ところで、特許文献1の図1に記載された車両用灯具では、基板を支持するためのブラケットが設けられているものの、そのブラケットが、基板の実装部を隔てて電力供給端子部の反対側に配置されている。つまり、特許文献1の図1に記載された車両用灯具では、ブラケットによって基板の実装部が支持されているものの、基板の電力供給端子部はブラケットによって支持されていない。
そのため、特許文献1の図1に記載された車両用灯具では、コネクタの雌型端子部が基板の電力供給端子部の雄型端子部に強い力で差し込まれると、基板の電力供給端子部が変形してしまうおそれがある。
前記問題点に鑑み、本発明は、コネクタの雌型端子部が基板の電力供給端子部の雄型端子部に差し込まれる時に基板の電力供給端子部が変形してしまうおそれを低減することができる車両用灯具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、少なくとも第1発光素子光源(1c)と第2発光素子光源(1e)とを有し、第1発光素子光源(1c)および第2発光素子光源(1e)を実装するための金属製の基板(2a)を有し、基板(2a)を複数箇所で概略90°折り曲げて階段状にすることによって、第1発光素子光源(1c)を実装するための第1実装部(2a05)と、第1実装部(2a05)に隣接しかつ第1実装部(2a05)に概略直交する連結部(2a06)と、連結部(2a06)に隣接しかつ第1実装部(2a05)に概略平行な第2発光素子光源(1e)を実装するための第2実装部(2a07)と、第1実装部(2a05)に隣接しかつ第1実装部(2a05)に概略直交する電力供給端子部(2a21)とを基板(2a)に形成し、電力供給端子部(2a21)の雄型端子部(2a21a)に対してコネクタ(7)の雌型端子部(7a)を第1実装部(2a05)に概略平行な向きに差し込むことにより、基板(2a)とコネクタ(7)とが電気的に接続されるように構成された車両用灯具(100)において、少なくとも1個の熱かしめ用穴(2a05c)を基板(2a)の第1実装部(2a05)に形成し、基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)から最も近い位置に位置する熱かしめ用穴(2a05c)を、接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)よりもコネクタ差し込み方向上流側に配置し、樹脂材料の成形によって形成される、基板(2a)を支持するためのブラケット(3)を設け、基板(2a)の電力供給端子部(2a21)をブラケット(3)の貫通穴(3a)に挿入し、ブラケット(3)の貫通穴(3a)を隔てて基板(2a)の第1実装部(2a05)の反対側に基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の雄型端子部(2a21a)を配置すると共に、第1実装部(2a05)と雄型端子部(2a21a)とを接続する接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)と貫通穴(3a)のコネクタ差し込み方向下流側の内壁面(3a1)とを隣接させた状態で、熱かしめによってブラケット(3)に対して基板(2a)を接合することを特徴とする車両用灯具(100)が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、少なくとも第1発光素子光源(1c)と第2発光素子光源(1e)とを有し、第1発光素子光源(1c)および第2発光素子光源(1e)を実装するための金属製の基板(2a)を有し、基板(2a)を複数箇所で概略90°折り曲げて階段状にすることによって、第1発光素子光源(1c)を実装するための第1実装部(2a05)と、第1実装部(2a05)に隣接しかつ第1実装部(2a05)に概略直交する連結部(2a06)と、連結部(2a06)に隣接しかつ第1実装部(2a05)に概略平行な第2発光素子光源(1e)を実装するための第2実装部(2a07)と、第1実装部(2a05)に隣接しかつ第1実装部(2a05)に概略直交する電力供給端子部(2a21)とを基板(2a)に形成し、電力供給端子部(2a21)の雄型端子部(2a21a)に対してコネクタ(7)の雌型端子部(7a)を第1実装部(2a05)に概略平行な向きに差し込むことにより、基板(2a)とコネクタ(7)とが電気的に接続されるように構成された車両用灯具(100)において、少なくとも1個の熱かしめ用穴(2a05c)を基板(2a)の第1実装部(2a05)に形成し、基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)から最も近い位置に位置する熱かしめ用穴(2a05c)よりも、接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)から離れている位置に第1発光素子光源(1c)を配置し、基板(2a)を支持するためのブラケット(3)を設け、基板(2a)の電力供給端子部(2a21)をブラケット(3)の貫通穴(3a)に挿入し、ブラケット(3)の貫通穴(3a)を隔てて基板(2a)の第1実装部(2a05)の反対側に基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の雄型端子部(2a21a)を配置すると共に、第1実装部(2a05)と雄型端子部(2a21a)とを接続する接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)と貫通穴(3a)のコネクタ差し込み方向下流側の内壁面(3a1)とを隣接させた状態で、ブラケット(3)に対して基板(2a)を接合することを特徴とする車両用灯具(100)が提供される。
請求項1に記載の車両用灯具(100)では、少なくとも第1発光素子光源(1c)と第2発光素子光源(1e)とが設けられている。また、第1発光素子光源(1c)および第2発光素子光源(1e)を実装するための金属製の基板(2a)が設けられている。更に、基板(2a)を複数箇所で概略90°折り曲げて階段状にすることによって、第1発光素子光源(1c)を実装するための第1実装部(2a05)と、第1実装部(2a05)に隣接しかつ第1実装部(2a05)に概略直交する連結部(2a06)と、連結部(2a06)に隣接しかつ第1実装部(2a05)に概略平行な第2発光素子光源(1e)を実装するための第2実装部(2a07)と、第1実装部(2a05)に隣接しかつ第1実装部(2a05)に概略直交する電力供給端子部(2a21)とが、基板(2a)に形成されている。
また、請求項1に記載の車両用灯具(100)では、電力供給端子部(2a21)の雄型端子部(2a21a)に対してコネクタ(7)の雌型端子部(7a)を第1実装部(2a05)に概略平行な向きに差し込むことにより、基板(2a)とコネクタ(7)とが電気的に接続されている。
つまり、請求項1に記載の車両用灯具(100)では、コネクタ(7)の雌型端子部(7a)が基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の雄型端子部(2a21a)に差し込まれる時に、コネクタ(7)の雌型端子部(7a)が第1実装部(2a05)に概略直交する向きに差し込まれるのではなく、コネクタ(7)の雌型端子部(7a)が第1実装部(2a05)に概略平行な向きに差し込まれる。
そのため、請求項1に記載の車両用灯具(100)によれば、コネクタ(7)の雌型端子部(7a)が基板(2a)の第1実装部(2a05)に概略直交する向きに差し込まれるのに伴って、基板(2a)の第1実装部(2a05)が変形してしまい、基板(2a)の第1実装部(2a05)に実装された第1発光素子光源(1c)の光軸がずれてしまう事態を回避することができる。
また、請求項1に記載の車両用灯具(100)によれば、コネクタ(7)の雌型端子部(7a)が基板(2a)の第1実装部(2a05)に概略直交する向きに差し込まれる場合に第1実装部(2a05)の変形防止のために用いられる第1実装部保護用冶具の必要性を排除することができる。
更に、請求項1に記載の車両用灯具(100)によれば、コネクタ(7)の雌型端子部(7a)が基板(2a)の第1実装部(2a05)に概略直交する向きに差し込まれる場合よりも、基板(2a)の第1実装部(2a05)に概略直交する向きにコネクタ(7)の雌型端子部(7a)およびリード線部(7b)が占有する空間を小さくすることができる。
詳細には、請求項1に記載の車両用灯具(100)では、基板(2a)を支持するためのブラケット(3)が設けられている。また、基板(2a)の電力供給端子部(2a21)がブラケット(3)の貫通穴(3a)に挿入されている。更に、ブラケット(3)の貫通穴(3a)を隔てて基板(2a)の第1実装部(2a05)の反対側に基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の雄型端子部(2a21a)を配置すると共に、基板(2a)の第1実装部(2a05)と雄型端子部(2a21a)とを接続する接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)とブラケット(3)の貫通穴(3a)のコネクタ差し込み方向下流側の内壁面(3a1)とを隣接させた状態で、ブラケット(3)に対して基板(2a)が接合されている。
つまり、請求項1に記載の車両用灯具(100)では、基板(2a)の第1実装部(2a05)と雄型端子部(2a21a)とを接続する接続部(2a21b)が、ブラケット(3)の貫通穴(3a)内に配置されている。更に、基板(2a)の接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)と、ブラケット(3)の貫通穴(3a)のコネクタ差し込み方向下流側の内壁面(3a1)とが隣接せしめられている。
そのため、請求項1に記載の車両用灯具(100)では、コネクタ(7)の雌型端子部(7a)が基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の雄型端子部(2a21a)に強い力で差し込まれ、基板(2a)の電力供給端子部(2a21)が変形しそうになっても、基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)がブラケット(3)の貫通穴(3a)のコネクタ差し込み方向下流側の内壁面(3a1)に突き当たることにより、基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の変形が抑制される。
つまり、請求項1に記載の車両用灯具(100)によれば、コネクタ(7)の雌型端子部(7a)が基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の雄型端子部(2a21a)に差し込まれる時に基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)が突き当たるための部材が設けられていない場合よりも、基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の変形を抑制することができる。
その結果、請求項1に記載の車両用灯具(100)によれば、コネクタ(7)の雌型端子部(7a)が基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の雄型端子部(2a21a)に差し込まれる時に基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)が突き当たるための部材が設けられていない場合よりも、基板(2a)の電力供給端子部(2a21)に隣接する第1実装部(2a05)が変形し、基板(2a)の第1実装部(2a05)に実装された第1発光素子光源(1c)の光軸がずれてしまうおそれを低減することができる。
請求項1に記載の車両用灯具(100)では、樹脂材料の成形によってブラケット(3)が形成されている。また、少なくとも1個の熱かしめ用穴(2a05c)が基板(2a)の第1実装部(2a05)に形成されている。更に、基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)から最も近い位置に位置する熱かしめ用穴(2a05c)が、接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)よりもコネクタ差し込み方向上流側に配置されている。更に、熱かしめによってブラケット(3)に対して基板(2a)が接合されている。
つまり、請求項1に記載の車両用灯具(100)では、基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)から最も近い位置に位置する熱かしめ用穴(2a05c)が、接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)よりもコネクタ差し込み方向上流側に配置されているため、コネクタ(7)の雌型端子部(7a)が基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の雄型端子部(2a21a)に差し込まれる時に、基板(2a)の第1実装部(2a05)のうち、電力供給端子部(2a21)の接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)から最も近い位置に位置する熱かしめ用穴(2a05c)と、電力供給端子部(2a21)の接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)との間の部分に対し、圧縮力がかかるのではなく、引張力がかかる。
そのため、請求項1に記載の車両用灯具(100)によれば、コネクタ(7)の雌型端子部(7a)が基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の雄型端子部(2a21a)に差し込まれる時に基板(2a)の第1実装部(2a05)が座屈してしまうおそれを低減することができる。
詳細には、請求項1に記載の車両用灯具(100)によれば、基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)から最も近い位置に位置する熱かしめ用穴(2a05c)が接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)よりもコネクタ差し込み方向下流側に配置されている場合よりも、コネクタ(7)の雌型端子部(7a)が基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の雄型端子部(2a21a)に差し込まれる時に基板(2a)の第1実装部(2a05)が座屈してしまうおそれを低減することができる。
請求項2に記載の車両用灯具(100)では、基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)から最も近い位置に位置する熱かしめ用穴(2a05c)よりも、接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)から離れている位置に第1発光素子光源(1c)が配置されている。
そのため、請求項2に記載の車両用灯具(100)によれば、基板(2a)の電力供給端子部(2a21)の接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)から最も近い位置に位置する熱かしめ用穴(2a05c)よりも、接続部(2a21b)のコネクタ差し込み方向下流側の端部(2a21b1)から近い位置に第1発光素子光源(1c)が配置されている場合よりも、基板(2a)の第1実装部(2a05)に実装された第1発光素子光源(1c)の光軸がずれてしまうおそれを低減することができる。
以下、本発明の車両用灯具の第1の実施形態について説明する。図1はアウターレンズ(図示せず)を取り外した状態における第1の実施形態の車両用灯具100を左前側かつ上側から見た斜視図である。詳細には、図1は第1の実施形態の車両用灯具100のハウジング100a内にランプユニット10が収容された状態を車両用灯具100の左前側かつ上側から見た斜視図である。図2は図1に示すランプユニット10の一部を構成する基板2a,2bの分解斜視図である。図3は図2に示す基板2a,2bが互いに接合された状態を左前側かつ上側から見た斜視図である。図4は図3に示す基板2a,2bに対して発光素子光源1a,…,1oを実装することにより構成される組立体2abを左前側かつ上側から見た斜視図である。図5は図4に示す組立体2abを右後側かつ上側から見た斜視図である。
図6は図1に示すランプユニット10の一部を構成するブラケット3を右後側かつ上側から見た斜視図である。図7は本発明の要部を示す斜視図である。詳細には、図7は図2〜図5に示す基板2aの電力供給端子部2a21が図6に示すブラケット3の貫通穴3aに挿入され、電力供給端子部2a21の接続部2a21bの端部2a21b1と貫通穴3aの内壁面3a1とが隣接せしめられた状態を右後側かつ上側から見た斜視図である。図8は図7に示す電力供給端子部2a21の雄型端子部2a21aに対してコネクタ7の雌型端子部7aが差し込まれた状態を右後側かつ上側から見た斜視図である。図9は図1に示すランプユニット10を構成するブラケット3、組立体2ab、インナーレンズ4、エクステンション5およびインナーレンズ6を左前側かつ上側から見た分解斜視図である。図10はランプユニット10を左前側かつ上側から見た斜視図である。図11はランプユニット10を右後側かつ上側から見た斜視図である。
第1の実施形態の車両用灯具100では、図1に示すように、車両用灯具100のハウジング100a内にランプユニット10(図9、図10および図11参照)が収容されている。更に、第1の実施形態の車両用灯具100では、例えば樹脂材料の成形によって形成されたブラケット3(図6、図9および図11参照)と、後で詳細に説明する組立体2ab(図4、図5および図9参照)と、例えば透光性樹脂材料の成形によって形成されたインナーレンズ4(図9参照)と、例えば樹脂材料の成形によって形成されたエクステンション5(図9参照)と、例えば透光性樹脂材料の成形によって形成されたインナーレンズ6(図9参照)とによって、ランプユニット10(図1、図9、図10および図11参照)が構成されている。
詳細には、第1の実施形態の車両用灯具100では、図4に示すように、例えば15個の発光素子光源1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j,1k,1l,1m,1n,1oがランプユニット10(図1、図9、図10および図11参照)に設けられている。更に、発光素子光源1a,1b,1c,1d,1e,1f(図4参照)を実装するための金属製の基板2a(図2、図3、図4および図5参照)と、発光素子光源1g,1h,1i,1j,1k,1l,1m,1n,1o(図4参照)を実装するための金属製の基板2b(図2、図3、図4および図5参照)とが、ランプユニット10(図1、図9、図10および図11参照)に設けられている。
更に、第1の実施形態の車両用灯具100では、基板2a(図2、図3、図4および図5参照)を複数箇所で概略90°折り曲げて階段状にすることによって、発光素子光源1a(図4参照)の実装部2a01(図2参照)と、実装部2a01に隣接しかつ実装部2a01と約135°の角度をなす連結部2a02(図2参照)と、連結部2a02に隣接しかつ実装部2a01に概略平行な発光素子光源1b(図4参照)の実装部2a03(図2参照)と、実装部2a03に隣接しかつ実装部2a03に概略直交する連結部2a04(図2参照)と、連結部2a04に隣接しかつ実装部2a01,2a03に概略平行な発光素子光源1c(図4参照)の実装部2a05(図2および図5参照)と、実装部2a05に隣接しかつ実装部2a05に概略直交する連結部2a06(図2参照)と、連結部2a06に隣接しかつ実装部2a01,2a03,2a05に概略平行な発光素子光源1e(図4参照)の実装部2a07(図2参照)と、実装部2a07に隣接しかつ実装部2a07に概略直交する連結部2a10(図2参照)と、連結部2a10に隣接しかつ実装部2a01,2a03,2a05,2a07に概略平行な接合部2a11(図2参照)と、実装部2a07に隣接しかつ実装部2a07に概略直交する連結部2a08(図2参照)と、連結部2a08に隣接しかつ実装部2a01,2a03,2a05,2a07に概略平行な発光素子光源1f(図4参照)の実装部2a09(図2参照)と、実装部2a09に隣接しかつ実装部2a09に概略直交する連結部2a12(図2参照)と、連結部2a12に隣接しかつ実装部2a01,2a03,2a05,2a07,2a09に概略平行な接合部2a13(図2参照)と、実装部2a05に隣接しかつ実装部2a05に概略直交する電力供給端子部2a21(図2、図4、図5、図7、図8、図9および図11参照)とが形成されている。
また、第1の実施形態の車両用灯具100では、基板2b(図2、図3、図4および図5参照)を複数箇所で概略90°折り曲げて階段状にすることによって、発光素子光源1d(図4参照)の実装部2b01(図2参照)と、実装部2b01に隣接しかつ実装部2b01に概略直交する連結部2b02(図2参照)と、連結部2b02に隣接しかつ実装部2b01に概略平行な発光素子光源1g(図4参照)の実装部2b03(図2参照)と、実装部2b03に隣接しかつ実装部2b03に概略直交する連結部2b04(図2参照)と、連結部2b04に隣接しかつ実装部2b01,2b03に概略平行な発光素子光源1h(図4参照)の実装部2b05(図2参照)と、実装部2b05に隣接しかつ実装部2b05に概略直交する連結部2b06(図2参照)と、連結部2b06に隣接しかつ実装部2b01,2b03,2b05に概略平行な発光素子光源1i(図4参照)の実装部2b07(図2参照)と、実装部2b07に隣接しかつ実装部2b07に概略直交する連結部2b08(図2参照)と、連結部2b08に隣接しかつ実装部2b01,2b03,2b05,2b07に概略平行な発光素子光源1j(図4参照)の実装部2b09(図2参照)と、実装部2b07に隣接しかつ実装部2b07に概略直交する連結部2b10(図2参照)と、連結部2b10に隣接しかつ実装部2b01,2b03,2b05,2b07,2b09に概略平行な発光素子光源1m(図4参照)の実装部2b15(図2参照)と、実装部2b15に隣接しかつ実装部2b15に概略直交する連結部2b14(図2参照)と、連結部2b14に隣接しかつ実装部2b01,2b03,2b05,2b07,2b09,2b15に概略平行な発光素子光源1l(図4参照)の実装部2b13(図2参照)と、実装部2b13に隣接しかつ実装部2b13に概略直交する連結部2b12(図2参照)と、連結部2b12に隣接しかつ実装部2b01,2b03,2b05,2b07,2b09,2b13,2b15に概略平行な発光素子光源1k(図4参照)の実装部2b11(図2参照)と、実装部2b15に隣接しかつ実装部2b15に概略直交する連結部2b16(図2参照)と、連結部2b16に隣接しかつ実装部2b01,2b03,2b05,2b07,2b09,2b11,2b13,2b15に概略平行な発光素子光源1n(図4参照)の実装部2b17(図2参照)と、実装部2b17に隣接しかつ実装部2b17に概略直交する連結部2b18(図2参照)と、連結部2b18に隣接しかつ実装部2b01,2b03,2b05,2b07,2b09,2b11,2b13,2b15,2b17に概略平行な発光素子光源1o(図4参照)の実装部2b19(図2および図5参照)と、実装部2b19に隣接しかつ実装部2b19に概略直交する電力供給端子部2b21(図2、図4、図5および図11参照)とが形成されている。
更に、第1の実施形態の車両用灯具100では、基板2a(図2、図3、図4および図5参照)の実装部2a01(図2参照)に熱かしめ用穴2a01c(図2参照)が形成され、実装部2a03(図2参照)に熱かしめ用穴2a03c(図2参照)が形成され、実装部2a05(図2および図5参照)に熱かしめ用穴2a05c(図2参照)が形成され、実装部2a07(図2参照)に熱かしめ用穴2a07c(図2参照)が形成され、実装部2a09(図2参照)に熱かしめ用穴2a09c(図2参照)が形成され、接合部2a11(図2および図3参照)に熱かしめ用穴2a11c(図2および図3参照)が形成され、接合部2a13(図2および図3参照)に熱かしめ用穴2a13c(図2および図3参照)が形成されている。
また、第1の実施形態の車両用灯具100では、基板2b(図2、図3、図4および図5参照)の実装部2b01(図2参照)に熱かしめ用穴2b01c(図2参照)が形成され、実装部2b03(図2参照)に熱かしめ用穴2b03c(図2参照)が形成され、実装部2b05(図2および図3参照)に熱かしめ用穴2a11c,2b05c(図2および図3参照)が形成され、実装部2b07(図2および図3参照)に熱かしめ用穴2a13c,2b07c(図2および図3参照)が形成され、実装部2b09(図2参照)に熱かしめ用穴2b09c(図2参照)が形成され、実装部2b11(図2参照)に熱かしめ用穴2b11c(図2参照)が形成され、実装部2b13(図2参照)に熱かしめ用穴2b13c(図2参照)が形成され、実装部2b15(図2参照)に熱かしめ用穴2b15c(図2参照)が形成され、実装部2b17(図2参照)に熱かしめ用穴2b17c(図2参照)が形成され、実装部2b19(図2および図5参照)に熱かしめ用穴2b19c(図2参照)が形成されている。
詳細には、第1の実施形態の車両用灯具100では、基板2b(図2、図3、図4および図5参照)の実装部2b05(図2および図3参照)に対して基板2a(図2、図3および図4参照)の接合部2a11(図2および図3参照)を位置決めするための位置決め穴2a11a,2a11b(図2および図3参照)が、基板2aの接合部2a11に形成されている。更に、位置決め穴2a11a,2a11bに嵌合する位置決め突起2b05a,2b05b(図2および図3参照)が、バーリング加工によって基板2bの実装部2b05に形成されている。
また、第1の実施形態の車両用灯具100では、基板2b(図2、図3、図4および図5参照)の実装部2b07(図2および図3参照)に対して基板2a(図2、図3および図4参照)の接合部2a13(図2および図3参照)を位置決めするための位置決め穴2a13a,2a13b(図2および図3参照)が、基板2aの接合部2a13に形成されている。更に、位置決め穴2a13a,2a13bに嵌合する位置決め突起2b07a,2b07b(図2および図3参照)が、バーリング加工によって基板2bの実装部2b07に形成されている。
更に、第1の実施形態の車両用灯具100の製造時には、位置決め突起2b05a,2b05b(図2および図3参照)を位置決め穴2a11a,2a11b(図2および図3参照)に嵌合させると共に、位置決め突起2b07a,2b07b(図2および図3参照)を位置決め穴2a13a,2a13b(図2および図3参照)に嵌合させた状態で、位置決め穴2a11aと位置決め穴2a11bとの概略中間点P2a11(図3参照)をスポット溶接すると共に、位置決め穴2a13aと位置決め穴2a13bとの概略中間点P2a13(図3参照)をスポット溶接することによって、基板2a(図2、図3、図4および図5参照)と基板2b(図2、図3、図4および図5参照)とが接合され、それにより、階段状の基板2a,2bの剛性が増加せしめられる。
また、第1の実施形態の車両用灯具100の製造時には、位置決め突起2b05a,2b05b,2b07a,2b07b(図2および図3参照)をかしめることによって基板2a(図2、図3、図4および図5参照)と基板2b(図2、図3、図4および図5参照)との接合強度が増加せしめられる。次いで、基板2aおよび基板2bの剛性が増加せしめられ、基板2aと基板2bとの接合強度が増加せしめられた状態で、樹脂材料によって形成された基板支持用ブラケット3(図6、図9および図11参照)に対して基板2aおよび基板2bが熱かしめによって接合される。
詳細には、第1の実施形態の車両用灯具100の製造時には、基板2a(図2、図3、図4および図5参照)の電力供給端子部2a21(図2、図4、図5、図7、図8、図9および図11参照)がブラケット3(図6、図7、図8、図9および図11参照)の貫通穴3a(図6、図7、図8および図9参照)に挿入され、ブラケット3の貫通穴3aを隔てて基板2aの実装部2a05(図2および図5参照)の反対側(図7、図8および図11中のブラケット3よりも手前側)に基板2aの電力供給端子部2a21の雄型端子部2a21a(図2、図4、図5および図7参照)が配置され、基板2aの実装部2a05と雄型端子部2a21aとを接続する接続部2a21b(図2、図4、図5、図7および図8参照)の端部2a21b1(図2、図4、図5、図7および図8参照)とブラケット3の貫通穴3aの内壁面3a1(図6、図7および図8参照)とが隣接せしめられ、基板2b(図2、図3、図4および図5参照)の電力供給端子部2b21(図2、図4、図5および図11参照)がブラケット3(図6、図7、図8、図9および図11参照)の貫通穴3b(図6参照)に挿入され、ブラケット3の貫通穴3bを隔てて基板2bの実装部2b19(図2および図5参照)の反対側(図11中のブラケット3よりも手前側)に基板2bの電力供給端子部2b21の雄型端子部2b21a(図2、図4および図5参照)が配置され、基板2bの実装部2b19と雄型端子部2b21aとを接続する接続部2b21b(図5参照)の端部2b21b1(図2、図4および図5参照)とブラケット3の貫通穴3bの内壁面3b1(図6参照)とが隣接せしめられた状態で、ブラケット3に対して基板2aおよび基板2bが熱かしめによって接合される。
更に、第1の実施形態の車両用灯具100の製造時には、基板2a(図2、図3、図4および図5参照)と基板2b(図2、図3、図4および図5参照)とが接合された後であって、基板2aおよび基板2bが熱かしめによってブラケット3(図6、図7、図8、図9および図11参照)に接合される前あるいは後に、発光素子光源1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j,1k,1l,1m,1n,1o(図4参照)が基板2aおよび基板2bに実装される。つまり、互いに接合された基板2a,2bに対して発光素子光源1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j,1k,1l,1m,1n,1oを実装することにより、図4に示す組立体2abが構成される。
詳細には、第1の実施形態の車両用灯具100では、図4に示すように、発光素子光源1aの光軸が実装部2a01(図2参照)に概略直交する向きに設定され、発光素子光源1bの光軸が実装部2a03(図2参照)に概略直交する向きに設定され、発光素子光源1cの光軸が実装部2a05(図2参照)に概略直交する向きに設定され、発光素子光源1dの光軸が実装部2b01(図2参照)に概略直交する向きに設定され、発光素子光源1eの光軸が実装部2a07(図2参照)に概略直交する向きに設定され、発光素子光源1fの光軸が実装部2a09(図2参照)に概略直交する向きに設定され、発光素子光源1gの光軸が実装部2b03(図2参照)に概略直交する向きに設定され、発光素子光源1hの光軸が実装部2b05(図2参照)に概略直交する向きに設定され、発光素子光源1iの光軸が実装部2b07(図2参照)に概略直交する向きに設定され、発光素子光源1jの光軸が実装部2b09(図2参照)に概略直交する向きに設定され、発光素子光源1kの光軸が実装部2b11(図2参照)に概略直交する向きに設定され、発光素子光源1lの光軸が実装部2b13(図2参照)に概略直交する向きに設定され、発光素子光源1mの光軸が実装部2b15(図2参照)に概略直交する向きに設定され、発光素子光源1nの光軸が実装部2b17(図2参照)に概略直交する向きに設定され、発光素子光源1oの光軸が実装部2b19(図2参照)に概略直交する向きに設定されている。
更に、第1の実施形態の車両用灯具100では、図4に示すように、発光素子光源1aが発光素子光源1bよりも上側かつ前側に配置されている。また、発光素子光源1bが発光素子光源1cよりも右側かつ前側に配置されている。更に、発光素子光源1cが発光素子光源1eよりも上側かつ後側に配置されている。また、発光素子光源1dが発光素子光源1eよりも右側かつ前側に配置されている。更に、発光素子光源1fが発光素子光源1eよりも左側かつ後側に配置されている。また、発光素子光源1gが発光素子光源1dよりも下側かつ前側に配置されている。更に、発光素子光源1hが発光素子光源1gよりも左側かつ後側に配置されている。また、発光素子光源1iが発光素子光源1hよりも左側かつ後側に配置されている。更に、発光素子光源1jが発光素子光源1iよりも左側かつ後側に配置されている。また、発光素子光源1kが発光素子光源1gよりも下側かつ前側に配置されている。更に、発光素子光源1lが発光素子光源1kよりも左側かつ後側に配置されている。また、発光素子光源1mが発光素子光源1lよりも左側かつ後側に配置されている。更に、発光素子光源1nが発光素子光源1mよりも左側かつ後側に配置されている。また、発光素子光源1oが発光素子光源1nよりも左側かつ後側に配置されている。
また、第1の実施形態の車両用灯具100の製造時には、基板2a(図2、図3、図4および図5参照)および基板2b(図2、図3、図4および図5参照)がブラケット3(図6、図7、図8、図9および図11参照)に対して熱かしめによって接合された後に、図7および図8に示すように、コネクタ7(図8参照)の雌型端子部7a(図8参照)が、基板2aの電力供給端子部2a21(図5および図7参照)の雄型端子部2a21a(図5および図7参照)に対して実装部2a05(図2および図5参照)に概略平行な向きに差し込まれ、基板2aとコネクタ7とが電気的に接続される。
つまり、第1の実施形態の車両用灯具100では、コネクタ7(図8参照)の雌型端子部7a(図8参照)が基板2a(図2、図3、図4および図5参照)の電力供給端子部2a21(図5、図7および図8参照)の雄型端子部2a21a(図5および図7参照)に差し込まれる時に、コネクタ7の雌型端子部7aが実装部2a05(図2および図5参照)に概略直交する向きに差し込まれるのではなく、コネクタ7の雌型端子部7aが実装部2a05に概略平行な向きに差し込まれる。
そのため、第1の実施形態の車両用灯具100によれば、コネクタ7(図8参照)の雌型端子部7a(図8参照)が基板2a(図2、図3、図4および図5参照)の実装部2a05(図2および図5参照)に概略直交する向きに差し込まれるのに伴って、基板2aの実装部2a05が変形してしまい、基板2aの実装部2a05に実装された発光素子光源1c(図4参照)の光軸がずれてしまう事態を回避することができる。
また、第1の実施形態の車両用灯具100によれば、コネクタ7(図8参照)の雌型端子部7a(図8参照)が基板2a(図2、図3、図4および図5参照)の実装部2a05(図2および図5参照)に概略直交する向きに差し込まれる場合に実装部2a05の変形防止のために用いられる保護用冶具(図示せず)の必要性を排除することができる。
更に、第1の実施形態の車両用灯具100によれば、コネクタ7(図8参照)の雌型端子部7a(図8参照)が基板2a(図2、図3、図4および図5参照)の実装部2a05(図2および図5参照)に概略直交する向きに差し込まれる場合よりも、基板2aの実装部2a05に概略直交する向きにコネクタ7の雌型端子部7aおよびリード線部7b(図8参照)が占有する空間を小さくすることができる。
更に、第1の実施形態の車両用灯具100の製造時には、基板2a(図2、図3、図4および図5参照)および基板2b(図2、図3、図4および図5参照)がブラケット3(図6、図7、図8、図9および図11参照)に対して熱かしめによって接合された後に、コネクタ(図示せず)の雌型端子部(図示せず)が、基板2bの電力供給端子部2b21(図2および図5参照)の雄型端子部2b21a(図2および図5参照)に対して実装部2b19(図2および図5参照)に概略平行な向きに差し込まれ、基板2bとコネクタ(図示せず)とが電気的に接続される。
つまり、第1の実施形態の車両用灯具100では、コネクタ(図示せず)の雌型端子部(図示せず)が基板2b(図2、図3、図4および図5参照)の電力供給端子部2b21(図2および図5参照)の雄型端子部2b21a(図2および図5参照)に差し込まれる時に、コネクタ(図示せず)の雌型端子部(図示せず)が実装部2b19(図2および図5参照)に概略直交する向きに差し込まれるのではなく、コネクタ(図示せず)の雌型端子部(図示せず)が実装部2b19に概略平行な向きに差し込まれる。
更に、第1の実施形態の車両用灯具100では、図7および図8に示すように、コネクタ7(図8参照)の雌型端子部7a(図8参照)が、基板2a(図2、図3、図4および図5参照)の電力供給端子部2a21(図5、図7および図8参照)の雄型端子部2a21a(図5および図7参照)に対して実装部2a05(図2および図5参照)に概略平行な向きに差し込まれる時に、電力供給端子部2a21の接続部2a21b(図5、図7および図8参照)がブラケット3(図6、図7、図8、図9および図11参照)の貫通穴3a(図6、図7、図8および図9参照)内に配置されており、電力供給端子部2a21の接続部2a21bのコネクタ差し込み方向下流側(図5、図7および図8の右側)の端部2a21b1(図5、図7および図8参照)と、ブラケット3の貫通穴3aのコネクタ差し込み方向下流側(図6、図7および図8の右側)の内壁面3a1(図6、図7および図8参照)とが隣接せしめられている。
そのため、第1の実施形態の車両用灯具100では、コネクタ7(図8参照)の雌型端子部7a(図8参照)が基板2a(図2、図3、図4および図5参照)の電力供給端子部2a21(図5、図7および図8参照)の雄型端子部2a21a(図5および図7参照)に強い力で差し込まれ、基板2aの電力供給端子部2a21が変形しそうになっても、基板2aの電力供給端子部2a21の接続部2a21b(図5、図7および図8参照)のコネクタ差し込み方向下流側(図5、図7および図8の右側)の端部2a21b1(図5、図7および図8参照)がブラケット3(図6、図7、図8、図9および図11参照)の貫通穴3a(図6、図7、図8および図9参照)のコネクタ差し込み方向下流側(図6、図7および図8の右側)の内壁面3a1(図6、図7および図8参照)に突き当たることにより、基板2aの電力供給端子部2a21の変形が抑制される。
つまり、第1の実施形態の車両用灯具100によれば、コネクタ7(図8参照)の雌型端子部7a(図8参照)が基板2a(図2、図3、図4および図5参照)の電力供給端子部2a21(図5、図7および図8参照)の雄型端子部2a21a(図5および図7参照)に差し込まれる時に基板2aの電力供給端子部2a21の接続部2a21b(図5、図7および図8参照)のコネクタ差し込み方向下流側(図5、図7および図8の右側)の端部2a21b1(図5、図7および図8参照)が突き当たるための部材が設けられていない場合よりも、基板2aの電力供給端子部2a21の変形を抑制することができる。
その結果、第1の実施形態の車両用灯具100によれば、コネクタ7(図8参照)の雌型端子部7a(図8参照)が基板2a(図2、図3、図4および図5参照)の電力供給端子部2a21(図5、図7および図8参照)の雄型端子部2a21a(図5および図7参照)に差し込まれる時に基板2aの電力供給端子部2a21の接続部2a21b(図5、図7および図8参照)のコネクタ差し込み方向下流側(図5、図7および図8の右側)の端部2a21b1(図5、図7および図8参照)が突き当たるための部材が設けられていない場合よりも、基板2aの電力供給端子部2a21に隣接する実装部2a05(図2および図5参照)が変形し、基板2aの実装部2a05に実装された発光素子光源1c(図4参照)の光軸がずれてしまうおそれを低減することができる。
また、第1の実施形態の車両用灯具100では、コネクタ(図示せず)の雌型端子部(図示せず)が、基板2b(図2、図3、図4および図5参照)の電力供給端子部2b21(図2、図4、図5および図11参照)の雄型端子部2b21a(図2、図4および図5参照)に対して実装部2b19(図2および図5参照)に概略平行な向きに差し込まれる時に、電力供給端子部2b21の接続部2b21b(図5参照)がブラケット3(図6、図7、図8、図9および図11参照)の貫通穴3b(図6参照)内に配置されており、電力供給端子部2b21の接続部2b21bのコネクタ差し込み方向下流側(図5の右側)の端部2b21b1(図5参照)と、ブラケット3の貫通穴3bのコネクタ差し込み方向下流側(図6の右側)の内壁面3b1(図6参照)とが隣接せしめられている。
更に、第1の実施形態の車両用灯具100では、基板2a(図2、図3、図4および図5参照)の電力供給端子部2a21(図2、図4および図5参照)の接続部2a21b(図2、図4および図5参照)のコネクタ差し込み方向下流側(図2および図4の左側、図5の右側)の端部2a21b1(図2、図4および図5参照)から最も近い位置に位置する熱かしめ用穴2a05c(図2中の3個の熱かしめ用穴2a05cのうち、図2の最も上側に位置する熱かしめ用穴2a05c)が、接続部2a21bのコネクタ差し込み方向下流側の端部2a21b1よりもコネクタ差し込み方向上流側(図2および図4の右側、図5の左側)に配置されている。
つまり、第1の実施形態の車両用灯具100では、基板2a(図2、図3、図4および図5参照)の電力供給端子部2a21(図2、図4および図5参照)の接続部2a21b(図2、図4および図5参照)のコネクタ差し込み方向下流側(図2および図4の左側、図5の右側)の端部2a21b1(図2、図4および図5参照)から最も近い位置に位置する熱かしめ用穴2a05c(図2中の3個の熱かしめ用穴2a05cのうち、図2の最も上側に位置する熱かしめ用穴2a05c)が、接続部2a21bのコネクタ差し込み方向下流側の端部2a21b1よりもコネクタ差し込み方向上流側(図2および図4の右側、図5の左側)に配置されているため、コネクタ7(図8参照)の雌型端子部7a(図8参照)が基板2aの電力供給端子部2a21の雄型端子部2a21a(図2、図4、図5および図7参照)に差し込まれる時に、基板2aの実装部2a05(図2および図5参照)のうち、電力供給端子部2a21の接続部2a21bのコネクタ差し込み方向下流側の端部2a21b1から最も近い位置に位置する熱かしめ用穴2a05c(図2中の3個の熱かしめ用穴2a05cのうち、図2の最も上側に位置する熱かしめ用穴2a05c)と、電力供給端子部2a21の接続部2a21bのコネクタ差し込み方向下流側の端部2a21b1との間の部分に対し、圧縮力がかかるのではなく、引張力がかかる。
そのため、第1の実施形態の車両用灯具100によれば、コネクタ7(図8参照)の雌型端子部7a(図8参照)が基板2a(図2、図3、図4および図5参照)の電力供給端子部2a21(図2、図4および図5参照)の雄型端子部2a21a(図2、図4、図5および図7参照)に差し込まれる時に基板2aの実装部2a05(図2および図5参照)が座屈してしまうおそれを低減することができる。
詳細には、第1の実施形態の車両用灯具100によれば、基板2a(図2、図3、図4および図5参照)の電力供給端子部2a21(図2、図4および図5参照)の接続部2a21b(図2、図4および図5参照)のコネクタ差し込み方向下流側(図2および図4の左側、図5の右側)の端部2a21b1(図2、図4および図5参照)から最も近い位置に位置する熱かしめ用穴2a05c(図2中の3個の熱かしめ用穴2a05cのうち、図2の最も上側に位置する熱かしめ用穴2a05c)が接続部2a21bのコネクタ差し込み方向下流側の端部2a21b1よりもコネクタ差し込み方向下流側(図2および図4の左側、図5の右側)に配置されている場合よりも、コネクタ7(図8参照)の雌型端子部7a(図8参照)が基板2aの電力供給端子部2a21の雄型端子部2a21a(図2、図4、図5および図7参照)に差し込まれる時に基板2aの実装部2a05(図2および図5参照)が座屈してしまうおそれを低減することができる。
また、第1の実施形態の車両用灯具100では、基板2b(図2、図3、図4および図5参照)の電力供給端子部2b21(図2、図4および図5参照)の接続部2b21b(図5参照)のコネクタ差し込み方向下流側(図2および図4の左側、図5の右側)の端部2b21b1(図2、図4および図5参照)から最も近い位置に位置する熱かしめ用穴2b19c(図2中の2個の熱かしめ用穴2b19cのうち、図2の下側に位置する熱かしめ用穴2b19c)が、接続部2b21bのコネクタ差し込み方向下流側の端部2b21b1よりもコネクタ差し込み方向上流側(図2および図4の右側、図5の左側)に配置されている。
更に、第1の実施形態の車両用灯具100では、基板2a(図2、図3、図4および図5参照)の電力供給端子部2a21(図2、図4および図5参照)の接続部2a21b(図2、図4および図5参照)のコネクタ差し込み方向下流側(図2および図4の左側、図5の右側)の端部2a21b1(図2、図4および図5参照)から最も近い位置に位置する熱かしめ用穴2a05c(図2中の3個の熱かしめ用穴2a05cのうち、図2の最も上側に位置する熱かしめ用穴2a05c)よりも、接続部2a21bのコネクタ差し込み方向下流側の端部2a21b1から離れている位置に発光素子光源1c(図4参照)が配置されている。そのため、第1の実施形態の車両用灯具100によれば、基板2aの電力供給端子部2a21の接続部2a21bのコネクタ差し込み方向下流側の端部2a21b1から最も近い位置に位置する熱かしめ用穴2a05c(図2中の3個の熱かしめ用穴2a05cのうち、図2の最も上側に位置する熱かしめ用穴2a05c)よりも、接続部2a21bのコネクタ差し込み方向下流側の端部2a21b1から近い位置に発光素子光源1cが配置されている場合よりも、基板2aの実装部2a05(図2および図5参照)に実装された発光素子光源1cの光軸がずれてしまうおそれを低減することができる。
また、第1の実施形態の車両用灯具100では、基板2b(図2、図3、図4および図5参照)の電力供給端子部2b21(図2、図4および図5参照)の接続部2b21b(図5参照)のコネクタ差し込み方向下流側(図2および図4の左側、図5の右側)の端部2b21b1(図2、図4および図5参照)から最も近い位置に位置する熱かしめ用穴2b19c(図2中の2個の熱かしめ用穴2b19cのうち、図2の下側に位置する熱かしめ用穴2b19c)よりも、接続部2b21bのコネクタ差し込み方向下流側の端部2b21b1から離れている位置に発光素子光源1o(図4参照)が配置されている。
更に、第1の実施形態の車両用灯具100では、階段状の基板2a(図2、図3、図4および図5参照)と階段状の基板2b(図2、図3、図4および図5参照)とが、接合部2a11,2a13(図2参照)によって2箇所において連結されている。そのため、第1の実施形態の車両用灯具100では、階段状の基板2aと階段状の基板2bとが1箇所のみにおいて連結されている場合よりも、階段状の基板2a,2bの剛性が増加せしめられている。その結果、第1の実施形態の車両用灯具100によれば、階段状の基板2aと階段状の基板2bとが1箇所のみにおいて連結されている場合よりも、階段状の基板2a,2bが変形してしまうおそれを低減することができる。
また、第1の実施形態の車両用灯具100によれば、スポット溶接のみによって基板2a(図2、図3、図4および図5参照)と基板2b(図2、図3、図4および図5参照)とが接合される場合よりも、基板2aと基板2bとの接合強度を増加させることができる。
更に、第1の実施形態の車両用灯具100では、基板2a(図2、図3、図4および図5参照)の接合部2a11(図2および図3参照)と基板2b(図2、図3、図4および図5参照)の実装部2b05(図2および図3参照)とが重複している部分に熱かしめ用穴2a11c(図2および図3参照)が形成されている。更に、基板2aの接合部2a13(図2および図3参照)と基板2bの実装部2b07(図2および図3参照)とが重複している部分に熱かしめ用穴2a13c(図2および図3参照)が形成されている。
そのため、第1の実施形態の車両用灯具100によれば、基板2a(図2、図3、図4および図5参照)の接合部2a11(図2および図3参照)が存在せず、基板2b(図2、図3、図4および図5参照)の実装部2b05(図2および図3参照)のみが存在する部分に熱かしめ用穴2a11c(図2および図3参照)が形成されている場合や、基板2aの接合部2a13(図2および図3参照)が存在せず、基板2bの実装部2b07(図2および図3参照)のみが存在する部分に熱かしめ用穴2a13c(図2および図3参照)が形成されている場合よりも、ブラケット3(図6、図9および図11参照)を構成する樹脂と熱かしめ用穴2a11cとの接触面積、および、ブラケット3を構成する樹脂と熱かしめ用穴2a13cとの接触面積を増加させることができ、それにより、熱かしめによるブラケット3に対する基板2a,2bの接合強度を増加させることができる。
第1の実施形態の車両用灯具100では、位置決め穴2a11a,2a11b(図2および図3参照)が基板2a(図2、図3、図4および図5参照)の接合部2a11(図2および図3参照)に形成され、位置決め突起2b05a,2b05b(図2および図3参照)が基板2b(図2、図3、図4および図5参照)の実装部2b05(図2および図3参照)に形成され、位置決め穴2a13a,2a13b(図2および図3参照)が基板2aの接合部2a13(図2および図3参照)に形成され、位置決め突起2b07a,2b07b(図2および図3参照)が基板2bの実装部2b07(図2および図3参照)に形成されているが、第2の実施形態の車両用灯具100では、代わりに、位置決め穴2a11a,2a11bを基板2bに形成し、位置決め突起2b05a,2b05bを基板2aに形成し、位置決め穴2a13a,2a13bを基板2bに形成し、位置決め突起2b07a,2b07bを基板2aに形成することも可能である。