JP5523279B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明はズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、特にビデオカメラ、銀塩写真用カメラ、デジタルカメラ、TVカメラ、監視用カメラなどに好適なものである。
近年、固体撮像素子を用いたビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等の撮像装置に用いる撮影光学系は、広画角、高ズーム比のズームレンズであることが要望されている。これらの要求に応えるズームレンズとして、物体側より像側へ順に、正、負、正、正の屈折力の第1〜第4レンズ群より成る4群ズームレンズが知られている。このうち、第2レンズ群と第3レンズ群を移動させて変倍を行い、第4レンズ群を移動させて変倍に伴う像面変動の補正を行うとともに、第4レンズ群でフォーカスを行うリアフォーカス式の4群ズームレンズが知られている(特許文献1、2)。
特開2000−321499号公報 特開2002−244045号公報
近年、撮像装置に用いる撮影レンズ系(撮影光学系)には、広画角で高ズーム比(高倍率)であることが強く望まれている。また、撮像素子の高画素化に伴い、より高い光学性能を有していることが要望されている。一般に高ズーム比化を図るには、変倍用レンズ群の屈折力を高め、ズーミングのための移動量を増加させれば良い。しかしながらこのようにしたズームレンズはズーミングの際の収差変動が大きくなり、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得るのが困難になってくる。
特許文献1に開示されているズームレンズは広画角であるが、ズーム倍率が4倍程度であり、高倍率化(高ズーム比化)に対しては必ずしも十分とは言えなかった。また特許文献2に開示されているズームレンズはズーム倍率が10倍であるが、広角端の撮影画角が62°程度であり、撮影画角が必ずしも十分とは言えなかった。
広画角化及び高ズーム比化を図りつつ、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得るには、ズームタイプ、各レンズ群の屈折力そして各レンズ群のレンズ構成等を適切に設定することが重要になってくる。特に前述したズームタイプの4群ズームレンズでは、主たる変倍を行う第2レンズ群と第3レンズ群の結像倍率や第3レンズ群のズーミングに伴う移動量等を適切に設定することが重要になってくる。これらの構成を適切に設定しないと広画角化及び高ズーム比化を図りつつ、全変倍範囲にわたり高い光学性能を得るのが困難になってくる。
本発明は、広画角かつ高ズーム比で、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有したズー
ムレンズ及びそれを有する撮像装置を提供することを目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成され、ズーミングに際して、前記第1レンズ群は不動で、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群と前記第4レンズ群が移動するズームレンズにおいて、前記第2レンズ群の広角端における横倍率をβ2w、前記第2レンズ群の望遠端における横倍率をβ2t、前記第3レンズ群の広角端における横倍率をβ3w、前記第3レンズ群の望遠端における横倍率をβ3tとするとき、
3.5<β2t/β2w<6.5
3.6<β3t/β3w<10.0
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、広画角かつ高ズーム比で、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有したズームレンズが得られる。
実施例1のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 実施例1のズームレンズの諸収差図 実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 実施例2のズームレンズの諸収差図 実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 実施例3のズームレンズの諸収差図 実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 実施例4のズームレンズの諸収差図 実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 実施例5のズームレンズの諸収差図 実施例6のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 実施例6のズームレンズの諸収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下、図面を用いて本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の実施例について説明する。本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有する。そしてズーミングに際して第1レンズ群が不動で、第2レンズ群と第3レンズ群と第4レンズ群が光軸上を移動する。本発明のズームレンズにおいて、第1レンズ群の物体側又は第4レンズ群の像側の少なくとも一方に屈折力のあるレンズ群が配置されていても良い。
図1は、本発明の実施例1のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)は、本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)、中間のズーム位置、望遠端(長焦点距離端)における収差図である。数値実施例1のズームレンズはズーム比9.71、広角端における撮影画角70.82°である。図3は、本発明の実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図4(A)、(B)、(C)は、本発明の実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。数値実施例2のズームレンズはズーム比9.71、広角端における撮影画角75.28°である。
図5は、本発明の実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)は、本発明の実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。数値実施例3のズームレンズはズーム比13.68、広角端における撮影画角70.78°である。図7は、本発明の実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図8(A)、(B)、(C)は、本発明の実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。数値実施例4のズームレンズはズーム比9.70、広角端における撮影画角76.56°である。
図9は、本発明の実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図10(A)、(B)、(C)は、本発明の実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。数値実施例5のズームレンズはズーム比11.71、広角端における撮影画角75.3°である。図11は、本発明の実施例6のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図12(A)、(B)、(C)は、本発明の実施例6のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。数値実施例6のズームレンズはズーム比9.71、広角端における撮影画角75.26°である。図13は本発明のズームレンズを搭載するビデオカメラ(撮像装置)の要部概略図である。
数値実施例1乃至6のズームレンズは撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。レンズ断面図において、左方が被写体側(物体側)で、右方が像側である。レンズ断面図において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は正の屈折力の第4レンズ群である。SPは開口絞り(絞り)であり、第3レンズ群L3の物体側に位置しており、ズーミングに際して固定である。尚、絞りSPはズーミングに際して移動しても良い。FCは開口径が固定(不変)のフレアカット絞りであり、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間に位置しており、ズーミングに際して他のレンズ群とは独立に移動する。
Gは光学フィルター、フェースプレート等に相当する光学ブロックである。IPは像面であり、デジタルスチルカメラやビデオカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子の撮像面が、銀塩フィルム用カメラのときはフィルム面に相当する。収差図において、球面収差はd線,g線について示している。非点収差図においてΔM,ΔSはメリディオナル像面、サジタル像面である。倍率色収差はg線によって表している。また、FnoはFナンバーである。ωは半画角(度)である。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍レンズ群(第2レンズ群)が機構上光軸上移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
各実施例では、広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印のように、第2レンズ群L2は像側に移動し、第3レンズ群L3は被写体側に非直線的に移動することによってズーミングを行っている。このとき第3レンズ群L3は、ズーミングによる像面湾曲の変化を補正するために望遠側寄りのズーム位置にて変曲点を持つように曲線を描いて移動している。
また、第4レンズ群L4を像側に凸状の軌跡で移動させることで変倍に伴う像面変動を補正している。また、第4レンズ群L4を光軸上移動させてフォーカシングを行うリアフォーカス式を採用している。第4レンズ群L4に関する実線の曲線4aと点線の曲線4bは、各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの変倍に伴う像面変動を補正するための移動軌跡である。このように第4レンズ群L4を像側へ凸状の軌跡とすることで第3レンズ群L3と第4レンズ群L4間の空間の有効利用を図り、レンズ全長の短縮化を効果的に達成している。
又、望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、矢印4cに示すように第4レンズ群L4を前方に繰り出すことで行っている。尚、第1レンズ群L1はフォーカスの為には光軸方向に固定であるが、収差補正上必要に応じて移動させてもよい。又、撮影時には、該第3レンズ群L3の全体または一部は、光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動して、撮影画像を光軸に対して垂直方向に移動させている。これによりズームレンズが振動したときの撮影画像のブレを補正している。
各実施例のズームレンズは、広画角化及び全系のコンパクト化を図っている。ここで広画角化を達成するには第1レンズ群が負のパワーのネガティブリードタイプが有利である。しかしながら、ネガティブリードタイプは、ズーム比(倍率)を上げた際のFナンバーの落ちが大きくなる。すなわちFナンバーが大きくなる。特に望遠端においてFナンバーの落ちが大きくなってくる。そのため、高ズーム比化を達成することが困難である。これに対して物体側から像側へ順に、正、負、正、正の屈折力のレンズ群より成る4群ズームレンズは高ズーム比化に対するFナンバーの落ちが少ない。
各実施例のズームレンズでは、ズーミングに際して第2、第4レンズ群を移動させるとともに第3レンズ群も可動とする事で広角側の入射瞳を前玉寄りにして、前玉有効径の増大を抑えつつ広画角化を図っている。具体的には、広角端に比べて前玉有効径を決定する広角側寄りのズーム位置において第3レンズ群L3が被写体側に位置するように移動させている。また、第3レンズ群L3に変倍分担を持たせることによって第2レンズ群L2の変倍分担を減らして、前玉(第1レンズ群L1)から絞りSPまでのスペースを小さくして、前玉有効径の小型化を図っている。そして、広画角に対応し、前玉有効径を小型にするため、次の条件式(1)、(2)を満足するようにしている。
第2レンズ群L2の広角端と望遠端における横倍率を各々β2w、β2tとする。第3レンズ群L3の広角端と望遠端における横倍率を各々β3w、β3tとする。このとき、
3.5<β2t/β2w<6.5 ・・・(1)
3.6<β3t/β3w<10.0 ・・・(2)
なる条件式を満足するようにしている。
条件式(1)は、第2レンズ群L2の変倍分担に関する。条件式(1)の下限値を下回ると、第2レンズ群L2の変倍分担が減る。このため、広角側において像面湾曲、倍率色収差の補正が容易になる。しかしながら、高ズーム比化を図るためには第3レンズ群L3の変倍分担が増加し、レンズ全長が大型化してくる。一方、上限値を上回ると、第2レンズ群L2の変倍分担が増えるため、ズーミングに際しての第2レンズ群L2の移動量が増大し、前玉有効径が大型化してくる。また、第2レンズ群L2のパワーが強まるためにズーミングに伴う像面湾曲の変動が大きくなる。
条件式(2)は、第3レンズ群L3の変倍分担に関する。条件式(2)の下限値を下回ると、第3レンズ群L3の変倍分担が減るため、高ズーム比化を図るためには第2レンズ群L2の移動量を増大せねばならない。この結果、前玉有効径が大型化してくる。一方、条件式(2)の上限値を上回ると、第3レンズ群L3の変倍分担が増えるため、絞りSPと第3レンズ群L3の間隔が広がり、特に広角端において上線フレアを抑えるのが困難となる。また、第3レンズ群L3のパワーが強まるために広角端において球面収差や軸上色収差を補正するのが困難となる。
前玉有効径を小型化しつつ広画角化を達成するためには、全系の焦点距離を短くするのが良い。全系の焦点距離を短くするには第2レンズ群のパワーを強める必要がある。その際、広角側のズーム位置において像面湾曲や中間像高のコマ収差が多く発生してくる。そこで、各実施例では第2、第3レンズ群に変倍効果を分担する事でレンズ設計の自由度を増し、像面湾曲やコマ収差を軽減しつつ、前玉有効径を小型にしている。
各実施例では以上の如く構成することにより、広画角かつ高ズーム比でズーム全域にわたり高い光学性能を有したコンパクトなズームレンズを得ることができる。各実施例において更に好ましくは次の諸条件のうち1以上を満足するのが良い。第1レンズ群L1の焦点距離をf1、広角端における全系の焦点距離をfwとする。広角端から望遠端へのズーミングに伴う第3レンズ群L3の移動量をf3stとする。
ここで、広角端から望遠端へのズーミングに伴う第3レンズ群L3の移動量f3stは、広角端と望遠端における第3レンズ群L3の像面に対する位置の差である。ただし、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第3レンズ群L3が物体側へ移動するときの符号を負とし、像側へ移動するときの符号を正とする。このとき、
1.8<|f3st|/fw<2.5 ・・・(3)
11.0<f1/fw<14.0 ・・・(4)
なる条件式のうち1以上を満足するのが良い。
条件式(3)は、第3レンズ群L3のズーミングの際の移動量に関し、広角側の光学性能を良好に維持するためのものである。条件式(3)の下限値を下回ると、第3レンズ群L3のパワーが強まりズーミングの際の移動量が減るかまたは変倍分担が少なくなる。第3レンズ群L3のパワーが強くなると、広角側において球面収差、軸上色収差の補正が困難となる。また、第3レンズ群L3の変倍分担が少なくなると第2レンズ群L2の変倍分担が大きくなり、絞りSPの物体側のスペースを多く確保する必要がある。この結果、第1レンズ群L1を絞りSPより遠い物体側に位置しなければならず前玉有効径が大型化してくる。
一方、上限値を上回ると、第2レンズ群L2の変倍分担が少なくなり前玉有効径の小型化が容易になる。しかしながら第3レンズ群L3のズーミングの際の移動量を確保するためにレンズ全長が大型化してくる。また、絞りSPと第3レンズ群L3の間隔が広くなり、広角側において上線フレアを抑えるのが困難になる。
条件式(4)は、第1レンズ群L1のパワー配分に関し、主に望遠端において球面収差及び軸上色収差を良好に補正するためのものである。条件式(4)の下限値を下回ると、第1レンズ群L1のパワーが強まるため、望遠端において球面収差を補正するのが困難になる。また、望遠端において軸上色収差を補正するのが困難になる。一方、上限値を上回ると、第1レンズ群L1のパワーが弱まるために、ズーミングの際の第2レンズ群L2の移動量が増え、前玉有効径が大型化するため好ましくない。なお、各実施例において、更に好ましくは、条件式(1)〜(4)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
3.55<β2t/β2w<6.40 ・・・(1a)
3.7<β3t/β3w<9.8 ・・・(2a)
1.82<f3st/fw<2.49 ・・・(3a)
11.1<f1/fw<13.8 ・・・(4a)
より更に好ましくは、条件式(1a)〜(4a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
3.60<β2t/β2w<6.30 ・・・(1b)
3.8<β3t/β3w<9.6 ・・・(2b)
1.85<f3st/fw<2.48 ・・・(3b)
11.2<f1/fw<13.6 ・・・(4b)
各実施例では、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間に開口径が固定(不変)のフレアカット絞りFCを配置している。広角側において、中間像高の下側光線は第2、第3レンズ群間で軸上光束の外側を通るため、コマフレアが多く発生してくる。そのため、広角側において軸上光束径が小さくなる被写体側にフレアカット絞りFCを配置することで下線フレアを効率よくカットしている。
各実施例では開口径が固定のフレアカット絞りFCは、ズーミングに際して可動としている。特にフレアカット絞りFCは広角側で被写体側に配置し、広角端から望遠端へのズーミングに際して像側に移動するようにしている。ただし、広角側においてフレアカット絞りFCを被写体寄り配置し過ぎると不要光をカットすることに対しては好ましいが、画面周辺光量が低下してくる。このため、フレアカット絞りFCの光軸方向の位置を適切に設定することが重要となる。
具体的には、フレアカット絞りFCで軸上光束をカットしてしまうとFナンバー(Fno)が落ちてしまう。このため、フレアカット絞りFCは中間像高の下側光線と軸上光束の下側光線が交差する位置又はその付近に配置する事が画面周辺光量を確保する上でも良い。フレアカット絞りFCは、光学性能が劣化する原因となる広角側の中間像高の不要光をカットするために有効である。しかしながら、ズーミングするにつれて中間像高と周辺像高の光路差がなくなる。この為、画面周辺光量を確保する上でも広角端から望遠端へのズーミングと同時にフレアカット絞りFCは像側へ移動させるのが好ましい。
より好ましくはフレアカット絞りFCはズーミングに際し第2レンズ群L2及び第3レンズ群L3とは独立に移動するのが良い。第2レンズ群L2、第3レンズ群L3はズーミングに際して増倍に寄与するように、各々像側と被写体側へ移動させている。このため、フレアカット絞りFCは画面周辺光量を確保するために第2レンズ群L2とは独立に像側へ移動させるのが良い。
各実施例では以上のように各レンズ群を構成することによって、前玉有効径を小型化している。そしてレンズ系全体を小型化し、更に簡易なレンズ構成にもかかわらず、全ズーム範囲、又、物体距離全般にわたり高い光学性能を得ている。なお、実施例1乃至3、5、6のズームレンズは、諸収差のうち歪曲収差の補正を電気的な画像処理によって補正しても良い。このとき、広角端における有効像円径を望遠端における有効像円径よりも小さくすることにより、更なる前玉有効径の小型化が容易になる。
次に各レンズ群のレンズ構成について説明する。以下、各レンズ群のレンズは物体側から像側へ順に配置されているとする。第1レンズ群L1は負レンズと正レンズとを接合した接合レンズ、物体側の面が凸でメニスカス形状の正レンズで構成している。各実施例のズームレンズでは全系を小型にするために第1レンズ群L1の正の屈折力を強めている。このとき第1レンズ群L1内で発生する諸収差、特に望遠側において球面収差が多く発生してくる。そこで第1レンズ群L1の正の屈折力を接合レンズと正レンズで分担しこれらの収差の発生を低減している。
第2レンズ群L2は屈折力の絶対値が物体側に比べて像側に強く、像側のレンズ面が凹形状の負レンズ、像側のレンズ面が凹形状の負レンズ、物体側の面が凹形状の負レンズ、両凸形状の正レンズで構成している。各実施例のズームレンズでは広角端において広い画角を得ながら第1レンズ群L1の有効径を小型にするために第2レンズ群L2の負の屈折力を強めている。このとき第2レンズ群L2で発生する諸収差、特に広角側において歪曲収差、像面湾曲が多く発生してくる。各実施例では第2レンズ群L2の負の屈折力を3つの負レンズで分担し、像面湾曲の発生を低減している。このようなレンズ構成により広画角化を図りながら前玉有効径の小型化と高い光学性能を得ている。
なお、正レンズの材料にアッベ数が20より小さい高分散材料を用いることで、色消しのために必要なレンズの屈折力をなるべく小さくなるようにしている。これにより像面湾曲や倍率色収差の発生を抑えつつ全系の小型化を図っている。
第3レンズ群L3は物体側のレンズ面が凸形状の正レンズ、像側のレンズ面が凹形状の負レンズ、物体側のレンズ面が凸形状の正レンズより構成している。各実施例のズームレンズでは広角端においてレンズ全長を短縮、ズーミングの際の移動量を短くするために第3レンズ群L3の正の屈折力を強めている。このとき第3レンズ群L3で発生する諸収差、特に軸上色収差やコマ収差が多く発生してくる。そこで第3レンズ群L3を2つの正レンズと1つの負レンズでパワーを分担し、色消し及びコマ収差の低減を行っている。
第4レンズ群L4は正レンズと負レンズとを接合した接合レンズより構成している。各実施例では少ないレンズ枚数で第4レンズ群L4を構成することで全系の薄型化、及び軽量化を図っている。
以下に、実施例1〜6に各々対応する数値実施例1〜6を示す。各数値実施例において、iは物体側からの面の順番を示し、riは第i番目(第i面)の曲率半径、diは第i+1面との間の間隔、ndi、νdiはそれぞれd線を基準とした第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数を示す。また、数値実施例1〜6では最も像側の2つの面は光学ブロックGに相当する平面である。非球面形状は光軸からの高さHの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてXとする。光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、kを円錐定数、A4、A6、A8を各々非球面係数とする。このとき、
なる式で表している。*は非球面形状を有する面を意味している。「e−x」は10−xを意味している。BFはバックフォーカスである。尚、各数値実施例において絞りSPとフレアーカット絞りFCを1つの群として示している。また最も像側の2つの面(平面)も1つの群として示している。従って全体としては、7つの群より成っているものとして示している。又、前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を表−1に示す。
数値実施例1
面データ
面番号 r d nd νd
1 47.935 1.50 1.84666 23.9
2 26.133 4.80 1.69680 55.5
3 151.789 0.18
4 30.365 2.47 1.77250 49.6
5 77.873 (可変)
6 102.431 0.70 1.88300 40.8
7 7.254 3.04
8 -77.650 0.60 1.80610 33.3
9 21.898 1.50
10 -18.408 0.60 1.80400 46.6
11 -126.472 0.04
12 25.735 1.82 1.92286 18.9
13 -39.752 (可変)
14 ∞ (可変)
15(絞り) ∞ (可変)
16* 9.840 3.17 1.58313 59.4
17 -94.650 2.63
18 25.958 0.60 1.80518 25.4
19 9.134 0.82
20* 17.145 1.80 1.58313 59.4
21 -179.309 (可変)
22 16.142 3.33 1.51633 64.1
23 -14.756 1.00 1.84666 23.9
24 -27.062 (可変)
25 ∞ 2.38 1.54400 60.0
26 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第16面
K =-4.78345e-001 A 4=-4.44470e-005 A 6=-6.51597e-008 A 8=-3.12161e-009

第20面
K = 4.10582e+000 A 4=-1.45777e-004 A 6=-1.26609e-006

各種データ
ズーム比 9.71
広角 中間 望遠
焦点距離 3.80 18.03 36.86
Fナンバー 1.85 2.99 3.40
半画角 35.41 9.44 4.65
レンズ全長 79.35 79.35 79.35
BF 9.14 14.61 16.62

d 5 0.92 18.06 24.17
d13 13.08 4.03 0.80
d14 12.47 4.38 1.50
d15 9.65 2.40 2.24
d21 3.50 5.28 3.43
d24 5.93 11.40 13.40
d26 1.68 1.68 1.68

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 43.80
2 6 -7.59
3 14 ∞
4 15 ∞
5 16 19.59
6 22 24.95
7 25 ∞

数値実施例2
面データ
面番号 r d nd νd
1 42.310 1.70 1.84666 23.9
2 26.392 5.85 1.65160 58.5
3 114.346 0.18
4 29.827 2.84 1.75500 52.3
5 68.096 (可変)
6 102.562 0.70 1.88300 40.8
7 7.242 2.88
8 -316.537 0.60 1.80610 33.3
9 21.171 1.59
10 -17.306 0.60 1.83481 42.7
11 1268.231 0.19
12 27.172 1.82 1.92286 18.9
13 -36.944 (可変)
14 ∞ (可変)
15(絞り) ∞ (可変)
16* 10.425 3.03 1.58313 59.4
17 -72.303 2.50
18 29.525 0.60 1.80518 25.4
19 9.811 0.69
20* 16.760 1.83 1.58313 59.4
21 -118.067 (可変)
22 18.141 3.36 1.51823 58.9
23 -12.620 1.00 1.84666 23.9
24 -21.570 (可変)
25 ∞ 2.38 1.54400 60.0
26 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第16面
K =-5.48220e-001 A 4=-3.59009e-005 A 6=-3.47083e-008 A 8=-3.73321e-009

第20面
K = 3.81603e+000 A 4=-1.52466e-004 A 6=-9.89056e-007

各種データ
ズーム比 9.71
広角 中間 望遠
焦点距離 3.50 16.58 34.00
Fナンバー 1.85 2.99 3.40
半画角 37.64 10.26 5.04
レンズ全長 82.17 82.17 82.17
BF 8.76 14.54 17.66

d 5 0.92 18.56 24.85
d13 13.40 4.11 0.80
d14 12.83 4.48 1.50
d15 10.00 2.40 2.24
d21 4.28 6.10 3.14
d24 5.54 11.33 14.45
d26 1.68 1.68 1.68

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 46.99
2 6 -7.15
3 14 ∞
4 15 ∞
5 16 19.13
6 22 24.47
7 25 ∞
数値実施例3
面データ
面番号 r d nd νd
1 43.831 1.50 1.84666 23.9
2 24.843 4.95 1.69680 55.5
3 123.760 0.18
4 29.043 2.59 1.72000 50.2
5 74.598 (可変)
6 119.287 0.70 1.88300 40.8
7 7.324 3.00
8 -76.430 0.60 1.80610 33.3
9 35.468 0.86
10 -33.821 0.60 1.77250 49.6
11 29.494 0.43
12 18.430 1.80 1.92286 18.9
13 -119.953 (可変)
14 ∞ (可変)
15(絞り) ∞ (可変)
16* 10.720 3.66 1.58313 59.4
17 -84.606 2.54
18 21.814 0.60 1.84666 23.9
19 9.481 0.92
20* 16.084 1.76 1.58313 59.4
21 344.283 (可変)
22 16.502 3.19 1.51742 52.4
23 -15.078 1.00 1.84666 23.9
24 -30.175 (可変)
25 ∞ 2.38 1.54400 60.0
26 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第16面
K =-3.72205e-001 A 4=-5.19189e-005 A 6=-1.94531e-007 A 8=-1.37706e-009

第20面
K = 2.69227e+000 A 4=-1.05197e-004 A 6=-4.26669e-007

各種データ
ズーム比 13.68
広角 中間 望遠
焦点距離 3.80 20.51 52.00
Fナンバー 1.85 2.99 3.40
半画角 35.39 8.32 3.30
レンズ全長 82.35 82.35 82.35
BF 9.81 15.66 16.47

d 5 0.92 19.79 26.51
d13 14.24 4.33 0.80
d14 13.65 4.69 1.50
d15 9.35 3.23 2.24
d21 3.50 3.77 3.94
d24 6.59 12.45 13.26
d26 1.68 1.68 1.68

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 43.86
2 6 -7.35
3 14 ∞
4 15 ∞
5 16 20.09
6 22 27.03
7 25 ∞
数値実施例4
面データ
面番号 r d nd νd
1 42.792 1.50 1.84666 23.9
2 25.170 5.05 1.69680 55.5
3 154.383 0.18
4 31.666 2.10 1.77250 49.6
5 66.931 (可変)
6 49.056 0.70 1.88300 40.8
7 7.183 3.02
8 51.578 0.60 1.80610 33.3
9 12.169 2.00
10 -29.366 0.60 1.80400 46.6
11 49.709 0.17
12 17.312 1.85 1.92286 18.9
13 -130.408 (可変)
14 ∞ (可変)
15(絞り) ∞ (可変)
16* 10.326 3.17 1.58313 59.4
17 -70.871 2.52
18 27.526 0.60 1.80518 25.4
19 9.496 0.73
20* 16.776 1.89 1.58313 59.4
21 -78.312 (可変)
22 21.427 3.12 1.48749 70.2
23 -13.416 1.00 1.84666 23.9
24 -21.553 (可変)
25 ∞ 2.38 1.54400 60.0
26 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第16面
K =-5.42643e-001 A 4=-3.52948e-005 A 6=-1.38456e-007 A 8=-3.21814e-009

第20面
K = 4.38239e+000 A 4=-1.63504e-004 A 6=-1.34942e-006

各種データ
ズーム比 9.70
広角 中間 望遠
焦点距離 3.80 17.93 36.86
Fナンバー 1.85 2.99 3.40
半画角 38.28 9.50 4.65
レンズ全長 81.05 81.05 81.05
BF 8.75 14.97 18.07

d 5 0.92 18.19 24.35
d13 13.33 4.09 0.80
d14 12.39 4.36 1.50
d15 9.84 2.52 2.24
d21 5.00 6.10 3.27
d24 5.53 11.75 14.86
d26 1.68 1.68 1.68

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 45.02
2 6 -7.29
3 14 ∞
4 15 ∞
5 16 18.50
6 22 28.80
7 25 ∞

数値実施例5
面データ
面番号 r d nd νd
1 47.001 1.70 1.84666 23.9
2 27.239 5.74 1.69680 55.5
3 129.829 0.18
4 30.509 2.82 1.75500 52.3
5 72.033 (可変)
6 104.169 0.70 1.88300 40.8
7 7.316 2.55
8 71.209 0.60 1.80610 33.3
9 17.933 1.74
10 -16.924 0.60 1.81600 46.6
11 188.776 0.20
12 24.496 1.79 1.92286 18.9
13 -45.604 (可変)
14 ∞ (可変)
15(絞り) ∞ (可変)
16* 10.532 3.16 1.58313 59.4
17 -78.865 2.50
18 24.868 0.60 1.80518 25.4
19 9.676 0.70
20* 16.278 1.70 1.58313 59.4
21 144.561 (可変)
22 18.493 3.62 1.51823 58.9
23 -11.396 1.00 1.84666 23.9
24 -19.242 (可変)
25 ∞ 2.38 1.54400 60.0
26 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第16面
K =-3.59174e-001 A 4=-4.50990e-005 A 6=-2.13965e-007 A 8=-3.16289e-009

第20面
K = 3.45398e+000 A 4=-1.65946e-004 A 6=-1.09432e-006

各種データ
ズーム比 11.71
広角 中間 望遠
焦点距離 3.50 18.48 41.00
Fナンバー 1.85 2.99 3.40
半画角 37.65 9.22 4.18
レンズ全長 84.25 84.25 84.25
BF 9.51 15.74 18.40

d 5 0.92 19.48 26.10
d13 14.01 4.27 0.80
d14 13.47 4.65 1.50
d15 10.91 2.46 2.24
d21 3.53 5.74 3.30
d24 6.29 12.53 15.19
d26 1.68 1.68 1.68

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 46.57
2 6 -7.26
3 14 ∞
4 15 ∞
5 16 20.39
6 22 23.72
7 25 ∞

数値実施例6
面データ
面番号 r d nd νd
1 46.276 1.70 1.84666 23.9
2 27.213 5.89 1.65160 58.5
3 147.917 0.18
4 30.702 2.89 1.75500 52.3
5 78.184 (可変)
6 109.837 0.70 1.88300 40.8
7 7.290 2.78
8 1210.145 0.60 1.80610 33.3
9 19.166 1.62
10 -20.985 0.60 1.83481 42.7
11 98.747 0.28
12 23.626 1.77 1.94595 18.0
13 -50.747 (可変)
14 ∞ (可変)
15(絞り) ∞ (可変)
16* 10.057 3.23 1.58313 59.4
17 -92.512 2.50
18 26.777 0.60 1.80518 25.4
19 9.549 0.78
20* 17.774 1.77 1.58313 59.4
21 -163.410 (可変)
22 16.685 3.53 1.51633 64.1
23 -12.040 1.00 1.84666 23.9
24 -20.828 (可変)
25 ∞ 2.38 1.54400 60.0
26 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第16面
K =-3.42706e-001 A 4=-5.31259e-005 A 6=-2.42409e-007 A 8=-2.92697e-009

第20面
K = 3.06187e+000 A 4=-1.34517e-004 A 6=-4.64413e-007 A 8= 3.25377e-009

各種データ
ズーム比 9.71
広角 中間 望遠
焦点距離 3.50 5.68 34.00
Fナンバー 1.85 2.22 3.40
半画角 37.63 27.85 5.04
レンズ全長 82.43 82.43 82.43
BF 8.70 9.31 17.64

d 5 0.92 6.63 24.70
d13 13.01 6.50 0.80
d14 13.07 13.87 1.50
d15 10.00 6.46 2.24
d21 4.31 7.24 3.13
d24 5.49 6.09 14.42
d26 1.68 1.68 1.68

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 46.21
2 6 -7.11
3 14 ∞
4 15 ∞
5 16 19.60
6 22 23.21
7 25 ∞


次に本発明のズームレンズを撮影光学系として用いたビデオカメラの実施例を図13を用いて説明する。図13において、10はビデオカメラ本体、11は本発明のズームレンズによって構成された撮影光学系である。12は撮影光学系11によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。13は撮像素子12によって光電変換された被写体像に対応する情報を記憶するメモリ、14は不図示の表示素子によって表示された被写体像を観察するためのファインダーである。このように本発明のズームレンズをビデオカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮像装置が実現できる。尚、本発明のズームレンズはデジタルスチルカメラにも同様に適用することができる。
L1…第1レンズ群、 L2…第2レンズ群、 L3…第3レンズ群、 L4…第4レンズ群、 SP…絞り、 FC…フレアカット絞り IP…結像面、 G…CCDのフォースプレートやローパスフィルター等のガラスブロック、 球面収差…実線:d線、2点鎖線:g線、 非点収差…ΔS:d線サジタル像面、ΔM:d線メリディオナル像面、 歪曲…d線、 倍率色収差…2点鎖線:g線

Claims (6)

  1. 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成され、ズーミングに際して、前記第1レンズ群は不動で、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群と前記第4レンズ群が移動するズームレンズにおいて、前記第2レンズ群の広角端における横倍率をβ2w、前記第2レンズ群の望遠端における横倍率をβ2t、前記第3レンズ群の広角端における横倍率をβ3w、前記第3レンズ群の望遠端における横倍率をβ3tとするとき、
    3.5<β2t/β2w<6.5
    3.6<β3t/β3w<10.0
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 広角端における全系の焦点距離をfw、広角端から望遠端へのズーミングにおける前記第3レンズ群の移動量をf3stとするとき、
    1.8<|f3st|/fw<2.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 広角端における全系の焦点距離をfw、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
    11.0<f1/fw<14.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
  4. 像ぶれ補正に際して、前記第3レンズ群の全体あるいは一部が光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 広角端における有効像円径が望遠端における有効像円径よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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