JP5524645B2 - ターボチャージャ・コアアッセンブリ用ロータの不釣合いを測定する方法および装置 - Google Patents

ターボチャージャ・コアアッセンブリ用ロータの不釣合いを測定する方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、タービンホイールと、コンプレッサホイールと、ターボチャージャ・コアアッセンブリのセンターハウジング内に保持されるシャフトとを備えたターボチャージャ・コアアッセンブリ用ロータの不釣合いを測定する方法および装置に関する。
排気ガスターボチャージャはロータを有するが、このロータは、作動時に毎分100,000回転以上の超高速で回転することから、ノイズを軽減し、ベアリングへの負荷を削減するため、きわめて高精度の釣合いが求められている。ロータは、通常、一本のシャフトから構成されており、ベアリングハウジング内にベアリングで保持されている。またシャフトの一方の端部にはタービンホイールが、もう一方の端部にはコンプレッサホイールがそれぞれ取り付けられている。ロータの不釣合いを測定する場合には、精度上の理由から、ほぼ通常の使用速度に対応する角速度で測定するのが通例である。
欧州特許第0426676B1号明細書では、排気ガスで駆動するターボチャージャの高速で回転しているロータの不釣合いを修正する方法が公開されている。この方法の場合、内部にロータがベアリングで保持されているターボチャージャのセンターハウジングは、タービンホイールを内包するハウジングと、コンプレッサホイールを内包するハウジングとを堅固に連結して一つのユニットを形成している。またこのユニットは、二つのハウジングと連結した柔軟な蛇腹状の管によって、一つのフレーム内に、空間内の三方向すべての方向に動けるよう柔らかくベアリングで保持されている。ハウジングのパーツには加速度計が設置されており、この加速度計で得られた加速度信号と、光学的な方法で測定した位相角を組み合わせて処理することにより、不釣合いの程度と位置とを検出するようになっている。この場合、ターボチャージャのセンターハウジングに設置されているハウジングパーツが、振動特性および不釣合いの測定に重大な影響を及ぼしている。
また、独国特許出願公開第102005053768A1号明細書でも、別のセンターハウジング内にベアリングで保持されて高速で回転している、ターボチャージャ・コアアッセンブリのロータの不釣合いを測定する方法が公開されている。しかし、この方法の場合には、センターハウジングは、スプリング効果を有する柔らかいエレメントを間に介してタービンハウジングに取り付けられており、その場合、センターハウジングは、タービンハウジングに対して空間内の三方向に相対的に動けるようになっており、またロータのタービンホイールは、タービンハウジング内の、駆動するのに適した位置に設置されている。タービンホイールは、保護のため格子状のカバーで覆われている。ロータのタービンホイールは空気で駆動され、ロータはほぼ通常の使用速度で加速される。ロータの回転数を様々に変えながら、あるいはほぼ通常の使用速度で回転させながら、不釣合いに起因する振動を測定し、発生した振動の、ロータの角度での位相を求め、そこからロータの修正すべき不釣合いを確定する。この場合、タービンホイールが駆動時の条件に対応していない構造になっていると、測定精度に影響がでることが判明している。
欧州特許第0426676B1号明細書 独国特許出願公開第102005053768A1号明細書
本発明は、駆動時に近い条件の下で、きわめて高い精度で不釣合いの測定が行える不釣合いの測定方法を創出することを課題としている。また本発明は、本方法を実施する上で、特に好適な装置を創出することも課題としている。
上記の課題を本発明では、方法に関しては請求項1、2で提示した方法で、また装置に関しては請求項3〜6で提示した特徴を具備する装置によって解決している。
タービンホイールと、コンプレッサホイールと、ターボチャージャ・コアアッセンブリのセンターハウジング内に保持されているシャフトとを備えたターボチャージャ・コアアッセンブリ用のロータの不釣合いを測定する本発明の方法には、次のステップが含まれている。センターハウジング(5)を、コンプレッサホイール(8)の周囲を取り囲みかつ柔らかいスプリング(25)によって空間内の少なくとも二方向に動けるよう台(3)に保持されているコンプレッサハウジング(2)と堅固に連結するステップ。タービンホイール(7)の周囲を取り囲んでいるタービンハウジング(1)を、センターハウジング(5)およびタービンホイール(7)が動いている時に、空間内の少なくとも二方向において、センターハウジング(5)およびタービンホイール(7)から所定の距離だけ離して、センターハウジング(5)のタービン側に配列して、タービンハウジング(1)を台(3)に固定するステップ。タービンハウジング(1)を圧縮空気源に接続し、圧縮空気でタービンホイール(7)を駆動することにより、ロータ(6)をほぼ通常の使用速度まで加速させるステップ。ロータ(6)をほぼ通常の使用速度で回転させながら、コンプレッサハウジング(2)またはセンターハウジング(5)における、不釣合いに起因する振動を測定するステップ。測定用の速度、すなわち不釣合いに起因する振動を測定する速度でロータ(6)が回転する際にロータ(6)が取る各角度で、不釣合いに起因する振動の位相を求めるステップ。得られた不釣合いに起因する振動および位相から、ロータ(6)の修正すべき不釣合いを検出するステップ、である。
本発明の方法では、ターボチャージャロータの不釣合いの測定を、実際と近い条件下で、すなわち負荷がかかった状態で実施できる。とは言え、振動体自体の質量は小さく、そのために振動の振幅が大きくなることが特長となっている。測定精度に影響を与える振動および共振が大幅に削減されている。空気は大気中から吸入し、再び大気中に戻すことができるため、タービンハウジングとは異なり、コンプレッサハウジングではコネクタが不要となっている。本発明の方法を実行する装置で必要なのは、センターハウジングを取り付ける固定装置のみであるためコスト面でも優れている。また、ターボチャージャ・コアアッセンブリ脱着時の取り扱いも容易になっている。
タービンホイールと、コンプレッサホイールと、ターボチャージャ・コアアッセンブリのセンターハウジング内に保持されているシャフトとを備えたターボチャージャ・コアアッセンブリ用のロータの不釣合いを測定する本発明の装置には、柔らかいスプリングによって空間内の少なくとも二方向に動けるよう台に保持され、センターハウジングを取り付ける固定装置を備えた、コンプレッサホイールを保持する構造になっているコンプレッサハウジングと、タービンホイール(7)を保持する構造になっており、センターハウジング(5)およびタービンホイール(7)が動いている場合、センターハウジング(5)のタービン側に、空間内の少なくとも二方向において、センターハウジング(5)およびタービンホイール(7)から所定の距離だけ離して、台(3)に固定でき、圧縮空気でタービンホイール(7)を駆動することで、ロータ(6)を加速させる圧縮空気源に接続できるタービンハウジング(1)とが取り付けられている。
前記コンプレッサハウジング(2)には、振動記録装置(26,27)が取り付けられていてもよい。
前記タービンハウジング(1)および前記コンプレッサハウジング(2)は、軸方向に、互いに相対的に動かすことができることが望ましい。
前記タービンホイール(7)と前記センターハウジング(5)との間に熱防護材として取り付けられているディスク状のヒートプレート(29)は、前記センターハウジング(5)に固定できるようになっているのが望ましい。
前記固定エレメント(30)は、前記タービンハウジング(101)の前記空隙(33)内のストッパ面間に設置され、軸方向および半径方向に動けるようになっていることが望ましい。
さらに、前記固定エレメント(30)は、前記センターハウジング(5)の周囲を取り囲み、半径方向のスプリング力を発揮するスプリング(32)を備えている構成でもよい。
本発明の装置は単純な構造のため製造コストも低く、またロータの不釣合いを高精度で測定できるようになっている。
次に、図面で提示した実施例を用いて本発明を詳述する。
内部にターボチャージャ・コアアッセンブリを設置した状態の、不釣合い測定装置の構造を示した略図である。 不釣合い測定装置用タービンハウジングの実施例のバリエーションである。 図2の装置においてXで示した部分の拡大図である。
図1で示した不釣合い測定装置は、タービンハウジング1と、コンプレッサハウジング2と、台3とを備えているが、台3に関しては、重要な固定ポイント以外は示されていない。タービンハウジング1には、タービンチェンバ10と、該タービンチェンバ10の周囲を取り囲むスパイラルチャネル11と、排出チャネル12とが設けられている。タービンハウジング1の、コンプレッサハウジング2側の面には制限装置13が取り付けられており、また該制限装置13は、タービンチェンバ10にタービンホイールを挿入する際の開口部の周囲を取り囲むように配置され、特に衝撃吸収素材になっている。
コンプレッサハウジング2の、タービンハウジング1側の面には、センターインレット21とスパイラルチャネル22とを備えたコンプレッサチェンバ20が取り付けられている。スパイラルチャネル22は、コンプレッサチェンバ20の放射方向外縁に接続している。さらにコンプレッサハウジング2には、放射方向に動く固定エレメント24を備えた固定装置23も取り付けられている。コンプレッサハウジング2は、放射方向だけでなく軸方向においても、柔らかいスプリング25を介して台3に支持され、固定されている。コンプレッサハウジング2には、振動を捕捉するため、軸方向および放射方向の振動を記録する振動記録装置26,27も設置されている。
タービンハウジング1は、硬い固定材を介して台3と連結している。該固定材は緩めることができ、緩めた後は軸方向に動かし、タービンハウジング1とコンプレッサハウジング2との間の間隔を、不釣合いの測定用や脱着に応じて必要な程度変更できるようになっている。また、コンプレッサハウジング2のベアリングも、該間隔を変更する必要がある場合に備え、動かせる構造にすることも可能である。
上述の不釣合い測定装置は、その一方の端部にタービンホイール7が、もう一方の端部にはコンプレッサホイール8が取り付けられており、内部にベアリングで保持されているロータ6を内包したセンターハウジング5を有する、ターボチャージャ・コアアッセンブリ4を設置できる構造になっている。センターハウジング5の、コンプレッサホイール8側の面には、皿状のフランジ9が取り付けられており、またフランジ9には、ターボチャージャ・コアアッセンブリ4を取り付けることができるようになっている。
不釣合いを測定する場合には、図面でも示されているように、ターボチャージャ・コアアッセンブリ4をコンプレッサホイール8とともにコンプレッサハウジング2内に挿入し、固定装置23を用いてフランジ9に取り付ける。その結果、センターハウジング5はコンプレッサハウジング2と堅固に連結され、フランジ9の外縁はコンプレッサハウジング2と密着する。
ターボチャージャ・コアアッセンブリ4を本計測装置に挿入する場合やコンプレッサハウジング2にセットする場合には、事前にタービンハウジング1を台3から緩めて、コンプレッサハウジング2から軸方向に離し、該タービンハウジングと該コンプレッサハウジングとの間に、挿入する上で必要な空間が確保できるようにしておく。ターボチャージャ・コアアッセンブリ4をコンプレッサハウジング2に固定した後、タービンハウジング1を、図面で示した位置まで戻し、台3に固定する。この位置にある場合、タービンハウジング1は、タービンホイール7およびセンターハウジング5それぞれとの間に一定の間隔を確保しているため、測定中に振動が発生しても、タービンハウジング1が、タービンホイール7およびセンターハウジング5にそれぞれ接触しないようになっている。また、振動の振幅が過度に大きくなるのを防止する制限装置13も設置されており、タービンホイール7がタービンチェンバ10の壁面に接触する前に、センターハウジング5が制限装置13に当たるようになっている。
ロータ6の不釣合いを測定する場合には、タービンホイール7を圧縮空気で駆動し、ロータ6をほぼ通常の使用速度に匹敵する回転数まで加速させる。ノイズを削減するため、タービンハウジング1に柔軟なシールが適用され、このシールをセンターハウジング5に密着させることも可能である。
加速したロータ6に不釣合いがある場合には、ターボチャージャ・コアアッセンブリ4およびコンプレッサハウジング2から成る回転体に振動が発生し、この振動を、回転速度を変えながら振動記録装置26,27で測定する。同時に、回転角度計を用いて、測定された振動の、ロータ6を基準とした位相を求める。得られた値をコンピュータに入力し、修正すべき不釣合いの角度位置と大きさとを計算する。
図2の不釣合い測定装置は、基本構造が図1の不釣合い測定装置と同一であるが、タービンハウジング101が異なっている。この実施例の場合、ターボチャージャは、タービンホイール7とセンターハウジング5との間に熱防護材として様々な形状のヒートプレート29を一枚備えている。またこのヒートプレート29は、センターハウジング5にタービンハウジングが堅固に取り付けられている場合に限りセンタリングされ、軸方向に動かないよう、固定されるようになっている。タービンハウジングが外されている場合、ヒートプレート29は緩んでおり、そのためロータ6は自由に回転できなくなる。不釣合い測定時に、ヒートプレート29がロータ6、特にタービンホイール7に接触し磨耗させることがないよう、ヒートプレート29は必ず固定しておかなければならない。
本発明の不釣合い測定装置の場合、ターボチャージャ・コアアッセンブリ4のセンターハウジング5とタービンハウジング101との間は堅固に連結されておらず、むしろ充分な広さのスペースを確保し、タービンハウジング101内でターボチャージャ・コアアッセンブリ4が自由に振動できるようになっている。ヒートプレート29が取り付けられている場合にも、ターボチャージャ・コアアッセンブリ4が自由に振動できるようにするため、図2および部分拡大図である図3で提示したタービンハウジング101では、ヒートプレート29をセンターハウジング5に固定しておく固定エレメント30が取り付けられている。固定エレメント30は、一枚のリング状のディスク31から成り、また該リング状ディスク31の一方の側には、軸方向に伸びるリング状のスプリング32が取り付けられている。スプリング32には、漏斗状の挿入口が設けられており、挿入口の内部には環状のクランプエリアが設けられている。固定エレメント30は、タービンハウジング101のコンプレッサハウジング2側に取り付けられているカバー34に設けられた、リング状の空隙33の中に設置されている。空隙33は、カバー34を貫通する開口部35と接しており、また開口部35からはタービンハウジング101にタービンホイール7を挿入できるようになっている。カバー34の空隙33の中には、半径方向に延びている平坦なストッパ面36と、ストッパ面36とは突出した段差で分離されているテーパ面37と、テーパ面37から連続する軸方向のストッパ面38が設けられている。空隙33のコンプレッサハウジング側には、半径方向内側へ突出したカラー39があり、カラー39は固定エレメント30を空隙33内に固定している。
タービンハウジング101にターボチャージャ・コアアッセンブリ4を軸方向に挿入すると、ヒートプレート29は、スプリング32の漏斗状の挿入口によってセンタリングされ、ロータ軸と同軸になる。その後、スプリング32はクランプエリアとともに、センターハウジング5のセンタリングカラーの方へ急激に移動し、その際、半径方向に広がる。広がることで半径方向のスプリング効果が生まれ、この半径方向のスプリング効果によって、固定エレメント30のスプリング32は、摩擦によりセンターハウジング5のセンタリングカラーに固定される。ターボチャージャ・コアアッセンブリ4は、固定エレメント30が軸方向でストッパ面36に当たり、ヒートプレート29が固定エレメント30によって、センターハウジング5に確実に押し付けられるまで軸方向に挿入する。タービンハウジング101のタービンチェンバ10の大きさに関しては、ターボチャージャ・コアアッセンブリ4が上述の位置に来た場合に、タービンホイール7がタービンハウジング101と接触しない大きさになっている。
その後の測定プロセスでは、ターボチャージャ・コアアッセンブリ4をタービンハウジング101から外す方向へ多少動かす。これにより、固定エレメント30は空隙33内の中央の位置に移動し、空隙33と接する面、すなわちテーパ面37のストッパ面36,38およびカラー39から全方向で離れた状態になる。こうすることで、ターボチャージャ・コアアッセンブリ4およびターボチャージャ・コアアッセンブリ4に取り付けられた固定エレメント30は、周囲に接触することはなく自由に振動できるのである。その場合、ヒートプレート29は、一緒に振動する固定エレメント30のディスク31によってセンターハウジング5に押し付けられている。振動の振幅が大きい場合には、測定中に、固定エレメント30のディスク31がストッパ面38に与える半径方向の衝撃によって制限される。そのため、振幅が大きい振動によって、タービンホイール7が磨耗することもない。
ディスク31とテーパ面37の半径方向内縁との間には、柔軟なシールリング40が取り付けられているが、このシールリング40が上述の位置にある場合、密閉効果を発揮することはない。測定用の回転数が上がり、それに伴いスパイラルチャネル11内の圧力が上昇すると、シールリング40は半径方向外側に押し付けられて、ディスク31およびテーパ面37に密着し、ディスク31とテーパ面37との間の隙間を充填する。そのため隙間が過剰に狭小化することもなく、また過剰な狭小化に伴うノイズの発生も防止できるようになっている。
測定プロセス終了後、タービンハウジング101およびコンプレッサハウジング2を外し、ターボチャージャ・コアアッセンブリ4をタービンハウジング101から引き抜けば、固定装置23を緩めるだけで、ターボチャージャ・コアアッセンブリ4をこの不釣合い測定装置から取り出せるようになる。その間、固定エレメント30は、カラー39によって空隙33内に留め置かれているため、スプリング32が、センターハウジング5のセンタリングカラーから外れる。その結果、固定エレメント30は、タービンハウジング101の空隙33内に残るため、再び次のターボチャージャ・コアアッセンブリのヒートプレートを取り付けられるようになる。
1,101 タービンハウジング
2 コンプレッサハウジング
3 台
5 センターハウジング
6 ロータ
7 タービンホイール
8 コンプレッサホイール
13 制御装置
25 スプリング
30 固定エレメント
33 空隙
40 シールエレメント

Claims (6)

  1. タービンホイールと、コンプレッサホイールと、ターボチャージャ・コアアッセンブリのセンターハウジング内に保持されているシャフトとを備えたターボチャージャ・コアアッセンブリ用のロータの不釣合いを測定する方法であって、
    前記センターハウジング(5)を、前記コンプレッサホイール(8)の周囲を取り囲み、かつ柔らかいスプリング(25)によって空間内の少なくとも二方向に動けるよう台(3)に保持されているコンプレッサハウジング(2)と堅固に連結するステップと、
    前記タービンホイール(7)の周囲を取り囲んでいるタービンハウジング(1)を、前記センターハウジング(5)および前記タービンホイール(7)が動いているときに、空間内の少なくとも二方向において、前記センターハウジング(5)および前記タービンホイール(7)から所定の距離だけ離して、前記センターハウジング(5)のタービン側に配列して、前記タービンハウジング(1)を前記台(3)に固定するステップと、
    前記タービンハウジング(1)を圧縮空気源に接続し、圧縮空気で前記タービンホイール(7)を駆動することにより、前記ロータ(6)をほぼ通常の使用速度まで加速させるステップと、
    前記ロータ(6)をほぼ通常の使用速度で回転させながら、前記コンプレッサハウジング(2)または前記センターハウジング(5)における、不釣合いに起因する振動を測定するステップと、
    測定用の速度、すなわち不釣合いに起因する振動を測定する速度で前記ロータ(6)が回転する際に前記ロータ(6)が取る各角度で、不釣合いに起因する振動の位相を求めるステップと、
    得られた不釣合いに起因する振動および位相から、前記ロータ(6)の修正すべき不釣合いを検出するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記センターハウジング(5)の振動の振幅を、前記タービンハウジング(1)に設置した制限装置(13)によって制限し、前記タービンホイール(7)が過度に磨耗しないようにすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. タービンホイールと、コンプレッサホイールと、ターボチャージャ・コアアッセンブリのセンターハウジング内に保持されているシャフトとを備えたターボチャージャ・コアアッセンブリ用のロータの不釣合いを測定する装置であって、
    柔らかいスプリングによって空間内の少なくとも二方向に動けるよう台に保持され、前記コンプレッサホイールを保持する構造になっているコンプレッサハウジング(2)を有し、前記コンプレッサハウジング(2)は、前記センターハウジング(5)を取り付ける固定装置(23)を備え、さらに
    タービンホイール(7)を保持する構造になっており、前記センターハウジング(5)および前記タービンホイール(7)が動いている場合、前記センターハウジング(5)のタービン側、空間内の少なくとも二方向において、前記センターハウジング(5)および前記タービンホイール(7)から所定の距離だけ離して前記台(3)に固定されたタービンハウジング(1)を有し、
    当該タービンハウジング(1)は、圧縮空気で前記タービンホイール(7)を駆動することで、前記ロータ(6)を加速させる圧縮空気源に接続できることを特徴とする不釣合い測定装置。
  4. 前記タービンハウジング(1)には、振動の振幅を、前記タービンホイール(7)が過度に磨耗しないレベルに制限する制限装置(13)が設置されていることを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 前記タービンハウジング(1)には、柔軟なシールが適用されており、前記シールは、前記センターハウジング(5)に密着させて取り付けられることを特徴とする請求項3または4に記載の装置。
  6. 前記タービンホイール(7)とセンターハウジング(5)との間には、前記センターハウジング(5)に固定されうるヒートプレート(29)が設けられ、当該ヒートプレート(29)は固定エレメント(30)によって固定されていて、
    前記タービンハウジング(101)の空隙(33)内にはシールエレメント(40)が取り付けられており、前記シールエレメント(40)は、前記タービンハウジング(101)内の圧力に応じて、前記空隙(33)の壁面および前記固定エレメント(30)に密着する位置に移動できることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の装置。
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