JP5526418B2 - 街路樹保護組立体 - Google Patents

Description

本発明は街路樹用給水給養装置を備える街路樹保護組立体に関し、より具体的には街路樹周辺に埋設されて、街路樹に水または栄養剤などの供給を容易にする街路樹用給水給養装置を備える街路樹保護組立体に関する。

街路樹は、歩行者や運転手に心理的な安定感を与えるだけでなく、太陽熱を吸収して、風の影響を緩和し、微細に気候を調節する効果がある。また、街路樹は、造形物体として装飾効果を有し、都市建築物のどっしりしている感じをやわらかくする。そして、街路樹は、建築効果として、生活空間を周囲の他の地域から分離して、プライバシーを保護するだけでなく効率的に分割することができる。

このような街路樹は、車両が運行される道路走面または歩行者が歩行する歩道内に植えられるのが一般的である。

一方、現代の道路はアスファルトで包装されて、歩道は歩道ブロックやレンガなどで包装されている。また、健康管理を重視する人が増加し、このようなユーザの需要を充足させようと最近の歩道には自転車道路が形成されている。このようなアスファルトや自転車道路は、うまく排水することのできない材質でできているため、地面に水を排水させることができず、道路の周辺に形成された排水施設に排水させる。従って、街路樹を生育していくための十分な水が供給されず、街路樹がきちんと育たないという問題点がある。

本発明の目的は、街路樹周辺の地面に水を容易に供給する街路樹用給水給養装置及び街路樹保護組立体を提供することである。

上記目的を達成するために、本発明による街路樹用給水給養装置は、水または栄養剤が供給される開口が形成された入口部と、垂直方向に中空が形成され、前記入口部と連通して、前記入口部から供給された水または栄養剤を地面に放出して街路樹に供給するように前記中空と連通する複数の供給ホールが側面に形成された本体部と、を備える。

一方、本体部は、ヘリカル形状に形成され、本体部の長さ方向に沿って外周を囲むように形成されたねじ山をさらに備えることができる。

一方、街路樹用給水給養装置は、入口部に結合し、下側に行くほど幅が狭くなるように開口が形成された水受け部材をさらに備えることができる。

また、本体部及び水受け部材のうち少なくとも一つは、水または栄養剤に含まれた異質物をフィルタリングする異質物流入防止部材をさらに備えることができる。

そして、本発明による街路樹保護組立体は、一つの構造を有する街路樹用給水給養装置が受容される、少なくとも一つの収容ホールと、収容ホールより相対的に小さい面積を有する複数の給水ホールと、街路樹が貫通する貫通ホールとが形成された保護部材と、
街路樹を囲む地面上に設けられ、保護部材と地面との間に介在し、保護部材の外周に沿って配置された外側支持部材と、貫通ホールの外周に沿って配置された内側支持部材とを備える支持ユニットと、を備える。

本発明による街路樹用給水給養装置は、地面に流れる水が街路樹へ容易に供給されるようにするため、街路樹に十分な水分を供給できる。また、街路樹が病気にかかった場合、本発明による街路樹用給水給養装置を通して、栄養剤を容易に供給できるので、街路樹の回復を早めることができる。

本発明の望ましい第１実施形態に係る街路樹用給水給養装置を示した斜視図である。 本発明の望ましい第１実施形態に係る街路樹用給水給養装置の本体部にねじ山が形成された状態を示した斜視図である。 本発明の望ましい第１実施形態に係る街路樹用給水給養装置の、本体部と水受け部材を示した分解斜視図である。 図３に示された本発明の望ましい第１実施形態に係る街路樹用給水給養装置の斜視図である。 本発明の望ましい第１実施形態に係る街路樹保護組立体を示した分解斜視図である。 本発明の望ましい第１実施形態に係る街路樹保護組立体と街路樹用給水給養装置が街路樹に設置された状態を示した斜視図である。

以下、添付図を参照して本発明の技術的構成を詳細に説明する。

図１は本発明の望ましい第１実施形態に係る街路樹用給水給養装置を示した斜視図である。図１を参照すれば、本発明による街路樹用給水給養装置１００は、入口部１１０と、本体部１２０とを備える。

入口部１１０は、上下方向に開口されるように形成されて、水または栄養剤が供給される。

本体部１２０は、垂直方向に中空が形成されて、入口部１１０と連通している。本体部１２０には、入口部１１０から供給された水または栄養剤を地面に放出して、街路樹に供給されるように、中空と連通する複数の供給ホール１２１が側面に形成される。

入口部１１０を通して供給された水または栄養剤は、本体部１２０内に満たされるようになる。水または栄養剤は、供給ホール１２１を通して、本体部１２０の最下段から最上段にわたって放出されて、地面を通り、街路樹の根元にまんべんなく供給される。

ここで、本体部１２０の長さは、木の種類とサイズによって長く形成したり短く形成したりすることができる。そして、入口部１１０及び本体部１２０の材質は、アルミニウムで形成されてもよく、強化プラスチックで形成されてもよい。アルミニウムと強化プラスチックとは、一般的に使用される鉄より水に対する腐食性が優れており、水分によって簡単に腐食されないと長所がある。ここで、腐食性とは、水によって腐食される程度のことである。

本体部１２０を地面に埋設する方法は、地面に本体部１２０を埋設できるほどの大きさの埋設空間を掘りおこした後、本体部１２０を埋設する。また、本体部１２０の下側を三角錐状で形成し、開口部上段に圧力を加えて、本体部１２０が地面に埋設され易くする。

一方、本体部１２０の上側または入口部１１０の下側には、係止部１２２が形成される。係止部１２２は、本体部１２０の外面から所定の厚さで突出形成される。このような係止部１２２は、本体部１２０が地面に入りすぎて入口部１１０が地面によって覆われてしまうのを防止する。

上記のような構造で形成された本発明による街路樹用給水給養装置１００は、地面に流れる水が街路樹において容易に供給されるようにして街路樹に十分な水分が供給されるようにする。また、街路樹が病気にかかった場合、本発明による街路樹用給水給養装置１００を通して、栄養剤を容易に供給することができるので、街路樹の回復を早めるようにすることができる。

図２は、本発明の望ましい第１実施形態に係る街路樹用給水給養装置の本体部にねじ山が形成された状態を示した斜視図である。

図２を参照すれば、本体部１２０は、ねじ山１２３をさらに備えることができる。ねじ山１２３は、ヘリカル形状で形成され、本体部１２０の長さ方向に沿って外周を囲むように形成される。ユーザはこのようなねじ山１２３により本体部１２０を地面に回転させながら埋設できるため、相対的に大きい力を用いなくとも本体部１２０を地面に容易に埋設させることができる。

図３は、本発明の望ましい第１実施形態に係る街路樹用給水給養装置の、本体部と水受け部材とを示した分解斜視図である。図４は、図３に示された本発明の望ましい第１実施形態に係る街路樹用給水給養装置を組立てた状態を示す斜視図である。

図３及び図４を参照すれば、街路樹用給水給養装置１００は、水受け部材１３０をさらに備えることができる。水受け部材１３０は、入口部１１０に結合され、開口部分が下側に行くほど幅が狭くなるように形成される。

一方、本体部１２０及び水受け部材１３０のうち少なくとも一つは、異質物流入防止部材１４０をさらに備えることができる。異質物流入防止部材１４０は、水または栄養剤に含まれた異質物をフィルタリングして、異質物によって供給ホール１２１が詰まるのを防止することができる。異質物流入防止部材１４０は、網状に形成されてもよく、所定の厚さで形成された板形状のベース部に複数のホールが形成されたものであってもよい。このような異質物流入防止部材１４０は、複数形成されてもよい。

水受け部材１３０の開口した上側には、相対的に大きいサイズの異質物をフィルタリングできる異質物流入防止部材１４０ａを配置し、水受け部材１３０の開口された下側には、相対的に小さいサイズの異質物をフィルタリングできる異質物流入防止部材１４０ｂを配置してもよい。このような構造により、本体部１２０内に流入する異質物をより一層高い信頼性でフィルタリングできるようになる。

図５は、本発明の望ましい第１実施形態に係る街路樹保護組立体を示した分解斜視図である。図５を参照すれば、本発明に係る街路樹保護組立体２００は、保護部材２１０と、支持ユニット２２０とを備える。

保護部材２１０は、所定の厚さで形成されて、街路樹の胴体の周りを覆うように形成される。このような保護部材２１０には、収容ホール２１１と、給水ホール２１２と、貫通ホール２１３とが形成される。

収容ホール２１１は、上述した街路樹用給水給養装置１００が受容される。本発明の街路樹保護組立体２００では、４つの収容ホール２１１を形成して、４つの街路樹用給水給養装置１００が各収容ホール２１１に受容された状態を示したが、本発明はかかる例に限定しない。

給水ホール２１２は、収容ホール２１１より相対的に小さい面積を有するように形成される。すなわち、このような給水ホール２１２は、雨が降ったりユーザがホースを利用したりして、街路樹に水を供給する過程において、水が給水ホール２１２を通して街路樹に容易に供給されるようにする。

貫通ホール２１３は、街路樹が貫通するように、街路樹の直径より相対的に大きく形成される。保護部材２１０の材質は、アルミニウム合金または強化プラスチックで形成されるのが望ましい。これは、アルミニウム合金または強化プラスチックは鋼鉄より水によって腐食され難いためである。

支持ユニット２２０は、外側支持部材２２１と、内側支持部材２２２とを備える。外側支持部材２２１は、街路樹を囲む地面上に安着し、保護部材２１０の外周に沿って配置されて、保護部材２１０と地面との間に介在される。内側支持部材２２２は、街路樹を囲む地面上に安着し、貫通ホール２１３の外周に沿って配置され、保護部材２１０と地面との間に介在される。

一方、外側支持部材２２１と内側支持部材２２２とは複数形成される。例えば、外側支持部材２２１と内側支持部材２２２とは、多角形で形成され、多角形を構成するそれぞれの辺が分離可能な構造で形成される。このような構造によって、外側支持部材２２１と内側支持部材２２２とが一体で形成されるより地面に容易に設置できるようになる。そして、辺と辺との結合構造の一例として、辺の端部が上下側で各々ずれたものを組み合わせることで結合することができる。

街路樹保護組立体２００と街路樹用給水給養装置１００とを地面に設置する過程を説明する。

まず、支持ユニット２２０を街路樹周辺の地面に配置する。この過程において、地面に支持ユニット２２０が擦れる程度の溝を形成して、溝に支持ユニット２２０を安定して設けることも可能である。次に、保護部材２１０を外側支持部材２２１と内側支持部材２２２とに定着させる。最後に、街路樹用給水給養装置１００を収容ホール２１１に挿入して、地面に固定する。

このような構造で形成された本発明による街路樹保護組立体２００は、保護部材２１０の収容ホール２１１に街路樹用給水給養装置１００を挿入して、水受け部材を通して供給された水が地面を通して、街路樹に供給されるようにして、保護部材２１０の給水ホール２１２を通して、街路樹に水が供給されるようにする。また、街路樹保護組立体２００は、街路樹用給水給養装置１００が外力によって破損されるのを防止することができる。そして、街路樹保護組立体２００は、街路樹周辺の地面が歩行者によって窪まれるのを防止でき、街路樹周辺を美しく保つことができる。

一方、収容ホール２１１は、街路樹用給水給養装置１００の水受け部材の上側が外部に突出しないように形成されるのが望ましい。これは、歩行者が街路樹周辺を歩く過程において歩行者の履物によって水受け部材が収容ホール２１１から離脱するのを防止するためである。

図６は、本発明の望ましい第１実施形態に係る街路樹保護組立体と、街路樹用給水給養装置が街路樹に設置された状態を示した斜視図である。

図６に示されたように、街路樹保護組立体２００は、外部に露出した街路樹用給水給養装置１００の水受け部材１３０と調和をなし、街路樹周辺の外観を美しくする。街路樹用給水給養装置１００は、本体部１２０の供給ホール１２１を通して、本体部１２０の外周から地面を通り、街路樹の根元の部分全体にかけて、水及び栄養剤の供給を容易にして、街路樹の植生を有利にすることができる。

本発明は、図に示された実施形態を参考に説明されたが、これは例示的なものに過ぎなく、本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者ならば、これから多様な変形及び均等な他の実施形態が実施できるという点を理解するであろう。つまり、本発明の技術的保護範囲は、特許請求範囲の技術的思想によって定められる。

１００ 給養装置
１１０ 入口部
１２０ 本体部
１２１ 供給ホール
１２２ 係止部
１２３ ねじ山
１３０ 受け部材
１４０ 異質物流入防止部材
２００ 街路樹保護組立体
２１０ 保護部材
２１１ 収容ホール
２１２ 給水ホール
２１３ 貫通ホール
２２０ 支持ユニット
２２１ 外側支持部材
２２２ 内側支持部材

Claims (2)

1. 街路樹用給水給養装置が受容される少なくとも一つの収容ホールと、前記収容ホールより相対的に小さい面積を有する複数の給水ホールと、街路樹が貫通する貫通ホールとが形成された保護部材と、
   街路樹を囲む地面上に設けられ、前記保護部材と地面との間に介在し、前記保護部材の外周に沿って配置された外側支持部材と、前記貫通ホールの外周に沿って配置された内側支持部材とを備える支持ユニットと、を備え、
   前記街路樹用給水給養装置は、
   水または栄養剤が供給される開口が形成された入口部と、
   垂直方向に中空が形成され、前記入口部と連通して、前記入口部から供給された水または栄養剤を地面に放出して街路樹に供給するように前記中空と連通する複数の供給ホールが側面に形成された本体部と、
   前記入口部に結合し、下側に行くほど幅が狭くなるように開口が形成された水受け部材と、
   前記本体部及び前記水受け部材のうち少なくとも一つは、水または栄養剤に含まれた異質物をフィルタリングする異質物流入防止部材とからなることを特徴とする、街路樹保護組立体。
2. 前記街路樹用給水給養装置の前記本体部は、ヘリカル形状に形成され、前記本体部の長さ方向に沿って外周を囲むように形成されたねじ山をさらに備えることを特徴とする、請求項１に記載の街路樹保護組立体。
   

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