JP5532005B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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本発明は、バッテリからの電源供給により動作するマイクロコンピュータの指令に従って負荷を駆動する半導体集積回路装置に関する。
従来より、バッテリで動作するマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)が組み込まれた制御装置(以下、ECUという)の消費電流を低減させるため、マイコンの動作状態を高速動作、低速動作、間欠動作等に切り替えるものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−280783号公報
上記のように、バッテリで動作するECUにおいては、ECUの動作の長時間化、あるいは、バッテリの小型化を狙って、ECUの消費電流の低減が求められている。例えばマイコンの間欠動作(動作と停止との切替)で信号を出力し、LEDを点滅させる場合、マイコンの消費電流の低減が課題となっている。これについて、図3および図4を参照して説明する。
図3は、マイコンによってLEDを点滅させるためのシステムの全体構成図である。この図に示されるように、マイコン80は高速発振子81で生成されたクロック信号に基づいて動作し、マイコン80の信号出力でドライバ82がLED83を駆動するように構成されている。
マイコン80は、図示しないCPU、FLASHROM、RAM等を備え、ROM等に記憶されたプログラムに従ってLED83を点滅させる半導体集積回路装置である。そして、マイコン80はLED83を点滅させるため、Hi/Low(H/L)の信号を交互にドライバ82に出力する。なお、図3では出力線が1本の例が示されている。
高速発振子81は、例えば、数MHzのオーダーのクロック信号を生成する発振子であり、例えば圧電素子により形成されている。ドライバ82は、マイコン80から出力された信号に基づいてLED83を点灯または消灯させる駆動回路である。LED83は例えば12Vの電源が供給されることで点灯する。
上記のような構成において、図4に示されるように、高速発振子81は所定時間毎に高速発振と高速発振停止とを繰り返している。そして、マイコン80は、高速発振子81が高速発振を始めてから一定時間は発振の安定待ちを行い、高速発振子81の発振が安定するとLED83を点滅させる信号の出力を行う(ソフト動作)。すなわち、マイコン80は、ドライバ82へのHiの信号の出力(H出力)またはLowの信号の出力(L出力)を行う。一方、マイコン80は、ソフト動作を行っていない期間は停止し、電流を低消費とするモードになっている(ソフト停止)。
このように、LED83を点滅させる場合、マイコン80はソフト動作とソフト停止とを繰り返しているものの、LED83の点灯から消灯、および、LED83の消灯から点灯の度にソフト動作を行うため、ソフト動作の度にマイコン80およびマイコン80が組み込まれたECUで電流が消費される。したがって、さらなるECUの消費電流の低減が望まれる。なお、低速動作でLED83を点灯/消灯させる場合についても、上記と同様の消費電流低減が望まれる。
なお、上記では、負荷としてLED83の点滅動作の例について説明したが、LED83に限らずマイコン80の間欠動作で負荷を動作させる場合についても同様にマイコン80およびマイコン80が組み込まれたECUの消費電流低減が望まれる。
本発明は上記点に鑑み、バッテリからの電源供給により動作するマイクロコンピュータが負荷をON/OFFさせる場合に、マイクロコンピュータおよびマイクロコンピュータが組み込まれた制御装置の消費電流を低減させることができる半導体集積回路装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、バッテリからの電源供給により高速クロックに基づいて動作するマイクロコンピュータ(40)がパルス出力情報とパルス出力要求を出して、低消費モードで動作を停止した後、パルス出力情報およびパルス出力要求に従って負荷(70)にON/OFFを行わせる半導体集積回路装置であって、当該半導体集積回路装置は、マイクロコンピュータ(40)とは別体で、低速クロックに基づいて動作するパルス出力ICとして構成されており、以下の構成を備えている。
すなわち、マイクロコンピュータ(40)からパルス出力情報を受けて、このパルス出力情報の内容を記憶するパルス出力情報格納手段(55)と、パルス出力情報格納手段(55)に記憶されたパルス出力情報に含まれる負荷(70)の動作条件を入力し、この動作条件に従って負荷(70)にON/OFFを行わせるためのパルス信号を生成するパルス生成手段(56)と、パルス生成手段(56)で生成されたパルス信号を出力することで、パルス信号に従って負荷(70)にON/OFFを行わせる出力手段(58)と、を備えていることを特徴とする。
これによると、マイクロコンピュータ(40)から受けたパルス出力情報とパルス出力要求(RUN/停止)のRUNに従い、負荷(70)のON/OFFを行わせるので、負荷(70)の動作や停止の度にマイクロコンピュータ(40)が動作しなくて済む。また、マイクロコンピュータ(40)はパルス出力要求(RUN/停止)においてHighでRUNを要求した後は動作を停止する。したがって、バッテリからの電源供給により動作するマイクロコンピュータ(40)が負荷(70)にON/OFFを行わせる場合に、マイクロコンピュータ(40)およびマイクロコンピュータ(40)が組み込まれた制御装置の消費電流を低減させることができる。
請求項2に記載の発明では、マイクロコンピュータ(40)からパルス出力要求を受け、このパルス出力要求が解除されるまで、パルス信号の出力を継続して行うことを特徴とする。
このように、マイクロコンピュータ(40)がパルス出力情報と要求を出したことにより、マイクロコンピュータ(40)は負荷(70)をON/OFFさせることができるので、マイクロコンピュータ(40)の動作中における処理負荷を低減することができる。
請求項3に記載の発明では、パルス生成手段(56)は、マイクロコンピュータ(40)が動作の停止前に出した起動制御指令を受けた場合、起動制御指令を受けた後の所定のタイミングでマイクロコンピュータ(40)に起動要求信号を出力することにより、マイクロコンピュータ(40)を低消費モードから動作状態に復帰させることを特徴とする。
これによると、マイクロコンピュータ(40)が低消費モードになったとしても、再びマイクロコンピュータ(40)を動作状態に戻すことができる。このため、マイクロコンピュータ(40)がパルス出力要求の停止で負荷をOFFさせることが可能となる。
請求項4に記載の発明では、バッテリから供給されるバッテリ電源に基づいて動作電源を生成する電源回路(10)から当該動作電源が供給されることで動作する半導体集積回路装置であって、電流能力切替機能付電源回路(10)の電流能力を変化させる電源信号手段(52)を備えている。
そして、パルス生成手段(56)は、マイクロコンピュータ(40)が低消費モードの期間、電源信号手段(52)で電源回路(10)の電流能力を下げさせることを特徴とする。
これによると、マイクロコンピュータ(40)が低消費モードの期間は、マイクロコンピュータ(40)が組み込まれた制御装置の消費電流を低減できるだけでなく、電源回路(10)の消費電流も低減できるので、バッテリの消費電流低減効果を高めることができる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明において、マイクロコンピュータ(40)は、電源回路(10)で生成された動作電源が供給されることで動作するようになっており、パルス生成手段(56)は、マイクロコンピュータ(40)から動作の停止を示す起動制御指令を受けてから第1時間が経過した後に電源信号手段(52)で電源回路(10)の電流能力を下げさせる一方、起動制御指令を受けた後の所定のタイミングでマイクロコンピュータ(40)に起動要求信号を出力する際に当該所定のタイミングに対して第2時間前に電源回路(10)の電流能力を元に戻させることを特徴とする。
これによると、マイクロコンピュータ(40)が完全に停止するまではマイクロコンピュータ(40)に電流能力が大の動作電源が供給されるので、マイクロコンピュータ(40)の動作能力が低下してしまうことを防止できる。また、マイクロコンピュータ(40)が復帰する前にマイクロコンピュータ(40)に電流能力が大の動作電源が供給されるので、マイクロコンピュータ(40)の復帰後の電源電圧の低下を防止することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態に係るパルス出力半導体集積回路装置(以下、ICという)を含んだシステムの全体構成図である。 図1に示されるシステムの動作内容を示したタイミングチャートである。 課題を説明するための図であり、マイコンによってLEDを点滅させるためのシステムの全体構成図である。 図3に示されるマイコンの間欠動作によりLEDを点滅させる動作を説明するためのタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るパルス出力ICを含んだシステムの全体構成図である。当該システムは、例えば、車両でLEDを点滅駆動させるシステムである。
図1に示されるように、システムは、電源回路10と、高速発振子20と、低速発振子30と、マイコン40と、パルス出力IC50(以下、IC50という)と、ドライバ60と、LED70と、を備えて構成されている。
電源回路10は、バッテリ(電源1)から供給されるバッテリ電源に基づいて動作電源(電源2)を生成する電流能力切替機能付電源回路である。バッテリは例えば車載バッテリである。これによると、電源回路10は例えば12Vのバッテリ電圧から5Vの電源電圧を生成する。この電源回路10から供給される動作電源によりマイコン40やIC50が動作する。
高速発振子20は、マイコン40の発振回路が駆動させることで発振する素子である。高速発振子20は例えば数MHzのオーダーで発振するものであり、例えば圧電素子により形成されている。
低速発振子30は、IC50の発振回路が駆動させることで発振する素子である。低速発振子30は例えば数kHzのオーダーで発振するものであり、例えば圧電素子やCR回路等により構成されている。なお、図1では、低速発振子30はIC50の外部に備えられたものが示されているが、低速発振子30はIC50に内蔵されていても良い。
マイコン40は、例えば車両に搭載されるECU等に組み込まれた制御回路装置である。マイコン40は、高速発振子20を発振させて高速クロックを生成し、この高速クロックに従って動作することにより所定の機能を実現する。マイコン40の所定の機能とは、マイコン40に内蔵されたプログラムの内容や、CPU、FLASHROM、RAM、タイマ、アナログとデジタル変換、シリアル通信、入出力等を指す。
そして、マイコン40は、IC50にパルス出力要求指令(RUN/停止)を出すことで、IC50にLED70をON/OFFさせる機能を備えている。LED70の点滅を止める場合は、マイコン40はパルス出力要求を解除(停止)する。ここで、「ON/OFF」とは、LED70を駆動(点灯)と停止(消灯)とを繰り返し行わせる点滅動作である。
IC50は、マイコン40からのパルス出力要求に従って、LED70を点滅動作させる半導体集積回路装置である。このようなIC50は、電源監視回路51と、電源信号回路52と、発振回路53と、送受信回路54と、パルス出力情報格納メモリ55と、タイマ56と、パルス出力状態メモリ57と、出力回路58と、を備えている。
電源監視回路51は、電源回路10で生成された動作電源を監視する回路である。動作電源が投入されたことを検出する電源投入検出機能や、動作電源が所定値よりも低い低電圧になったことを検出する低電圧検出機能を備えている。
そして、電源監視回路51は、IC50に投入される電源電圧が所定値を超えると、リセット信号を電源信号回路52、送受信回路54、パルス出力情報格納メモリ55、タイマ56、および、パルス出力状態メモリ57に出力する。また、電源監視回路51は、IC50に投入された電源電圧が所定値を下回り、再び所定値を超えたことを検出すると、上記と同様にリセット信号を出力する。なお、電源監視回路51はIC50に対して外付けされていても良い。
電源信号回路52は、電源回路10の電流能力を変化させる回路である。具体的に、電源信号回路52は、電源監視回路51の上記の電源監視検出時や、マイコン40の起動要求時に電源回路10の電流能力を大きく設定する。また、電源信号回路52は、マイコン40の低消費モード時に電源回路10の電流能力を小さく設定する。
発振回路53は、低速発振子30を発振させて低速クロックを生成する回路である。発振回路53は、生成した低速クロックを電源信号回路52、送受信回路54、および、タイマ56に出力する。
送受信回路54は、マイコン40との通信を行うための回路である。マイコン40とIC50とはシリアル通信(同期式のCS、CK、SOUT、SIN)で接続されており、マイコン40でIC50が制御されるようになっている。送受信回路54は、マイコン40から受信した信号をパルス出力情報格納メモリ55に出力して記憶させる。なお、上記外のシリアル通信(例,非同期のCS、SOUT、SIN)で接続できる送受信回路でも良い。
パルス出力情報格納メモリ55は、送受信回路54を介してマイコン40の信号を受信し、その内容を記憶する記憶手段である。また、パルス出力情報格納メモリ55は、マイコン40からパルス出力情報を受けて、このパルス出力情報の内容を記憶すると共に、その内容をタイマ56に出力する。なお、RUN/停止のRUNが上記の出力情報でLED70を点滅させる指令である。また、RUN/停止の停止がLED70の点滅を止めさせる指令である。
パルス出力情報には、LED70を点滅動作させるためのパルス信号の周期やduty、パルス信号の出力回数、duty反転前の出力レベル、起動タイミング(回数、時間)、電源信号タイミング(第1時間、第2時間)等の点滅の動作条件の内容が含まれている。
なお、「duty反転前の出力レベル」とは、LED70の点滅動作の開始時が消灯(Low)から開始するのか、点灯(Hi)から開始するのか、を指示する内容である。また、「起動タイミング(回数、時間)」は、IC50がマイコン40からRUNを受けてから何パルス後の周期のどの時間が経過した後にマイコン40を低消費モードの状態から復帰させるのかを示す内容である。さらに、「電源信号タイミング」は、マイコン40の低消費モード後や復帰前のどのタイミングで電源回路10の電流能力を変化させるのかを示す内容である。
タイマ56は、低速クロックを用いてカウントを行うものであり、パルス出力やパルス出力の回数のカウント、マイコン40への起動出力等を行う。「パルス出力」とは、パルス出力情報格納メモリ55に記憶されたパルス出力情報に含まれるLED70の上記の動作条件をタイマ56が入力し、この動作条件に従ってLED70に点滅動作を行わせるためのパルス信号を生成して出力回路58に出力する機能である。
パルス出力状態メモリ57は、タイマ56のパルス出力の出力中または出力停止の記憶やパルス出力の出力回数の記憶を行う記憶手段である。パルス出力状態メモリ57は、記憶内容を送受信回路54に送信し、送受信回路54を経由してマイコン40に送信する。これにより、マイコン40はIC50の出力状態を通信で確認することができる。
出力回路58は、タイマ56で生成されたパルス信号をドライバ60に出力する回路である。
そして、ドライバ60は、IC50の出力回路58が出力したパルス信号に従ってLED70を点滅動作する駆動回路である。なお、ドライバ60はIC50に内蔵されていても良い。LED70は、ドライバ60によって駆動されることで点滅動作する負荷である。
以上が、マイコン40で制御するIC50およびIC50を含んだシステムの全体構成図である。図1に示される構成は、例えばLED70を除いた部分がECUとして構成される。
次に、図1に示されるシステムにおいて、マイコン40がIC50を制御することで、IC50にLED70を点滅動作させる作動について、図2のタイミングチャートを参照して説明する。
まず、時点T1において電源回路10からマイコン40やIC50に動作電源(電源2)が供給されると、マイコン40およびIC50が起動する。これにより、マイコン40では、高速発振子20の高速発振が安定するまで発振安定待ちの状態となり、高速発振が安定するとマイコン40は動作を開始する。
また、低速発振子30が低速発振を開始し、これによりIC50も動作を開始する。そして、IC50では、電源監視回路51が電源投入を検出し、リセット信号を電源信号回路52、送受信回路54、パルス出力情報格納メモリ55、タイマ56、および、パルス出力状態メモリ57に出力してリセットさせる。リセットは所定時間後に解除される。
この後、マイコン40の動作が開始すると、マイコン40とIC50との間で通信すなわちデータの送受信が行われる。
時点T1〜T2では、マイコン40がIC50に対してLED70を点滅動作させるパルス出力情報を送信する。これにより、IC50はこのパルス出力情報の内容をパルス出力情報格納メモリ55に記憶する。そして、時点T2で、マイコン40がRUN/停止にHighを出力すると、タイマ56はパルス出力情報格納メモリ55に格納された点滅動作の動作条件に従ってパルス信号を生成し、出力回路58を介してドライバ60に出力する。これにより、ドライバ60はパルス信号に従ってLED70を点滅動作させる。
例えば、パルス信号のduty反転前の出力レベルがHiであるとすると、図2に示されるように出力回路58から出力されるパルス信号の出力レベルはHiであるので、LED70の点滅動作は点灯からスタートする。
そして、図2に示されるように、時点T2でマイコン40がRUN/停止にHighを出力すると、この指令を受けたIC50はマイコン40がRUN/停止にLowを出力するまでパルス信号の生成を継続して行う。すなわち、マイコン40は、一度、LED70を点滅動作させるためのRUNを出力すると、LED70を点滅動作させるための処理を行わずに済む。このため、マイコン40がRUNを出力したことにより、マイコン40は動作を停止していなくてもIC50にLED70の点滅動作を行わせることができるので、マイコン40の動作中における処理負荷(ソフト負荷)が低減する。
時点T3では、マイコン40がIC50のタイマ56に対して起動制御でHigh(指令)を出す。この起動制御指令は、マイコン40の動作が低消費モードとなるので、IC50にマイコン40を復帰(起動)させるための指令である。したがって、起動制御指令には、当該起動制御指令がタイマ56に入力されてからのLED70の点灯の回数や一定時間経過後の起動タイミングの情報が含まれている。図2では、例えば、起動制御指令がタイマ56に出されてからLED70の4回目の点灯時において、当該4回目の点灯開始後の所定時間後を起動タイミング(時点T5)とする。
このように、時点T3後にマイコン40が低消費モードになると、マイコン40はLED70を点滅させる度に動作する必要がないので、マイコン40およびECUの消費電流を低減することができる。
一方、タイマ56は、起動制御指令に従って、時点T3からパルス信号のパルスのカウントを開始する。
なお、時点T3後にマイコン40の動作が低消費モードになると、マイコン40とIC50との通信も停止する。
時点T5では、起動タイミングに達したので、タイマ56はマイコン40を低消費モードから動作状態に復帰させるための起動要求でHigh(起動)をマイコン40に出力する。これにより、マイコン40が低消費モードだったとしても、時点T5でマイコン40を低消費モードから動作状態に復帰させることができる。マイコン40は高速発振子20の高速発振が安定した後、時点T6で起動制御をLowで解除する。
もちろん、時点T5では未だマイコン40のRUN/停止のHigh(RUN)が解除されていないので、IC50はLED70の点滅動作を継続して行っている。
この後、時点T7でマイコン40およびIC50に供給されていた動作電源(電源2)の電源電圧が所定値を下回ると、時点T1と同様に、IC50の電源監視回路51が電源投入を検出するので、IC50がリセットされる。マイコン40も同様にリセットされる。電源電圧低下で、低速発振子30も動作を停止する。
そして、時点T7でマイコン40がリセットされるので、マイコン40がIC50に出していたRUN/停止がLowとなる。これにより、IC50の出力回路58の出力はLowとなり、LED70の点滅動作も停止する。
時点T8で電源電圧が所定値を超えてリセットが解除されると、上記の時点T1以降と同様の動作が行われる。
なお、図2では動作電源(電源2)の電源電圧の低下によって、RUN/停止がLowとなる例について示しているが、マイコン40がIC50に出していたRUN/停止をLowにすることでLED70の点滅動作を停止させることが通常である。
続いて、マイコン40が低消費モードの期間、IC50においてタイマ56が電源信号回路52に電源回路10の電流能力を下げさせる作動について説明する。
上述のように、時点T3でマイコン40がIC50に起動制御のHighを出すと、この後にマイコン40の動作は低消費モードとなる。したがって、マイコン40が低消費モードの期間、電源信号回路52に電源回路10の電流能力を下げさせる。
具体的には、タイマ56は、時点T3でマイコン40から起動制御のHighを受けてから第1時間経過後に電源信号回路52に電源回路10の電流能力を下げさせる。つまり、電源信号回路52は、時点T3から第1時間経過後に電源回路10の電流能力を下げる。これは、マイコン40が低消費モードとなる前に電源回路10の電流能力を下げてしまうと、マイコン40の電源電圧が低下してしまうので、これを防止するためにマイコン40が低消費モードとなるまで(つまり、時点T3後、第1時間経過するまで)は電源回路10の電流能力を下げずにマイコン40に安定した動作電源を供給する。なお、時点T3から第1時間経過後のタイミング(時点T4)が電流能力を小さくする電源信号タイミングである。
続いて、タイマ56が起動制御のHighを受けた後の起動タイミング(時点T5)でマイコン40に起動要求でHighを出力する際に、タイマ56は電源信号回路52に当該起動タイミングに対して第2時間前に電源回路10の電流能力を元に戻させる。つまり、電源信号回路52は、時点T5から第2時間前に電源回路10の電流能力を第2時間前の電流能力よりも大きくする。これは、上記とは逆に、マイコン40が復帰する前にマイコン40に安定した動作電源を供給できないという事態を防止するためである。これにより、マイコン40の復帰前にマイコン40に対して安定した動作電源が供給され、マイコン40の復帰後の電源電圧の低下を防止することができる。なお、時点T5から第2時間前のタイミングが電流能力を大きくする電源信号タイミングである。
このように、マイコン40が低消費モードとなった後に電源回路10の電流能力を下げることで、電源回路10の消費電流を低減でき、バッテリの消費電流低減効果を高めることができる。
以上説明したように、LED70を点滅動作させるに際し、この点滅動作をマイコン40が単体で実現するのではなく、マイコン40が低消費モードとなったときにも動作するIC50によってLED70の点滅動作を実現することが特徴となっている。
すなわち、上述のように、IC50がマイコン40から受けたパルス出力情報とRUN/停止のHighに従ってLED70の点滅動作を行っているので、LED70の点灯や消灯の度にマイコン40が動作しなくて済む。このため、マイコン40の動作中にマイコン40の負荷処理が低減し、ひいてはマイコン40およびECUの消費電流を低減することができる。
また、マイコン40は、一度、RUN/停止でHighを出力した後はIC50がLED70の点滅動作を継続して行うので、マイコン40が低消費モードになっても、または低消費モードにならなくても、LED70の点滅動作を継続することができる。したがって、マイコン40が低消費モードとならない場合はマイコン40の処理負荷を低減でき、マイコン40が低消費モードとなった場合はマイコン40およびECUの消費電流を低減することができる。
以上のように、マイコン40がLED70に点滅動作を行わせる場合に、この点滅動作をIC50に行わせることで、マイコン40およびマイコン40が組み込まれたECUの消費電流を低減させることができる。
そして、IC50については、低速発振子30の低速発振に基づいて動作させているので、消費電流を少なくできる低速クロックでIC50を動作させることができる。
さらに、マイコン40が低消費モードの期間は、IC50が電源回路10の電流能力を下げているので、マイコン40の消費電流だけでなく、電源回路10の消費電流も低減できる。したがって、ECU全体の消費電流の削減効果を高めることができる。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、パルス出力情報格納メモリ55が特許請求の範囲の「パルス出力情報格納手段」に対応し、タイマ56が特許請求の範囲の「パルス生成手段」に対応する。また、出力回路58が特許請求の範囲の「出力手段」に対応し、電源信号回路52が特許請求の範囲の「電源信号手段」に対応する。さらに、起動タイミングが特許請求の範囲の「所定のタイミング」に対応し、LED70が特許請求の範囲の「負荷」に対応する。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示されたIC50の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明の特徴を含んだ他の構成とすることもできる。
また、上記では車両のLED70を点滅駆動させるシステムを例に説明したが、これは一例であり、車載に限らず、負荷の駆動と停止とを繰り返すものに適用することができる。もちろん、負荷についてもLED70に限らず、他の電子部品や電子機器でも良い。
10 電源回路
40 マイクロコンピュータ
50 パルス出力IC
52 電源信号回路(電源信号手段)
55 パルス出力情報格納メモリ(パルス出力情報格納手段)
56 タイマ(パルス生成手段)
58 出力回路(出力手段)
70 LED(負荷)

Claims (5)

  1. バッテリからの電源供給により高速クロックに基づいて動作するマイクロコンピュータ(40)がパルス出力情報とパルス出力要求を出して、低消費モードで動作を停止した後、前記パルス出力情報および前記パルス出力要求に従って負荷(70)にON/OFFを行わせる半導体集積回路装置であって、
    当該半導体集積回路装置は、前記マイクロコンピュータ(40)とは別体で、低速クロックに基づいて動作するパルス出力ICとして構成されており、
    前記マイクロコンピュータ(40)から前記パルス出力情報を受けて、このパルス出力情報の内容を記憶するパルス出力情報格納手段(55)と、
    前記パルス出力情報格納手段(55)に記憶された前記パルス出力情報に含まれる前記負荷(70)の動作条件を入力し、この動作条件に従って前記負荷(70)にON/OFFを行わせるためのパルス信号を生成するパルス生成手段(56)と、
    前記パルス生成手段(56)で生成された前記パルス信号を出力することで、前記パルス信号に従って前記負荷(70)にON/OFFを行わせる出力手段(58)と、を備えていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 前記パルス生成手段(56)は、前記マイクロコンピュータ(40)から前記パルス出力要求を受け、このパルス出力要求が解除されるまで、前記パルス信号の出力を継続して行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記パルス生成手段(56)は、前記マイクロコンピュータ(40)が動作の停止前に出した起動制御指令を受けた場合、前記起動制御指令を受けた後の所定のタイミングで前記マイクロコンピュータ(40)に起動要求信号を出力することにより、前記マイクロコンピュータ(40)を低消費モードから動作状態に復帰させることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記バッテリから供給されるバッテリ電源に基づいて動作電源を生成する電流能力切替機能付電源回路(10)から当該動作電源が供給されることで動作する半導体集積回路装置であって、
    前記電源回路(10)の電流能力を変化させる電源信号手段(52)を備えており、
    前記パルス生成手段(56)は、前記マイクロコンピュータ(40)が低消費モードの期間、前記電源信号手段(52)で前記電源回路(10)の電流能力を下げさせることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記マイクロコンピュータ(40)は、前記電源回路(10)で生成された前記動作電源が供給されることで動作するようになっており、
    前記パルス生成手段(56)は、前記マイクロコンピュータ(40)から動作の停止を示す起動制御指令を受けてから第1時間が経過した後に前記電源信号手段(52)で前記電源回路(10)の電流能力を下げさせる一方、前記起動制御指令を受けた後の所定のタイミングで前記マイクロコンピュータ(40)に起動要求信号を出力する際に当該所定のタイミングに対して第2時間前に前記電源回路(10)の電流能力を元に戻させることを特徴とする請求項4に記載の半導体集積回路装置。
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