JP5531484B2 - 替芯容器 - Google Patents
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Description
可動部が多いが故に、芯排出部の直立状態時、或いは、芯排出部の横倒状態時に、その芯排出部が僅かに振れてしまうのである。特に、使用上の問題はないが、一旦、気にし出してしまうと、前記の芯排出部の振れが違和感となってしまっていた。
そして、副的な効果としては、芯排出部を直立状態にさせる際の操作感、或いは、芯排出部を横倒状態にさせる際の操作感にメリハリが発生し、直立状態や横倒状態を前記の操作感で認識することができる。
尚、参照符号7は、溝6内に複数個所(図中は17ケ所で示しているが複数乃至多数であればよい)形成した突起である。該突起7の形成理由は、芯との接触面積を小さくなすことにより、使用時(シャープペンシルの芯タンクへの芯補充時)本体内に生じた静電気による本体側壁と芯との付着を極力防止するためである。又、成型時におけるひけ並びに曲がりをも防止している。
また、参照符号8、8a、8bは、前記側壁5に形成された取付部である。具体的に説明すると、本体1の側壁2には、前記側壁5の取付部8、8a、8bが係合する穴2b、2c、2dが形成されており、この穴2b、2c、2dに前記側壁5の取付部8、8a、8bを凹凸係合することにより側壁5が本体1に取り付けられている。しかし、ピン等を用いて本体1に側壁5を係合取り付けしても良い。
尚、穴2b、2c、2dの何れかひとつの穴を真円にして他の2穴を長円に形成しておけば、側壁5の長手寸法のばらつきにも対応できるし、又、本体1への側壁5の組立性も向上する。
参照符号9は、横断面中空状の突出部であるが、この突出部9の目的については後述する。
前記蓋体10の本体1への取付手段も、本例(図中)においては、リンク機構13に突起13aを設け、側壁2に穴2aを設け、この突起13aと穴2aを凹凸嵌合することにより本体1に取り付けている。
ここで、突起13aの高さは、穴2aの深さ(側壁2の厚み寸法)よりも低く、例えば、2分の1以下に設定してある。穴2aへの突起13aの組立が容易になると共に、後述する開蓋の状態で蓋体10の先端に不慮の外力が加えられた際でも穴2aから突起13aが外れることができるので、この部分の破壊防止にもなる(勿論、通常の使用状態では外れることのないよう所要の嵌合力を有している)。更に、穴2aは、蓋体10の開閉時にかかる負荷を考慮して、よりスムーズな開閉作動となるよう、突起13aよりも若干大きくして、ガタつきの大きさを適宜設定してもよい。
尚、突起13aの代わりにピン等を用いて蓋体10と本体1を取り付けてもよい。尚、蓋体10を本体1に取り付けた際、リンク機構13の右方端部は本体1の外周面より外方に突出し操作部16となる。本実施例では、閉蓋の状態では、蓋体10の操作部16のみを本体1の外周面より外方に突出させ、他の部分は、本体1の外周面の内方に収まるよう蓋体の各部分を形成したが、必ずしも他の部分のすべてを本体1の外周面の内方に収めず、一部を外方に突出させてもよい。
前記ヒンジ部14およびヒンジ部15は薄肉の平板状(ベルト状)に形成されており、ヒンジ部の端14a、15aおよびヒンジ部の他端14b、15bがそれぞれ屈曲自在であると共に、ヒンジ部の端14a、15aからヒンジ部の他端14b、15bに至るヒンジ部14、15の薄肉平板(ベルト)の全体が屈曲自在になっている。即ち、ヒンジ部14およびヒンジ部15はその屈曲の位置と方向が自在になっている。
尚、蓋体10の、ヒンジ部14からヒンジ部15に至るリンク部12aの長さと、ヒンジ部15からリンク機構13の突起13aに至るリンク部13bの長さと、又、蓋体10の、前記両リンク部12a、13bを接続する前記ヒンジ部15がヒンジ部14に対する位置および前記リンク機構13の突起13aに対する位置は、芯排出部12が直立状態の時はヒンジ部15を上方に付勢して芯排出部12と替芯通路11とを真っ直ぐな連通状態に保てるよう、又、芯排出部が水平状態(横倒状態)の時はヒンジ部15を下方に付勢して閉蓋の状態を確実に保てるようにトグル機構による開蓋、閉蓋の付勢荷重を考慮して適宜設定されている。
尚、本体1の材質としては、合成樹脂や金属が好ましく、又、側壁5並びに蓋体10も合成樹脂が好ましいが、金属や硬質のゴムであってもよい。
更に、操作部16を下方に移動すると、ヒンジ部14からヒンジ部15に至るリンク部12aとリンク部13bが徐々に一直線状になる。この時、これら2辺のリンク長さの和が、前記ヒンジ部14とリンク機構13の突起13aとの距離よりも僅かに長く設定されているので、しかも、ヒンジ部14の端部よりも操作部16の回転中心である突起13aが上方に位置しているため、前記ヒンジ部14とリンク機構13の突起13aを結ぶ直線上をヒンジ部15が通過しようとする際、トグル作用により回動の抵抗荷重が発生する。そして、その抵抗荷重により、操作部16の下方移動が僅かに重くなるが、ヒンジ部14、15および側壁5の上方の弾性変形と相俟って前記ヒンジ部14と前記リンク機構13の突起13aを結ぶ直線上を(即ち前記抵抗荷重の最大値のポイントを)乗り越え、通過する。ここで更に、操作部16を下方に移動すると、芯排出部12が更に回動し、直立状態(図9参照)となるが、最大値のポイントを乗り越えた段階で、操作部16の下方への移動操作をやめても、前記トグル作用によって芯排出部12は直立状態となり得る。この際、側壁5の溝6と芯排出部12の替芯通路11とは連通状態となっている(図7参照)。
尚、中空状の突出部9は、シャープペンシルの芯タンク内に本体1内の芯Lを補充する際に、一度に芯排出部12の替芯通路11に芯Lが排出されないようにするための規制(調整)用として機能するものである(図2、図3参照)。
次いで、不使用状態であるが、前記操作部16を上方に向けて押圧しても良く、或いは、芯排出部12を、直接、下方に向けて倒し込んでもでも良い。前述したように、前記ヒンジ部14とリンク機構13の突起13aとの距離よりも僅かに長く設定されているので、しかも、ヒンジ部14の端部よりも操作部16の回転中心である突起13aが上方に位置しているため、芯排出部12は確実に倒れ込み、その倒れ込んだ状態が維持される。
2 側壁
3 天板部
4 横側壁
5 側壁
6 溝
7 突起
8 取付部
9 突出部
10 蓋部
11 替芯通路
12 芯排出部
13 リンク機構
14 第1の可動部
15 第2の可動部
16 操作部
Claims (1)
- 替芯通路を有し、この替芯通路と本体内とを、直立状態にて連通して横倒状態にて閉蓋する芯排出部を、本体に対する接続部である第1の可動部を支点として回動可能となすと共に、芯排出部に対する接続部である第2の可動部と、操作部とを有するリンク機構を、第2の可動部が芯排出部の第1の可動部近傍に接続し、操作部の移動によって、第2の可動部が、第1の可動部を超えて上・下位置に移動することによって、芯排出部を回動させて、その直立状態と横倒状態とを切り換えてなる替芯容器であって、前記本体の横断面は、対向する側壁と横側壁からなるコの字型を有し、その横側壁の内面には、凹凸部が形成されており、また、前記本体には、前記対向する側壁に係合され、かつ、前記横側壁に対向する側壁が設けられ、その横側壁に対向する側壁に第1の可動部が接続され、その第1の可動部に前記芯排出部が接続されており、さらに、前記操作部の回転中心を第1の可動部の端部よりも上方に位置させた替芯容器。
Priority Applications (1)
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JP2009176408A JP5531484B2 (ja) | 2009-07-29 | 2009-07-29 | 替芯容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009176408A JP5531484B2 (ja) | 2009-07-29 | 2009-07-29 | 替芯容器 |
Publications (2)
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JP2011025636A JP2011025636A (ja) | 2011-02-10 |
JP5531484B2 true JP5531484B2 (ja) | 2014-06-25 |
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Family Applications (1)
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2009
- 2009-07-29 JP JP2009176408A patent/JP5531484B2/ja not_active Expired - Fee Related
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