JP5529430B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、椅子の下部構成体または座に対して、背凭れを、ほぼ垂直をなす起立位置と、後方に傾斜した後傾位置との間を回動可能として支持し、かつ前記背凭れを、起立位置に向けて常時付勢するようにした椅子に関する。
従来のこの種の椅子としては、背凭れを、ばね(ガススプリング)により、起立位置に向けて常時付勢するようにしたものがある(例えば、特許文献1および2参照)。
特公平2−24527号公報 実公平4−746号公報
しかし、特許文献1および2に記載されているものにおいては、背凭れを起立位置に向けて付勢するばねの強さを強く設定すると、体重の軽い人が背凭れに凭れたとき、背凭れが後傾し難かったり、背凭れを起立位置に戻す際に、背凭れが急激に回動し、着座者に不快感を与えるおそれがある。
また、ばねの強さを弱く設定すると、体重の重い人が背凭れに凭れたとき、背凭れが急激に後傾位置へ回動し、着座者に不快感を与えたり、背凭れを起立位置に戻す際に、背凭れが戻り難いという問題がある。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、背凭れの回動に適度の抵抗力を付与するだけでなく、背凭れに掛かる負荷の大きさに基づいて、上記抵抗力を最適なものに調整しうるようにすることにより、体重の相違や凭れる際の勢い等が相違しても、背凭れが急激に回動したり、背凭れが後傾位置に到達しなかったりすることがなく、背凭れが常時最適な速度で円滑に回動しうるようにした椅子を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 椅子の下部構成体に座を、後部が下向き回動可能として装着し、前記座に対して、背凭れを、ほぼ垂直をなす起立位置と、後方に傾斜した後傾位置との間を回動可能として支持し、かつ前記背凭れを、起立位置に向けて常時付勢するようにした椅子において、前記背凭れにおける下端より上方の部分を、座の後部に左右方向を向く支軸をもって枢支するとともに、前記背凭れにおける前記支軸より下方の下端部に、前記下部構成体に設けられ、かつ座の後部の下向き回動に連動して、前記背凭れの下端部を後方に押動することにより、前記背凭れを起立位置に向かって回動させる前後方向を向く伸縮機構の後端部を連結し、前記伸縮機構に、背凭れが起立位置から後傾位置へ回動する際に、背凭れに抵抗力を付与する抵抗力付与手段を設け、この抵抗力付与手段を、背凭れの起立位置から後傾位置への回動時の回動モーメントの大きさに基づいて、付与する抵抗力を、回動モーメントが大きいほど大となるように自動的に調整する機能を備えるものとする。
このような構成とすると、体重の大きい人が背凭れに凭れる際や、勢いよく背凭れに凭れる際には、背凭れに作用する回動モーメントが大となるので、抵抗力付与手段から大きな抵抗力が背凭れの回動に付与され、背凭れは急激に回動することなく、適度の速度で、起立位置から後傾位置へ回動し、着座者は円滑かつ快適に背凭れに凭れることができる。
また、体重の小さい子供等が背凭れに凭れる際や、ゆっくりと背凭れに凭れる際には、背凭れに作用する回動モーメントは小さく、抵抗力付与手段からは小さな抵抗力しか背凭れの回動に付与されず、背凭れは、軽快かつ円滑に起立位置から後傾位置へ回動することができ、着座者は円滑かつ快適に背凭れに凭れることができる。
したがって、着座者の体重や着席時の勢い等が相違しても、背凭れの起立位置から後傾位置への回動速度を、互いに近づけることができる。
(2) 上記(1)項において、抵抗力付与手段を、背凭れが後傾位置から起立位置へ回動する際に、背凭れに、背凭れが起立位置から後傾位置へ回動する際に付与する抵抗力より小さい抵抗力を付与するものとする。
このような構成とすると、背凭れが後傾位置から起立位置へ回動する際に、背凭れが起立位置から後傾位置へ回動する際に付与する抵抗力より小さい抵抗力を付与するようにしてあるので、背凭れを起立位置に戻す際に、背凭れが戻り難かったり、背凭れが急激に回動し、着座者に不快感を与えたりすることがなく、背凭れを後傾位置から起立位置へゆっくりと回動させることができ、背凭れの起立位置への復帰時の円滑性および快適性を確保することができる。
(3) 上記(1)または(2)項において、抵抗力付与手段を、内部に筒状の流体室を備えるシリンダと、該シリンダにその軸線方向に摺動自在に嵌合されたピストンと、該ピストンに一端が連結され、かつ他端が前記シリンダの一端を貫通して、シリンダの軸線方向に延出するピストンロッドと、前記ピストンに設けられ、かつピストンによって仕切られた流体室内の1対の圧力室同士を連通するオリフィスと、前記ピストンに設けられ、流体室内の両圧力室内の圧力差に基づいて、前記オリフィスの開度を、前記圧力差が大きいほど小となるように制御する調整弁とを備える伸縮式ダンパーとする。
このような構成とすると、抵抗力付与手段の構成を簡素化し、安価に製造することができる。
本発明によると、背凭れの回動に適度の抵抗力を付与するだけでなく、背凭れに掛かる負荷の大きさに基づいて、上記抵抗力を最適なものに調整しうるようにすることにより、体重の相違や凭れる際の勢い等が相違しても、背凭れが急激に回動したり、背凭れが後傾位置に到達しなかったりすることがなく、背凭れが常時最適な速度で円滑に回動しうるようにした椅子を提供することができる。
本発明の一実施形態である椅子の待機状態の側面図である。 同じく、着座状態の側面図である。 同じく、リクライニング状態の側面図である。 同じく、腰部の分解斜視図である。 同じく、上部カバー、ダンパーおよび基軸を外した状態の支基の平面図である。 図5のVI−VI線端面図である。 図5のVII−VII線端面図である。 図5のVIII−VIII線端面図である。 ロータリダンパーの縦断側面図である。 図9のX部の拡大縦断側面図である。 伸縮式ダンパーの分解斜視図である。 同じく、拡大縦断側面図である。 図12のXIII部の拡大縦断側面図である。
以下、本発明の実施形態を、添付図面を参照して説明する。
図1〜図13は、本発明の一実施形態である椅子を示す。
図1〜図3に示すように、この椅子は、円板のベース1の中央に脚柱2を立設し、この脚柱2の上端に支基3を固着した下部構成体4を備えている。
脚柱2を、ガススプリング(図示略)により、高さ調節可能とすることもある。
支基3は、平面視および側面視において、脚柱2の上端より前方に向かってほぼ三角形状に拡開する形状をなしている。
支基3の前端部には、座5の前下部が、左右方向の基軸6をもって枢着され、座5は、図1に示すように、後上向きに傾斜する待機位置と、図2および図3に示すように、水平か、やや後下向きに傾斜する使用位置とに、基軸6を中心として回動しうるようになっている。
座5の両側後部において、座5には、左右1対の肘掛け7、7が、一体的に形成されている。
各肘掛け7は、座5の後部両側から起立し、かつ後部が側面視半円弧状または扇形をなし、前部が前上方に向かって収束する側面視ほぼ前向三角形をなしている。
左右の肘掛け7、7における後部の曲率中心部には、上端にヘッドレスト8を設けた背凭れ9の両側下部より前方に延出する前向側片10の前端部が、ほぼ左右方向を向く支軸11をもって枢着され、背凭れ9は、座5および肘掛け7に対して、図2に示す起立位置と、図3に示す後傾位置とに、支軸11を中心として回動しうるようになっている。
基軸6より後方における座5の下部には、ほぼ上下方向を向く左右1対の第1リンク12、12の上端部が、左右方向の軸13をもって連結され、この第1リンク12、12の下端部は、支基3の中央部に設けた凹部3a(図4参照)内に配設された左右1対のベルクランク状の第2リンク14、14における後方を向く第1腕部14a、14aの先端部に、左右方向の軸15をもって連結されている。
各第2リンク14は、上述の第1腕部14aと、上方を向く第2腕部14bとが、基端部である屈曲部14cにおいてほぼ直角に交わるようにした側面視L字状またはV字状をなし、図4に示すように、屈曲部14cに設けた六角孔14dに、支基3の凹部3aを貫通する六角軸とした左右方向の回動軸16を相対回転不能として嵌合することにより、左右の第2リンク14、14は、回動軸16と一体となって支基3に対して回動しうるようになっている。
支基3の凹部3a内には、座5を待機位置に向かって付勢するゴムトーションユニット17が、左右の第2リンク14、14に左右から挟まれるようにして収容されている。
このゴムトーションユニット17は、図8に示すように、六角軸とした回動軸16のほぼ中央部に固嵌した内筒18と、この内筒18と同芯状をなすようにして、支基3の凹部3a内に回動不能として嵌合された外筒19と、これら内筒18と外筒19との間に嵌合されて、その内面および外周面が、内筒18の外周面および外筒19の内面にそれぞれ固着されたほぼ円筒状のトーションゴム20とを備え、回動軸16の回動時に、トーションゴム20が弾性変形することにより、回動軸16を、背凭れ9が起立位置に向けて復帰回動する方向に付勢してある。
図8に示すように、支基3の凹部3aの底部中央には、上下方向を向くねじ孔21が設けられ、このねじ孔21に螺合した調節ねじ22の上端に、外筒19の外周面に突設した後方を向く突部19aの下面を当接し、凹部3aの底部より上方に突出する調節ねじ22の突出量を調節することにより、ゴムトーションユニット17の初期荷重を調節しうるようになっている。
このゴムトーションユニット17により、回動軸16および第2リンク14、14は、図1における反時計回りに付勢され、さらに第1リンク12を介して、座5が待機位置に向かって常時付勢されている。
図4および図6に示すように、回動軸16の両端近傍部における左右の第2リンク14、14の外側には、スペーサ23、23と、軸受24、24とが嵌合され、左右の両軸受24、24を、支基3の凹部3aの両側壁3b、3bにおける上端より下向きに設けたU字状の受溝25、25に上方より落とし込み、その上方より押え片26、26を両側壁3b、3bの上端にねじ止めすることにより、回動軸16は、支基3に回動可能として、また上方に外れないようにして枢支されている。
図4に示すように、凹部3aの両側壁3b、3bを貫通した回動軸16の両端には、角軸部16a、16aが連設されており、この左右の角軸部16a、16aは、支基3の凹部3aの両側壁3b、3bに固着した第1および第2抵抗力付与手段27、28における中央の回動部材29、30に設けた角孔31、32に、相対回動不能として嵌合されている。
第1抵抗力付与手段27は、回動軸16と一体の回動部材29の両方向の回動に対して同様の抵抗力を付与する両方向作用型のディスクダンパーとし、第2抵抗力付与手段28は、座5の待機位置から使用位置への回動時の回動モーメントの大きさに基づいて、付与する抵抗力を、上記回動モーメントが大きいほど大となるように自動的に調整する機能を備えるとともに、座5が使用位置から待機位置へ回動する際に、座5に、座5が待機位置から使用位置へ回動する際に付与する抵抗力より小さい抵抗力を付与するようにしたロータリダンパーとしてある。
第2抵抗力付与手段28であるロータリダンパーの具体的な構成は、図9および図10に示すように、支基3の側壁3bに固着され、かつ内部に、1対の内向き突起41a、41aにより区画された1対の円弧状の流体室42、42を備えるケーシング41と、ケーシング41内における流体室42、42の曲率中心部に回動自在に設けられ、かつ上記回動部材30と一体として形成され、座5と連動して回動するロータ43と、このロータ43の外周に突設され、かつ各流体室42、42内において回動する1対のベーン44、44と、各ベーン44に設けられ、かつベーン44によって仕切られた流体室42内の1対の圧力室42a、42b同士を連通するオリフィス45と、各ベーン44に設けられ、流体室42内の両圧力室42a、42b内の圧力差に基づいて、オリフィス45の開度を、上記圧力差が大きいほど小となるように制御する調整弁46とを備えるものとしてある。
調整弁46は、図10に示す例では、各ベーン44におけるオリフィス45の一方の開口縁部に、基端部が固定ねじ47をもって止着され、かつ遊端に向かって、オリフィス45が開口する各ベーン44の側面から、所要の角度をもって漸次離れる多角形状をなす、全体としてはほぼ円弧状の板ばね48からなるものとしてある。
この調整弁46によると、座5が待機位置に位置しており、座5に外力が作用していないときは、板ばね48は、図10に実線で示すように、遊端部がベーン44の側面から最も離れ、オリフィス45を全開したA位置に位置しているが、座5が待機位置から使用位置に向かって回動する際には、それに連動して、ロータ43が図9における時計回りに回動し、各流体室42における圧力室42b内の圧力が圧力室42a内の圧力より大となり、例えばオイルまたはエアー等の作動流体がオリフィス45を通って、圧力室42bから圧力室42aへ流れ、そのときの各流体室42における圧力室42b内の圧力と圧力室42a内の圧力との差が大となるにつれて、板ばね48は、図10に2点鎖線で示すB、C、Dの各位置のように、漸次ベーン44の側面に接近し、その基端部寄りの部分で、オリフィス45の開口を漸次段階的に狭め、最終的にD位置に到達することにより、オリフィス45を全閉する。
そのときのベーン44に掛かる抵抗力は、座5の待機位置から使用位置への回動に対する第2抵抗力付与手段28からの抵抗力となり、その抵抗力は、座5に作用する回動モーメントが大となるにつれて、またそれに伴って、圧力室42bと圧力室42aとの圧力差が大となり、板ばね48が、図10に示すA位置から、漸次B、C、D位置へ移行するにつれて、大となる。
なお、板ばね48が上記D位置に達したとき、オリフィス45の開口を完全に閉塞しないようにするため、オリフィス45よりさらに小径の孔(図示略)を、板ばね48に設けておくのが好ましい。
また、板ばね48の形状を、多角形状ではなく、なだらかな円弧状としておくことにより、オリフィス45の開口を、段階的ではなく、無段階的に開閉制御することができる。
座5が使用位置から待機位置へ回動する際には、それに連動して、ロータ43が図9における反時計回りに回動し、各流体室42における圧力室42内の圧力が圧力室42内の圧力より大となり、作動流体がオリフィス45を通って、圧力室42から圧力室42へ流れるが、このときは、オリフィス45を通る作動流体の流れは、調整弁46である板ばね48に妨げられることがないため、第2抵抗力付与手段28からは、座5の使用位置から待機位置への回動に対して、座5が待機位置から使用位置へ回動する際に付与される際の抵抗力より小さい(その際の最小の抵抗力と同等のものも含む)抵抗力が、第2抵抗力付与手段28から座5の回動に付与されるだけである。
第2抵抗力付与手段28を、このようなロータリダンパーとしたことにより、体重の大きい人が着座する際や、勢いよく着座する際には、座5に作用する回動モーメントが大となるので、第2抵抗力付与手段28から大きな抵抗力が座5の回動に付与され、座5は急激に回動することなく、適度の速度で、待機位置から使用位置へ回動し、着座者は円滑に着席することができる。
また、体重の小さい子供等が着座する際や、ゆっくりと着座する際には、座5に作用する回動モーメントは小さく、第2抵抗力付与手段28からは小さな抵抗力しか座5の回動に付与されず、座5は、軽快かつ円滑に待機位置から使用位置へ回動することができ、着座者は円滑に着席することができる。
したがって、着座者の体重や着席時の勢い等が相違しても、座5の待機位置から使用位置への回動速度を、互いに近づけることができる。
さらに、第2抵抗力付与手段28を、座5が使用位置から待機位置へ回動する際に、座5に、座5が待機位置から使用位置へ回動する際に付与する抵抗力より小さい抵抗力を付与するようにしてあるので、離席時の起立補助力を減殺することがなく、しかも、離席者を勢いよく前方に押し出すことのないように、座5を使用位置から待機位置へゆっくりと回動させることができ、離席時の円滑性および快適性を確保することができる。
第1および第2抵抗力付与手段27、28により、座5が待機位置から使用位置へ回動する際に抵抗力を付与するとともに、座5が使用位置から待機位置へ回動する際には、待機位置から使用位置への回動時の抵抗力より小さい抵抗力を付与するようにした抵抗力付与手段33が形成されている。
この抵抗力付与手段33により、座5の回動に適度の抵抗力が付与され、離着席者の体重に関係なく、座5の急激な回動が防止され、もって離着席を円滑に行うことができる。
また、座5が使用位置から待機位置へ回動する際の抵抗力を、座5が待機位置から使用位置へ回動する際の抵抗力より小としてあるので、離席時の起立補助力を減殺することがなく、しかも、着席時には、座の待機位置から使用位置への回動に大きい抵抗力を付与して、座がゆっくりと使用位置まで回動するようにすることができ、付勢手段であるゴムトーションユニット17の付勢力の有効利用を図ることができるとともに、離着席の円滑性および安全性を確保することができる。
支基3の凹部3aの両側壁3b、3bには、第1および第2抵抗力付与手段27、28を覆う側部カバー34が、着脱自在に装着されている。
左右の第2リンク14、14における第2腕部14b、14bの先端部間には、ほぼ前後方向を向く押動杆としての伸縮機構35の前端部が、左右方向の軸36をもって連結されている。伸縮機構35の後端部は、背凭れ9における座5との枢着点である支軸11より下方の下端部における左右方向の中間部に、左右方向の軸37をもって連結されている。
図11〜図13に示すように、伸縮機構35は、背凭れ9を、起立位置に向けて常時付勢する付勢手段50と、背凭れ9の起立位置から後傾位置、およびその逆方向に回動する際に、その背凭れ9の回動に抵抗力を付与する抵抗力付与手段51とを組み合わせたものよりなっている。
抵抗力付与手段51は、左右の第2リンク14、14における第2腕部14b、14bの先端部間に軸36をもって基端部が連結され、かつ内部に筒状の流体室52を備えるシリンダ53と、このシリンダ53にその軸線方向に摺動自在に嵌合されたピストン54と、ピストン54に一端が連結され、かつ他端がシリンダの他端部を貫通して、シリンダ53の軸線方向に延出し、背凭れ9の下端部に軸37をもって連結されたピストンロッド55と、ピストン54に設けられ、かつピストン54によって仕切られた流体室52内の1対の圧力室52a、52b同士を連通するオリフィス56と、ピストン54に設けられ、流体室52内の両圧力室52a、52b内の圧力差に基づいて、オリフィス56の開度を、上記圧力差が大きいほど小となるように制御する調整弁57とを備える伸縮式ダンパーとしてある。
調整弁57は、第2抵抗力付与手段28であるロータリダンパーにおける調整弁46と同様に、ピストン54におけるオリフィス56の一方の開口縁部に、基端部が固定ねじ58をもって止着され、かつ遊端に向かって、オリフィス56が開口するピストン54の端面から、所要の角度をもって漸次離れる多角形状をなす、全体としてはほぼ円弧状の板ばね59からなるものとしてあり、調整弁46と同様に作用するようにしてある。
すなわち、背凭れ9が起立位置に位置しており、背凭れ9に外力が作用していないときは、板ばね59は、図13に実線で示すように、遊端部がピストン54の端面から最も離れ、オリフィス56を全開したA位置に位置しているが、背凭れ9が起立位置から後傾位置に向かって回動する際には、それに連動して、ピストンロッド55がシリンダ53内に押し入れられて、ピストン54がシリンダ53内を前方に摺動し、流体室52における圧力室52b内の圧力が圧力室52a内の圧力より大となり、例えばオイルまたはエアー等の作動流体がオリフィス56を通って、圧力室52bから圧力室52aへ流れ、そのときの各流体室52における圧力室52b内の圧力と圧力室52a内の圧力との差が大となるにつれて、板ばね59は、図13に2点鎖線で示すB、C、Dの各位置のように、漸次ピストン54の端面に接近し、その基端部寄りの部分で、オリフィス56の開口を漸次段階的に狭め、最終的にD位置に到達することにより、オリフィス56を全閉する。
そのときのピストン54に掛かる抵抗力は、背凭れ9の起立位置から後傾位置への回動に対する抵抗力付与手段51からの抵抗力となり、その抵抗力は、背凭れ9に作用する回動モーメントが大となるにつれて、またそれに伴って、圧力室52bと圧力室52aとの圧力差が大となり、板ばね59が、図13に示すA位置から、漸次B、C、D位置へ移行するにつれて、大となる。
なお、板ばね59が上記D位置に達したとき、オリフィス56の開口を完全に閉塞しないようにするため、オリフィス56よりさらに小径の孔(図示略)を、板ばね56に設けておくのが好ましい。
また、板ばね59の形状を、多角形状ではなく、なだらかな円弧状としておくことにより、オリフィス56の開口を、段階的ではなく、無段階的に開閉制御することができる。
背凭れ9が後傾位置からの起立位置へ回動する際には、それに連動して、ピストン54がシリンダ53内を後方へ摺動し、流体室52における圧力室52b内の圧力が圧力室52a内の圧力より大となり、作動流体がオリフィス56を通って、圧力室52bから圧力室52aへ流れるが、このときは、オリフィス56を通る作動流体の流れは、調整弁57である板ばね59に妨げられることがないため、抵抗力付与手段51からは、背凭れ9の後傾位置から起立位置への回動に対して、背凭れ9が起立位置から後傾位置へ回動する際に付与される際の抵抗力より小さい(その際の最小の抵抗力と同等のものも含む)抵抗力が、抵抗力付与手段51から背凭れ9の回動に付与されるだけである。
抵抗力付与手段51を、このような伸縮式ダンパーとしたことにより、体重の大きい人が背凭れ9に凭れる際や、勢いよく背凭れ9に凭れる際には、背凭れ9に作用する回動モーメントが大となるので、抵抗力付与手段51から大きな抵抗力が背凭れ9の回動に付与され、背凭れ9は急激に回動することなく、適度の速度で、起立位置から後傾位置へ回動し、着座者は円滑かつ快適に背凭れに凭れることができる。
また、体重の小さい子供等が背凭れ9に凭れる際や、ゆっくりと背凭れ9に凭れる際には、背凭れ9に作用する回動モーメントは小さく、抵抗力付与手段51からは小さな抵抗力しか背凭れ9の回動に付与されず、背凭れ9は、軽快かつ円滑に起立位置から後傾位置へ回動することができ、着座者は円滑かつ快適に背凭れ9に凭れることができる。
したがって、着座者の体重や着席時の勢い等が相違しても、背凭れ9の起立位置から後傾位置への回動速度を、互いに近づけることができる。
さらに、背凭れ9が後傾位置からの起立位置へ回動する際には、抵抗力付与手段51からは、小さな抵抗力が、背凭れ9の回動に付与されるだけであるので、背凭れ9を起立位置に戻す際に、背凭れ9が戻り難かったり、背凭れ9が急激に回動し、着座者に不快感を与えたりすることがなく、背凭れ9を後傾位置から起立位置へゆっくりと回動させることができ、背凭れ9の起立位置への復帰時の円滑性および快適性を確保することができる。
図11および図12に示すように、背凭れ9を起立位置に向けて常時付勢する付勢手段50は、シリンダ53の外周部の中間部から後方に外嵌して固着した内筒60と、前端に形成した内向きフランジ61aが、内筒60の前端に形成した外向きフランジ60aの後面に当接させられ、内筒60と同心状に配設された外筒61と、ピストンロッド55の後端部に外嵌して固着した端板62と、後端が端板62に固着され、そこからピストンロッド55と同心状なして前方に延出し、前端部が外筒61の内面に摺動自在に嵌合された摺動筒63と、内筒60およびピストンロッド55に外嵌され、かつ外筒61および摺動筒63に内嵌されるようにして、外筒61の内向きフランジ61aと端板62との間に縮設された圧縮コイルばね64とを備えている。
伸縮機構35は、座5の待機位置から使用位置への回動時に、第1リンク12が下降して、第2リンク14の第1腕部14aが下向きに回動し、そのときの第2リンク14の第2腕部14bの後方への回動により後方に移動させられ、背凭れ9の下端部を後方に押動して、背凭れ9をほぼ垂直状態に維持するようにする押動杆として作用するとともに、座5が使用位置に位置している状態で、背凭れ9が、起立位置から後傾位置へ回動させられる間に、背凭れ9を起立位置に向かって復帰回動させるように、背凭れ9を付勢する付勢手段としても作用する。
抵抗力付与手段51は、この背凭れ9の起立位置から後傾位置、およびその逆方向への回動時に、上述したような適度の抵抗力を背凭れ9の回動に付与するものである。
また伸縮機構35は、座5が、使用位置から待機位置へ回動する間には、第1リンク12が上昇して、第2リンク14の第1腕部14aが上向きに回動し、そのときの第2リンク14の第2腕部14bの前方への回動により、前方に移動させられ、背凭れ9の下端部を前方に牽引し、背凭れ9が前傾しないで、ほぼ垂直状態を維持するようにするリンクとしても作用する。
このように、第1リンク12と、第2リンク14と、この伸縮機構35とにより、座5と背凭れ9とを、座5が待機位置から使用位置まで回動する間は、背凭れ9をほぼ垂直状態に維持するように連係する連係手段38が形成され、また伸縮機構35により、背凭れ9を起立位置に向かって付勢する付勢手段が形成されている。
支基3の上面には、伸縮機構35が挿通するようにした前後方向に長い開口39が設けられた上部カバー40が、着脱自在に設けられている。
以上から明らかなように、この椅子においては、抵抗力付与手段51を、背凭れ9の起立位置から後傾位置への回動時の回動モーメントの大きさに基づいて、付与する抵抗力を、回動モーメントが大きいほど大となるように自動的に調整する機能を備えるものとしてあるので、体重の相違や凭れる際の勢い等が相違しても、背凭れ9が急激に回動したり、背凭れ9が後傾位置に到達しなかったりすることがなく、背凭れ9は常時最適な速度で円滑に回動することができる。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、幾多の変形した態様での実施が可能である。
例えば、付勢手段50に代えて、シリンダ53の基端の内面と、ピストン54との間に圧縮コイルばねを縮設し、この圧縮コイルばねにより、ピストン54とピストンロッド55とを介して、背凭れ9を起立方向に向けて付勢するようにしてもよい。
また、調整弁46を他の構造のものとしてもよい。
1 ベース
2 脚柱
3 支基
3a凹部
3b側壁
4 下部構成体
5 座
6 基軸
7 肘掛け
8 ヘッドレスト
9 背凭れ
10 前向側片
11 支軸
12 第1リンク
13 軸
14 第2リンク
14a第1腕部
14b第2腕部
14c屈曲部
14d六角孔
15 軸
16 回動軸
16a角軸部
17 ゴムトーションユニット(付勢手段)
18 内筒
19 外筒
19a突部
20 トーションゴム
21 ねじ孔
22 調節ねじ
23 スペーサ
24 軸受
25 受溝
26 押え片
27 第1抵抗力付与手段(ディスクダンパー)
28 第2抵抗力付与手段(ロータリダンパー)
29、30 回動部材
31、32 角孔
33 抵抗力付与手段
34 側部カバー
35 伸縮機構(押動杆)
36、37 軸
38 連係手段
39 開口
40 上部カバー
41 ケーシング
41a内向き突起
42 流体室
42a、42b 圧力室
43 ロータ
44 ベーン
45 オリフィス
46 調整弁
47 固定ねじ
48 板ばね
50 付勢手段
51 抵抗力付与手段
52 流体室
52a、52b 圧力室
53 シリンダ
54 ピストン
55 ピストンロッド
56 オリフィス
57 調整弁
58 固定ねじ
59 板ばね
60 内筒
60a外向きフランジ
61 外筒
61a内向きフランジ
62 端板
63 摺動筒
64 圧縮コイルばね

Claims (3)

  1. 椅子の下部構成体に座を、後部が下向き回動可能として装着し、前記座に対して、背凭れを、ほぼ垂直をなす起立位置と、後方に傾斜した後傾位置との間を回動可能として支持し、かつ前記背凭れを、起立位置に向けて常時付勢するようにした椅子において、
    前記背凭れにおける下端より上方の部分を、座の後部に左右方向を向く支軸をもって枢支するとともに、前記背凭れにおける前記支軸より下方の下端部に、前記下部構成体に設けられ、かつ座の後部の下向き回動に連動して、前記背凭れの下端部を後方に押動することにより、前記背凭れを起立位置に向かって回動させる前後方向を向く伸縮機構の後端部を連結し、前記伸縮機構に、背凭れが起立位置から後傾位置へ回動する際に、背凭れに抵抗力を付与する抵抗力付与手段を設け、この抵抗力付与手段を、背凭れの起立位置から後傾位置への回動時の回動モーメントの大きさに基づいて、付与する抵抗力を、回動モーメントが大きいほど大となるように自動的に調整する機能を備えるものとしたことを特徴とする椅子。
  2. 抵抗力付与手段を、背凭れが後傾位置から起立位置へ回動する際に、背凭れに、背凭れが起立位置から後傾位置へ回動する際に付与する抵抗力より小さい抵抗力を付与するものとした請求項1記載の椅子。
  3. 抵抗力付与手段を、内部に筒状の流体室を備えるシリンダと、該シリンダにその軸線方向に摺動自在に嵌合されたピストンと、該ピストンに一端が連結され、かつ他端が前記シリンダの一端を貫通して、シリンダの軸線方向に延出するピストンロッドと、前記ピストンに設けられ、かつピストンによって仕切られた流体室内の1対の圧力室同士を連通するオリフィスと、前記ピストンに設けられ、流体室内の両圧力室内の圧力差に基づいて、前記オリフィスの開度を、前記圧力差が大きいほど小となるように制御する調整弁とを備える伸縮式ダンパーとした請求項1または2記載の椅子。
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