（１又は複数の）先頭メタデータパケット２０４が、再生すべき代わりの又は関連するビデオ番組にビデオセグメント内の再生時間を関連付ける情報を（ＩＰＴＶの受信機装置などの）再生装置に提供する。１又は複数の後続メタデータパケット２１２は、１次ビデオが（特殊再生モードなどで）巻き戻し再生された場合、又は現在の再生点が巻き戻し点にある場合に使用する同様の情報を含むことができる。別の実施構成では、１次ビデオが、代わりの又は関連するビデオの詳細を含む別のメタデータファイルにインデックスを付けるためのタイムスタンプを含み、或いは既存のタイムスタンプを使用することができる。上述したように、いくつかの実施構成では、メタデータが、代わりの又は関連するビデオを利用できることを示す、特定の時間枠中に出現するアイコンを含むこともできる。

図８には別の実施構成を示しており、ここでは、ビデオストリーム２３０が、ビデオパケット２３８を散りばめたタイムスタンプパケット２３４を、図９に示すようなメタデータファイル２４０とともに組み込む（又は既存のタイムスタンプを利用する）。タイムスタンプパケット、又はいずれかの適当なタイムスタンプ情報から得られる時間データをメタデータファイル２４０内に列挙して、２つのタイムスタンプ（先頭及び後続タイムスタンプ、又は２つの先頭タイムスタンプ、或いはメタデータ内の定められた時間範囲）間で選択が行われた場合には、関連する時間ごとの時間データ２４４が（もしあれば）アイコンデータ２４８に、及びシステムが関連ビデオデータにナビゲートするために必要とする情報を提供するデータ２５２にデータベースのフォーマット（又はその他の適当なフォーマット）で関連付けられるようにする。本教示を検討すれば、当業者には多くの変形例が浮かぶであろう。

次に図１０を参照すると、コンテンツプロバイダが、ディスク記憶媒体又はその他の適当な記憶媒体３０４から取り出したコンテンツをサーバ３００から提供するＩＰＴＶシステムを示している。本明細書で説明するフォーマットのいずれかでフォーマットされたようなコンテンツが、出力バッファ３０８を介してインターネット３１２に出力される。このコンテンツが、ＩＰＴＶ装置３２０により、視聴者がリモコン装置２４を使用することにより選択されるオンデマンドビデオと同様の方法で取得される。リモコン装置２４により命令した操作が、リモコン装置インターフェイス３２４においてコマンドとして受信される。この実施構成例では、１又はそれ以上のデータ通信バス３２８を使用して、プログラム済みプロセッサ３３２をその関連する支持要素と相互接続する。

プログラム済みプロセッサ３３２は、選択したコンテンツを配信するサーバにインターネット３１２を介してリンクするようにＩＰＴＶインターネットインターフェイス３３６を制御する。受信したパケット化コンテンツストリームを、（コンテンツが暗号化されているかどうかに応じて）様々な入力バッファ３４０を通じて暗号解読及び復号回路３４４に配信し、出力ストリームを生成（バッファすることもできる）してディスプレイドライバ回路３４８へ送信する。ディスプレイドライバ回路は、３４４のビデオデコーダの出力を、視聴者にコンテンツを提示するディスプレイパネル又はその他のディスプレイ装置３５２を駆動するのに適した信号に変換する。上述の処理は、説明した関連回路と協働して動作するプログラム済みプロセッサ３３２により実施される。当業者であれば、プログラム済みプロセッサ３３２が、開示した処理の実施において使用するデータ、プログラム、及びその他の構成物を記憶するＲＡＭ、ＲＯＭ、又はディスクストレージなどの内部メモリ及び／又は関連する外部メモリを組み込むことを理解するであろう。

上述したように、１つのビデオから関連ビデオへのナビゲーションを、ブラウザ様の機能を必要とせずに実質的にシームレスに実施することができる。従って、視聴者は、単純な選択コマンドを使用して複数の関連するビデオのストリームを生成するように直接ナビゲートする。

上述したようないくつかの実施形態では、個々のビデオを関連ビデオにリンクすることができるが、他の実施形態では、選択操作により、階層位置を定義する情報をサーバへ送信することができ、このサーバが、特定のビデオの階層内の位置に基づいて即座に表示するためのカスタムコンテンツを生成する。さらに、（最上位レベルなどの）１つのレベルのビデオを従来方式の地上、ケーブル、又は衛星テレビ方法を通じて配信してパーソナルビデオレコーダ（ＰＶＲ）に記憶することができるハイブリッド体験を提供することもできる。再生中、埋め込みデータを使用して、関連ビデオコンテンツとしてのＩＰコンテンツにアクセスすることができる。本発明による実施形態から逸脱することなく、他の媒体アクセスの組み合わせを実現することもできる。

従って、インターネットプロトコルテレビ（ＩＰＴＶ）ビデオコンテンツの分岐チェーンを表示する方法が、複数の関連する時間間隔中に出現する複数のビデオ特徴を含む第１のビデオコンテンツストリームを提供するステップと、複数の時間間隔に関する関連ビデオストリームの集合を提供するステップと、時間間隔を複数の関連ビデオストリームの１つに関連付けるメタデータの組を提供するステップと、第１のビデオコンテンツストリームをＩＰＴＶ対応プレーヤ装置上で再生して、第１のストリームの複数の特徴を、ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置により駆動されるディスプレイを介して、第１のストリーム内の複数の特徴のそれぞれの時間関係において連続して示すステップと、ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置において、関連する時間間隔中に、表示中のビデオ特徴を選択する選択信号を受信するステップと、選択信号の受信時に、ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置がメタデータにアクセスして、関連データストリームの集合のうちの選択されたビデオ特徴の時間間隔に関連する特定の１つを識別するステップと、ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置が、第１のビデオコンテンツストリームの再生を中止し、関連データストリームの集合のうちの選択された特徴の時間間隔に関連する１つを再生し始めるステップとを含み、これにより視聴者が、１つのビデオコンテンツストリームから関連ビデオに直接ナビゲートする。

いくつかの実施形態では、ビデオ特徴の各々が、関連する時間間隔中にビデオ内の支配的な画像を構成する特徴を含む。いくつかの実施形態では、処理が、関連する時間間隔中に表示される特徴に関連する関連ビデオストリームを利用できることを示すインジケータをディスプレイ上に表示するステップをさらに含む。いくつかの実施形態では、処理が、関連ビデオストリームの再生が終了した後に第１のビデオストリームの再生を再開するステップをさらに含む。いくつかの実施形態では、再開ステップが、再開を許可する選択肢を選択したことを示す信号を受信した結果として実施される。いくつかの実施形態では、関連ビデオストリームが、別のメタデータの組及び別の関連ビデオストリームにリンクされる時間枠をさらに含む。いくつかの実施形態では、メタデータの組が、複数レベルの関連ビデオに導くリンクを提供する。いくつかの実施形態では、メタデータが、第１のビデオストリームに先行する１又はそれ以上のパケット内に存在する。いくつかの実施形態では、メタデータが、第１のビデオストリーム全体を通じて分散された１又はそれ以上のパケット内に存在する。いくつかの実施形態では、メタデータが、メインビデオデータ内に存在するタイムスタンプを参照する。いくつかの実施形態では、メインビデオストリームが、別のビデオストリームの関連ビデオストリームを有する。いくつかの実施形態では、選択信号の受信に応答して、階層位置を定める情報をサーバへ送信し、このサーバが、現在再生中のビデオストリーム内の階層位置に基づいて、即座に表示するためのカスタムコンテンツを生成する。いくつかの実施形態では、メインビデオストリームが、従来の地上、ケーブル又は衛星テレビ方法の１つにより配信され、パーソナルビデオレコーダ（ＰＶＲ）に記憶され、再生中にメタデータのアクセスが行われる。

インターネットプロトコルテレビ（ＩＰＴＶ）のビデオコンテンツの分岐チェーンを表示する別の方法は、関連する時間間隔中にビデオ内の支配的な画像を少なくともいくつかが構成する、複数の関連する時間間隔中に出現する複数のビデオ特徴を含む第１のビデオコンテンツストリームを提供するステップと、複数の時間間隔に関する関連ビデオストリームの集合を提供するステップと、時間間隔を複数の関連ビデオストリームの１つに関連付けるメタデータの組を提供するステップと、第１のビデオコンテンツストリームをＩＰＴＶ対応プレーヤ装置上で再生して、第１のストリームの複数の特徴を、ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置により駆動されるディスプレイを介して、第１のストリーム内の複数の特徴のそれぞれの時間関係において連続して示すステップと、関連する時間間隔中に表示される特徴に関連する関連ビデオストリームを利用できることを示すインジケータをディスプレイ上に表示するステップと、ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置において、関連する時間間隔中に、表示中のビデオ特徴を選択する選択信号を受信するステップと、選択信号の受信時に、ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置がメタデータにアクセスして、関連データストリームの集合のうちの選択されたビデオ特徴の時間間隔に関連する特定の１つを識別するステップと、ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置が、第１のビデオコンテンツストリームの再生を中止し、関連データストリームの集合のうちの選択された特徴の時間間隔に関連する１つを再生し始めるステップと、関連ビデオストリームの再生が終了した後に第１のビデオストリームの再生を再開するステップとを含み、これにより視聴者が、１つのビデオコンテンツストリームから関連ビデオに直接ナビゲートする。

いくつかの実施形態では、再開ステップが、再開を許可する選択肢を選択したことを示す信号を受信した結果として実施される。いくつかの実施形態では、関連ビデオストリームが、別のメタデータの組及び別の関連ビデオストリームにリンクされる時間枠をさらに含む。いくつかの実施形態では、メタデータの組が、複数レベルの関連ビデオに導くリンクを提供する。いくつかの実施形態では、メタデータが、第１のビデオストリームに先行する１又はそれ以上のパケット内に存在する。いくつかの実施形態では、メタデータが、第１のビデオストリーム全体を通じて分散された１又はそれ以上のパケット内に存在する。いくつかの実施形態では、メタデータが、メインビデオデータ内に存在するタイムスタンプを参照する。いくつかの実施形態では、選択信号の受信に応答して、階層位置を定める情報をサーバへ送信し、このサーバが、現在再生中のビデオストリーム内の階層位置に基づいて、即座に表示するためのカスタムコンテンツを生成する。いくつかの実施形態では、メインビデオストリームが、従来の地上、ケーブル又は衛星テレビ方法の１つにより配信され、パーソナルビデオレコーダ（ＰＶＲ）に記憶され、再生中にメタデータのアクセスが行われる。

関連ビデオストリームへの簡単なナビゲーションを容易にする、電子コンピュータ可読記憶媒体に記憶されたデータ構造が、複数の関連する時間間隔中に出現する複数のビデオ特徴を含む第１のビデオコンテンツセグメントと、時間間隔を複数の関連ビデオストリームの１つに関連付けるメタデータの組とを含み、このデータ構造が、時間間隔中にＩＰＴＶ対応プレーヤ装置において選択されたときにメタデータにアクセスして、関連データストリームの集合のうちの選択されたビデオ特徴の時間間隔に関連する特定の１つを識別し、ＩＰＴＶ対応プレーヤにおいて選択されたときに第１のビデオコンテンツセグメントの再生を中止し、関連データセグメントの集合のうちの選択された特徴の時間間隔に関連する１つを再生し始めることを容易にする。

いくつかの実施形態では、ビデオ特徴の少なくともいくつかが、関連する時間間隔中にビデオ内の支配的な画像を構成する特徴を含む。いくつかの実施形態では、メタデータが、関連する時間間隔中に表示される特徴に関連する関連ビデオストリームを利用できることを示すインジケータを表示するための定義をさらに含む。いくつかの実施形態では、メタデータの組が、複数レベルの関連ビデオに導くリンクを提供する。いくつかの実施形態では、メタデータが、第１のビデオセグメントに先行する１又はそれ以上のパケット内に存在する。いくつかの実施形態では、メタデータが、第１のビデオセグメント全体を通じて分散された１又はそれ以上のパケット内に存在する。いくつかの実施形態では、メタデータが、メインビデオデータ内に存在するタイムスタンプを参照する。

ビデオコンテンツの分岐チェーンを表示する方法が、複数の関連する時間間隔中に出現する複数のビデオ特徴を含む第１のビデオコンテンツストリームを提供するステップと、複数の時間間隔に関する関連ビデオストリームの集合を提供するステップと、時間間隔を複数の関連ビデオストリームの１つに関連付けるメタデータの組を提供するステップと、第１のビデオコンテンツストリームをプレーヤ装置上で再生して、第１のストリームの複数の特徴を、ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置により駆動されるディスプレイを介して、第１のストリーム内の複数の特徴のそれぞれの時間関係において連続して示すステップと、プレーヤ装置において、関連する時間間隔中に、表示中のビデオ特徴を選択する選択信号を受信するステップと、選択信号の受信時に、プレーヤ装置がメタデータにアクセスして、関連データストリームの集合のうちの選択されたビデオ特徴の時間間隔に関連する特定の１つを識別するステップと、プレーヤ装置が、第１のビデオコンテンツストリームの再生を中止し、関連データストリームの集合のうちの選択された特徴の時間間隔に関連する１つを再生し始めるステップとを含み、これにより視聴者が、１つのビデオコンテンツストリームから関連ビデオに直接ナビゲートする。

いくつかの実施形態では、ビデオ特徴の各々が、関連する時間間隔中にビデオ内の支配的な画像を構成する。いくつかの実施形態では、方法が、関連する時間間隔中に表示される特徴に関連する関連ビデオストリームを利用できることを示すインジケータをディスプレイ上に表示するステップをさらに含む。いくつかの実施形態では、方法が、関連ビデオストリームの再生が終了した後に第１のビデオストリームの再生を再開するステップをさらに含む。いくつかの実施形態では、インジケータ表示を定義するデータがメタデータに記憶される。いくつかの実施形態では、再開ステップが、再開を許可する選択肢を選択したことを示す信号を受信した結果として実施される。いくつかの実施形態では、メタデータの組が、複数レベルの関連ビデオに導くリンクを提供する。

いくつかの実施構成によるインターネットプロトコルテレビ（ＩＰＴＶ）の受信機装置が、複数の関連する時間間隔中に出現する複数のビデオ特徴を含む第１のビデオコンテンツストリームを受信するインターネットインターフェイスを有する。インターネットインターフェイスは、複数の時間間隔に関する関連ビデオストリームの集合をさらに受信する。インターネットインターフェイスは、時間間隔を複数の関連ビデオストリームの１つに関連付けるメタデータの組をさらに受信する。デコーダが、第１のビデオコンテンツストリームを再生するために復号して、第１のストリームの複数の特徴をこれらのそれぞれの時間関係において、ＩＰＴＶ対応受信機装置により駆動されるディスプレイを介して連続して示す。ＩＰＴＶ対応受信機装置において、表示中のビデオ特徴に関連する時間枠を選択する選択信号が、再生中の関連する時間間隔中に受信される。選択信号を受信すると、ＩＰＴＶ対応受信機装置がメタデータにアクセスして、関連データストリームの集合のうちの選択されたビデオ特徴の時間間隔に関連する特定の１つを識別する。ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置が、第１のビデオコンテンツストリームの再生を中止し、関連データストリームの集合のうちの選択された特徴の時間間隔に関連する１つを再生し始める。このようにして、視聴者が１つのビデオコンテンツストリームから関連ビデオに直接ナビゲートする。

いくつかの実施形態では、ビデオ特徴の各々が、関連する時間間隔中にビデオ内の支配的な画像を構成する。いくつかの実施形態では、関連する時間間隔中に表示される特徴に関連する関連ビデオストリームを利用できることを示すアイコンなどのインジケータがディスプレイ上に表示される。いくつかの実施形態では、インジケータ表示を定義するデータがメタデータに記憶される。

上記方法及び装置は、いずれも１又はそれ以上のプログラム済みプロセッサ上で命令を実行する命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体を使用して実現される。

当業者であれば、上記教示を検討すると、上記の例示的な実施形態のいくつかが、ＩＰＴＶなどのビデオプレーヤ装置の一部を形成する１又はそれ以上のプログラム済みプロセッサの使用に基づくことを認識するであろう。しかしながら、特殊用途向けハードウェア及び／又は専用プロセッサなどのハードウェア構成要素の同等物を使用して他の実施形態を実施することができるので、本発明はこのような例示的な実施形態に限定されるものではない。同様に、汎用コンピュータ、マイクロプロセッサベースのコンピュータ、マイクロコントローラ、光コンピュータ、アナログコンピュータ、専用プロセッサ、特定用途向け回路、専用配線論理回路、及びこれらの組み合わせを使用して代わりの同等の実施形態を構築することができる。

本明細書で説明するいくつかの実施形態は、いずれかの適当な電子又はコンピュータ可読記憶媒体上に記憶できる、フロー図の形で広義に上述したプログラミング命令を実行する１又はそれ以上のプログラムされたプロセッサを使用して実施され又は実施することができる。さらに、説明したようなビデオストリームの操作を容易にするデータ構造を、受信装置及び送信装置内の入力バッファ装置及び出力バッファ装置、並びにビデオコンテンツを記憶するパッケージ化された媒体を含むいずれかの適当な記憶媒体に記憶することができる。しかしながら、当業者であれば、本教示を検討すると、本発明の実施形態から逸脱することなく上述の処理をあらゆる数の変形形態で及び多くの適当なプログラミング言語で実施できることを理解するであろう。例えば、多くの場合、本発明のいくつかの実施形態から逸脱することなく、実施されるいくつかの動作の順序を変更することができ、さらなる動作を追加することができ、或いは動作を削除することもできる。本発明のいくつかの実施形態から逸脱することなく、エラー捕捉を追加及び／又は増強することができ、ユーザインターフェイス及び情報提示の変形例を作成することもできる。このような変形例は想定されており、同等物と見なされる。

いくつかの例示的な実施形態について説明したが、当業者には、上述の説明に照らして多くの代替、修正、置換、及び変形が明らかになることが明白である。

７０ メインビデオストリーム
７４、９０、９４、９８ メタデータファイル
７８、８４、８８ 関連ビデオストリーム
１０２、１０６、１１０、１１４、１１８、１２２、１２６、１３０、１３４ 関連ビデオを利用できる時間枠
Ａ、Ｂ、Ｃ 処理経路

Claims (36)

1. インターネットプロトコルテレビ（ＩＰＴＶ）ビデオコンテンツの分岐チェーンを表示する方法であって、
   複数の関連する時間間隔中に出現する複数のビデオ特徴を含む第１のビデオコンテンツストリームを提供するステップと、
   前記複数の関連する時間間隔に関する関連ビデオストリームの集合を提供するステップと、
   前記各関連する時間間隔を複数の前記関連ビデオストリームの１つに関連付けるメタデータの組を提供するステップと、
   前記第１のビデオコンテンツストリームをＩＰＴＶ対応プレーヤ装置上で再生して、前記第１のビデオコンテンツスストリームの前記複数のビデオ特徴を、前記ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置により駆動されるディスプレイを介して、前記第１のビデオコンテンツスストリーム内の前記複数のビデオ特徴のそれぞれの時間間隔において順番に示すステップと、
   前記ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置において、前記関連する時間間隔中に、表示中の前記ビデオ特徴を選択する選択信号を受信するステップと、
   前記選択信号の受信時に、前記ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置が前記メタデータにアクセスして、前記関連ビデオストリームの集合のうちの前記選択された表示中のビデオ特徴の時間間隔に関連付けられた関連ビデオストリームを識別するステップと、
   前記選択された表示中のビデオ特徴の時間間隔に関連付けられた関連ビデオストリームが識別され、視聴者が当該時間間隔中に選択コマンドを入力したときに、前記ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置が、前記第１のビデオコンテンツストリームの再生を中止し、前記識別された関連ビデオストリームを再生し始めるステップと、
   を含み、これにより視聴者が、１つのビデオコンテンツストリームから関連ビデオストリームに直接ナビゲートする、
   ことを特徴とする方法。
2. 前記ビデオ特徴の各々が、関連する時間間隔中に第１のビデオコンテンツストリーム内の支配的な画像を構成する特徴を含む、
   ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記関連する時間間隔中に表示される前記ビデオ特徴に関連する関連ビデオコンテンツストリームを利用できることを示すインジケータを前記ディスプレイ上に表示するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 前記関連ビデオストリームの再生が終了した後に、前記第１のビデオコンテンツストリームの再生を再開するステップをさらに含む、
   ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 前記インジケータ表示を定義するデータが前記メタデータに記憶される、
   ことを特徴とする請求項３に記載の方法。
6. 前記再開ステップが、前記再開を許可する選択肢を選択したことを示す信号を受信した結果として実施される、
   ことを特徴とする請求項４に記載の方法。
7. 前記関連ビデオストリームが、別のメタデータの組及び別の関連ビデオストリームにリンクされる時間間隔をさらに含む、
   ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
8. 前記メタデータの組が、複数のレベルの関連ビデオに導くリンクを提供する、
   ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
9. 前記メタデータが、前記第１のビデオコンテンツストリームに先行する１又はそれ以上のパケット内に存在する、
   ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
10. 前記メタデータが、前記第１のビデオコンテンツストリーム全体を通じて分散された１又はそれ以上のパケット内に存在する、
    ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
11. 前記メタデータが、前記第１のビデオコンテンツストリーム内に存在するタイムスタンプを参照する、ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
12. 前記第１のビデオコンテンツストリームが、別のビデオコンテンツストリームの関連ビデオストリームを含む、
    ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
13. 前記選択信号の受信に応答して、階層位置を定める情報をサーバへ送信し、該サーバが、現在再生中の関連ビデオストリーム内の階層位置に基づいて、即座に表示するためのカスタムコンテンツを生成する、
    ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
14. 前記第１のビデオコンテンツストリームが、従来の地上、ケーブル又は衛星テレビ方法のうちの１つにより配信され、パーソナルビデオレコーダ（ＰＶＲ）に記憶され、前記再生中に前記メタデータの前記アクセスが行われる、
    ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
15. １又はそれ以上のプログラム済みプロセッサ上で実行されたときに請求項１に記載の方法を実施する命令を記憶する、
    ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
16. インターネットプロトコルテレビ（ＩＰＴＶ）のビデオコンテンツの分岐チェーンを表示する方法であって、
    関連する時間間隔中にビデオ内の支配的な画像を構成する特徴を少なくともいくつかが含む、複数の関連する時間間隔中に出現する複数のビデオ特徴を含む第１のビデオコンテンツストリームを提供するステップと、
    前記複数の時間間隔に関する関連ビデオストリームの集合を提供するステップと、
    前記時間間隔を前記複数の関連ビデオストリームの１つに関連付けるメタデータの組を提供するステップと、
    前記第１のビデオコンテンツストリームをＩＰＴＶ対応プレーヤ装置上で再生して、前記第１のビデオコンテンツストリームの前記複数のビデオ特徴を、前記ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置により駆動されるディスプレイを介して、前記第１のビデオコンテンツストリーム内の前記複数のビデオ特徴のそれぞれの時間間隔において順番に示すステップと、
    前記関連する時間間隔中に表示される前記ビデオ特徴に関連する関連ビデオストリームを利用できることを示すインジケータを前記ディスプレイ上に表示するステップと、
    前記ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置において、前記関連する時間間隔中に、表示中の前記ビデオ特徴を選択する選択信号を受信するステップと、
    前記選択信号の受信時に、前記ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置が前記メタデータにアクセスして、前記関連ビデオストリームの集合のうちの前記選択された表示中のビデオ特徴の時間間隔に関連付けられた関連ビデオストリームを識別するステップと、
    前記選択された表示中のビデオ特徴の時間間隔に関連付けられた関連ビデオストリームが識別され、視聴者が当該時間間隔中に選択コマンドを入力したときに、前記ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置が、前記第１のビデオコンテンツストリームの再生を中止し、前記識別された関連データストリームを再生し始めるステップと、
    前記識別された関連ビデオストリームの再生が終了した後に、前記第１のビデオコンテンツストリームの再生を再開するステップと、
    を含み、これにより視聴者が、１つのビデオコンテンツストリームから関連ビデオストリームに直接ナビゲートする、
    ことを特徴とする方法。
17. 前記インジケータ表示を定義するデータが前記メタデータに記憶される、
    ことを特徴とする請求項１６に記載の方法。
18. 前記再開ステップが、前記再開を許可する選択肢を選択したことを示す信号を受信した結果として実施される、
    ことを特徴とする請求項１６に記載の方法。
19. 前記関連ビデオストリームが、別のメタデータの組及び別の関連ビデオストリームにリンクされる時間間隔をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項１６に記載の方法。
20. 前記メタデータの組が、複数のレベルの関連ビデオに導くリンクを提供する、
    ことを特徴とする請求項１６に記載の方法。
21. 前記メタデータが、前記第１のビデオコンテンツストリームに先行する１又はそれ以上のパケット内に存在する、
    ことを特徴とする請求項１６に記載の方法。
22. 前記メタデータが、前記第１のビデオコンテンツストリーム全体を通じて分散された１又はそれ以上のパケット内に存在する、
    ことを特徴とする請求項１６に記載の方法。
23. 前記メタデータが、前記第１のビデオコンテンツストリーム内に存在するタイムスタンプを参照する、
    ことを特徴とする請求項１６に記載の方法。
24. 前記選択信号の受信に応答して、階層位置を定める情報をサーバへ送信し、該サーバが、現在再生中の関連ビデオストリーム内の階層位置に基づいて、即座に表示するためのカスタムコンテンツを生成する、
    ことを特徴とする請求項１６に記載の方法。
25. 前記第１のビデオコンテンツストリームが、従来の地上、ケーブル又は衛星テレビ方法の１つにより配信され、パーソナルビデオレコーダ（ＰＶＲ）に記憶され、前記再生中に前記メタデータの前記アクセスが行われる、
    ことを特徴とする請求項１６に記載の方法。
26. ビデオコンテンツの分岐チェーンを表示する方法であって、
    複数の関連する時間間隔中に出現する複数のビデオ特徴を含む第１のビデオコンテンツストリームを提供するステップと、
    前記複数の時間間隔に関する関連ビデオストリームの集合を提供するステップと、
    前記時間間隔を前記複数の関連ビデオストリームの１つに関連付けるメタデータの組を提供するステップと、
    前記第１のビデオコンテンツストリームをプレーヤ装置上で再生して、前記第１のビデオコンテンツストリームの前記複数のビデオ特徴を、前記ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置により駆動されるディスプレイを介して、前記第１のビデオコンテンツストリーム内の前記複数のビデオ特徴のそれぞれの時間間隔において順番に示すステップと、
    前記プレーヤ装置において、前記関連する時間間隔中に、表示中の前記ビデオ特徴を選択する選択信号を受信するステップと、
    前記選択信号の受信時に、前記プレーヤ装置が前記メタデータにアクセスして、前記関連ビデオストリームの集合のうちの前記選択された表示中のビデオ特徴の時間間隔に関連付けられた関連ビデオストリームを識別するステップと、
    前記選択された表示中のビデオ特徴の時間間隔に関連付けられた関連ビデオストリームが識別され、視聴者が当該時間間隔中に選択コマンドを入力したときに、前記プレーヤ装置が、前記第１のビデオコンテンツストリームの再生を中止し、前記識別されたこ関連ビデオストリームを再生し始めるステップと、
    を含み、これにより視聴者が、１つのビデオコンテンツストリームから関連ビデオストリームに直接ナビゲートする、
    ことを特徴とする方法。
27. 前記ビデオ特徴の各々が、関連する時間間隔中に前記第１のビデオコンテンツストリーム内の支配的な画像を構成する特徴を含む、
    ことを特徴とする請求項２６に記載の方法。
28. 前記関連する時間間隔中に表示される前記特徴に関連する関連ビデオストリームを利用できることを示すインジケータを前記ディスプレイ上に表示するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項２６に記載の方法。
29. 前記関連ビデオストリームの再生が終了した後に、前記第１のビデオコンテンツストリームの再生を再開するステップをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項２６に記載の方法。
30. 前記インジケータ表示を定義するデータが前記メタデータに記憶される、
    ことを特徴とする請求項２８に記載の方法。
31. 前記再開ステップが、前記再開を許可する選択肢を選択したことを示す信号を受信した結果として実施される、
    ことを特徴とする請求項２９に記載の方法。
32. 前記メタデータの組が、複数のレベルの関連ビデオストリームに導くリンクを提供する、
    ことを特徴とする請求項２６に記載の方法。
33. インターネットプロトコルテレビ（ＩＰＴＶ）の受信機装置であって、
    複数の関連する時間間隔中に出現する複数のビデオ特徴を含む第１のビデオコンテンツストリームを受信し、前記複数の時間間隔に関する関連ビデオストリームの集合をさらに受信し、前記時間間隔を前記複数の関連ビデオストリームの１つに関連付けるメタデータの組をさらに受信するインターネットインターフェイスと、
    前記第１のビデオコンテンツストリームを再生するために復号して、前記第１のビデオコンテンツストリームの前記複数のビデオ特徴を、前記ＩＰＴＶ対応受信機装置により駆動されるディスプレイを介して前記時間間隔の順番に示すデコーダと、
    を備え、
    前記ＩＰＴＶ対応受信機装置において、表示中の前記ビデオ特徴に関連する前記時間間隔を選択する選択信号を、再生中の前記関連する時間間隔中に受信し、
    前記選択信号の受信時に、前記ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置が前記メタデータにアクセスして、前記関連ビデオストリームの集合のうちの前記選択されたビデオ特徴の前記時間間隔に関連付けられた関連ビデオストリームを識別し、
    前記選択されたビデオ特徴の前記時間間隔に関連付けられた関連ビデオストリームが識別され、視聴者が当該時間間隔中に選択コマンドを入力したときに、前記ＩＰＴＶ対応プレーヤ装置が、前記第１のビデオコンテンツストリームの再生を中止し、前記識別された関連ビデオストリームを再生し始め、
    これにより視聴者が、１つのビデオコンテンツストリームから関連ビデオストリームに直接ナビゲートする、
    ことを特徴とするインターネットプロトコルテレビ（ＩＰＴＶ）受信機装置。
34. 前記ビデオ特徴の各々が、関連する時間間隔中に前記第１のビデオコンテンツストリーム内の支配的な画像を構成する特徴を含む、
    ことを特徴とする請求項３３に記載の受信機装置。
35. 前記関連する時間間隔中に表示される前記ビデオ特徴に関連する関連ビデオストリームを利用できることを示すインジケータを前記ディスプレイ上に表示する手段をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項３３に記載の受信機装置。
36. 前記インジケータ表示を定義するデータが前記メタデータに記憶される、
    ことを特徴とする請求項３５に記載の受信機装置。

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