JP5534560B2 - 誘電体共振器装置 - Google Patents
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Description
互いに平行で反対側に位置する第1の面及び第2の面、該第1の面と第2の面との間にある互いに平行で反対側に位置する第1側壁面及び第2側壁面、及び前記第1の面と第2の面との間及び前記第1側壁面と第2側壁面との間にある互いに平行で反対側に位置する第1端壁面及び第2端壁面を有し、更に、それぞれ前記第1の面から第2の面にかけて形成された互いに平行な複数の貫通孔を有する誘電体ブロック;前記貫通孔のそれぞれの内壁面に形成され各共振器の共振導体を構成する内導体;前記第2の面、第1側壁面、第2側壁面、第1端壁面及び第2端壁面にわたって形成された外導体;前記第1の面において前記内導体のそれぞれに接続されるように形成され前記共振器同士を結合させる結合用電極;前記第1側壁面において前記外導体から離隔して形成され前記共振器の少なくとも1つと結合する入出力電極;及び、前記第2側壁面に形成された外導体と接続され、前記第1の面を被うように延出する金属カバー;を備える誘電体共振部品と、
該誘電体共振部品を搭載する実装基板と、
を有する誘電体共振器装置であって、
前記金属カバーは、前記誘電体ブロックの第2側壁面と略平行な第1部分とこれに略直交し前記誘電体ブロックの第1の面と略平行な第2部分とを有しており、前記第1部分と第2部分とにわたって同一幅をもって延出しており、
前記実装基板は、前記第1側壁面が当接するように前記誘電体共振部品が載置される表面とその反対側の裏面とを有し、前記表面には前記誘電体共振部品の入出力電極と接続される入出力信号取出しラインパターンと該入出力信号取出しラインパターンから離隔せるグランドパターンとが形成され、前記裏面には前記入出力信号取出しラインパターンと接続された外部入出力電極パターンが形成されており、
前記入出力信号取出しラインパターンは、前記誘電体共振部品の入出力電極に対応する部分から前記第1の面よりその法線方向と略平行に延出する第1パターン部と、該第1パターン部に連なり前記第1の面の法線方向と略直交する方向に延在する第2パターン部とを含んでおり、前記第1の面と前記金属カバーと前記実装基板の表面とにより囲まれる空間に面して位置する部分の長さの全長に対する割合は50%以上であり、
前記金属カバーの第2部分の先端縁の全体が前記実装基板の表面に形成されたグランドパターンと電気的に接続されていることを特徴とする誘電体共振器装置、
が提供される。
以上のような本実施形態の誘電体共振器装置において、入出力信号取出しラインパターン13,14の第1の面に対する引出し量を0.5mmとし、金属カバー4の第2部分の横方向寸法を変えた時の、入出力信号取出しラインパターン13,14の誘電体ブロックの第1の面から実装基板5の左右両側端面に形成される電極15,16までの長さL1(図10における上面図参照)に対する、入出力信号取出しラインパターン13,14の誘電体ブロックの第1の面から金属カバー4に被われなくなる位置までの長さL2(図10における上面図参照)の百分率比を変化させたときの減衰量の変化を調べた。(L2/L1)の百分率比を被われ率ということにする。図10の実線に、その結果を示す。
次に、以上のような本実施形態の誘電体共振器装置において、放射源である入出力信号取出しラインパターン13,14自身を細くし、放射した電磁波を即グランドに短絡させるため、入出力信号取出しラインパターン13,14とグランドパターン19とのギャップを狭くした。
次に、以上のような本実施形態の誘電体共振器装置において、共振器の開放端である誘電体ブロックの第1の面から発生する電磁界放射を即グランドに短絡させる目的で誘電体ブロックと金属カバー4の第2部分との間隔を狭くした。
本発明の誘電体共振器装置の周波数特性を評価した。本発明の誘電体共振器装置では、入出力信号取出しラインパターン13,14の第1の面に対する引出し量を0.2mmとし、入出力信号取出しラインパターン13,14の(L2/L1)の百分率比である被われ率を80%に設定し、入出力信号取出しラインパターン13,14の幅寸法20を0.2mmとし、入出力信号取出しラインパターン13,14とグランドパターン19との間隔寸法21を0.2mmとし、誘電体ブロックと金属カバー4の第2部分との間隔寸法22を0.8mmに設定した。図13(実線)に、本発明の誘電体共振器装置の周波数特性を示す。
本比較例では、図4〜図6に示される誘電体共振器装置を作製した。図4は本比較例を示す模式的斜視図であり、図5はその模式的分解斜視図であり、図6は本比較例の実装基板の上面図及び側面図である。これらの図4〜図6は、それぞれ上記図1〜図3に対応する部分を示す。
本比較例では、図7〜図9に示される誘電体共振器装置を作製した。図7は本比較例を示す模式的斜視図であり、図8はその模式的分解斜視図であり、図9は本比較例の実装基板の上面図及び側面図である。これらの図7〜図9は、それぞれ上記図1〜図3に対応する部分を示す。
2 誘電体共振部品
3 誘電体フィルタ部
4 金属カバー
41 金属カバー第1部分
42 金属カバー第2部分
4a 金属カバーの切り欠け加工部
5 実装基板
6 貫通孔
7 結合用電極
8,9 入出力電極延出部
8b,9b 入出力電極延出部
10,11 入出力電極
10b,11b 入出力電極
12 外導体
13,14 入出力信号取出しラインパターン
13’,14’ 入出力電極との接続部
13a,14a 入出力信号取出しラインパターン
13b,14b 入出力信号取出しラインパターン
15,16 実装基板の側端面電極
17,18 外部入出力電極パターン
19 グランドパターン
20 入出力信号取出しラインパターンの幅寸法
20a 入出力信号取出しラインパターンの幅寸法
21 入出力信号取出しラインパターンとグランドパターンとのギャップ寸法
21a 入出力信号取出しラインパターンとグランドパターンとのギャップ寸法
22 誘電体ブロックと金属カバーの第2部分とのギャップ寸法
22a 誘電体ブロックと金属カバーの第2部分とのギャップ寸法
Claims (2)
- 互いに平行で反対側に位置する第1の面及び第2の面、該第1の面と第2の面との間にある互いに平行で反対側に位置する第1側壁面及び第2側壁面、及び前記第1の面と第2の面との間及び前記第1側壁面と第2側壁面との間にある互いに平行で反対側に位置する第1端壁面及び第2端壁面を有し、更に、それぞれ前記第1の面から第2の面にかけて形成された互いに平行な複数の貫通孔を有する誘電体ブロック;前記貫通孔のそれぞれの内壁面に形成され各共振器の共振導体を構成する内導体;前記第2の面、第1側壁面、第2側壁面、第1端壁面及び第2端壁面にわたって形成された外導体;前記第1の面において前記内導体のそれぞれに接続されるように形成され前記共振器同士を結合させる結合用電極;前記第1側壁面において前記外導体から離隔して形成され前記共振器の少なくとも1つと結合する入出力電極;及び、前記第2側壁面に形成された外導体と接続され、前記第1の面を被うように延出する金属カバー;を備える誘電体共振部品と、
該誘電体共振部品を搭載する実装基板と、
を有する誘電体共振器装置であって、
前記金属カバーは、前記誘電体ブロックの第2側壁面と略平行な第1部分とこれに略直交し前記誘電体ブロックの第1の面と略平行な第2部分とを有しており、前記第1部分と第2部分とにわたって同一幅をもって延出しており、
前記実装基板は、前記第1側壁面が当接するように前記誘電体共振部品が載置される表面とその反対側の裏面とを有し、前記表面には前記誘電体共振部品の入出力電極と接続される入出力信号取出しラインパターンと該入出力信号取出しラインパターンから離隔せるグランドパターンとが形成され、前記裏面には前記入出力信号取出しラインパターンと接続された外部入出力電極パターンが形成されており、
前記入出力信号取出しラインパターンは、前記誘電体共振部品の入出力電極に対応する部分から前記第1の面よりその法線方向と略平行に延出する第1パターン部と、該第1パターン部に連なり前記第1の面の法線方向と略直交する方向に延在する第2パターン部とを含んでおり、前記第1の面と前記金属カバーと前記実装基板の表面とにより囲まれる空間に面して位置する部分の長さの全長に対する割合は50%以上であり、
前記金属カバーの第2部分の先端縁の全体が前記実装基板の表面に形成されたグランドパターンと電気的に接続されていることを特徴とする誘電体共振器装置。 - 前記入出力信号取出しラインパターンの第2パターン部の幅寸法が0.15〜0.5mmであり、該第2パターン部と前記グランドパターンとの間隔寸法が0.15〜0.5mmであり、前記誘電体ブロックと前記金属カバーの第2部分との間隔寸法が0.5〜1.5mmであることを特徴とする、請求項1に記載の誘電体共振器装置。
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