JP5532709B2 - 後処理装置および画像形成システム - Google Patents
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Description
例えば特許文献1に記載の後処理装置は、以下のように構成されている。すなわち、複写機で複写されたシート(記録材)を搬入するシート搬入口と、シート搬入口から搬入されたシートが搬入されるコンパイルトレイ(用紙積載部)と、コンパイルトレイの左端側に配置されたステ−プラと、コンパイルトレイの右端に設けられたシート束排出装置とを備えている。シート束排出装置は、上下一対のシート排出ローラを有している。上側排出ローラを支持する揺動アームは、引っ張りバネにより下方に付勢されているが、必要なときには円板状のプレートのピンにより上方位置に保持されるようになっている。
請求項4に記載の発明は、前記排出部材の回転速度は、前記予め定められた回転速度以上となった後、予め定めた期間、当該予め定められた回転速度よりも大きな第2の回転速度にされ、当該予め定めた期間経過後に当該第2の回転速度よりも小さな第3の回転速度にされ、前記制御手段は、前記回転モータの前記一方向の回転力を、前記排出部材の回転速度が前記第3の回転速度となるのに合わせて、当該排出部材の回転速度が前記第2の回転速度である場合の回転力よりも小さくすることを特徴とする請求項2または3に記載の後処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記制御手段は、前記加圧部材を前記接触位置から前記退避位置まで移動させる際には前記回転モータを予め定められた回転数だけ他方向に回転させ、その後停止させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の後処理装置である。
請求項3の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べて、より生産性を高めることができるとともに記録材が斜行することをより精度高く抑制することができる。
請求項4の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べて、記録材排出に伴う作動音を低減することができる。
請求項5の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べて、加圧部材をより静寂に退避位置まで移動させることができ、その位置に維持させることができる。
図1は本発明の実施の形態が適用される画像形成システム1の全体構成を示した図である。図1に示す画像形成システム1は、例えば電子写真方式によってカラー画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置2と、画像形成装置2によって画像が記録された記録材(例えば、用紙)に対して後処理を施す後処理装置3と、を備えている。
なお、サブパドル揺動部材47は、ソレノイド(47b)とバネ(47c)を用いる構成に限定されず、例えば、モータや偏心カムを使用して揺動させる構成等を使用してもよい。
ステープラ27は、記録材の束に対して綴じ処理を実際に行うステープルヘッドと、このステープルヘッドを支えるベースと、このベース上に形成され、ステープルヘッドが動く経路を形成するレールとを備えている。レールは、記録材積載台24aの端部に沿うように形成されており、ステープルヘッドは、このレール上を動き綴じ処理を行う。また、ステープルヘッドを移動させるステッピングモータであるステープルムーブモータと、ステープルヘッドのホーム位置を検知するステープルムーブホームセンサと、ステープルヘッドの中央位置を検知するステープルセンターポジションセンサを備えている。
一方、記録材の束に対して二箇所綴じを行う場合には、まず、ステープルセンターポジションセンサによって検知される第2のホームポジション位置に待機している。その後、コンパイルトレイ24に一纏まりの記録材が積載された後に、ステープルムーブモータを駆動させてステープルヘッドをステープル位置まで移動させ、二箇所に綴じ処理を施す。
イジェクトローラ28は、図2に示すように、コンパイルトレイ24に積載された記録材に接触しない退避位置と接触する接触位置とに回転移動し記録材を加圧する加圧部材の一例としての従動側イジェクトローラ28bと、回転駆動することにより従動側イジェクトローラ28bとの間に挟み込んだ記録材を排出する排出部材の一例としての駆動側イジェクトローラ28aとからなる。
図4は、制御装置200のブロック図である。
制御装置200は、図4に示すように、CPU201と、ROM202と、RAM203と、入力インタフェース204と、出力インタフェース205とを有している。ROM202には、例えば画像形成プログラム、記録材搬送プログラム、排出プログラム等が予め格納されている。そして、この制御装置200は、操作パネル100からの信号を、入力インタフェース204を介してCPU201に取り込む。そして、CPU201が予め定められた処理プログラムを実行し、出力インタフェース205を介して制御信号を送出し、例えば、上述した駆動モータ70、イジェクトローラモータ34、サブパドル揺動用ソレノイド47bなどの動作を制御する。
図5、図6は、駆動モータ70、イジェクトローラモータ34の制御について説明するための図である。図7は、駆動モータ70、イジェクトローラモータ34の回転動作を時系列に示す図である。
制御装置200は、イクジットローラ23にて記録材をコンパイルトレイ24に向けて搬送するか、コンパイルトレイ24に積載された記録材を揃える際には、従動側イジェクトローラ28bを退避位置に存在させた状態で駆動モータ70の駆動を停止する(図5(a)の状態)。
なお、制御装置200は、使用者からの処理要求の情報に基づいて記録材の厚さを認識する。例えば、入力インタフェース204を介して取得した操作パネル100への入力情報から、イジェクトローラ28にて排出する記録材の種類および枚数を把握し、その記録材の種類における1枚当たりの厚さと枚数を乗算することにより排出する記録材の厚さを認識することを例示することができる。
ここで、記録材を排出するべくイジェクトローラモータ34を回転させる場合、記録材を挟み込む力が大きいと駆動側イジェクトローラ28aの負荷が高くなりイジェクトローラモータ34の発生トルクを大きくしなければならなくなる。
つまり、制御装置200は、従動側イジェクトローラ28bが記録材に接触した後、駆動モータ70の印加電圧をVe4にするとともにイジェクトローラモータ34を回転開始する。その後、イジェクトローラモータ34の回転速度が予め定められた回転速度となった後に駆動モータ70の印加電圧をVe3にする。
その後、イジェクトローラ28が記録材を排出し終える前に駆動側イジェクトローラ28aの回転速度を小さくするべくイジェクトローラモータ34に印加する電圧を電圧Vi2よりも低い電圧Vi3にする。つまり、制御装置200は、イジェクトローラモータ34に印加する電圧をVi2にした後、排出すべき記録材を排出し終える前に相当する期間、電圧Vi2を印加し続け、その期間経過後に印加電圧をVi3とする。その後、イジェクトローラ28が記録材を排出し終えた後にイジェクトローラモータ34の回転を停止する(図6(a)の状態)。
Claims (6)
- 記録材を積載する積載部と、
予め定められた回転軸を中心として前記積載部に積載された前記記録材に接触しない退避位置と接触する接触位置とに回転移動し当該記録材を加圧する加圧部材と、
前記加圧部材の回転軸と直交する方向の軸を中心として回転する回転モータと、
前記回転モータの一方向の回転力を前記加圧部材による加圧力を大きくする方向の回転力として伝達するとともに当該回転モータの他方向の回転力を当該加圧力を小さくする方向の回転力として伝達する伝達手段と、
前記加圧部材にて加圧する記録材の種類および/または枚数に応じて前記回転モータの前記一方向の回転力を制御する制御手段と、
前記加圧部材が前記接触位置に存在するときに回転駆動することにより当該加圧部材との間に挟み込んだ前記記録材を排出する排出部材と、
を備え、
前記制御手段は、前記排出部材の回転駆動動作に応じて前記回転モータの前記一方向の回転力を制御することを特徴とする後処理装置。 - 前記制御手段は、前記排出部材の回転速度が予め定められた回転速度より小さい場合は当該回転速度以上である場合よりも前記回転モータの前記一方向の回転力を小さくすることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
- 前記制御手段は、前記排出部材の回転速度が前記予め定められた回転速度以上である場合には、当該回転速度が大きいほど前記回転モータの前記一方向の回転力を大きくすることを特徴とする請求項1または2に記載の後処理装置。
- 前記排出部材の回転速度は、前記予め定められた回転速度以上となった後、予め定めた期間、当該予め定められた回転速度よりも大きな第2の回転速度にされ、当該予め定めた期間経過後に当該第2の回転速度よりも小さな第3の回転速度にされ、
前記制御手段は、前記回転モータの前記一方向の回転力を、前記排出部材の回転速度が前記第3の回転速度となるのに合わせて、当該排出部材の回転速度が前記第2の回転速度である場合の回転力よりも小さくすることを特徴とする請求項2または3に記載の後処理装置。 - 前記制御手段は、前記加圧部材を前記接触位置から前記退避位置まで移動させる際には前記回転モータを予め定められた回転数だけ他方向に回転させ、その後停止させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の後処理装置。
- 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段にて画像が形成された前記記録材を積載する積載部と、
予め定められた回転軸を中心として前記積載部に積載された前記記録材に接触しない退避位置と接触する接触位置とに回転移動し当該記録材を加圧する加圧部材と、
前記加圧部材の回転軸と直交する方向の軸を中心として回転する回転モータと、
前記回転モータの一方向の回転力を前記加圧部材による加圧力を大きくする方向の回転力として伝達するとともに当該回転モータの他方向の回転力を当該加圧力を小さくする方向の回転力として伝達する伝達手段と、
前記加圧部材にて加圧する記録材の種類および/または枚数に応じて前記回転モータの前記一方向の回転力を制御する制御手段と、
前記加圧部材が前記接触位置に存在するときに回転駆動することにより当該加圧部材との間に挟み込んだ前記記録材を排出する排出部材と、
を備え、
前記制御手段は、前記排出部材の回転駆動動作に応じて前記回転モータの前記一方向の回転力を制御することを特徴とする画像形成システム。
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JP2009160535A JP5532709B2 (ja) | 2009-07-07 | 2009-07-07 | 後処理装置および画像形成システム |
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JP2009160535A Expired - Fee Related JP5532709B2 (ja) | 2009-07-07 | 2009-07-07 | 後処理装置および画像形成システム |
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