JP5523089B2 - 蓋体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器等に用いられる蓋体構造に関し、より詳しくは、記憶媒体等の着脱可能な部材を保持するために設けられる保持部等を覆う蓋体の付勢構造及び蓋体自体の構造に関する。
従来より、電子機器として、電子機器に対して着脱可能な記憶媒体やバッテリー等を保持するスロット等の保持部を有するものが広く知られている。このような保持部は、防塵を目的として、また、意匠性を高めるために、蓋部材(蓋体)を用いて覆い隠されることが多い。
蓋体は、保持部に対して操作を行わない場合は保持部を外から覆い隠し、保持部に対して操作を行う場合には保持部が外に露出するように、電子機器の本体に対して蓋体がスライド可能又は着脱可能な構成となっているのが一般的である。
具体的に、電子機器に用いられる蓋構造として、例えば、カメラ筐体に設けられたコネクタ端子を覆う端子カバー構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示された端子カバー構造では、端子カバーはカメラ筐体に対して一方向にスライド可能となっている。端子カバーを一方の向きにスライドさせるとコネクタ端子部は端子カバーで覆われ、他方の向きにスライドさせるとコネクタ端子部が露出した状態となる。また、端子カバーは、トグルバネによってスライド方向に付勢されており、端子カバーを閉じたときには閉じ方向へ、端子カバーを開いたときには開き方向へ、それぞれ付勢される構成となっている。
特開2008−263496号公報
しかしながら、上述した蓋体及び蓋構造には、以下のような問題がある。すなわち、蓋体がスライド自在に構成された蓋構造では、蓋閉状態と蓋開状態の両状態でスライド方向へとトグルバネによって付勢されている。このスライド方向をX方向とすると、蓋体は、スライド方向と直交する方向(Y方向)と、X方向及びY方向に直交する方向(Z方向)への付勢はされていないため、Y方向及びZ方向にそれぞれガタを持った状態となる。
このガタは、蓋閉状態でユーザが蓋体に触れたときに、蓋体がY方向及び/又はZ方向に動いてしまったり、カメラ筐体からの振動が蓋体に伝播することによって蓋体が振動したりする等の原因となる。また、例えば、蓋体の閉状態が検知スイッチによって検知されている場合、蓋がY方向及び/又はZ方向にガタの分だけ動いてしまうことによって、誤検知が起きる虞がある。更に、カメラ筐体から蓋体に伝播した振動がスピーカの駆動による振動である場合、蓋体からビビリ音が発生してしまう等の問題が生じる虞がある。
本発明は、蓋体のガタを無くした蓋体構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る蓋体構造は、一面に設けられた開口部を有する枠部材と、前記枠部材の前記一面と略平行な第1の方向において、前記開口部を覆う第1の位置と前記開口部を露出させる第2の位置との間で直線的に移動が可能な蓋体と、前記蓋体を前記第1の方向に付勢する第1の弾性部材と、を備える蓋体構造であって、前記枠部材の前記一面と略平行な方向であり且つ前記第1の方向と直交する第2の方向に、前記蓋体における前記第1の方向と平行な一側面において前記蓋体を付勢する第2の弾性部材と、前記第1の方向と第2の方向とに直交する第3の方向に、前記蓋体の前記一側面と対向する別の一側面において前記蓋体を付勢する第3の弾性部材と、を更に備えることを特徴とする。
本発明に係る蓋体構造によれば、簡単な構成によって、X方向、Y方向及びZ方向の3方向から蓋体を付勢するため、各方向でのガタの発生を抑制することができ、しかも、蓋体への振動の伝播を防止することも可能になる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係る撮像装置の別の斜視図である。 撮像装置が備える蓋構造における蓋閉状態を示す正面図である。 撮像装置が備える蓋構造における蓋開状態を示す正面図である。 (a)はカード蓋の詳細な構造を示す斜視図であり、(b)は斜視図(a)中の部位Mの拡大斜視図であり、(c)は斜視図(a)中の部位Nの拡大斜視図である。 カード蓋が閉位置にあるときのカード蓋回りの構造を示す斜視図である。 カード蓋が閉位置にあるときのカード蓋回りの構造を示す正面図である。 カード蓋が閉位置にあるときのカード蓋回りの構造をカード蓋の裏面側から見たときの斜視図である。 (a)カード蓋が閉位置にあるときのカード蓋回りの正面図、(b)は正面図(a)中のα−α断面図、(c)はα−α断面図(b)における領域βの拡大断面図、(d)はα−α断面図(b)における領域γの拡大断面図である。 カード蓋が開位置にあるときのカード蓋回りの構造を示す正面図である。 カード蓋が閉位置にあるときのカード蓋回りの構造を、外装カバーを透かした状態で示す正面図である。 外装カバー回りの構造を外装カバーの裏面側から見た斜視図である。 カード蓋を構成する材料の厚み−透過率の関係を表すグラフである。 (a)は蓋構造の正面図であり、(b)は正面図(a)中のε−ε断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本実施形態に係る蓋体構造を、電子機器の一例である撮像装置に適用した場合を取り上げることとする。
<撮像装置の全体構成>
図1及び図2はそれぞれ、本実施形態に係る撮像装置の斜視図である。図1に示されるように、撮像装置に対して互いに直交する、第1の方向であるX方向、第2の方向であるY方向及び第3の方向であるZ方向の三次元直交座標系を定める。また、以下の説明において、図示する各要素について、図1に示すZ方向側の面を「表面側」とし、この表面側の反対側の側面を「裏面側」というものとする。
撮像装置は、被写体を撮像するためのレンズや撮像した画像を電気信号に変換するセンサ等を含む筐体である本体部1と、撮像する画像や撮像した画像を表示するための表示装置2を備えている。撮像装置において、表示装置2は、ヒンジ部3によって、本体部1に対して図1に示す開状態と図2に示す閉状態との間で移動自在となっている。
また、撮像装置は、本体部1に電力を供給するバッテリ4と、本体部1の一面を成しており、表示装置2が閉状態にあるときに表示装置2と対向する面に配置される枠部材である外装カバー10とを備えている。外装カバー10の所定位置には開口部が形成されている。なお、外装カバー10において開口部が設けられている一面は、X方向と略平行である。
撮像装置の本体部1は、撮像データを記憶するためのカード状の記憶媒体(以下「カード」という)をそれぞれ着脱可能(挿抜可能)な保持部材として2つのカード保持部(以下「カードスロット」という)を備える。これらのカード及びカードスロットについては、後に図3及び図4を参照して詳細に説明する。図1に示される状態において、各カードスロットには、外装カバー10の開口部を通してカードを着脱(挿抜)することができるようになっている。
外装カバー10には、カードスロットを保護するためにカードスロットを覆う第1の位置(閉位置)とカードの着脱のためにカードスロットを露出させる第2の位置(開位置)との間でスライド移動が可能な蓋体として、カード蓋11が設けられている。
ユーザが本実施形態に係る撮像装置を用いて撮像を行う場合、例えば、ユーザは、バッテリ4を本体部1に装着して本体部1に電力が供給される状態とし、本体部1を把持し、図1に示されるように表示装置2の表示面を視認可能な開状態にセットする。こうして、ユーザは、撮影画像を確認しながら撮影を行うことが可能となる。撮影終了後には、ユーザは、図2に示されるように、表示装置2を閉状態にセットすることにより、表示装置2の表示面を保護することができる。
仮に、外装カバー10の開口部10aを覆うカード蓋が、表示装置2側に突出させることで開口部を蓋開状態とする構造であると、ユーザは、カード蓋によって開口部が蓋閉状態となっていないことに気付かずに表示装置2を収納してしまう虞がある。この場合、表示装置2の表示面とカード蓋とが接触して、表示装置2の表示面が損傷してしまうという問題が生じる。
そこで、本実施形態に係る撮像装置では、この問題を回避するために、カード蓋11が閉位置において外装カバー10から表示装置2側へ突出しない蓋構造が採用されている。また、カード蓋11の閉位置から開位置への移動は、カード蓋11を外装カバー10の外観面と略平行な方向であるX方向において直線的にスライドさせることによって行うようになっている。これにより、カード蓋11が開位置においても外装カバー10から表示装置2側へ突出しない蓋構造となっている。
<蓋構造の概略>
次に、このカード蓋11周りの蓋構造について説明する。
図3及び図4はそれぞれ、本実施形態に係る撮像装置が備える蓋構造の正面図である。外装カバー10は、外装カバー10の一面を貫通する開口部10aを有している。
カード蓋11は、開口部10aを覆う閉位置と開口部10aを露出させる開位置との間でスライド移動が可能であり、スライド方向がX方向となっている。図3には、カード蓋11が閉位置にあって、開口部10aが覆われた蓋閉状態が示されており、図4には、カード蓋11が開位置にあって、開口部10aが開口した蓋開状態が示されている。
本体部1はカード16a,16bをそれぞれ保持するカードスロット14a,14bを備えている。外装カバー10の開口部10aが蓋開状態にあるときに、この開口部10aを通して、カードスロット14a,14bに対してカード16a,16bを着脱することができる。なお、カードスロット14a,14bはそれぞれ、カード16a,16bの挿抜操作時に邪魔にならない程度に、所定の距離を保って並列に配置されている。
カードスロット14aにカード16aが装着されているときに、閉位置にあるカード蓋11においてカード位置が投影される範囲には凹座11aが形成されている。また、カードスロット14bにカード16bが装着されているときに、閉位置にあるカード蓋11においてカード位置が投影される範囲には凹座11bが形成されている。
開口部10aの奥行き方向には、外装カバー10の裏面側に締結されたカード蓋ホルダ12が設けられている。カード蓋ホルダ12には、カードスロット14a,14bの各カード挿抜部を露出させる開口部12a,12bが形成されており、カードスロット14a,14bのカード挿抜部はそれぞれ、開口部12a,12bに嵌め込まれる。
カード蓋11は、光(可視光)透過性を有する材料で構成されている。前述の通り、カード蓋11においてカード16a,16bがそれぞれ投影される範囲には凹座11a,11bが形成されており、これら凹座11a,11bは、蓋体11における他の部位よりも薄肉な薄肉部となっている。
本実施形態に係る撮像装置では、図3に示されるように、外装カバー10の開口部10aが蓋閉状態であっても、凹座11a,11bを通して、カード16a,16bのシルエットを外部から視認可能となっている。一方、凹座11a,11b以外の部位を介して開口部10aの内側を視認することはできないように、凹座11a,11bとそれ以外の部位との厚さを変えることで、光透過率が制御されている。このようなカード蓋11の光学的特性については、後に詳細に説明する。
カード蓋11は、第1の弾性部材であるトーションバネ13によって付勢されている。このトーションバネ13の詳細な構成については、後に説明する。
<カード蓋11による開口部10aの開閉とカード16a,16bの挿抜>
今日、カード(記憶媒体)の種類に依っては、データ記録中や読み出し中等、撮像装置のデータ処理部がカードにアクセスしている最中にカードの抜去が行われると、カードに記録されているデータが破損されてしまう可能性のあることが知られている。そのため、撮像装置のデータ処理部のカード16a,16bへのアクセス中には、ユーザがカード16a,16bの挿抜を行うことができないカード挿抜構造とすることが好ましい。
本実施形態に係る撮像装置では、図3に示されるように、カード蓋11が外装カバー10の開口部10aを覆っている蓋閉状態では、ユーザはカード16a,16bの挿抜操作を行うことはできない。そこで、例えば、開口部10aがカード蓋11によって閉じられていることが不図示の検知手段によって検知されている場合に、撮像装置のデータ処理部によるカード16a,16bへのアクセスが許可される構成が採られる。なお、カード蓋11が開口部10aを覆うことで、開口部10a内に配置されたカードスロット14a,14bに、外部からゴミや埃等が進入することを防止することができる。
一方、図4に示されるように、外装カバー10の開口部10aが開口した蓋開状態では、ユーザはカード16a,16bの挿抜操作を行うことできる。そこで、例えば、開口部10aの開口(つまり、カード蓋11が完全に開口部10aを覆っていないこと)を不図示の検知手段が検知した場合には、撮像装置のデータ処理部によるカード16a,16bへのアクセスを禁止する構成が採られる。これにより、カード16a,16bのデータ破損を防止することができる。
なお、本実施形態では、カードスロット14a,14bとして、プッシュイン・プッシュイジェクト方式のカードスロットを採用することができる。この場合、例えば、カード16aの挿入時には、ユーザがカード16aをカードスロット14aに押し込むことで、カード16aは装着ロックされ、抜去時はカード16aの端面の中心付近をプッシュするだけでロックが外れ、カード16aがイジェクトされる。
<カード蓋11の機械的構造(形状)>
図5(a)はカード蓋11の詳細な機械的構造を示す斜視図であり、図5(b)は斜視図(a)中の部位Mの拡大斜視図であり、図5(c)は斜視図(a)中の部位Nの拡大斜視図である。なお、図5の各図では、カード蓋11の全体構成は明らかにするために、裏面を透かした状態で示している。
図5(a),(b)に示されるように、カード蓋11のY方向上側には、カード蓋ホルダ12に配される後述の摺動リブと外装カバー10に配される後述の摺動リブとの間で摺動し、カード蓋11のZ方向を規制する上側Z摺動ボス11cが形成されている。図5(a),(c)に示されるように、カード蓋11のY方向下側には、カード蓋ホルダ12に配される後述の摺動リブと外装カバー10に配される後述の摺動リブと間で摺動し、カード蓋11のZ方向を規制する下側Z摺動ボス11dが形成されている。
カード蓋11において、上側Z摺動ボス11cの直下には、カード蓋ホルダ12に設けられた摺動リブ(後述する)の内側の摺動面に挟まれ、カード蓋11のY方向を規制する上側Y摺動リブ11gが設けられている。下側Z摺動ボス11dの直上には、カード蓋ホルダ12に設けられた摺動リブ(後述する)の内側の摺動面に挟まれて、カード蓋11のY方向を規制する下側Y摺動リブ11hが設けられている。
また、カード蓋11は、ユーザがカード蓋11を操作する際の操作部11eと、カード蓋11の裏面側に配置され、トーションバネ13の一端を係止する可動側係止部11fを有する。
<カード蓋11の付勢構造及び開閉動作>
《カード蓋11の付勢構造の概要》
次に、本実施形態に係るカード蓋11の開閉動作及びカード蓋11の付勢構造について説明する。
図6は、カード蓋11が閉位置にあるときのカード蓋11周りの構造を示す斜視図であり、図7は、カード蓋11が閉位置にあるときのカード蓋11周りの構造を示す正面図である。また、図8は、カード蓋11が閉状態にあるときのカード蓋11周りの構造をカード蓋11の裏面側から見たときの斜視図である。
なお、図6では、外装カバー10の図示を省略しており、構造の理解を容易にするために、カード蓋11を透かした状態で図示している(図7及び後に参照する図10についても同様とする)。また、図6に示す三次元直交座標のX方向,Y方向及びZ方向は、図1に示したX方向,Y方向及びZ方向と同じである。図8では、外装カバー10及びカード蓋11及びトーションバネ13及び第2の弾性部材であるスポンジ部材17bのみを図示している。
図6に示されるように、カード蓋ホルダ12の、Y方向上側にはホルダ上側摺動リブ12cが、Y方向下側にはホルダ下側摺動リブ12dが、裏面側にはトーションバネ13の一端を係止する固定側係止部12fが、それぞれ配設されている。また、カード蓋ホルダ12のY方向上側には、カード蓋11の一側面(Y方向上側側面)に設けられた上側Z摺動ボス11cをZ方向に付勢する第3の弾性部材であるスポンジ部材17aが配設されている。なお、第2の弾性部材であるスポンジ部材17bについては、図8を参照して後に説明する。
なお、本体部1(図1参照)は、カードスロット14a,14bを実装し、カードスロット14a,14bを介して入出力されるカード16a,16bの記録情報を図示しないデータ処理部と通信するカード基板15a,15bを備えている。カード基板15a,15bは、本体部1の所定位置に固定されている。
図7に示されるように、トーションバネ13の一端であるバネ端13aは、円形状に形成されて、可動側係止部11fに係止されている。トーションバネ13の他端であるバネ端13bは、円形状に形成されて、固定側係止部12fに係止されている。カード蓋ホルダ12の表面側には凹形状のゲート部12gが形成されている。
図7に示されるように、カード蓋11の上側Y摺動リブ11gと下側Y摺動リブ11hとの間の幅寸法を幅Sとし、カード蓋ホルダ12のホルダ上側摺動リブ12cのY方向下側側面とホルダ下側摺動リブ12dのY方向上側側面との間の幅寸法を幅Tとする。
図8に示されるように、外装カバー10は、外装カバー10の裏面側に突出する方向に立てられた立壁部である閉ストッパー部10bと、外装カバー10の裏面側に突出する方向にL字状に立てられたL字立壁部10cとを備えている。また、外装カバー10の裏面側のY方向上側には外装上側摺動リブ10dが、外装カバー10の裏面側のY方向下側には外装下側摺動リブ10eが、それぞれ配設されている。
外装カバー10裏面側のY方向下側には、カード蓋11の一側面(Y方向下側側面)に設けられた下側Z摺動ボス11dをY方向に付勢するスポンジ部材17bが配設されている。
《蓋構造におけるX方向の付勢構造》
トーションバネ13は、バネが開く方向にチャージされて組み込まれている。前述の通り、トーションバネ13のバネ端13aはカード蓋11の可動側係止部11fに係止され、バネ端13bは固定側係止部12fに係止されている。そのため、外装カバー10に対してX方向でスライド移動が可能なカード蓋11は、図7に示した矢印Fの方向(カード蓋11を閉じる方向(つまり、図6に示されるX方向の逆方向))に付勢される。
また、図8に示されるように、カード蓋11は、図7に示された矢印Fの方向に付勢された状態で閉ストッパー部10bに当接して閉位置で保持される。そのため、外装カバー10の開口部10aが蓋閉状態にあるときに、X方向において、カード蓋11にガタの無い状態が実現されている。
《蓋構造におけるY方向とZ方向における付勢構造》
スポンジ部材17aは、例えば、スポンジ部材17aの片面に両面テープを貼り付けることで、カード蓋ホルダ12表面側のY方向上側に貼り付けられて、固定される。スポンジ部材17aは、カード蓋11が閉位置にあるときに、カード蓋11の上側Z摺動ボス11cをZ方向に向かってチャージし、カード蓋11をZ方向に付勢する。このとき、実際にチャージされる部位は、上側Z摺動ボス11cの一部であるため、後に図9を参照して説明する通り、カード蓋11をスライド移動させる際のスポンジ部材17aのチャージによる摺動抵抗を少なくすることが可能になっている。
スポンジ部材17bは、例えば、スポンジ部材17bの片面に両面テープを貼り付けることで、外装カバー10裏面側のY方向下側に位置するL字立壁部10cに沿って貼り付けられて、略L字状に固定される。カード蓋11が閉位置にあるときに、スポンジ部材17bはカード蓋11の下側Z摺動ボス11dの先端部をY方向に向かってチャージし、カード蓋11をY方向に付勢する。このとき、実際にチャージされる部位は、下側Z摺動ボス11dの先端部のみであるため、後に図9を参照して説明する通り、カード蓋11をスライド移動させる際のスポンジ部材17bのチャージによる摺動抵抗を少なくすることが可能になっている。
続いて、Y方向とZ方向における蓋カバー10の位置規制及び付勢構造について、更に詳細に説明する。
図9(a)は、カード蓋11が閉位置にあるときのカード蓋11周りの正面図であり、図9(b)は、図9(a)に示されるα−α断面図である。図9(c)は、図9(b)に示される領域βの拡大断面図であり、図9(d)は、図9(b)に示される領域γの拡大断面図である。
なお、図9(a)〜(d)では、図示を簡略化するため、外装カバー10、カード蓋11、カード蓋ホルダ12、スポンジ部材17a及びスポンジ部材17bのみを図示している。また、図9(a)は、実質的に図3と同じであるため、図9(a)では符号の記載を省略している。
図9(a),(b)には、カード蓋11が、Y方向及びZ方向において付勢されることで、その位置が規制された状態が示されている。図9(a)では、カード蓋11は閉位置にある(つまり、外装カバー10の開口部10aは蓋閉状態となっている)。
図9(b)に示される幅S及び幅Tはそれぞれ、図7に示した幅S及び幅Tと同じである。すなわち、カード蓋11の上側Y摺動リブ11gと下側Y摺動リブ11hの間の幅寸法が幅Sであり、カード蓋ホルダ12のホルダ上側摺動リブ12cのY方向下側側面とホルダ下側摺動リブ12dのY方向上側側面と間の幅寸法が幅Tである。
カード蓋11は、図9(b)に示されるように、幅S及び幅TによってY方向での移動を制限されているが、幅Sは幅Tよりも小さく設定されている。そのため、カード蓋11は、計算上は、「幅T−幅S」の間隙分だけ、Y方向にガタを持つこととなる。なお、仮に、この寸法関係が逆転してしまった場合には、カード蓋11はY方向で拘束されてしまうため、X方向でのスライド移動も不可能となってしまう。
図9(c)に示されるように、カード蓋11のY方向上側では、カード蓋11の上側Z摺動ボス11cが、外装カバー10の外装上側摺動リブ10dとカード蓋ホルダ12のホルダ上側摺動リブ12cとの間に配置されている。また、図9(d)に示されるように、カード蓋11のY方向下側では、カード蓋11の下側Z摺動ボス11dが、外装カバー10の外装下側摺動リブ10eとカード蓋ホルダ12のホルダ下側摺動リブ12dとの間に配置されている。こうして、カード蓋11のZ方向での移動が規制されている。
ここで、カード蓋11の上側において、カード蓋11の上側Z摺動ボス11cの幅寸法及び下側Z摺動ボス11dの幅寸法は、共に、幅Vで同じである。また、外装上側摺動リブ10dとホルダ上側摺動リブ12cとによって作られるZ方向の幅寸法、及び、外装下側摺動リブ10eとホルダ下側摺動リブ12dとによって作られるZ方向の幅寸法は、幅Wで同じである。
そして、幅Vは幅Wより小さく設定される。これにより、「幅W−幅V」の分だけ、カード蓋11は、Z方向にガタを持つこととなる。なお、仮に、この寸法関係が逆転してしまった場合には、カード蓋11は、Z方向で拘束されてしまうために、X方向でのスライド移動も不可能となってしまう。
スポンジ部材17a,17bはそれぞれ、このような寸法設計に起因するY方向,Z方向のガタを無くす。
図9(c)において、スポンジ部材17aのZ方向側に隣接して描かれている領域Δ1は、スポンジ部材17aが、カード蓋11の上側Z摺動ボス11cをチャージしている範囲を示している。実際には、スポンジ部材17aは、領域Δ1の分だけチャージされ、Z方向において圧縮されることによって、上側Z摺動ボス11cをZ方向(矢印Gの方向)へ押圧している。
こうして、上側Z摺動ボス11cが、Z方向のガタの分だけZ方向(矢印Gの方向)に寄せられて、外装上側摺動リブ10dに当接することで、カード蓋11のZ方向ガタを無くしている。なお、下側Z摺動ボス11dもまたZ方向のガタの分だけZ方向に寄せられて、外装下側摺動リブ10eに当接する。これによっても、カード蓋11のZ方向におけるガタを無くしている(図9(d)参照)。
図9(d)において、このスポンジ部材17bのY方向側に隣接して描かれている領域Δ2は、スポンジ部材17bが、カード蓋11の下側Z摺動ボス11dをチャージしている範囲を示している。実際には、スポンジ部材17bは、領域Δ2の分だけチャージされ、Y方向において圧縮されることによって、下側Z摺動ボス11dをY方向(矢印Hの方向)へ押圧している。
こうして、下側Z摺動ボス11dがY方向のガタの分だけY方向(矢印Hの方向)に寄せられることで、カード蓋11の上側Y摺動リブ11gが、カード蓋ホルダ12のホルダ上側摺動リブ12cのY方向下側側面に当接する(図9(c)参照)。これにより、カード蓋11のY方向でのガタを無くしている。
《カード蓋11の開閉》
図10は、カード蓋11が開位置にあるとき、つまり、外装カバー10の開口部10aが蓋開状態にあるときの、カード蓋11周りの構造を示す正面図である。但し、図10では、外装カバー10を示さずに、カード蓋11をX方向の開方向(矢印Jの方向)にスライド移動させた状態が示されている。
ユーザがカード蓋11を開方向(矢印Jの方向)にスライド移動させる場合、カード蓋11の操作部11eを操作してカード蓋11を開位置へとスライド移動させる。このとき、トーションバネ13のバネ端13aがカード蓋11の可動側係止部11fに係止されているため、カード蓋11の移動に伴って、トーションバネ13のバネ部(旋回部)が開方向へ移動する。
一方、トーションバネ13の他端であるバネ端13bが外装カバー10に固定されたカード蓋ホルダ12の固定側係止部12fに係止されているため、カード蓋11をスライド移動させても、バネ端13bの位置は変化しない。
カード蓋11をスライド移動させて、トーションバネ13のバネ端13aが、固定側係止部12fに係止されたトーションバネ13のバネ端13bの位置より開方向に突出する位置まで移動させると、トーションバネ13の付勢方向が反転する。これは、バネ端13bが固定側係止部12fに係止されているためであり、トーションバネ13の付勢方向が反転した場合、カード蓋11はカード蓋11の開方向である矢印Jの方向に付勢されることとなる。
ここで、カード蓋ホルダ12のホルダ上側摺動リブ12cの一端には、カード蓋ホルダ12の表面側に突出する開ストッパー部12eが設けられており、カード蓋11が開方向へ移動すると、上側Z摺動ボス11cがこの開ストッパー部12eに当接する。このとき、カード蓋11は開方向にトーションバネ13によって付勢されているため、カード蓋11は開位置で保持されることとなる。
図10に示されるように、カード蓋11が開位置にあるときに、下側Z摺動ボス11dがスポンジ部材17bから脱落する。
仮に、スポンジ部材17bがX方向に一直線に貼り付けられていると、カード蓋11を開位置から閉位置に移動させる際に、下側Z摺動ボス11dがスポンジ部材17bのX方向端に接触して、スポンジ部材17bがL字立壁部10cから剥離してしまう虞がある。
本実施形態では、スポンジ部材17bを外装カバー10のL字立壁部10cに沿って略L字状に折り曲げて貼り付けているため、カード蓋11が開位置から閉位置へ移動してくる際に、下側Z摺動ボス11dは、スポンジ部材17bの折り曲げ部と接触する。これにより、スポンジ部材17bのL字立壁部10cからの剥離を防止している。
《X方向、Y方向及びZ方向での付勢位置の関係》
図11は、カード蓋11が閉位置にあるときのカード蓋11周りの構造を、外装カバー10を透かした状態で示す正面図であり、カード蓋11をX方向、Y方向及びZ方向にそれぞれ付勢する部材の位置関係を示している。
図11に示されるように、カード蓋11は、X方向では、トーションバネ13で付勢されている。また、カード蓋11は、Z方向では、Y方向上側に配置されたスポンジ部材17aによって付勢され、Y方向では、カード蓋11のY方向下側に配置されたスポンジ部材17bによって付勢されていることがわかる。このように、カード蓋11を付勢する要素を分散配置することにより、カード蓋11を偏り無く保持している。
《カード蓋11への振動伝播抑制》
図12は、外装カバー10周りの構造を外装カバー10の裏面側から見た斜視図である。撮像装置は、本体部1の内部の音声出力基板(図示せず)と電気的に接続され、音声を出力可能なスピーカ21と、スピーカ21を外装カバー10に当接付勢し外装カバー10にビス締結されるスピーカホルダ22を備えている。スピーカホルダ22はビス23aによって外装カバー10に締結されており、スピーカホルダ22とカード蓋ホルダ12は、ビス23b,23cによって外装カバー10に共締めされている。
スピーカ21は、外装カバー10の表面側に備えられた不図示の振動膜が振動することによって音声を出力する。スピーカホルダ22は、ビス23aによって外装カバー10に締結されることで、スピーカ21の裏面側に当接してスピーカ21を付勢し、スピーカ21を外装カバー10に対して固定させている。
スピーカ21が振動膜を振動させ音声を出力している際、スピーカ21の振動は、外装カバー10及びスピーカホルダ22に伝播する。特に、スピーカ21が、エネルギー量の大きい大音量を出力している場合、伝播する振動も大きくなる。また、スピーカホルダ22は、ビス23b,23cによってカード蓋ホルダ12と共締めされているため、カード蓋ホルダ12に振動が伝播するものと考えられる。
また、前述の通り、カード蓋11は、外装カバー10の外装上側摺動リブ10d及び外装下側摺動リブ10e、並びに、カード蓋ホルダ12のホルダ上側摺動リブ12c及びホルダ下側摺動リブ12dに近接した位置に配置される。そのため、カード蓋11にスピーカ21の振動が伝播してビビリ音が発生してしまうことを防止する必要がある。
本実施形態では、カード蓋11を移動可能に構成するため、カード蓋11が外装カバー10に固定されていない。このようにカード蓋11が外装カバー10等に対して浮いた状態にあると、カード蓋11によるビビリ音が発生しやすくなると考えられる。この現象は、カード蓋11がトーションバネ13でX方向に付勢されている場合でも起こり得る、特に、カード蓋11のY方向とZ方向でのガタによって、カード蓋11が外装カバー10及びカード蓋ホルダ12と不安定な接触の仕方をしている場合に起こりやすい。
本実施形態に係るカード蓋11の付勢構造では、カード蓋11は、X方向ではトーションバネ13によって、Y方向ではスポンジ部材17bによって、Z方向ではスポンジ部材17aによって付勢され、外装カバー10及びカード蓋ホルダ12に押し当てられている。こうして、カード蓋11は、外装カバー10及びカード蓋ホルダ12と安定して当接しているため、ビビリ音の発生を防止することができる。
《X方向、Y方向及びZ方向での付勢の効果》
以上、説明したように、カード蓋11は、X方向ではトーションバネ13によって、Y方向でカード蓋11のY方向下側に配置されたスポンジ部材17bによって、Z方向ではカード蓋11のY方向上側に配置されたスポンジ部材17aによって、それぞれ付勢されている。
このような構成により、X方向、Y方向及びZ方向の3方向でガタ無くカード蓋11を保持することができ、しかもこのときに、カード蓋11を各方向に偏ることなく、バランスよく保持することができる。また、スポンジ部材17aをカード蓋ホルダ12へ、スポンジ部材17bを外装カバー10へそれぞれ貼り付けた後に、カード蓋11、カード蓋ホルダ12及びトーションバネ13を外装カバー10に組み込むことができるため、撮像装置の組立を容易に行うことができる。更に、カード蓋11のガタが抑えられることで、品位を向上させることができると共に、外装カバー10やカード蓋ホルダ12等からカード蓋11に振動が伝播しても、ビビリ音の発生を防止することができる。
<カード蓋11の光学的性質>
次に、カード蓋11の光学的性質について説明する。
先に、図5を参照して説明したように、カード蓋11は、光透過性を有する材料で形成されている。図13は、カード蓋11を構成する材料の厚み−透過率の関係を表すグラフであり、ここでは、カード蓋11はポリカーボネート(PC)で成形されているものとする。そのため、図13には、一般的なポリカードネート(PC)の可視光域の所定波長における平行光透過率(%)と厚み(mm)の関係が示されている。
光透過性を有する材料で成形された成形品の光透過率は、成形品の厚さに依存して変化することが知られている。光透過率と厚さとの関係は、Lambertの法則として広く知られており、本実施形態では、光が通過する媒体であるカード蓋11を通して透過する光量は、カード蓋11の単位厚みあたりの透過率に対して厚みのベキ乗に従って減衰する。なお、光透過率は材料によって異なるため、透視できる部位と透視できない(部位又は透視が困難な部位)との肉厚差を、適宜、最適化することが必要となる。
《カード蓋11とカード16a,16bの位置関係》
図14(a)は蓋構造を示す正面図であって、先に示した図3と実質的に同じであり、図14(b)は、図14(a)中のε−ε断面図であり、カード蓋11とカード16a,16との位置関係を示している。なお、図14(a)は、実質的に図3と同じであるため、図14(a)では符号の記載を省略している。
図3を参照して説明した通り、また、図14(a),(b)に示されるように、閉位置にあるカード蓋11において、カード16aが投影される範囲には凹座11aが、カード16bが投影される範囲には凹座11bが、それぞれ形成されている。
凹座11a,11bは、外装カバー10の開口部10aの内側を視認することができるように肉厚の薄い薄肉部となっており、その他の部位(薄肉部以外の部位)よりも高い光透過率を有している。そのため、カード蓋11が閉位置にあって、外装カバー10の開口部10aが蓋閉状態にあっても、凹座11a,11bを通して、カードスロット14a,14bにカード16a,16bが装着されているか否かを簡単に視認することができる。
なお、本実施形態では、カード16a,16bの全体を視認可能となるように、蓋体11に凹座11a,11bを設けたが、カード16a,16bの一部が視認可能となるように、蓋体11に凹座を設けてもよい。
カード蓋11において、凹座11a,11b以外の部位は、外装カバー10の開口部10aの内側を視認することができない、又は、視認することが困難な程度の光透過率となるように、凹座11a,11bよりも厚肉に成形されている。つまり、凹座11a,11b以外の部位を介しての開口部10aの内側の視認は妨げられている。これにより、開口部10aの内側に設けられているトーションバネ13のバネ端13aやカード蓋ホルダ12のゲート部12g等の外部から視認させたくない部分を、確実に隠すことができる。
カード蓋11において、外装カバー10の開口部10aの内側の特に視認させたくない要素が投影される範囲については、部分的に肉厚を増して更に透過率を下げることによって、外部から見えないようにすることも好ましい。
図14(b)に示されるように、カード蓋11の裏面側とカード16a,16bとは近接した位置にある。カード蓋11とカード16a,16bを近接させることにより、外部の光源からカード蓋11を介してカード16a,16bへと光が届く経路長を短く設定することができるため、カード16a,16bを更に透視しやすくすることができる。ここで、外部から視認させたくない外装カバー10の開口部10aの内側の要素に関しては、それらをカード蓋11の裏面側から奥行き方向に遠い位置に配置することにより、外部から見えないようにすることも好ましい。
なお、カード蓋11とカード16a,16bが近接していることにより、カード16a,16bの装着状態において、カード蓋11は、撮像装置の落下や衝撃等によるカード16a,16bの抜け止め防止の役割も果たす。また、カード蓋11の凹座11a,11bをカード蓋11とカード16a,16bとが対向する面の反対側の面に設けることにより、カード蓋11とカード16a,16bとは、カード蓋11のスライド移動中も一定の距離を保ち続ける。よって、カード蓋11のスライド移動中に、カード蓋11がカード16a,16bに引っ掛かることなく、スムーズにスライド移動を行うことができる。
《カード蓋11の光学的性質によって得られる効果》
本実施形態によれば、カード蓋11が閉位置にあるときに、視認可能なことが望まれる部位(カード16a,16b)は凹座(11a,11b)を通して容易に視認することができ、その他の視認させたく部位は透視できない構造を容易に実現することができる。
また、透視させたい部位に透明な別部材を配設する構造や、カード蓋全体を塗装した後に透視させたい部位の塗装を除去する構造を有する従来のカード蓋では、製造コストが高くなる問題が生じる。しかし、本実施形態に係るカード蓋11は、例えば、ポリカーボネート等の透光性樹脂を用いて、一体的に製造することができるため、製造コストを安価に抑えることができるという利点がある。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれ、上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
1 (撮像装置の)本体部
2 表示装置
3 ヒンジ部
4 バッテリ
10 外装カバー
10d 外装上側摺動リブ
10e 外装下側摺動リブ
11 カード蓋
11c 上側Z摺動ボス
11d 下側Z摺動ボス
12 カード蓋ホルダ
12c ホルダ上側摺動リブ
12d ホルダ下側摺動リブ
13 トーションバネ
14a,14b カードスロット
15a,15b カード基板
16a,16b カード
17a,17b スポンジ
21 スピーカ
22 スピーカホルダ
23a,23b,23c ビス

Claims (6)

  1. 一面に設けられた開口部を有する枠部材と、
    前記枠部材の前記一面と略平行な第1の方向において、前記開口部を覆う第1の位置と前記開口部を露出させる第2の位置との間で直線的に移動が可能な蓋体と、
    前記蓋体を前記第1の方向に付勢する第1の弾性部材と、を備える蓋体構造であって、
    前記枠部材の前記一面と略平行な方向であり且つ前記第1の方向と直交する第2の方向に、前記蓋体における前記第1の方向と平行な一側面において前記蓋体を付勢する第2の弾性部材と、
    前記第1の方向と第2の方向とに直交する第3の方向に、前記蓋体の前記一側面と対向する別の一側面において前記蓋体を付勢する第3の弾性部材と、を更に備えることを特徴とする蓋体構造。
  2. 前記第1の弾性部材は、前記蓋体が前記第1の位置にあるときは前記開口部を覆う方向に前記蓋体を付勢し、前記蓋体が前記第2の位置にあるときは前記開口部を露出させる方向に前記蓋体を付勢するトーションバネであり、
    前記第2の弾性部材及び前記第3の弾性部材は、押圧により圧縮するスポンジ部材であることを特徴とする請求項1記載の蓋体構造。
  3. 前記第2の弾性部材と前記第3の弾性部材の少なくとも一方は、略L字状に折り曲げられていることを特徴とする請求項2記載の蓋体構造。
  4. 前記開口部の内側に配置され、前記枠部材が装着される筐体に対して着脱可能な記憶媒体を保持する保持部材を更に備え、
    前記蓋体は、厚さによって光透過率が変化する材料で成形され、前記蓋体が前記第1の位置にあるときに前記保持部材に保持された前記記憶媒体が前記蓋体に投影される範囲の少なくとも一部が前記蓋体のその他の部位よりも薄肉に形成された薄肉部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の蓋体構造。
  5. 前記記憶媒体は、前記蓋体における前記記憶媒体に臨む面の少なくとも一部に近接するうに前記保持部材に保持されることを特徴とする請求項4記載の蓋体構造。
  6. 前記蓋体は、前記枠部材の前記一面に略平行な方向に直線的に移動が可能であり、
    前記記憶媒体は、前記保持部材に着脱可能なカード状の記憶媒体であり、
    前記薄肉部は、前記蓋体において前記記憶媒体に臨む面の反対側の面に設けられることを特徴とする請求項4又は5記載の蓋体構造。
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