JP2507378B2 - 自動給水装置 - Google Patents

自動給水装置

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JP2507378B2
JP2507378B2 JP1439587A JP1439587A JP2507378B2 JP 2507378 B2 JP2507378 B2 JP 2507378B2 JP 1439587 A JP1439587 A JP 1439587A JP 1439587 A JP1439587 A JP 1439587A JP 2507378 B2 JP2507378 B2 JP 2507378B2
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【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、人手に頼ることなく、給水対象物(植物
などを植えた土壌など)に給水できる自動給水装置に関
する。
〔背景技術〕
最近は、室内やベランダに鑑賞用の植木鉢を置く家庭
が多いが、家人の不在や水のやり忘れなどのため、花な
どを枯らしてしまうことがあり、自動的に給水すること
ができる装置が望まれている。
他方、植木鉢の土壌などには排水性の良いものや悪い
ものがあり、保水性が異なるため土壌などの湿り具合に
応じて適量の給水を行う装置が望ましい。
このようなことから、土壌の湿り具合に応じて適量の
給水を行う装置として、たとえば、特公昭59-27630号公
報に示されるように、水道蛇口を給水源とし、湿度セン
サで土壌の湿り具合を検出して給水を行うものが提案さ
れている。
上記装置は、上述のように、水道蛇口という位置固定
型の給水源を用いるため、室内やベランダなどの水道蛇
口から離れた場所に用いるにはホースを引っ張る必要が
あり、主に、屋外用の自動給水装置と言える。
これに対して、室内やベランダ等の植木鉢への給水に
適するものとして、ポンプを備えたタンクを給水源とす
る移動可能な自動給水装置も提案されている。
ところで、上述のような給水源を用いて、植木鉢の土
壌に給水する場合には、給水源に接続された給水ノズル
と湿度センサとを植木鉢の土中に差し込んで、湿度セン
サにより土壌の湿り具合を検出し、その湿度センサから
の信号によって給水ノズルから植木鉢の土壌に給水する
ようになるが、この自動制御方式には、次のような問題
があった。
すなわち、給水ノズルと湿度センサとの位置(距離)
関係は、給水対象物への給水量を決めるのに重要なもの
であり、給水対象物によって定められるものであるが、
従来の自動給水装置は、使用する人が植木鉢内の土壌の
適当なところに給水ノズルと湿度センサとを差し込むよ
うにして、使用するようになっていたため、給水ノズル
と湿度センサとの位置関係が使用する人によってまちま
ちになり、両者を近接しすぎて給水がすぐストップして
しまい水不足を起こしたり、また、離しすぎて湿度セン
サがなかなか動作せずに水を多量にやり過ぎてしまうと
言う問題点があった。特に、サボテンや冬場の観葉植物
を植え込んだ土壌に使用した場合、このような植物は多
く給水しすぎると根が腐るため、植物を駄目にしてしま
うと言う問題を起こしていた。
〔発明の目的〕
以上の事情に鑑みて、この発明は、使用する人が異な
っても、給水対象物に応じた適度の給水ができる自動給
水装置を提供することを目的とする。
〔発明の開示〕
前記目的を達成するため、この発明は、給水対象物に
給水するための給水口となる給水ノズルと、前記給水対
象物のうちの少なくとも1つの水分量を検出する水セン
サと、前記水センサから信号を得ることにより給水を制
御する制御手段とを備えている自動給水装置であって、
前記給水ノズルと前記水センサーとを一体的に、かつ、
両者の間隔を給水対象物に応じて選択可能なように保持
する保持具を備えていることを特徴とする自動給水装置
をその要旨としている。
保持具が給水ノズルおよび水センサを保持するための
板体が複数個組み合わされたものであって、前記各板体
はこれと組み合わされた板体に対してスライド可能であ
ると、保持具の大きさを変えることができ、植木鉢やそ
れに植えられた植物の大きさが変わっても、それに対応
できるため好ましい。
また、保持具が給水ノズルおよび水センサを挿入する
管をそれぞれ備え、これらの管は、それぞれの壁に多数
の孔があけられていて、給水ノズルおよび水センサを挿
入した状態で給水対象物に深く差し込まれるようになっ
ていると、水センサが、植物の根の近くの水分量を正確
に検知することができ、必要な水分量を根の近くに供給
することができるため好ましい。
さらに、保持具が、給水ノズルを保持する円弧状の板
体と水センサを保持する真っ直ぐに伸びた板体とが前記
円弧状の板体の円弧内に前記真っ直ぐに伸びた板体の水
センサ保持部が位置するように組み合わされていると、
水センサを植物の根の近くに配置し、給水ノズルを水セ
ンサよりも遠い位置に配置することが可能となり、根の
近くに配置された水センサによって本当に必要な水分量
を検知することができ、過不足なく給水できるようにな
るため好ましい。
この発明の自動給水装置は、タンクから取水して給水
ノズルに水を供給するポンプと、このポンプをを働かせ
るモータとを備え、モータは、水センサから信号を得る
ことにより給水を制御する制御手段によって、運転・停
止するようになっているものでもよい。この場合、モー
タの異常温度上昇を検出するサーモスタットをも備えて
いると、モータの加熱して故障するのを防止しすること
ができるため好ましい。また、ポンプの取水口を覆うフ
ィルタをも備えていると、外からのゴミなどによってポ
ンプの詰まりを防ぐことができるため好ましい。
以下に、この発明を、その一実施例をあらわす図面を
参照しながら詳しく説明する。
第1図は、この発明にかかる自動給水装置の第1の実
施例をあらわしている。図にみるように、この自動給水
装置1は、給水ノズル14とポンプ2とモータ3と水セン
サ4と制御手段5と保持具50とを備えている。さらに、
この実施例では、タンク6と水位センサ7も備えてい
る。
ポンプ2は、タンクから取水して、給水ノズル14から
複数個の植木鉢8の土壌9などの給水対象物に水を供給
する。したがって、給水ノズル14は、給水対象物に給水
するための給水口となっている。モータ3は、制御手段
5の制御により駆動され、ポンプ2を働かせる。水セン
サ4としては、この実施例では、湿度センサが用いられ
ていて、前記複数個の植木鉢8の土壌9のうちの1つに
差し込まれていて、その土壌9の水分量(この場合、湿
度)を検出するようになっている。制御手段5は、水セ
ンサ4から信号を得ることにより、モータ3を運転(作
動)させたり、停止させたりするようになっている。制
御手段5の電源11には電池などの直流電源が用いられて
いるが、その他のものを用いてもよい。12は電源スイッ
チ、19は給水路となるホースである。
保持具50は、第2図にみるように、4個の真っ直ぐに
伸びた板体51が矩形枠状に組み合わされてなっている。
板体51同士は、ボルト52(または、ボルトとナット)に
よって固定されている。各板体51には、それぞれ給水ノ
ズル14(複数個の給水ノズルのうち水センサ4が差し込
まれる土壌9に給水するための給水ノズル)および水セ
ンサ4を挿入する孔A〜Lが形成されている。給水ノズ
ル14および水センサ4は、それぞれ孔A〜Lのうちの1
つに挿入されることにより保持具50に一体的に保持され
る。使用にあたっては、第3図にみるように、保持具50
をその板体51が植木鉢8に植えられた植物を取り囲むよ
うな状態となるように土壌9の上に置き、前記孔A〜L
を適宜選び、選んだ孔に給水ノズル14および水センサ4
を挿入し、土壌9にこれら給水ノズル14および水センサ
4を差し込むようにすればよい。給水ノズル14および水
センサ4を挿入する孔を選んで、選んだ孔に給水ノズル
14および水センサ4を挿入するにあたり、たとえば、孔
Aに水センサ4、孔Bに給水ノズル14を挿入すると、給
水ノズル14と水センサ4との間隔m(第3図に示す)
は、孔Aと孔Bとの間の距離m1(第2図に示す)とな
る。また、孔Aに水センサ4、孔Iに給水ノズル14を挿
入すると、給水ノズル14と水センサ4との間隔mは、孔
Aと孔Iとの間の距離m2(第2図に示す)となる。給水
ノズル14および水センサ4を挿入する孔は給水対象物に
応じて選ぶようにする。このように、この自動給水装置
1は、給水対象物に応じて孔A〜Lを適宜選んで、選ん
だ孔に給水ノズル14および水センサ4を挿入するように
なっているので、給水ノズル14と水センサ4との間隔m
を給水対象物に応じて適宜変えることができる。したが
って、使用する人が異なっても、給水ノズル14と水セン
サ4との間隔を給水対象物に応じた間隔に常にすること
ができる。
給水ノズル14と水センサ4との間隔mが大きい場合
は、小さい場合に比べて、給水ノズル14より給水し始め
てから水センサ4付近の土壌の水分量が水センサ4の設
定値より大きくなるまでに時間がかかる。そのため、水
センサ4の検知時間が遅くなり、給水対象物に多くの水
分を与えることになる。逆に小さい場合は、給水対象物
に与える水分は少なくなる。したがって、前記例では、
m2>m1のため、給水ノズル14を孔Iに挿入した場合は孔
Bに挿入した場合に比べて給水対象物に多くの水分を与
えることができる。すなわち、給水対象物に多くの水分
を与えたければ、給水ノズル14と水センサ4との間隔m
が大きくなるように、給水ノズル14および水センサ4を
挿入する孔A〜Lを選ぶようにし、給水対象物に少ない
水分を与えたければ、給水ノズル14と水センサ4との間
隔mが小さくなるように、給水ノズル14および水センサ
4を挿入する孔A〜Lを選ぶようにすればよい。
以上のように、この自動給水装置1は、給水ノズル14
と水センサ4とを一体的に、かつ、両者の間隔を給水対
象物に応じて選択可能なように保持する保持具50を備え
ているので、使用する人が異なっても、給水対象物に応
じた適度の給水ができるのである。
この実施例では、ポンプ2、モータ3、制御手段5、
および、電源11が1つのボディ(本体)13に収納されて
いて、このボディ13がタンク6の上部開口を覆うふたを
兼ねている。このため、タンク6内にほこり,ごみなど
が入りにくくなり、ポンプ,ホースなどが詰まるのを防
ぐことができる。タンク6とボディ13とを一体にしたと
きに両者が固定されるような留め具があれば、両者を一
体にしたときに持ち運びが便利になる。
つぎに、この自動給水装置1の動作を説明する。第1
図にみるように、電源スイッチ12を投入(オン)する
と、水センサ4が植木鉢8の土壌9の水分量を検出し、
これがある値以下のときは、この信号で制御手段5がモ
ータ(ポンプ駆動モータ)3を運転させ、ポンプ2を働
かせる。ポンプ2はタンク6から水10を吸い上げ、給水
路であるホース19を通じて給水ノズル14から水を吐出さ
せ、土壌9に給水する。このとき、土壌9の水分量があ
る値以上になると、水センサ4がこれを検出し、この信
号で制御手段5がモータ3を停止させ、ポンプ2を止め
る。他方、ポンプ2の吸い上げ用ホース15の下端よりも
少し上方に水位センサ7が取り付けられている。タンク
6内の水位が低下してきた場合、水位が吸い上げ用ホー
ス15の下端よりも低くなる前に水位センサ7が水位の低
下を検知して、この信号により、ボディ13内の制御手段
5がモータ3を留め、空運転するのを防ぐ。これによ
り、電池の無駄な消耗や、モータの焼けつきを防ぐこと
ができる。
つぎに、制御手段5の動作を説明する。第4図は、制
御手段5を構成する電気回路の一例をあらわしている。
図にみるように、この制御用電気回路5aは、つぎのよう
な構成をとっている。電源(E)11と共通ラインlの間
に抵抗(R1)21と抵抗(R2)22の直列回路が接続されて
おり、抵抗21と22の間に、IC23の非反転入力端子がつな
がれている。抵抗21および22は、水分量設定用の基準信
号をつくる。電源11と共通ラインlの間に、可変抵抗
(VRSA)24および水センサ4の直列回路が接続されてお
り、可変抵抗24と水センサ4との間に、IC23の反転入力
端子がつながれている。電源11と共通ラインlの間に、
抵抗(RE)25、トランジスタ(Q2)26のエミッタ,コレ
クタ、および抵抗(RB)27の直列回路が接続されてい
る。IC23の出力端子はトランジスタ26のベースにつなが
れている。IC23の非反転入力端子と出力端子との間は、
抵抗(RH)28およびダイオード(DH)29が図にみるよう
につながれている。電源11と共通ラインlの間に、モー
タ3、トランジスタ(Q1)30のコレクタ,エミッタの直
列回路が接続されており、トランジスタ30のベースは、
トランジスタ26のコレクタにつながれている。モータ3
と並列に、抵抗(RL)31および発光ダイオード(LED)3
2の直列回路が接続されている。電源11と共通ラインl
の間に、抵抗(R3)33および(R4)34の直列回路が接続
されているとともに、抵抗(RSB)35および水位センサ
7の直列回路が接続されている。抵抗33および抵抗34
は、水位設定用の基準信号をつくる。IC36の反転入力端
子が抵抗35と水位センサ7との間にそれぞれつながれて
いる。IC36の出力端子はIC23の反転入力端子につながれ
ている。電気回路5aの一点鎖線で区切られた部分i,ii,i
ii,ivは、それぞれ、表示回路i,モータ制御回路ii,水分
調製回路iii,水位比較回路ivをあらわしている。12は、
電源を入切(オンオフ)する電源スイッチである。
電源スイッチ12を投入すると、電源11により、電気回
路5aに電源が供給される。IC23,IC36はそれぞれ出力端
子がオープンコレクタ型のコンパレータである。抵抗2
1,22により、電圧V1がIC23の非反転入力端子に基準電圧
として与えられる。抵抗33,34により、電圧V2がIC36の
非反転入力端子に基準電圧として与えられる。この実施
例では、水位センサ7は、水を検知すると抵抗が変わる
センサであり、水を検知することにより、その抵抗値が
たとえば300kΩ以下になると、IC36の反転入力端子の電
圧が基準電圧V2よりも低くなり、IC36の出力端子はハイ
レベルの状態となって、このIC36の出力がオープンコレ
クタであるため、IC36とIC23の間の接続が断たれること
となる。水センサ4は、給水対象物の湿度が低いとき抵
抗が大きくなるものが使われており、この抵抗値が大き
くなる、すなわち、IC23の反転入力端子の電圧が非反転
入力端子の電圧V1 よりも高いときには、IC23の出力端子がローレベルにな
り、抵抗25からトランジスタ26のエミッタにベース電流
が流れ、トランジスタ26が導通し、これに伴ってトラン
ジスタ30が導通する。これにより、モータ3に電流が流
れ、モータ3が作動してポンプを働かせる。抵抗28およ
びダイオード29の直列回路は、IC(コンパレータ)23に
ヒステリシス特性をもたせるための回路であり、IC23の
出力端子がローレベルになったとき、IC23の非反転入力
端子の電圧V1′が、 と変わり、V1>V1′となる。そのため、モータ3の作動
開始直後のチャタリング現象が防止される。水センサ4
がある程度の水分量を検出すると、IC23の反転入力端子
の電圧は、非反転入力端子の電圧V1′よりも低くなり、
IC23の出力端子がハイレベルに戻り、モータ3を止め
る。給水対象物の水分量が低下してくると、この動作が
繰り返されることにより、植木鉢内の土壌など給水対象
物の水分は、ある範囲で自動的に一定に保たれ、植物を
枯らしたりすることがないのである。
抵抗31および発光ダイオード32で構成される直列回路
iは表示回路であり、モータ3作動時に、発光ダイオー
ド32が点灯して表示する。可変抵抗(ボリューム)24
は、水センサ4の感度を調整する。この実施例の場合、
可変抵抗24の抵抗値を大きくすると水センサ4の感度が
下がり、水センサ4の抵抗がより大きくならないと、す
なわち、給水対象物の水分量がより低くならないと、モ
ータ3が作動しない。逆に、可変抵抗24の抵抗値を小さ
くすると水センサ4の感度が上がり、水センサ4の抵抗
がより小さくても、すなわち、給水対象物の水分量がよ
り大きな値でも、モータ3が作動するようになる。この
ように、給水開始の水分量レベルが可変抵抗によって変
えることができる。このような可変抵抗の抵抗値設定
は、たとえば、給水対象物に植える草木などの種類、給
水対象物の種類,性質などによって適宜に行えばよい。
なお、給水や蒸発などにより、タンク6の水位が低下
して水位センサ7の抵抗値が増加すると、IC36の反転入
力端子の電圧が非反転入力端子の電圧V2よりも高くな
る。このとき、IC36の出力端子はローレベル(アースレ
ベル)になり、IC23の反転入力端子もローレベルになる
ので、IC23の出力端子はハイレベルになり、水位が所定
量に足らないときは、このハイレベルが維持されてモー
タ3は動かない。モータ3が動いている最中にそうなっ
た場合にも、モータ3は止まる。このことによってモー
タの空運転を防止することができる。
以下に示す図面において、第1図〜第4図で示したも
のに相当するものには同じ番号,記号を付している。
第5図は、第2の実施例の保持具50をあらわしてい
る。図にみるように、この保持具50は、第1の実施例で
示した保持具において、真っ直ぐに伸びた板体51のボル
ト52が通されている部分に長手方向に沿って長穴53が形
成されていて、ボルト52をゆるめたことで、各板体51を
これが組み合わされた板体に対してスライドさせること
ができるようになっている。したがって、保持具50の大
きさを変えることができ、これにより、植木鉢やそれに
植えられた植物の大きさが変わっても、それに対応でき
る。
第6図は、第3の実施例の保持具50をあらわしてい
る。図にみるように、この保持具50は、第1の実施例で
示した保持具において、第7図にみるような管54を給水
ノズル用と水センサ用とに2個備えている。第7図にみ
るように、各管54は、細長い袋状になっていて、その管
壁には水分の流通経路となる多数の孔55が形成されてい
るとともにその上端にはリング状のフランジ56が形成さ
れている。これら各管54は、第6図にみるように、給水
対象物に応じて適宜選ばれた孔A〜Lのうちの1つに挿
入され、板体51に取着される。第6図では、孔Bと孔H
とに取着されている。使用にあたっては、第8図にみる
ように、保持具50をその板体51が植木鉢8に植えられた
植物を取り囲むような状態となるように土壌9の上に置
き、給水対象物に応じて孔A〜Lを適宜選んで、選んだ
孔に管54を給水ノズル14および水センサ4を挿入した状
態で挿入し、給水ノズル14および水センサ4が挿入され
た管54をそれぞれ土壌(給水対象物)9に深く差し込む
ようにした後、管内に土を入れるようにして、給水ノズ
ル14および水センサ4を土壌9深く埋め込むようにす
る。このようにすれば、土壌9に植えられている植物に
おいては、根の近くの水分量が重要であるため、給水ノ
ズル14および水センサ4を土壌9深く埋め込んで給水ノ
ズル14および水センサ4を根に近づけることにより、水
センサ4で植物に必要な根の近くの水分量を正確に検知
することができ、給水ノズル14で必要な水分量を根の近
くに給水することができる。第7図に示した管54は、第
2の実施例の保持具に取り付けるようにしてもよい。
第9図は、第4の実施例の保持具50をあらわしてい
る。図にみるように、この保持具50は、円弧状の板体57
と真っ直ぐに伸びた板体58とで構成されている。円弧状
の板体57には、給水ノズル14を挿入する孔が複数個N〜
U形成されていて、給水対象物に応じてこれら孔N〜U
から1つを適宜選び、その選んだ孔に給水ノズル14を挿
入して、給水ノズル14を保持するようになっている。真
っ直ぐに伸びた板体58には、水センサ4を挿入する孔M
が形成されていて、この孔Mに水センサ4を挿入して、
水センサ4を保持するようになっている。これら円弧状
の板体57と真っ直ぐに伸びた板体58とは、板体57の円弧
内に板体58の水センサ保持部(孔Mが形成された部分)
が位置するように組み合わされていて、ボルト52によっ
て固定されている。真っ直ぐに伸びた板体58のボルト52
が通されている部分には、長手方向に沿って長穴53が形
成されていて、ボルト52をゆるめることで、板体58を板
体57に対して半径方向にスライドさせることができるよ
うになっている。使用にあたっては、第10図にみるよう
に、保持具50を板体57が植木鉢8に植えられた植物を取
り囲むような状態となるように土壌9の上に置き、板体
58の孔Mに水センサ4を挿入するとともに給水対象物に
応じて板体57の孔N〜Uを適宜選んで、選んだ孔に給水
ノズル14を挿入して、給水ノズル14および水センサ4を
それぞれ土壌9に差し込むようにする。保持具50を第4
の実施例のようにすれば、水センサ4が植物の根の近く
に配置され、給水ノズル14が水センサ4より根の遠くに
配置されるようになるため、根の近くに配置された水セ
ンサ4によって本当に必要な水分量を検知することがで
き、過不足なく給水することができるようになる。この
実施例において、水センサ4と給水ノズル14との間隔を
変えるには、給水ノズル14を挿入する孔をN〜Uに変え
るか、ボルト52をゆるめて板体58をスライドさせるかす
る。なお、この実施例では、板体58が板体57に対して半
径方向にスライドするようになっているため、植物の茎
などが大きいものとなっても、それに対応することがで
きる。
第11図は、第5の実施例の保持具50をあらわしてい
る。図にみるように、この保持具50は、第4の実施例の
保持具に第7図に示した第3の実施例の管54を取着した
ものである。管54は、板体58の孔Mと板体57の孔N〜U
のうちの1つに挿入されている。板体58の孔Mに挿入さ
れた管54には水センサ4が挿入され、板体57の孔N〜U
のうちの1つ(図では、孔N)に挿入された管54には給
水ノズル14が挿入される。使用にあたっては、第12図に
みるように、保持具50を板体57が植木鉢8に植えられた
植物を取り囲むような状態となるように土壌9の上に置
き、板体58の孔Mに管54を水センサを挿入した状態で挿
入するとともに、給水対象物に応じて板体57の孔N〜U
を適宜選んで、選んだ孔に管54を給水ノズル14を挿入し
た状態で挿入し、給水ノズル14および水センサ4が挿入
された管54をそれぞれ土壌(給水対象物)9に深く差し
込むようにした後、管内に土を入れるようにして、給水
ノズル14および水センサ4を土壌9深く埋め込むように
する。第5の実施例のようにすれば、第4の実施例の効
果と第3の実施例の効果とを合わせもたすことができ
る。
第13図は、第6の実施例をあらわしている。図にみる
ように、この自動給水装置1は、第1の実施例におい
て、モータ3表面にモータの異常温度上昇を検出するサ
ーモスタット60が取り付けられている。このようにする
ことにより、水センサ4が故障したり湿度検知が遅れた
りした場合や、多数個の給水ノズルによる給水のため
に、モータ3が加熱して故障することがあるが、それを
防ぐことができる。
第14図は、第7の実施例をあらわしている。図にみる
ように、この自動給水装置1は、ポンプ2の取水口(こ
の実施例では、吸い上げ用ホース15の先端)にフィルタ
(この実施例では、網)70が取り付けられている。ま
た、この実施例は、ボディ13に逆U字形(逆L字形など
であってもよい)の引っ掛け部44が形成されていて、第
15図にみるように、既成のタンク6以外の他のバケツ43
などの内側にこの自動給水装置1を引っ掛けて用いるこ
とができるようになっている。このように、他のバケツ
43などに引っ掛けて用いることができるようになってい
ると、使用者が長期不在などのため、長期間にわたりタ
ンクに水を補給せずに自動給水の必要があるときなどに
は、容量の大きなタンクの使用ができ、水切れになる心
配をなくすことができる。しかも、この実施例のよう
に、ボンプ2の給水口にフィルタ70が取り付けられてい
ると、外から入るゴミなどによりポンプ2が詰まるのを
防ぐことができ、特に、他のバケツ43などに使用したと
き、大きな効果を得ることができる。
この発明にかかる自動給水装置は、前記実施例に限定
されない。たとえば、給水対象物の水分量を検出する水
センサは、湿度センサのほかに水分センサ,1対の電極に
よるセンサ,水位センサなどを用いてもよい。給水対象
物が1つだけの場合には、それに水センサを設置して、
それに給水すればよい。給水対象物が複数個ある場合、
水センサは,それらの1つのみに設置してそれを基準に
して他のものにも給水していたが、2つ以上の給水対象
物に水センサを設置するようにしてもよい。水センサの
感度調整は、可変抵抗を用いていたが、固定抵抗を組み
合わせて調整するようにしてもよし、他の素子,回路な
どを用いて可変自在にしてもよい。給水対象物の水分量
の検出、タンクの水位の検出は、抵抗値の変化以外によ
って行ってもよい。給水対象物は、土壌,栽培マットな
ど種々である。
〔発明の効果〕
以上に説明してきたように、この発明にかかる自動給
水装置は、給水ノズルと水センサーとを一体的に、か
つ、両者の間隔を給水対象物に応じて選択可能なように
保持する保持具を備えているため、使用する人が異なっ
ても、給水対象物に応じた適度の給水ができる。たとえ
ば、給水する回数が多く必要な植物に関しては、保持具
における水センサと給水ノズルとの間隔を近いものに選
択することで簡単に給水対象物に応じた適度の給水量と
することができる。また、夏,冬で給水対象物への給水
量を変えたい場合、保持具における水センサと給水ノズ
ルとの位置を選択し、両者の間隔を変えるようにすれ
ば、簡単に夏,冬に応じた給水量とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる自動給水装置の第1の実施例
を模式的にあらわす断面図、第2図は第1の実施例の保
持具をあらわす斜視図、第3図は第1の実施例の保持具
の使用状態をあらわす説明図、第4図は第1の実施例の
制御手段を構成する電気回路の一例をあらわす回路図、
第5図は第2の実施例の保持具をあらわす斜視図、第6
図は第3の実施例の保持具をあらわす斜視図、第7図は
第3の実施例の保持具に用いられている管をあらわす斜
視図、第8図は第3の実施例の保持具の使用状態をあら
わす説明図、第9図は第4の実施例の保持具をあらわす
斜視図、第10図は第4の実施例の保持具の使用状態をあ
らわす説明図、第11図は第5の実施例の保持具をあらわ
す斜視図、第12図は第5の実施例の保持具の使用状態を
あらわす説明図、第13図は第6の実施例を模式的にあら
わす断面図、第14図は第7の実施例を一部断面して模式
的にあらわす斜視図、第15図は第7の実施例をバケツに
取り付けて使用する状態をあらわす断面図である。 1……自動給水装置、2……ポンプ、3……モータ、4
……水センサ、5……制御手段、6……タンク、9……
土壌(給水対象物)、14……給水ノズル、50……保持
具、51……給水ノズルおよび水センサを保持する板体、
53……長穴、54……管、55……管の孔、57……円弧状の
板体、58……真っ直ぐに伸びた板体、60……サーモスタ
ット、70……フィルタ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水対象物に給水するための給水口となる
    給水ノズルと、前記給水対象物のうちの少なくとも1つ
    の水分量を検出する水センサと、前記水センサから信号
    を得ることにより給水を制御する制御手段とを備えてい
    る自動給水装置であって、前記給水ノズルと前記水セン
    サーとを一体的に、かつ、両者の間隔を給水対象物に応
    じて選択可能なように保持する保持具を備えていること
    を特徴とする自動給水装置。
  2. 【請求項2】保持具が給水ノズルおよび水センサを保持
    するための板体が複数個組み合わされたものであって、
    前記各板体はこれと組み合わされた板体に対してスライ
    ド可能なようになっている特許請求の範囲第1項記載の
    自動給水装置。
  3. 【請求項3】保持具が給水ノズルおよび水センサを挿入
    する管をそれぞれ備え、これらの管は、それぞれの壁に
    多数の孔があけられていて、給水ノズルおよび水センサ
    を挿入した状態で給水対象物に深く差し込まれるように
    なっている特許請求の範囲第1項または第2項記載の自
    動給水装置。
  4. 【請求項4】保持具が、給水ノズルを保持する円弧状の
    板体と水センサを保持する真っ直ぐに伸びた板体とが前
    記円弧状の板体の円弧内に前記真っ直ぐに伸びた板体の
    水センサ保持部が位置するように組み合わされたもので
    ある特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記
    載の自動給水装置。
  5. 【請求項5】タンクから取水して給水ノズルに水を供給
    するポンプと、このポンプを働かせるモータとを備えて
    いる自動給水装置であり、モータは、水センサから信号
    を得ることにより給水を制御する制御手段によって、運
    転・停止するようになっており、モータの異常温度上昇
    を検出するサーモスタットをも備えている特許請求の範
    囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の自動給水装
    置。
  6. 【請求項6】タンクから取水して給水ノズルに水を供給
    するポンプと、このポンプを働かせるモータとを備えて
    いる自動給水装置であり、ポンプの取水口を覆うフィル
    タをも備えている特許請求の範囲第1項ないし第5項の
    いずれかに記載の自動給水装置。
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