JP5529578B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、トレッド幅方向外側に向かって延びるラグ溝によって形成された陸部を少なくとも備えたタイヤに関する。
従来、乗用自動車などに装着される空気入りタイヤ(以下、タイヤ)では、駆動性能を向上させるため、タイヤが路面を引っ掻く効果(いわゆる、エッジ効果)を増大させる様々な方法が用いられている。
例えば、タイヤ周方向に沿って延びる主溝に交差するラグ溝が設けられたタイヤが知られている(例えば、特許文献1参照)。このタイヤでは、ラグ溝により区画された陸部の踏込側溝壁及び蹴出側溝壁をトレッド踏面に対してそれぞれ異なる角度で傾斜させている。これにより、駆動時におけるエッジ効果をそれぞれ確保し、駆動性能を向上できる。
特開平11−91313号公報(第1,2頁、第2図)
しかしながら、上述した従来のタイヤには、次のような問題があった。すなわち、エッジ効果を増大させるために、トレッド面視においてラグ溝がタイヤ赤道線に直交する直交線に沿っている場合、ウエット路面において、路面とトレッドとの間に入り込んだ水が流れにくく、排水性が低下する問題がある。
一方、排水性を確保するために、ラグ溝を直交線に対して傾斜させた場合、エッジ効果が低減し、駆動性能が低下する別の問題が惹起する。
そこで、本発明は、ラグ溝が形成される場合において、駆動性能及び排水性を両立できるタイヤの提供を目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、トレッド幅方向(トレッド幅方向TW)外側に向かって延びるラグ溝(例えば、ラグ溝100A,100B)によって形成された陸部(例えば、陸部10)を少なくとも備え、前記陸部は、前記ラグ溝を形成する第1溝壁(溝壁10a)を有する第1陸部と、前記ラグ溝を形成する第2溝壁(溝壁10b)を有する第2陸部とを備えたタイヤ(例えば、空気入りタイヤ1)であって、前記第1溝壁及び前記第2溝壁は、トレッド面視において、前記ラグ溝の延在方向(延在方向S)に沿って蛇行し、前記ラグ溝の溝幅は、前記ラグ溝の延在方向に沿って所定の繰り返し周期で変化し、前記ラグ溝は、前記ラグ溝の延在方向に直交する溝幅が所定の幅である幅広溝部(幅広溝部110)と、前記幅広溝部に連続し、前記所定の幅よりも狭い幅狭溝部(幅狭溝部120)とを含むことを要旨とする。
かかる特徴によれば、第1溝壁及び第2溝壁は、トレッド面視において、ラグ溝の延在方向に沿って蛇行する。つまり、ラグ溝は、幅広溝部と幅狭溝部とを含む。これによれば、ラグ溝内では、第1溝壁及び第2溝壁の蛇行に沿った水の流れが発生する。すなわち、ラグ溝内では、第1溝壁及び第2溝壁に沿った水の流れが発生する。
具体的には、ラグ溝内を流れる水は、所定の周期で脈動し、幅広溝部を通過後、ラグ溝の溝幅の減少に伴い、幅広溝部から幅狭溝部に向かって第1溝壁及び第2溝壁に沿った流線の延長線方向へ排水される。従って、路面とトレッドとの間に入り込んだ水を排水する排水性を向上できる。
また、第1溝壁及び第2溝壁は、ラグ溝の延在方向に沿って蛇行することに伴い、タイヤ赤道線に対する角度が大きくなる部分が形成される。このため、積雪路面での駆動時及び制動時において、ラグ溝に入り込んだ雪がラグ溝内で滑りにくくなり、当該雪がラグ溝内で滑ってしまうことによる駆動性能(駆動力)及び制動性能(制動力)の低下を抑制できる。また、上記角度が大きくなる部分において、駆動時及び制動時におけるエッジ効果をも確保できる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記ラグ溝は、トレッド面視において、タイヤ赤道線(タイヤ赤道線CL)に対して所定角度で傾斜することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1または2の特徴に係り、前記ラグ溝は、タイヤ赤道線側に位置する赤道側端(赤道側端102)と、トレッド幅方向外側に位置する外側端(外側端103)とを含み、前記赤道側端は、前記幅狭溝部によって構成されることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記赤道側端寄りに位置する前記幅広溝部(例えば、幅広溝部110A)は、前記外側端寄りに位置する前記幅広溝部よりも狭く、前記赤道側端寄りに位置する前記幅狭溝部(例えば、幅狭溝部120A)は、前記外側端寄りに位置する前記幅狭溝部よりも狭いことを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1乃至4の特徴に係り、前記ラグ溝は、タイヤ赤道線に対して非対称に配置されることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1乃至5の特徴に係り、タイヤ周方向に沿って延びる主溝(例えば、主溝50)がさらに形成され、前記ラグ溝は、前記主溝から離れた位置からトレッド幅方向外側に延びることを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第1乃至5の特徴に係り、タイヤ周方向に沿って延びる主溝がさらに形成され、前記ラグ溝は、前記主溝に開口することを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第1乃至7の特徴に係り、前記幅広溝部及び前記幅狭溝部は、トレッド面視において、連続した曲線によって構成されることを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第1乃至8の特徴に係り、前記幅広溝部の溝幅をL1とし、前記幅狭溝部の溝幅をL2とした場合、0.3L1≦L2≦0.8L1の関係を満たすことを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、本発明の第1乃至9の特徴に係り、トレッド面視において、前記タイヤに形成される溝の総面積をS1とし、前記ラグ溝のみの総面積をS2とした場合、0.6≦S2/S1≦1の関係を満たすことを要旨とする。
本発明の特徴によれば、ラグ溝が形成される場合において、駆動性能及び排水性を両立できるタイヤを提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る空気入りタイヤ1の一部を示す斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る空気入りタイヤ1のトレッドパターンを示す展開図である。 図3は、第1実施形態に係る空気入りタイヤ1に形成されたラグ溝100Aを示す拡大展開図である。 図4は、第2実施形態に係る空気入りタイヤ2のトレッドパターンを示す展開図である。 図5は、第2実施形態に係る空気入りタイヤ2に形成されたラグ溝200Aを示す拡大展開図である。 図6は、第3実施形態に係る空気入りタイヤ3の一部を示す斜視図である。 図7は、第3実施形態に係る空気入りタイヤ3の一部を示す断面図(図6のA−A’断面図)である。 図8(a)は、比較例1に係る空気入りタイヤ500Aのトレッドパターンを示す展開図である。図8(b)は、比較例2に係る空気入りタイヤ500Bのトレッドパターンを示す展開図である。
次に、本発明に係る空気入りタイヤの実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)第1実施形態、(2)第2実施形態、(3)第3実施形態、(4)比較評価、(5)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1)第1実施形態
以下において、(1.1)空気入りタイヤの構成、(1.2)ラグ溝の詳細構成、(1.3)作用・効果について順に説明する。
(1.1)空気入りタイヤの構成
まず、第1実施形態に係る空気入りタイヤ1について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る空気入りタイヤ1の一部を示す斜視図である。図2は、第1実施形態に係る空気入りタイヤ1のトレッドパターンを示す展開図である。
図1及び図2に示すように、空気入りタイヤ1は、路面と接する陸部10及び陸部20を備える。また、空気入りタイヤ1は、陸部10と陸部20との間にタイヤ周方向TCに沿って延び、タイヤ赤道線CLに位置する主溝50を備える。すなわち、陸部10,20は、主溝50によってタイヤ赤道線CLに対して左右両側に形成されている。
陸部10には、トレッド幅方向TW外側に向かって延びるラグ溝100Aが複数形成される。なお、ラグ溝100Aは、主溝50から離れた位置からトレッド幅方向TW外側に延びている。すなわち、ラグ溝100A(後述する赤道側端102)は、陸部10内で終端している。
陸部10は、ラグ溝100Aの一方の壁面(図面では下方)を形成する溝壁10aと、溝壁10aに対向し、ラグ溝100Aの他方の壁面(図面では上方)を形成する溝壁10bとを有する。
一方、陸部20には、ラグ溝100Aと同様に、トレッド幅方向TW外側に向かって延びるラグ溝100Bが複数形成される。陸部20は、ラグ溝100Bの一方の壁面(図面では下方)を形成する溝壁20aと、ラグ溝100Bの他方の壁面(図面では上方)を形成する溝壁20bとを有する。
(1.2)ラグ溝の詳細構成
次に、上述したラグ溝100A,100Bの詳細構成について、図1〜図3を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態に係る空気入りタイヤ1に形成されたラグ溝100Aを示す拡大展開図である。なお、ラグ溝100A,100Bの構成はほぼ同様の構成であるため、ラグ溝100Aを主に説明する。
図1〜図3に示すように、ラグ溝100Aは、トレッド面視において、タイヤ赤道線CLに対して傾斜する。具体的には、トレッドセンター部Cにおけるラグ溝100A(後述する幅狭溝部120A)の中心線DCLは、タイヤ赤道線CL(平行線L)に対して所定角度(図2のθ1、例えば45度)で傾斜する。また、トレッドショルダー部Sにおけるラグ溝100A(後述する幅狭溝部120B)の中心線DCLは、タイヤ赤道線CL(平行線L)に対して所定角度(θ1)よりも大きい角度(図2のθ2、例えば80度)で傾斜する。なお、中心線DCLとは、ラグ溝100Aの延在方向Sに沿うとともに、ラグ溝100Aの延在方向Sに直交する幅の中心を通る線である。
ラグ溝100Aは、陸部10の溝壁10a,10bにより形成される。溝壁10a,10bは、トレッド面視において、ラグ溝100Aの延在方向S(トレッド幅方向TW)に沿って蛇行する。溝壁10a,10bは、ラグ溝100Aの延在方向Sに沿って振幅を有する。
つまり、ラグ溝100Aは、トレッド幅方向TW外側に向かって所定の繰り返し周期で変化する溝幅を有する。なお、ラグ溝100Aの溝幅は、ラグ溝100Aの延在方向Sに直交し、かつ溝壁10a上の任意の点から溝壁10bまでの距離を示す。
ラグ溝100Aの溝幅が所定周期で変化することにより、溝壁10a,10bは、トレッド面視において、延在方向Sに沿って周期で変化する。なお、溝壁10a,10bは、延在方向Sに対してずれている。
ラグ溝100Aは、底部101と、赤道側端102と、外側端103とを含む。底部101は、平滑状に形成される。赤道側端102は、ラグ溝100Aのうち、タイヤ赤道線CL側に位置する端部である。赤道側端102は、主溝50に開口せずに、陸部10,20内で終結する。外側端103は、ラグ溝100Aのうち、トレッド幅方向TW外側に位置する端部である。
図3に示すように、ラグ溝100Aは、幅広溝部110と、幅狭溝部120とを含む。幅広溝部110は、ラグ溝100Aの溝幅が所定の幅である。第1実施形態では、幅広溝部110は、幅狭溝部120よりも広い。一方、幅狭溝部120は、幅広溝部110に連続し、ラグ溝100Aの溝幅が所定の幅よりも狭い、すなわち、幅広溝部110よりも狭い。
幅広溝部110及び幅狭溝部120は、ラグ溝100Aの延在方向Sに対して交互に設けられる。また、幅広溝部110及び幅狭溝部120は、トレッド面視において、連続した曲線によって構成される。
上述した赤道側端102は、幅狭溝部120によって構成される。赤道側端102は、トレッド面視において、タイヤ赤道線CLに向かうに連れて細くなる。一方、外側端103は、幅広溝部110によって構成される。外側端103は、ほぼ一定の幅でトレッド幅方向TW外側に向かう。
赤道側端102寄りに位置する幅広溝部110Aは、外側端103寄りに位置する幅広溝部110Bよりも狭い。一方、赤道側端102寄りに位置する幅狭溝部120Aは、外側端103寄りに位置する幅狭溝部120Bよりも狭い。
ここで、幅広溝部110の最大幅部分をWMAXとし、幅狭溝部120の最小幅部分をWMINとし、ラグ溝100Aの溝幅に平均長さをAとした場合、(WMAX−WMIN)/A≦0.25の関係を満たすことが好ましい。また、幅狭溝部120の最小幅部分WMINと、幅広溝部110の最大幅部分WMAXとの比WMIN/WMAXは、35%〜85%の範囲であることが好ましい。
このような幅広溝部110(例えば、幅広溝部110B)の溝幅をL1とし、幅狭溝部120(例えば、幅狭溝部120B)の溝幅をL2とした場合、0.3L1≦L2≦0.8L1の関係を満たす。また、トレッド面視において、空気入りタイヤ1に形成される溝(主溝50及びラグ溝100A,100B)の総面積をS1とし、ラグ溝100A,100Bのみの総面積をS2とした場合、0.6≦S2/S1≦1の関係を満たす。
ここで、ラグ溝100A,100Bは、タイヤ赤道線CLに対して非対称に配置される。つまり、ラグ溝100Aの構成は、ラグ溝100Bの構成と同様であるが、ラグ溝100Aの周期と、ラグ溝100Bの周期とは、半周期ずれている。
(1.3)作用・効果
以下において、第1実施形態に係る空気入りタイヤ1の作用・効果について説明する。なお、陸部10,20(ラグ溝100A,100B)の構成はほぼ同様であるため、陸部10(ラグ溝100A)を例に説明する。
第1実施形態では、陸部10の溝壁10a,10bは、トレッド面視において、ラグ溝100Aの延在方向Sに沿って蛇行する。つまり、ラグ溝100Aは、幅広溝部110と幅狭溝部120とを含む。これによれば、ラグ溝100A内では、溝壁10a,10bの蛇行に沿った水の流れが発生する。すなわち、ラグ溝100A内では、溝壁10a,10bに沿った水の流れである流線S10a及び流線S20aが発生する(図3参照)。
具体的には、ラグ溝100A内を流れる水は、所定の周期で脈動し、幅広溝部110を通過後、ラグ溝100Aの溝幅の減少に伴い、幅広溝部110から幅狭溝部120に向かって溝壁10a,10bに沿った流線(流線S10a及び流線S20a)の延長線方向へ排水される。従って、路面とトレッドとの間に入り込んだ水を排水する排水性を向上できる。
また、陸部10の溝壁10a,10bは、トレッド幅方向TWに沿って蛇行することに伴い、タイヤ赤道線CLに対する角度が大きくなる部分(図3の二点鎖線TL内)が形成される。このため、積雪路面での駆動時及び制動時において、ラグ溝100Aに入り込んだ雪がラグ溝100A内で滑りにくくなり、当該雪がラグ溝100A内で滑ってしまうことによる駆動性能(駆動力)及び制動性能(制動力)の低下を抑制できる。また、上記角度が大きくなる部分(図3の二点鎖線TL内)において、駆動時及び制動時におけるエッジ効果をも確保できる。
特に、ラグ溝100Aの溝幅は、ラグ溝100Aの延在方向Sに沿って所定の繰り返し周期で変化する、すなわち、ラグ溝100Aに含まれる幅広溝部110及び幅狭溝部120がラグ溝100Aの延在方向Sに対して交互に設けられることによって、駆動性能及び排水性を両立しやすくなる。
第1実施形態では、ラグ溝100Aは、トレッド面視において、タイヤ赤道線CLに対して傾斜する。これによれば、ラグ溝100Aがタイヤ赤道線CLに対して直交する場合と比べて、排水性の低下を抑制できる。また、タイヤ赤道線CLに対する角度が大きくなる部分(図3の二点鎖線TL内)の面積が増大し、駆動性能が向上しやすくなる。つまり、駆動性能及び排水性を確実に両立できる。
第1実施形態では、赤道側端102は、幅狭溝部120によって構成される。これによれば、赤道側端102が幅広溝部110によって構成される場合と比べて、タイヤ赤道線CL近傍の陸部10の剛性を確保できる。このため、駆動性能及び排水性の両立に加えて、操縦安定性やバックリング(トレッドがタイヤ径方向内側に反り返る)の抑制にも寄与する。
第1実施形態では、赤道側端102寄りに位置する幅広溝部110Aは、外側端103寄りに位置する幅広溝部110Bよりも狭い。また、赤道側端102寄りに位置する幅狭溝部120Aは、外側端103寄りに位置する幅狭溝部120Bよりも狭い。つまり、ラグ溝100Aの溝幅は、赤道側端102寄りから外側端103に向かって広がる。これによれば、幅広溝部110A及び幅狭溝部120Aにより排出する水を、さらに外側端103に向けて排出しやすくなる。
第1実施形態では、ラグ溝100Aは、タイヤ赤道線CLに対して非対称に配置される。これによれば、ラグ溝100Aは、タイヤ赤道線CLに対して対称である場合と比べて、空気入りタイヤ1の路面への踏込時及び蹴出時における陸部10の剛性を確保できる。このため、駆動性能及び排水性の両立に加えて、操縦安定性やバックリング(トレッドがタイヤ径方向内側に反り返る)の抑制にも寄与する。
第1実施形態では、陸部10,20との間に主溝50が形成される。これによれば、路面とトレッドとの間に入り込んだ水を、タイヤ回転方向前方から後方にかけて排出しやすくなり、排水性が確実に向上する。
また、ラグ溝100Aは、主溝50から離れた位置からトレッド幅方向TW外側に延びている。これによれば、タイヤ赤道線CL近傍の陸部10の剛性がより確実に向上する。
第1実施形態では、幅広溝部110及び幅狭溝部120は、トレッド面視において、連続した曲線によって構成される。これによれば、タイヤ赤道線CLに対する角度が大きくなる部分(図3の二点鎖線TL内)を形成しやすくなり、駆動時におけるエッジ効果をより確実に確保できる。
第1実施形態では、幅広溝部110(例えば、幅広溝部110A)の溝幅をL1とし、幅狭溝部120(例えば、幅狭溝部120A)の溝幅をL2とした場合、0.3L1≦L2≦0.8L1の関係を満たす。なお、L2が0.3L1よりも小さいと、ラグ溝100A内を流れる水が幅狭溝部120を通過しにくく、排水性を向上しにくくなる場合がある。一方、L2が0.8L1よりも大きいと、溝壁10a,10bの振幅が小さくなり過ぎ、ラグ溝100A内の水の流れを変化させにくくなる場合がある。
第1実施形態では、トレッド面視において、空気入りタイヤ1に形成される溝(主溝50及びラグ溝100A,100B)の総面積をS1とし、ラグ溝100A,100Bのみの総面積をS2とした場合、0.6≦S2/S1≦1の関係を満たす。なお、S2/S1が0.6よりも小さいと、主溝50に対するラグ溝100A,100Bが多くなり過ぎ、陸部10の剛性を確保しにくくなる場合がある。一方、S2/S1が1よりも小さいと、ラグ溝100A,100Bに対する主溝50が多くなり過ぎ、陸部10の剛性を確保しにくくなる場合がある。
第1実施形態では、(WMAX−WMIN)/a≦0.25の関係を満たすことが好ましい。これによれば、(WMAX−WMIN)/a>0.25の場合と比べて、陸部10の剛性を確保でき、駆動時におけるエッジ効果をより確実に確保できる。
第1実施形態では、幅狭溝部120の最小幅部分WMINと、幅広溝部110の最大幅部分WMAXとの比WMIN/WMAXは、35%〜85%の範囲であることが好ましい。これによれば、溝壁10a,10bに沿って流れる水は、最大幅部分WMAXを通過後、ラグ溝100Aの溝幅の減少に伴い、最小幅部分WMINで溝壁10a,10bに沿った流線の延長線方向へさらに排水されやすくなる。つまり、ラグ溝100A内を流れる水は、トレッド幅方向TW外側に向かいやすくなる。従って、排水性をより確実に向上できる。
なお、比WMIN/WMAXが35%よりも小さいと、最小幅部分WMINで溝壁10a,10bに沿った水の流れと、タイヤ周方向TCに沿った水の流れが過剰に集中してしまい、排水性の低下を抑制できない場合がある。一方、比WMIN/WMAXが85%よりも大きいと、ラグ溝100A内の水は、脈動しにくく、排水性を向上しにくく場合がある。
(2)第2実施形態
以下において、本発明に係る第2実施形態に係る空気入りタイヤ2について、図面を参照しながら説明する。なお、上述した第1実施形態に係る空気入りタイヤ1と同一部分には同一の符号を付して、相違する部分を主として説明する。具体的には、第2実施形態では、(2.1)ラグ溝の詳細構成、(2.2)作用・効果について説明する。
ここで、上述した第1実施形態では、ラグ溝100A,100Bは、主溝50から離れた位置からトレッド幅方向TW外側に延びている。また、溝壁10a,10bは、延在方向Sに対してずれている。これに対して、第2実施形態では、空気入りタイヤ2のラグ溝200A,200Bは、以下の構成である。
(2.1)ラグ溝の詳細構成
まず、第2実施形態に係る空気入りタイヤ2に形成されたラグ溝200Aの詳細構成について、図面を参照しながら説明する。図4は、第2実施形態に係る空気入りタイヤ2のトレッドパターンを示す展開図である。図5は、第2実施形態に係る空気入りタイヤ2に形成されたラグ溝200Aを示す拡大展開図である。なお、ラグ溝200A,200Bの構成はほぼ同様の構成であるため、ラグ溝200Aを主に説明する。
図4に示すように、ラグ溝200Aは、主溝50に開口する。この場合であっても、赤道側端102は、幅狭溝部120によって構成される。また、溝壁10a,10bは、延在方向Sに対してほぼ同一に設けられている(ずれていない)。
ここで、上述した第1実施形態では、空気入りタイヤ1は、タイヤ赤道線CLに位置する主溝50を備えている。これに対して、第1実施形態では、空気入りタイヤ2は、タイヤ赤道線CLに位置する主溝50Aに加えて、主溝50Aよりも細い主溝50B,50Cを備える。
主溝50B,50Cは、主溝50Aよりもトレッド幅方向TW外側に位置する。また、主溝50B,50Cは、タイヤ周方向TCに隣接した幅狭溝部120を繋ぐように、タイヤ周方向TCに沿って延びている。
(2.2)作用・効果
以上説明した第2実施形態では、ラグ溝200A,200Bは、主溝50に開口する。これによれば、主溝50内を流れる水は、タイヤ回転方向前方から後方にかけて排出されるとともに、ラグ溝200A,200Bに分散する。このため、排水性がより確実に向上する。
第2実施形態では、主溝50B,50Cは、タイヤ周方向TCに隣接した幅狭溝部120を繋ぐように、タイヤ周方向TCに沿って延びる。これによれば、ラグ溝200A,200B内を流れる水が幅狭溝部120を通過する際に、主溝50B,50Cに分散する。このため、排水性がより確実に向上する。
なお、主溝50B,50Cは、主溝50Aよりも細いため、陸部10,20の剛性低下を抑制できる。従って、駆動時において、陸部10,20が倒れ込みにくく、エッジ効果を確実に発揮でき、駆動性能の低下を抑制できる。
(3)第3実施形態
以下において、本発明に係る第3実施形態に係る空気入りタイヤ3について、図面を参照しながら説明する。なお、上述した第1実施形態に係る空気入りタイヤ1、及び第2実施形態に係る空気入りタイヤ2と同一部分には同一の符号を付して、相違する部分を主として説明する。具体的には、第3実施形態では、(3.1)ラグ溝の詳細構成、(3.2)作用・効果について説明する。
ここで、上述した第1実施形態及び第2実施形態では、ラグ溝100A,100B及びラグ溝200A,200Bの底部101は、平滑状に形成される。これに対して、第3実施形態では、ラグ溝300の底部301は、以下の構成である。
(3.1)ラグ溝の詳細構成
まず、第3実施形態に係る空気入りタイヤ3に形成されたラグ溝300の詳細構成について、図面を参照しながら説明する。図6は、第3実施形態に係る空気入りタイヤ3の一部を示す斜視図である。図7は、第3実施形態に係る空気入りタイヤ3の一部を示す断面図(図6のA−A’断面図)である。
図6及び図7に示すように、ラグ溝300の底部301には、タイヤ径方向TR外側に向かって隆起する隆起部70が形成される。隆起部70は、トレッド面視において、ラグ溝300の延在方向Sに沿って、縦長に形成されている。隆起部70は、幅広溝部110に形成され、トレッド面視においてラグ溝300の中心線を軸に対称に設けられる。
隆起部70は、トレッド面視において、赤道側端102寄りに位置する前端70f、及び、外側端103寄りに位置する後端70rに行くに連れて細くなる。また、ラグ溝300を形成する溝壁10aと対向する隆起部70の側部70aは、溝壁10aに沿って延びる。同様に、ラグ溝300を形成する溝壁10bと対向する隆起部70の側部70bは、溝壁10bに沿って延びる。
図6に示すように、隆起高さH70は、ラグ溝300の深さであるラグ溝深さH300未満である。なお、隆起高さH70は、底部301からタイヤ径方向TRに沿った高さを示す。
(3.2)作用・効果
以上説明した第3実施形態では、ラグ溝300の底部301には、タイヤ径方向TR外側に向かって隆起する隆起部70が形成される。これによれば、幅広溝部110内を流れる水は、隆起部70によって溝壁10a,10bに沿って流れやすくなる。つまり、幅広溝部110内を流れる水は、隆起部70によりラグ溝300の外側に排水されやすくなる。このため、幅広溝部110内を流れる水を効率的に排水でき、排水性がさらに確実に向上する。
第2実施形態では、溝壁10aと対向する隆起部70の側部70aは、溝壁10aに沿って延びるとともに、溝壁10bと対向する隆起部70の側部70bは、溝壁10bに沿って延びる。これによれば、幅広溝部110内を流れる水は、溝壁10a,10bに沿ってさらに流れやすくなり、排水性がさらに確実に向上する。
第3実施形態では、隆起部70は、トレッド面視において、赤道側端102寄りに位置する前端70f、及び外側端103寄りに位置する後端70rに行くに連れて細くなる。これによれば、幅広溝部110内を流れる水は、隆起部70により急激に流れが変わることなく、効果的に、溝壁10a,10bに沿って流れやすくなる。
第3実施形態では、隆起部70は、トレッド面視において、ラグ溝300の中心線を軸に対称に設けられる。このため、幅広溝部110内を流れる水は、隆起部70により溝壁10a,10bに沿って均等に流れやすくなる。
第3実施形態では、隆起高さH70は、ラグ溝深さH300未満である。これによれば、隆起高さH70がラグ溝深さH300以上である場合と比べて、幅広溝部110内において、ラグ溝300の延在方向Sに沿った水の流れを充分に確保できる。
(4)比較評価
次に、本発明の効果を更に明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った比較評価について説明する。具体的には、(4.1)各空気入りタイヤの構成、(4.2)評価結果について、表1を参照しながら説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
Figure 0005529578
(4.1)各空気入りタイヤの構成
各空気入りタイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ タイヤサイズ :225/45R17
・ リム・ホイールサイズ :17×7J
・ タイヤの種類 :ノーマルタイヤ(スタッドレスタイヤ以外のタイヤ)
・ 車種 :国産車セダン
・ 荷重条件 :600N+ドライバーの体重
比較例1に係る空気入りタイヤ500Aには、図8(a)に示すように、タイヤ周方向TCに沿って延びる主溝510Aと、トレッド幅方向TW外側に向かって均一の幅で延びるラグ溝520Aとが形成される。比較例2に係る空気入りタイヤ500Bには、図8(b)に示すように、タイヤ周方向TCに沿って延びる主溝510Bと、トレッド幅方向TW外側に向かって均一の幅で延びるラグ溝520Bとが形成される。なお、比較例2に係る空気入りタイヤ500Bは、比較例1に係る空気入りタイヤ500Aと、タイヤ赤道線CLに対するラグ溝520Bの中心線DCLの角度(ラグ溝傾斜角)が異なる。
実施例1に係る空気入りタイヤは、第1実施形態で説明したものである。実施例2に係る空気入りタイヤは、実施例1に係る空気入りタイヤと、タイヤ赤道線CLに対するラグ溝の中心線DCLの角度が異なる。
実施例3に係る空気入りタイヤは、第2実施形態で説明したものである。実施例4に係る空気入りタイヤは、実施例3に係る空気入りタイヤと、タイヤ赤道線CLに対するラグ溝の中心線DCLの角度が異なる。
実施例5に係る空気入りタイヤは、第3実施形態で説明したものである。実施例6に係る空気入りタイヤは、実施例5に係る空気入りタイヤと、タイヤ赤道線CLに対するラグ溝の中心線DCLの角度が異なる。
なお、各空気入りタイヤに係るトレッドセンター部Cにおけるラグ溝の中心線DCLの傾斜角度や、トレッドショルダー部Sにおけるラグ溝の中心線DCLの傾斜角度については、表1に示す通りである。
(4.2)評価結果
(4.2.1)ハイドロプレーニング試験
各空気入りタイヤが装着された車両を速度80km/hで水深10mmの雨路に進入させて加速し、比較例1に係る空気入りタイヤが装着された車両でハイドロプレーニングが発生した速度を‘100’として、その他の空気入りタイヤが装着された車両でハイドロプレーニングが発生した速度を指数化した。なお、指数が大きいほど、ハイドロプレーニングが発生しにくい。
この結果、表1に示すように、実施例1〜6に係る空気入りタイヤが装着された車両は、比較例1に係る空気入りタイヤが装着された車両と同等以上、すなわち、ハイドロプレーニングが発生しにくく、排水性の低下を抑制することが判った。
(4.2.2)駆動性能試験
積雪路のテストコースにおいて、比較例1に係る空気入りタイヤが装着された車両の停止状態からアクセルを全開にし、当該車両が50mを走行するのに要した時間(いわゆる、駆動時間)を‘100’とし、その他の空気入りタイヤが装着された車両の駆動時間を指数化した。なお、指数が大きいほど、駆動性能に優れている。
この結果、表1に示すように、実施例1〜6に係る空気入りタイヤが装着された車両は、比較例1に係る空気入りタイヤが装着された車両と同等以上であるとともに、比較例2に係る空気入りタイヤが装着された車両よりも駆動性能に優れていることが判った。
(5)その他の実施形態
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。具体的には、タイヤとして、空気や窒素ガスなどが充填される空気入りタイヤ1であってもよく、空気や窒素ガスなどが充填されないソリッドタイヤでもあってもよい。
上述した空気入りタイヤに設けられた陸部及び主溝の本数や配置位置については、実施形態で説明したものに限定されるものではなく、目的に応じて適宜選択できることは勿論である。
上述した第1実施形態では、溝壁10a,10bは、トレッド面視において、ラグ溝100A,100Bの延在方向Sに沿って繰り返し蛇行しているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、必ずしも繰り返し蛇行している必要はなく、例えば、一部がラグ溝100A,100Bの延在方向Sに沿って直線状に設けられていてもよい。
上述した第1実施形態では、ラグ溝100A,100Bは、トレッド面視において、タイヤ赤道線CLに対して所定角度で傾斜するものとして説明したが、これに限定されるものではなく、タイヤ赤道線CLに対して直交していてもよい。
上述した第1実施形態では、赤道側端102は、幅狭溝部120によって構成されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、幅広溝部110によって構成されていてもよい。
上述した第1実施形態では、赤道側端102寄りに位置する幅広溝部110Aは、外側端103寄りに位置する幅広溝部110Bよりも狭いものとして説明したが、これに限定されるものではなく、幅広溝部110Bと同一であってもよく、幅広溝部110Bよりも広くてもよい。同様に、赤道側端102寄りに位置する幅狭溝部120Aは、必ずしも外側端103寄りに位置する幅狭溝部120Bよりも狭い必要はなく、幅狭溝部120Bよりもと同一であってもよく、幅狭溝部120Bよりもよりも広くてもよい。
上述した第1実施形態では、ラグ溝100A,100Bは、タイヤ赤道線CLに対して非対称に配置されるものして説明したが、これに限定されるものではなく、タイヤ赤道線CLに対して対称に配置されていてもよい。
上述した第1実施形態では、ラグ溝100Aの底部101は、平滑状に形成されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、変化していてもよい。例えば、幅広溝部110のタイヤ径方向TRに沿った深さは、幅狭溝部120のタイヤ径方向TRに沿った深さよりも浅く(または深く)てもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1,2,3…空気入りタイヤ、10,20…陸部、10a,10b,20a,20b…溝壁、50(50A,50B,50C)…主溝、70a,70b…側部、70f…前端、70r…後端、100A,100B…ラグ溝、101…底部、102…赤道側端、103…外側端、110…幅広溝部、120…幅狭溝部

Claims (10)

  1. トレッド幅方向外側に向かって延びるラグ溝によって形成された陸部を少なくとも備え、
    前記陸部のタイヤ周方向の両側には、前記ラグ溝を形成する第1溝壁及び第2溝壁が形成されており
    前記第1溝壁及び前記第2溝壁は、トレッド面視において、前記ラグ溝の延在方向に沿って蛇行し、
    前記ラグ溝の溝幅は、前記ラグ溝の延在方向に沿って所定の波長で変化し、
    前記ラグ溝は、
    タイヤ赤道線側に位置する赤道側端と、
    トレッド幅方向外側に位置する外側端と
    を含み、
    前記ラグ溝は、
    前記ラグ溝の延在方向に直交する溝幅が所定の幅である幅広溝部と、
    前記幅広溝部に連続し、前記所定の幅よりも狭い幅狭溝部とをそれぞれ複数含み、
    前記幅広溝部と前記幅狭溝部は、前記ラグ溝の延在方向に沿って交互に形成されており、
    前記赤道側端寄りに位置する前記幅広溝部は、前記外側端寄りに位置する前記幅広溝部よりも狭く、
    前記赤道側端寄りに位置する前記幅狭溝部は、前記外側端寄りに位置する前記幅狭溝部よりも狭いタイヤ。
  2. 前記タイヤ赤道線を含み、トレッド幅方向中心に位置するトレッドセンター部と、前記トレッドセンター部よりもトレッド幅方向外側に位置するトレッドショルダー部と、を備え、
    前記トレッドセンター部におけるラグ溝の幅狭溝部の中心線は、前記タイヤ赤道線に対して所定角度で傾斜し、
    前記トレッドショルダー部におけるラグ溝の幅狭溝部の中心線は、前記タイヤ赤道線に対して前記所定角度よりも大きい角度で傾斜する請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記赤道側端は、前記幅狭溝部によって構成される請求項1または2に記載のタイヤ。
  4. 前記ラグ溝は、タイヤ赤道線に対して非対称に配置される請求項1乃至の何れか一項に記載のタイヤ。
  5. タイヤ周方向に沿って延びる主溝がさらに形成され、
    前記ラグ溝は、前記主溝から離れた位置からトレッド幅方向外側に延びる請求項1乃至の何れか一項に記載のタイヤ。
  6. タイヤ周方向に沿って延びる主溝がさらに形成され、
    前記ラグ溝は、前記主溝に開口する請求項1乃至の何れか一項に記載のタイヤ。
  7. 前記幅広溝部及び前記幅狭溝部は、トレッド面視において、連続した曲線によって構成される請求項1乃至の何れか一項に記載のタイヤ。
  8. 前記幅広溝部の最大幅部分をW MAX とし、前記幅狭溝部の最小幅部分をW MIN とし、前記ラグ溝の溝幅の平均長さをAとした場合、(W MAX −W MIN )/A≦0.25の関係を満たす、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のタイヤ。
  9. 前記幅広溝部の最大幅部分をW MAX とし、前記幅狭溝部の最小幅部分をW MIN とし、前記ラグ溝の溝幅の平均長さをAとした場合、W MIN /W MAX は、35%〜85%の範囲である、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のタイヤ。
  10. トレッド面視において、前記タイヤに形成される溝の総面積をS1とし、前記ラグ溝のみの総面積をS2とした場合、0.6≦S2/S1≦1の関係を満たす請求項1乃至9の何れか一項に記載のタイヤ。
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