JP5527481B2 - X線診断装置およびx線診断用プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、X線画像に映りこんだグリッドのモアレパターンを除去するX線診断装置およびX線診断用プログラムに関する。
従来のX線診断装置は、図11に示すように、X線を被検体Mに照射するX線管103と、被検体Mを透過したX線を検出するX線検出器(例えば、フラットパネル型X線検出器(FPD))104と、X線検出器104のX線入射側に設けられ、被検体Mを透過するとき等に散乱するX線を除去する散乱線除去グリッド(以下、「グリッド」と略す)105とを備えている。グリッド105は、X線を吸収する吸収体(例えば鉛)と、X線を透過する透過体(例えばアルミニウムや空気)とが交互に配設して構成される。このグリッド105によって、散乱して斜め方向から入射するX線は吸収体で吸収され、透過体を透過したX線のみがX線検出器104で検出される。それにより、鮮明な画像を取得することができる。
しかしながら、従来のX線診断装置101では、X線検出器104の解像度とグリッド105の密度との違いにより、取得した画像にグリッド105のモアレパターンが映りこんでしまう問題がある。このグリッド105のモアレパターンの対策については、種々の提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
また、図11に示す従来のX線診断装置101では、モアレパターン除去処理部121を備えて、画像に映りこんだグリッド105のモアレパターンの第1高調波と第2高調波を除去している。まず、モアレパターンが映りこんだ画像に対して1次元のフーリエ変換を行い、そのフーリエ変換結果からモアレパターンの第1高調波を示すピーク周波数を検出する。第2高調波は、第1高調波の2倍(整数倍)であるので、第1高調波のピーク周波数により算出される。取得された第1高調波と第2高調波のピーク周波数に基づき、モアレパターンの第1高調波と第2高調波を抽出するためのフィルタを作成し、このフィルタを用いて第1高調波と第2高調波を抽出する。そして、モアレパターンが映りこんだ画像から第1高調波と第2高調波を減算することでモアレパターンの第1高調波と第2高調波を除去する。
なお、X線検出器104の解像度は、ナイキスト周波数Nyで表すことができる。ナイキスト周波数Nyは、ピクセルピッチδ(mm)でサンプリングできる空間周波数の限界を示す。ナイキスト周波数Nyは、次の式(1)から求められる。
Ny=1/(2×δ)…(1)
例えば、X線検出器104は、ピクセルピッチδが150umで構成されているとすると、ナイキスト周波数Nyは、Ny=1/(2×0.15)=3.33…lp/mmとなる。すなわちX線検出器104の解像度は、3.33…lp/mmである。なお、X線検出器104の解像度は、以下適宜「3.33lp/mm」と略する。
また、グリッド105の密度は、例えば50line/cmで構成される。この50line/cmは、5line/mmや5lp/mmなどとも表される。「line/cm」や「lp/mm」等は、グリッド105の場合、単位長さ(1cmや1mm)当たり吸収体の本数や吸収体と透過体の組の本数(50や5)を示している。解像度が3.33lp/mmのX線検出器と、密度が5lp/mm(50line/cm)のグリッドとを用いる場合、グリッド(5lp/mm)のモアレパターンは、3.33lp/mmで折り返して、1.67lp/mmの位置に生じる。すなわち、3.33…lp/mm−(5lp/mm−3.33…lp/mm)=1.67(1.666…)lp/mmの位置にグリッドのモアレパターンの第1高調波が現れる(図12)。
特開2002−152467号公報
しかしながら、このような構成を有する従来のX線診断装置101では、次のような問題がある。すなわち、モアレパターン除去処理部121により、グリッド105のモアレパターンが映りこんだ画像からモアレパターンを除去しても、除去後の画像にモアレパターン残りが存在してしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、モアレパターン除去画像に残るモアレパターンを除去するX線診断装置およびX線診断用プログラムを提供することを目的とする。
発明者は、上記の問題を解決するために鋭意研究した結果、次のような知見を得た。まず、モアレパターン除去画像に残るモアレパターンは、第3高調波であることがわかった。図13は、画像の1次元のフーリエ変換結果の一例を示す。なお、具体的には、150umのピクセルピッチのX線検出器(FPD)104に対して、50line/cmのグリッド105を用いている。図13において、グリッド105のモアレパターンの第1高調波のピーク周波数は約1.84lp/mmに位置し、第2高調波のピーク周波数は約2.98lp/mmに位置する。そして、約1.14lp/mmに位置するピーク周波数を有する周波数成分が存在する。この周波数成分が第3高調波である。すなわち、第3高調波は、第1高調波の3倍(整数倍)であり、5.52lp/mmの周波数を有する。5.52lp/mmの周波数は、3.33lp/mmで折り返されて1.14lp/mmの位置に現れる。なお、第2高調波は、第1高調波の2倍の3.68lp/mmの周波数を有し、折り返されて2.98lp/mmの位置に現れる。
また、グリッド105の密度の誤差により、モアレパターン除去後の画像にモアレパターンの第3高調波が発生することがわかった。例えば、グリッド密度が50line/cmの場合であっても45〜55line/cmのものが存在する。なぜなら、グリッド105には、日本工業規格(JIS: Japanese Industrial Standard)において、グリッド密度の許容差が±10%の範囲で認められているからである。
図14は、グリッド誤差とモアレパターンの高調波のピーク周波数との関係を示す図である。具体的には、図14において、縦軸には第1〜3高調波のピーク周波数(lp/mm)を示し、横軸には、50line/cmのグリッドと実際に誤差があるグリッドとの比を示す。例えば、実際のグリッド密度が51line/cmの場合、グリッド誤差(比)は、51/50=1.02である。なお、X線検出器(FPD)104はピクセルピッチが150umで構成されているものとする。なお、上述の図13に示すモアレパターンの場合は、実際のグリッド密度は48.2line/cmであり、グリッド誤差(比)は、48.2/50=0.96である(符号E)。図14において、50line/cmのグリッド105のライン数に誤差が無い場合(符号R)、第1高調波と第3高調波とは、ほぼ重なっており、第1高調波を除去すれば、同時に第3高調波も除去される。しかしながら、グリッド密度に誤差がある場合は、第1高調波と第3高調波のピーク周波数にずれが生じる。そのため、モアレパターンの第3周波数が除去後の画像に残ってしまう。
また、モアレパターンの第1高調波と第2高調波を除去して、更に第3高調波を除去すると、画像内のより多くの情報が同時に除去されることになる。そのため、単に第3高調波を除去しただけでは、画像(画像内の被写体)を明確に認識できるか否かの画像の視認性を劣化させてしまう。図13や図14に示すように、第3高調波が他の第1高調波や第2高調波に対して低周波数側に位置する場合など、特に、低周波側の第3高調波を除去すると、画像内の比較的大きな形状を表す情報が第3高調波と同時に除去されてしまい、視認性の劣化が大きい。また、高周波数側の第3高調波を除去すると、画像内の細かな形状やエッジを表す情報が第3高調波と同時に除去されてしまう。また、第3高調波は、図13に示すように、スペクトル強度が小さい周波数成分であるので、画像内では、画素値の変化(輝度変化)の少ない平坦領域に目立ち、その平坦領域以外では認識されないことがわかった。
このような知見に基づく本発明は、次のような構成をとる。すなわち、本発明に係るX線診断装置は、被検体にX線を照射するX線照射部と、被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、前記X線検出器のX線入射側に配置され、散乱したX線を除去するグリッドとを備え、前記X線検出器の出力に基づいて画像を取得するX線診断装置において、前記画像に映りこんだ前記グリッドのモアレパターンの第1高調波のピーク周波数を検出するピーク周波数検出部と、前記第1高調波のピーク周波数に基づいて前記画像からモアレパターンの第1高調波と第2高調波を除去して第1・第2高調波除去画像を取得する第1・第2高調波除去処理部と、前記第1高調波のピーク周波数に基づいてモアレパターンの第3高調波のピーク周波数を算出し、前記第3高調波を抽出するための第3高調波抽出フィルタを作成する第3高調波抽出フィルタ作成部と、前記第3高調波抽出フィルタに基づいて前記第1・第2高調波除去画像から前記第3高調波を抽出する第3高調波抽出部と、抽出された前記第3高調波を前記第1・第2高調波除去画像から減算して第3高調波除去画像を取得する第3高調波減算部と、前記第1・第2高調波除去画像内の平坦度を算出して平坦度情報を取得する平坦度算出部と、前記平坦度情報の平坦領域では第3高調波除去画像を出力し、前記平坦度情報の平坦領域以外の領域では前記第1・第2高調波除去画像を出力する出力選択部と、を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係るX線診断装置によれば、第3高調波抽出フィルタ作成部は、第1高調波のピーク周波数に基づいてモアレパターンの第3高調波のピーク周波数を算出し、第3高調波を抽出するための第3高調波抽出フィルタを作成する。第3高調波抽出部は、第3高調波抽出フィルタに基づいて第1・第2高調波除去画像から第3高調波を抽出する。第3高調波減算部は、抽出された第3高調波を第1・第2高調波除去画像から減算して第3高調波除去画像を取得する。それにより、モアレパターン除去画像に残っているモアレパターンの第3高調波を除去することができる。
また、モアレパターンの第3高調波は、スペクトル強度が小さい周波数成分であるので、画像内では、輝度変化の少ない平坦領域に目立ち、その平坦領域以外では認識されない。そのため、出力選択部は、平坦度算出部で平坦度を算出して取得した平坦度情報のうち、平坦領域では第3高調波除去画像を出力し、平坦度情報の平坦以外の領域では第1・第2高調波除去画像を出力する。すなわち、第1・第2高調波除去画像にてモアレパターンの第3高調波が目立つ平坦領域のみ、第3高調波除去画像を出力させている。それにより、画像の視認性の劣化を抑制するとともにモアレパターン除去画像に残っていた第3高調波のモアレパターンを除去することができる。
また、本発明に係るX線診断装置において、前記平坦度算出部は、処理対象である注目画素とその周囲の画素との輝度変化量を算出して平坦度情報を取得する輝度変化量算出部を備えていることが好ましい。それにより、輝度変化量算出部は、第1・第2高調波除去画像内の平坦度を示す平坦度情報を、注目画素とその周囲の画素との輝度変化量を算出することで取得することができる。
また、本発明に係るX線診断装置において、前記輝度変化量算出部は、前記注目画素の画素値から前記注目画素とその周囲の画素との加算平均値を減算して平坦度情報を取得することが好ましい。それにより、輝度変化量算出部は、平坦度情報を、注目画素の画素値から注目画素とその周囲の画素との加算平均値を減算して輝度変化量を算出することで取得することができる。
また、本発明に係るX線診断装置において、前記平坦度算出部は、前記平坦度情報の各画素の輝度変化量をそれぞれ対応する前記第1・第2高調波除去画像の画素値で除算して正規化処理する正規化処理部を備えていることが好ましい。すなわち、画素値が高い画素では輝度変化量が大きく、画素値が低い画素では輝度変化量が小さい傾向にある。輝度変化量が同じであっても高輝度画素の輝度変化量と低輝度画素の輝度変化量とでは、その重みが異なる。そのため、各画素の輝度変化量をそれぞれ対応する画素の画素値で除算することにより、高輝度画素と低輝度画素との輝度変化量を同じ基準で比較することができる。
また、本発明に係るX線診断装置において、前記平坦度算出部は、前記平坦度情報を複数個の画素で分割した領域ごとに輝度変化量の加算平均を行い、その加算平均値を分割した領域の各画素に適用させて平滑化する平滑化処理部を備えていることが好ましい。輝度変化量を平滑化することにより任意の領域で出力選択部による出力選択を行うことができる。また、平坦領域以外の領域内に点在する平坦領域と判定された領域を平坦領域以外の領域として処理することができる。平坦領域以外の領域内に点在する平坦領域まで第3高調波除去画像を出力させると視認性劣化を招くおそれがある。
また、本発明に係るX線診断装置は、前記第3高調波抽出部で抽出された前記第3高調波の画像に対して前記第3高調波の縞目に沿った方向に1次元のローパスフィルタ処理を行うローパスフィルタ処理部を備えていることが好ましい。モアレパターンの第3高調波の他に抽出される第3高調波の縞目に対して斜め方向のパターンを除去することができる。
また、本発明に係るX線診断用プログラムは、散乱したX線を除去するグリッドを介して撮影された画像の処理工程をコンピュータに実行させるためのX線診断用プログラムであって、前記画像に映りこんだ前記グリッドのモアレパターンの第1高調波のピーク周波数を検出する工程と、前記第1高調波のピーク周波数に基づいて前記画像からモアレパターンの第1高調波と第2高調波を除去して第1・第2高調波除去画像を取得する工程と、前記第1高調波のピーク周波数に基づいてモアレパターンの第3高調波のピーク周波数を算出し、前記第3高調波を抽出するための第3高調波抽出フィルタを作成する工程と、前記第3高調波抽出フィルタに基づいて前記第1・第2高調波除去画像から前記第3高調波を抽出する工程と、抽出された前記第3高調波を前記第1・第2高調波除去画像から減算して第3高調波除去画像を取得する工程と、前記第1・第2高調波除去画像内の平坦度を算出して平坦度情報を取得する工程と、前記平坦度情報の平坦領域では第3高調波除去画像を出力し、前記平坦度情報の平坦領域以外の領域では前記第1・第2高調波除去画像を出力する工程と、を備え、これらの工程をコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
本発明に係るX線診断用プログラムによれば、モアレパターンの第1高調波のピーク周波数に基づいてモアレパターンの第3高調波のピーク周波数を算出し、第3高調波を抽出するための第3高調波抽出フィルタを作成する。次に、第3高調波抽出フィルタに基づいて第1・第2高調波除去画像から第3高調波を抽出する。そして、抽出された第3高調波を第1・第2高調波除去画像から減算して第3高調波除去画像を取得する。それにより、モアレパターン除去画像に残っているモアレパターンの第3高調波を除去することができる。
また、モアレパターンの第3高調波は、スペクトル強度が小さい周波数成分であるので、画像内では、輝度変化の少ない平坦領域に目立ち、その平坦領域以外では認識されない。そのため、第1・第2高調波除去画像内の平坦度を算出して平坦度情報を取得する。そして、その平坦度情報のうち、平坦領域では第3高調波除去画像を出力し、平坦度情報の平坦以外の領域では第1・第2高調波除去画像を出力する。すなわち、第1・第2高調波除去画像にてモアレパターンの第3高調波が目立つ平坦領域のみ、第3高調波除去画像を出力させている。それにより、画像の視認性の劣化を抑制するとともにモアレパターン除去画像に残っていた第3高調波のモアレパターンを除去することができる。
本発明に係るX線診断装置およびX線診断用プログラムによれば、モアレパターンの第1高調波のピーク周波数に基づいてモアレパターンの第3高調波のピーク周波数を算出し、第3高調波を抽出するための第3高調波抽出フィルタを作成する。次に、第3高調波抽出フィルタに基づいて第1・第2高調波除去画像から第3高調波を抽出する。そして、抽出された第3高調波を第1・第2高調波除去画像から減算して第3高調波除去画像を取得する。それにより、モアレパターン除去画像に残っているモアレパターンの第3高調波を除去することができる。
また、モアレパターンの第3高調波は、スペクトル強度が小さい周波数成分であるので、画像内では、輝度変化の少ない平坦領域に目立ち、その平坦領域以外では認識されない。そのため、第1・第2高調波除去画像内の平坦度を算出して平坦度情報を取得する。そして、その平坦度情報のうち、平坦領域では第3高調波除去画像を出力し、平坦度情報の平坦以外の領域では第1・第2高調波除去画像を出力する。すなわち、第1・第2高調波除去画像にてモアレパターンの第3高調波が目立つ平坦領域のみ、第3高調波除去画像を出力させている。それにより、画像の視認性の劣化を抑制するとともにモアレパターン除去画像に残っていた第3高調波のモアレパターンを除去することができる。
実施例に係るX線診断装置の概略構成を示すブロック図である。 モアレパターンの説明に供する図である。 モアレパターンの第3高調波の抽出フィルタ作成の説明に供する図である。 モアレパターンの第3高調波の一例を示す図である。 (a)は縦ローパスフィルタ(LPF)処理の説明に供する図であり、(b)は縦ローパスフィルタ(LPF)の一例を示す図である。 モアレパターンの第3高調波除去の説明に供する図である。 輝度変化量の算出の説明に供する図である。 平滑化処理の説明に供する図である。 出力選択の説明に供する図である。 実施例のX線診断装置の動作を示すフローチャートである。 従来のX線診断装置の概略構成を示すブロック図である。 X線検出器とグリッドとによるモアレパターンの周波数の説明に供する図である。 画像の1次元のフーリエ変換結果の一例を示す。 グリッド誤差とモアレパターンの高調波のピーク周波数との関係を示す図である。
1 … X線診断装置
3 … X線管
4 … X線検出器
5 … 散乱線除去グリッド
9 … 画像処理部
10 … 主制御部
21 … 第1・第2高調波除去処理部
23 … 第3高調波除去処理部
25 … ピーク周波数検出部
29 … 第3高調波抽出フィルタ作成部
31 … 第3高調波抽出部
33 … 縦ローパスフィルタ処理部(縦LPF処理部)
35 … 第3高調波減算部
37 … 平坦度算出部
39 … 出力選択部
41 … 輝度変化量算出部
43 … 正規化処理部
45 … 平滑化処理部
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。図1は、実施例に係るX線診断装置の概略構成を示すブロック図であり、図2は、モアレパターンの説明に供する図である。図3は、モアレパターンの第3高調波の抽出フィルタ作成の説明に供する図であり、図4は、モアレパターンの第3高調波の一例を示す図である。図5(a)は、縦ローパスフィルタ(LPF)処理の説明に供する図であり、図5(b)は縦ローパスフィルタ(LPF)の一例を示す図である。図6は、モアレパターンの第3高調波除去の説明に供する図であり、図7は、輝度変化量の算出の説明に供する図である。図8は平滑化処理の説明に供する図であり、図9は出力選択の説明に供する図である。
図1を参照する。X線診断装置1は、被検体Mを載置する天板2と、被検体MにX線を照射するX線管3と、被検体Mを挟んでX線管3と対向して配置され、被検体Mを透過したX線を検出するX線検出器4と、X線検出器4のX線入射側に配置され、散乱したX線を除去するグリッド5とを備えている。なお、X線管3は本発明におけるX線照射部に相当する。
X線管3は、X線管制御部6によりX線照射に必要な制御が実行される。X線管制御部6は、X線管3の管電圧や管電流を発生させる高電圧発生部7を有している。X線管制御部6は、後述する入力部12で設定された管電圧や管電流や照射時間等のX線条件に応じてX線管3からX線を照射させている。
X線検出器4は、X線管3から照射されたX線を検出し、X線強度分布に応じた信号であるX線検出信号を出力する。X線検出器4は、フラットパネル型X線検出器(FPD)やイメージインテンシファイア等で構成される。X線検出器4は、例えば、0.15umピクセルピッチで構成され、3.33lp/mmの解像度を持つ。また、グリッド5は、例えば、50line/cm(5lp/mm)のグリッド密度で構成される。
X線検出器4の後段には、順番にA/D変換器8と画像処理部9とが設けられている。A/D変換器8は、X線検出器4から出力されたアナログのX線検出信号をデジタル信号に変換する。画像処理部9は、X線検出器4から出力されたデジタルのX線検出信号に基づいた画像に対して種々の処理を行う。また、X線診断装置1は、この装置1の各構成を統括的に制御する主制御部10と、画像処理部9で処理された画像を表示する表示部11と、操作者が入力設定や各種操作を行う入力部12と、処理された画像を記憶する記憶部13とを備えている。
主制御部10は、中央演算処理装置(CPU)などで構成され、各種プログラムを実行するようになっている。主制御部10は、例えば、被検体Mが載置された天板2、X線管3またはX線検出器4を所定の位置に移動させる制御を行う。表示部11は、モニタ等で構成される。入力部12は、キーボードやマウス等で構成される。記憶部13は、ROM(Read-only Memory)、RAM(Random-Access Memory)またはハードディスク等の記憶媒体で構成される。
画像処理部9は、X線検出器4の出力に基づいて取得した画像に映りこんだグリッド5のモアレパターンを除去するための第1・第2高調波除去処理部21と第3高調波除去処理部23とを備えている。第1・第2高調波除去処理部21は、画像に映りこんだグリッド5のモアレパターンの第1高調波のピーク周波数を検出するピーク周波数検出部25を備えている。第1・第2高調波除去処理部21は、第1高調波のピーク周波数に基づいて画像からモアレパターンの第1高調波と第2高調波を除去して第1・第2高調波除去画像を取得する。
第1・第2高調波除去処理部21は、画像に映りこんだグリッド5のモアレパターンの第1高調波と第2高調波を除去する。第1・第2高調波除去処理部21は、図2に示すように、まず、モアレパターン(符号mp)が映りこんだ画像に対して、横方向(モアレパターンの縞目と直交する方向)の画素列(符号L1)に1次元のフーリエ変換を行う。1次元のフーリエ変換は、例えば画像の上端の画素列から順番に行う。ピーク周波数検出部25は、そのフーリエ変換結果からモアレパターンの第1高調波を示すピーク周波数を検出する(図13)。なお、ピーク周波数検出部25は、画像の上端から順番に検出された複数のピーク周波数から設定された所定のピーク周波数を検出する。第2高調波は、第1高調波の2倍(整数倍)であるので、第1高調波のピーク周波数により算出される。取得された第1高調波と第2高調波のピーク周波数に基づき、モアレパターンの第1高調波と第2高調波を抽出するためのフィルタを作成する。このフィルタを用いて第1高調波と第2高調波を抽出する。そして、抽出された第1高調波と第2高調波をモアレパターンが映りこんだ画像から減算することで、画像からモアレパターンの第1高調波と第2高調波を除去した第1・第2高調波除去画像を取得する。なお、図2において、符号fは画像内における被検体Mの平坦領域を示す。
第3高調波除去処理部23は、図1に示すように、記憶部27、第3高調波抽出フィルタ作成部29、第3高調波抽出部31、縦ローパスフィルタ処理部(縦LPF処理部)33、第3高調波減算部35、平坦度算出部37および出力選択部39を備えている。第1・第2高調波除去処理部21によってモアレパターンの第1高調波と第2高調波が除去された第1・第2高調波除去画像は、記憶部27に記憶される。
第3高調波抽出フィルタ作成部29は、第1高調波のピーク周波数に基づいてモアレパターンの第3高調波のピーク周波数を算出し、第3高調波を抽出するための第3高調波抽出フィルタを作成する。第1高調波のピーク周波数は、ピーク周波数検出部25で検出された第1高調波のピーク周波数が与えられる。モアレパターンの第3高調波は、モアレパターンの第1高調波の3倍であるが、第3高調波がナイキスト周波数Nyの3.33lp/mmより大きい場合は、3.33lp/mmの位置で折り返された位置が第3高調波のピーク周波数位置となる。すなわち、第1高調波のピーク周波数が1.72lp/mmの場合、第3高調波のピーク周波数は1.72×3=5.16lp/mmとなる。このとき第3高調波がナイキスト周波数Nyの3.33lp/mmより大きいので、3.33lp/mmの位置で折り返される。第3高調波のピーク周波数は、3.33−(5.16−3.33)=1.50lp/mmとなる。なお、第1高調波のピーク周波数が1.72lp/mmの場合とは、図14においてグリッド誤差(比)が0.99のときである。第3高調波抽出フィルタは、図3に示すように、算出された第3高調波のピーク周波数に所定の帯域を持たせて作成される。
第3高調波抽出部31は、第3高調波抽出フィルタに基づいて第1・第2高調波除去画像から第3高調波を抽出する。第1・第2高調波除去画像は、記憶部27により与えられる。第3高調波の抽出は、例えば1・第2高調波除去画像の横方向の画素列に対して、第3高調波抽出フィルタを用いたフィルタ処理を施す。この抽出処理を第1・第2高調波除去画像の例えば上端から順番に1列ずつ行う。これにより、図4に示すようなモアレパターンの第3高調波の画像が抽出される。
しかしながら、抽出された第3高調波の画像には、図5(a)の符号nに示すように、モアレパターンの第3高調波の他に斜め方向のパターンが抽出される。これは、第3高調波抽出フィルタの周波数と同じ周波数の第1・第2高調波除去画像内のパターンが抽出されることが原因で起こる。すなわち、横方向の画素列L2において、周期がd1のモアレパターンの第3高調波が抽出されるとともに、第1・第2高調波除去画像内の同じ周期(d2=d1)のパターンが抽出される。
そこで、縦LPF処理部33は、第3高調波抽出部31で抽出された第3高調波の縞目に沿った縦方向に1次元のローパスフィルタ(LPF)処理を行う。モアレパターンの第3高調波の縞目を図5(a)の符号mp3に示す。すなわち、第3高調波の縞目に沿った縦方向にLPF処理を行う。縦方向のLPF処理は、抽出された第3高調波の画像の各画素に対して、図5(b)に示すフィルタでフィルタ処理を行う。図5(b)に示すフィルタは、縦方向の画素列であり、例えば、処理対象の注目画素の上下8画素を含む17画素を用いて行う。この17画素の処理前の画素値の加算平均を算出し、算出した加算平均値を注目画素の新たな画素値とする。この処理を各画素で行うことにより、画像の縦方向の画素が平滑化されて図5(a)に示す符号nの斜め方向のパターンを除去される。そして、図4に示すモアレパターンの第3高調波の画像を取得される。なお、縦LPF処理部33は本発明におけるローパスフィルタ処理部に相当する。なお、図5(a)において、モアレパターンの第3高調波の縞目が横方向に並んでいるが、縞目が縦方向に並ぶ場合、縞目に沿った横方向に1次元のローパスフィルタ(LPF)処理を行う。
第3高調波減算部35は、抽出された第3高調波を第1・第2高調波除去画像から減算して第3高調波除去画像を取得する。すなわち、第3高調波減算部35は、図6に示すように、第1・第2高調波除去画像P1から抽出された第3高調波の画像P2を減算する。これにより、第3高調波除去画像P3が取得される。
平坦度算出部37は、図1に示すように、第1・第2高調波除去画像内の平坦度を算出して平坦度情報を取得する。この平坦度算出部37による平坦度情報の算出は、第3高調波を抽出して除去する第3高調波除去画像を取得する処理と並行して行われる。平坦度情報は、第1・第2高調波除去画像の平坦な領域(平坦領域)と平坦ではない構造物の領域(平坦領域以外の領域)識別するための情報である。例えば、被検体Mの脚部の撮影においては、平坦領域としては肉部分、平坦領域以外の領域としては骨部分が挙げられる。また、平坦度算出部37は、輝度変化量算出部41、正規化処理部43および平滑化処理部45を備えている。
輝度変化量算出部41は、処理対象である注目画素とその周囲の画素との輝度変化量を算出して平坦度情報を取得する。具体的には、輝度変化量算出部41は、注目画素の画素値から注目画素とその周囲の画素との加算平均値を減算して平坦度情報を取得する。すなわち、輝度変化量算出部41は、図7に示すように、注目画素とその注目画素と例えば上下左右10画素との21×21画素で加算平均を行い、注目画素の画素値からその加算平均値を減算する。すなわち、例えば21×21画素の画素値の加算平均値をAとし、注目画素の画素値をBとすると輝度変化量C1は、C1=|B−A|で表すことができる。この処理を第1・第2高調波除去画像の各画素で行う。このように輝度変化量C1で表された新たな画像を平坦度情報として取得する。
正規化処理部43は、平坦度情報の各画素の輝度変化量をそれぞれ対応する第1・第2高調波除去画像の画素値で除算して正規化処理する。すなわち、正規化処理後の輝度変化量C2は、C2=|B−A|/Bで表される。画素値が高い画素では輝度変化量(画素値の変動量)が大きく、画素値が低い画素では輝度変化量が小さい傾向にある。また、例えば、画素値が1000の注目画素と画素値が10の注目画素があるものとする。両方の輝度変化量が2である場合、輝度変化量が同じ値である。しかしながら、画素値が1000のときにおける輝度変化量2と、画素値が10のときにおける輝度変化量2とでは、2/1000=0.002と、2/10=0.2と、重みが異なる。そのため、高輝度画素と低輝度画素との輝度変化量を同じ基準で比較できるようにしている。
平滑化処理部45は、平坦度情報を複数個の画素で分割した領域ごとに輝度変化量の加算平均を行い、その加算平均値を分割した領域の各画素に適用させて平滑化する。平滑化処理部45は、図8に示すように、例えば平坦度情報P4が64×64画素で構成される場合、例えば16×16画素で加算平均を行って1画素に縮小する。すると、4×4画素の縮小された平坦度情報P5が取得される。そして、4×4画素の平坦度情報P5を元の64×64画素の大きさに戻すこと(拡大)で平滑化処理された平坦度情報P6を得る。なお、平坦度情報P5の1画素から平坦度情報P6の16×16画素の大きさに戻す際に、平坦度情報P6の16×16画素の全ての輝度変化量は、平坦度情報P5の1画素の輝度変化量が与えられる。
出力選択部39は、平坦度情報の平坦領域では第3高調波除去画像を出力し、平坦度情報の平坦領域以外の領域では第1・第2高調波除去画像を出力する。すなわち、出力選択部39は、図9に示すように、平坦度情報P6に基づいて、第1・第2高調波除去画像P1および第3高調波除去画像P3のいずれか一方の画像を出力するのかを選択する。平坦度情報P6における正規化処理および平滑化処理された輝度変化量がしきい値以上であれば、平坦領域と識別され、しきい値未満であれば、平坦領域以外の領域と識別される。平滑化処理部45により16×16画素で加算平均を行った分割した領域の各画素(16×16画素)は、同じ輝度変化量であるので、その16×16画素の領域単位で出力選択部39による選択出力をするようになっている。図9に示すように、平坦度情報P6の平坦領域(符号f)では、第3高調波除去画像P3が出力される。一方、平坦度情報P6の平坦領域以外の領域では、第1・第2高調波除去画像P1が出力される。
次に図10を参照して、本実施例のX線診断装置1の動作をフローチャートに沿って説明する。
〔ステップS01〕X線撮影
X線診断装置1は、図1に示すように、X線管制御部6で設定された管電圧や管電流や照射時間等のX線条件に応じてX線管3からX線を照射させる。X線管3から照射されたX線は、被検体Mを透過してX線検出器4に入射する。X線検出器4は、X線強度分布に応じたX線検出信号を出力する。A/D変換器8は、X線検出器4から出力されたアナログのX線検出信号をデジタル信号に変換する。このデジタル変換されたX線検出信号に基づいて被検体Mを撮影した画像を取得することができる。
〔ステップS02〕第1・第2高調波除去処理
ピーク周波数検出部25は、画像に映りこんだ前記グリッドのモアレパターンの第1高調波のピーク周波数を検出する。第1・第2高調波除去処理部21は、第1高調波のピーク周波数に基づいて画像からモアレパターンの第1高調波と第2高調波を除去して第1・第2高調波除去画像を取得する。
〔ステップS03〕第3高調波抽出フィルタの作成
第3高調波抽出フィルタ作成部29は、第1高調波のピーク周波数に基づいてモアレパターンの第3高調波のピーク周波数を算出し、第3高調波を抽出するための第3高調波抽出フィルタを作成する(図3)。
〔ステップS04〕第3高調波の抽出
第3高調波抽出部31は、第3高調波抽出フィルタに基づいて第1・第2高調波除去画像から第3高調波を抽出する(図5(a))。第3高調波の抽出は、例えば、1・第2高調波除去画像の横方向の画素列の上端から順番に1列ずつに第3高調波抽出フィルタを用いたフィルタ処理を施して行われる。
〔ステップS05〕縦LPF処理
縦LPF処理部33は、第3高調波抽出部31で抽出された第3高調波(図5(a))の縞目に沿った縦方向に1次元のローパスフィルタ(LPF)処理を行う。縦方向のLPF処理は、例えば、図5(b)に示すフィルタ、すなわち、処理対象の注目画素の上下8画素を含む17画素を用い、この17画素の処理前の画素値の加算平均値を注目画素の新たな画素値とする。この処理を各画素で行うことにより、画像の縦方向の画素が平滑化されて図5(a)に示す符号nの斜め方向のパターンを除去される。そのため、図4に示すようなモアレパターンの第3高調波の画像を取得することができる。
〔ステップS06〕第3高調波除去処理(減算)
第3高調波減算部35は、図6に示すように、抽出された第3高調波P2を第1・第2高調波除去画像P1から減算して第3高調波除去画像P3を取得する。
また、第3高調波除去画像を取得するステップS03〜S06と並行して、第1・第2高調波除去画像内の平坦度を算出して平坦度情報を取得するステップS13〜S15を行う。
〔ステップS13〕輝度変化量の算出
輝度変化量算出部41は、注目画素の画素値から注目画素とその周囲の画素との加算平均値を減算して平坦度情報を取得する。すなわち、輝度変化量算出部41は、図7に示すように、注目画素を含む21×21画素の画素値の加算平均値をAとし、注目画素の画素値をBとして、輝度変化量C1=|B−A|を算出する。この処理を各画素で行うことにより、新たな画像として平坦度情報として取得する。
〔ステップS14〕正規化処理
正規化処理部43は、平坦度情報の各画素の輝度変化量をそれぞれ対応する第1・第2高調波除去画像の画素値で除算して正規化処理する。すなわち、輝度変化量C1の算出で用いた注目画素の画素値Bで輝度変化量C1を除算する。正規化処理後の輝度変化量C2は、C2=|B−A|/Bで算出される。
〔ステップS15〕平滑化処理
平滑化処理部45は、平坦度情報を複数個の画素で分割した領域ごとに輝度変化量の加算平均を行い、その加算平均値を分割した領域の各画素に適用させて平滑化する。すなわち、平滑化処理部45は、図8に示すように、例えば16×16画素で加算平均を行って1画素に縮小する。そして、元の大きさに戻す際に、元の大きさの16×16画素には、全画素に加算平均された輝度変化量が与えられる。
〔ステップS07〕出力選択
出力選択部39は、図9に示すように、平坦度情報P6の平坦領域fでは第3高調波除去画像P3を出力し、平坦度情報P6の平坦領域f以外の領域では第1・第2高調波除去画像P1を出力する。このように平坦領域fではモアレパターンの第3高調波が除去された出力選択画像P7が取得される。
〔ステップS08〕表示・保存
ステップS07で出力選択された出力選択画像P7は、画像処理部9でその他必要な処理が行われる。そして、出力選択画像P7は、表示部11に表示され、また、記憶部13に記憶される。
本実施例に係るX線診断装置1によれば、第3高調波抽出フィルタ作成部29は、第1高調波のピーク周波数に基づいてモアレパターンの第3高調波のピーク周波数を算出し、第3高調波を抽出するための第3高調波抽出フィルタを作成する。第3高調波抽出部31は、第3高調波抽出フィルタに基づいて第1・第2高調波除去画像から第3高調波を抽出する。第3高調波減算部35は、抽出された第3高調波を第1・第2高調波除去画像から減算して第3高調波除去画像を取得する。それにより、第1・第2高調波除去画像に残っているモアレパターンの第3高調波を除去することができる。
また、X線診断装置1は、第1・第2高調波除去画像内の平坦度を算出して平坦度情報を取得する平坦度算出部37と、平坦度情報の平坦領域では第3高調波除去画像を出力し、平坦度情報の平坦領域以外の領域では第1・第2高調波除去画像を出力する出力選択部39とを備えている。モアレパターンの第3高調波は、スペクトル強度が小さい周波数成分であるので、画像内では、輝度変化の少ない平坦領域に目立ち、その平坦領域以外では認識されない。そのため、出力選択部39は、平坦度算出部37で平坦度を算出して取得した平坦度情報のうち、平坦領域では第3高調波除去画像を出力し、平坦度情報の平坦以外の領域では第1・第2高調波除去画像を出力する。すなわち、第1・第2高調波除去画像にてモアレパターンの第3高調波が目立つ領域は平坦領域であるので、平坦領域とそれ以外の領域とを識別して、平坦領域のみに第3高調波除去画像を選択して出力させている。それにより、画像の視認性の劣化を抑制するとともに第1・第2高調波除去画像に残っていた第3高調波のモアレパターンを除去することができる。
すなわち、平坦領域以外では視認性を劣化させず、モアレパターン残りのない画像を取得することができる。なお、平坦領域では輝度変化が少なくモアレパターンの第3高調波を除去しても視認性劣化の影響を比較的に受けにくい。また、平坦領域のモアレパターンの第3高調波を除去しているので、平坦領域のS/N比を改善することも可能である。
また、輝度変化量算出部41は、第1・第2高調波除去画像内の平坦度を示す平坦度情報を、注目画素とその周囲の画素との輝度変化量を算出することで取得することができる。さらに、輝度変化量算出部41は、平坦度情報を、注目画素の画素値から注目画素とその周囲の画素との加算平均値を減算して輝度変化量を算出することで取得することができる。
また、正規化処理部43は、平坦度情報の各画素の輝度変化量をそれぞれ対応する第1・第2高調波除去画像の画素値で除算して正規化処理する。すなわち、画素値が高い画素では輝度変化量が大きく、画素値が低い画素では輝度変化量が小さい傾向にある。輝度変化量が同じであっても高輝度画素の輝度変化量と低輝度画素の輝度変化量とでは、その重みが異なる。そのため、各画素の輝度変化量をそれぞれ対応する画素の画素値で除算することにより、高輝度画素と低輝度画素との輝度変化量を同じ基準で比較することができる。
また、平滑化処理部45は、平坦度情報を複数個の画素(例えば16×16画素)で分割した領域ごとに輝度変化量の加算平均を行い、その加算平均値を分割した領域の各画素(16×16画素)に適用させて平滑化している。出力選択部39による画像の出力選択を画素単位で行うのではなく、平滑化により任意の領域で行うことができる。また、平坦領域以外の領域内に点在する平坦領域と判定された領域を平坦領域以外の領域として処理することができる。平坦領域以外の領域内に点在する平坦領域まで第3高調波除去画像を出力させると視認性劣化を招くおそれがある。
また、縦LPF処理部33は、第3高調波抽出部31で抽出された第3高調波の縞目に沿った縦方向に1次元のLPF処理を行う。モアレパターンの第3高調波の他に抽出される第3高調波の縞目に対して斜め方向のパターンを除去することができる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例において、画像処理部9は、プログラムを実行させるためのCPU等で構成される制御部と、プログラム等を記憶するROMやRAM等の記憶媒体で構成される記憶部とを備えてもよい。記憶部には、各ステップS01〜S08,S13〜S15の動作のプログラムを記憶させて、そのプログラムを制御部で実行するようにしてもよい。この場合、このプログラムに必要な操作は、入力部12で入力され、出力選択画像P7は表示部11に表示される。
(2)上述した実施例において、画像処理部9に限定されず、各ステップS01〜S08,S13〜S15の動作を、その動作のプログラムを記憶部13に記憶し、主制御部10で実行するようにしてもよい。この場合、このプログラムに必要な操作は入力部12で入力され、出力選択画像P7は表示部11に表示される。また、その動作のプログラムは、LAN等のネットワークシステムでX線診断装置1と接続されたパソコン上でも実行できるようにしてもよい。

Claims (7)

  1. 被検体にX線を照射するX線照射部と、
    被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、
    前記X線検出器のX線入射側に配置され、散乱したX線を除去するグリッドとを備え、
    前記X線検出器の出力に基づいて画像を取得するX線診断装置において、
    前記画像に映りこんだ前記グリッドのモアレパターンの第1高調波のピーク周波数を検出するピーク周波数検出部と、
    前記第1高調波のピーク周波数に基づいて前記画像からモアレパターンの第1高調波と第2高調波を除去して第1・第2高調波除去画像を取得する第1・第2高調波除去処理部と、
    前記第1高調波のピーク周波数に基づいてモアレパターンの第3高調波のピーク周波数を算出し、前記第3高調波を抽出するための第3高調波抽出フィルタを作成する第3高調波抽出フィルタ作成部と、
    前記第3高調波抽出フィルタに基づいて前記第1・第2高調波除去画像から前記第3高調波を抽出する第3高調波抽出部と、
    抽出された前記第3高調波を前記第1・第2高調波除去画像から減算して第3高調波除去画像を取得する第3高調波減算部と、
    前記第1・第2高調波除去画像内の平坦度を算出して平坦度情報を取得する平坦度算出部と、
    前記平坦度情報の平坦領域では第3高調波除去画像を出力し、前記平坦度情報の平坦領域以外の領域では前記第1・第2高調波除去画像を出力する出力選択部と、
    を備えていることを特徴とするX線診断装置。
  2. 請求項に記載のX線診断装置において、
    前記平坦度算出部は、処理対象である注目画素とその周囲の画素との輝度変化量を算出して平坦度情報を取得する輝度変化量算出部を備えていることを特徴とするX線診断装置。
  3. 請求項に記載のX線診断装置において、
    前記輝度変化量算出部は、前記注目画素の画素値から前記注目画素とその周囲の画素との加算平均値を減算して平坦度情報を取得することを特徴とするX線診断装置。
  4. 請求項またはに記載のX線診断装置において、
    前記平坦度算出部は、前記平坦度情報の各画素の輝度変化量をそれぞれ対応する前記第1・第2高調波除去画像の画素値で除算して正規化処理する正規化処理部を備えていることを特徴とするX線診断装置。
  5. 請求項からのいずれかに記載のX線診断装置において、
    前記平坦度算出部は、前記平坦度情報を複数個の画素で分割した領域ごとに輝度変化量の加算平均を行い、その加算平均値を分割した領域の各画素に適用させて平滑化する平滑化処理部を備えていることを特徴とするX線診断装置。
  6. 請求項1からのいずれかに記載のX線診断装置において、
    前記第3高調波抽出部で抽出された前記第3高調波の画像に対して前記第3高調波の縞目に沿った方向に1次元のローパスフィルタ処理を行うローパスフィルタ処理部を備えていることを特徴とするX線診断装置。
  7. 散乱したX線を除去するグリッドを介して撮影された画像の処理工程をコンピュータに実行させるためのX線診断用プログラムであって、
    前記画像に映りこんだ前記グリッドのモアレパターンの第1高調波のピーク周波数を検出する工程と、
    前記第1高調波のピーク周波数に基づいて前記画像からモアレパターンの第1高調波と第2高調波を除去して第1・第2高調波除去画像を取得する工程と、
    前記第1高調波のピーク周波数に基づいてモアレパターンの第3高調波のピーク周波数を算出し、前記第3高調波を抽出するための第3高調波抽出フィルタを作成する工程と、
    前記第3高調波抽出フィルタに基づいて前記第1・第2高調波除去画像から前記第3高調波を抽出する工程と、
    抽出された前記第3高調波を前記第1・第2高調波除去画像から減算して第3高調波除去画像を取得する工程と、
    前記第1・第2高調波除去画像内の平坦度を算出して平坦度情報を取得する工程と、
    前記平坦度情報の平坦領域では第3高調波除去画像を出力し、前記平坦度情報の平坦領域以外の領域では前記第1・第2高調波除去画像を出力する工程と、を備え、
    これらの工程をコンピュータに実行させることを特徴とするX線診断用プログラム。
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