JP5525383B2 - 長靴 - Google Patents

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本発明は、悪天候時、或いはレジャー時等において使用される長靴に関する。
通常、長靴は、足首領域から下方部分を包囲する足覆部と、足首領域から上方部分を包囲する筒部とを備えており、防水、防寒などを目的として履かれる。このような長靴は、使用に際して、足の甲部と足覆部との間に大きな隙間が生じているため、足裏のつま先から踵に至る領域が靴底から浮き易く、フィット感に欠け、歩き難いという問題がある。
このような問題を解決するために、特許文献1には、挿入される足の甲側となる足覆部と筒部の間の屈曲した接続部分の内面にスポンジなど弾力性のある加圧パッドを設けた長靴が開示されている。
このような長靴によれば、足の甲部と足覆部との間にスペースがなくなることから、歩行時に踵が靴底から浮き上がることはなく、フィット感の向上が図れるようになる。
特開2001−149102号
上記した公知技術では、足覆部と筒部の間の屈曲した接続部分の内面に加圧パッドが内向きに突出しているため、個人毎に異なる足首部の周長によって加圧力が異なり、使用者によってはフィット感が悪いという問題がある。また、スポンジ、ウレタンゴム等の弾力性のある加圧パッドであるため、経時変化等によって加圧力に変化が生じてしまい、フィット感が低下してしまう可能性もある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、長期に亘ってフィット感に優れた構成の長靴を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、足首領域から下方部分を包囲する足覆部と、足首領域から上方部分を包囲する筒部とを有する長靴において、前記足覆部の内部に、足の甲部を締め付け可能な圧接部を設け、前記筒部の内側に管状体を設けるとともに、前記圧接部と連結して足の甲部に対する締め付け状態を調節するための緊締部材を前記管状体内に挿通して成り、前記管状体は、前記筒部の前側の内面に止着されて前記足覆部側から前記筒部の上部開口へ向けて前記筒部の長手方向に沿って延びることを特徴とする。
上記した構成の長靴では、緊締部材を操作することで、圧接部による足の甲部に対する締め付け状態を調節することが可能であることから、長靴の内部で足が浮き上がったり、動くことが抑制され、これにより、足覆部の内部におけるフィット感の向上が図れ、歩行性を向上することが可能となる。つまり、足首部の周長が異なっていても、最適な締め付け状態にすることが可能となる。また、緊締部材が挿通される管状体を筒部に設けたため、すなわち、筒部の前側の内面に止着されて足覆部側から筒部の上部開口へ向けて筒部の長手方向に沿って延びる管状体に緊締部材を挿通させているため、緊締部材を締め付け操作した際に長靴の本体、特に筒部に皺を発生させずに安定した緊締を行なうことが可能になる。すなわち、筒部の変形を防止して、締め付け力を保持することが可能となる。また、管状体によって緊締部材の位置が固定され、操作性の向上が図れるようになる。更に、管状体が筒部の内側に設けられているため、長靴の外観が損なわれない。
本発明によれば、長期に亘ってフィット感に優れた構成の長靴が得られる。
本発明に係る長靴の第1の実施形態を示しており、内部構成を示す図。 図1に示す長靴に用いられている固定具を示す図であり、(a)は内部構成を示す斜視図、(b)は平面断面図。 図1に示す長靴の内部構成を示す部分断面図。 図1に示す長靴に配設される管状体の一例を示す図であり、(a)は断面図、(b)は管状体の拡大図。 本実施形態の変形例(管状体部分)を示す図であり、(a)及び(b)は第1の変形例を示す図、(c)及び(d)は第2の変形例を示す図。 (a)及び(b)は第3の変形例を示す図。 本実施形態の変形例(管状体の下端部)を示す図であり、(a)は第4の変形例を示す図、(b)は第5の変形例を示す図。 本発明に係る長靴の第2の実施形態を示しており、内部構成を示す図。 本発明に係る長靴の第3の実施形態を示しており、内部構成を示す図。 本発明に係る長靴の第4の実施形態を示す図。 本発明に係る長靴の第5の実施形態を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る長靴の実施形態について説明する。
図1から図4は、本発明に係る長靴の第1の実施形態を示す図であり、図1は、内部構成を示す図、図2は、図1に示す長靴に用いられている固定具を示す図であり、(a)は内部構成を示す斜視図、(b)は平面断面図、図3は、図1に示す長靴の内部構成を示す部分断面図、そして、図4は、図1に示す長靴に配設される管状体の一例を示す図であり、(a)は断面図、(b)は管状体の拡大図である。
本実施形態に係る長靴の本体1は、実際に足を入れた際、足首領域から下方部分を包囲するように断面が略半楕円形状に形成された足覆部1Aと、足首領域から上方部分を包囲するように断面が略円形状に形成された筒部1Bとを有している。本体1は、比較的柔軟な素材によって形成されており、例えば、軟質塩化ビニル樹脂、オレフィン系熱可塑性エラストマー、軟質ポリオレフィン、スチレン系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラストマー等によって形成することが可能である。
前記足覆部1Aの内部には、足裏が載置される靴底1C(或いは、履き心地を向上するために設置されるインナーソール;中敷き)が設けられると共に、挿入された足の甲部を締め付け可能な圧接部3が設けられている。本実施形態の圧接部は、挿入された足の甲部の表面に対して、両サイド側から当接し、かつ、甲部の表面の中央領域が離間した状態となる一対の板状部材3a,3bを備えている。この場合、各板状部材3a,3bは、足の甲部において、足首領域からつま先領域にかけて延出しており、甲部側から足裏側に湾曲した状態を維持して足覆部1Aの内面に止着されている。具体的に、各板状部材3a,3bは、柔軟な材料(布、合成皮革、合成樹脂などの可撓性を有する材料)で形成されており、図1の斜線で示す下側端部4が足覆部1Aの内面に接着や縫着などによって止着されている。なお、両板状部材3a,3bは、上記したように、挿入された足の甲部の中央領域が長手方向に沿って予め離間するように足覆部1Aの内面に対して止着されている。
また、前記筒部1Bには、圧接部を構成する両板状部材3a,3bと連結して、足の甲部に対する締め付け状態を調節可能な調節手段5が設けられている。この調節手段5は、それを操作することで、足の甲部に対する上記した圧接部(両板状部材)による圧接力の調節を行うものであり、圧接力を高めることで、足の甲部が靴底側に締め付けられ、足覆部1Aの内面と挿入された足との間に遊びをなくしてフィット感を高める機能を有する。
以下、板状部材の甲部に対する圧接力(締め付け力)を調節可能にする調節手段について具体的に説明する。
調節手段5は、前記筒部1Bに沿って開口側に延びる緊締部材5Aを備えている。本実施形態の緊締部材5Aは、繊維束等によって紐状に構成されたものであり、ループ状になって一端側が前記板状部材3a,3b側と連結されるとともに他端側が筒部1Bの開口から突出するように配設されて、足の甲部に対する締め付け状態を調節する。
前記各板状部材3a,3bの止着側と反対側の端部(離間した中央側の端部)には、長手方向に沿って、複数(図では4つ)の案内部材7が連続的に止着されている。この案内部材7には、それぞれ貫通孔が形成されており、この部分に、前記緊締部材5Aの一端側が、図1に示すように、交互に交差した状態で挿通されている。
前記緊締部材5Aの他端側は、使用者が操作容易となるように筒部1Bの外方に露出している。具体的に、本実施形態の緊締部材5Aは、筒部1Bの前側(ひざ側)において筒部1Bに沿うように延出しており、筒部1Bの開口から上方に向けて突出している。そして、突出した部分の緊締部材5Aには、以下のような固定具(調節部材)5Bが設けられている。
固定具5Bは、図2に示すように、ループ状になった緊締部材5Aを挿通させる本体ケース5aと、この本体ケース5aに対してスライド可能に支持された円盤状のロック部材5bとを備えている。前記ロック部材5bの両サイドには、ループ状になった緊締部材5Aが挿通され、ロック部材5bを矢印方向(下方側)にスライドさせることで、緊締部材5Aは、ロック部材5bの外周面と本体ケース5aの内面との間で挟持され、その位置が固定される。このため、ロック部材5bを矢印と反対方向にスライドさせることで、緊締部材5Aの突出量を調節することができ、その位置でロック部材5bを矢印方向にスライドさせることにより、その突出量が維持される。
上記したように、緊締部材5Aの一端側は、各板状部材3a,3bに対して、長手方向に沿って止着されている案内部材7に交差して挿通されていることから、前記固定具5Bを操作して突出量を可変することにより、各板状部材3a,3bの足の甲部に対する圧接力を調節することが可能となっている。
前記緊締部材5Aは、紐状の部材によって構成されており、筒部1Bに沿って配設されることから、筒部1Bの内面には、緊締部材5Aを挿通して案内するための管状体10を設けておくことが好ましい。この管状体10は、好ましくは、筒部の前側に接着などによって止着されており、筒部に沿った長手方向では収縮変形が少なく、横方向には変化可能に構成されていることが好ましい。つまり、管状体10は、その長手方向に対して直交する方向の柔軟性が長手方向の柔軟性に比べて高いことが好ましい。そのような機能を有するものとしては、例えば、ポリウレタン、ポリアミド、ウレタン系熱可塑性エラストマー、硬質ゴムなど、筒状部1Bと比較して硬質な材料を用いることができ、このような管状体に緊締部材を挿通させることで、緊締部材5Aを締め付けた際に、長靴の本体1、特に筒部1Bに皺が発生することがなく、安定した緊締を行なうことができる。すなわち、筒部1Bの変形を防止して、締め付け力を保持することが可能となる。なお、図4(b)に示すように、管状体10に、長手方向に沿って、所定間隔でスリット10aを形成しておくことで、筒部1Bが屈曲しても、それに追従することが可能となり、履き心地を低下させるようなことはない。
また、図3に示すように、管状体10の下端部は、長靴の本体内面(筒部の内面)から離間させておくことが好ましい。すなわち、管状体10は、筒部1Bの内面に止着されると共に、その下端領域10bが筒部1Bの内面から離間して、足覆部側に突出するように構成することが好ましい。このように構成することで、緊締部材5Aの締め付け時に、緊締方向に管状体10が向くことができ、緊締時に本体1が変形したり、皺などが生じることを抑制することが可能となる。
また、図1及び図3に示すように、筒部1Bから足覆部1Aの先端側に向けて、板状部材3a,3bと挿入される足の甲部との間に、舌片12を配設しておくことが好ましい。このような舌片12は、布、合成皮革、合成樹脂などの可撓性を有する材料によって形成されており、その先端12aを足覆部1Aの内面に止着したり、その中間部分や基端部分を板状部材3a,3bの裏面に止着する等により、挿入される足の甲部上に位置する状態とすることが可能である。
このような舌片12を配設することで、足の甲部に直接、緊締部材5Aが接触することを防止できると共に、履き心地を向上することが可能となる。なお、舌片12は、その基端部の位置Pが、前記管状体10の下端位置P1よりも高くなるように配設されることが好ましい。舌片12をこのように配設しておくことで、足の屈曲動作時に、管状体10の下端が足首の前部に当たることを抑制することができ、履き心地が低下することを防止できる。
上記したように構成された長靴によれば、固定具5Bを上記したように操作して、緊締部材5Aを引き上げる(締め付ける)ことで、足覆部1A内において、圧接部である一対の板状部材3a,3bが互いに接近しながら撓み、足覆部内の足の甲部に圧接されるようになる。これにより、長靴の内部で足が浮き上がったり、動くことが抑制され、フィット感の向上が図れるようになり、歩行性を向上することが可能となる。特に、本実施形態では、圧接部を、足の甲部に面接する可撓性を有する板状部材3a,3bとしたことで、広い範囲で甲部を靴底側に押圧することができるようになり、フィット感を向上することが可能となる。
また、固定具5Bを操作して緊締部材5Aを締め付け/緩めることで、圧接部による締め付け状態を任意に調節できるため、足首部の周長が異なっていても最適な締め付け状態に調節することが可能となり、さらには、従来技術のように、スポンジなど弾力性のある加圧パッドを設ける構成でないため、磨耗等することはなく、長期に亘ってフィット感に優れた構成の長靴が得られる。
また、本実施形態の構成では、緊締部材5Aが筒部1Bに沿って延びており、筒部1Bの外側に固定具5Bが設けられているため、長靴を履いたままで容易に圧接力を調節することができる。特に、緊締部材5Aは筒部1Bの前側(ひざ側)に設置されているため、調節操作時に座り込む必要がなく、少しかがんだ状態で容易に調節操作が行えるようになる。
また、筒部1Bに、緊締部材5Aを挿通させる管状体10を設けることで、緊締部材5Aの位置が固定され、かつ、固定具5Bが筒部内に落ち込むことがなくなるため、操作性の向上が図れるようになる。また、このように緊締部材5Aが挿通される管状体10を筒部1Bに設けると、緊締部材5Aを操作した際に長靴の本体1、特に筒部1Bに皺を発生させずに安定した緊締を行なうことが可能になる。更に、管状体10が筒部1Bの内側に設けられているため、長靴の外観が損なわれない。また、管状体10は、筒部1Bよりも硬質な材料で形成されているため、緊締部材5Aを引き上げても、その引張力が筒部1Bに影響を与えるようなことはなく、筒部1Bが型崩れしたり、履き心地を悪化させるようなことがないとともに、緊締部材5Aによる締め付け効果を安定させることもできる。また、管状体10は、その長手方向に対して直交する方向の柔軟性が長手方向の柔軟性に比べて高いため、歩行時の靴の屈曲性を管状体10によって妨げずに済む。
次に、上記した実施形態の各種変形例について説明する。
上記した管状体10については、緊締部材5Aを引張操作しても、その両端位置が変わることなく、かつ、筒部1Bの屈曲性を妨げないように構成されていれば良い。
図5は、屈曲変形可能な管状体の変形例を示す図であり、(a)及び(b)は第1の変形例を示す図、(c)及び(d)は第2の変形例を示す図である。
第1の変形例は、管状体10Aを金属のスプリングによって構成したものであり、その一側部を、筒部の内面に止着したものである。このような構成では、図5(b)に示すように、筒部1Bが屈曲しても、それに追従することができ、上記した実施形態と同様な作用効果を得ることが可能となる。また、第2の変形例の管状体10Bは、樹脂テープ(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、フッ素、オレフィン系の樹脂によって形成されたテープ)10cを螺旋状に密巻する(図5(d))と共に、その外周をゴム等の伸縮性を有する部材10dで被覆し、その一側部を、筒部の内面に止着したものである(図5(c))。このような構成では筒部が屈曲しても、それに伴って樹脂テープが伸張して追従することができ、上記した実施形態と同様な作用効果を得ることが可能となる。
図6に示す第3の変形例は、屈曲しない管状体10Cを、筒部1Bに対して、長手方向に沿って複数個、隣接して配置した例を示す図である。この場合、複数の管状体10は、その外周面が互いに略面一の状態で、筒部1Bの内面に沿って連設される。このような構成では、図6(b)に示すように、筒部が屈曲した際、隣接する個々の管状体10Cが追従することができ、上記した実施形態と同様な作用効果を得ることが可能となる(歩行時の靴の屈曲性を管状体10によって妨げずに済む)。
図7は、上記した各管状体の下端部を示す図であり、(a)は第4の変形例を示す図、(b)は第5の変形例を示す図である。
上記した管状体の内部には、紐状の緊締部材5Aが挿通されるため、管状体10の突出開口部には、図7(a)に示すように、硬質リング10fを取り付けることが好ましい。このような硬質リング10fは、酸化物系(アルミナなど)や炭化物系(炭化ケイ素など)のセラミックス、或いは、チタン、ステンレスのような金属で形成することができ、これにより、摺動する緊締部材5Aとの間で摩擦抵抗の軽減が図れ、緊締部材の損傷を防ぐことが可能となる。或いは、図7(b)に示すように、管状体10の先端10gを二股状に形成しても良い。このように構成することで、管状体の下端で、ループ状になっている緊締部材5Aが出る位置を規制することが可能となり、一対の板状部材3a,3bが幅方向にずれ難くなって、安定した圧接力を付与することが可能となる。
図8は、本発明に係る長靴の第2の実施形態を示しており、内部構成を示す図である。
上記した実施形態では、足の甲部を圧接する一対の板状部材3a,3bを、足覆部1Aの内面に止着したが、図に示す板状部材3c,3dのように、靴底に設置されるインナーソール(中敷)20に対して一体化しても良いし、或いは、接着、溶着、縫着などによって止着しても良い。
このように構成することで、圧接部の長靴内部への組込性が向上し、製造工程が容易になる。
図9は、本発明に係る長靴の第3の実施形態を示しており、内部構成を示す図である。
この実施形態では、足覆部1Aの上面側の内面に沿って、1枚の板状部材3fを配設している。板状部材3fは、布、合成皮革、ポリプロピレンやポリウレタンなどの合成樹脂によって形成することが可能であり、アーチ状に湾曲された状態で、足覆部1Aの内面に沿って配設されている。
板状部材3fの両サイドには、インナーソール20の両サイドに設けられた案内部材21を介してループ状になった緊締部材5Aの両端が連結されており、これにより、緊締部材5Aを矢印で示すように、引き上げ操作すると、板状部材3fは、案内部材21を介して下方に引き下げられ、足の甲部に対して圧接されるようになる。
このような構成においても、上記した実施形態と同様な作用効果が得られると共に、緊締部材を、上記した実施形態のように、一対の板状部材に設けられた案内部材7に交差させながら通す必要がないため、構造を簡略化することが可能となる。
図10は、本発明に係る長靴の第4の実施形態を示す図である。
上記した実施形態では、調節手段を構成する固定具5Bは、ロック部材による楔結合を解除して手の操作で緊締部材を引き上げ、ロック部材を元の位置に戻すことで、緊締部材の位置を、保持、固定するようにしていたが、図10に示すように、ダイヤル式の締め付け構造としても良い。すなわち、緊締部材5Aを回転部材5Dの周囲に巻き付けておき、回転部材5Dを回転操作することで、緊締部材の引張力を調節するようにしても良い。
このような構成によれば、足の甲に対する圧接力の調節操作が容易に行えると共に、微妙な圧接力の調節が可能となる。
図11は、本発明に係る長靴の第5の実施形態を示す図である。
この実施形態の調節手段は、筒部1Bの前面の上端側に、長手方向に沿って凹凸5Eを形成しておき、この部分にスライド可能な係止片5Fを係止させるようにしている。係止片5Fには、筒部1Bの管状体10の内部に設置されると共に、緊締部材5Aが取り付けられた連結部材5Gが一体化されている。また、係止片5Fは、回動可能な開放レバー5Hを操作することによって、係止片5Fの凹凸5Eに対する係合を解除できるように構成されている。
このような構成によれば、開放レバー5Hを回動して係止片5Fの凹凸5Eに対する係合を解除すると共に、係止片5Fを長手方向に摺動させ、凹凸5Eのいずれかの位置に合わせて開放レバー5Hを回動して係止片5Fを凹凸5Eに係合させることで、上記した圧接力を調節することが可能となる。
このような構成においても、足の甲に対する圧接力の調節操作が容易に行えると共に、微妙な圧接力の調節が可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した構成に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
例えば、上述した調節手段は、少なくとも足覆部1Aに設けられている圧接部と連結される緊締部材と、圧接部による圧接力(締め付け力)の調節を行うための操作部材とを備えた構成となっていれば良く、その配設位置や、調節方法については、上述した各実施形態の構成に限定されることはない。また、緊締部材については、繊維束のような紐状に構成されたもの以外にも、ワイヤなどによって構成されたものであっても良い。また、調節手段を構成する操作部材については、長靴の本体1から露出した位置に設置されていれば良く、筒部1Bの上端の前側位置に限定されることはない。さらに、足の甲部に当接して締め付け可能な圧接部の形状、及び、その配設位置、足覆部の内部における止着方法についても、適宜変形することが可能である。
1 長靴の本体
1A 足覆部
1B 筒部
3a,3b、3c,3d、3f 板状部材(圧接部)
5A 緊締部材
10,10A,10B,10C 管状体

Claims (4)

  1. 足首領域から下方部分を包囲する足覆部と、足首領域から上方部分を包囲する筒部とを有する長靴において、
    前記足覆部の内部に、足の甲部を締め付け可能な圧接部を設け、
    前記筒部の内側に管状体を設けるとともに、前記圧接部と連結して足の甲部に対する締め付け状態を調節するための緊締部材を前記管状体内に挿通して成り、前記管状体は、前記筒部の前側の内面に止着されて前記足覆部側から前記筒部の上部開口へ向けて前記筒部の長手方向に沿って延びることを特徴とする長靴。
  2. 前記管状体が前記筒部よりも硬質な素材から形成されることを特徴とする請求項1に記載の長靴。
  3. 前記管状体は、その長手方向に対して直交する方向の柔軟性が長手方向の柔軟性に比べて高いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の長靴。
  4. 前記筒部の内側には、該筒部の長手方向に沿って複数の管状体が互いに略面一に連設されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の長靴。
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